JPH08322914A - 紫外線殺菌装置 - Google Patents
紫外線殺菌装置Info
- Publication number
- JPH08322914A JPH08322914A JP15409695A JP15409695A JPH08322914A JP H08322914 A JPH08322914 A JP H08322914A JP 15409695 A JP15409695 A JP 15409695A JP 15409695 A JP15409695 A JP 15409695A JP H08322914 A JPH08322914 A JP H08322914A
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- JP
- Japan
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- work
- ultraviolet
- light source
- light
- shielding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ワーク全面に平均的且つ確実に紫外線処理する
ことができ、また装置全体を小形に構成することができ
る紫外線照射装置を提供することを目的とする。 【構造】ワーク通過孔の延長線上の周囲に、複数の直管
形の紫外線光源を配置し、また光源の周囲に遮光兼用反
射体を回転自在に配置し、また全遮光兼用反射体は同じ
開き角度で作動し、またワークと紫外線光源の距離を可
変し得るように構成してある。
ことができ、また装置全体を小形に構成することができ
る紫外線照射装置を提供することを目的とする。 【構造】ワーク通過孔の延長線上の周囲に、複数の直管
形の紫外線光源を配置し、また光源の周囲に遮光兼用反
射体を回転自在に配置し、また全遮光兼用反射体は同じ
開き角度で作動し、またワークと紫外線光源の距離を可
変し得るように構成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輸液バッグのキャップ等
の紫外線殺菌装置の改良に関する。
の紫外線殺菌装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用の輸液バッグの他、同バッグのキ
ャップ等は、無菌状態とするため、例えばコンベアー等
で搬送しながら、紫外線を照射し殺菌することが実施さ
れている。従来、輸液バッグを紫外線殺菌するには、例
えば図4に示すように、ワーク通過部31の四周に、内
部に反射体32と紫外線光源33を有する灯体34を配
置し、さらに同灯体34の前面にシャッター35を突出
入自在に配置して構成してある。
ャップ等は、無菌状態とするため、例えばコンベアー等
で搬送しながら、紫外線を照射し殺菌することが実施さ
れている。従来、輸液バッグを紫外線殺菌するには、例
えば図4に示すように、ワーク通過部31の四周に、内
部に反射体32と紫外線光源33を有する灯体34を配
置し、さらに同灯体34の前面にシャッター35を突出
入自在に配置して構成してある。
【0003】ところで、ワークの形状、大きさには色々
のものがあるので、ワークの外周全面に平均して紫外線
を照射することは実際上難しい欠点がある。またワーク
全周に対する紫外線強度を平均化するには、装置の性能
を向上する必要があり、紫外線照射装置が相当複雑とな
る欠点がある。また、灯体の前面にシャッターを突出入
自在に配置するので、シャッターを突出入するスペース
が必要となり、装置全体が大きくなる欠点がある。
のものがあるので、ワークの外周全面に平均して紫外線
を照射することは実際上難しい欠点がある。またワーク
全周に対する紫外線強度を平均化するには、装置の性能
を向上する必要があり、紫外線照射装置が相当複雑とな
る欠点がある。また、灯体の前面にシャッターを突出入
自在に配置するので、シャッターを突出入するスペース
が必要となり、装置全体が大きくなる欠点がある。
【0004】またコンベアーが一次的に停止した場合あ
るいはコンベアーのスピードが可変した場合等に、搬送
される容器に照射される紫外線強度が一定せず、殺菌力
が可変し、不良品発生の原因となる欠点がある。また紫
外線が過剰照射されると、プラスチック等の容器が劣化
してしまう欠点がある。なお、紫外線光源ら殺菌する容
器の端部までの距離は、一般には、3センチメートル程
度に構成してある。
るいはコンベアーのスピードが可変した場合等に、搬送
される容器に照射される紫外線強度が一定せず、殺菌力
が可変し、不良品発生の原因となる欠点がある。また紫
外線が過剰照射されると、プラスチック等の容器が劣化
してしまう欠点がある。なお、紫外線光源ら殺菌する容
器の端部までの距離は、一般には、3センチメートル程
度に構成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
み発明したものであって、ワークの全面に平均的に紫外
線を照射することができ、また装置全体を小形に構成す
ることができ、さらにコンベアーが一次的に停止し、あ
るいはスピードが可変した場合に、紫外線が過剰照射さ
れることがなく、容器の紫外線による劣化を防止するこ
とができる紫外線殺菌装置を提供することを目的とす
る。
み発明したものであって、ワークの全面に平均的に紫外
線を照射することができ、また装置全体を小形に構成す
ることができ、さらにコンベアーが一次的に停止し、あ
るいはスピードが可変した場合に、紫外線が過剰照射さ
れることがなく、容器の紫外線による劣化を防止するこ
とができる紫外線殺菌装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次の構成とする。つまり、請求項1は、殺菌
装置の両端に、ワーク通過孔を有する支持体を配置し、
またワーク通過孔の延長線上の周囲に、複数の直管形の
紫外線光源を配置して構成する。また光源の周囲に、遮
光兼用反射体を回動自在に配置し、複数の全遮光兼用反
射体は同じ開き角度で作動するように構成してある。
するために次の構成とする。つまり、請求項1は、殺菌
装置の両端に、ワーク通過孔を有する支持体を配置し、
またワーク通過孔の延長線上の周囲に、複数の直管形の
紫外線光源を配置して構成する。また光源の周囲に、遮
光兼用反射体を回動自在に配置し、複数の全遮光兼用反
射体は同じ開き角度で作動するように構成してある。
【0007】請求項2は、装置の両端に、ワーク通過孔
を有する支持体を配置し、またワーク通過孔の延長線上
の周囲に、複数に直管形の紫外線光源を配置して構成す
る。また光源の周囲に、遮光兼用反射体を回動自在に配
置し、さらにワークと複数の紫外線光源の距離を一律に
可変し得るように構成してある。
を有する支持体を配置し、またワーク通過孔の延長線上
の周囲に、複数に直管形の紫外線光源を配置して構成す
る。また光源の周囲に、遮光兼用反射体を回動自在に配
置し、さらにワークと複数の紫外線光源の距離を一律に
可変し得るように構成してある。
【0008】
【作用】上記した請求項1に記載の本発明によると、装
置の中心部を搬送するワークの周囲に、遮光兼用反射体
を回動自在に配置して構成し、また複数の全遮光兼用反
射体は同じ開き角度で作動するので、ワーク全体に平均
的に紫外線を照射することができる。
置の中心部を搬送するワークの周囲に、遮光兼用反射体
を回動自在に配置して構成し、また複数の全遮光兼用反
射体は同じ開き角度で作動するので、ワーク全体に平均
的に紫外線を照射することができる。
【0009】上記した請求項2に記載の発明によると、
ワークの形状、大きさ等により、ワークと紫外線光源の
距離を一律に可変することができるので、ワークに一定
の強度の紫外線を照射し、所望の殺菌処理を施すことが
できる。
ワークの形状、大きさ等により、ワークと紫外線光源の
距離を一律に可変することができるので、ワークに一定
の強度の紫外線を照射し、所望の殺菌処理を施すことが
できる。
【0010】
【実施例】以下本発明を図1ないし図3について説明す
る。図1ないし図3において、1は装置の両端に配置し
てなる一対の支持体であって、例えば中央部にワーク通
過孔2を有して構成してある。ワーク通過孔2は例えば
縦2センチメートル 、横4センチメートル程度に構成
してある。またボトルのキャップ等のワークは、傾斜レ
ールを振動しながら搬送するように構成してある。
る。図1ないし図3において、1は装置の両端に配置し
てなる一対の支持体であって、例えば中央部にワーク通
過孔2を有して構成してある。ワーク通過孔2は例えば
縦2センチメートル 、横4センチメートル程度に構成
してある。またボトルのキャップ等のワークは、傾斜レ
ールを振動しながら搬送するように構成してある。
【0011】3は一対の支持体1の間で、ワーク通過孔
2の延長線上の周囲に、複数本配置した直管形の紫外線
光源であって、例えば等間隔で4本配置して構成してあ
る。また同紫外線光源は、例えば200ワットのものを
用いて構成してある。4は各紫外線光源3を装着してな
る水冷ジャケットであって、紫外線光源3を冷却すると
共に紫外線光源からの熱によりワークが影響を受けない
ように構成してある。
2の延長線上の周囲に、複数本配置した直管形の紫外線
光源であって、例えば等間隔で4本配置して構成してあ
る。また同紫外線光源は、例えば200ワットのものを
用いて構成してある。4は各紫外線光源3を装着してな
る水冷ジャケットであって、紫外線光源3を冷却すると
共に紫外線光源からの熱によりワークが影響を受けない
ように構成してある。
【0012】5は各紫外線光源の周囲を回動するように
構成した遮光兼用反射体であって、例えばアルミニュウ
ム合金材で構成してある。また同遮光兼用反射体5は例
えば50パーセントの開口部6を有して断面円弧状に構
成してある。7は遮光兼用反射体5の両端近傍に設けた
回転ギアである。8は回転ギア7を回転するための駆動
ギアであって、駆動ギア7の各間に配置して構成してあ
る。9はモータ、10は光源冷却水用分流器である。1
1はワークであって、例えば医療用の輸液バッグのキャ
ップである。
構成した遮光兼用反射体であって、例えばアルミニュウ
ム合金材で構成してある。また同遮光兼用反射体5は例
えば50パーセントの開口部6を有して断面円弧状に構
成してある。7は遮光兼用反射体5の両端近傍に設けた
回転ギアである。8は回転ギア7を回転するための駆動
ギアであって、駆動ギア7の各間に配置して構成してあ
る。9はモータ、10は光源冷却水用分流器である。1
1はワークであって、例えば医療用の輸液バッグのキャ
ップである。
【0013】また回転ギアと駆動ギアは多段ギアを用い
ることにより、遮光兼用反射体と共に光源の位置を可変
し、ワークまでの距離を調整することができる。
ることにより、遮光兼用反射体と共に光源の位置を可変
し、ワークまでの距離を調整することができる。
【0014】
【発明の効果】上記した請求項1記載の発明によると、
ワークの全面に平均的に紫外線を照射し、全体を殺菌す
ることがてきる。また搬送するワークの周囲に、遮光兼
用反射体を回動自在に配置して構成してあるので、従来
のものと比較し、装置全体を小形に構成することがで
き、さらにコンベアーが一次的に停止し、あるいはスピ
ードが可変した場合に、紫外線の過剰照射を防止するこ
とができる特有な効果を有する。
ワークの全面に平均的に紫外線を照射し、全体を殺菌す
ることがてきる。また搬送するワークの周囲に、遮光兼
用反射体を回動自在に配置して構成してあるので、従来
のものと比較し、装置全体を小形に構成することがで
き、さらにコンベアーが一次的に停止し、あるいはスピ
ードが可変した場合に、紫外線の過剰照射を防止するこ
とができる特有な効果を有する。
【0015】上記した請求項2記載の発明によると、ワ
ークの形状、大きさ等により、ワークと紫外線光源の距
離を一律に可変することができるので、ワークに一定の
強度の紫外線を照射し、確実な殺菌処理を行なうことが
できる特有な効果を有する。
ークの形状、大きさ等により、ワークと紫外線光源の距
離を一律に可変することができるので、ワークに一定の
強度の紫外線を照射し、確実な殺菌処理を行なうことが
できる特有な効果を有する。
【図1】本発明の紫外線殺菌装置の要部斜視図。
【図2】図1の光源部の正面図。
【図3】図1の要部の側面図。
【図4】従来の紫外線殺菌装置の要部側面図。
1 支持体 2 ワーク通過孔 3 紫外線光源 4 水冷ジャケット 5 遮光兼用反射体 6 開口部 7 回転ギア 8 駆動ギア 9 モータ 10 光源冷却水用分流器 11 ワーク
Claims (2)
- 【請求項1】殺菌装置の両端に、ワーク通過孔を有する
支持体を配置し、またワーク通過孔の延長線上の周囲
に、複数の直管形の紫外線光源を配置し、また光源の周
囲に、遮光兼用反射体を回動自在に配置し、複数の全遮
光兼用反射体は同じ開き角度で作動するように構成した
ことを特徴とする紫外線殺菌装置。 - 【請求項2】殺菌装置の両端に、ワーク通過孔を有する
支持体を配置し、またワーク通過孔の延長線上の周囲
に、複数に直管形の紫外線光源を配置し、また光源の周
囲に、遮光兼用反射体を回動自在に配置し、さらにワー
クと複数の紫外線光源の距離を一律に可変し得るように
構成したことを特徴とする紫外線殺菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15409695A JPH08322914A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 紫外線殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15409695A JPH08322914A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 紫外線殺菌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08322914A true JPH08322914A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15576832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15409695A Pending JPH08322914A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 紫外線殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08322914A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1502605A1 (en) * | 2003-07-30 | 2005-02-02 | Ion Beam Applications S.A. | Apparatus and method for electron beam irradiation having improved dose uniformity ratio |
JP2014159029A (ja) * | 2014-03-14 | 2014-09-04 | Iwasaki Electric Co Ltd | 紫外線ランプ及び紫外線照射装置 |
CN107185001A (zh) * | 2017-07-12 | 2017-09-22 | 广州华博生物制药研究所 | 紫外杀菌装置 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP15409695A patent/JPH08322914A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1502605A1 (en) * | 2003-07-30 | 2005-02-02 | Ion Beam Applications S.A. | Apparatus and method for electron beam irradiation having improved dose uniformity ratio |
US7067827B2 (en) | 2003-07-30 | 2006-06-27 | Ion Beam Applications S.A. | Apparatus and method for electron beam irradiation having improved dose uniformity ratio |
JP2014159029A (ja) * | 2014-03-14 | 2014-09-04 | Iwasaki Electric Co Ltd | 紫外線ランプ及び紫外線照射装置 |
CN107185001A (zh) * | 2017-07-12 | 2017-09-22 | 广州华博生物制药研究所 | 紫外杀菌装置 |
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