JPH08320854A - 情報管理システム - Google Patents

情報管理システム

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Publication number
JPH08320854A
JPH08320854A JP12619595A JP12619595A JPH08320854A JP H08320854 A JPH08320854 A JP H08320854A JP 12619595 A JP12619595 A JP 12619595A JP 12619595 A JP12619595 A JP 12619595A JP H08320854 A JPH08320854 A JP H08320854A
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JP
Japan
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Pending
Application number
JP12619595A
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English (en)
Inventor
Naomichi Nonaka
尚道 野中
Kyoji Mikata
享二 見方
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】コンピュータ上に非定型な情報の収集方法を記
述した情報ベースを定義する定義操作部31、定義内容
を格納する情報バインダ82、定義内容に従って自動的
に情報提供依頼を発行する情報エージェント40、依頼
するユーザの複数の電子メールアドレスを格納するアド
レスブック81を設け、情報エージェント40が依頼を
送る際に利用可能な電子メールシステムから依頼者の適
切な電子メールアドレスを割りだし、情報提供依頼を送
付する。 【効果】システムが利用可能な電子メールシステムに応
じて自動的にメールアドレスの変換を行うため、ユーザ
が状況に応じて設定を変更する必要がなくなり、使い勝
手が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータを利用して
情報の収集/検索を行う情報処理システムに係り、特
に、電子メールを利用して電子化された情報の収集/検
索を行う情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報収集の手段として「他人に聞く」こ
とは古来広く行われている。近年、電子通信手段の発達
とともに、電子メールを利用して他人に問い合わせるこ
とが広まりつつある。
【0003】電子メールによる問い合わせでは、問い合
わせ内容や回答がディジタル情報として記録されるた
め、情報の二次加工が容易であるという利点を持つ。
【0004】通常、電子メールシステムでは送られてき
たメールを分類するのはユーザの手作業であるが、分類
を容易にするためにメールのタイトル等から受信したメ
ールを自動的に分類してフォルダに格納する機能が実現
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記メールの分類機能
では、分類する条件はユーザが手動で設定する必要があ
り、大量の条件設定を行うことは困難である。また、一
人のユーザがPCをLANに直結して使用している場合
と、電話回線を通じて利用している場合用に異なる電子
メールシステム上の異なるメールアドレスを使い分けて
いるような場合、実際は同じユーザであるにも関わら
ず、メールアドレスが異なるために同一ユーザと認識さ
れず、分類がうまくいかないという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、一人のユーザが複数の電
子メールアドレスを利用している場合にも対応した情報
の収集管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は一つ以上の電子メールシステムとのインタ
ーフェースを備えた情報処理機器上に、非定型情報の構
造及び内容が仮想用紙として格納される情報ベースと、
上記情報ベースを複数まとめて格納する情報バインダ
と、上記情報バインダの管理を行う仮想用紙管理部と、
情報ベースの定義/参照を行う定義操作部と、情報ベー
スの内容に基づいて電子メールを送受信し、情報の収集
/検索を行う情報エージェント部と、他者からの情報収
集要求の表示や返答の作成を行う着信操作部と、論理的
なユーザ名称と電子メールアドレスの対応関係を保持す
るアドレスブックと、アドレスブックを管理する環境操
作部とを備える。
【0008】
【作用】情報ベースはユーザが情報の収集を行いたいあ
る特定のテーマに関して、そのテーマの内容、形式、収
集周期、情報提供を依頼するグループメンバ等の定義情
報と、各情報提供者から収集した情報を一括して格納す
る。
【0009】情報バインダは、情報ベースを一つ以上格
納する。
【0010】アドレスブックは、論理的なユーザ名称
と、一つ以上の電子メールシステムに対する、各メール
システム毎のユーザ名称と電子メールアドレスの対応表
を格納する。
【0011】仮想用紙管理部は、情報ベースの内容に矛
盾が生じないように、情報定義や情報内容の格納を行
う。
【0012】定義操作部は、仮想用紙管理部を利用し、
ユーザからの指示に従って情報ベースへ定義内容を格納
する。
【0013】着信操作部は、他のユーザからの情報提供
依頼等をユーザに表示し、また返答を行う。
【0014】情報エージェント部は、情報ベースの定義
内容に基づいて、情報提供依頼の電子メールを送信し、
また電子メールで提供された情報の格納を行う。このと
き、エージェント部はその時点でシステムで利用可能な
電子メールシステムと、アドレスブックの内容に基づい
て自動的に各ユーザのメールアドレスを割り出してメー
ルの送信を行う。
【0015】環境操作部は、アドレスブックの内容の参
照/更新を行う。
【0016】各部がこのように動作することで、所定の
目的を達成することができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0018】まず始めに、本発明を利用してユーザが情
報の収集/公開を行う場合の基本的な処理の流れを説明
する。
【0019】あるユーザが特定のテーマ(例えば「パソ
コン用電子メールシステムの今後の見通し」や「雑木林
における昆虫分布の変遷」等)の情報を本システムを利
用して収集する場合、ユーザはまず関心のあるテーマに
関する情報ベースを定義することから始める。情報ベー
スの定義には名称、テーマの内容、情報提供を依頼する
ユーザ名、収集した情報を公開するユーザ名、収集開始
日、収集完了日、収集周期といった事を指定する。ある
情報ベースを定義したユーザをその情報ベースの提唱者
と呼ぶ。
【0020】さらに、このテーマに関して、より詳細な
情報の分類を行い、情報項目として定義する。例えばテ
ーマが「パソコン用電子メールシステムの今後の見通
し」であれば、項目としては「主力製品のシェアの動
向」「ユーザの利用事例」「各社の製品計画」といった
ものが想定できる。各項目には項目毎の依頼内容が、依
頼者を指定する。
【0021】各項目毎の依頼者は情報ベースの依頼者の
中から選択する。一つの項目に複数の依頼者を指定する
ことが出来るし、一人のユーザに複数項目の依頼を指定
することも出来る。
【0022】各項目にはまた項目のデータ種別も指定す
る。データ種別としてはテキスト、図、表などがある。
【0023】提唱者が定義を終え、情報バインダに情報
ベースを格納すると、システムがその定義内容から自動
的に情報提供依頼要求を伝える電子メールを作成し、依
頼者へと送信する。依頼されたユーザは着信操作部を使
用して依頼内容を確認し、必要な情報を書き込んで提唱
者へと返送する。
【0024】提唱者の元へ返送された情報は情報エージ
ェントが自動的に受信し、対応する情報ベースへと格納
される。情報ベース内では各項目毎に情報提供者/世代
毎に分類されて情報が格納される。
【0025】こうして集められた情報は情報ベースの公
開機能を利用して、提唱者以外のユーザから参照するこ
とが可能である。
【0026】あるユーザが公開している情報ベースの検
索は以下の手順で行われる。
【0027】検索を行うユーザ(検索者)はまず検索し
たいユーザに対して検索用紙の請求を電子メールで行
う。
【0028】被検索ユーザ側では、検索用紙の請求を情
報エージェントが自動的に受信し、請求元ユーザに対し
て公開されている情報ベースの検索用紙を作成し、要求
元へと返送する。検索用紙は、ある情報ベースに対し
て、その内容を検索するために必要な情報を記述した仮
想用紙である。公開されている情報ベースがn個あれ
ば、n個の検索用紙が作成されて返送される。
【0029】検索者は、返送された検索用紙の束から、
必要とする情報が記述されている情報ベース用の検索用
紙を選び、検索条件を記入して提唱者へと送付する。検
索条件は、その情報ベース内の項目と選択と、必要とす
る情報の作成期間を指定する。
【0030】検索用紙は情報エージェントが自動的に受
信し、検索条件に従って情報ベースの内容を検索して、
その結果を検索元へと自動的に返送する。
【0031】検索者は着信操作部を用いて検索結果を参
照することが出来る。
【0032】さて、操作の中でユーザを指定する部分が
多数存在する。このユーザは最終的には電子メールアド
レスで特定される存在であるが、ユーザが他のユーザを
指定する際に、電子メールアドレスを直接指定する事は
困難であるため、日常的に使用しているユーザの名前で
指定できることが望ましい。そこで、アドレスブックと
いうユーザ名称と電子メールアドレスの対応関係を管理
するデータを用意し、ユーザが指定する場合には分かり
やすい名称(日本で使用するのであれば、漢字で記述さ
れたユーザの氏名等)で指定させ、電子メールを送る場
合はユーザ名称をメールアドレスに変換して利用する。
【0033】以上説明したような情報収集システムを実
現する為の具体的な処理内容を以下で説明する。
【0034】本発明では全てのユーザの立場は対等であ
る。従ってクライアント/サーバシステムのように中心
となるサーバは存在せず、全てのユーザのマシンは対等
の立場で動作する。もちろん、これは情報収集に関する
事であり、他のサービス(ファイルアクセス、印刷等)
がクライアント/サーバモデルに従って提供されること
を妨げるものではない。
【0035】図1は本発明の一実施例のシステム構成を
表す図面である。上述したように、全てのマシンは同様
の構成であるため、一台分の構成が示してある。システ
ムは同様のマシンが任意台数集まって構成される。
【0036】図2は本発明を動作させるのに必要なハー
ドウェア構成の一例を示す図面である。各マシンは本体
10、ハードディスク11、ディスプレイ12、キーボ
ード13、マウス14よりなる。ハードディスク11は
プログラムやデータを格納する。ディスクプレイ12は
処理結果や各種状態の表示を行う。キーボード13及び
マウス14はユーザからの各種指示を入力する。
【0037】本体10にはCPU(中央処理装置)10
01、メモリ1002、ディスクコントローラ100
3、ディスプレイコントローラ1004、キーボードコ
ントローラ1005、マウスコントローラ1006、ネ
ットワークコントローラ1007により構成される。C
PU1001はマシン全体の動作を制御する。メモリ1
002はプログラムやデータを格納する。ディスクコン
トローラ1005はハードディスク11の制御を行う。
ディスプレイコントローラ1004はディスプレイ12
の制御を行う。キーボードコントローラ1005はキー
ボード13の制御を行う。マウスコントローラ1006
はマウス14の制御を行う。ネットワークコントローラ
1007は他のマシンとのデータ交信を制御する。
【0038】本システムを構成する各マシンは論理的に
同等の機能を実現していれば物理的に同等の構成である
必要はない。
【0039】本システムは定義操作部31、着信操作部
32、環境操作部33、情報エージェント40、仮想用
紙管理部50、一つ以上の電子メール管理部60(a,
b,...)の各種プログラムと、アドレスブック8
1、情報バインダ82、着信ボックス83の各種データ
からなる。定義操作部31、着信操作部32、環境操作
部33、情報エージェント40、仮想用紙管理部50は
メモリ1002上に読み込まれ、CPU1001が解釈
して実行する。アドレスブック81、情報バインダ8
2、着信ボックス83はハードディスク11上に格納さ
れる。
【0040】定義操作部31、着信操作部32、環境操
作部33はユーザから対話的に指示を受けて動作するプ
ログラムである。一方、情報エージェント40は一旦起
動された後はバックグラウンドで動作し、特にユーザか
らの指示を受けずに動作するプログラムである。
【0041】定義操作部31は情報ベースの定義操作を
行うプログラムである。
【0042】着信操作部は、他者からの情報提供依頼等
の他者から送られた情報の閲覧を行うとともに、それら
に対する対応、例えば提供依頼に対する返答等を行うプ
ログラムである。
【0043】環境操作部は、検索用紙の請求といった、
自分から他者へ能動的に働きかける処理を行うプログラ
ムである。
【0044】情報エージェント40は、電子メール管理
部60を使用して、他のマシンとの間で仮想封筒の送受
信を行う。また、仮想封筒の内容が情報ベースの検索要
求といった自動応答を要求するものであった場合は、そ
の内容を解釈して実行し、結果の返送を行う。
【0045】定義操作部31、着信操作部32、環境操
作部33はユーザがそれら操作を行いたい場合に起動さ
れて実行されるのに対し、情報エージェント40はシス
テムの起動とともに起動/実行され、ユーザが、例え
ば、文書編集といった本システムによる情報収集とは直
接関係のない処理をマシン上で行っている場合でも常に
動作を続ける。
【0046】仮想用紙管理部50は他のプログラムから
呼ばれて動作するライブラリプログラムであり、アドレ
スブック81、情報バインダ82、着信ボックス83の
各種データへのアクセスを制御する。
【0047】電子メール管理部60もまたライブラリプ
ログラムであり、他のマシンとの電子メールの送受信の
制御を行う。電子メール管理部60は対応する電子メー
ルシステムに応じて60a,60b,・・・と一つ以上
存在する。
【0048】アドレスブック81は本システムで利用さ
れるユーザ名、各ユーザが持つ電子メールアドレスとの
対応関係を格納するデータである。
【0049】情報バインダ82は、先ほどの処理の流れ
で説明したように、非定型な情報の一形態である情報ベ
ースを格納する。
【0050】着信ボックス83は、他者からの検索依頼
などの、他者から送られ、人が処理する必要のある情報
を格納する。
【0051】これら各種情報の格納には仮想用紙と呼ぶ
概念に基づいたデータ構造を使用する。仮想用紙コンセ
プトとは、情報収集/検索といった一連の処理を、デー
タだけでなくそのデータに対する処理手順をも記述した
仮想用紙を互いに送付することで記述しようとするもの
であり、オブジェクト指向に従った概念である。
【0052】本実施例では仮想用紙を通常のデータ構造
と、その処理プログラムの組み合わせとして実装してい
る。
【0053】図3に示すように、仮想用紙90はディレ
クトリの下に共通定義データ9001と種別毎固有デー
タ9002を持つ。共通定義データ9001は「用紙種
別」と「名称」という情報を持っている。仮想用紙の種
別は「定義用紙」、「情報用紙」、「依頼用紙」、「検
索用紙」、「検索用紙請求用紙」、「アドレスブッ
ク」、「アドレスブック請求用紙」、「フォルダ」があ
る。
【0054】仮想用紙の名称は漢字で20文字以内の文
字列であり、実装するコンピュータのファイルシステム
に依存しない名前を実現する。
【0055】共通定義データ9001は全ての種別の仮
想用紙に共通して存在し、そのデータ形式も同一である
が、種別毎固有データ9002は用紙種別により異なっ
た内容であり、単一のファイルの場合もあれば階層的な
ディレクトリ構造を持つ場合もある。
【0056】図4はフォルダ91のデータ構成を示す。
【0057】フォルダ91はフォルダを含む他の仮想用
紙90をその構成要素として格納し、通常のファイルシ
ステムでのディレクトリに相当する役割をはたす。フォ
ルダは共通定義データとして格納される名称と合わせ、
下位のファイルシステムとは独立した仮想用紙の階層的
な名前空間を提供する為に使用される。
【0058】図5に情報バインダ82の構成を示す。情
報バインダ82はその下に複数の情報ベースを格納する
が、各情報ベースはフォルダ91として実現される。情
報バインダ82自身もフォルダである。
【0059】情報ベースはフォルダ91の下に定義用紙
92と情報用紙93の対を格納した特定の形式のフォル
ダとして実現される。定義用紙92は情報ベースの定義
時に作成される用紙であり、各種定義内容を格納する。
一方、情報用紙93は定義内容に従って収集された情報
が世代別/項目別/提供者別に格納される。
【0060】以下、各種仮想用紙のデータ構成を説明す
る。
【0061】図6に定義用紙92のデータ構成を示す。
定義用紙92には情報ベース全体の定義情報である情報
定義データ9202と、各項目に関する情報が種別毎固
有データとして格納される。項目は任意個数定義できる
ため、仮想用紙の内部構造として項目毎のディレクトリ
を作成し、各ディレクトリに一つの項目に関する情報を
格納する。項目の情報は項目定義要素9203と項目A
P初期フィルタ9204の対で格納する。
【0062】図7に情報定義データ9202の構成を示
す。情報定義データ9202は概要9211、グループ
メンバ一覧9212、公開者一覧9213、収集開始フ
ラグ9214、収集開始日9215、収集完了日921
6、収集周期9217、定義日付9218、提唱者名称
9219、最大項目番号9220、最大ページ番号92
21の各要素を持つ。
【0063】概要9211はその情報ベースがどのよう
な情報を収集することを目的としているかという説明用
の文章を格納する。
【0064】グループメンバ一覧9212はその情報ベ
ースに情報を提供することを依頼するユーザ名称(一人
以上)を格納する。
【0065】公開者一覧9213はその情報ベースに格
納されている情報の検索を許可するユーザ名称(一人以
上)を格納する。情報提供を依頼したユーザであっても
公開者に記述されていなければ情報の検索は行えない。
逆に情報の提供はしていないが検索が行えるユーザも存
在し得る。
【0066】収集開始フラグ9214はその情報ベース
が情報の定義が完了し、情報の収集を始めているかどう
かという状態を示す。
【0067】収集開始日9215は情報提供依頼の送付
を始めるべき日付を格納する。
【0068】収集完了日9216は情報提供依頼の送付
を終えるべき日付を格納する。この日付をすぎると新た
な情報の提供依頼は送付されなくなる。
【0069】収集周期9217は情報提供依頼の送付を
行う周期を規定する情報を格納する。周期は何日毎とい
う指定と、何曜日という指定の二種類の指定が可能であ
る。
【0070】定義日付9218はこの情報ベース定義が
初めて作成された日付を格納する。
【0071】提唱者名称9219はこの情報ベースの定
義を行ったユーザ名称、すなわち、このマシンのユーザ
の名称が格納される。
【0072】最大項目番号9220はこの情報ベースに
定義されている項目の数を格納する。
【0073】最大ページ番号9221はこの情報ベース
の項目内容を表示する際のページ数を格納する。
【0074】図8に項目定義要素9203の構成を示
す。
【0075】項目定義要素9203は名称9231、概
要9232、AP種別9233、依頼者一覧9234、
表示位置9235、ページ番号9236の各要素を持
つ。
【0076】名称9231はその項目の名称が格納され
る。
【0077】概要9232は項目毎の提供を依頼する情
報の説明が文章として格納される。
【0078】AP種別9233はその項目の情報を読み
書きする際に利用するアプリケーションプログラムの名
称を格納する。
【0079】依頼者一覧9234はその項目への情報提
供を依頼するユーザ名称が格納される。この内容はグル
ープメンバ一覧9212のサブセットとなる。
【0080】表示位置9235はその項目の内容を表示
する際のディスプレイ上の表示位置を格納する。
【0081】ページ番号9236はその項目の内容を表
示する際の表示ページ番号を格納する。
【0082】図9に情報用紙93の構成を示す。
【0083】情報用紙93は種別毎固有データとして情
報用紙管理データ9302と世代毎/項目毎/提供者毎
の項目情報を持つ。項目情報の格納はまず世代毎のディ
レクトリを持ち、各世代のディレクトリには項目毎のデ
ィレクトリが作成される。そして、各項目ディレクトリ
には複数のユーザから提供された情報を項目要素930
3と実際の情報が格納された項目APファイル9304
との対で格納する。ここで、実際の情報が格納された項
目APファイル9304は、本システムが実装されたマ
シン上で稼働する任意のアプリケーションプログラムで
作成されたファィルであり、その内容の読み書きはアプ
リケーションプログラムを利用する。
【0084】図10に情報用紙管理データ9302の構
成を示す。
【0085】情報用紙管理データ9302は収集要求発
行日9311、現世代番号9312、収集中世代番号9
313、収集状況9314、有効期間9315、最終更
新日9316の各要素を持つ。
【0086】収集要求発行日9311は最新の収集要求
を送った日付を格納する。
【0087】現世代番号9312は全ての提供依頼者か
らの情報が到着し、収集が完了している世代のなかで、
最も新しい世代を示す。
【0088】収集中世代番号9313は、収集要求発行
日9311に格納されている日付で収集要求を行った情
報が第何世代に相当するかということを格納する。
【0089】収集状況9314は収集中世代番号931
3で示される世代の、各情報提供依頼者毎の返答到着状
況を格納する。尚、一つの世代の収集が完了する前に次
の世代の収集を開始する場合は、収集状況9314は複
数世代の返答到着状況を格納する。
【0090】有効期間9315は、各世代毎に、その世
代の情報の有効期間を示す。ある世代の有効期間とは、
その世代の収集要求を発行した日から、全ての情報提供
依頼者からの返答が揃った日付までである。
【0091】最終更新日9316は、その情報用紙に項
目情報が格納された最新の日付を示す。
【0092】図11に項目要素9303の構成を示す。
【0093】項目要素9303は提供ユーザ名932
1、提供日9322、APタイプ9323、項目APフ
ァイル名9324の各要素を持つ。
【0094】提供ユーザ名9321はその項目情報を提
供したユーザの名称を格納する。
【0095】提供日9322はその項目情報を情報用紙
内に格納した日付を示す。
【0096】APタイプ9323は、その項目情報を作
成したアプリケーションプログラムの名称を示す。
【0097】項目APファイル名9324は、その名の
通りこの項目要素で記述されている項目APファイルの
名称を格納する。
【0098】図12に依頼用紙の種別毎固有データ94
02の構成を示す。依頼用紙の種別毎固有データ940
2は、依頼日9411、作成期限9412、提唱者名称
9413、依頼返送日9414、送信者名称9415、
情報ベース名称9416、作成依頼項目名称9417の
各要素を持つ。依頼日9411、作成期限9412、提
唱者名称9413、情報ベース名称9416、作成依頼
項目名称9417は依頼の発送者側で記述する要素であ
り、依頼返送日9414、送信者名称9415は依頼の
返送者側で記述する要素である。依頼日9411は依頼
用紙を作成した日付を示す。作成期限9412は、この
依頼に対する返送の期限、すなわち締め切りの日付を示
す。提唱者名称9413は、依頼を行うユーザの名称を
示す。依頼返送日9414は、依頼を受けたユーザが返
送を行った日付を示す。送信者名称9415は、依頼の
返送を行うユーザの名称を示す。情報ベース名称941
6は、依頼を行う情報ベースの名称を示す。作成依頼項
目名称9147は、情報ベース名称9416で示される
情報ベース内の、情報提供を依頼する項目の名称(一つ
以上)を示す。
【0099】図13に検索用紙の種別毎固有データ95
02の構成を示す。検索用紙の種別毎固有データ950
2は、検索用紙作成日9511、作成者名称9512、
検索用紙送信日9513、送信者名称9514、情報ベ
ース名称9515、検索項目名称9516、検索条件9
517、検索日9518、検索結果9519の各要素を
持つ。
【0100】検索用紙作成日9511、作成者名称95
12、情報ベース名称9515は検索用紙請求により検
索要求が作成される際に記述され、検索用紙送信日95
13、送信者名称9514、検索項目名称9516、検
索条件9517は検索用紙を受け取ったユーザが検索を
行う際に記述される。一方、検索日9518、検索結果
9519は、検索用紙を受け取り、実際に情報の検索を
行う際に記述される。
【0101】検索用紙作成日9511は、この検索用紙
が作成された日付を示す。作成者名称9512は、この
検索用紙を作成したユーザの名称であり、この検索用紙
の対象となる情報ベースの所有者を示す。情報ベース名
称9515は、この検索名称を利用して検索を行う対象
となる情報ベースの名称を示す。
【0102】検索項目名称9516は、情報ベース名称
9515で示される情報ベース内で、検索の対象とする
項目の名称を示す。検索条件9517は、検索を行う際
の検索条件を示す。検索条件は、必要とする情報の作成
期間を指定する。検索日9518は、検索を実施した日
付を示す。検索結果9519は、検索の結果、検索条件
9517に合致した世代の番号を示す。検索条件のチェ
ックは世代単位で行い、個々の情報の提供日では行わな
い。
【0103】図14に検索用紙請求用紙の種別毎固有デ
ータ9602の構成を示す。
【0104】検索用紙請求用紙の種別毎固有データ96
02は送信者名称9611と送信日9612の各要素を
持つ。送信者名称9611は、この検索用紙請求用紙を
作成したユーザの名称を示す。送信日9612は、この
検索用紙請求用紙を作成した日付を示す。
【0105】図15にアドレスブック請求用紙の種別毎
固有データ9702の構成を示す。
【0106】アドレスブック請求用紙の種別毎固有デー
タ9702は送信者名称9711と送信日9712の各
要素を持つ。各要素の役割は検索用紙請求用紙の種別毎
固有データ9602の場合と同一である。
【0107】図16にアドレスブックの種別毎固有デー
タ9802の構成を示す。アドレスブックの種別毎固有
データ9802は、ユーザ名簿9810と、一つ以上の
アドレス名簿9820からなる。
【0108】図17はユーザ名簿9810の構成であ
る。ユーザ名簿9810はユーザ番号9811とユーザ
名9812を要素とする配列である。ユーザ番号981
1はユーザを識別するためにシステムの内部で利用する
互いにユニークな数字である。ユーザ名9812は実際
にユーザに対して表示される名称であり、通常は本人の
名前をそのまま利用する。
【0109】図18はアドレス名簿9820の構成であ
る。アドレス名簿9820はユーザ番号9821と電子
メールアドレス9822を要素とする配列である。ユー
ザ番号9821はユーザ名簿9810のユーザ番号98
11と同様のユーザ番号を格納する。電子メールアドレ
ス9822は、あるユーザの電子メールアドレスを格納
する。ユーザ名簿9810とアドレス名簿9820で同
じユーザ番号の値を持つ配列要素どうしが、あるユーザ
の名称と、そのユーザの持つ電子メールアドレスを表
す。
【0110】以上の各種仮想用紙を使用して情報の定
義、格納、収集、検索を実現する。本システムのユーザ
間で情報の授受を行う場合、仮想封筒と呼ぶデータ構造
を使用する。
【0111】図19に仮想封筒のデータ構成を示す。仮
想封筒は電子メールの本文部分に仮想封筒としての受信
先、送信元、及び封筒内容としての仮想用紙を格納した
ものであり、電子メールシステムに依存しないデータ構
造である。
【0112】仮想封筒は情報エージェントで自動認識し
て処理を行うために、その主題として通常のメッセージ
の主題として使われる可能性がほとんどない主題であ
る”#+#VirtualEnvelope#−#”を
使用する。
【0113】次に、各プログラムの動作を説明する。
【0114】図20は定義操作部31のフローチャート
である。定義操作部31はイベント駆動型のプログラム
であり、起動されるとまずステップ3101でユーザか
らの指示入力待ち状態となり、ユーザからの指示を受け
取るとステップ3102に進んで、指示内容に従った処
理に分岐する。対応する処理が完了すれば再びステップ
3101に戻り、次の処理が入力されるのを待つ。
【0115】ユーザ指示内容が定義情報の入力であれ
ば、ステップ3103へ進んで入力された情報を情報ベ
ースの定義用紙へと格納する。このとき、定義用紙のア
クセスは仮想用紙管理部50が提供する機能を利用す
る。
【0116】ユーザ指示内容が収集開始の指示であれ
ば、ステップ3104へ進んで情報ベースの定義用紙へ
収集開始の印を書き込む。収集が始まった定義用紙は書
き込み禁止となり、以後、定義操作部を利用しての更新
は行えなくなる。
【0117】ユーザの指示がその他の一般的な指示、例
えばカーソルの移動や文字の削除といった処理の場合は
ステップ3105に進んで対応する処理を行う。ステッ
プ3105の処理は多岐に渡るが、対話的な入力処理は
よく知られた処理であるため、詳細の説明は省略する。
【0118】そしてユーザの指示が終了指示であった場
合は、イベントループを抜けてプログラムを終了する。
【0119】着信操作部32の処理内容は以下の通りで
ある。
【0120】着信操作部32は他者からの情報提供依
頼、検索用紙請求に対して返送される検索用紙、検索要
素に対して返送される検索結果の三種類の情報を閲覧
し、情報提供依頼に対しては内容の閲覧、提供する情報
の書き込み、依頼元への返送という操作が行える。
【0121】検索用紙に対しても同様に内容の閲覧、検
索情報の書き込み、検索要求の送付という操作が行え
る。また、検索結果に対しては内容の閲覧が行える。
【0122】図21は着信操作部32のフローチャート
である。着信操作部32も定義操作部31と同様のイベ
ント駆動型のプログラムであり、まず、ステップ320
1でユーザ指示を入力してステップ3202で対応する
処理に分岐し、その後再びステップ3201へと戻って
次の指示を待つという動作を繰り返す。
【0123】ユーザの指示が着信ボックス内の各種情報
の表示/更新要求であった場合はステップ3204へ進
み、着信ボックス83の内容の参照/更新を行う。
【0124】ユーザ指示が検索指示であった場合は、ス
テップ3203へ進み、検索用紙を情報ベースの提唱者
へと送付する。ユーザ指示が情報提供依頼に対して返送
する情報を書き込むことであった場合は、ステップ32
06へ進んで、依頼された各項目の内容を依頼用紙に添
付されている定義用紙へと書き込む。ユーザ指示が情報
の返送であった場合は、ステップ3205で依頼元へ依
頼用紙と情報の書き込まれた定義用紙を返送する。ユー
ザの指示がその他の一般的な指示の場合はステップ32
07に進んで対応する処理を行う。ステップ3207の
詳細な説明は省略する。そしてユーザの指示が終了指示
であった場合は、イベントループを抜けてプログラムを
終了する。
【0125】次に環境操作部33の処理内容を示す。図
22は環境操作部33のフローチャートである。環境操
作部33もイベント駆動型のプログラムであり、ステッ
プ3301でユーザ指示を入力し、ステップ3302で
対応する処理に分岐し、処理後再び3301へと戻って
次の処理を行う。ユーザ指示がアドレスブックの請求で
ある場合、ステップ3303へと進んでアドレスブック
請求用紙を送付する。ユーザ指示が検索用紙の請求であ
る場合、ステップ3304へ進んで検索用紙請求用紙を
送付する。ユーザ指示がその他の一般的な指示の場合は
ステップ3305に進んで対応する処理を行う。ステッ
プ3305の詳細な説明は省略する。そしてユーザの指
示が終了指示であった場合、イベントループを抜けてプ
ログラムを終了する。
【0126】引き続き情報エージェント40の処理内容
を示す。図23は情報エージェント40のフローチャー
トである。情報エージェント40もイベント駆動型プロ
グラムであるが、定義操作部31等とは異なり、ユーザ
からの対話的処理要求に関するイベントの処理は行わな
い。情報エージェント40はまずステップ4001で一
定周期でタイマイベントを受け取るように自らを設定
し、ステップ4002でイベント待ちとなる。イベント
を受け取るステップ4003へ進み、イベントがプログ
ラムの終了イベントであるかをチェックする。終了イベ
ントであった場合はステップ4006へ進み、ステップ
4001で行ったタイマイベントの設定を解除して、プ
ログラムの実行を終える。
【0127】次にステップ4004でイベントがタイマ
イベントかどうかをチェックし、そうであればステップ
41のタイマイベント処理(後述)を実行する。それ以
外のイベントであればステップ4005へ進み、対応す
る処理を行う。ステップ4005の詳細な説明は省略す
る。
【0128】図24はタイマイベント処理41のフロー
チャートである。タイマイベント処理41はまずステッ
プ4104で電子メールシステム上に未読のメッセージ
があるかどうかをチェックし、ある場合はステップ41
02、ない場合はステップ43へと進む。未読メッセー
ジがある場合はステップ4102でそのメッセージの主
題(タイトル)を読み込み、そのメッセージが仮想封筒
であるかどうかをチェックする。仮想封筒であった場合
はステップ4103へと進んでその処理を行う。一方、
仮想封筒ではなく、通常のメッセージであった場合はそ
のまま電子メールシステム上にメッセージを残して後で
ユーザが読み出せるようにしておき、ステップ4101
へと戻って次のメッセージの処理を行う。ステップ41
03では電子メールシステムよりメッセージの本文を読
み込み、仮想用紙を取り出してファイルとして格納す
る。次にステップ42で、受け取った仮想封筒の内容を
処理(詳細は後述)し、ステップ4104で電子メール
システム上から処理の終わった仮想封筒メッセージを削
除し、ステップ4104へと戻って次のメッセージの処
理を行う。未処理のメッセージがなくなってステップ4
3に進むと、今度は自マシン上の情報バインダ82の内
容をチェックし、他者に情報提供依頼を送る必要がない
かを調べる(詳細は後述)。そしてステップ4105へ
進んで送出待ちのメッセージがないかを調べ、あればス
テップ44へ進んでメッセージを送出して(詳細は後
述)処理を終える。送出待ちメッセージがない場合はそ
のまま処理を終える。
【0129】図25は仮想封筒処理ルーチン42のフロ
ーチャートである。仮想封筒処理ルーチン42はまずス
テップ4201でその内容が提供依頼に対する経そうで
あるかを調べ、その場合はステップ45へと進み返送内
容を情報ベースに格納する。以下順に内容を調べ検索用
紙請求であれば(ステップ402)検索用紙を返送し
(ステップ46)、検索要求であれば(ステップ420
3)、検索を行ってその結果を返送し(ステップ420
7)、アドレスブックの請求であれば(ステップ420
4)、アドレスブックを返送し(ステップ4208)、
アドレスブックの返送であれば(ステップ4205)、
送られたアドレスブックを自らのアドレスブックの内容
に付け加える(ステップ4209)。
【0130】以上の何れでもない場合は、自動応答では
なく、ユーザの操作が必要な内容であるから、ステップ
4206で受信した内容を着信ボックス83へと移動す
る。
【0131】図26は情報ベース格納処理45のフロー
チャートである。情報ベース格納処理45はまずステッ
プ4501で返送された情報を情報ベース中の情報用紙
の収集中世代の該当する項目へと格納し、併せて情報用
紙管理データ9302の収集状況9314、最終更新日
9316を更新する。
【0132】次にステップ4502で、収集中世代の全
依頼者からの情報が返送され、格納されたかをチェック
する。そして、揃っていない場合はそのまま処理を終了
し、揃っている場合はステップ4503へと進む。ステ
ップ4503では情報用紙93中の情報用紙管理データ
9302の現世代番号9312、収集状況9314、有
効期間9315を更新し、その世代の情報収集を完了さ
せる。
【0133】図27は検索用紙返送処理46のフローチ
ャートである。検索用紙返送処理46はまずステップ4
601で情報バインダ82から情報ベースを一つ選ぶ。
既に全ての情報ベースのチェックが終わっている場合は
ステップ4602で判定してステップ4605へと進
む。情報ベースが選べた場合はステップ4603に進
み、その情報ベースの定義用紙92の情報定義データ9
202の公開者一覧9213に検索用紙請求用紙の送信
者が含まれているかどうかをチェックし、入っていない
場合はステップ4601へと戻って次の情報ベースのチ
ェックを行う。公開が許可されている場合はステップ4
604に進み、定義用紙92の内容に従って検索用紙を
作成し、返送用のワークエリアに追加する。そして、ス
テップ4601に戻って次の情報ベースのチェックを行
う。各情報ベースのチェックが終わると、ステップ46
05で返送用ワークエリアに検索用紙があるかどうかを
調べ、あればステップ4606、なければ4607へ進
む。
【0134】ステップ4606では返送用ワークエリア
の内容を検索用紙の請求者に返送し、処理を終える。検
索用紙がなかった場合のステップ4607では公開情報
はない旨を検索用紙の請求者に通知し、処理を終える。
【0135】図28は情報バインダチェック処理43の
フローチャートである。情報バインダチェック処理43
はまずステップ4301で情報バインダ82から情報ベ
ースを一つ選ぶ、既に全ての情報ベースのチェックが終
わっている場合にはステップ4302で判定し、情報バ
インダチェック処理を終了する。情報ベースが選べた場
合はステップ4303へ進み、その情報ベースの定義用
紙92の情報定義データ9202の収集開始フラグ92
14の値を調べ、情報ベースが情報収集中であるかを判
定する。収集中でない場合はステップ4301へ戻り、
次の情報ベースのチェックを行う。収集中であれば、ス
テップ4304へ進み、収集開始日9215の値を調べ
て、今日の日付が収集開始日より前であればまだ収集を
始められないので、ステップ4301へ戻る。今日が収
集開始日より後であれば、ステップ4305へ進み、収
集完了日9216の値を調べ、今日の日付が収集完了日
より後であれば、ステップ4301へ戻る。
【0136】そうでない場合はステップ4306に進
み、その情報ベースの情報用紙93の情報用紙管理デー
タ9302の収集要求発行日9311の値を調べ、既に
一度でも収集依頼を送ったことがあるかどうかをチェッ
クする。送ったことがない場合は周期のチェックは行わ
ずにステップ4308に進み、依頼を行う。
【0137】既に依頼を行ったことがある場合は、ステ
ップ4307に進み、収集周期9217の値を利用し
て、前回の依頼から収集周期以上の日数が経過している
かどうかを調べる。まだ経過していない場合はステップ
4301へと戻る。
【0138】経過している場合は、ステップ4308へ
と進み、グループメンバ一覧9212に示される各ユー
ザに対する依頼用紙を作成し、ステップ4309で各メ
ンバに依頼を行って、この情報ベースに対する処理を完
了し、ステップ4301へと戻って次の情報ベースの処
理を行う。
【0139】図29はメッセージ送出処理44のフロー
チャートである。
【0140】メッセージ送出処理44では、まずステッ
プ4401で、現在利用可能な電子メールシステムを獲
得し、次にステップ4402でアドレスブック81を調
べ、送信先ユーザは現在利用可能な電子メールシステム
にアドレスを保有しているかどうかを確認する。保有し
ている場合はステップ4406に進み、そのユーザ宛に
電子メールを送信し、ステップ4407で送信済のメー
ル原稿を削除して送出処理を終える。
【0141】アドレスを有していない場合は、ステップ
4403に進み、現在利用可能な電子メールシステム
に、他のメールシステムへのゲートウェイ機能があるか
どうかをチェックする。ない場合は、メールの送出は出
来ないので、処理を終える。
【0142】ゲートウェイ機能がある場合は、ステップ
4404で、ゲートウェイ可能なメールシステム上に送
信先ユーザのアドレスが存在するかをチェックし、ない
場合は送出処理を追える。ある場合はステップ4405
に進み、送信先ユーザのアドレスをゲートウェイ経由形
式に変換し、ステップ4406に進んで、上述したよう
に送出処理を行う。
【0143】以上説明したように各プログラムが動作す
ることで、情報の定義、収集、検索処理が実現できる。
【0144】本実施例によれば、ユーザは必要な情報を
他人から集める場合、欲しい情報の内容と、提供を依頼
するユーザの一覧を定義するだけで、自動的に情報の収
集を行うことが出来る。
【0145】また、集まった情報は世代毎、提供者毎に
格納され、その内容を第三者が自動的に検索することが
可能となる。
【0146】また、こうした情報の収集/検索には電子
メールを利用するが、ユーザが複数の電子メールを使い
分けている場合でも、適切に情報収集/検索が行える。
【0147】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザが複数の電子メ
ールシステムを利用している場合でも、適切に情報収集
の依頼や情報の検索が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステムのブロック図。
【図2】本発明の一実施例のハードウェアのブロック
図。
【図3】仮想用紙90のデータ構成を示す説明図。
【図4】フォルダ91のデータ構成を示す説明図。
【図5】情報バインダ82のデータ構成を示す説明図。
【図6】定義用紙92のデータ構成を示す説明図。
【図7】情報定義データ9202のデータ構成を示す説
明図。
【図8】項目定義要素9203のデータ構成を示す説明
図。
【図9】情報用紙93のデータ構成を示す説明図。
【図10】情報用紙管理データ9302のデータ構成を
示す説明図。
【図11】項目要素9303のデータ構成を示す説明
図。
【図12】依頼用紙の種別毎固有データ9402のデー
タ構成を示す説明図。
【図13】検索用紙の種別毎固有データ9502のデー
タ構成を示す説明図。
【図14】検索用紙請求用紙の種別毎固有データ960
2のデータ構成を示す説明図。
【図15】アドレスブック請求用紙の種別毎固有データ
9702のデータ構成を示す説明図。
【図16】アドレスブックの種別毎固有データ9802
のデータ構成を示す説明図。
【図17】ユーザ名簿9801のデータ構成を示す説明
図。
【図18】アドレス名簿9802のデータ構成を示す説
明図。
【図19】仮想封筒のデータ構成を示す説明図。
【図20】定義操作部31のフローチャート。
【図21】着信操作部32のフローチャート。
【図22】環境操作部33のフローチャート。
【図23】情報エージェント40のフローチャート。
【図24】タイマイベント処理41のフローチャート。
【図25】仮想封筒処理ルーチン42のフローチャー
ト。
【図26】情報ベース格納処理45のフローチャート。
【図27】検索用紙返送処理46のフローチャート。
【図28】情報バインダチェック処理43のフローチャ
ート。
【図29】メッセージ送出処理44のフローチャート。
【符号の説明】 10…本体、 11…ハードディスク、 31…定義操作部、 32…着信操作部、 33…環境操作部、 40…情報エージェント、 50…仮想用紙管理部、 60…電子メール管理部、 81…アドレスブック、 82…情報バインダ、 83…着信ボックス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ある主題に関する情報を電子メールシステ
    ムを利用して複数人から収集する情報管理システムにお
    いて、 収集する情報の内容と、収集を依頼するユーザと、収集
    の周期をあらかじめ定義し、 上記定義情報に基づいて電子メールシステムを用いて自
    動的に情報提供依頼を周期的に発送し、上記情報提供依
    頼に従って上記電子メールシステムを用いて提供された
    情報を提供者別、周期別に自動的に分類して格納する事
    を特徴とする情報管理システム。
  2. 【請求項2】電子メールシステムが複数種類利用可能な
    情報管理システムにおいて、上記電子メールシステム毎
    のユーザとメールアドレスの対応表であるアドレスブッ
    クを備え、収集する情報の内容と、収集を依頼するユー
    ザと、収集の周期をあらかじめ定義し、 上記定義情報に基づき、上記アドレスブックを利用して
    使用可能な電子メールシステムを用いて自動的に情報提
    供依頼を周期的に発送し、上記情報提供依頼に従って電
    子メールシステムを用いて提供された情報を提供者別、
    周期別に自動的に分類して格納する事を特徴とする情報
    管理システム。
JP12619595A 1995-05-25 1995-05-25 情報管理システム Pending JPH08320854A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005059761A1 (ja) * 2004-07-21 2005-06-30 Kabushiki Kaisha Koei ネットワークゲームのメールコミュニティシステム、プログラム及び記録媒体
WO2005059762A1 (ja) * 2004-06-28 2005-06-30 Kabushiki Kaisha Koei メールコミュニティシステム、プログラム及び記録媒体
JP2006236287A (ja) * 2005-01-28 2006-09-07 Chiba Univ 分散型データベースシステム及びそれに用いられるプログラム

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