JPH08323987A - インクジェットプリンタのノズルキャッピング方法 - Google Patents

インクジェットプリンタのノズルキャッピング方法

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JPH08323987A
JPH08323987A JP16017095A JP16017095A JPH08323987A JP H08323987 A JPH08323987 A JP H08323987A JP 16017095 A JP16017095 A JP 16017095A JP 16017095 A JP16017095 A JP 16017095A JP H08323987 A JPH08323987 A JP H08323987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
capping
data
printing
started
Prior art date
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Pending
Application number
JP16017095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kishi
和男 岸
Toshihiko Nakai
俊彦 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェットプリンタにおけるプリン
トヘッドをキャッピングする際に、スループットを低下
することなくインクの乾燥による目詰まりをも防止し、
良好な印字結果を得ることができるインクジェットプリ
ンタのノズルキャッピング方法を提供することを目的と
する。 【構成】 用紙の途中もしくは用紙終端近くにおい
てデータの転送が中断した場合に、その時間を計測し、
該時間があらかじめ設定した時間を経過したときにキャ
ッピング動作に入ることからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
における印字ヘッドのノズル穴のインクの乾燥を防止
し、常に良好な印字結果を得られるようにしたインクジ
ェットプリンタのノズルキャッピング方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタ用のインクは、
印字のために用紙に噴射されると直ちに乾燥しなければ
ならないことから、大気に触れると乾燥し易い性質のも
のが用いられている。そのため、印字ヘッドのインク吐
出口であるノズル付近のインクは印字の中断等で大気に
触れたままで放置されると乾燥し、目詰まりを起こす。
この状態で印字が再開されると印字の一部が印刷されな
いいわゆるノズル抜けが発生し、良好な印字結果を得る
ことができないという問題が生ずる。
【0003】かかる不具合を除去するものとしては、た
とえば特公平6−79851に示す液体噴射記録装置が
ある。 このものはプリンタがオフラインとなりプリン
タに印字信号が転送されないときにノズルをキャッピン
グし、ノズル穴内のインクの乾燥を防止するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この液
体噴射記録装置はオフライン状態でのみキャッピングを
するものであることから、オンライン状態であってデー
タの転送が演算のため途切れた場合や、一行が完結しな
いで次行に移るために印字と印字の間隔が空くような転
送形式の場合にはキャッピングがされない状態で放置さ
れることになり、インクの乾燥による目詰まりが生ずる
こととなる。
【0005】そこで、一定時間データが送られてこない
場合にキャッピングする方法を考案したが、ホストコン
ピュータの都合でデータ転送が途中で中断する場合があ
り、この中断時間が前記設定時間を越えると印字途中で
もキャッピング動作に入ることになり、キャッピング動
作はキャッピングをしない場合に比べ機械的動作が入る
ためスループットに影響を与えることになる。この問題
は、キャッピングの動作に入る時間を長く設定すればあ
る程度解決することができるが、ソフト制御を介さず1
次側をダイレクトに切るパワースイッチを用いた電源に
よって構成されるプリンタにおいては、この時間が長く
なると印字が終了して、用紙が排出された直後に電源が
切られるとキャッピングされないまま長時間放置されて
しまうことになり、インク乾燥による目詰まりが生じる
ことになる。このような事情から、スループットへの影
響及びインクの乾燥という問題を比較考量し、キャッピ
ングまでの時間を決めることが必要となる。
【0006】そこで、本発明はインクジェットプリンタ
には通常単票(カットシート)が用いられることに着目
し、用紙終端以降はデータが送られてこないことがきわ
めて高いことから、用紙の終端近く(ペーパーニアエン
ド)を検知しキャッピングに至る時間は短くし、一方用
紙終端検知以前では引き続きデータの転送があることか
ら、データの転送が中断してからキャッピング動作に入
るまでの時間をホストコンピュータからのデータ転送が
中断する平均時間より長く設定すれば、スループットの
低下とインクの乾燥による目詰まりを防止するという相
反する要請が解決されることになる。本発明は、スルー
プットの低下とインクの乾燥による目詰まりを防止し、
良好な印字結果を得ることができるインクジェットプリ
ンタのノズルキャッピング方法を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】ソフト制御を介さず、1
次側をダイレクトに切るパワースイッチを用いた電源に
よって構成されるプリンタにおいて、上記の目的を達成
するために、本発明におけるインクジェットプリンタの
ノズルキャッピング方法は、用紙の途中もしくは用紙終
端近くにおいてデータの転送が中断した場合に、その時
間を計測し、該時間があらかじめ設定した時間を経過し
たときにキャッピング動作に入ることを特徴とし、さら
に用紙終端近くを検知したのちキャッピングに至るまで
の時間を、用紙の途中においてデータ転送が中断したの
ちキャッピングに至るまでの時間よりも短く設定したこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】用紙終端検知後のみならず用紙の途中において
もデータの転送が中断した場合にノズルをキャップし、
さらにそのキャッピングに至る時間を用紙終端近くを検
知後とデータ転送の中断後とで差を設け、用紙終端近く
を検知後キャッピングに至る時間をデータ転送の中断後
キャッピングに至る時間よりも短く設定したことによ
り、キャッピングの開閉によるスループットの低下を防
止し、一方インクの乾燥による目詰まりを防止し、良好
な印字結果を得る。
【0009】
【実施例】公知の代表的なプリンタを引用しつつ図1及
び図2とともに本発明の一実施例を説明する。図1は、
本発明のノズルキャッピング方法の全体を示すブロック
図、図2はプリンタにおけるタイマーの設定領域を示す
概略図である。プリンタに電源を投入し、スタートする
とホストコンピュータからのデータが転送され(ステッ
プS1)、給紙指令が出された後(ステップS2)、印
字データが処理され印字開始となる(ステップS4)。
データを受信してキャップを開放するとともに印字を開
始し次のデータが受信されるまでの時間は、タイマーA
にあらかじめセットされる。タイマーAの設定領域は、
図2において示すように用紙1の終端が検知されるまで
の範囲である。印字中にホストコンピュータが演算等の
ためデータの転送を中断し、タイマーAのセット時間を
経過すると(ステップS4)、インクヘッドはキャッピ
ング位置に移動し、ノズル穴がキャップされる(ステッ
プS5)。演算が終了し、データが再びコンピュータよ
り転送されると(ステップS6)、インクヘッドはキャ
ッピングから開放され(ステップS7)、印字位置に復
し印字を再開するする。
【0010】次に、用紙終端におけるペーパーエンドの
検出について説明する。用紙終端検知後キャッピングに
至るまでの時間は、タイマーBにあらかじめセットされ
る。その際、行数もセットされる。 タイマーBの設定
領域は、図2において示すように用紙終端検知手段によ
り検知された後の範囲である。印字が進み光センサ等の
検知手段により用紙終端が検知され(ステップS1
1)、データの受信が中断し(ステップS12)、その
時間がタイマーBのセット時間を経過すると(ステップ
S13)キャッピング動作が開始する(ステップS1
4)。改行し、データの受信が再開するとキャップが開
放され印字が再開する(ステップS15)。
【0011】さらに印字が進み行数が少なくなり、用紙
を排出する場合について説明する。先にセットした行数
が0になると(ステップS21)、データ送信が中断す
ると同時に用紙排出指令が出され(ステップS22)、
印字を完了した用紙が排出される。中断時間がタイマー
AもしくはタイマーBのセット時間を経過すると、当然
キャッピング動作が開始する。印字が完了し用紙を排出
したプリンタは前記S2の過程に戻り、新たな用紙の供
給を受けるが、 その間印字ヘッドはキャッピング状態
で待機する。なお、図2中の記号2はプリントヘッドを
示す。
【0012】印字中にホストコンピュータが演算等のた
めデータの転送を中断し、所定時間が経過するとインク
ヘッドをキャッピング位置に移動させるが、その時間は
通常使用されるホストコンピュータの平均処理速度、つ
まりデータ転送が中断される時間より長くすることが、
スループットの低下防止のためには望ましい。一方、印
字が進み光センサ等の検知手段により用紙終端が検知さ
れると、コンピュータからのデータの転送が停止すると
ほぼ同時に、インクヘッドはキャッピング位置に移動す
る。この時間は、前記の用紙の途中でのキャッピング位
置への移動に比べ極めて短い時間に設定される。これ
は、用紙の途中でのデータの転送の中断の場合には次に
データが送られてくる可能性があることから、待機時間
を長く設定しているのに対し、単票に印字を行なう場合
には、用紙終端以降はデータの転送がないことが多いた
め、速やかにキャッピング位置に移動するようにしてい
る。
【0013】
【発明の効果】以上に説明してきたように、本発明によ
るインクジェットプリンタのノズルキャッピング方法に
おいてはホストコンピュータからのデータの転送が中断
し、キャッピングに至るまでの時間を、用紙終端を検知
後と用紙の途中において演算等のためにデータの転送が
中断した場合とで異なる時間とし、前者を後者に比べ短
く設定していることによりキャッピングの開閉によるス
ループットの低下を防ぐとともに、ソフト制御を介さ
ず、一次側をダイレクトに切るパワースイッチを用いた
電源によって構成されるプリンタにおいて、印字終了後
ただちに電源を切られる場合でも、用紙排出前にキャッ
ピングすることでキャッピングされないまま電源を切ら
れることを防ぎ、キャッピングされないまま長時間放置
されることでのノズル目詰まりを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノズルキャッピング方法の全体を示すブロック
図である。
【図2】プリンタにおけるタイマーの設定領域を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 用紙 2 プリントヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフト制御を介さず一次側をダイレクト
    に切るパワースイッチを用いた電源によって構成される
    プリンタにおいて、用紙の途中もしくは用紙終端近くに
    おいてデータの転送が中断した場合に、その時間を計測
    し、該時間があらかじめ設定した時間を経過したときに
    キャッピング動作に入ることを特徴とするインクジェッ
    トプリンタのノズルキャッピング方法
  2. 【請求項2】 用紙終端近くを検知したのちキャッピン
    グに至るまでの時間を、用紙の途中においてデータ転送
    が中断したのちキャッピングに至るまでの時間よりも短
    く設定したことを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ットプリンタのノズルキャッピング方法。
JP16017095A 1995-06-05 1995-06-05 インクジェットプリンタのノズルキャッピング方法 Pending JPH08323987A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006103180A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置
EP2939835A2 (en) 2014-03-26 2015-11-04 Canon Finetech Inc. Printing apparatus and printing method

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