JPH08322894A - 立上り及び歩行困難な看者用補助車 - Google Patents
立上り及び歩行困難な看者用補助車Info
- Publication number
- JPH08322894A JPH08322894A JP7171297A JP17129795A JPH08322894A JP H08322894 A JPH08322894 A JP H08322894A JP 7171297 A JP7171297 A JP 7171297A JP 17129795 A JP17129795 A JP 17129795A JP H08322894 A JPH08322894 A JP H08322894A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw rod
- internal screw
- walking
- standing
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は立上り及び歩行困難な看者用補助車
の開発、詳しくは独力で立上がること、また独力での歩
行困難な看者が使用する補助車の開発を目的としてい
る。 【構造】 車台前方より上方に突設せしめたフレームに
昇降装置を配設し、該昇降装置にて胴体支え枠を上下せ
しめるべく構成し、更には前記昇降装置が車台に付設し
た車輪の制動時にのみ作動すべく構成している。
の開発、詳しくは独力で立上がること、また独力での歩
行困難な看者が使用する補助車の開発を目的としてい
る。 【構造】 車台前方より上方に突設せしめたフレームに
昇降装置を配設し、該昇降装置にて胴体支え枠を上下せ
しめるべく構成し、更には前記昇降装置が車台に付設し
た車輪の制動時にのみ作動すべく構成している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は立上り及び歩行困難な看
者用補助車に関するもので、詳しくは独力で立上がるこ
と、また独力での歩行困難な看者が使用する立上り及び
歩行困難な看者用補助車に関するものである。
者用補助車に関するもので、詳しくは独力で立上がるこ
と、また独力での歩行困難な看者が使用する立上り及び
歩行困難な看者用補助車に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より病院等で用いられている歩行補
助車、即ち歩行困難な看者が歩行する際に用いるもの
で、車台に四輪を有し、上方に突出した枠体で身体を支
えて歩行するための歩行補助車は一般に周知である。こ
の歩行補助車にもフレームを伸縮調整可能として、看者
の身長等に合せてフレーム長さを調整し、ねじで固定す
る構造のものは先行技術としてある。しかし従来より市
販されている歩行補助車、及びフレーム長さの調整がで
きる歩行補助車はあくまでも歩行困難な看者を補助する
ための補助車であり独力で立上ることの困難な看者には
使用できなかった。即ち、従来から用いられている補助
車を使用すれば、少しでも歩くことはできる看者も独力
で立上ることができなければ該歩行補助車を使用するこ
とはできず、また立上りの困難な看者が、立上ることを
補助し、且つ歩行の補助にもなる補助車は現在では見受
けられない。
助車、即ち歩行困難な看者が歩行する際に用いるもの
で、車台に四輪を有し、上方に突出した枠体で身体を支
えて歩行するための歩行補助車は一般に周知である。こ
の歩行補助車にもフレームを伸縮調整可能として、看者
の身長等に合せてフレーム長さを調整し、ねじで固定す
る構造のものは先行技術としてある。しかし従来より市
販されている歩行補助車、及びフレーム長さの調整がで
きる歩行補助車はあくまでも歩行困難な看者を補助する
ための補助車であり独力で立上ることの困難な看者には
使用できなかった。即ち、従来から用いられている補助
車を使用すれば、少しでも歩くことはできる看者も独力
で立上ることができなければ該歩行補助車を使用するこ
とはできず、また立上りの困難な看者が、立上ることを
補助し、且つ歩行の補助にもなる補助車は現在では見受
けられない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】独力で立上ることが困
難で、しかも歩行時には補助車を必要とする看者が用い
る補助車であり、立上り時には当該補助車に上半身を支
えて立上り、歩行時には歩行補助車として用いることが
できる装置で、しかも肢体不自由者の使用するものであ
るから、胴体支え枠の昇降装置は車輪制動時のみに作動
すべく構成した立上り及び歩行困難な看者用補助車の開
発が本発明の課題である。
難で、しかも歩行時には補助車を必要とする看者が用い
る補助車であり、立上り時には当該補助車に上半身を支
えて立上り、歩行時には歩行補助車として用いることが
できる装置で、しかも肢体不自由者の使用するものであ
るから、胴体支え枠の昇降装置は車輪制動時のみに作動
すべく構成した立上り及び歩行困難な看者用補助車の開
発が本発明の課題である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては係る課
題を解決せんとして開発したものであり、車台前方より
上方に突設せしめたフレームに昇降装置を配設し、該昇
降装置にて胴体支え枠を上下せしめるべく構成してなる
歩行補助車であり、更には、前記昇降装置は、車台に付
設した車輪の制動時にのみ作動すべく構成してなる立上
り及び歩行困難な看者用補助車を呈せんとするものであ
る。
題を解決せんとして開発したものであり、車台前方より
上方に突設せしめたフレームに昇降装置を配設し、該昇
降装置にて胴体支え枠を上下せしめるべく構成してなる
歩行補助車であり、更には、前記昇降装置は、車台に付
設した車輪の制動時にのみ作動すべく構成してなる立上
り及び歩行困難な看者用補助車を呈せんとするものであ
る。
【０００５】
【実施例】以下本発明に係る実施例の態様を図面に基い
て説明すれば、図１は本発明にかかる立上り及び歩行補
助車１の側面図で、２は車台、３はフレーム、４は車
輪、５は昇降装置、６は胴体支え枠である。本実施例に
おいて昇降装置５の要部は左右に配設した雄雌のねじ棒
７、８よりなり、フレーム３に軸受け９を介して軸支さ
れた雌ねじ棒８には図２に示すように昇降駆動部１０が
付設されている。昇降駆動部１０はモーター１１、減速
器１２及び駆動軸１３等からなり、モーター１１の動力
は減速器１２を介し、該減速器１２より左右に延伸した
駆動軸１３に至り、該駆動軸１３の両端部に配設したウ
オーム１４より雌ねじ棒８に軸着したウオームギヤ１５
に伝動し、該雌ねじ棒８を適宜の速度にて回転せしめる
べく構成している。雌ねじ棒８には適所を摺動自在に軸
支された雄ねじ棒７が螺合しており、例えば雌ねじ棒８
を正回転すれば雄ねじ棒７は該雌ねじ棒８より突出す
る。即ち、雌ねじ棒８の正回転により雄ねじ棒７は上昇
し、雄ねじ棒７の上端に装着された胴体支え枠６が上昇
すべく構成し、逆に雌ねじ棒８が逆回転すれば、雄ねじ
棒７は下降するので胴体支え枠６が下降するように構成
している。該胴体支え枠６は通常の歩行補助車に用いら
れる形状のものでよい。前記モーター１１は胴体支え枠
６に取付けた図示しないスイッチにより、同じく図示し
ないバッテリーを連通することにより起動される。尚、
１６は上下移動する雄ねじ棒７のカバーで、１７は昇降
駆動部１０のボックスで、該ボックス１７で左右の車台
２，２にそれぞれ固着した同じく左右のフレーム３，３
を連結している。本実施例においては駆動軸１３より雌
ねじ棒８への動力伝達をウオーム１４とウオームギヤ１
５により構成しているが、この動力伝達はベベルギヤで
もよく、本実施例のウオームとウオームギヤによる伝動
に限定されるものではない。減速器１２も昇降装置５の
構成によっては必ずしも必要ではない。更に昇降装置５
そのものも本実施例ではねじ装置を用いているが、丸棒
ラックとピニオンの組み合わせでもよく当該装置に限定
されるものではなく他の昇降機構を用いてもよい。
て説明すれば、図１は本発明にかかる立上り及び歩行補
助車１の側面図で、２は車台、３はフレーム、４は車
輪、５は昇降装置、６は胴体支え枠である。本実施例に
おいて昇降装置５の要部は左右に配設した雄雌のねじ棒
７、８よりなり、フレーム３に軸受け９を介して軸支さ
れた雌ねじ棒８には図２に示すように昇降駆動部１０が
付設されている。昇降駆動部１０はモーター１１、減速
器１２及び駆動軸１３等からなり、モーター１１の動力
は減速器１２を介し、該減速器１２より左右に延伸した
駆動軸１３に至り、該駆動軸１３の両端部に配設したウ
オーム１４より雌ねじ棒８に軸着したウオームギヤ１５
に伝動し、該雌ねじ棒８を適宜の速度にて回転せしめる
べく構成している。雌ねじ棒８には適所を摺動自在に軸
支された雄ねじ棒７が螺合しており、例えば雌ねじ棒８
を正回転すれば雄ねじ棒７は該雌ねじ棒８より突出す
る。即ち、雌ねじ棒８の正回転により雄ねじ棒７は上昇
し、雄ねじ棒７の上端に装着された胴体支え枠６が上昇
すべく構成し、逆に雌ねじ棒８が逆回転すれば、雄ねじ
棒７は下降するので胴体支え枠６が下降するように構成
している。該胴体支え枠６は通常の歩行補助車に用いら
れる形状のものでよい。前記モーター１１は胴体支え枠
６に取付けた図示しないスイッチにより、同じく図示し
ないバッテリーを連通することにより起動される。尚、
１６は上下移動する雄ねじ棒７のカバーで、１７は昇降
駆動部１０のボックスで、該ボックス１７で左右の車台
２，２にそれぞれ固着した同じく左右のフレーム３，３
を連結している。本実施例においては駆動軸１３より雌
ねじ棒８への動力伝達をウオーム１４とウオームギヤ１
５により構成しているが、この動力伝達はベベルギヤで
もよく、本実施例のウオームとウオームギヤによる伝動
に限定されるものではない。減速器１２も昇降装置５の
構成によっては必ずしも必要ではない。更に昇降装置５
そのものも本実施例ではねじ装置を用いているが、丸棒
ラックとピニオンの組み合わせでもよく当該装置に限定
されるものではなく他の昇降機構を用いてもよい。
【０００６】車台２に装着した前後の車輪４は、少なく
とも前後輪のどちらかを制動可能に構成し、当該車輪４
が制動されていない時は、昇降装置５が作動しないよう
に構成している。尚、図示はしていないが、本発明に係
る補助車１には胴体支え枠６に安全ベルトを装着してい
る。
とも前後輪のどちらかを制動可能に構成し、当該車輪４
が制動されていない時は、昇降装置５が作動しないよう
に構成している。尚、図示はしていないが、本発明に係
る補助車１には胴体支え枠６に安全ベルトを装着してい
る。
【０００７】
【発明の効果】以上のように本発明は、車台２前方より
上方に突設せしめたフレーム３に昇降装置５を配設し、
該昇降装置５にて胴体支え枠６を上下せしめるべく構成
してなる立上り及び歩行困難な看者用補助車１であり、
更には、前記昇降装置５は、車台２に付設した車輪４の
制動時にのみ作動すべく構成してなる立上り及び歩行困
難な看者用補助車１であるから、従来の歩行補助車はあ
くまでも歩行困難な看者が用いるものであり、独力で立
上ることの困難な看者には使用できなかったが、本発明
に係る補助車は、看者が座った位置で胴体支え枠６に両
腕をかけて上半身を支え、スイッチを入れれば昇降装置
５が駆動して、ゆっくりと胴体支え枠６を上昇せしめる
ので、独力での立上りの困難な看者も立上ることが極め
て容易となり、歩行時には、従来の歩行補助車と同じよ
うに歩行を補助し得るものである。しかも昇降装置５の
作動時には車輪４は制動されており、従って昇降時に看
者は安心して胴体支え枠６に身を任すことができる。そ
の上、フロアが車椅子での出入り可能とされたトイレに
おいて歩行困難な看者が車椅子でトイレへいっても、実
際には車椅子から降りてトイレを使用したり、また終わ
った後で車椅子に乗ることが困難であったが、本発明に
係る補助車１を用いればトイレの使用時も当該補助車１
を使って座ったり立上ることができる等、歩行困難な看
者だけでなく、独力では立上ることや座ることの困難な
看者においても極めて実用的価値の高い顕著なる効果を
有するものである。
上方に突設せしめたフレーム３に昇降装置５を配設し、
該昇降装置５にて胴体支え枠６を上下せしめるべく構成
してなる立上り及び歩行困難な看者用補助車１であり、
更には、前記昇降装置５は、車台２に付設した車輪４の
制動時にのみ作動すべく構成してなる立上り及び歩行困
難な看者用補助車１であるから、従来の歩行補助車はあ
くまでも歩行困難な看者が用いるものであり、独力で立
上ることの困難な看者には使用できなかったが、本発明
に係る補助車は、看者が座った位置で胴体支え枠６に両
腕をかけて上半身を支え、スイッチを入れれば昇降装置
５が駆動して、ゆっくりと胴体支え枠６を上昇せしめる
ので、独力での立上りの困難な看者も立上ることが極め
て容易となり、歩行時には、従来の歩行補助車と同じよ
うに歩行を補助し得るものである。しかも昇降装置５の
作動時には車輪４は制動されており、従って昇降時に看
者は安心して胴体支え枠６に身を任すことができる。そ
の上、フロアが車椅子での出入り可能とされたトイレに
おいて歩行困難な看者が車椅子でトイレへいっても、実
際には車椅子から降りてトイレを使用したり、また終わ
った後で車椅子に乗ることが困難であったが、本発明に
係る補助車１を用いればトイレの使用時も当該補助車１
を使って座ったり立上ることができる等、歩行困難な看
者だけでなく、独力では立上ることや座ることの困難な
看者においても極めて実用的価値の高い顕著なる効果を
有するものである。
【図１】本発明による実施例の側面図である。
【図２】本発明による実施例の要部の正面図である。
１ 立上り及び歩行補助車 ２ 車台 ３ フレーム ４ 車輪 ５ 昇降装置 ６ 胴体支え枠 ７ 雄ねじ棒 ８ 雌ねじ棒 ９ 軸受け １０ 昇降駆動部 １１ モーター １２ 減速器 １３ 駆動軸 １４ ウオーム １５ ウオームギヤ １６ 雄ねじ棒カバー １７ 昇降駆動部ボックス
Claims (2)
- 【請求項１】 車台前方より上方に突設せしめたフレー
ムに昇降装置を配設し、該昇降装置にて胴体支え枠を上
下せしめるべく構成してなる立上り及び歩行困難な看者
用補助車。 - 【請求項２】 車台前方より上方に突設せしめたフレー
ムに昇降装置を配設し、該昇降装置にて胴体支え枠を上
下せしめるべく構成すると共に、前記昇降装置は、車台
に付設した車輪の制動時にのみ作動すべく構成してなる
立上り及び歩行困難な看者用補助車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7171297A JPH08322894A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 立上り及び歩行困難な看者用補助車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7171297A JPH08322894A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 立上り及び歩行困難な看者用補助車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08322894A true JPH08322894A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15920685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7171297A Pending JPH08322894A (ja) | 1995-06-02 | 1995-06-02 | 立上り及び歩行困難な看者用補助車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08322894A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105726236A (zh) * | 2016-02-03 | 2016-07-06 | 佛山市南海锐麟铝制品有限公司 | 助行轮椅扶手的升降定位装置 |
| JP2017104972A (ja) * | 2015-12-02 | 2017-06-15 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | ロボット、ロボットの制御方法、及び、プログラム |
| CN111920594A (zh) * | 2020-08-13 | 2020-11-13 | 宋蕾 | 医疗护理轮椅 |
-
1995
- 1995-06-02 JP JP7171297A patent/JPH08322894A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017104972A (ja) * | 2015-12-02 | 2017-06-15 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | ロボット、ロボットの制御方法、及び、プログラム |
| CN105726236A (zh) * | 2016-02-03 | 2016-07-06 | 佛山市南海锐麟铝制品有限公司 | 助行轮椅扶手的升降定位装置 |
| CN111920594A (zh) * | 2020-08-13 | 2020-11-13 | 宋蕾 | 医疗护理轮椅 |
| CN111920594B (zh) * | 2020-08-13 | 2022-06-03 | 丹阳顺科精密机械有限公司 | 医疗护理轮椅 |
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