JPH0832427B2 - 管路補修工法 - Google Patents
管路補修工法Info
- Publication number
- JPH0832427B2 JPH0832427B2 JP4271789A JP27178992A JPH0832427B2 JP H0832427 B2 JPH0832427 B2 JP H0832427B2 JP 4271789 A JP4271789 A JP 4271789A JP 27178992 A JP27178992 A JP 27178992A JP H0832427 B2 JPH0832427 B2 JP H0832427B2
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- Japan
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- pipe
- lining material
- pipe lining
- tubular
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- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に大口径や断面が非
円形の管路、大きな水圧や外圧を受ける管路の補修に好
適な管路補修工法に関する。
円形の管路、大きな水圧や外圧を受ける管路の補修に好
適な管路補修工法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に埋没された下水道管等の管路が老
朽化した場合、該管路を掘出すことなくその内周面にラ
イニングを施して当該管路を補修する管路補修工法が既
に提案され、実用に供されている(例えば、特開昭60
−242038号公報参照)。即ち、この管路補修工法
は、例えば熱硬化性樹脂を含浸した可撓性の管ライニン
グ材を水圧によって管路内に反転させながら挿入すると
ともに、これを管路内周面に押圧し、その後、管ライニ
ング材内に充満する水を蒸気等によって加熱して温水と
し、この温水で管ライニング材に含浸された熱硬化性樹
脂を硬化させることによって、管路の内周面を硬化した
管状ライニング材でライニングする工法である。尚、そ
の他の管路補修工法も種々提案されている(特公昭55
−43890号、特公昭58−39646号、特開平1
−148530号、特開平2−17123号公報参
照)。
朽化した場合、該管路を掘出すことなくその内周面にラ
イニングを施して当該管路を補修する管路補修工法が既
に提案され、実用に供されている(例えば、特開昭60
−242038号公報参照)。即ち、この管路補修工法
は、例えば熱硬化性樹脂を含浸した可撓性の管ライニン
グ材を水圧によって管路内に反転させながら挿入すると
ともに、これを管路内周面に押圧し、その後、管ライニ
ング材内に充満する水を蒸気等によって加熱して温水と
し、この温水で管ライニング材に含浸された熱硬化性樹
脂を硬化させることによって、管路の内周面を硬化した
管状ライニング材でライニングする工法である。尚、そ
の他の管路補修工法も種々提案されている(特公昭55
−43890号、特公昭58−39646号、特開平1
−148530号、特開平2−17123号公報参
照)。
【0003】ところで、上記工法によって管路のライニ
ングが実施される場合、硬化した管ライニング材には水
圧や外圧が作用するため、該管ライニング材の厚さは、
作用する水圧や外圧、管路の断面形状、当該管ライニン
グ材の強度等を考慮して決定される。
ングが実施される場合、硬化した管ライニング材には水
圧や外圧が作用するため、該管ライニング材の厚さは、
作用する水圧や外圧、管路の断面形状、当該管ライニン
グ材の強度等を考慮して決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に大
口径(φ600m/m〜3000m/mφ)の管路や断
面が非円形の管路、更には大きな水圧や外圧を受ける管
路のライニングに供される管ライニング材の設計厚は3
0m/m〜100m/mにも達し、施工に困難を伴うば
かりか、施工コストもアップする。
口径(φ600m/m〜3000m/mφ)の管路や断
面が非円形の管路、更には大きな水圧や外圧を受ける管
路のライニングに供される管ライニング材の設計厚は3
0m/m〜100m/mにも達し、施工に困難を伴うば
かりか、施工コストもアップする。
【0005】又、特にコルゲートパイプのライニングに
対しては、パイプ内面の凹凸によって管ライニング材に
は厚さの厚い箇所と薄い箇所が生じ、このため管ライニ
ング材の設計に困難を伴っていた。
対しては、パイプ内面の凹凸によって管ライニング材に
は厚さの厚い箇所と薄い箇所が生じ、このため管ライニ
ング材の設計に困難を伴っていた。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、大口径や断面が非円形の管
路、大きな水圧や外圧を受ける管路に対して容易、且
つ、安価にライニングを施すことができる管路補修工法
を提供することにある。
で、その目的とする処は、大口径や断面が非円形の管
路、大きな水圧や外圧を受ける管路に対して容易、且
つ、安価にライニングを施すことができる管路補修工法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明工法は、外周面を気密性の高いフィルムで被覆して
成る管状不織布を、流体圧によって、大口径や断面が非
円形或は大きな水圧や外圧を受ける管路内に反転挿入し
た後、管状の樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸して成る管
ライニング材を流体圧によって前記管状不織布内に反転
挿入し、該管ライニング材内部に流体圧を作用させて管
ライニング材と管状不織布を管路内周面に押圧したま
ま、管ライニング材に含浸された硬化性樹脂を硬化させ
ることを特徴とする。
発明工法は、外周面を気密性の高いフィルムで被覆して
成る管状不織布を、流体圧によって、大口径や断面が非
円形或は大きな水圧や外圧を受ける管路内に反転挿入し
た後、管状の樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸して成る管
ライニング材を流体圧によって前記管状不織布内に反転
挿入し、該管ライニング材内部に流体圧を作用させて管
ライニング材と管状不織布を管路内周面に押圧したま
ま、管ライニング材に含浸された硬化性樹脂を硬化させ
ることを特徴とする。
【0008】又、本発明工法は、硬化後の前記管ライニ
ング材に長さ方向に適当なピッチで複数の孔を穿設し、
前記管状不織布を通る地下水を前記孔を介して管路内に
排出するようにしたことを特徴とする。
ング材に長さ方向に適当なピッチで複数の孔を穿設し、
前記管状不織布を通る地下水を前記孔を介して管路内に
排出するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、管路と管ライニング材間に管
状不織布が介在するため、管路に対する実質的なライニ
ング厚は管ライニング材の厚さに管状不織布の厚さを加
えた値となり、大口径の管路のライニングに対しても従
来より厚さの薄い管ライニング材を用いることができ、
しかも、管状不織布と管ライニング材は管路内に別々に
挿入されるため、大口径の管路や断面が非円形の管路に
対しても作業性良く、且つ、安価にライニングを施すこ
とができる。
状不織布が介在するため、管路に対する実質的なライニ
ング厚は管ライニング材の厚さに管状不織布の厚さを加
えた値となり、大口径の管路のライニングに対しても従
来より厚さの薄い管ライニング材を用いることができ、
しかも、管状不織布と管ライニング材は管路内に別々に
挿入されるため、大口径の管路や断面が非円形の管路に
対しても作業性良く、且つ、安価にライニングを施すこ
とができる。
【0010】又、例えば道路下に埋設されて大きな外圧
が作用する管路においては、管路と管ライニング材間に
介在する管状不織布がクッション材となって外圧(特
に、活荷重)を吸収緩和するため、管ライニング材の厚
さが従来よりも薄くて済み、容易、且つ、安価な施工を
実施することができる。
が作用する管路においては、管路と管ライニング材間に
介在する管状不織布がクッション材となって外圧(特
に、活荷重)を吸収緩和するため、管ライニング材の厚
さが従来よりも薄くて済み、容易、且つ、安価な施工を
実施することができる。
【0011】更に、大きな水圧を受ける管路において
は、管路と管ライニング材間に溜る地下水は通水性の良
い管状不織布を流れ、管ライニング材に穿設された孔等
から管路内へ排出されるため、管路に作用する水圧が下
がり、前記と同様の効果が得られる。尚、管状不織布は
地下水に含まれる土砂の通過を阻止するため、管路周辺
の土砂の流出が防がれる。
は、管路と管ライニング材間に溜る地下水は通水性の良
い管状不織布を流れ、管ライニング材に穿設された孔等
から管路内へ排出されるため、管路に作用する水圧が下
がり、前記と同様の効果が得られる。尚、管状不織布は
地下水に含まれる土砂の通過を阻止するため、管路周辺
の土砂の流出が防がれる。
【0012】その他、伸びの小さい管状不織布を用いれ
ば、該管状不織布を管ライニング材の型枠として機能せ
しめることができ、内面に凹凸のあるコルゲートパイプ
や欠損部分のある管路に対しても容易にライニングを施
工することができる。
ば、該管状不織布を管ライニング材の型枠として機能せ
しめることができ、内面に凹凸のあるコルゲートパイプ
や欠損部分のある管路に対しても容易にライニングを施
工することができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0014】図1乃至図3は本発明工法をその工程順に
示す断面図、図4は図3のA−A線拡大断面図、図5は
管状不織布の部分斜視図、図6は管ライニング材の部分
斜視図である。
示す断面図、図4は図3のA−A線拡大断面図、図5は
管状不織布の部分斜視図、図6は管ライニング材の部分
斜視図である。
【0015】図において1は地中に埋設された管路であ
って、該管路1の継ぎ目部分a,bからは地下水が浸入
しており、同管路1の一部cは欠損している。
って、該管路1の継ぎ目部分a,bからは地下水が浸入
しており、同管路1の一部cは欠損している。
【0016】而して、本発明工法においては、図1に示
すように管状不織布2が空気圧等の任意の流体圧によっ
て管路1内に反転挿入される。
すように管状不織布2が空気圧等の任意の流体圧によっ
て管路1内に反転挿入される。
【0017】上記管状不織布2は、厚さ1m/m〜9m
/mのポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、アク
リル等をパンチング加工、スパンボンド加工等によって
管状に成形して得られ、その外周面は、図5に示すよう
に、ポリエチレン、ポリウレタン、塩化ビニール、ポリ
エチレン/ナイロン共重合体、エチレンビニールアルコ
ール等から成る厚さ0.1m/m〜0.3m/mの気密
性の高いプラスチックフィルム3で被覆されている。
/mのポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、アク
リル等をパンチング加工、スパンボンド加工等によって
管状に成形して得られ、その外周面は、図5に示すよう
に、ポリエチレン、ポリウレタン、塩化ビニール、ポリ
エチレン/ナイロン共重合体、エチレンビニールアルコ
ール等から成る厚さ0.1m/m〜0.3m/mの気密
性の高いプラスチックフィルム3で被覆されている。
【0018】而して、上記管状不織布2が管路1の所定
長さ(或いは全長)に亘って反転挿入されると、図2に
示すように、管路1内に既に反転挿入された管状不織布
2内に管ライニング材4が同じく流体圧によって反転挿
入される。尚、管ライニング材4を牽引によって管状不
織布2内に挿入するようにしても良い。
長さ(或いは全長)に亘って反転挿入されると、図2に
示すように、管路1内に既に反転挿入された管状不織布
2内に管ライニング材4が同じく流体圧によって反転挿
入される。尚、管ライニング材4を牽引によって管状不
織布2内に挿入するようにしても良い。
【0019】ところで、上記管ライニング材4は、図6
に示すように厚さ3m/m〜60m/mの管状の不織布
から成る樹脂吸収材5の外周面を厚さ0.1m/m〜
0.5m/mの気密性の高いプラスチックフィルム6で
被覆して構成され、樹脂吸収材5には硬化性樹脂が含浸
されている。尚、管ライニング材4における樹脂吸収材
5、プラスチックフィルム6の材質は前記管状不織布
2、プラスチックフィルム3のそれと同じである。
に示すように厚さ3m/m〜60m/mの管状の不織布
から成る樹脂吸収材5の外周面を厚さ0.1m/m〜
0.5m/mの気密性の高いプラスチックフィルム6で
被覆して構成され、樹脂吸収材5には硬化性樹脂が含浸
されている。尚、管ライニング材4における樹脂吸収材
5、プラスチックフィルム6の材質は前記管状不織布
2、プラスチックフィルム3のそれと同じである。
【0020】而して、図3に示すように、管ライニング
材4の管状不織布2内への反転挿入が管路1の所定長さ
(或いは全長)に亘って終了すると、管ライニング材4
内の流体圧がそのまま保持され、管状不織布2と管ライ
ニング材4は管路1の内周面に押圧された状態に保たれ
る。そして、この状態を保たまま、管ライニング材4の
樹脂吸収材5に含浸された硬化性樹脂を任意の方法によ
って加温(硬化性樹脂が熱硬化性樹脂である場合)等し
て硬化させれば、図4に示すように、管路1の内周面は
硬化した管ライニング材4及び該管ライニング材4と当
該管路1間に介在する管状不織布2によってライニング
されて補修される。
材4の管状不織布2内への反転挿入が管路1の所定長さ
(或いは全長)に亘って終了すると、管ライニング材4
内の流体圧がそのまま保持され、管状不織布2と管ライ
ニング材4は管路1の内周面に押圧された状態に保たれ
る。そして、この状態を保たまま、管ライニング材4の
樹脂吸収材5に含浸された硬化性樹脂を任意の方法によ
って加温(硬化性樹脂が熱硬化性樹脂である場合)等し
て硬化させれば、図4に示すように、管路1の内周面は
硬化した管ライニング材4及び該管ライニング材4と当
該管路1間に介在する管状不織布2によってライニング
されて補修される。
【0021】上述のように、本発明工法によれば管路1
と管ライニング材4間に管状不織布2が介在するため、
管路1に対する実質的なライニング厚は管ライニング材
4の厚さに管状不織布2の厚さを加えた値となり、特に
管路1が大口径のものであっても、従来よりも厚さの薄
い管ライニング材4を用いることができ、しかも、管状
不織布2と管ライニング材4は管路1内に別々に反転挿
入されるため、(図1及び図2参照)、管路1に対する
ライニングを作業性良く、且つ、安価に行なうことがで
きる。又、図7に示すような断面が非円形の管路1に対
しても同様にライニングを施すことができる。
と管ライニング材4間に管状不織布2が介在するため、
管路1に対する実質的なライニング厚は管ライニング材
4の厚さに管状不織布2の厚さを加えた値となり、特に
管路1が大口径のものであっても、従来よりも厚さの薄
い管ライニング材4を用いることができ、しかも、管状
不織布2と管ライニング材4は管路1内に別々に反転挿
入されるため、(図1及び図2参照)、管路1に対する
ライニングを作業性良く、且つ、安価に行なうことがで
きる。又、図7に示すような断面が非円形の管路1に対
しても同様にライニングを施すことができる。
【0022】又、管路1が例えば道路下に埋設されたも
のであって、これに大きな外圧が作用する場合であって
も、該管路1と管ライニング材4間に介在する管状不織
布2がクッション材となって外圧(特に、活荷重)を吸
収緩和するため、管ライニング材4の厚さが従来よりも
薄くて済み、容易、且つ、安価なライニングを施工する
ことができる。
のであって、これに大きな外圧が作用する場合であって
も、該管路1と管ライニング材4間に介在する管状不織
布2がクッション材となって外圧(特に、活荷重)を吸
収緩和するため、管ライニング材4の厚さが従来よりも
薄くて済み、容易、且つ、安価なライニングを施工する
ことができる。
【0023】更に、例えば図7に示す管路1が大きな水
圧を受けるものである場合、図7及び図8(図8は図7
の矢視B方向の図)に示すように、管ライニング材4に
複数の円孔7,7…を管路1の長さ方向(図7の紙面垂
直方向、図8の左右方向)に適当なピッチP(=3m〜
10m)で穿設するとともに、円孔7,7…が穿設され
る部分のプラスチックフィルム3を剥がせば、管路1と
管ライニング材4間に溜って通水性の良い管状不織布2
を流れる地下水が管ライニング材4に穿設された前記円
孔7,7…から管路1(管ライニング材4)内へ排出さ
れるため、管路1に作用する水圧が下がり、斯かる管路
1に対しても容易、且つ、安価にライニングを施すこと
ができる。尚、管状不織布2は地下水に含まれる土砂の
通過を阻止するため、管路1周辺の土砂の流出が防がれ
る。
圧を受けるものである場合、図7及び図8(図8は図7
の矢視B方向の図)に示すように、管ライニング材4に
複数の円孔7,7…を管路1の長さ方向(図7の紙面垂
直方向、図8の左右方向)に適当なピッチP(=3m〜
10m)で穿設するとともに、円孔7,7…が穿設され
る部分のプラスチックフィルム3を剥がせば、管路1と
管ライニング材4間に溜って通水性の良い管状不織布2
を流れる地下水が管ライニング材4に穿設された前記円
孔7,7…から管路1(管ライニング材4)内へ排出さ
れるため、管路1に作用する水圧が下がり、斯かる管路
1に対しても容易、且つ、安価にライニングを施すこと
ができる。尚、管状不織布2は地下水に含まれる土砂の
通過を阻止するため、管路1周辺の土砂の流出が防がれ
る。
【0024】又、管状不織布2として伸びの小さいもの
を使用すれば、該管状不織布2を管ライニング材4の型
枠として機能せしめることができ、内面に凹凸のあるコ
ルゲートパイプや図1乃至図3に示すような欠損部分c
のある管路1に対しても容易にライニングを施工するこ
とができる。
を使用すれば、該管状不織布2を管ライニング材4の型
枠として機能せしめることができ、内面に凹凸のあるコ
ルゲートパイプや図1乃至図3に示すような欠損部分c
のある管路1に対しても容易にライニングを施工するこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、外周面を気密性の高いフィルムで被覆して成る管
状不織布を、流体圧によって、大口径や断面が非円形或
は大きな水圧や外圧を受ける管路内に反転挿入した後、
管状の樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸して成る管ライニ
ング材を流体圧によって前記管状不織布内に反転挿入
し、該管ライニング材内部に流体圧を作用させて管ライ
ニング材と管状不織布を管路内周面に押圧したまま、管
ライニング材に含浸された硬化性樹脂を硬化させるよう
にしたため、大口径や断面が非円形の管路、大きな水圧
や外圧を受ける管路に対して容易、且つ、安価にライニ
ングを施すことができるという効果が得られる。
れば、外周面を気密性の高いフィルムで被覆して成る管
状不織布を、流体圧によって、大口径や断面が非円形或
は大きな水圧や外圧を受ける管路内に反転挿入した後、
管状の樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸して成る管ライニ
ング材を流体圧によって前記管状不織布内に反転挿入
し、該管ライニング材内部に流体圧を作用させて管ライ
ニング材と管状不織布を管路内周面に押圧したまま、管
ライニング材に含浸された硬化性樹脂を硬化させるよう
にしたため、大口径や断面が非円形の管路、大きな水圧
や外圧を受ける管路に対して容易、且つ、安価にライニ
ングを施すことができるという効果が得られる。
【図1】本発明工法をその工程順に示す断面図である。
【図2】本発明工法をその工程順に示す断面図である。
【図3】本発明工法をその工程順に示す断面図である。
【図4】図3のA−A線拡大断面図である。
【図5】管状不織布の部分斜視図である。
【図6】管ライニング材の部分斜視図である。
【図7】断面が非円形の管路の縦断面図である。
【図8】図7の矢視B方向の図である。
1 管路 2 管状不織布 3 プラスチックフィルム 4 管ライニング材 5 樹脂吸収材 6 プラスチックフィルム 7 円孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 23:22 (56)参考文献 特開 平1−188326(JP,A) 特開 平1−221223(JP,A) 特開 平1−232022(JP,A) 特開 昭62−279923(JP,A) 特開 昭64−85738(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】 外周面を気密性の高いフィルムで被覆し
て成る管状不織布を、流体圧によって、大口径や断面が
非円形或は大きな水圧や外圧を受ける管路内に反転挿入
した後、管状の樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸して成る
管ライニング材を流体圧によって前記管状不織布内に反
転挿入し、該管ライニング材内部に流体圧を作用させて
管ライニング材と管状不織布を管路内周面に押圧したま
ま、管ライニング材に含浸された硬化性樹脂を硬化させ
ることを特徴とする管路補修工法。 - 【請求項2】 硬化後の前記管ライニング材に長さ方向
に適当なピッチで複数の孔を穿設し、前記管状不織布を
通る地下水を前記孔を介して管路内に排出するようにし
たことを特徴とする請求項1記載の管路補修工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4271789A JPH0832427B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 管路補修工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4271789A JPH0832427B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 管路補修工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114939A JPH06114939A (ja) | 1994-04-26 |
JPH0832427B2 true JPH0832427B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=17504877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4271789A Expired - Fee Related JPH0832427B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 管路補修工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0832427B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3309326B2 (ja) * | 1992-11-04 | 2002-07-29 | 東京瓦斯株式会社 | 内張りされた管路及びその内張り方法 |
JPH08258152A (ja) * | 1995-03-20 | 1996-10-08 | Shonan Gosei Jushi Seisakusho:Kk | 管ライニング材及び内圧管補修工法 |
JP2002240150A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-28 | Shonan Gosei Jushi Seisakusho:Kk | 管ライニング材表面部材及び管ライニング工法 |
JP5192735B2 (ja) * | 2006-12-04 | 2013-05-08 | 積水化学工業株式会社 | 既設管の更生方法 |
JP2012000952A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Yokoshima & Co | 管路修復方法 |
JP2014015016A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Takiron Engineering Kk | 緩衝材層を備えた管ライニング材 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01188326A (ja) * | 1988-01-25 | 1989-07-27 | Toubu Kuriinaa Service:Kk | プリライナー及び管路補修工法 |
JP2721885B2 (ja) * | 1988-02-29 | 1998-03-04 | 芦森工業株式会社 | 管路の内張り材及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP4271789A patent/JPH0832427B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06114939A (ja) | 1994-04-26 |
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