JPH08321464A - 被処理体の現像方法 - Google Patents

被処理体の現像方法

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JPH08321464A
JPH08321464A JP9811196A JP9811196A JPH08321464A JP H08321464 A JPH08321464 A JP H08321464A JP 9811196 A JP9811196 A JP 9811196A JP 9811196 A JP9811196 A JP 9811196A JP H08321464 A JPH08321464 A JP H08321464A
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Keizo Hasebe
圭蔵 長谷部
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間でかつ均一に現像を行うことのできる
被処理体の現像方法を提供する。 【解決手段】 回転機構13aにより半導体ウエハ12
を高速回転させながら、現像液供給ノズル14a、14
bから、現像液を例えば 0.3秒間供給し、この後回転速
度を例えば低速として例えば 3秒間程度供給し、しかる
後、回転を停止して所定の時間例えば60秒現像を行う。
現像時間が経過した後、再び半導体ウエハ12を回転さ
せ、リンス液供給ノズル15からリンス液を供給し、こ
の後、リンス液の供給を停止して、引き続き半導体ウエ
ハ12を回転させることにより乾燥を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理体、例えば
半導体ウエハ等の現像に利用される被処理体の現像方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、現像装置は、半導体ウエハ等の
表面に形成された感光性膜に現像液を供給し、所定時間
感光性膜と、現像液とを接触させて、現像を行う。
【0003】図4は、このような従来の現像装置の一例
として、半導体ウエハ上に形成された感光性膜の現像を
行う現像装置を示すもので、処理室1内には、真空チャ
ック等で半導体ウエハ2を保持する保持台3が配置され
ており、保持台3上方には現像液を供給するための現像
液供給ノズル4およびリンス液を供給するためのリンス
液供給ノズル5が配置されている。なお、保持台3は、
モ―タ等からなる回転機構3aに接続されている。
【0004】上記構成の従来の現像装置では、保持台3
上に半導体ウエハ2を載置し、真空チャック等で半導体
ウエハ2をこの保持台3上に吸着させ、回転を停止した
状態で現像液供給ノズル4から、例えばテトラメチルア
ンモニウムハイドロオキサイドの 3%溶液等の現像液を
スプレイし、半導体ウエハ2上に液盛りして所定の時間
例えば60秒現像を行う。
【0005】現像時間が経過すると、半導体ウエハ2を
回転させ、リンス液供給ノズル5から純水等のリンス液
を供給し、リンス操作を行った後、リンス液の供給を停
止して、半導体ウエハ2を回転させることにより乾燥を
行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記現像装置において
は、現像時間の短縮がスループットの向上につながる。
しかしながら、現像時間を短くした場合、半導体ウエハ
の全面に、現像液を短時間で均一に供給する必要があ
り、上述した従来の現像方法においては、現像むらが生
じてしまうという問題があった。
【0007】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、短時間でかつ均一に現像を行うことので
きる被処理体の現像方法を提供しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の被処理
体の現像方法は、被処理体を高速回転させながら現像液
を供給する工程と、被処理体を低速回転させながら現像
液を供給する工程と、被処理体の回転を停止して、現像
処理を行う工程と、被処理体を回転させながらリンス液
を供給するリンス工程と、このリンス工程から引き続き
被処理体を回転させ、前記リンス液の供給を停止して乾
燥を行う工程とを順次行うことを特徴とする。
【0009】本発明の被処理体の現像方法では、最初に
被処理体を高速回転させながら現像液を供給し、短時間
で半導体ウエハ全面を均一に濡らし、この後、被処理体
を低速回転させながら現像液を供給し、しかる後、被処
理体の回転を停止して、現像処理を行う。そして、この
後、被処理体を回転させながらリンス液を供給してリン
スを行い、このリンス工程から引き続き被処理体を回転
させ、リンス液の供給を停止して乾燥を行う。
【0010】これによって、半導体ウエハの全面に、現
像液を短時間で均一に供給することができ、均一に現像
を行うことができるとともに、短時間で現像を行うこと
ができる。
【0011】また、一般に感光性膜の未露光部分の膜減
り量は、供給される現像液の液圧が高くなると多くなる
傾向にある。
【0012】このため、現像液を複数の現像液供給口か
ら被処理物に供給し、現像液供給口1つ当たりの流量を
減少させて現像液の液圧を減少させるとともに、供給さ
れる面内における液圧を均一化して、感光性膜の未露光
部分の膜減り量を減少および均一化することが好まし
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の被処理体の現像方
法を図面を参照して発明の実施の形態について説明す
る。
【0014】処理室11内には、真空チャック等で被処
理体、例えば半導体ウエハ12を保持する保持台13が
配置されており、保持台13上方には現像液を供給する
ための2つの現像液供給ノズル14a、14bおよびリ
ンス液を供給するためのリンス液供給ノズル15が配置
されている。なお、保持台13は、モ―タ等からなる回
転機構13aに接続されている。
【0015】上記構成の現像装置で現像を行う場合は、
まず、保持台13上に半導体ウエハ12を載置し、真空
チャック等で半導体ウエハ12をこの保持台13上に吸
着させる。
【0016】次に、回転機構13aにより例えば1000rp
m 程度で半導体ウエハ12を回転させながら、現像液供
給ノズル14a、14bから、例えばテトラメチルアン
モニウムハイドロオキサイドの 3%溶液等の現像液を例
えば 0.3秒間供給し、この後回転速度を例えば30rpm 程
度として例えば 3秒間程度供給し、しかる後、回転を停
止して所定の時間例えば60秒現像を行う。なお、現像液
供給ノズル14a、14bからの現像液の流量は、例え
ばそれぞれ 0.12 l/min 程度である。
【0017】このように、最初に半導体ウエハ12を高
速回転させながら現像液を供給し、短時間で半導体ウエ
ハ12全面を均一に濡らし、この後、半導体ウエハ12
を低速回転させながら現像液を供給し、しかる後、被処
理体の回転を停止して、現像処理を行う。
【0018】そして、現像時間が経過した後、再び半導
体ウエハ12を回転させ、リンス液供給ノズル15から
純水等のリンス液を供給し、リンス操作を行い、この
後、リンス液の供給を停止して、引き続き半導体ウエハ
12を回転させることにより乾燥を行う。
【0019】以上の被処理体の現像方法では、半導体ウ
エハ12の全面に、現像液を短時間で均一に供給するこ
とができ、均一に現像を行うことができる。また、短時
間で半導体ウエハ12の現像を行うことができ、スルー
プットの向上を図ることができる。
【0020】縦軸を感光性膜の未露光部分の膜減り量、
横軸を半導体ウエハ中心からの距離とした図2のグラフ
の曲線aは、上述の現像装置を用い、現像液供給ノズル
14a、14bからの現像液流量をそれぞれ 0.12 l/
min 、現像液供給時間 3.3秒、停止現像時間60秒の現像
操作を行った場合の感光性膜の未露光部分の膜減り量を
示している。なお、現像液供給中の半導体ウエハ12の
回転速度は、最初の 0.3秒間1000rpm 、次の 3秒間30rp
m である。
【0021】このグラフの曲線aに示されるように、こ
の現像方法では、感光性膜の未露光部分の膜減り量は、
最大 172.2nm、最小 165.1nm、平均 168.6nmとなる。こ
の場合の標準偏差は、 1.98 となり半導体ウエハ各部に
おける感光性膜の未露光部分の膜減り量を均一化するこ
とができる。
【0022】比較のために図4に示す現像液供給ノズル
が1つの現像装置で本例と同様な現像方法を実行した場
合を図5に示す。このグラフに示される結果は、感光性
膜の未露光部分の膜減り量が、最大 192.1nm、最小 17
2.8nm、平均 184.2nmであり、標準偏差は56.8で、感光
性膜の未露光部分の膜減り量が、半導体ウエハの中央部
で多く、周辺部で少なく不均一になる。
【0023】なお、上記の例では、2つの現像液供給ノ
ズル14a、14bを備えた場合について説明したが、
本発明は係る例に限定されるものではなく、現像液供給
ノズルの数は、2以上いくつとしてもよい。
【0024】また、現像液供給ノズル14a、14b
は、図3に示すように、駆動機構により図示矢印方向に
移動させ、半導体ウエハ12表面に対する現像液のスプ
レイ角度を変えるようにスキャンさせながら現像液をス
プレイするよう構成することにより、図2のグラフに曲
線bで示すようにさらに未露光部分の膜減り量の減少お
よび均一化を図ることができる。
【0025】
【発明の効果】上述のように、本発明の被処理体の現像
方法では、半導体ウエハの全面に、現像液を短時間で均
一に供給することができ、短時間でかつ均一に現像を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像方法に使用可能な現像装置の構成
例を示す図。
【図2】感光性膜の未露光部分の膜減り量を示すグラ
フ。
【図3】図1に示す現像装置の変形例を説明するための
図。
【図4】従来の技術を説明するための図。
【図5】感光性膜の未露光部分の膜減り量を示すグラ
フ。
【符号の説明】
12……半導体ウエハ 13……保持台 14a、14b……現像液供給ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を高速回転させながら現像液を
    供給する工程と、 被処理体を低速回転させながら現像液を供給する工程
    と、 被処理体の回転を停止して、現像処理を行う工程と、 被処理体を回転させながらリンス液を供給するリンス工
    程と、 このリンス工程から引き続き被処理体を回転させ、前記
    リンス液の供給を停止して乾燥を行う工程とを順次行う
    ことを特徴とする被処理体の現像方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の被処理体の現像方法におい
    て、 現像液を複数の現像液供給口から供給することを特徴と
    する被処理体の現像方法。
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