JPH0832327B2 - 活性濾過装置を備えてなる浴槽、プール - Google Patents
活性濾過装置を備えてなる浴槽、プールInfo
- Publication number
- JPH0832327B2 JPH0832327B2 JP10656290A JP10656290A JPH0832327B2 JP H0832327 B2 JPH0832327 B2 JP H0832327B2 JP 10656290 A JP10656290 A JP 10656290A JP 10656290 A JP10656290 A JP 10656290A JP H0832327 B2 JPH0832327 B2 JP H0832327B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- active
- adjusted
- pool
- active filtration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Bathtub Accessories (AREA)
Description
なる浴槽、プールに関する。
ポンプで循環させ、その流路の中途に、例えば活性炭を
有するフィルタを設けて不純物を吸着除去せしめる浄化
装置を配置し、これにより温水や水を浄化して健康の維
持を可能ならしめるとともに、水資源の有効利用を図る
ものが知られている。
の浴槽又はプールは、循環水の濾過が不十分で、水の酸
化を防止できず、還元される温水又は水も十分に清浄化
されたものとはいえなかった。
プール中の水を十分に濾過し、酸化された水を中性に戻
して活性化する活性濾過装置を備えた水資源の有効利用
が図れる浴槽又はプールを提供することを目的とする。
は、水又は温水の循環のための循環ポンプと、この循環
ポンプによって循環される水又は温水にオゾンを加える
オゾン発生器と、このオゾン発生器から発生されるオゾ
ンが加えられた水又は温水を活性化する活性濾過材を充
填してなる活性濾過層と、この活性濾過層を通過した水
又は温水のPHを調整する調整濾過材を充填してなる調整
濾過層とからなる活性濾過装置を有する浴槽又はプール
であって、活性濾過材が動物骨粉、つなぎ助材及びアル
ミナを含む組成物を成形し焼成してなるアルカリ度の高
い粒状の濾過材であり、調整濾過材が動物骨粉、つなぎ
助材及びアルミナを含む組成物を成形し焼成してなり活
性濾過材よりアルカリ度の低い粒状の濾過材である活性
濾過装置を備えたことを特徴とする。
畜産場等でほとんど廃棄されていた骨、特に牛、馬、羊
等の硬骨が主体の動物の骨が採用される。
その上で圧力釜に投入し、200〜400℃前後で、約90分前
後煮沸する。次いで、この骨を焼成炉に入れ、900〜110
0℃前後で、60〜180分前後焼成し、そのまま炉内で60分
前後自然冷却させて室温乃至これに近い状態に戻す。骨
に骨成分以外のゼラチン、脂肪、蛋白質、にわか等の有
機物が残存すると酸化腐敗の原因となるので、これを確
実に除去しておくことが重要である。
している有機物を骨から大方分離除去することができ
る。その上で上記焼成工程を通すことによって、残存す
る有機物を完全に除去することができ、同時に骨中の湿
度(水分)を数%以下、好ましくはほぼ0%にまで低下
させることができる。また、上記焼成条件によれば、骨
は白骨化して無数の気孔を有した原形組織を維持する。
て20〜200メッシュ前後、特に好ましくは50〜100メッシ
ュの粉状の骨粉とする。
約40%の収量が得られる。粒子は、カルシウム(約33重
量%)を主成分とし、リン(約16.7%)、バリウム(約
1.03%)、ナトリウム(約0.76%)、イオウ(約0.64
%)、他にマグネシウム、カリウム、塩素、アミン、鉄
等からなっており、粒子の内外に渡って無数の微小気孔
が連通存在している。この骨粉はカルシウム等によりア
ルカリ性である。
ントナイト、酸性白土、活性白土、カオリン粘土、セリ
サイト、パイロフィライト、耐火粘土、モンモリロナイ
ト、クロライト、等があげられる。
活性濾過材又は調整濾過材の強度が増大するが、多すぎ
るとこれら濾過材中の細孔が少なくなる傾向がある。
量割合は本発明の目的が達成される範囲内であればよ
い。
量部に対して、つなぎ助材130〜390重量部、好ましくは
200〜320重量部;アルミナ20〜60重量部、好ましくは30
〜50重量部である。
に対いて、つなぎ助材250〜750重量部、好ましくは380
〜620重量部;アルミナ35〜100重量部、好ましくは50〜
80重量部である。
化された水をアルカリ度の高い水に変え、さらに活性濾
過材又は調整濾過材の細孔の量を増大させる。
述した各成分を所望の組成になるように計量し、攪拌
し、水を加ええ造粒する。得られた粒を乾燥し、焼成
し、冷却し、製品とする。通常、乾燥温度は200℃前
後、焼成温度は800〜1000℃前後である。
り、そのサイズは通常、双方とも1〜5φである。
焼成前の組成成分として有機物粉体を少量添加すると、
より反応性に優れた多孔質の濾過材を得ることができ
る。すなわち、少量の有機物粉体を、動物骨粉、つなぎ
助材及びアルミナの各成分に添加して混合し形成し焼成
することによって有機物粉体は焼成時に冷却除去され
る。これにより、成形体中に微細な気泡が形成され、成
形体を多孔質にする。この気泡により動物骨粉自体が有
する微細気孔との接触面積が増加し、反応がより促進さ
れる。上記有機物粉体は、上記作用を成すものであれば
よいが、濾過材を安価に得るには安価な材料、例えば木
粉、米ぬか、麦カス、もみがら、廃材の粉末、澱粉カ
ス、焼酎カス、等が好ましい。
と、活性濾過材は動物骨粉100部(重量部、以下同
じ)、つなぎ助材260部及アルミナ40部であり、動物骨
粉含有量が多くアルカリ度が高い。
アルミナ70部が好ましい。
内に配置され、この活性濾過装置が浴槽又はプールの循
環水の流路に配置されることにより、活性濾過材及び調
整濾過材を循環水と接触させて用いられる。
性を示すという性質を利用したもので、例えば循環ポン
プで浴槽又はプール内から吸引された被処理水は、活性
濾過層を通過することにより活性化され、さらに調整濾
過層通過することによりPHが6乃至7の中性に調整され
て、再び水槽内に排出される。
過材が反応し、イオン交換が行われるとともに活性ミネ
ラルが溶出されて活性化される。また、浴槽又はプール
内の有機物による汚れ、例えばアンモニア、窒素分等は
活性濾過材によって吸着除去される。さらに、有機物が
吸着除去され活性化された循環水は調整濾過材によって
PHが中性に調整され、水の酸化を防止できる。
の装置を必要とせず、簡易に汚水の浄化、中性化処理を
行うことができる。
部、アルミナ40部の割合の組成になるように計量し、攪
拌し、水を加えて混合した後、1〜5φに造粒する。得
られた粒を200℃前後で乾燥し、900℃前後で焼成し、冷
却して製造する。
部、アルミナ70部の割合の組成になるように計量し、攪
拌し、水を加えて混合した後、1〜3φに造粒する。得
られた粒を200℃前後で乾燥し、900℃前後で焼成し、冷
却して製造する。
は、それぞれ後述する活性濾過装置の活性濾過部6及び
調整濾過部8に充填される。
である。
た水又は温水が図示矢印方向に流動し、この流動過程に
おいて清浄化され排出口4から排出されるようになって
いる。
にオゾン発生器5、活性濾過部6、循環ポンプ7及び調
整濾過部8が設けられている。
イプ2中を流れる水にオゾンを供給するようになってい
る。これにより、次段の活性濾過部6での活性濾過材と
の反応が促進されるようになっている。
海水の流出側には瀘紙がそれぞれ設けられており、これ
らで形成される空間部に上述した活性濾過材が充填され
るようになっている。これにより、酸化した水を活性化
するとともに、水に含まれる有機物等を吸着除去するよ
うになっている。
させるもので、これにより浴槽又はプール内の水が循環
され、濾過装置としての機能が実現されるようになって
いる。
入側にはウレタンの膜が、水の流出側には瀘紙がそれぞ
れ設けられており、これらで形成される空間部に上述し
た調整濾過材が充填されるようになっている。これによ
り、浴槽又はプール内に還元する水のPHを中性に調整し
て放出するようになっている。
又はプールにおいては、循環ポンプ7が駆動されること
により、浴槽又はプール中の水が吸入口3から吸入され
て循環パイプ2に導かれ、図示矢印方向に流動する。そ
して、オゾン発生器5部分でオゾンが加えられてた後、
活性濾過部6に導かれる。活性濾過部6では、水が活性
濾過材に含有される骨の微細気孔を通過することにより
イオン交換が行われ、またオゾンの酸化力に対する反応
で活性ミネラルが溶出されて水が活性化される。
過部8に導かれる。この調整濾過部8では、活性化され
ると同時にアルカリ度が高くなった水をPHが6〜7の中
性に調整し、排出口4から浴槽又はプールに送り出され
る。
濾過部8に充填される調整濾過材は、1〜2カ月に1回
の割合で交換することにより浴槽又はプール内の水を常
時活性化された清浄な状態に保つことができる。
した例を示す。
面図で、プール10の一端側の排出口11から取り込んだ水
は活性濾過装置1を通ることにより浄化され、この浄化
された水は循環パイプ12を介してプール10の他端側に設
けられた供給口13に至り、プール10内に放出される。こ
のように常時プール内の水を循環させることにより、快
適にプールを使用できるものとなっている。
浴槽20に浸けられた循環パイプとしての例えばゴムホー
ス21から取り込まれた水は活性濾過装置1を通ることに
より浄化され、この浄化された水は循環パイプとしての
例えばゴムホース22を通って再び浴槽20内に還元され
る。このように、浴槽20内の水を循環させることにより
酸化された水が中性になって、しかもアンモニアや脂肪
分等の不純物は除去されるので水は清浄化され、再度使
用できるようになる。
を、いずれも浴槽内の水を交換せず継続して使用し、10
日後、両者の浴槽の汚れ、水の透明度を比較した。その
結果、両者間には顕著な差異が認められた。すなわち、
従来の浴槽内の側面及び底面はかなりの汚染がみられた
のに対して、本発明に係る浴槽にはこのような汚染は殆
ど見られず、浴槽内の水も当初とほぼ同程度の透明度を
維持していた。
濾過装置の概略構成を示す図、第2図(a)は活性濾過
装置を備えてなるプールの概略構成を示す図、第2図
(b)は活性濾過装置を備えてなる浴槽の概略構成を示
す図である。 1……活性濾過装置、2……循環パイプ、3……吸入
口、4……排出口、5……オゾン発生器、6……活性濾
過部(活性濾過層)、7……循環ポンプ、8……調整濾
過部(調整濾過層)、10……プール、20……浴槽。
Claims (1)
- 【請求項1】水又は温水の循環のための循環ポンプと、
この循環ポンプによって循環される水又は温水にオゾン
を加えるオゾン発生器と、このオゾン発生器から発生さ
れるオゾンが加えられた水又は温水を活性化する活性濾
過材を充填してなる活性濾過層と、この活性濾過層を通
過した水又は温水のPHを調整する調整濾過材を充填して
なる調整濾過層とからなる活性濾過装置を有する浴槽又
はプールであって、 活性濾過材が動物骨粉、つなぎ助材及びアルミナを含む
組成物を成形し焼成してなるアルカリ度の高い粒状の濾
過材であり、調整濾過材が動物骨粉、つなぎ助材及びア
ルミナを含む組成物を成形し焼成してなり活性濾過材よ
りアルカリ度の低い粒状の濾過材である活性濾過装置を
備えたことを特徴とする浴槽又はプール。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10656290A JPH0832327B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 活性濾過装置を備えてなる浴槽、プール |
KR1019900008076A KR970004695B1 (ko) | 1990-04-24 | 1990-05-31 | 우수한 흡착능 및 여과능을 갖는 다공성 활성재, 이를 이용한 응용물 및 활성재 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10656290A JPH0832327B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 活性濾過装置を備えてなる浴槽、プール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH047089A JPH047089A (ja) | 1992-01-10 |
JPH0832327B2 true JPH0832327B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=14436741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10656290A Expired - Fee Related JPH0832327B2 (ja) | 1990-04-24 | 1990-04-24 | 活性濾過装置を備えてなる浴槽、プール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0832327B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000058488A (ko) * | 2000-06-02 | 2000-10-05 | 최규용 | 욕조용 정화조정장치 |
JP2003048769A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Clion Co Ltd | セラミックス成形体およびその製造方法 |
-
1990
- 1990-04-24 JP JP10656290A patent/JPH0832327B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH047089A (ja) | 1992-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6245701B1 (en) | Porous ceramic for producing alkali ion water, method for producing the porous ceramic and device for producing the alkali ion water | |
JPH0832327B2 (ja) | 活性濾過装置を備えてなる浴槽、プール | |
JP4348433B2 (ja) | 水浄化剤 | |
JPH08260541A (ja) | 糞尿の処理方法及びその処理装置 | |
JP2007196145A (ja) | 接触濾材及びその製造方法 | |
JPH0697931B2 (ja) | 養殖魚水槽 | |
JPH03146106A (ja) | 濾過材 | |
KR101355177B1 (ko) | 녹·적조 및/또는 악취 제거용 수처리제 | |
GB1587205A (en) | Process for the treatment disinfection neutralisation and/or detoxification of heavily polluted waste waters | |
JPH05115870A (ja) | 鑑賞魚飼育用水処理装置 | |
JPH07214081A (ja) | 水産生物飼育水の浄化方法 | |
JPH05192566A (ja) | 脱臭及び浄水作用を有する軽岩石、軽砂利若しくは軽砂 | |
JPH0745005B2 (ja) | 動物骨含有濾過材の製造方法 | |
KR970004695B1 (ko) | 우수한 흡착능 및 여과능을 갖는 다공성 활성재, 이를 이용한 응용물 및 활성재 제조방법 | |
JPH0553521B2 (ja) | ||
JP3375336B1 (ja) | 水浄化システム | |
JP3022757U (ja) | い草を用いた微生物処理を行う浄水フィルター | |
JP2000317439A (ja) | 浴湯浄化装置 | |
JPH11179117A (ja) | 抗菌濾過材とその製造方法並びにその抗菌濾過材積層濾過装置 | |
JP2004091277A (ja) | 焼結体、アルカリ水生成器、バクテリア含有水作成装置および消臭プラントならびにコンクリート製品およびその製造方法 | |
JP2847230B2 (ja) | 犬猫の糞尿処理材およびその製造方法 | |
JPH0675712B2 (ja) | 有機性排水の浄化処理方法 | |
JPH10192866A (ja) | 浴槽湯水の除菌ろ過装置及び除菌ろ過方法 | |
CN101293693A (zh) | 一种去除水中余氯的净水材料及制备方法 | |
KR200430713Y1 (ko) | 키토산이 함유된 정수필터. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090329 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100329 Year of fee payment: 14 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100329 Year of fee payment: 14 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |