JPH08323500A - トランスファプレスの上型ホルダ - Google Patents
トランスファプレスの上型ホルダInfo
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- JPH08323500A JPH08323500A JP15832195A JP15832195A JPH08323500A JP H08323500 A JPH08323500 A JP H08323500A JP 15832195 A JP15832195 A JP 15832195A JP 15832195 A JP15832195 A JP 15832195A JP H08323500 A JPH08323500 A JP H08323500A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】上型ホルダのダイハイトを、個々に、または全
部あるいは複数個を同時に、調節可能とするとともに、
金型の取り付ける時に上型の水平方向の位置を決め固定
することが可能な上型ホルダを提供する。 【構成】各上型ホルダ12のダイハイトの調整用のウォ
ーム軸13の後端部に、平歯車14を回転自在に、かつ
隣接する加工ステージの上型ホルダ12の平歯車14と
同径で互いに噛み合わせて設け、ウォーム軸13にキー
止めした連結部材15を設け、平歯車14に滑合し、連
結部材15にねじ込んで固定するピン16をを着脱し
て、ウォーム軸13と平歯車14との連結及び解除を自
在とする上型ホルダ調節装置を構成する。また、スライ
ド下部の穴部に嵌合するブッシュを、金型の取り付け時
に圧油により内径方向へ弾性変形してノックアウトシリ
ンダの外周面との隙間を零とする機構を有する。
部あるいは複数個を同時に、調節可能とするとともに、
金型の取り付ける時に上型の水平方向の位置を決め固定
することが可能な上型ホルダを提供する。 【構成】各上型ホルダ12のダイハイトの調整用のウォ
ーム軸13の後端部に、平歯車14を回転自在に、かつ
隣接する加工ステージの上型ホルダ12の平歯車14と
同径で互いに噛み合わせて設け、ウォーム軸13にキー
止めした連結部材15を設け、平歯車14に滑合し、連
結部材15にねじ込んで固定するピン16をを着脱し
て、ウォーム軸13と平歯車14との連結及び解除を自
在とする上型ホルダ調節装置を構成する。また、スライ
ド下部の穴部に嵌合するブッシュを、金型の取り付け時
に圧油により内径方向へ弾性変形してノックアウトシリ
ンダの外周面との隙間を零とする機構を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の加工ステージ
に対応する複数個の金型を列設するトランスファプレス
のスライドに設けた上型ホルダのダイハイトを、個々
に、または全部あるいは複数個を同時に、調整可能とす
るとともに、金型の取り付ける時に上型の水平方向の位
置を決めることが可能な上型ホルダに関するものであ
る。
に対応する複数個の金型を列設するトランスファプレス
のスライドに設けた上型ホルダのダイハイトを、個々
に、または全部あるいは複数個を同時に、調整可能とす
るとともに、金型の取り付ける時に上型の水平方向の位
置を決めることが可能な上型ホルダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来技術のトランスファプレスのスライ
ドに設けた上型ホルダのダイハイトを調整するための上
型ホルダ調節装置には、図6に示す型ホルダタイプと、
図7に示すガングタイプとがあった。
ドに設けた上型ホルダのダイハイトを調整するための上
型ホルダ調節装置には、図6に示す型ホルダタイプと、
図7に示すガングタイプとがあった。
【0003】図6に示す型ホルダタイプは、スライド1
の加工ステージごとに設けた上型ホルダ2にそれぞれ上
型3を取り付け、対応する下型4をボルスタ5にそれぞ
れ取り付けていた。各加工ステージごとの金型の取り付
け、取り外しを行い、各加工ステージごとの上型ホルダ
2のダイハイトの調整が出来るので、金型の試し打ち時
や微妙な調整が必要な金型の場合、ダイハイトの調整が
容易なので作業効率が良い。
の加工ステージごとに設けた上型ホルダ2にそれぞれ上
型3を取り付け、対応する下型4をボルスタ5にそれぞ
れ取り付けていた。各加工ステージごとの金型の取り付
け、取り外しを行い、各加工ステージごとの上型ホルダ
2のダイハイトの調整が出来るので、金型の試し打ち時
や微妙な調整が必要な金型の場合、ダイハイトの調整が
容易なので作業効率が良い。
【0004】しかし、繰り返して使用する金型で、ダイ
ハイトの調整をほとんど必要としない場合や金型の摩耗
等が少ない場合は、各上型ホルダ2に上型3を取り付け
あるいは取り外し、さらに各金型ごとの上型ホルダ2の
ダイハイトの調整を上型ホルダ2により調節しなければ
ならないので、後述のガングタイプに比べると作業時間
が長くかかっている。
ハイトの調整をほとんど必要としない場合や金型の摩耗
等が少ない場合は、各上型ホルダ2に上型3を取り付け
あるいは取り外し、さらに各金型ごとの上型ホルダ2の
ダイハイトの調整を上型ホルダ2により調節しなければ
ならないので、後述のガングタイプに比べると作業時間
が長くかかっている。
【0005】一方、図7に示すガングタイプは、ダイハ
イトを調整したスライド1に直接またはスライド下面プ
レート6に、複数個の加工ステージの上型3を取り付け
た上型コモンプレート7を、上型クランパ(図示せず)
等で取り付けていた。従って、金型の試し打ち加工時に
各上型3の上型ホルダ2のダイハイトの調整は、シムで
行わなければならない等の不便さはあるが、複数個の加
工ステージのダイハイトの調整及び金型交換が同時に出
来、ダイリフタ、あるいはムービングボルスタ等の金型
交換装置を使用すれば、作業効率がよい。
イトを調整したスライド1に直接またはスライド下面プ
レート6に、複数個の加工ステージの上型3を取り付け
た上型コモンプレート7を、上型クランパ(図示せず)
等で取り付けていた。従って、金型の試し打ち加工時に
各上型3の上型ホルダ2のダイハイトの調整は、シムで
行わなければならない等の不便さはあるが、複数個の加
工ステージのダイハイトの調整及び金型交換が同時に出
来、ダイリフタ、あるいはムービングボルスタ等の金型
交換装置を使用すれば、作業効率がよい。
【0006】また、図6の型ホルダタイプと図7のガン
グタイプのいずれも、上下動するスライド1と、これを
案内するスライドガイド(図示せず)との間には適正な
隙間を有するが、この隙間の範囲内でスライド1が水平
方向に移動する可能性があり、スライド1が片側に若干
片寄った状態となってしまう場合がある。
グタイプのいずれも、上下動するスライド1と、これを
案内するスライドガイド(図示せず)との間には適正な
隙間を有するが、この隙間の範囲内でスライド1が水平
方向に移動する可能性があり、スライド1が片側に若干
片寄った状態となってしまう場合がある。
【0007】さらに、図7の型ホルダタイプの場合は、
上型ホルダ2の外周部と、これを案内するスライド1に
設けた上型ホルダを上下移動自在にガイドするブッシュ
と上型ホルダとの隙間の範囲内で上型ホルダが水平方向
に移動する可能性があるため、スライド1が片寄ってい
る上に、型ホルダも水平方向に片寄った状態となってし
まう場合がある。
上型ホルダ2の外周部と、これを案内するスライド1に
設けた上型ホルダを上下移動自在にガイドするブッシュ
と上型ホルダとの隙間の範囲内で上型ホルダが水平方向
に移動する可能性があるため、スライド1が片寄ってい
る上に、型ホルダも水平方向に片寄った状態となってし
まう場合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、トラン
スファプレスのダイハイトを調整するための上型ホルダ
調節装置では、プレス加工する部品に対応する金型によ
り、型ホルダタイプとガングタイプのいずれかを選択さ
れるので、幾種類かのトランスファプレスを設備して、
これに対応しなければならないと言う欠点がある。
スファプレスのダイハイトを調整するための上型ホルダ
調節装置では、プレス加工する部品に対応する金型によ
り、型ホルダタイプとガングタイプのいずれかを選択さ
れるので、幾種類かのトランスファプレスを設備して、
これに対応しなければならないと言う欠点がある。
【0009】また、型ホルダタイプは、スライドの片寄
りと型ホルダの片寄りの両方が加算された片寄の状態に
なる場合があるため、上型と下型との位置精度の確保へ
の対応は困難で、多くの手間を必要としている。
りと型ホルダの片寄りの両方が加算された片寄の状態に
なる場合があるため、上型と下型との位置精度の確保へ
の対応は困難で、多くの手間を必要としている。
【0010】本発明の目的は、これらの欠点を解決し、
複数個の加工ステージに対応する複数個の金型を列設す
るトランスファプレスのスライドに設けた上型ホルダの
ダイハイトを、個々に、または全部あるいは複数個を同
時に変える上型ホルダの調節を可能とするとともに、金
型の取り付ける時に上型の水平方向の位置を決め固定す
ることが可能なトランスファプレスの上型ホルダを提供
することにある。
複数個の加工ステージに対応する複数個の金型を列設す
るトランスファプレスのスライドに設けた上型ホルダの
ダイハイトを、個々に、または全部あるいは複数個を同
時に変える上型ホルダの調節を可能とするとともに、金
型の取り付ける時に上型の水平方向の位置を決め固定す
ることが可能なトランスファプレスの上型ホルダを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、複数個の加工ステージに対応して設け
た上型ホルダのダイハイトを、各上型ホルダごとに調整
し、あるいは隣接する複数の上型ホルダのダイハイトを
同時に調整し、場合によっては全ての上型ホルダのダイ
ハイトを同時に調整出来るようにする。すなわち、調節
用ウォーム軸に、互いに噛み合う同径の平歯車を回転自
在に設け、平歯車とウォーム軸とを連結及び解除自在と
したトランスファプレスのダイハイトを調整するための
上型ホルダ調節装置を構成する。
めに、本発明は、複数個の加工ステージに対応して設け
た上型ホルダのダイハイトを、各上型ホルダごとに調整
し、あるいは隣接する複数の上型ホルダのダイハイトを
同時に調整し、場合によっては全ての上型ホルダのダイ
ハイトを同時に調整出来るようにする。すなわち、調節
用ウォーム軸に、互いに噛み合う同径の平歯車を回転自
在に設け、平歯車とウォーム軸とを連結及び解除自在と
したトランスファプレスのダイハイトを調整するための
上型ホルダ調節装置を構成する。
【0012】また、上型ホルダの片寄りを防止するた
め、スライド下部の穴部に、上型ホルダをガイドするブ
ッシュを設け、金型の取り付け時に外周面に圧油供給手
段で圧油を供給して内径方向へ弾性変形させて上型ホル
ダの外周面との隙間を零として、上型の水平方向の位置
を決め固定する。上型ホルダの下面の位置を変えるため
の上型ホルダ調節時あるいはプレス作業時にはブッシュ
の外周面からの圧油を排出して、上型ホルダと全周にわ
たって適正な隙間を持たせ、プレス作業時には上下金型
の水平面位置が全ステージの金型共どの方向にでも上型
が隙間の範囲内で移動して、上下金型の取り付け誤差を
吸収して、円滑に高精度な作業が可能な機構を設ける。
め、スライド下部の穴部に、上型ホルダをガイドするブ
ッシュを設け、金型の取り付け時に外周面に圧油供給手
段で圧油を供給して内径方向へ弾性変形させて上型ホル
ダの外周面との隙間を零として、上型の水平方向の位置
を決め固定する。上型ホルダの下面の位置を変えるため
の上型ホルダ調節時あるいはプレス作業時にはブッシュ
の外周面からの圧油を排出して、上型ホルダと全周にわ
たって適正な隙間を持たせ、プレス作業時には上下金型
の水平面位置が全ステージの金型共どの方向にでも上型
が隙間の範囲内で移動して、上下金型の取り付け誤差を
吸収して、円滑に高精度な作業が可能な機構を設ける。
【0013】
【作用】各上型ホルダのダイハイトを同じ高さに揃えて
平歯車とウォーム軸を連結すれば、全部あるいは部分的
に複数個の加工ステージのダイハイトを同時に、かつ同
調させて調整が出来、ガングタイプと同等機能で使用出
来る。また、各加工ステージの平歯車とウォーム軸との
連結を解除すれば、各上型ホルダ個々にダイハイトの調
整が出来、型ホルダタイプと同等機能で使用出来る。
平歯車とウォーム軸を連結すれば、全部あるいは部分的
に複数個の加工ステージのダイハイトを同時に、かつ同
調させて調整が出来、ガングタイプと同等機能で使用出
来る。また、各加工ステージの平歯車とウォーム軸との
連結を解除すれば、各上型ホルダ個々にダイハイトの調
整が出来、型ホルダタイプと同等機能で使用出来る。
【0014】金型の取り付け時に、スライド下部に設け
た穴部に嵌合するブッシュの外周面に圧油供給手段によ
り圧油が供給されると、ブッシュは内径方向へ弾性変形
して隙間が零となり、上型の水平方向の中心位置が決め
られ固定される。また、上型ホルダのダイハイトを調整
するための上型ホルダ調節時には、ブッシュの外周面か
ら圧油を排出して、ブッシュを元の形に戻し、上型ホル
ダの外周面とブッシュの内周面との間を適正な隙間とす
ることで円滑に調節される。
た穴部に嵌合するブッシュの外周面に圧油供給手段によ
り圧油が供給されると、ブッシュは内径方向へ弾性変形
して隙間が零となり、上型の水平方向の中心位置が決め
られ固定される。また、上型ホルダのダイハイトを調整
するための上型ホルダ調節時には、ブッシュの外周面か
ら圧油を排出して、ブッシュを元の形に戻し、上型ホル
ダの外周面とブッシュの内周面との間を適正な隙間とす
ることで円滑に調節される。
【0015】
【実施例】図1から図4に、本発明の一実施例を示す。
図1及び図2に示すように、スライド11の各加工ステ
ージ10A、10B、10C・・・には、上型ホルダ1
2がそれぞれ設けられ、スライド11に前後両端部を回
転自在に支持されたダイハイトを調整するための調整用
のウォーム軸13を、ウォームホイール17Aに噛み合
わせて設けている。
図1及び図2に示すように、スライド11の各加工ステ
ージ10A、10B、10C・・・には、上型ホルダ1
2がそれぞれ設けられ、スライド11に前後両端部を回
転自在に支持されたダイハイトを調整するための調整用
のウォーム軸13を、ウォームホイール17Aに噛み合
わせて設けている。
【0016】ウォーム軸13の前端部には、回転工具の
嵌合部13Aを設け、後端部にはウォーム軸13にキー
止めした連結部材15に挟設されて、平歯車14を回転
自在に設けている。連結部材15には、平歯車14に先
端を滑合させ、ねじ込んで固定するピン16を設けてい
る。このピン16の着脱により、平歯車14をウォーム
軸13に連結及び解除自在としている。スライド11の
各加工ステージ10A、10B、10C・・・に設けた
隣接する平歯車14は同径で、かつ互いに噛み合わせて
いる。
嵌合部13Aを設け、後端部にはウォーム軸13にキー
止めした連結部材15に挟設されて、平歯車14を回転
自在に設けている。連結部材15には、平歯車14に先
端を滑合させ、ねじ込んで固定するピン16を設けてい
る。このピン16の着脱により、平歯車14をウォーム
軸13に連結及び解除自在としている。スライド11の
各加工ステージ10A、10B、10C・・・に設けた
隣接する平歯車14は同径で、かつ互いに噛み合わせて
いる。
【0017】なお、ウォーム軸13に平歯車14を連結
及び解除するクラッチ機構は、上述の連結部材15とピ
ン16とに限られるものではなく、同等機能の機構であ
れば、対応可能である。
及び解除するクラッチ機構は、上述の連結部材15とピ
ン16とに限られるものではなく、同等機能の機構であ
れば、対応可能である。
【0018】ピン16を抜いて、平歯車14とウォーム
軸との連結を解除した状態では、嵌合部13Aに嵌合し
た回転工具で作業者がウォーム軸13を回転させ、それ
ぞれの上型ホルダ12のダイハイトを調整するための上
型ホルダ調節を行う型ホルダタイプと同等機能で使用す
ることが出来る。
軸との連結を解除した状態では、嵌合部13Aに嵌合し
た回転工具で作業者がウォーム軸13を回転させ、それ
ぞれの上型ホルダ12のダイハイトを調整するための上
型ホルダ調節を行う型ホルダタイプと同等機能で使用す
ることが出来る。
【0019】また、各加工ステージの上型ホルダ12の
ダイハイトを同じ高さとした状態で、各平歯車14、あ
るいは所要の範囲の平歯車14を、連結部材15にねじ
込んだピン16でウォーム軸13を連結すれば、全上型
ホルダ12、あるいは複数個の加工ステージの上型ホル
ダ12を、一本のウォーム軸13の嵌合部13Aで同時
に、かつ同調させてダイハイトの調整を行うガングタイ
プと同等機能で使用出来る。
ダイハイトを同じ高さとした状態で、各平歯車14、あ
るいは所要の範囲の平歯車14を、連結部材15にねじ
込んだピン16でウォーム軸13を連結すれば、全上型
ホルダ12、あるいは複数個の加工ステージの上型ホル
ダ12を、一本のウォーム軸13の嵌合部13Aで同時
に、かつ同調させてダイハイトの調整を行うガングタイ
プと同等機能で使用出来る。
【0020】図3は、スライド11の各加工ステージに
設けた上型ホルダ12の構造を示している。上型ホルダ
12は、中間部の雌ねじ部材17をスライド11の上面
板11Aに回転可能に、かつ上下方向の移動を規制して
設け、雌ねじ部材17の下部内径部の雌ねじ17Bに螺
合する調節ねじ18と、この下方にノックアウトシリン
ダ19及び型ホルダ部20を連結している。ノックアウ
トシリンダ19の外周部は、スライド11の下部に設け
た穴部11Bと直接に上下動可能に、かつ回転を規制さ
れて支持されている。
設けた上型ホルダ12の構造を示している。上型ホルダ
12は、中間部の雌ねじ部材17をスライド11の上面
板11Aに回転可能に、かつ上下方向の移動を規制して
設け、雌ねじ部材17の下部内径部の雌ねじ17Bに螺
合する調節ねじ18と、この下方にノックアウトシリン
ダ19及び型ホルダ部20を連結している。ノックアウ
トシリンダ19の外周部は、スライド11の下部に設け
た穴部11Bと直接に上下動可能に、かつ回転を規制さ
れて支持されている。
【0021】雌ねじ部材17の下部外周には、ウォーム
ホイール部17Aを設け、スライド11の前後方向に回
転支持したウォーム軸13と噛み合わせている。なお、
ウォーム軸13は、便宜上、方向を90度ずらして図示
している。
ホイール部17Aを設け、スライド11の前後方向に回
転支持したウォーム軸13と噛み合わせている。なお、
ウォーム軸13は、便宜上、方向を90度ずらして図示
している。
【0022】ノックアウトシリンダ19には、ピストン
23を内装し、型ホルダ部20の穴に嵌合するロッド部
27を設けている。スライド11の上面板11A上に
は、ロックシリンダ24を設け、ロックシリンダ24と
雌ねじ部材17の穴に滑合して貫通し、調節ねじ18の
上端とピストン25との間に挟設したスペーサロッド2
8を、両端にねじ部を有するロッド29によって連結し
ている。
23を内装し、型ホルダ部20の穴に嵌合するロッド部
27を設けている。スライド11の上面板11A上に
は、ロックシリンダ24を設け、ロックシリンダ24と
雌ねじ部材17の穴に滑合して貫通し、調節ねじ18の
上端とピストン25との間に挟設したスペーサロッド2
8を、両端にねじ部を有するロッド29によって連結し
ている。
【0023】ポート26に圧力エアを供給すると、ピス
トン25により調節ねじ18は引き上げられ、雌ねじ部
材17を介して型ホルダ部20をスライド11の上面板
11Aに固定し、上型ホルダ12のダイハイトを調整す
るための上型ホルダ調節後の雌ねじ部材17と調節ねじ
18とのねじの隙間をなくし、上下方向の位置ずれを防
止する。
トン25により調節ねじ18は引き上げられ、雌ねじ部
材17を介して型ホルダ部20をスライド11の上面板
11Aに固定し、上型ホルダ12のダイハイトを調整す
るための上型ホルダ調節後の雌ねじ部材17と調節ねじ
18とのねじの隙間をなくし、上下方向の位置ずれを防
止する。
【0024】図4は、実施例におけるトランスファプレ
スの正面全体図を示し、トランスファプレス10のスラ
イド11の各加工ステージに、上型ホルダ12を設けた
ところを示している。スライド11の上型ホルダ12と
ボルスタ30とに、金型(図示せず)を取り付けてプレ
ス加工を行う。
スの正面全体図を示し、トランスファプレス10のスラ
イド11の各加工ステージに、上型ホルダ12を設けた
ところを示している。スライド11の上型ホルダ12と
ボルスタ30とに、金型(図示せず)を取り付けてプレ
ス加工を行う。
【0025】図5は、本発明における第2実施例を示
す。第2実施例は、第1実施例におけるスライド11の
下部に設けた穴部11Bに、ブッシュ21を嵌合して、
ノックアウトシリンダ19の外周部を、このブッシュ2
1を介して上下動可能に、かつ回転を規制されて支持さ
れている。
す。第2実施例は、第1実施例におけるスライド11の
下部に設けた穴部11Bに、ブッシュ21を嵌合して、
ノックアウトシリンダ19の外周部を、このブッシュ2
1を介して上下動可能に、かつ回転を規制されて支持さ
れている。
【0026】ブッシュ21は、スライド11との間に油
密の中空部21Aを設け、ポート22に接続される圧油
供給装置(図示せず)から圧油を供給すると、ブッシュ
21の内径方向へ弾性変形してノックアウトシリンダ1
9を正しく中心に押圧支持し、型ホルダ20の中心位置
を決め固定し、金型の取り付け精度を向上させる。ま
た、圧油を排出すると、ブッシュ21は元の形に戻り、
ノックアウトシリンダ19の外周に一様な適正な隙間を
生じ、円滑な上型ホルダ12のダイハイトを調整するた
めの上型ホルダ調節が出来る。
密の中空部21Aを設け、ポート22に接続される圧油
供給装置(図示せず)から圧油を供給すると、ブッシュ
21の内径方向へ弾性変形してノックアウトシリンダ1
9を正しく中心に押圧支持し、型ホルダ20の中心位置
を決め固定し、金型の取り付け精度を向上させる。ま
た、圧油を排出すると、ブッシュ21は元の形に戻り、
ノックアウトシリンダ19の外周に一様な適正な隙間を
生じ、円滑な上型ホルダ12のダイハイトを調整するた
めの上型ホルダ調節が出来る。
【0027】なお、ブッシュ21をO−リング等のシー
ル用リングとして構成することも可能である。また、本
実施例のようなトランスファ加工だけでなく、プログレ
ッシブ加工においても、対応可能である。
ル用リングとして構成することも可能である。また、本
実施例のようなトランスファ加工だけでなく、プログレ
ッシブ加工においても、対応可能である。
【0028】本第2実施例において、図5に示したスラ
イド11の下部に設けた穴部11Bに嵌合するブッシュ
21部分の構成以外は、第1実施例と同様であるので説
明を省く。
イド11の下部に設けた穴部11Bに嵌合するブッシュ
21部分の構成以外は、第1実施例と同様であるので説
明を省く。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、上型ホルダのダイハイトを調整するための上
型ホルダ調節用のウォーム軸に同径の平歯車を回転自
在、かつ隣接する加工ステージの平歯車を互いに噛み合
わせて設け、ウォーム軸と平歯車とを連結及び解除自在
としたので、各加工ステージの上型ホルダ個々のダイハ
イトを調整するために上型ホルダを調節する型ホルダタ
イプと同等機能で使用することも、全加工ステージ、あ
るいは複数個の加工ステージの上型ホルダを同時に、か
つ同調させてダイハイトを調整するガングタイプと同等
機能で使用することも自在となり、多種多様の製品の加
工に対応するトランスファプレスを提供することが出来
る。
によれば、上型ホルダのダイハイトを調整するための上
型ホルダ調節用のウォーム軸に同径の平歯車を回転自
在、かつ隣接する加工ステージの平歯車を互いに噛み合
わせて設け、ウォーム軸と平歯車とを連結及び解除自在
としたので、各加工ステージの上型ホルダ個々のダイハ
イトを調整するために上型ホルダを調節する型ホルダタ
イプと同等機能で使用することも、全加工ステージ、あ
るいは複数個の加工ステージの上型ホルダを同時に、か
つ同調させてダイハイトを調整するガングタイプと同等
機能で使用することも自在となり、多種多様の製品の加
工に対応するトランスファプレスを提供することが出来
る。
【0030】また、上型ホルダに上型を水平方向に位置
を固定した後、上型の取り付け作業を行うようにしたた
め、下型に対する上型の所定通りの高精度な位置関係が
得られ、この位置関係で上型と下型はプレス加工するた
め、高精度加工を行えるようになり、また、金型寿命の
低下も防止される。
を固定した後、上型の取り付け作業を行うようにしたた
め、下型に対する上型の所定通りの高精度な位置関係が
得られ、この位置関係で上型と下型はプレス加工するた
め、高精度加工を行えるようになり、また、金型寿命の
低下も防止される。
【図1】本発明の実施例の要部を示し、図2のI−I断
面図
面図
【図2】本発明の実施例の上型ホルダを装着したスライ
ド要部の後面図
ド要部の後面図
【図3】第1実施例におけるスライドに装着した上型ホ
ルダの側面の断面図
ルダの側面の断面図
【図4】本発明の実施例の上型ホルダを装着したトラン
スファプレスの正面図
スファプレスの正面図
【図5】第2実施例におけるスライドに装着した上型ホ
ルダの側面の断面図
ルダの側面の断面図
【図6】従来例の型ホルダタイプの上型ホルダ調節装置
の説明図
の説明図
【図7】従来例のガングタイプの上型ホルダ調節装置の
説明図
説明図
10はトランスファプレス、10A、10B、10Cは
加工ステージ、11はスライド、11Aはスライド11
の上面板、11Bは穴部、12は上型ホルダ、13はウ
ォーム軸、13Aは嵌合部、14は平歯車、15は連結
部材、16はピン、17は雌ねじ部材、17Aはウォー
ムホイール部、17Bは雌ねじ、18は調節ねじ、19
はノックアウトシリンダ、20は型ホルダ部、21はブ
ッシュ、21Aは中空部、22、26はポート、23、
25はピストン、24はロックシリンダ、27はロッ
ド、28はスペーサロッド、29はロッド、30はボル
スタ、である。
加工ステージ、11はスライド、11Aはスライド11
の上面板、11Bは穴部、12は上型ホルダ、13はウ
ォーム軸、13Aは嵌合部、14は平歯車、15は連結
部材、16はピン、17は雌ねじ部材、17Aはウォー
ムホイール部、17Bは雌ねじ、18は調節ねじ、19
はノックアウトシリンダ、20は型ホルダ部、21はブ
ッシュ、21Aは中空部、22、26はポート、23、
25はピストン、24はロックシリンダ、27はロッ
ド、28はスペーサロッド、29はロッド、30はボル
スタ、である。
Claims (2)
- 【請求項1】トランスファプレスのスライドに、複数の
加工ステージに対応して設けられ、ダイハイトの調整の
ために上型ホルダの下面の位置を変える上型ホルダ調節
装置を有する上型ホルダにおいて、各上型ホルダに対応
して、スライドに回転自在に保持された調節ねじを有す
るウォームホイールと、スライドに回転自在に保持され
たこのウォームホイールに噛合うウォーム軸と、スライ
ドに上下移動自在で回転不能な上型ホルダに設けた前記
調節ねじに噛合うねじとを設け、前記ウォーム軸を回転
駆動して対応するダイハイトを調整するために上型ホル
ダを調節する機構とし、このウォーム軸にそれぞれ平歯
車を設け、隣接するウォーム軸に設けられた平歯車を互
いに噛み合わせ、それぞれのウォーム軸と平歯車とを、
回転自在あるいは回転不能に切り替える機構を設け、回
転駆動するウォーム軸に対応するその上型ホルダのダイ
ハイトを調整するために上型ホルダを調節し、あるいは
回転駆動するウォーム軸に対応する上型ホルダと隣接す
る複数の上型ホルダのダイハイトを調整するために上型
ホルダを同時に調節することを特徴とするトランスファ
プレスの上型ホルダ。 - 【請求項2】トランスファプレスのスライドに、複数の
加工ステージに対応して設けられ、スライドに上下移動
自在で回転不能な上型ホルダにおいて、上型ホルダが貫
通し上下移動自在な、スライド下部の穴部に、上型ホル
ダに対応してブッシュを設け、金型の取り付け時に前記
ブッシュの外周面に圧油供給手段で圧油を供給し、ブッ
シュを内径方向へ弾性変形させて上型ホルダの外周面と
の隙間を零として、上型ホルダの水平方向の位置を決め
固定し、そして上型ホルダのダイハイトを調整するため
の上型ホルダ調節時あるいはプレス作業時にはブッシュ
の外周面から圧油を排出して、ブッシュを元の形に戻し
上型ホルダの外周面とブッシュの内周面との間を全周に
わたって適正な隙間とする機構を有するガイドを設けた
ことを特徴とするトランスファプレスの上型ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15832195A JPH08323500A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | トランスファプレスの上型ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15832195A JPH08323500A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | トランスファプレスの上型ホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08323500A true JPH08323500A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15669089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15832195A Pending JPH08323500A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | トランスファプレスの上型ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08323500A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011083796A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Matsuya:Kk | プレス機のアタッチメント |
CN110443342A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-11-12 | 苏州协同创新智能制造装备有限公司 | 用于监控模具的计数装置 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP15832195A patent/JPH08323500A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011083796A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Matsuya:Kk | プレス機のアタッチメント |
CN110443342A (zh) * | 2019-01-28 | 2019-11-12 | 苏州协同创新智能制造装备有限公司 | 用于监控模具的计数装置 |
CN110443342B (zh) * | 2019-01-28 | 2023-07-07 | 苏州协同创新智能制造装备有限公司 | 用于监控模具的计数装置 |
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