JPH08322731A - 飲料抽出装置 - Google Patents
飲料抽出装置Info
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- JPH08322731A JPH08322731A JP7132343A JP13234395A JPH08322731A JP H08322731 A JPH08322731 A JP H08322731A JP 7132343 A JP7132343 A JP 7132343A JP 13234395 A JP13234395 A JP 13234395A JP H08322731 A JPH08322731 A JP H08322731A
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- filter
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- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 濾紙を円滑に移送して連続的な飲料抽出を実
現できる飲料抽出装置を提供する。 【構成】 ローラ54から送り出されたペーパーフィル
ター7をカス容器24に案内するガイド板20と、この
ガイド板20に至ったペーパーフィルター7をカス容器
24方向に引っ張るローラ55を設ける。
現できる飲料抽出装置を提供する。 【構成】 ローラ54から送り出されたペーパーフィル
ター7をカス容器24に案内するガイド板20と、この
ガイド板20に至ったペーパーフィルター7をカス容器
24方向に引っ張るローラ55を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原料からコーヒー、紅
茶、ウーロン茶或いは日本茶にて代表される飲料を抽出
する飲料抽出装置に関するものである。
茶、ウーロン茶或いは日本茶にて代表される飲料を抽出
する飲料抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりカップ飲料を販売する自動販売
機においては、例えば特開平4−354912号公報
(A47J31/30)に示される如く、コーヒー豆等
の原料からペーパーフィルター(濾紙)を通してコーヒ
ー(抽出液)を抽出し、他の砂糖或いはミルク等と混合
した後、一杯づつカップに注入して販売するよう構成さ
れている。また、近年では出願人が先に出願した特願平
6−292080号にて示した如く、予め所定量抽出し
た飲料を保存して置いて一杯づつ販売する方式の飲料抽
出装置が開発されている。
機においては、例えば特開平4−354912号公報
(A47J31/30)に示される如く、コーヒー豆等
の原料からペーパーフィルター(濾紙)を通してコーヒ
ー(抽出液)を抽出し、他の砂糖或いはミルク等と混合
した後、一杯づつカップに注入して販売するよう構成さ
れている。また、近年では出願人が先に出願した特願平
6−292080号にて示した如く、予め所定量抽出し
た飲料を保存して置いて一杯づつ販売する方式の飲料抽
出装置が開発されている。
【0003】この場合の飲料抽出装置は、図18に示す
如くローラ53を回転させることにより、ロール紙7A
からペーパーフィルター7を引き出して一対の対向壁3
3、34の間に配置し、駆動モータ71を回転させてガ
イド部材57の基部57Aを中心に上辺57Bを図中矢
印方向に回動させ、その両端に図示しない一対のシール
壁を降下させてペーパーフィルター7を押さえる。これ
により、漏斗状の抽出空間(抽出器6)を形成し、そこ
に数杯分のコーヒー粉を投下する。
如くローラ53を回転させることにより、ロール紙7A
からペーパーフィルター7を引き出して一対の対向壁3
3、34の間に配置し、駆動モータ71を回転させてガ
イド部材57の基部57Aを中心に上辺57Bを図中矢
印方向に回動させ、その両端に図示しない一対のシール
壁を降下させてペーパーフィルター7を押さえる。これ
により、漏斗状の抽出空間(抽出器6)を形成し、そこ
に数杯分のコーヒー粉を投下する。
【0004】そして、その上からコーヒー粉全体に略万
遍なく熱湯を降りかけてコーヒー粉からコーヒー(液)
を抽出し、図示しない飲料タンクに所定量(杯数)保存
する。その後、両シール壁を元の位置に上昇させ、数杯
分のコーヒー(原料)カスは図示しないステプラーでペ
ーパーフィルター7を折り畳んで包んだ後、ステプラー
の針によってペーパーフィルター7の両側縁部を接合す
る。そして、ローラ54を回転させてコーヒーカスを収
納したペーパーフィルター7をカス容器24に捨ててい
た。
遍なく熱湯を降りかけてコーヒー粉からコーヒー(液)
を抽出し、図示しない飲料タンクに所定量(杯数)保存
する。その後、両シール壁を元の位置に上昇させ、数杯
分のコーヒー(原料)カスは図示しないステプラーでペ
ーパーフィルター7を折り畳んで包んだ後、ステプラー
の針によってペーパーフィルター7の両側縁部を接合す
る。そして、ローラ54を回転させてコーヒーカスを収
納したペーパーフィルター7をカス容器24に捨ててい
た。
【0005】ここで、係る飲料抽出装置の場合、コーヒ
ー抽出後のコーヒーカスを収納したペーパーフィルター
7を抽出器6からカス容器24に移送して廃棄するた
め、抽出器6とカス容器24の間にガイド板20を設け
ている。このガイド板20は抽出器6からカス容器24
までコーヒーカスを収納したペーパーフィルター7を案
内すると共に、ペーパーフィルター7から垂れるコーヒ
ー液等もカス容器内24に案内し、図示しない飲料抽出
装置の他の機器が汚れないようにしていた。
ー抽出後のコーヒーカスを収納したペーパーフィルター
7を抽出器6からカス容器24に移送して廃棄するた
め、抽出器6とカス容器24の間にガイド板20を設け
ている。このガイド板20は抽出器6からカス容器24
までコーヒーカスを収納したペーパーフィルター7を案
内すると共に、ペーパーフィルター7から垂れるコーヒ
ー液等もカス容器内24に案内し、図示しない飲料抽出
装置の他の機器が汚れないようにしていた。
【0006】係る、ガイド板24は抽出器6より水平に
所定距離外方に延在すると共に、そこから斜め下方に降
下してから垂直に下がり、端部をカス容器の開口上方に
位置せしめている。また、ローラ54はガイド板20の
上部に位置してペーパーフィルター7の左右に一対設け
られており、コーヒー抽出後のコーヒーカスを収納した
ペーパーフィルター7を抽出器6よりカス容器24方向
に送り出し、コーヒーカスを廃棄するものであった。
所定距離外方に延在すると共に、そこから斜め下方に降
下してから垂直に下がり、端部をカス容器の開口上方に
位置せしめている。また、ローラ54はガイド板20の
上部に位置してペーパーフィルター7の左右に一対設け
られており、コーヒー抽出後のコーヒーカスを収納した
ペーパーフィルター7を抽出器6よりカス容器24方向
に送り出し、コーヒーカスを廃棄するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コーヒ
ー抽出後のコーヒーカスを収納したペーパーフィルター
7は水分を含んで湿っている。このため、ペーパーフィ
ルター7を抽出器6よりカス容器24までガイド板20
上を移送する際、この水分によってペーパーフィルター
7がガイド板20の表面に貼り付いてしまい、ペーパー
フィルター7の一部100がローラ54に巻き込まれた
り、ペーパーフィルター7がローラ54より外れてしま
って連続的な抽出ができなくなる問題があった。
ー抽出後のコーヒーカスを収納したペーパーフィルター
7は水分を含んで湿っている。このため、ペーパーフィ
ルター7を抽出器6よりカス容器24までガイド板20
上を移送する際、この水分によってペーパーフィルター
7がガイド板20の表面に貼り付いてしまい、ペーパー
フィルター7の一部100がローラ54に巻き込まれた
り、ペーパーフィルター7がローラ54より外れてしま
って連続的な抽出ができなくなる問題があった。
【0008】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、濾紙を円滑に移送して連
続的な飲料抽出を実現できる飲料抽出装置を提供するこ
とを目的とする。
るために成されたものであり、濾紙を円滑に移送して連
続的な飲料抽出を実現できる飲料抽出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の飲料抽出
装置(自動販売機)1は、下端に位置した抽出口32よ
り相互に離間しつつ上方に延在する一対の対向壁33、
34から成る抽出器6と、ロール7Aより引き出されて
対向壁33、34の上面に配置される濾紙7と、抽出器
6に対して上下移動自在に設けられ、対向壁33、34
両側部との間に濾紙7を挟持する一対のシール壁35、
36と、該シール壁35、36に挟持されて対向壁3
3、34の上面に位置する濾紙7上に原料と湯をそれぞ
れ供給する原料搬出装置3及び給湯装置(湯タンク)2
と、シール壁35、36が抽出器6より離間した状態で
対向壁33、34の上面に位置する抽出終了後の濾紙7
を折り畳む濾紙折畳装置と、折り畳まれた状態の濾紙7
の縁部を接合する濾紙接合装置と、シール壁35、36
が抽出器6より離間した状態で濾紙7を送り出す濾紙送
出装置と、この濾紙送出装置から送り出された濾紙7を
カス容器24に案内するガイド板20と、このガイド板
20に至った濾紙7をカス容器24方向に引っ張る濾紙
引込装置とを具備しているものである。
装置(自動販売機)1は、下端に位置した抽出口32よ
り相互に離間しつつ上方に延在する一対の対向壁33、
34から成る抽出器6と、ロール7Aより引き出されて
対向壁33、34の上面に配置される濾紙7と、抽出器
6に対して上下移動自在に設けられ、対向壁33、34
両側部との間に濾紙7を挟持する一対のシール壁35、
36と、該シール壁35、36に挟持されて対向壁3
3、34の上面に位置する濾紙7上に原料と湯をそれぞ
れ供給する原料搬出装置3及び給湯装置(湯タンク)2
と、シール壁35、36が抽出器6より離間した状態で
対向壁33、34の上面に位置する抽出終了後の濾紙7
を折り畳む濾紙折畳装置と、折り畳まれた状態の濾紙7
の縁部を接合する濾紙接合装置と、シール壁35、36
が抽出器6より離間した状態で濾紙7を送り出す濾紙送
出装置と、この濾紙送出装置から送り出された濾紙7を
カス容器24に案内するガイド板20と、このガイド板
20に至った濾紙7をカス容器24方向に引っ張る濾紙
引込装置とを具備しているものである。
【0010】
【作用】本発明の飲料抽出装置(自動販売機)1によれ
ば、抽出器6の対向壁33、34が下端に位置した抽出
口32より相互に離間しつつ上方に延在しており、シー
ル壁35、36は対向壁33、34の両側部との間に濾
紙(ペーパーフィルター)7を挟持するようにしたの
で、対向壁33、34とシール壁35、36で囲まれる
範囲には、抽出口32に向いた断面漏斗状の抽出空間が
形成される。従って、対向壁33、34上面に位置する
濾紙(ペーパーフィルター)7上に供給された原料には
湯が万遍なく行き渡り、それによって原料から抽出され
た飲料は抽出口32に向けて円滑に流下し、濾紙(ペー
パーフィルター)7を経て抽出口32より取り出せるよ
うになるので、自然流下によっても十分な濃度の飲料を
抽出でき、抽出時間もされる。
ば、抽出器6の対向壁33、34が下端に位置した抽出
口32より相互に離間しつつ上方に延在しており、シー
ル壁35、36は対向壁33、34の両側部との間に濾
紙(ペーパーフィルター)7を挟持するようにしたの
で、対向壁33、34とシール壁35、36で囲まれる
範囲には、抽出口32に向いた断面漏斗状の抽出空間が
形成される。従って、対向壁33、34上面に位置する
濾紙(ペーパーフィルター)7上に供給された原料には
湯が万遍なく行き渡り、それによって原料から抽出され
た飲料は抽出口32に向けて円滑に流下し、濾紙(ペー
パーフィルター)7を経て抽出口32より取り出せるよ
うになるので、自然流下によっても十分な濃度の飲料を
抽出でき、抽出時間もされる。
【0011】また、濾紙(ペーパーフィルター)7を折
り畳む濾紙折畳装置(桟)58Cと、折り畳まれた状態
の濾紙(ペーパーフィルター)7の縁部を接合する濾紙
接合装置(ステプラー58、62)を設けたので、抽出
後の原料カスが載った濾紙(ペーパーフィルター)7を
折り畳み、原料カスを内部に包み込んだ状態でその縁部
を接合することが可能となる。従って、原料カスが多い
場合にも、抽出終了後の廃棄時に原料カスが濾紙(ペー
パーフィルター)7から落下したり、外部に散乱する不
都合を防止、若しくは抑制でき、それらによる汚染の発
生を解消若しくは抑制することが可能となる。
り畳む濾紙折畳装置(桟)58Cと、折り畳まれた状態
の濾紙(ペーパーフィルター)7の縁部を接合する濾紙
接合装置(ステプラー58、62)を設けたので、抽出
後の原料カスが載った濾紙(ペーパーフィルター)7を
折り畳み、原料カスを内部に包み込んだ状態でその縁部
を接合することが可能となる。従って、原料カスが多い
場合にも、抽出終了後の廃棄時に原料カスが濾紙(ペー
パーフィルター)7から落下したり、外部に散乱する不
都合を防止、若しくは抑制でき、それらによる汚染の発
生を解消若しくは抑制することが可能となる。
【0012】そして、特に本発明では抽出終了後折り畳
んだ濾紙(ペーパーフィルター)7を送り出す濾紙送出
装置(ローラ)54から送り出された濾紙(ペーパーフ
ィルター)7をカス容器24に案内するガイド板20を
設けており、更に、このガイド板20に至った濾紙(ペ
ーパーフィルター)7をカス容器24方向に引っ張る濾
紙引込装置(ローラ)55を設けているので、濾紙(ペ
ーパーフィルター)7をカス容器24方向に案内し、且
つ、湿った原料カスを包み込んだ濾紙(ペーパーフィル
ター)7がガイド板20に貼り付こうとしても、これを
引き剥がして確実にカス容器24に廃棄することが可能
となる。従って、濾紙(ペーパーフィルター)7の脱落
などを未然に回避し、カス容器24まで円滑に移送して
連続的な飲料抽出を実現できるようになるものである。
んだ濾紙(ペーパーフィルター)7を送り出す濾紙送出
装置(ローラ)54から送り出された濾紙(ペーパーフ
ィルター)7をカス容器24に案内するガイド板20を
設けており、更に、このガイド板20に至った濾紙(ペ
ーパーフィルター)7をカス容器24方向に引っ張る濾
紙引込装置(ローラ)55を設けているので、濾紙(ペ
ーパーフィルター)7をカス容器24方向に案内し、且
つ、湿った原料カスを包み込んだ濾紙(ペーパーフィル
ター)7がガイド板20に貼り付こうとしても、これを
引き剥がして確実にカス容器24に廃棄することが可能
となる。従って、濾紙(ペーパーフィルター)7の脱落
などを未然に回避し、カス容器24まで円滑に移送して
連続的な飲料抽出を実現できるようになるものである。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の飲料抽出装置の実施例としての自動
販売機1の内部構成を示している。自動販売機1はコー
ヒー、紅茶、ウーロン茶或いは日本茶等の飲料を原料か
ら抽出してカップ販売するものであり、実施例ではコー
ヒーを販売するものとする。自動販売機1の内部には給
湯装置としての湯タンク2と、原料搬出装置3、4と、
抽出器6と、ロール状に巻回された濾紙としてのペーパ
ーフィルター7と、保存器8及び混合器9等が設置され
ている。
る。図1は本発明の飲料抽出装置の実施例としての自動
販売機1の内部構成を示している。自動販売機1はコー
ヒー、紅茶、ウーロン茶或いは日本茶等の飲料を原料か
ら抽出してカップ販売するものであり、実施例ではコー
ヒーを販売するものとする。自動販売機1の内部には給
湯装置としての湯タンク2と、原料搬出装置3、4と、
抽出器6と、ロール状に巻回された濾紙としてのペーパ
ーフィルター7と、保存器8及び混合器9等が設置され
ている。
【0014】前記湯タンク2内には給水電磁弁11が介
設された給水管12により給水される。前記給水電磁弁
11は湯タンク2内の水位を検出するフロートスイッチ
13により開閉制御され、それによって湯タンク2内の
水位は常時一定とされる。湯タンク2内にはヒーター1
4が取り付けられており、このヒーター14の加熱によ
って湯タンク2内の水は加熱され、常時+63℃以上の
熱湯とされる。そして、この湯タンク2内の熱湯は給湯
電磁弁16が介設された給湯管17によって抽出器6に
供給されるように構成されている。
設された給水管12により給水される。前記給水電磁弁
11は湯タンク2内の水位を検出するフロートスイッチ
13により開閉制御され、それによって湯タンク2内の
水位は常時一定とされる。湯タンク2内にはヒーター1
4が取り付けられており、このヒーター14の加熱によ
って湯タンク2内の水は加熱され、常時+63℃以上の
熱湯とされる。そして、この湯タンク2内の熱湯は給湯
電磁弁16が介設された給湯管17によって抽出器6に
供給されるように構成されている。
【0015】前記原料搬出装置3内にはコーヒーの原料
としてのコーヒー粉(コーヒー豆を挽いた粉)が収納さ
れており、その下部に取り付けられた搬出器18によっ
て図1中矢印の如く所定量コーヒー粉を抽出器6内に供
給する。一方、原料搬出装置4内には砂糖やクリームが
収納されており、同じくその下部に取り付けられた搬出
器19によって所定量砂糖、クリームを混合器9内に供
給する。これら搬出器18、19は原料搬出装置3、4
の内部の下方に配置された螺旋機構を駆動することによ
り各原料を搬出する。
としてのコーヒー粉(コーヒー豆を挽いた粉)が収納さ
れており、その下部に取り付けられた搬出器18によっ
て図1中矢印の如く所定量コーヒー粉を抽出器6内に供
給する。一方、原料搬出装置4内には砂糖やクリームが
収納されており、同じくその下部に取り付けられた搬出
器19によって所定量砂糖、クリームを混合器9内に供
給する。これら搬出器18、19は原料搬出装置3、4
の内部の下方に配置された螺旋機構を駆動することによ
り各原料を搬出する。
【0016】前記抽出器6及びその周辺の部品の構造は
図2及び図14に詳細に示されている。抽出器6は、保
存器8の上端に取り付けられており、下端に位置した抽
出口32(図3乃至図6)より相互に離間しつつ略V字
状を成して上方に延在する一対の対向壁33、34から
成り、抽出口32は保存器8の上端開口に対応してい
る。この抽出器6の上方には対向壁33、34の両側部
に対応して一対のシール壁35、36が設けられてい
る。このシール壁35、36の下部は対向壁33、34
の上面形状に略合致したV字形状を呈しており、駆動装
置70によって上下移動自在とされている。そして、対
向壁33、34上面の両側部にはシール壁35、36の
下方に対応して図示しないシール材が取り付けられてい
る。
図2及び図14に詳細に示されている。抽出器6は、保
存器8の上端に取り付けられており、下端に位置した抽
出口32(図3乃至図6)より相互に離間しつつ略V字
状を成して上方に延在する一対の対向壁33、34から
成り、抽出口32は保存器8の上端開口に対応してい
る。この抽出器6の上方には対向壁33、34の両側部
に対応して一対のシール壁35、36が設けられてい
る。このシール壁35、36の下部は対向壁33、34
の上面形状に略合致したV字形状を呈しており、駆動装
置70によって上下移動自在とされている。そして、対
向壁33、34上面の両側部にはシール壁35、36の
下方に対応して図示しないシール材が取り付けられてい
る。
【0017】また、シール壁35、36の内側には除去
板65、66が設けられている。この除去板65、66
はシール壁35、36内面に付着した原料(コーヒー)
カス23を掻き落とすためのもので、所定の厚さの合成
樹脂或いは金属等から成る。そして、図15に示す如く
一端に除去部65A、66Aを形成し、他端は支持棒6
7、68に固定され、支持棒67、68は自動販売機1
内の図示しない所定の位置に固定されている。また、除
去部65A、66Aはシール壁35、36内面に付着し
たコーヒーカス(23で示す)を容易に掻き落とすよ
う、先が薄い略V字形状を呈している。
板65、66が設けられている。この除去板65、66
はシール壁35、36内面に付着した原料(コーヒー)
カス23を掻き落とすためのもので、所定の厚さの合成
樹脂或いは金属等から成る。そして、図15に示す如く
一端に除去部65A、66Aを形成し、他端は支持棒6
7、68に固定され、支持棒67、68は自動販売機1
内の図示しない所定の位置に固定されている。また、除
去部65A、66Aはシール壁35、36内面に付着し
たコーヒーカス(23で示す)を容易に掻き落とすよ
う、先が薄い略V字形状を呈している。
【0018】係る除去板65、66は図15に示す如く
シール壁35、36の内面に摺動自在に当接しており、
図16の如くシール壁35、36が駆動装置70によっ
て下降した場合、除去板65、66はシール壁35、3
6の上方に位置し、コーヒー抽出時はコーヒー或いは湯
に触れない場所に位置する。また、図17に示す如く除
去板65、66はシール壁35、36の内面幅全体に接
しており、シール壁35、36が上昇移動(矢印方向)
することによって、相対的にシール壁35、36の内面
全体を上方から下方に移動する。このとき、除去部65
A、66Aでシール壁35、36の内面に付着したコー
ヒーカス23を矢印方向に掻き落とし(図15)、次の
抽出時にコーヒーカス23が抽出液に混入するのを防止
する。
シール壁35、36の内面に摺動自在に当接しており、
図16の如くシール壁35、36が駆動装置70によっ
て下降した場合、除去板65、66はシール壁35、3
6の上方に位置し、コーヒー抽出時はコーヒー或いは湯
に触れない場所に位置する。また、図17に示す如く除
去板65、66はシール壁35、36の内面幅全体に接
しており、シール壁35、36が上昇移動(矢印方向)
することによって、相対的にシール壁35、36の内面
全体を上方から下方に移動する。このとき、除去部65
A、66Aでシール壁35、36の内面に付着したコー
ヒーカス23を矢印方向に掻き落とし(図15)、次の
抽出時にコーヒーカス23が抽出液に混入するのを防止
する。
【0019】更に、抽出器6の上方には図6及び図7の
如く原料搬出装置3との間にカバー50が取り付けられ
ている。このカバー50は抽出器6から立ち昇る湯気を
遮って原料搬出装置3内のコーヒー粉が固まらないよう
にするものであり、その上面には原料搬出装置3からコ
ーヒー粉を受け入れるための開閉自在のシャッター51
が取り付けられ、カバー50の対向壁34側には開閉自
在の扉52が取り付けられている。前記給湯管17はこ
のカバー50の下側に位置し、抽出器6の上方において
その長手方向に渡り複数のノズル(図示せず)を備えて
おり、それによって、図7の如く抽出器6に供給された
コーヒー粉の略全体に湯が降りかかるようにしている。
如く原料搬出装置3との間にカバー50が取り付けられ
ている。このカバー50は抽出器6から立ち昇る湯気を
遮って原料搬出装置3内のコーヒー粉が固まらないよう
にするものであり、その上面には原料搬出装置3からコ
ーヒー粉を受け入れるための開閉自在のシャッター51
が取り付けられ、カバー50の対向壁34側には開閉自
在の扉52が取り付けられている。前記給湯管17はこ
のカバー50の下側に位置し、抽出器6の上方において
その長手方向に渡り複数のノズル(図示せず)を備えて
おり、それによって、図7の如く抽出器6に供給された
コーヒー粉の略全体に湯が降りかかるようにしている。
【0020】一方、抽出器6の各対向壁33、34の外
側方には濾紙送出装置を構成するローラ53とローラ5
4がそれぞれ配設されている。また、下方に設けられた
カス容器24の上方にはステンレス製のガイド板20が
設けられている。このガイド板20はペーパーフィルタ
ー7より巾が狭く、抽出器6より水平に側方に延在した
後、ローラ54が位置する部分から斜め下方に傾斜し、
そこから垂直に下方に延在して、カス容器24方向に指
向している。更に、このガイド板20の下端部には本発
明の濾紙引込装置としてのローラ55が設けられてい
る。
側方には濾紙送出装置を構成するローラ53とローラ5
4がそれぞれ配設されている。また、下方に設けられた
カス容器24の上方にはステンレス製のガイド板20が
設けられている。このガイド板20はペーパーフィルタ
ー7より巾が狭く、抽出器6より水平に側方に延在した
後、ローラ54が位置する部分から斜め下方に傾斜し、
そこから垂直に下方に延在して、カス容器24方向に指
向している。更に、このガイド板20の下端部には本発
明の濾紙引込装置としてのローラ55が設けられてい
る。
【0021】各ローラ53、54、55はペーパーフィ
ルター7の両側部を挟持し、ローラ53はロール7Aか
らペーパーフィルター7を引き出し、対向壁33上面か
ら対向壁34上面に向けて送り出す。また、ローラ54
はコーヒーカス23の入ったペーパーフィルター7を抽
出器6より引っ張ると共に、ガイド板20の傾斜面方向
に送り出す。そして、ローラ55はローラ54から送り
出されたペーパーフィルター7をカス容器24方向(下
方)に引っ張り、カス容器24に送り出すものである。
ルター7の両側部を挟持し、ローラ53はロール7Aか
らペーパーフィルター7を引き出し、対向壁33上面か
ら対向壁34上面に向けて送り出す。また、ローラ54
はコーヒーカス23の入ったペーパーフィルター7を抽
出器6より引っ張ると共に、ガイド板20の傾斜面方向
に送り出す。そして、ローラ55はローラ54から送り
出されたペーパーフィルター7をカス容器24方向(下
方)に引っ張り、カス容器24に送り出すものである。
【0022】また、対向壁33の側方にはペーパーフィ
ルター7を抽出器6にセットするためのガイド部材57
が取り付けられている。このガイド部材57は、抽出器
6の幅方向に沿って配置されて且つ該抽出器6の幅より
も大きい寸法を有した上辺57Bと一対の側辺57Cと
から構成しており、更に側辺57Cの下端は折曲されて
駆動モータ71にて回動される基部57Aとなってい
る。かかるガイド部材57は側辺57Cの下端を中心に
して回動したとき、その上辺57Bは対向壁33の上方
から抽出口32付近までの範囲を移動する。そして、前
記ペーパーフィルター7はこのガイド部材57の上辺5
7Bの下側に挿通される。
ルター7を抽出器6にセットするためのガイド部材57
が取り付けられている。このガイド部材57は、抽出器
6の幅方向に沿って配置されて且つ該抽出器6の幅より
も大きい寸法を有した上辺57Bと一対の側辺57Cと
から構成しており、更に側辺57Cの下端は折曲されて
駆動モータ71にて回動される基部57Aとなってい
る。かかるガイド部材57は側辺57Cの下端を中心に
して回動したとき、その上辺57Bは対向壁33の上方
から抽出口32付近までの範囲を移動する。そして、前
記ペーパーフィルター7はこのガイド部材57の上辺5
7Bの下側に挿通される。
【0023】更に、抽出器6の両側には対向壁33、3
4に沿って濾紙接合装置としてのステプラー58、58
(奥側図示せず)が取り付けられている。両ステプラー
58、58の回動軸58Bは対向壁33、34の下端に
位置せしめられており、両ステプラー58、58の各腕
部材58A、58Aは駆動モータ73を含む側部接合駆
動機構61により対向壁34側に移動して重合するよう
構成されている。そして、両ステプラー58、58のそ
の上部には互いの上端部を掛け渡す桟58Cが架設され
ている。また、対向壁34の外側方にも濾紙接合装置を
構成するステプラー62が設けられている。このステプ
ラー62はペーパーフィルター7の全幅に渡る範囲で複
数配設されており、駆動モータ74を含む上部接合駆動
機構75によりペーパーフィルター7に対して進行方向
及び退出方向に移動するよう構成されている。
4に沿って濾紙接合装置としてのステプラー58、58
(奥側図示せず)が取り付けられている。両ステプラー
58、58の回動軸58Bは対向壁33、34の下端に
位置せしめられており、両ステプラー58、58の各腕
部材58A、58Aは駆動モータ73を含む側部接合駆
動機構61により対向壁34側に移動して重合するよう
構成されている。そして、両ステプラー58、58のそ
の上部には互いの上端部を掛け渡す桟58Cが架設され
ている。また、対向壁34の外側方にも濾紙接合装置を
構成するステプラー62が設けられている。このステプ
ラー62はペーパーフィルター7の全幅に渡る範囲で複
数配設されており、駆動モータ74を含む上部接合駆動
機構75によりペーパーフィルター7に対して進行方向
及び退出方向に移動するよう構成されている。
【0024】前記保存器8は、上端を前記抽出器6の抽
出口32に連通し、下端を排出管26に連通したステン
レス製の飲料タンク27と、この飲料タンク27の周囲
に設けられた断熱材28と、前記飲料タンク27を加熱
する保温ヒーター29とから構成されている。この保温
ヒーター29は飲料タンク27内のコーヒーを常時+6
3℃以上に保温する。飲料タンク27内上部には図示し
ないが電磁弁を介して前記湯タンク2に連通したリンス
パイプ60(図7)が円周状に配設されており、そして
排出管26には排出電磁弁31が介設されている。
出口32に連通し、下端を排出管26に連通したステン
レス製の飲料タンク27と、この飲料タンク27の周囲
に設けられた断熱材28と、前記飲料タンク27を加熱
する保温ヒーター29とから構成されている。この保温
ヒーター29は飲料タンク27内のコーヒーを常時+6
3℃以上に保温する。飲料タンク27内上部には図示し
ないが電磁弁を介して前記湯タンク2に連通したリンス
パイプ60(図7)が円周状に配設されており、そして
排出管26には排出電磁弁31が介設されている。
【0025】係る排出管26は前記混合器9の上方に開
口しており、混合器9には上方から攪拌羽42が挿入さ
れている。混合器9の下端から延びる飲料管43は、ス
ノコから成る販売口44上方に開口しており、販売口4
4には図示しないカップ供給装置から販売毎にカップ4
6が排出される。また、販売口44の下方には廃棄容器
47が配置されている。尚、47は不要なコーヒー
(液)、湯を収納するための廃棄容器である。
口しており、混合器9には上方から攪拌羽42が挿入さ
れている。混合器9の下端から延びる飲料管43は、ス
ノコから成る販売口44上方に開口しており、販売口4
4には図示しないカップ供給装置から販売毎にカップ4
6が排出される。また、販売口44の下方には廃棄容器
47が配置されている。尚、47は不要なコーヒー
(液)、湯を収納するための廃棄容器である。
【0026】以下、図3乃至図14を参照して前記制御
装置による上記抽出動作を説明する。尚、初期状態にあ
ってはシール壁35、36は図3の如く抽出器6の上方
に離間しており、除去板65、66の除去部65A、6
6Aはシール壁35、36と抽出器6の間に位置してい
る。また、ペーパーフィルター7はローラ53を経てガ
イド部材57の上辺57Bの下を潜り、抽出器6の上方
を通過してローラ54に至り、更にガイド板20の表面
を経てローラ55に至るようにセットされているものと
する。この状態で前記制御装置はローラ53、54、5
5の駆動を制御し、ロール7Aからペーパーフィルター
7を繰り出す。このとき、ローラ54、55はローラ5
3よりも先に停止され、それによって、ペーパーフィル
ター7は抽出器6の上方で図3の如く弛ませられる。
尚、この場合ローラ54、55の回転速度をローラ53
よりも遅くすることによりペーパーフィルター7を弛ま
せても良い。
装置による上記抽出動作を説明する。尚、初期状態にあ
ってはシール壁35、36は図3の如く抽出器6の上方
に離間しており、除去板65、66の除去部65A、6
6Aはシール壁35、36と抽出器6の間に位置してい
る。また、ペーパーフィルター7はローラ53を経てガ
イド部材57の上辺57Bの下を潜り、抽出器6の上方
を通過してローラ54に至り、更にガイド板20の表面
を経てローラ55に至るようにセットされているものと
する。この状態で前記制御装置はローラ53、54、5
5の駆動を制御し、ロール7Aからペーパーフィルター
7を繰り出す。このとき、ローラ54、55はローラ5
3よりも先に停止され、それによって、ペーパーフィル
ター7は抽出器6の上方で図3の如く弛ませられる。
尚、この場合ローラ54、55の回転速度をローラ53
よりも遅くすることによりペーパーフィルター7を弛ま
せても良い。
【0027】次に、駆動モータ71の駆動を制御してガ
イド部材57を図4の如く回動させ、弛んだペーパーフ
ィルター7を抽出器6の対向壁33、34の上面に沿わ
せる。次に、前記制御装置は駆動装置70を制御してシ
ール壁35、36を図6の如く降下させ、対向壁33、
34の両側部の前記した弾性シール部材を介してペーパ
ーフィルター7の両側部を挟持する。これによって、抽
出器6の対向壁33、34とシール壁35、36で囲ま
れた範囲には、図2の如く下端の抽出口32に向いた断
面漏斗状の抽出空間が形成される。
イド部材57を図4の如く回動させ、弛んだペーパーフ
ィルター7を抽出器6の対向壁33、34の上面に沿わ
せる。次に、前記制御装置は駆動装置70を制御してシ
ール壁35、36を図6の如く降下させ、対向壁33、
34の両側部の前記した弾性シール部材を介してペーパ
ーフィルター7の両側部を挟持する。これによって、抽
出器6の対向壁33、34とシール壁35、36で囲ま
れた範囲には、図2の如く下端の抽出口32に向いた断
面漏斗状の抽出空間が形成される。
【0028】この状態で前記制御装置は図6の如くカバ
ー50のシャッター51を開くと共に、原料搬出装置3
の搬出器18の駆動を制御して26杯分(数杯分に分け
て抽出しても良い。)のコーヒー粉を対向壁33、34
上面のペーパーフィルター7上に落下させる。次に、図
7の如くシャッター51を閉じ、給湯電磁弁16を開い
て給湯管17よりコーヒー粉に熱湯を降りかける。この
とき、前述の如く給湯管17は抽出器6の上方において
その長手方向に渡り複数のノズルを備えているので、コ
ーヒー粉にはその略全体に湯が降りかかる。また、この
ときシャッター51は閉じているので抽出器6から原料
搬出装置3に向かって立ち昇る湯気は遮られる。
ー50のシャッター51を開くと共に、原料搬出装置3
の搬出器18の駆動を制御して26杯分(数杯分に分け
て抽出しても良い。)のコーヒー粉を対向壁33、34
上面のペーパーフィルター7上に落下させる。次に、図
7の如くシャッター51を閉じ、給湯電磁弁16を開い
て給湯管17よりコーヒー粉に熱湯を降りかける。この
とき、前述の如く給湯管17は抽出器6の上方において
その長手方向に渡り複数のノズルを備えているので、コ
ーヒー粉にはその略全体に湯が降りかかる。また、この
ときシャッター51は閉じているので抽出器6から原料
搬出装置3に向かって立ち昇る湯気は遮られる。
【0029】ペーパーフィルター7上のコーヒー粉に降
りかけられた湯はそれに浸透して行き、コーヒー粉から
はコーヒー(液)が抽出されて行くが、抽出器6内の抽
出空間は前述の如く断面漏斗状を呈しているので、湯は
コーヒー粉の全体に略万遍なく行き渡り、それから抽出
されたコーヒーは抽出口32に向けて円滑に流下して行
く。従って、自然流下によっても十分な濃度のコーヒー
を抽出でき、抽出時間も短縮される。そして、26杯分
のコーヒーはペーパーフィルター7にて濾過され、抽出
口32より飲料タンク27内に受容される。
りかけられた湯はそれに浸透して行き、コーヒー粉から
はコーヒー(液)が抽出されて行くが、抽出器6内の抽
出空間は前述の如く断面漏斗状を呈しているので、湯は
コーヒー粉の全体に略万遍なく行き渡り、それから抽出
されたコーヒーは抽出口32に向けて円滑に流下して行
く。従って、自然流下によっても十分な濃度のコーヒー
を抽出でき、抽出時間も短縮される。そして、26杯分
のコーヒーはペーパーフィルター7にて濾過され、抽出
口32より飲料タンク27内に受容される。
【0030】給湯管17による給湯から所定の抽出時間
が経過すると、制御装置は再び駆動装置70を制御し、
シール壁35、36を上昇させて抽出器6より離間させ
る。このとき、シール壁35、36に付着しているコー
ヒーカス23は前記除去板65、66の除去部65A、
66Aにより掻き落とされる。即ち、自動販売機1に固
定された除去板65、66に接しながらシール壁35、
36が上昇するため、シール壁35、36に付着したコ
ーヒーカス23は掻き落とされ、下方に位置するペーパ
ーフィルター7上に落下する。
が経過すると、制御装置は再び駆動装置70を制御し、
シール壁35、36を上昇させて抽出器6より離間させ
る。このとき、シール壁35、36に付着しているコー
ヒーカス23は前記除去板65、66の除去部65A、
66Aにより掻き落とされる。即ち、自動販売機1に固
定された除去板65、66に接しながらシール壁35、
36が上昇するため、シール壁35、36に付着したコ
ーヒーカス23は掻き落とされ、下方に位置するペーパ
ーフィルター7上に落下する。
【0031】次に、制御装置は駆動モータ73の駆動を
制御して図9中矢印の如くステプラー58、58を移動
させる。このとき、桟58Cは対向壁33側のペーパー
フィルター7を引っ張り、図10の如く対向壁34方向
に折り畳んで行く。そして、ステプラー58は重合さ
れ、その針によって図10の如くペーパーフィルター7
の両側縁部を接合する。尚、このときローラ53はフリ
ーとなっており、ステプラー58はその後元の状態に復
帰される。
制御して図9中矢印の如くステプラー58、58を移動
させる。このとき、桟58Cは対向壁33側のペーパー
フィルター7を引っ張り、図10の如く対向壁34方向
に折り畳んで行く。そして、ステプラー58は重合さ
れ、その針によって図10の如くペーパーフィルター7
の両側縁部を接合する。尚、このときローラ53はフリ
ーとなっており、ステプラー58はその後元の状態に復
帰される。
【0032】この状態で抽出終了後のコーヒーカス及び
シール壁35、36より掻き落とされたコーヒーカス2
3は両側縁の接合部間のペーパーフィルター7内に保持
されている。そして、制御装置はローラ53、54、5
5を駆動してペーパーフィルター7を送り出し、且つ、
引っ張り、図11の如く扉52を開いてコーヒーカス2
3を保持したペーパーフィルター7を抽出器6から引き
出して行く。そして、駆動モータ74を制御してステプ
ラー62を降下させてコーヒーカス23等を保持した部
分のペーパーフィルター7の上縁を針にて接合する。こ
れによって、コーヒーカス23はペーパーフィルター7
内部に包み込まれる。そして、図12の如く駆動モータ
74を制御してステプラー62を元の位置に復帰させ
る。
シール壁35、36より掻き落とされたコーヒーカス2
3は両側縁の接合部間のペーパーフィルター7内に保持
されている。そして、制御装置はローラ53、54、5
5を駆動してペーパーフィルター7を送り出し、且つ、
引っ張り、図11の如く扉52を開いてコーヒーカス2
3を保持したペーパーフィルター7を抽出器6から引き
出して行く。そして、駆動モータ74を制御してステプ
ラー62を降下させてコーヒーカス23等を保持した部
分のペーパーフィルター7の上縁を針にて接合する。こ
れによって、コーヒーカス23はペーパーフィルター7
内部に包み込まれる。そして、図12の如く駆動モータ
74を制御してステプラー62を元の位置に復帰させ
る。
【0033】一方、ローラ54の駆動によって抽出器6
内よりコーヒーカス23を保持したペーパーフィルター
7はガイド板20の傾斜面方向に送り出され、ガイド板
20に案内されて下方のカス容器24方向に向かう。こ
のペーパーフィルター7は更にローラ55によって強制
的に引っ張られ、ガイド板20から下方のカス容器24
に向けて降下されて廃棄される。
内よりコーヒーカス23を保持したペーパーフィルター
7はガイド板20の傾斜面方向に送り出され、ガイド板
20に案内されて下方のカス容器24方向に向かう。こ
のペーパーフィルター7は更にローラ55によって強制
的に引っ張られ、ガイド板20から下方のカス容器24
に向けて降下されて廃棄される。
【0034】このように、ローラ54で送り出されたコ
ーヒーカス23を収納したペーパーフィルター7をガイ
ド板20下端部のローラ55で強制的にカス容器24方
向に引っ張るので、ペーパーフィルター7が湿っていて
もガイド板20に貼り付いて滞ってしまうことを阻止で
きる。従って、ペーパーフィルター7がローラ54に巻
き込まれたり、ペーパーフィルター7がローラ54から
外れたりするのを防止して、円滑にカス容器24に廃棄
できるようになる。
ーヒーカス23を収納したペーパーフィルター7をガイ
ド板20下端部のローラ55で強制的にカス容器24方
向に引っ張るので、ペーパーフィルター7が湿っていて
もガイド板20に貼り付いて滞ってしまうことを阻止で
きる。従って、ペーパーフィルター7がローラ54に巻
き込まれたり、ペーパーフィルター7がローラ54から
外れたりするのを防止して、円滑にカス容器24に廃棄
できるようになる。
【0035】その後、制御装置は前述同様にローラ5
3、54、55を駆動し、ロール7Aからペーパーフィ
ルター7を繰り出してペーパーフィルター7を抽出器6
の上方で弛ませ、図13の状態とする。このような抽出
動作が終了すると制御装置は保温ヒーター29により約
+63℃でコーヒーを保温しながら保存器8内に保存す
る。
3、54、55を駆動し、ロール7Aからペーパーフィ
ルター7を繰り出してペーパーフィルター7を抽出器6
の上方で弛ませ、図13の状態とする。このような抽出
動作が終了すると制御装置は保温ヒーター29により約
+63℃でコーヒーを保温しながら保存器8内に保存す
る。
【0036】尚、本発明では自動販売機を例に掲げて説
明したが、喫茶店や事務所などにて使用されるコーヒー
メーカーなどにも有効であることは云うまでもない。
明したが、喫茶店や事務所などにて使用されるコーヒー
メーカーなどにも有効であることは云うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、抽出
器の対向壁が下端に位置した抽出口より相互に離間しつ
つ上方に延在しており、シール壁は対向壁の両側部との
間に濾紙を挟持するようにしたので、対向壁とシール壁
で囲まれる範囲には、抽出口に向いた断面漏斗状の抽出
空間が形成される。従って、対向壁上面に位置する濾紙
上に供給された原料には湯が万遍なく行き渡り、それに
よって原料から抽出された飲料は抽出口に向けて円滑に
流下し、濾紙を経て抽出口より取り出せるようになるの
で、自然流下によっても十分な濃度の飲料を抽出でき、
抽出時間もされる。
器の対向壁が下端に位置した抽出口より相互に離間しつ
つ上方に延在しており、シール壁は対向壁の両側部との
間に濾紙を挟持するようにしたので、対向壁とシール壁
で囲まれる範囲には、抽出口に向いた断面漏斗状の抽出
空間が形成される。従って、対向壁上面に位置する濾紙
上に供給された原料には湯が万遍なく行き渡り、それに
よって原料から抽出された飲料は抽出口に向けて円滑に
流下し、濾紙を経て抽出口より取り出せるようになるの
で、自然流下によっても十分な濃度の飲料を抽出でき、
抽出時間もされる。
【0038】また、濾紙を折り畳む濾紙折畳装置と、折
り畳まれた状態の濾紙の縁部を接合する濾紙接合装置を
設けたので、抽出後の原料カスが載った濾紙を折り畳
み、原料カスを内部に包み込んだ状態でその縁部を接合
することが可能となる。従って、原料カスが多い場合に
も、抽出終了後の廃棄時に原料カスが濾紙から落下した
り、外部に散乱する不都合を防止、若しくは抑制でき、
それらによる汚染の発生を解消若しくは抑制することが
可能となる。
り畳まれた状態の濾紙の縁部を接合する濾紙接合装置を
設けたので、抽出後の原料カスが載った濾紙を折り畳
み、原料カスを内部に包み込んだ状態でその縁部を接合
することが可能となる。従って、原料カスが多い場合に
も、抽出終了後の廃棄時に原料カスが濾紙から落下した
り、外部に散乱する不都合を防止、若しくは抑制でき、
それらによる汚染の発生を解消若しくは抑制することが
可能となる。
【0039】そして、特に本発明では抽出終了後折り畳
んだ濾紙を送り出す濾紙送出装置から送り出された濾紙
をカス容器に案内するガイド板を設けており、更に、こ
のガイド板に至った濾紙をカス容器方向に引っ張る濾紙
引込装置を設けているので、濾紙をカス容器方向に案内
し、且つ、湿った原料カスを包み込んだ濾紙がガイド板
に貼り付こうとしても、これを引き剥がして確実にカス
容器に廃棄することが可能となる。従って、濾紙の脱落
などを未然に回避し、カス容器まで円滑に移送して連続
的な飲料抽出を実現できるようになるものである。
んだ濾紙を送り出す濾紙送出装置から送り出された濾紙
をカス容器に案内するガイド板を設けており、更に、こ
のガイド板に至った濾紙をカス容器方向に引っ張る濾紙
引込装置を設けているので、濾紙をカス容器方向に案内
し、且つ、湿った原料カスを包み込んだ濾紙がガイド板
に貼り付こうとしても、これを引き剥がして確実にカス
容器に廃棄することが可能となる。従って、濾紙の脱落
などを未然に回避し、カス容器まで円滑に移送して連続
的な飲料抽出を実現できるようになるものである。
【図1】本発明の飲料抽出装置の実施例としての自動販
売機の内部構成を示す図である。
売機の内部構成を示す図である。
【図2】抽出器を含む周辺の部品の斜視図である。
【図3】自動販売機の飲料抽出動作を説明する図であ
る。
る。
【図4】同じく自動販売機の飲料抽出動作を説明する図
である。
である。
【図5】同じく自動販売機の飲料抽出動作を説明する図
である。
である。
【図6】同じく自動販売機の飲料抽出動作を説明する抽
出器周辺の部品の側面図である。
出器周辺の部品の側面図である。
【図7】同じく自動販売機の飲料抽出動作を説明する抽
出器周辺の部品の側面図である。
出器周辺の部品の側面図である。
【図8】自動販売機のコーヒーカス廃棄動作を説明する
図である。
図である。
【図9】同じく自動販売機のコーヒーカス廃棄動作を説
明する図である。
明する図である。
【図10】同じく自動販売機のコーヒーカス廃棄動作を
説明する図である。
説明する図である。
【図11】同じく自動販売機のコーヒーカス廃棄動作を
説明する図である。
説明する図である。
【図12】同じく自動販売機のコーヒーカス廃棄動作を
説明する図である。
説明する図である。
【図13】自動販売機のペーパーフィルター送り出し動
作を説明する図である。
作を説明する図である。
【図14】抽出器を含む周辺の部品の側面図である。
【図15】コーヒーカスを掻き落とす除去板とシール壁
の拡大図である。
の拡大図である。
【図16】同じくコーヒーカスを掻き落とす除去板に対
してシール壁が下降したときの拡大図である。
してシール壁が下降したときの拡大図である。
【図17】同じくコーヒーカスを掻き落とす除去板に対
してシール壁が上昇したときの拡大図である。
してシール壁が上昇したときの拡大図である。
【図18】従来の自動販売機のコーヒーカス廃棄動作を
説明する図である。
説明する図である。
1 自動販売機(飲料抽出装置) 2 湯タンク 3 原料搬出装置 6 抽出器 7 ペーパーフィルター 8 保存器 20 ガイド板 23 コーヒーカス 32 抽出口 33 対向壁 34 対向壁 35 シール壁 36 シール壁 53 ローラ 54 ローラ 55 ローラ 58 ステプラー 62 ステプラー
Claims (1)
- 【請求項1】 下端に位置した抽出口より相互に離間し
つつ上方に延在する一対の対向壁から成る抽出器と、ロ
ールより引き出されて前記対向壁の上面に配置される濾
紙と、前記抽出器に対して上下移動自在に設けられ、前
記対向壁両側部との間に前記濾紙を挟持する一対のシー
ル壁と、該シール壁に挟持されて前記対向壁の上面に位
置する濾紙上に原料と湯をそれぞれ供給する原料搬出装
置及び給湯装置と、前記シール壁が抽出器より離間した
状態で前記対向壁の上面に位置する抽出終了後の濾紙を
折り畳む濾紙折畳装置と、折り畳まれた状態の濾紙の縁
部を接合する濾紙接合装置と、前記シール壁が抽出器よ
り離間した状態で前記濾紙を送り出す濾紙送出装置と、
この濾紙送出装置から送り出された前記濾紙をカス容器
に案内するガイド板と、このガイド板に至った濾紙を前
記カス容器方向に引っ張る濾紙引込装置とを具備したこ
とを特徴とする飲料抽出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7132343A JPH08322731A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 飲料抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7132343A JPH08322731A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 飲料抽出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08322731A true JPH08322731A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15079128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7132343A Withdrawn JPH08322731A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 飲料抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08322731A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006244448A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-09-14 | Kubota Corp | 飲料抽出装置 |
JP2007044152A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 粉末原料供給装置 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP7132343A patent/JPH08322731A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006244448A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-09-14 | Kubota Corp | 飲料抽出装置 |
JP2007044152A (ja) * | 2005-08-08 | 2007-02-22 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 粉末原料供給装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20041004 |