JPH04282274A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、シリアルインクジェッ
トプリンタ等の記録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】特公昭６１−６０７８９号公報に記載さ
れたシリアルインクジェットプリンタでは、記録範囲外
に、記録動作開始のための第１のホームポジションと、
それより更に離れた位置で記録手段（インクヘッド）の
信頼性維持作用を行うための第２のホームポジションを
設けている。そして、連続して記録情報が存在するか否
かを判別手段で判別し、それが有る場合は、記録手段を
第１のホームポジションを起点に移動させて記録動作を
開始し、無い場合は記録手段を第２のホームポジション
に退避させるようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このものでは
、記録情報が存続するしないに拘らず、記録手段が記録
できない次のような状態のとき、記録情報がまだ残って
いるので、記録手段を第２のホームポジションに退避さ
せることができない。 ■　　記録媒体切れ（用紙エンド） ■　　オペレータの動作による場合（カバーオープン等
）■　　記録手段のサプライエンド（インク切れ）■　
　移動手段の異常動作による停止（モータの脱調等）■
　　制御用μＣＰＵ等の異常動作 このため、記録手段が第１のホームポジションで停止し
たままとなり、第２のホームポジションでの信頼性維持
作用（例えば、インクジェットノズルへのキャップ装着
）を行えず、記録手段であるインクヘッドのインク乾き
が発生するなどの問題がある。

【０００４】本発明の目的は、このような問題に鑑み、
記録動作途中で記録媒体無しと判断し、かつ記録範囲を
越えて記録続行不可能と判断した場合は、更なる記録情
報の有無に拘らず、記録手段を信頼性維持する位置に退
避させることができるようにすることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明による記録装置で
は、記録媒体有無検出手段が記録媒体無しを検出したと
きは、記録情報供給手段からの記録情報の有無に拘らず
、記録手段を、第１のホームポジションを越えて第２の
ホームポジションへ移動させるように、移動手段を制御
する。

【０００６】

【作用】記録媒体無しになったときは、記録情報の有無
に関係なく、記録手段を第２のホームポジションへ退避
させ、例えばノズルへのキャップ装着などの信頼性維持
のための作用を行える。

【０００７】

【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に従い詳細に
説明する。図２は、本発明の一実施例であるシリアルイ
ンクジェットプリンタの概略構成を示す。同図において
、１０はインクヘッドで、複数のノズル１１からインク
滴を噴射し、プラテン１２に装填された用紙１３に情報
を記録する。１４はスペース用ステップモータで、該ス
テップモータ１４の回転がタイミングベルト１５を介し
リードスクリューシャフト１６に伝達されることより、
インクヘッド１０がガイドシャフト１７に沿って左方又
は右方へ水平に移動される。プラテン１２はラインフィ
ード用ステップモータ１８によって回転され、用紙１３
を記録位置に給紙すると共に、排出する。

【０００８】用紙１３の左端１３ａと右端１３ｂとの間
の記録範囲内の所定位置には、用紙１３の有無を検出す
る紙有無センサ１９が設置されている。又、記録範囲外
の第１のホームポジションＨＰ１にはインク受け口２０
が配置されている。このインク受け口２０は、未使用ノ
ズル近傍の乾きかかったインクを排除するために全ノズ
ル１１から一定時間毎に吐き出されるインクを回収する
ためのものである。又、第１のホームポジションＨＰ１
から更に記録範囲外に離れた第２のホームポジションＨ
Ｐ２には、インクヘッド１０の信頼性を維持するため、
そのノズル１１へ装着されるノズルキャップ２１が待機
して設置されている。一方、インクヘッド１０上には、
該インクヘッド１０が第１又は第２のホームポジション
ＨＰ１、ＨＰ２に位置したことを検出するためのホーム
ポジションセンサ２２が設けられている。

【０００９】図１は、制御系の概要ブロック図である。 又、図３及び図４は、スペース用ステップモータ１４に
よるインクヘッド１０の移動範囲とその速度の関係を示
す。記録情報供給手段２３より制御部２４に記録情報が
供給されると、インクヘッド１０が図３に示すように第
１のホームポジションＨＰ１よりスルーアップして右方
へ移動され、用紙左端１３ａに達するまでには一定速度
になる。これ以降は、記録情報に従いノズル１１からイ
ンク滴が噴射され、用紙１３上に情報が記録される。

【００１０】制御部２４は、記録すべき情報の量を予め
知り得ているので、必要なところにインクヘッド１０を
移動させた後は、図３に示すようにスペース用ステップ
モータ２１をスルーダウンさせ、インクヘッド１０を停
止させる。制御部２４に次の行のデータがある場合は、
ラインフィード用ステップモータ１８を駆動して用紙１
３を１行分送り（改行し）、今度はインクヘッド１０を
左方へ移動しつつインク滴を噴射する。そして、記録と
改行を繰り返す。

【００１１】このような動作途中で用紙１３の後端が紙
有無センサ１９を通過し、該センサ１９が紙の終了を検
出したとき、もしこの時点でまだ記録可能範囲であり残
りの数行をプリントできるタイプのプリンタであれば、
その数行を記録した後、プリント停止となる。又、記録
可能範囲を越えてしまうタイプであれば、上記の時点で
直ちにプリント停止となる。

【００１２】このようにプリント停止した後、制御部２
４は、インクヘッド１０を第２のホームポジションＨＰ
２まで移動させるようにスペース用ステップモータ１４
を制御する。そして、インクヘッド１０が第２のホーム
ポジションＨＰ２に達したことがホームポジションセン
サ２２で検知されると、図４に示すようにノズルキャッ
プ装着手段２５がノズルキャップ２１をノズル１１に装
着する。

【００１３】新たに用紙１３をプラテン１２にセットし
てプリント動作を再開すると、同図に示すようにインク
ヘッド１０が第１のホームポジションＨＰ１を起点とし
て上記のような動作を繰り返す。

【００１４】

【発明の効果】本発明によれば、記録動作途中で記録媒
体無しと判断し、かつ記録範囲を越えて記録続行不可能
と判断した場合は、更なる記録情報の有無に拘らず、記
録手段を第２のホームポジションまで移動させて信頼性
維持のための措置をとれるので、信頼性の高い記録装置
を実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のシリアルインクジェットプ
リンタの制御系の概要ブロック図である。

【図２】該プリンタの概要構成図である。

【図３】インクヘッドの移動とその速度の関係を示すタ
イムチャートである。

【図４】インクヘッドが第２のホームポジションへ移動
される場合のタイムチャートである。

【符号の説明】

１０　　インクヘッド １３　　用紙 １４　　スペース用ステップモータ １８　　ラインフィード用ステップモータ１９　　紙有
無センサ ２３　　記録情報供給手段 ２４　　制御部 ＨＰ１　　第１のホームポジション ＨＰ２　　第２のホームポジション

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】記録媒体に情報を記録する記録手段と、該
   記録手段に記録情報を供給する記録情報供給手段と、上
   記記録手段を水平方向に移動させる移動手段と、上記記
   録手段による記録媒体への記録開始位置を相対的に決め
   るため、記録範囲より離れた位置に設定される第１のホ
   ームポジションと、上記記録手段の信頼性を維持するた
   め、上記第１のホームポジションより更に離れた位置に
   設定される第２のホームポジションと、記録媒体を上記
   記録手段による記録位置へ供給し又は排出するための記
   録媒体移送手段と、記録媒体の有無を所定の位置で検出
   する記録媒体有無検出手段と、を有する記録装置におい
   て、前記記録媒体有無検出手段が記録媒体無しを検出し
   たとき、前記記録情報供給手段からの記録情報の有無に
   拘らず前記記録手段を前記第２のホームポジションへ移
   動させるべく前記移動手段を制御する制御手段を備えた
   ことを特徴とする、記録装置。