JPH0832344A - 板状アンテナおよびその製造方法 - Google Patents
板状アンテナおよびその製造方法Info
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- JPH0832344A JPH0832344A JP16550094A JP16550094A JPH0832344A JP H0832344 A JPH0832344 A JP H0832344A JP 16550094 A JP16550094 A JP 16550094A JP 16550094 A JP16550094 A JP 16550094A JP H0832344 A JPH0832344 A JP H0832344A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】所定距離離間して配置された接地板１２と導体
板１４と、該接地板と該導体板とを電気的に接続する導
通部１６とからなる板状アンテナ１０であって、導体板
が板バネ鋼よりなることを特徴とする板状アンテナ。所
定距離離間して配置された接地板１２と導体板１４と、
該接地板と該導体板とを電気的に接続する導通部１６と
からなる板状アンテナ１０を製造するに際して、平板状
のバネ鋼より展開状態の一枚の板状アンテナ形成用部材
２０を打ち抜き、次いで、得られた一枚の板状アンテナ
形成用部材の接地板予定部１２Ａと導体板予定部１４Ａ
とが所定距離離間して配置されるように導通部予定部１
６Ａで折り曲げることを特徴とする板状アンテナ１０の
製造方法。 【効果】本発明によれば、形状保持性に優れており、携
帯電話機等の任意の箇所に簡単に取り付けることができ
る板状アンテナが提供される。本発明によれば、上記の
ような任意の平面形状の板状アンテナを簡単かつ低コス
トで製造することができる。
板１４と、該接地板と該導体板とを電気的に接続する導
通部１６とからなる板状アンテナ１０であって、導体板
が板バネ鋼よりなることを特徴とする板状アンテナ。所
定距離離間して配置された接地板１２と導体板１４と、
該接地板と該導体板とを電気的に接続する導通部１６と
からなる板状アンテナ１０を製造するに際して、平板状
のバネ鋼より展開状態の一枚の板状アンテナ形成用部材
２０を打ち抜き、次いで、得られた一枚の板状アンテナ
形成用部材の接地板予定部１２Ａと導体板予定部１４Ａ
とが所定距離離間して配置されるように導通部予定部１
６Ａで折り曲げることを特徴とする板状アンテナ１０の
製造方法。 【効果】本発明によれば、形状保持性に優れており、携
帯電話機等の任意の箇所に簡単に取り付けることができ
る板状アンテナが提供される。本発明によれば、上記の
ような任意の平面形状の板状アンテナを簡単かつ低コス
トで製造することができる。
Description
【０００１】
【発明の技術分野】本発明は、板状アンテナおよびその
製造方法に関し、さらに詳しくは、形状保持性に優れて
おり、任意の箇所に簡単に取付けることができ、しかも
容易かつ低コストで製造できるような板状アンテナおよ
びその製造方法に関する。
製造方法に関し、さらに詳しくは、形状保持性に優れて
おり、任意の箇所に簡単に取付けることができ、しかも
容易かつ低コストで製造できるような板状アンテナおよ
びその製造方法に関する。
【０００２】
【発明の技術的背景】従来、携帯無線機のアンテナとし
ては、特開昭６２−１０９０２号公報に記載されている
ように、アルミまたは銅製の導体板が用いられてきた。
この導体板は、２〜３ｍｍ程度の厚さを有しており、振
動や衝撃に対して変形せず強度に優れている。
ては、特開昭６２−１０９０２号公報に記載されている
ように、アルミまたは銅製の導体板が用いられてきた。
この導体板は、２〜３ｍｍ程度の厚さを有しており、振
動や衝撃に対して変形せず強度に優れている。
【０００３】しかしながら近年では、携帯無線機の小型
化・軽量化に伴い、小さなスペースを有効に利用し得る
ようなプリント基板タイプのアンテナが増えつつある。
このようなプリント基板タイプのアンテナとしては、例
えば、特開平５−２２０１８号公報に記載されているよ
うな厚さ１．６ｍｍの片面銅張りのフェノール樹脂基板
が挙げられる。
化・軽量化に伴い、小さなスペースを有効に利用し得る
ようなプリント基板タイプのアンテナが増えつつある。
このようなプリント基板タイプのアンテナとしては、例
えば、特開平５−２２０１８号公報に記載されているよ
うな厚さ１．６ｍｍの片面銅張りのフェノール樹脂基板
が挙げられる。
【０００４】このようなプリント基板タイプのアンテナ
では、携帯無線機などの本体（箱体）に取り付ける場
合、アンテナ自体を支持するための取付け方法や、取付
け位置等を考慮しなければならないという問題点があ
る。また、このようなプリント基板タイプのアンテナで
は、製作過程での加工工程数（工数）が多くなり、しか
も特殊な寸法の場合などには、必ずしも安価に製造し得
ないという問題がある。
では、携帯無線機などの本体（箱体）に取り付ける場
合、アンテナ自体を支持するための取付け方法や、取付
け位置等を考慮しなければならないという問題点があ
る。また、このようなプリント基板タイプのアンテナで
は、製作過程での加工工程数（工数）が多くなり、しか
も特殊な寸法の場合などには、必ずしも安価に製造し得
ないという問題がある。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、形状保持性に
優れており、携帯用電話機などの任意の箇所に簡単に取
り付けることができるような板状アンテナを提供するこ
とを目的としている。
問題点を解決しようとするものであって、形状保持性に
優れており、携帯用電話機などの任意の箇所に簡単に取
り付けることができるような板状アンテナを提供するこ
とを目的としている。
【０００６】また本発明は、形状保持性に優れており、
携帯用電話機等の任意の箇所に取り付けることができる
ような、任意の平面形状の板状アンテナを簡単かつ低コ
ストで製造することができるような板状アンテナの製造
方法を提供することを目的としている。
携帯用電話機等の任意の箇所に取り付けることができる
ような、任意の平面形状の板状アンテナを簡単かつ低コ
ストで製造することができるような板状アンテナの製造
方法を提供することを目的としている。
【０００７】
【発明の概要】本発明に係る板状アンテナは、所定距離
離間して配置された接地板と導体板と、該接地板と該導
体板とを電気的に接続する導通部とからなる板状アンテ
ナであって、導体板が板バネ鋼よりなることを特徴とし
ている。
離間して配置された接地板と導体板と、該接地板と該導
体板とを電気的に接続する導通部とからなる板状アンテ
ナであって、導体板が板バネ鋼よりなることを特徴とし
ている。
【０００８】本発明の好ましい態様においては、この板
状アンテナは、接地板と導体板の両方が板バネ鋼よりな
ることが好ましい。また、上記板バネ鋼は、リン青銅、
ベリリウム入り銅、黄銅、洋白の内から選択されること
が好ましい。また、板バネ鋼の厚さは、０．０２〜１ｍ
ｍであることが好ましい。この板状アンテナにおいて
は、接地板と導体板の間にスペーサーが挟持され、しか
も、接地板または導体板の少なくとも一方には、屈曲片
が内方（スペーサー側）に向かって形成されていること
が好ましい。また、このように接地板と導体板の間にス
ペーサーが挟持されない場合には、屈曲片は外方（携帯
無線機などのケーシング側）に向かって形成されている
ことが好ましい。
状アンテナは、接地板と導体板の両方が板バネ鋼よりな
ることが好ましい。また、上記板バネ鋼は、リン青銅、
ベリリウム入り銅、黄銅、洋白の内から選択されること
が好ましい。また、板バネ鋼の厚さは、０．０２〜１ｍ
ｍであることが好ましい。この板状アンテナにおいて
は、接地板と導体板の間にスペーサーが挟持され、しか
も、接地板または導体板の少なくとも一方には、屈曲片
が内方（スペーサー側）に向かって形成されていること
が好ましい。また、このように接地板と導体板の間にス
ペーサーが挟持されない場合には、屈曲片は外方（携帯
無線機などのケーシング側）に向かって形成されている
ことが好ましい。
【０００９】本発明に係る板状アンテナの製造方法は、
所定距離離間して配置された接地板と導体板と、該接地
板と該導体板とを電気的に接続する導通部とからなる板
状アンテナを製造するに際して、板状のバネ鋼より展開
状態の一枚の板状アンテナ形成用部材を打ち抜き、次い
で、得られた一枚の板状アンテナ形成用部材の接地板予
定部と導体板予定部とが所定距離離間して配置されるよ
うに板状アンテナ形成用部材の導通部予定部で折り曲げ
ることを特徴としている。
所定距離離間して配置された接地板と導体板と、該接地
板と該導体板とを電気的に接続する導通部とからなる板
状アンテナを製造するに際して、板状のバネ鋼より展開
状態の一枚の板状アンテナ形成用部材を打ち抜き、次い
で、得られた一枚の板状アンテナ形成用部材の接地板予
定部と導体板予定部とが所定距離離間して配置されるよ
うに板状アンテナ形成用部材の導通部予定部で折り曲げ
ることを特徴としている。
【００１０】このような板状アンテナは、形状保持性に
優れており、携帯電話機等の任意の箇所に簡単に取り付
けることができる。本発明によれば、形状保持性に優れ
ており、携帯用電話機等の任意の箇所に取り付けること
ができるような、任意の平面形状（異形状）の板状アン
テナを簡単かつ低コストで製造することができる。
優れており、携帯電話機等の任意の箇所に簡単に取り付
けることができる。本発明によれば、形状保持性に優れ
ており、携帯用電話機等の任意の箇所に取り付けること
ができるような、任意の平面形状（異形状）の板状アン
テナを簡単かつ低コストで製造することができる。
【００１１】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る板状アンテナ
およびその製造方法について、図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。図１は、本発明の一実施例に係
る平板アンテナの斜視図である。
およびその製造方法について、図面に示す実施例に基づ
いて具体的に説明する。図１は、本発明の一実施例に係
る平板アンテナの斜視図である。
【００１２】第１の板状アンテナ 本発明に係る板状アンテナ１０は、図１に示すように、
所定距離離間して配置された接地板１２と導体板１４
と、該接地板１２と該導体板１４とを電気的に接続する
導通部１６とからなる板状アンテナであって、導体板１
４が板バネ鋼よりなっている。
所定距離離間して配置された接地板１２と導体板１４
と、該接地板１２と該導体板１４とを電気的に接続する
導通部１６とからなる板状アンテナであって、導体板１
４が板バネ鋼よりなっている。
【００１３】この板状アンテナ１０の大きさは、縦Ｘ：
１０〜５０ｍｍ×横Ｙ：１０〜５０ｍｍ×高さＺ：１〜
１０ｍｍ程度であり、接地板１２と導体板１４との間の
距離は、通常２〜７ｍｍ程度である。このような板状ア
ンテナは形状保持性に優れており、折損しにくい。その
ため、特に、接地板１２と導体板１４との間に誘電体を
介挿しなくとも、接地板１２と導体板１４との距離を良
好に保持できる。このような板状アンテナは、例えば携
帯電話機内などの任意の位置に容易に組み込むことがで
きる。
１０〜５０ｍｍ×横Ｙ：１０〜５０ｍｍ×高さＺ：１〜
１０ｍｍ程度であり、接地板１２と導体板１４との間の
距離は、通常２〜７ｍｍ程度である。このような板状ア
ンテナは形状保持性に優れており、折損しにくい。その
ため、特に、接地板１２と導体板１４との間に誘電体を
介挿しなくとも、接地板１２と導体板１４との距離を良
好に保持できる。このような板状アンテナは、例えば携
帯電話機内などの任意の位置に容易に組み込むことがで
きる。
【００１４】本発明の好ましい態様においては、板状ア
ンテナ１０は、接地板１２と導体板１４の両方が板バネ
鋼よりなっており、さらに好ましくは、接地板１２と導
体板１４と導通部１６のすべてが板バネ鋼よりなってい
る。特に、板状アンテナ全体が板バネ鋼よりなるアンテ
ナは、一枚の板状バネ鋼を打抜き、折曲げることにより
容易に製造でき、しかも得られた板状アンテナは、折損
しにくいため取付用支持部材等を特に用いることなく、
例えば携帯電話機内の任意の箇所に容易に組み込むこと
ができる。
ンテナ１０は、接地板１２と導体板１４の両方が板バネ
鋼よりなっており、さらに好ましくは、接地板１２と導
体板１４と導通部１６のすべてが板バネ鋼よりなってい
る。特に、板状アンテナ全体が板バネ鋼よりなるアンテ
ナは、一枚の板状バネ鋼を打抜き、折曲げることにより
容易に製造でき、しかも得られた板状アンテナは、折損
しにくいため取付用支持部材等を特に用いることなく、
例えば携帯電話機内の任意の箇所に容易に組み込むこと
ができる。
【００１５】板バネ鋼としては、具体的には、例えば、
リン青銅、ベリリウム銅合金、黄銅、洋白、キュプロニ
ッケル、銅チタン合金、ＳＵＳ３０４ステンレス鋼、Ｓ
ＵＳ６３１ステンレス鋼、エルジロイ合金等が挙げら
れ、好ましくは黄銅、洋白、りん青銅、銅チタン合金、
ベリリウム銅合金が用いられ、特に好ましくは、りん青
銅、ベリリウム銅合金が用いられる。このようなバネ鋼
は、引張強さ、導電率、縦弾性係数等に優れているため
好ましい。このような板バネ鋼の表面には、鍍金、塗
装、レジスト等の絶縁用表面処理が一部または全面に施
されていてもよい。
リン青銅、ベリリウム銅合金、黄銅、洋白、キュプロニ
ッケル、銅チタン合金、ＳＵＳ３０４ステンレス鋼、Ｓ
ＵＳ６３１ステンレス鋼、エルジロイ合金等が挙げら
れ、好ましくは黄銅、洋白、りん青銅、銅チタン合金、
ベリリウム銅合金が用いられ、特に好ましくは、りん青
銅、ベリリウム銅合金が用いられる。このようなバネ鋼
は、引張強さ、導電率、縦弾性係数等に優れているため
好ましい。このような板バネ鋼の表面には、鍍金、塗
装、レジスト等の絶縁用表面処理が一部または全面に施
されていてもよい。
【００１６】このような板バネ鋼としては、その厚さが
通常、０．０２〜１ｍｍ、好ましくは、０．０５〜０．
５ｍｍであることが望ましい。このような厚さの板バネ
鋼からなる板状アンテナは、折損しにくく、しかも軽量
であり、携帯電話機等の任意の箇所に取付けることがで
きる。
通常、０．０２〜１ｍｍ、好ましくは、０．０５〜０．
５ｍｍであることが望ましい。このような厚さの板バネ
鋼からなる板状アンテナは、折損しにくく、しかも軽量
であり、携帯電話機等の任意の箇所に取付けることがで
きる。
【００１７】なお、接地板１２の材料は、本発明の好ま
しい態様においては、上記のように導体板１４と同一の
部材からなっているが、通常、特に限定されることな
く、各種導電性部材、例えば、鉄、銅、アルミ、錫、亜
鉛およびそれらの合金等の金属が用いられる。このよう
な接地板１２用導電性部材は、板バネ鋼であってもよ
く、板バネ鋼でなくともよく、また、この接地板１２用
導電性部材の表面には、鍍金、塗装、レジスト等の表面
処理が施されていてもよく、表面処理が施されていなく
ともよい。
しい態様においては、上記のように導体板１４と同一の
部材からなっているが、通常、特に限定されることな
く、各種導電性部材、例えば、鉄、銅、アルミ、錫、亜
鉛およびそれらの合金等の金属が用いられる。このよう
な接地板１２用導電性部材は、板バネ鋼であってもよ
く、板バネ鋼でなくともよく、また、この接地板１２用
導電性部材の表面には、鍍金、塗装、レジスト等の表面
処理が施されていてもよく、表面処理が施されていなく
ともよい。
【００１８】板状アンテナの製造 このような板状アンテナ１０は、図２に示すように平板
状のバネ鋼より展開状態の一枚の板状アンテナ形成用部
材２０を打ち抜き、次いで、得られた一枚の板状アンテ
ナ形成用部材２０の接地板予定部１２Ａと導体板予定部
１４Ａとが所定距離離間して配置されるように導通部予
定部１６Ａで折り曲げることにより製造することができ
る。なお、本発明においては、図２に示すように平板状
のバネ鋼より展開状態の一枚の板状アンテナ形成用部材
２０をエッチングにより加工・形成してもよい。
状のバネ鋼より展開状態の一枚の板状アンテナ形成用部
材２０を打ち抜き、次いで、得られた一枚の板状アンテ
ナ形成用部材２０の接地板予定部１２Ａと導体板予定部
１４Ａとが所定距離離間して配置されるように導通部予
定部１６Ａで折り曲げることにより製造することができ
る。なお、本発明においては、図２に示すように平板状
のバネ鋼より展開状態の一枚の板状アンテナ形成用部材
２０をエッチングにより加工・形成してもよい。
【００１９】第２の板状アンテナ 本発明に係る板状アンテナの第２の実施例を図３に示
す。図３に示す板状アンテナ１０においては、接地板１
２と導体板１４の間にスペーサー３２が挟持され、しか
も導体板１４には、屈曲片３４が内方に向かって形成さ
れている以外は、上記第１の実施例と同様である。この
ように、スペーサー３２が接地板１２と導体板１４の間
に設けられていると、接地板１２と導体板１４間距離を
一定に保持できるため好ましい。しかも、この図３に示
すように、屈曲片３４が絶縁体３２内に突き刺さってい
ると、板状アンテナからスペーサー３２が脱落すること
がない。なお、この図３においては、屈曲片３４は、導
体板１４の表面に設けられた態様が示されているが、接
地板１２の表面に設けられていてもよく、また、接地板
１２と導体板１４の両面に設けられていてもよい（図示
せず）。また、屈曲片の寸法、形状などは特に限定され
ない。
す。図３に示す板状アンテナ１０においては、接地板１
２と導体板１４の間にスペーサー３２が挟持され、しか
も導体板１４には、屈曲片３４が内方に向かって形成さ
れている以外は、上記第１の実施例と同様である。この
ように、スペーサー３２が接地板１２と導体板１４の間
に設けられていると、接地板１２と導体板１４間距離を
一定に保持できるため好ましい。しかも、この図３に示
すように、屈曲片３４が絶縁体３２内に突き刺さってい
ると、板状アンテナからスペーサー３２が脱落すること
がない。なお、この図３においては、屈曲片３４は、導
体板１４の表面に設けられた態様が示されているが、接
地板１２の表面に設けられていてもよく、また、接地板
１２と導体板１４の両面に設けられていてもよい（図示
せず）。また、屈曲片の寸法、形状などは特に限定され
ない。
【００２０】スペーサー３２としては、各種絶縁体を用
いることができ、例えば、ＰＴＦＥ，ＰＦＡ等の各種フ
ッ素樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ＡＢＳ等の
誘電体（絶縁体）が挙げられる。ＰＴＦＥには、セラミ
ック、ガラス、金属酸化物などの３００℃以上の分解温
度を有する充填材が１種または２種以上含まれていても
よい。このようなスペーサーの大きさは特に限定されな
い。
いることができ、例えば、ＰＴＦＥ，ＰＦＡ等の各種フ
ッ素樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ＡＢＳ等の
誘電体（絶縁体）が挙げられる。ＰＴＦＥには、セラミ
ック、ガラス、金属酸化物などの３００℃以上の分解温
度を有する充填材が１種または２種以上含まれていても
よい。このようなスペーサーの大きさは特に限定されな
い。
【００２１】このような板状アンテナ１０は、例えば、
以下のようにして製造することができる。すなわち、平
板状のバネ鋼より図２に示すような展開状態の一枚の板
状アンテナ形成用部材２０を打ち抜く際に、屈曲片３４
予定部も切り欠く。次いで、得られた一枚の板状アンテ
ナ形成用部材２０の接地板予定部１２Ａと導体板予定部
１４Ａとが所定距離離間して配置されるように導通部予
定部１６Ａで折り曲げた後、スペーサー３２を接地板予
定部１２Ａと導体板予定部１４Ａとの間に介挿し、次い
で、屈曲片３４予定部をスペーサー３２内に突き刺すよ
うに折曲げることにより板状アンテナ１０を製造するこ
とができる。なお、得られた一枚の板状アンテナ形成用
部材２０上にスペーサー３２を載置しておき、スペーサ
ー３２がサンドイッチされるように板状アンテナ形成用
部材２０をその導通部予定部１６Ａで点線に沿って折り
曲げる際に、屈曲片３４予定部も折り曲げてもよい。こ
のような屈曲片３４によれば、接地板１２と導体板１４
との間に絶縁体３２を簡単に固定して、所望の板状アン
テナ１０を製造することができる。また、屈曲片３４の
形状は、方形、三角形、矢印形（係止片形）など特に限
定されない。
以下のようにして製造することができる。すなわち、平
板状のバネ鋼より図２に示すような展開状態の一枚の板
状アンテナ形成用部材２０を打ち抜く際に、屈曲片３４
予定部も切り欠く。次いで、得られた一枚の板状アンテ
ナ形成用部材２０の接地板予定部１２Ａと導体板予定部
１４Ａとが所定距離離間して配置されるように導通部予
定部１６Ａで折り曲げた後、スペーサー３２を接地板予
定部１２Ａと導体板予定部１４Ａとの間に介挿し、次い
で、屈曲片３４予定部をスペーサー３２内に突き刺すよ
うに折曲げることにより板状アンテナ１０を製造するこ
とができる。なお、得られた一枚の板状アンテナ形成用
部材２０上にスペーサー３２を載置しておき、スペーサ
ー３２がサンドイッチされるように板状アンテナ形成用
部材２０をその導通部予定部１６Ａで点線に沿って折り
曲げる際に、屈曲片３４予定部も折り曲げてもよい。こ
のような屈曲片３４によれば、接地板１２と導体板１４
との間に絶縁体３２を簡単に固定して、所望の板状アン
テナ１０を製造することができる。また、屈曲片３４の
形状は、方形、三角形、矢印形（係止片形）など特に限
定されない。
【００２２】第３の板状アンテナ 本発明に係る板状アンテナの第３の実施例を図４に示
す。図４に示す板状アンテナ１０においては、導体板１
４に屈曲片３４が外方すなわち携帯無線電話機等のケー
シング側に向かって形成され、接地板１２には、ケーシ
ングに固定するためのビス止め穴１８が設けられている
以外は、実施例１と同様である。本発明においては、図
４に示すように、屈曲片３４は、板状アンテナの外方す
なわち携帯無線機等のケーシング側に向かって形成され
ている限り、ビス止めを用いず接地板１２側にのみ形成
されていてもよく、導体板１４と接地板１２との両側に
形成されていてもよい。このようなタイプの板状アンテ
ナでは、屈曲片３４を、予めケーシングに設けられた契
合部（図示せず）と契合（例：折曲げ、はめ込み固定）
させるだけで、板状アンテナをケーシングに簡単に固定
することができる。なお、この図４に示すような外方に
向かって形成された屈曲片３４は、図３に示すような内
方に向かった屈曲片３４を有するスペーサー付き板状ア
ンテナ１０に設けられていてもよい（図示せず）。
す。図４に示す板状アンテナ１０においては、導体板１
４に屈曲片３４が外方すなわち携帯無線電話機等のケー
シング側に向かって形成され、接地板１２には、ケーシ
ングに固定するためのビス止め穴１８が設けられている
以外は、実施例１と同様である。本発明においては、図
４に示すように、屈曲片３４は、板状アンテナの外方す
なわち携帯無線機等のケーシング側に向かって形成され
ている限り、ビス止めを用いず接地板１２側にのみ形成
されていてもよく、導体板１４と接地板１２との両側に
形成されていてもよい。このようなタイプの板状アンテ
ナでは、屈曲片３４を、予めケーシングに設けられた契
合部（図示せず）と契合（例：折曲げ、はめ込み固定）
させるだけで、板状アンテナをケーシングに簡単に固定
することができる。なお、この図４に示すような外方に
向かって形成された屈曲片３４は、図３に示すような内
方に向かった屈曲片３４を有するスペーサー付き板状ア
ンテナ１０に設けられていてもよい（図示せず）。
【００２３】第４の板状アンテナ 本発明に係る板状アンテナの第４の実施例を図５に示
す。図５に示す板状アンテナ４０においては、それぞれ
独立に形成された接地板１２と導体板１４の間にスペー
サー３２が介挿され、導通部１６が、この絶縁体３２内
を挿通するように配置されている。符番３３は給電部で
ある。この図５に示す板状アンテナ４０では、導通部１
６により、接地板１２と導体板１４とスペーサー３２と
は、一体に保持固定される。この導通部１６は、例え
ば、ビス−ナット等にて形成してもよく、針金、ピン等
の導電性部材をスペーサー３２内に挿通させ、その導電
性部材の両端部をそれぞれ接地板１２及び導体板１４と
半田付け、ネジ、リベット、かしめ等の方法にて固定す
ることにより形成してもよく、特に限定されない。
す。図５に示す板状アンテナ４０においては、それぞれ
独立に形成された接地板１２と導体板１４の間にスペー
サー３２が介挿され、導通部１６が、この絶縁体３２内
を挿通するように配置されている。符番３３は給電部で
ある。この図５に示す板状アンテナ４０では、導通部１
６により、接地板１２と導体板１４とスペーサー３２と
は、一体に保持固定される。この導通部１６は、例え
ば、ビス−ナット等にて形成してもよく、針金、ピン等
の導電性部材をスペーサー３２内に挿通させ、その導電
性部材の両端部をそれぞれ接地板１２及び導体板１４と
半田付け、ネジ、リベット、かしめ等の方法にて固定す
ることにより形成してもよく、特に限定されない。
【００２４】本発明に係る板状アンテナは、上記実施例
に限定されず、例えば、図６に示すように、携帯電話機
５５等のアンテナ用スペース５６端部５７等に予め設け
られた支持部５２に板状アンテナ５０の接地板１２端部
と導体板１４端部５３とを差し込むことにより構成され
てもよい。
に限定されず、例えば、図６に示すように、携帯電話機
５５等のアンテナ用スペース５６端部５７等に予め設け
られた支持部５２に板状アンテナ５０の接地板１２端部
と導体板１４端部５３とを差し込むことにより構成され
てもよい。
【００２５】なお、本発明に係る板状アンテナの形状は
特に限定されず、アンテナスペース形状等に応じて適宜
変形可能であり、図５に示すように接地板１２あるいは
導体板１４の平面形状が略三角形であってもよく、図６
に示すように矩形であってもよく、図１、図７あるいは
図８に示すような特殊形状（異形状）であってもよい。
特に限定されず、アンテナスペース形状等に応じて適宜
変形可能であり、図５に示すように接地板１２あるいは
導体板１４の平面形状が略三角形であってもよく、図６
に示すように矩形であってもよく、図１、図７あるいは
図８に示すような特殊形状（異形状）であってもよい。
【００２６】このような平板アンテナは、Ｆ型アンテ
ナ、逆Ｆ型アンテナ等として用いることができる。
ナ、逆Ｆ型アンテナ等として用いることができる。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、形状保持性に優れてお
り、携帯電話機等の任意の箇所に簡単に取り付けること
ができる板状アンテナが提供される。
り、携帯電話機等の任意の箇所に簡単に取り付けること
ができる板状アンテナが提供される。
【００２８】本発明によれば、形状保持性に優れてお
り、携帯用電話機等の任意の箇所に取り付けることがで
きるような、任意の平面形状の板状アンテナを簡単かつ
低コストで製造することができる。
り、携帯用電話機等の任意の箇所に取り付けることがで
きるような、任意の平面形状の板状アンテナを簡単かつ
低コストで製造することができる。
【図１】図１は、本発明の第１の実施例に係る板状アン
テナの斜視図である。
テナの斜視図である。
【図２】図２は、本発明の第１の実施例に係る板状アン
テナ形成用の打抜基板を示す平面図である。
テナ形成用の打抜基板を示す平面図である。
【図３】図３は、接地板と導体板の間にスペーサーが挟
持され、かつ、導体板に屈曲片が内方に向かって形成さ
れている本発明の第２の実施例に係る板状アンテナの斜
視図である。
持され、かつ、導体板に屈曲片が内方に向かって形成さ
れている本発明の第２の実施例に係る板状アンテナの斜
視図である。
【図４】図４は、図１に示す板状アンテナの導体板に屈
曲片が外方に向かって形成されている本発明の第３の実
施例に係る板状アンテナの斜視図である。
曲片が外方に向かって形成されている本発明の第３の実
施例に係る板状アンテナの斜視図である。
【図５】図５は、本発明の第４の実施例に係る板状アン
テナの斜視図である。
テナの斜視図である。
【図６】図６は、本発明の他の実施例に係る板状アンテ
ナの斜視図である。
ナの斜視図である。
【図７】図７は、本発明の一実施例に係る板状アンテナ
の平面図である。
の平面図である。
【図８】図８は、本発明の一実施例に係る板状アンテナ
の平面図である。
の平面図である。
１０，４０，５０・・・・板状アンテナ １２・・・・接地板 １４・・・・導体板 １６・・・・導通部 １８・・・・ビス止め穴 ２０・・・・板状アンテナ形成用部材 ３２・・・・スペーサー（絶縁体） ３３・・・・給電部 ３４・・・・屈曲片
Claims (7)
- 【請求項１】所定距離離間して配置された接地板と導体
板と、該接地板と該導体板とを電気的に接続する導通部
とからなる板状アンテナであって、 導体板が板バネ鋼よりなることを特徴とする板状アンテ
ナ。 - 【請求項２】接地板と導体板の両方が板バネ鋼よりなる
ことを特徴とする請求項１に記載の板状アンテナ。 - 【請求項３】板バネ鋼が、リン青銅、ベリリウム入り
銅、黄銅、洋白の内から選択されることを特徴とする請
求項１または２に記載の板状アンテナ。 - 【請求項４】板バネ鋼の厚さが０．０２〜１ｍｍである
ことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の板状
アンテナ。 - 【請求項５】接地板と導体板の間にスペーサーが挟持さ
れ、かつ、 接地板または導体板の少なくとも一方には、屈曲片が内
方に向かって形成されていることを特徴とする請求項１
〜４の何れかに記載の板状アンテナ。 - 【請求項６】接地板または導体板の少なくとも一方に
は、屈曲片が外方に向かって形成されていることを特徴
とする請求項１〜４の何れかに記載の板状アンテナ。 - 【請求項７】所定距離離間して配置された接地板と導体
板と、該接地板と該導体板とを電気的に接続する導通部
とからなる板状アンテナを製造するに際して、 平板状のバネ鋼より展開状態の一枚の板状アンテナ形成
用部材を打ち抜き、次いで、得られた一枚の板状アンテ
ナ形成用部材の接地板予定部と導体板予定部とが所定距
離離間して配置されるように導通部予定部で折り曲げる
ことを特徴とする板状アンテナの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16550094A JPH0832344A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 板状アンテナおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16550094A JPH0832344A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 板状アンテナおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0832344A true JPH0832344A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15813578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16550094A Withdrawn JPH0832344A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 板状アンテナおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0832344A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7110719B2 (en) | 2002-09-02 | 2006-09-19 | Uniden Corporation | Indoor mobile communication device |
| JP2008072750A (ja) * | 2007-10-29 | 2008-03-27 | Fujitsu Ltd | アンテナ |
| JP2009003204A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Ricoh Co Ltd | クリーニング装置、並びに、これを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
| JP2011019178A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-27 | Mitsumi Electric Co Ltd | アンテナ装置 |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP16550094A patent/JPH0832344A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7110719B2 (en) | 2002-09-02 | 2006-09-19 | Uniden Corporation | Indoor mobile communication device |
| JP2009003204A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Ricoh Co Ltd | クリーニング装置、並びに、これを備えた画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
| JP2008072750A (ja) * | 2007-10-29 | 2008-03-27 | Fujitsu Ltd | アンテナ |
| JP4648939B2 (ja) * | 2007-10-29 | 2011-03-09 | 富士通株式会社 | アンテナ |
| JP2011019178A (ja) * | 2009-07-10 | 2011-01-27 | Mitsumi Electric Co Ltd | アンテナ装置 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |