JPH08321314A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JPH08321314A
JPH08321314A JP7126378A JP12637895A JPH08321314A JP H08321314 A JPH08321314 A JP H08321314A JP 7126378 A JP7126378 A JP 7126378A JP 12637895 A JP12637895 A JP 12637895A JP H08321314 A JPH08321314 A JP H08321314A
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JP
Japan
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fuel cell
element member
cathode
anode
side element
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JP7126378A
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Takafumi Okamoto
隆文 岡本
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】アノード側電極およびカソード側電極をそれぞ
れ最適の冷却効率に設定するとともに、部品点数が増加
することがなく、コンパクト化および軽量化が容易に遂
行可能な燃料電池を提供する。 【構成】燃料電池構造体18とセパレータ20とを備
え、このセパレータ20は、空気極14に接する酸化剤
ガス用整流板50と水素極16に接する燃料ガス用整流
板56とを有する。酸化剤ガス用整流板50と燃料ガス
用整流板56の間には、冷却媒体を直接供給するための
流路58が形成されるとともに、この酸化剤ガス用整流
板50とこの燃料ガス用整流板56に、冷却媒体との接
触面積を拡大するためのフィン50c、56cが形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解質膜を挟んでアノ
ード側電極とカソード側電極を対設した燃料電池構造体
と前記燃料電池構造体を挟持するセパレータとを備えた
燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、固体高分子電解質膜を挟んでア
ノード側電極とカソード側電極とを対設した燃料電池構
造体をセパレータによって挟持して複数積層することに
より構成された燃料電池が開発され、種々の用途に実用
化されつつある。
【0003】この種の燃料電池は、例えば、メタノール
の水蒸気改質により生成された水素ガス(燃料ガス)を
アノード側電極に供給するとともに、酸化剤ガス(空
気)をカソード側電極に供給することにより前記水素が
イオン化して固体高分子電解質膜内を流れ、これにより
外部に電気エネルギが得られるように構成されている。
【0004】ところで、上記燃料電池では、有効な発電
機能を発揮させるために、発電に伴って発生する熱を除
去する必要がある。特に、固体高分子電解質膜を用いた
燃料電池では、運転温度が比較的低く、しかもこの固体
高分子電解質膜自体が熱の影響を大きく受けるため、高
精度な温度制御が必要とされている。
【0005】そこで、特開平5−190193号公報に
開示されているように、第1の単セル、燃料ガス供給手
段、冷却板、酸化剤ガス供給手段、第2の単セルを順次
積層して構成された燃料電池が知られている。この燃料
電池では、冷却板がその内部に冷却水流路を有し、燃料
ガス供給手段と酸化剤ガス供給手段とを介して第1およ
び第2の単セルを冷却するとともに、この冷却板の燃料
ガス供給手段に接する面の冷却効率がその酸化剤ガス供
給手段に接する面の冷却効率よりも高くなるように構成
されている。
【0006】この場合、上記の従来技術では、アノード
側電極とカソード側電極の冷却効率をそれぞれ最適に設
定するために、冷却板の冷却水路を燃料ガス供給手段側
に近接させたり、燃料ガス供給手段側と酸化剤ガス供給
手段側にそれぞれ個別の冷却水路を設けたり、燃料ガス
供給手段側と酸化剤ガス供給手段側とで異なった熱伝導
率を有する冷却部材を用いたり、あるいは燃料ガス流路
部材の厚さを酸化剤ガス流路部材の厚さよりも薄くした
りすることにより対応している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、第1の単セルと第2の単セルの間に介装
されるセパレータとして、燃料ガス供給手段、冷却板お
よび酸化剤ガス供給手段が設けられている。このため、
セパレータ構成部品の数が多くなるとともに、このセパ
レータの厚さが大きくなってしまい、燃料電池全体のコ
ンパクト化が図れないという問題が指摘されている。さ
らに、セパレータ構成部品の数が多くなると、燃料電池
全体が重量化してしまうという問題もある。
【0008】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、アノード側電極およびカソード側電極をそれぞれ
最適の冷却効率に設定することができるとともに、部品
点数が増加することがなく、コンパクト化および軽量化
が容易に遂行可能な燃料電池を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、電解質膜を挟んでアノード側電極とカ
ソード側電極を対設した燃料電池構造体と、前記燃料電
池構造体を挟持するセパレータと、を備え、前記セパレ
ータは、前記アノード側電極に接するアノード側要素部
材と、前記カソード側電極に接するカソード側要素部材
と、前記アノード側要素部材および前記カソード側要素
部材の間に形成される冷却媒体用流路と、を有するとと
もに、前記アノード側要素部材および前記カソード側要
素部材は、前記冷却媒体用流路を形成するそれぞれの面
部に前記冷却媒体との接触面積を拡大するための凸状部
および/または凹状部からなる接触面積拡大部位が設け
られることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係る燃料電池では、セパレータとして
アノード側電極に接するアノード側要素部材とカソード
側電極に接するカソード側要素部材とを備えており、こ
れらの間に冷却媒体用流路が直接形成されている。この
ため、セパレータ構成部品の数が容易に削減される。さ
らに、アノード側要素部材およびカソード側要素部材の
冷却媒体用流路を形成するそれぞれの面部に接触面積拡
大部位が設けられている。従って、各接触面積拡大部位
の形状等を変更するだけで、アノード側電極とカソード
側電極に対してそれぞれ最適の冷却効率を設定すること
ができる。
【0011】
【実施例】本発明に係る燃料電池について実施例を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0012】図1および図2において、参照数字10
は、本実施例に係る燃料電池を示す。この燃料電池10
は、固体高分子電解質膜12を挟んで空気極(カソード
側電極)14と、水素極(アノード側電極)16を対設
した燃料電池構造体18と、3組の前記燃料電池構造体
18を挟持するセパレータ20とを備える。燃料電池構
造体18とセパレータ20は、一対のエンドプレート2
2a、22bおよびタイロッド24により一体的に固定
される(図1参照)。
【0013】図2に示すように、電解質膜12の上部側
には、燃料ガス導入用孔部12aと冷却媒体排出用孔部
12bと酸化剤ガス導入用孔部12cとが設けられる一
方、この電解質膜12の下部側には、燃料ガス排出用孔
部12dと冷却媒体導入用孔部12eと酸化剤ガス排出
用孔部12fとが設けられる。
【0014】燃料電池構造体18の両側には、第1およ
び第2ガスケット30、32が配設される。第1ガスケ
ット30は、空気極14を収容するための大きな開口部
34を有し、第2ガスケット32は、水素極16を収容
するための大きな開口部36を有する。第1および第2
ガスケット30、32は、燃料ガス導入用孔部30a、
32aと冷却媒体排出用孔部30b、32bと酸化剤ガ
ス導入用孔部30c、32cとをそれぞれ上部側に設け
るとともに、燃料ガス排出用孔部30d、32dと冷却
媒体導入用孔部30e、32eと酸化剤ガス排出用孔部
30f、32fとをそれぞれ下部側に設ける。
【0015】セパレータ20は、空気極側第1セパレー
タ部(カソード側要素部材)40と水素極側第2セパレ
ータ部(アノード側要素部材)42とを備える。
【0016】第1セパレータ部40を構成する第1マニ
ホールド板46は、矩形状の平板で構成され、その中央
部に大きな開口部48を有する。第1マニホールド板4
6の上部側には、燃料ガス導入用孔部46aと冷却媒体
排出用孔部46bと酸化剤ガス導入用孔部46cとが設
けられ、その下部側には、燃料ガス排出用孔部46dと
冷却媒体導入用孔部46eと酸化剤ガス排出用孔部46
fとが設けられる。孔部46c、46fは、第1マニホ
ールド板46の一方の面部(空気極14側)に互いに対
角の位置に対応して設けられた凹部47a、47bを介
して開口部48に連通する。
【0017】第1マニホールド板46の開口部48に酸
化剤ガス用整流板50が嵌合される。酸化剤ガス用整流
板50は、図2および図3に示すように、その一面側
(空気極14側)に水平方向に複数の突起50aが互い
に平行かつ千鳥状に設けられ、これにより、鉛直方向に
向かって蛇行する酸化剤ガス用通路50bが形成され
る。この酸化剤ガス用整流板50の他方の面部(後述す
る冷却媒体用流路を形成する面部)には、冷却媒体との
接触面積を拡大するための複数、例えば、11個の熱交
換用フィン(接触面積拡大部位)50cが水平方向に互
いに平行に突出形成される。
【0018】第2セパレータ部42は、上記第1セパレ
ータ部40と同様に構成されており、第2マニホールド
板52とこの第2マニホールド板52の開口部54に嵌
合する燃料ガス用整流板56とを備える。
【0019】第2マニホールド板52は、その上部側に
燃料ガス導入用孔部52aと冷却媒体排出用孔部52b
と酸化剤ガス導入用孔部52cとが設けられる一方、そ
の下部側に燃料ガス排出用孔部52dと冷却媒体導入用
孔部52eと酸化剤ガス排出用孔部52fとが設けられ
る。孔部52a、52dは、第2マニホールド板52の
一方の面部(第1セパレータ部40と反対側の面部)に
設けられた凹部53a、53bを介して開口部54に連
通する。孔部52b、52eは、第2マニホールド板5
2の他方の面部(第1セパレータ部40側の面部)に設
けられた切欠52g、52hを介して開口部54に開放
される。
【0020】燃料ガス用整流板56は、図2および図3
に示すように、一方の面に水平方向に平行かつ千鳥状に
配設された複数の突起56aを介して鉛直方向に蛇行す
る燃料ガス用通路56bが形成されるとともに、その反
対側の面部(後述する冷却媒体用流路側の面部)には、
冷却媒体との接触面積を拡大するための複数、例えば、
3個の熱交換用フィン(接触面積拡大部位)56cが突
出形成される。
【0021】酸化剤ガス用整流板50および燃料ガス用
整流板56は、炭素、ステンレス鋼またはインコネル
(商標名)等のニッケル系合金等の耐蝕性を有する導電
性金属、導電性ゴム、導電性樹脂等、またはこれらを組
み合わせた材料で構成される。
【0022】セパレータ20は、図3に示すように、第
1および第2セパレータ部40、42が一体的に組み付
けられる際、酸化剤ガス用整流板50と燃料ガス用整流
板56の間に冷却媒体用流路58が形成される。この流
路58は、第2マニホールド板52に設けられた切欠5
2g、52hを介し孔部52b、52eに連通する(図
4参照)。
【0023】なお、第2マニホールド板52に切欠52
g、52hを設ける代わりに、第1マニホールド板46
に孔部46b、46eを互いに連通する切欠を設けても
よく、また、この第1および第2マニホールド板46、
52の双方に切欠を設けてもよい。
【0024】次に、このように構成される燃料電池10
の動作について説明する。
【0025】燃料ガス(水素ガス)が燃料電池10に供
給されると、この燃料ガスは、第1セパレータ部40を
構成する第1マニホールド板46の孔部46aおよび第
2セパレータ部42を構成する第2マニホールド板52
の孔部52aに導入され、その一部がこの孔部52aか
ら燃料ガス用整流板56の通路56bに供給される。
【0026】燃料電池10に供給される酸化剤ガス(空
気)は、第1マニホールド板46の孔部46cおよび第
2マニホールド板52の孔部52cに導入され、その一
部がこの孔部46cから酸化剤ガス用整流板50の通路
50bに供給される。これにより、燃料電池構造体18
を構成する水素極16側に燃料ガスが供給されるととも
に、空気極14側に酸化剤ガスが供給され、この燃料電
池構造体18に電気エネルギが生成される。
【0027】一方、図4に示すように、燃料電池10の
下部側に冷却媒体が供給される。この冷却媒体として
は、水、メタノール、水とメタノールの混合溶液、燃料
電池作動用ガス(使用前または使用後)、または燃料電
池10の作動温度以下の沸点を有する物質である。
【0028】具体的には、無機化合物である水(100
℃)、アンモニア(−33.43℃)、二酸化炭素(−
78.5℃)、アルゴン(−185.869℃)および
窒素(−195.8℃)と、有機化合物であるメタノー
ル(64.51℃)、エタノール(78.3℃)および
イソプロパノール(82.33℃)等のアルコール類
と、アセトアルデヒド(20.4℃)、アセトン(5
6.12℃)、エチルメチルケトン(79.59℃)お
よびホルムアルデヒド(−19.1℃)等のアルデヒド
・ケトン類と、エチルプロピルエーテル(63.86
℃)、エチルメチルエーテル(7.35℃)、ジエチル
エーテル(34.55℃)、ジメチルエーテル(−2
4.84℃)およびジイソプロピルエーテル(68.2
7℃)等のエーテル類と、メタン(−161.49
℃)、エタン(−88.63℃)、プロパン(−42.
07℃)、ブタン(−0.5℃)、ペンタン(36.0
7℃)、イソペンタン(27.85℃)、ヘキサン(6
8.74℃)およびイソヘキサン(60.27℃)等の
飽和炭化水素と、蟻酸メチル(31.76℃)、蟻酸エ
チル(57℃)、酢酸エチル(77.17℃)、酢酸ビ
ニル(72.92℃)および酢酸メチル(57℃)等の
エステルと、シクロブタン(12.51℃)、シクロプ
ロパン(−32.87℃)、シクロヘキサン(80.7
4℃)、シクロペンタン(49.26℃)、ヘキサフル
オロベンゼン(80.26℃)およびベルフルホロシク
ロヘキサン(52.52℃)等の環状化合物とが使用さ
れる。なお、上記()内は、それぞれの物質の常圧下に
おける沸点を示す。
【0029】燃料電池10の下部側に供給された冷却媒
体は、第2マニホールド板52の孔部52e、切欠52
gを介して燃料ガス用整流板56と酸化剤ガス用整流板
50の間に形成された流路58に導入され、この流路5
8を下方から上方に向かって流動する。そして、この冷
却媒体は、第2マニホールド板52の上部側に設けられ
た孔部52bおよび第1マニホールド板46の孔部46
b等を通って燃料電池10から排出される。
【0030】この場合、本実施例では、第1および第2
セパレータ部40、42によりセパレータ20が構成さ
れ、一面に酸化剤ガス用通路50bが設けられた酸化剤
ガス用整流板50と一面に燃料ガス用通路56bが設け
られた燃料ガス用整流板56との間に、冷却媒体用流路
58が直接形成されている。このため、冷却媒体を流通
させるために専用の冷却板を用いるものに比べ、部品数
が一挙に削減されてセパレータ20全体の軽量化および
コンパクト化が容易に達成されるという効果が得られ
る。
【0031】さらに、本実施例では、酸化剤ガス用整流
板50に流路58側に突出して複数のフィン50cが設
けられる一方、燃料ガス用整流板56にこの流路58側
に突出して複数のフィン56cが設けられており、空気
極14および水素極16の冷却効率を容易に向上させる
ことができる。
【0032】しかも、フィン50c、56cの形状、寸
法および数等をそれぞれ個別に設定することができ、こ
れによって空気極14および水素極16の機能等に応じ
てこの空気極14およびこの水素極16に最適な冷却効
率を確実に選択することができる。
【0033】すなわち、空気極14側では、燃料電池1
0の反応によりこの空気極14側で発生する熱を除去し
て該空気極14中のイオン導電成分の乾燥および電解質
膜12の空気極14側の乾燥を防ぐとともに、酸化剤ガ
スを加湿する場合に前記空気極14中のイオン導電成分
および電解質膜12の空気極14側へ水が入り易いよう
に空気極14側の冷却効率が設定される。一方、水素極
16側では、燃料ガスを加湿する場合に水素極16中の
イオン導電成分および電解質膜12の水素極16側へ水
が入り易いように該水素極16側の冷却効率が設定され
る。
【0034】従って、空気極14と水素極16では、そ
れぞれの冷却効率が異なる場合が多く、これらの冷却効
率の違いに対応してフィン50cとフィン56cの形
状、寸法および数を異ならせている。これにより、空気
極14および水素極16において、それぞれの冷却効率
を個別にかつ最適な状態に設定することが可能になると
いう効果が得られる。
【0035】さらに、本実施例では、酸化剤ガス用整流
板50のフィン50cおよび燃料ガス用整流板56のフ
ィン56cが冷却媒体にのみ接しており、空気極−水素
極間の熱伝導は固体高分子電解質膜を介してのみ行わ
れ、セパレータを介した熱伝導が遮断されるため、選択
的冷却効率はさらに高まる。
【0036】なお、本実施例では、接触面積拡大部位と
してフィン50c、56cを用いたが、これに限定され
るものではなく、冷却媒体との接触面積を拡大し得る構
造であれば、凹状部や種々の変形面等を採用することが
可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る燃料電池では、以下の効果
乃至利点が得られる。
【0038】アノード側電極に接するアノード側要素部
材とカソード側電極に接するカソード側要素部材とを備
え、これらの間に冷却媒体用流路が直接形成されるた
め、セパレータ構成部品の数が容易に削減される。さら
に、アノード側要素部材およびカソード側要素部材の冷
却媒体用流路を形成するそれぞれの面部に接触面積拡大
部位が設けられており、この接触面積拡大部位の形状等
を変更するだけで、アノード側電極とカソード側電極に
対しそれぞれ最適の冷却効率を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池の概略斜視説明図であ
る。
【図2】前記燃料電池の一部分解斜視説明図である。
【図3】前記燃料電池を構成するセパレータの縦断説明
図である。
【図4】図1中、IV−IV線断面図である。
【符号の説明】
10…燃料電池 12…固体高分子
電解質膜 14…空気極 16…水素極 18…燃料電池構造体 20…セパレータ 40、42…セパレータ部 46、52…マニ
ホールド板 50、56…整流板 50b、56b…
通路 50c、56c…フィン 58…流路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解質膜を挟んでアノード側電極とカソー
    ド側電極を対設した燃料電池構造体と、 前記燃料電池構造体を挟持するセパレータと、 を備え、 前記セパレータは、前記アノード側電極に接するアノー
    ド側要素部材と、 前記カソード側電極に接するカソード側要素部材と、 前記アノード側要素部材および前記カソード側要素部材
    の間に形成される冷却媒体用流路と、 を有するとともに、 前記アノード側要素部材および前記カソード側要素部材
    は、前記冷却媒体用流路を形成するそれぞれの面部に前
    記冷却媒体との接触面積を拡大するための凸状部および
    /または凹状部からなる接触面積拡大部位が設けられる
    ことを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】請求項1記載の燃料電池において、前記ア
    ノード側要素部材の接触面積拡大部位と前記カソード側
    要素部材の接触面積拡大部位は、それぞれの接触面積が
    異なることを特徴とする燃料電池。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の燃料電池におい
    て、前記アノード側要素部材および前記カソード側要素
    部材のそれぞれの接触面積拡大部位は、前記冷却媒体に
    のみ接することを特徴とする燃料電池。
  4. 【請求項4】請求項1記載の燃料電池において、前記ア
    ノード側要素部材および前記カソード側要素部材は、炭
    素、ステンレス鋼、またはニッケル系合金等の耐蝕性を
    有する導電性金属、導電性ゴム、導電性樹脂等、または
    これらを組み合わせた材料で構成されることを特徴とす
    る燃料電池。
  5. 【請求項5】請求項1記載の燃料電池において、前記冷
    却媒体は、水、メタノール、水とメタノールの混合溶
    液、燃料電池作動用ガス、または前記燃料電池の作動温
    度以下の沸点を有する物質であることを特徴とする燃料
    電池。
JP7126378A 1995-05-25 1995-05-25 燃料電池 Pending JPH08321314A (ja)

Priority Applications (10)

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AU57800/96A AU5780096A (en) 1995-05-25 1996-05-24 Fuel cell and method for its control
US08/952,953 US6042955A (en) 1995-05-25 1996-05-24 Fuel cell and method of controlling same
AT96914438T ATE301335T1 (de) 1995-05-25 1996-05-24 Brennstoffzelle und verfahren zu ihrer kontrolle
DE69635021T DE69635021T2 (de) 1995-05-25 1996-05-24 Brennstoffzelle und verfahren zu ihrer kontrolle
EP96914438A EP0833400B1 (en) 1995-05-25 1996-05-24 Fuel cell and method for its control
CA002222032A CA2222032C (en) 1995-05-25 1996-05-24 Fuel cell and method of controlling same
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