JP4091721B2 - 情報を表示及び送信する方法並びにシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータのためのアイコン形グラフィカル・ユーザ・インタフェースに係る。より詳細には、本発明は、ウィンドウズが提供するプログラミング・インタフェースを使用して関連したファイルを管理するアイコン形グラフィカル・ユーザ・インタフェースに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの機能は直観的なユーザ・インタフェースによって改良される。コンピュータのユーザ・インタフェースは、一般的に、ある種のユーザ・コマンドに応答しコンピュータのCPU(中央処理ユニット)で動作するソフトウェアプログラムである。コンピュータの普及が進むに連れて、ユーザ・インタフェースの質を考慮することが益々重要になる。
【0003】
パーソナルコンピュータ用の普及型のコンピュータ・インタフェースは、いわゆる「デスクトップ」環境及び「ウィンドウズ」用インタフェースを備えたGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)である。ウインドウ用のインタフェースシステムは、ユーザが異なるコンテクストをディスプレイ画面の異なる部分へ物理的に分離することにより、そのコンテクストを監視、制御し得るソフトウェアパッケージである。Microsoft(R)Windows95(R)やその他の一般的なソフトウェアプログラムに使用されるデスクトップ方式において、ユーザは、ファイル及び/又はウィンドウ内に含まれたアプリケーションプログラムを出現させるためウィンドウを開く。例えば、ファイルを開くためにユーザはそのファイルを表現するアイコンをダブルクリックするだけで、そのファイルウィンドウが開く。
【0004】
デスクトップ方式は、典型的に、ファイル、文書、及び、コンピュータアプリケーションを表現するためアイコンを含む。「アイコン」とは、ファイル、ユーザ、ディレクトリ、プログラム、又は、オブジェクトを表現するその他の属性若しくはシンボルを表現する画像を示すため使用される一般的な用語である。殆どの普及したGUIにおいて、コンピュータ・ユーザは、コンピュータ・マウスや、タッチパッドのような他のカーソル制御装置を用いて、アイコンをクリックし、デスクトップ上でアイコンをドラッグすることにより、デスクトップの文章若しくはファイルを操作することができる。別の例では、コンピュータ・ユーザは、ファイルを削除するため、ファイルを表現するアイコンをごみ箱を表現するアイコンの上にドラッグ・アンド・ドロップする。
【0005】
一般的なデスクトップの中には、「フォルダ」のアイコンが含まれる。フォルダは、通常のフォルダのように典型的に共用されるアイコンである。フォルダは、文書、プログラム、或いは、それ以外のタイプのファイルを格納するため使用される。フォルダは、フォルダ内に格納された文書及びプログラムを一覧するアイコン若しくはウィンドウを現す。ユーザは、典型的にダブルクリックすることによってフォルダ内に格納されたプログラム若しくは文書を開く。
【0006】
アイコン形GUIインタフェースのクリック、ドラッグ及びドロップの性質は、殆どの一般的なアプリケーションの際にユーザにとって直観的なユーザに優しいインタフェースを提供する。例えば、コンピュータ・ユーザは、グループの形で簡単にアクセスしたいと願う数個のファイル及び文書を持っている場合がよくある。文書を一括して整理する一つの方法は、2個以上の関連した文書を単一のフォルダに収容することである。例えば、あるプロジェクトのフォルダは、その特定のプロジェクトに関連した全文書、例えば、プロジェクト報告書、スケジュール情報、及び、関連した通信記録などのコピーを格納する。
【0007】
しかしながら、一部の文書管理及び転送機能は、従来のアイコン形フォルダを用いても望み通りに実現できない。一つの問題は、ユーザが、屡々、同一文書を幾つかの異なるフォルダに保管する必要があることである。例えば、異なるワークプロジェクトは、屡々、同一の図面、報告書若しくは他のデータを参照する必要がある。そのため、各フォルダには、同じ文書若しくは図面の別々のコピーを保管する必要が生じる。これは、コンピュータのメモリ空間の点でメモリの浪費である。また、ユーザが個々に文書を多数の別々のフォルダにコピーするためにはかなりの長さの時間を要する。
【0008】
従来のアイコン形フォルダ方式の別の欠点は、フォルダの内容をインターネット若しくはイントラネット施設を介して他の場所に転送することが不便であり、かつ、時間的に無駄が多いということである。例えば、従来の方式でコンピュータ・ユーザがフォルダの内容を転送するためには、電子メールアプリケーションを立ち上げ、転送先アドレスを入力し、フォルダから個別のファイルを選択し、そのファイルを電子メールメッセージに添付若しくは追加し、電子メールメッセージを送信する必要がある。このようにして転送できるとしても、望み通りに便利で、かつ、直観的な操作ではない。ファイルを個別のユーザを表現するアイコンの上に置くことによって個々のファイルを転送する方法は、ファイルの送信の際に助けになるが、上記のすべての問題点を解決するわけではない。例えば、米国特許第5,801,700号明細書には、ユーザがファイルを表現する第1のアイコンをドラッグし、受信者を表現する第2のアイコンの上にドロップし、次に、コンピュータがファイルを受信者に自動的に送信する電子ファイル転送用のアイコン形ドラッグ・アンド・ドロップが記載されている。しかし、多数のファイルが存在する場合、ユーザは、依然として送信されるファイルに関する情報を送信する必要があり、例えば、“ジョンへ:ジョーンズさんのケースに関する3つのファイルをお送りしました。これらは、1999年8月1日までに完了する必要があります。”のような電子メールメッセージを送信する。
【0009】
従来の電子メールを用いてファイルを送信する方式による別の欠点は、ファイル文書内のデータは、情報が電子メールアプリケーションに追加されるときに、頻繁に変換されるべき点である。この変換処理は、特に、膨大な文書及び/又はグラフィックスを送信する場合に、長い時間を要する可能性がある。更に別の問題は、屡々、インターネット/イントラネット通信にアクセスしないユーザに同じ情報を送信する必要があることである。例えば、ビジネスに携わる多くの人は、電子メールメッセージの内容をオフィス外の同僚に送信するため特別な手続、例えば、ファクシミリを利用したハードコピーの送信などを行う必要がある。
【0010】
従来のアイコン形ファイルシステムに関係した別の欠点は、一般的に使用されるインターネット及びネットワークアプリケーションと関連した情報管理の問題を取り扱わないことである。一般的に、殆どのコンピュータ・ユーザは、多数の電子メールメッセージ(及び、添付物)を毎日受信する。また、殆どのコンピュータ・ユーザは、一般的に、インターネット若しくは他のコンピュータ情報サービス(例えば、LEXISTM)に定期的にアクセスし、文書及び画像を獲得する。また、DIALOGUETMのような一部のデータサービスは、新規の呼び物及び切り抜きサービスを含むので、ユーザはあらゆる関心のある話題に関する更新情報を定期的に受信する。商業的データサービスの他に、ユーザがWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)から関心のある記事を動的に獲得することができるソフトウェア方式がある。例えば、米国特許第5,649,186号には、コンピュータ・ユーザ・インタフェースがワールド・ワイド・ウェブによってアクセスされる複数のニュース源から関心のある記事を収集、分類、選別、探索、獲得、組立するため動的情報切り抜きサービスの一部として使用されるシステムが記載されている。その結果として、コンピュータ・ユーザは、プロジェクト若しくはプログラムに関連した多数の電子メールメッセージ及び/又はインターネット文書を定期的に受信する。これらのメッセージ及び文書を編成し、特別のフォルダに関連した文書と共に保管し、それらを他の人に転送するためには、長時間を要する場合がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来のフォルダのようなファイル及び文書管理インタフェースは、プロジェクト及びタスクの管理を容易に行うため、効率的に編成し、表示し、他者に通信する必要がある多数の着信文書及びメッセージを管理する問題を取り扱わない。また、従来のアイコン形ファイルシステムの欠点は、より多数のコンピュータ・ユーザが、プロジェクト及びタスクの目標を達成するため、多数の文書、インターネット上の題材、及び、電子メッセージ(インターネット又はネットワーク)を効率的に利用しようとすると共に、より広域的な問題となる。
【0012】
本発明の目的は、コンピュータファイルの効率的な利用を支援する新しいアイコン形ファイル管理方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の装置は、共通テーマを用いてデータを表示させるアイコン形手段を含み、関連したデータを都合よく送信する手段を具備する。本発明の装置は、各メッセージオブジェクトを発生させ、表示するメッセージオブジェクト制御モジュール手段と、表示属性情報、情報属性情報、及び、情報へのポインタテーブルを記録するメッセージオブジェクトインスタンス要素手段と、上記メッセージオブジェクト毎に制御テーブル指定データを記憶するメッセージオブジェクト制御テーブル手段とを備え、上記メッセージオブジェクト制御モジュール手段によって発生された上記各メッセージオブジェクトは、上記制御テーブル指定データによって個々のメッセージオブジェクトインスタンスに関連付けられる。
【0014】
好ましい一実施例において、個々のメッセージオブジェクトは、メッセージオブジェクトをデータ変換及び送信ユニットの個別の私書箱にドラッグ、ドロップすることにより送信される。データ変換及び送信ユニットは、好ましくは、表示されたメッセージオブジェクトアイコンをアドレスリストにドラッグし、上記メッセージオブジェクトのデータを上記アドレスリスト上のアドレス先に送信するため適した形式に変換し、上記変換されたデータを上記アドレスリスト上の各人に送信するアイコンのドラッグ・アンド・ドロップ式データ変換並びに送信手段を含む。
【0015】
請求項1に係る発明は、情報処理装置のグラフィカル・ユーザ・インタフェースにおいて、情報説明項目を含む情報コンテナであるメッセージオブジェクトアイコンを発生、表示させる方法であって、
(a)関連したファイルに関する情報を含むメッセージオブジェクト属性データをメッセージオブジェクトコンテナに入力し、
(b)表示属性、情報属性、情報説明項目タイトル、及び、参照されるファイルを指定するポインタテーブルの形式をなす上記関連したファイルにアクセスするために十分な情報に関するインスタンスデータを記録し、
(c)上記メッセージオブジェクトを、上記表示属性及び上記情報説明項目タイトルによって決められる表示特性を有する情報説明項目タイトルを備えたアイコンとして表示し、
(d)上記関連したファイルへの上記ポインタテーブルを用いて上記関連したファイルを開く手段に通知するため、メッセージオブジェクトオープンイベントの受信時に、上記メッセージオブジェクトを開くステップを含む。
【0016】
請求項4に係る発明は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを具備したコンピュータシステムにおいて、関連したファイルを、共通情報説明テーマを有するメッセージオブジェクトとして編成する制御モジュールを使用する方法であって、
(a)メッセージオブジェクトインスタンス毎に、表示属性と関連したファイルにアクセスするために十分な情報を格納したポインティングテーブルを含む情報属性とを格納できるメッセージオブジェクト情報コンテナを受信、記録、及び、編集するメッセージオブジェクト制御モジュールを設け、
(b)メッセージオブジェクトインスタンスの発生又は編集イベントの受信時に、上記制御モジュールを起動させ、
(c)関連したファイルに対する表示属性及び情報属性をメッセージオブジェクト情報コンテナ内に受信し、
(d)上記関連したファイルにアクセスするため十分な情報を格納したポインティングテーブルを含む上記情報属性を属性の情報を上記メッセージオブジェクト情報コンテナ内で記録し、
(e)上記メッセージオブジェクトをメッセージタイトル属性を備えたアイコンとして表示させるため、上記メッセージオブジェクト情報コンテナからの情報をアプリケーションプログラムに供給し、
(f)アクセスイベントの受信時に、上記ポインティングテーブルを用いて上記メッセージオブジェクト情報コンテナ内の上記関連したファイルを開くステップを有する。
【0017】
請求項7に係る発明は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを具備したコンピュータにおいて、共通テーマによって関連したファイルのアイコン形メッセージオブジェクトを表示させるシステムであって、
メッセージオブジェクト発生イベントに応じてメッセージオブジェクト情報コンテナを発生、編集するメッセージオブジェクト制御モジュール手段と、
情報属性、表示属性、及び、上記関連したファイルにアクセスするため十分な情報を収容するポインタテーブルを含む属性データを、上記メッセージオブジェクト情報コンテナに格納するメッセージオブジェクトインスタンス要素手段とを有し、
上記メッセージオブジェクト情報コンテナは、情報説明項目を備えたメッセージオブジェクトアイコンとして上記グラフィカル・ユーザ・インタフェースに表示され、
上記表示されたメッセージオブジェクトアイコンの関連したファイルは、アクセスイベントに応じて、上記メッセージオブジェクト制御モジュール手段によって開かれる。
【0018】
請求項10に係る発明は、情報処理装置において共通テーマによって関連したファイルのアイコン形メッセージオブジェクトを表示させるシステムであって、表示属性情報、情報属性情報、及び、メッセージオブジェクト毎のファイル情報ポインタテーブルを記録するメッセージオブジェクトインスタンス要素手段と、
上記メッセージオブジェクト毎に制御テーブル指定用データを格納するメッセージオブジェクト制御テーブル手段と、
メッセージオブジェクト生成イベントに応じて、各アイコン形メッセージオブジェクトを生成、表示させるメッセージオブジェクト制御モジュール手段とを有し、
上記メッセージオブジェクト制御モジュール手段によって生成された上記各メッセージオブジェクトは、上記制御テーブル指定用データを用いて個々のメッセージオブジェクトインスタンス要素に関連付けられ、
上記各メッセージオブジェクトは、上記メッセージオブジェクトインスタンス要素から取得されたメッセージタイトルと共に表示される。
【0019】
請求項13に係る発明は、ディスプレイを備えたコンピュータに共通テーマによって関連したファイルを表示させるシステムであって、
情報説明項目、インスタンス表示データ、参照識別コード、及び、関連したファイルを参照するためのポインタテーブルが個々の情報コンテナに収容されている情報コンテナクラスを生成、編集、及び、更新させるプログラミング制御モジュールと、
デスクトップウィンドウアイコンを生成させるグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、
インスタンス情報を上記プログラミング制御モジュールに送信させるアプリケーションプログラムとにより構成され、
上記プログラミング制御モジュールは、上記アプリケーションプログラムによって上記プログラミング制御モジュールに送信された上記インスタンス情報に応じて、上記グラフィカル・ユーザ・インタフェース内でメッセージオブジェクトアイコンを生成、更新、及び、表示させ、
上記プログラミング制御モジュールは、上記アプリケーションプログラムから上記プログラミング制御モジュールに送信されたアクセスイベントに応じて、上記関連したファイルを立ち上げるため上記ポインタテーブルから指定用データを発生させる。
【0020】
請求項16に係る発明は、コンピュータ上で共通テーマによって関連したファイルのアイコン形メッセージオブジェクトを表示させるグラフィカル・ユーザ・インタフェースのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、
上記プログラムは、
メッセージオブジェクト発生イベントに応じてメッセージオブジェクト情報コンテナを発生、編集させるメッセージオブジェクト制御モジュールコードと、
情報属性、表示属性、及び、上記関連したファイルにアクセスするため十分な情報を収容するポインタテーブルを含む属性データを、上記メッセージオブジェクト情報コンテナに格納させるメッセージオブジェクトインスタンス要素コードと、
上記メッセージオブジェクト情報コンテナを、情報説明項目を備えたメッセージオブジェクトアイコンとして表示させるコードと、
上記表示されたメッセージオブジェクトアイコンの関連したファイルをアクセスイベントに応じて開かせるコードとを含む。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明は、ウィンドウ方式に基づくコンピュータ・デスクトップ・インタフェースと共に使用するコンピュータ・インタフェース・システム又はアーキテクチャを取り扱う。多くのユーザが重要なプロジェクト日付及び目標の備忘録として複数のPOST−ITTM付箋紙をコンピュータ画面の側部に貼付している場面が屡々見受けられる。3M社製のPOST−ITTMは、ハードコピー文書に付箋紙を容易に貼付するため付箋紙の片側に硬化粘着性の裏面が設けられている。また、POST−ITTM付箋紙の硬化粘着性の裏面は、コンピュータディスプレイモニタの枠のような滑らかな面に貼付することも可能である。また、DAY−TIMERTMのような時間管理支援ツールを利用するコンピュータユーザが実行すべき多数の同一機能を実行するコンピュータ・インタフェース・システムの必要性は、未解決のままである。普及しているDay−Timer社製のDAY−TIMERTMブックのような時間管理支援ツールは、典型的に、ユーザが特定の日付に行われるべき重要な事柄を記述するメモを書き留めるためのスペースを含む。また、コンピュータユーザは、関連したファイルを編成し、送信するため秘書のような補助者を利用することもよくある。そのため、POST−ITTM付箋紙、DAY−TIMERTM、及び、補助者を利用するコンピュータユーザが実行すべき多数の同一機能を実行するコンピュータ・インタフェース・システムに対するニーズは解決されていない。これらのニーズに応じて、本発明では、POST−ITTMの機能を実現するコンピュータ・メッセージ・オブジェクトの概念に基づく新規のコンピュータ・デスクトップ・アイコン・システムが開発された。また、本発明のコンピュータ・メッセージ・オブジェクトは、この他の多数の重要なファイル及び文書管理機能を実現する。
【0022】
本発明は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースとして汎用的に利用できる。しかし、本発明は、好ましくは、大規模な情報及びメッセージ管理システムの一部でわる。図1には、コンピュータのディスプレイ画面5が概略的に示されている。ディスプレイ画面5は、「ティッカー(ticker)」セクション10と呼ばれる部分を含む。ティッカーセクション10は、典型的に、画面の上方の帯状区画により構成される。株式市場ティッカーと同様に、多様な短いメッセージが表示されるディスプレイ画面5の領域を提供する。ティッカー10の内容は、好ましくは、ユーザが多数の短いメッセージを見ることができるように株式ティッカーと同様にラップアラウンド式に移動する。ティッカー10の内容は、インターネット又はサーバーサイト15から新たに受信された情報を含む。ティッカー10の内容は、新たに受信された未読の電子メールメッセージ20を表示する。また、ティッカー10は別のタイプのデータを表示するようプログラムしてもよい。本発明は、特に、他の情報源15、20から情報を受信するティッカー10と共に使用するのに好適である。しかし、本発明の多数の利点は、ティッカー10を用いなくても実現され得る。
【0023】
図1に示されるように、本発明は、一般的に、表示されたメッセージオブジェクト25であるアイコンにより構成される。メッセージオブジェクト25は、好ましくは、メッセージタイトル及び/又はメッセージオブジェクト25に付随したファイルに関連した他の情報を表すアイコンとしてディスプレイ画面5に表示される。本発明の説明中、用語「メッセージオブジェクト」は、表示されたアイコンがメッセージタイトルを含むオブジェクトを意味する。メッセージタイトルは、メッセージオブジェクト25に付随したファイルを共通のテーマによって表示させることができる。コンピュータ科学の分野における一般的な定義に従って、本願明細書において、オブジェクトは状態、挙動、主体によって記述されるクラスのインスタンスである。インスタンスは、一般的に、クラスの記述に従う特定の例として定義される。クラスは、一般的に、オブジェクトの集まりに共通したデータ及び挙動の記述として定義される。一般的に、オブジェクト指向プログラミングは、データがオブジェクトのクラスに構造化され、オブジェクトに適用可能な特定の関数の集合を備えたプログラミングの形式として定義される。
【0024】
同じ機能(例えば、デスクトップフォルダ及びごみ箱)の一部を実行する実世界オブジェクトに対応した所謂デスクトップオブジェクトの一般的な実際例に従って、本発明の実施例では、メッセージオブジェクト25を「スティッカー」として記述する。用語「スティッカー」は、コンピュータユーザが硬化粘着性のPOST−ITTM付箋紙を使用する代わりの機能の一部をメッセージオブジェクト25によって実行することを意味する。例えば、POST−ITTM付箋紙は、取り外し可能なメッセージを貼付する場所を確保するため文書のハードコピーに貼付されることがよくある。用語「スティッカー」は、POST−ITTM付箋紙のユーザが関連した数種類の文書を一括してクリップで束ね、POST−ITTM付箋紙を関連した文書に貼付する状況と同様に、幾つかの文書又はファイルが、スティッカーによって一括して関連付けられ、或いは、「くっつけられる」と言う意味で記述的である。しかし、メッセージオブジェクト25に対するスティッカーは、メッセージオブジェクト25の機能の一部を記述するだけであり、本発明のメッセージオブジェクト25は、従来のPOST−ITTM付箋紙が行わなかった多数の機能を実行する。
【0025】
スティッカー25は、一つ以上のコンピュータファイル、文書、電子メールメッセージのオブジェクト指向表現であり、対応したファイル、文書、メッセージにアクセスために十分な情報を含む。個々のスティッカー25を別の形で説明すると、スティッカー25は情報記述を収容するユーザ・インタフェース・コンテナであると表現できる。個々のスティッカーに対応したインタフェース・コンテナは、コンテナクラス全体に対する大規模データベース内のデータ要素に対応する。各コンテナ毎に、属性データと関連付けられたインスタンス要素が存在する。好ましくは、各インスタンス要素は、特定のスティッカー25に対応するように個々のインスタンス要素を識別するために役立つ識別参照コードを有する。そのため、コンテナクラスを定義する情報を発生させ、オペレーティングシステムのメモリに記憶させる手段、特定のコンテナ用の情報を挿入し編集する手段、個々のスティッカーの情報記述を挿入し編集する手段、及び、関連した情報記述と共にスティッカー25に格納された情報にアクセスする手段が必要とされる。コンピュータ科学の当業者は、ファイルフォルダや他の類似したアイコン形情報管理コンテナのようなデスクトップシステム用のオブジェクト指向コンテナの一般的な概念について熟知していると想定されるので、情報コンテナの概念の詳細な説明は、当業者が本発明のこのような局面を実施するするために必要とされない。
【0026】
複数のスティッカー25はコンテナクラスを形成する。好ましくは、スティッカーコンテナによって、ユーザは、ファイルがオペレーティングシステムのファイルシステムに記憶される形とは無関係にデスクトップ作業空間に情報を編成することができる。スティッカーコンテナ25は、データ或いはメタデータを収容してもよい。例えば、スティッカー25は、ワード文書、ブラウザが獲得すべき文書を含む特定のサイト及び特定のインターネットリソース又はファイルを指定するURL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)、或いは、別のファイルを指定する特殊タイプのファイルである所謂「ショートカット」を収容する。スティッカーは、情報自体にアクセスするため他のファイル又は文書に格納された情報へのリンク(若しくは、ハイパーリンク)を行うことができる任意の形式の参照インデックス情報を収容できる。例えば、スティッカーは、個々のコンピュータのメモリ又はデータベースネットワークに記憶されたファイル内の格納された情報へのアクセスの要求に応じてポインティング信号を発生させるポインタテーブルを収容する。スティッカー25の情報記述はユーザ定義メッセージを含み、及び/又は、コンピュータは、作成者、作成日付及びその他の情報に関する情報を含む情報記述を自動的に生成する。好ましくは、スティッカー25は、ユーザがスティッカーをダブルクリックするか、若しくは、スティッカーを作動させたときに、必要に応じてアプリケーション文書を呼び出す。好ましくは、複数のスティッカー25は、ポインティング情報を用いて同一ファイル、文書、或いは、メッセージの部分集合を参照する。
【0027】
スティッカー25は、特に、ユーザが文書及びアーカイブ形式の電子メールメッセージのような複数の情報ファイルの使用を効率的に整合させるための支援に有用である。個別のスティッカー25は、二つ以上の文書、ファイル、又は、メッセージを一つのテーマによって一括して関連付けることができる。スティッカーオブジェクト25は、例えば、仕事に係る幾つかの異なる文書を編成することができる。例えば、図2に示されるように、ディスプレイ画面5上のスティッカー25は、文書50とグラフ55を連結する。図2において、スティッカー25と、関連した項目50及び55の間の関連性は破線で示される。スティッカー25は、行動項目「行動予定:週報」のような編成メッセージを用いてユーザによってラベル付けされる。また、ユーザは、例えば、スティッカーのタイトルが「行動予定:週報 期日1999年5月15日」のように期限を付け加えてもよい。ユーザがスティッカーメッセージオブジェクト25を開くとき(例えば、スティッカー上でダブルクリックするとき)、ユーザは関連した項目50及び55にアクセスする。スティッカー25の一つの機能は、文書、ファイル、及び、電子メールメッセージの編成及び管理を容易に行うことである。好ましくは、ユーザは、スティッカーを自分の好みの場所にドラッグ・アンド・ドロップすることによりデスクトップ上でスティッカーを編成する。好ましくは、1個以上のスティッカーが、メッセージボード60(図3を参照)として機能するフォルダのような付加的な表示オブジェクトに配置される。メッセージボード60は、従来の伝言板と同じように、複数のスティッカーをウィンドウ表示画面に格納することができ、ユーザはメッセージボード60に格納されたスティッカーを見たいとき、そのウィンドウ表示画面を開くことができる。
【0028】
本発明は、好ましくは、富士通製のBEHALFアプリケーションプログラムを用いて実現される。以下の説明で使用されるBEHALFは、富士通製のメッセージ処理及びメッセージ支援アプリケーションプログラムの内部的な開発名である。このBEHALFアプリケーションは、複数のスティッカー25を自動的に格納するため使用され、スティッカー25を見るため必要に応じて開かれる特殊ウィンドウ60を含む。
【0029】
図3の(A)に示されるように、スティッカー25と、ティッカー10と、開いたウィンドウ60、62の他に、ディスプレイ画面5は、複数のプログラムアイコン65と、メニューボタンアイコン70と含む。また、ディスプレイ画面5の1個以上のエッジには、1個以上のプログラムと関係した状態アイコン75がある。好ましくは、スティッカー25は、通常のフォルダとは区別される形、色、及び、フォントサイズを有する。図3の(A)に示されるように、細長い(アスペクト比の大きい)ボックス状のオブジェクトは、通常のフォルダアイコン72のような他の一般的なアイコンから容易に識別できると共に、メッセージを表示するため制限されたデスクトップ空間を効率的に使用するので、好ましい形状である。図3を参照するに、スティッカー25は、スティッカー25の面積の大部分がメッセージを収容する形状を有する。通常のフォルダ72と比較すると、スティッカー25はかなり大きい面積を占領する。その上、スティッカー25は、従来のフォルダ72のテキスト部73よりも大きいフォントを使用し、より長いテキストの文字列を含む。
【0030】
図3の(B)には、スティッカー25と、スティッカーをダブルクリックすること、或いは、他の手段によってトリガされる対応したスティッカーメニューウィンドウ27とが示されている。コンテンツメニュー27は、例えば、スティッカー25の切り取り、コピー、削除、又は、貼り付けを行える。スティッカー25の属性は、好ましくは、文書ファイルを削除し、或いは、スティッカー25に追加するような基準情報属性を追加、削除、或いは、変更するため、ユーザコンテンツメニューを用いて編集される。また、フォントサイズ、タイプ及び色のような表示属性を変更できることが望ましい。その上、スティッカー25の表示色及びメッセージタイトルを編集できることが望ましい。コンテンツメニュー27を用いてスティッカー属性を変更する他に、スティッカー25は、クリック・アンド・ドラッグ機能を用いてディスプレイの至るところに動かせる方がよい。さらに、スティッカー25のサイズは、スティッカーのサイズを調整するため表示されたスティッカー25の一部分の上でクリック・アンド・ドラッグを行うようなクリック・アンド・ドラッグ手段を用いて調整される。また、スティッカー25のメッセージタイトルのフォントサイズは、スティッカー25の面積が変更されると共に自動的に調整する方が望ましい。
【0031】
スティッカーを都合よく編集し得る能力は、スティッカーの情報管理ツールとしての機能を著しく増加させる。例えば、パテントエージェントであるユーザは、最初に、特許願書、明細書、及び、図面の草案を伴う「Acme Widget 特許」というタイトルのスティッカーを作成する。このパテントエージェントが、発明者から「この発明に関する製品が前年の10月20日に米国で販売されているので、今年の10月20日までに特許出願されない場合、1年以上前から販売されていることによる不特許事由が発動する。」という電子メールを受信した場合を考える。パテントエージェントは、スティッカーを編集して新しい電子メールメッセージを追加する。さらに、スティッカーのタイトルは、「法定不特許事由を回避するため、10月20日までにAcme Widget 特許を出願」に変更される。このような長いメッセージを含むタイトルは、従来のフォルダのタイトルウィンドウに表示できなかった。しかし、本発明のメッセージオブジェクトは、実質的にコンピュータディスプレイ画面の幅を占有するテキスト文字列を持つ。その上、スティッカーのフォントは、出願日の重要性を強調するため赤色に変更することも可能である。また、スティッカー25のメッセージテキスト文字列のフォントのサイズ及びタイプは、この作業の緊急性を強調するため変更してもよい。
【0032】
スティッカー25は、ユーザが着信した電子メールメッセージをメッセージオブジェクトに簡単に変換するための支援に役立つ。好ましくは、スティッカー25は、ティッカー10と共に動作するよう設計される。例えば、ティッカー10が本発明と共に使用される一つの形は、ティッカー10に表示された着信したインターネット文書15又は電子メールメッセージ20がスティッカー25に変換される場合である。
【0033】
図4に示されるように、ティッカー10は、「マイクロソフト社、ホームページ交換メッセージ」のようなタイトルが付けられたニュースのようなインターネットクリッピング(切り抜き)サービスからの着信ニュースを表示する。好ましくは、ティッカー10は、ユーザがティッカー項目を選択し、次に、自動的若しくはメニューコマンドを介してティッカー10の項目をスティッカー25に変換させるため指定及びクリックできるように変更される。富士通製のBEHALFアプリケーションプログラムは、クリック・アンド・ドラッグ操作を利用してティッカー項目にアクセス機能を有する。図4に破線で示されたクリック・アンド・ドラッグ機能は、着信したティッカー10の項目をメッセージ表示オブジェクト25に直ちに変換できることが望ましい。また、付加的な文書をティッカーオブジェクトから形成されたスティッカーに関連付けするようなスティッカー25を更に編集できる能力を有することが望ましい。例えば、ティッカーが見込みのある顧客と電話中の上司からの着信電子メールメッセージ「ボブに電話せよ」を表示した場合を想定する。コンピュータユーザは、やがて行われる電話の呼に関する付加的な文書をスティッカー25に関連付けることによって電子メールメッセージから形成されたスティッカー25を編集しようとする。かくして、得られたスティッカー25は、次に行われる行動項目の残りの部分だけではなく、実際に電話がかけられたときに、元の電子メールメッセージ及び関連したクライアント文書への便利なアクセスをユーザに提供する。ティッカー10と組み合わされたスティッカー25は、着信電子メールメッセージ及びインターネット文書をより有用な形式に迅速かつ効率的に変換するための好ましい方法である。
【0034】
さらに、アーカイブ形式のメッセージをスティッカー25に都合よく変換できる能力を有することが望ましい。図1のリストビューウィンドウ30は、富士通製のBEHALFアプリケーションの一部である。リストビューウィンドウ30は、着信電子メールメッセージ及びインターネット文書を自動的にリストビューウィンドウ30に格納させる。好ましい一実施例において、リストビュー内のアーカイブ形式文書は、ティッカー10で使用された操作と類似したクリック・アンド・ドラッグ操作を用いてスティッカーに変換される。
【0035】
アイコンのデスクトップ上への配置を発生、制御するための様々なプログラミング方法が当業者に公知である。例えば、フォルダアイコンを発生させ、フォルダの内容を記録するため使用されるプログラミング方法は周知である。しかし、本発明のメッセージ表示オブジェクト25は、従来のアイコン形フォルダでは見られなかった付加的な性質を有する。例えば、本発明の好ましい一実施例において、スティッカー25は、ファイルそのものを収容しないが、関連したファイルにアクセスするために十分な情報を格納する。これは、各スティッカー25を構成するユーザ・インタフェース・コンテナに実際のファイルを格納するために要するコンピュータメモリ及び時間の必要量を減少させるので望ましい。また、スティッカー25は、好ましくは、従来のファイルフォルダよりも十分に多量のテキスト表示情報を含む。さらに、スティッカー25は、情報記述及び各スティッカー25に収容された関連ファイルの都合のよい編集が容易に行えるように設計される。その結果として、特に、ウィンドウズ標準応用オペレーティングプログラミングインタフェースと協働するよう設計されたアプリケーションプログラムを使用して、スティッカー25の発生と編集を特に取り扱うプログラミング方法が開発された。
【0036】
図5には、スティッカーを生成、利用する方法の好ましい一例のブロック図が示されている。図5に示されるように、通常のワード処理アプリケーション99は、ウィンドウズ標準応用プログラミングインタフェース(API)92と相互作用するよう設計される。図5に示されるように、スティッカー制御モジュール90は、イベント情報をアプリケーションプログラム98と交換する。スティッカー制御モジュール90は、次に、メッセージオブジェクトをディスプレイ画面5のデスクトップ上に発生させることができるようにウィンドウズAPI 92に送信されるメッセージイベントを発生させる。アプリケーションプログラムは、多数の従来のプログラムの中のいずれのプログラムでも構わない。かくして、図5のブロック図は、ウィンドウズAPI 92と共に使用される多数のオブジェクト指向アプリケーションプログラムに適用可能な一般的な事項を教示する。しかし、富士通製のBEHALFプログラミングアプリケーションは、好ましいアプリケーションプログラムである。BEHALFアプリケーションは、ユーザがワールド・ワイド・ウェブ上の複数のデータベースから関心のある記事を切り抜くことができる動的ニュースクリッピングサービスを含む。また、BEHALFは、動的ニュースクリッピングサービスによって集められた着信ニュース記事を表示するためのティッカーを含む。さらに、BEHALFアプリケーションは、ダウンロードされた記事を自動的に蓄積し、リストビューウィンドウに保存する。また、図5に示されるように、プログラムはウィンドウズAPI 92と直接的に作用し得る。しかし、オブジェクト指向プログラミングの分野の当業者は、これらのBEHALFプログラミングの機能を実現するため他のオブジェクト指向アプリケーションプログラムを変更することが可能であろう。この当業者は、コンピュータアプリケーションプログラム98のユーザ・インタフェース機能とデータベース管理機能との間の関係を定義するため、制御モジュール機能を実現する方法に習熟している。米国特許第5,430,836号に記載されるような制御モジュールは、例えば、異なるアプリケーションプログラム間のデータの効率的な転送、管理、及び、表示を容易に行うことによって、多様なコンピュータアプリケーションを共通したグラフィカル・ユーザ・インタフェースの周辺で一体的に効率的に動作させる限定された目的のため、ウィンドウズベースのデスクトップアプリケーションで使用される場合がある。本発明の制御モジュールは異なる機能のため使用されるが、制御モジュールをプログラミングする一般的な原理は周知であるため、当業者はBEHALFアプリケーション以外の他のアプリケーションプログラムと相互作用する制御モジュール90を実現することができる。
【0037】
スティッカー制御モジュール90は、標準的なウィンドウズAPIにスティッカー機能を実現するため、ウィンドウズAPI 92とコンピュータアプリケーション98との間でメッセージハンドラーとして作用する。スティッカー制御モジュール90は個々のスティッカー25のインタフェース・コンテナ内のデータを参照する手段を必要とする。矢印93、95で示されるように、スティッカー制御モジュール90は、スティッカー制御テーブル94及びスティッカーインスタンス要素96内の参照データにアクセスすることができる。好ましくは、スティッカー制御モジュール90は、スティッカー制御テーブル94及びスティッカーインスタンス要素96を参照、更新する。
【0038】
スティッカー制御テーブル94は参照制御情報を含む。原理的に複数のスティッカー25はデスクトップ又はメッセージ伝言板に表示されるのて、この参照制御情報は不可欠である。図6に示されるように、スティッカー制御テーブル94は、2個以上のスティッカー25を制御するための登録テーブルである。スティッカー制御テーブル94は、スティッカー制御テーブル94に登録されたポインティング情報100を含む。ポインティング情報100は、スティッカー制御モジュール90が個別のスティッカー25に関連したスティッカーインスタンス情報102にアクセスできるようにさせる。
【0039】
個別のスティッカーインスタンス要素102は、不可欠な情報、又は、対応したメッセージオブジェクト25の実体を収容する。その結果として、新しい個別のスティッカーインスタンス102は、スティッカー制御モジュール90が新しいスティッカー25を発生させるときに作成されるべきである。また、個別のスティッカーインスタンス102は、対応するスティッカー25が編集されたときに更新されるべきである。スティッカーインスタンス要素96は、標準的なウィンドウズシステムに通用するウィンドウズデスクトップオブジェクトの拡張クラスとして作成される。スティッカーインスタンス要素96はスティッカー25の属性を保持する。
【0040】
図7に示されるように、スティッカーインスタンス要素96は、好ましくは、個別のスティッカーインスタンス要素102がスティッカー制御テーブル94によって参照できるようにさせる識別参照(ID)コード110を含む。IDコード110の属性は、スティッカー制御モジュール90によって任意に決定される。スティッカーインスタンス要素102は、好ましくは、(スティッカーがデスクトップ上に表示されるときに要求される)表示属性112を含む。表示属性112は、スティッカーがデスクトップ上で表示される位置を含む。表示属性112は、ユーザがスティッカー25を画面中でドラッグすること、或いは、スティッカー25をメッセージボード60にドラッグすることにより、スティッカー25のディスプレイ画面5上での表示位置を変更したとき、スティッカー制御モジュール90によって自動的に更新されるべきである。表示属性112は、スティッカー25のサイズに関す得る情報を含む。好ましくは、スティッカー25のサイズは、メッセージタイトル中の文字数から自動的に計算されるので、メッセージタイトルの全体が表示される。好ましくは、ユーザは、表示されたスティッカーのサイズを変更することができる。表示属性96は、好ましくは、スティッカーの背景色の他に、スティッカー25のフォントサイズ、タイプ、並びに、色に関する情報を含む。
【0041】
スティッカーインスタンス要素96は、情報属性114を更に有する。情報属性114は、好ましくは、作成者の名前を含むが、これだけに限定されるものではない。この作成者の名前は、ユーザの名前、或いは、自動的にスティッカーを作成するプログラムの名前である。情報属性114は、好ましくは、スティッカーの作成日付を含む。また、情報属性114は、好ましくは、スティッカーに表示されたメッセージのタイプを示すキーワードのようなメッセージタイプを含む。例えば、メッセージタイプが「メモ」或いはそれ以外のメッセージタイプの場合を考える。好ましくは、複数のメッセージタイプがユーザによって定義される。
【0042】
好ましくは、情報属性114は、スティッカー25に表示されたユーザ定義可能なメッセージタイトルを含む。また、ティッカー10から、或いは、リストウィンドウ30に記憶されたアーカイブ形式の電子メール及びインターネットメッセージからの項目を指定しドラッグすることにより作成されたメッセージのためのデフォルトメッセージタイトルを設けることが好ましい。特に、ティッカー10又はリストビューウィンドウ30のデフォルトメッセージタイトルは、ティッカー10のタイトルと同じであることが望ましい。
【0043】
スティッカー25は、実際のファイルを収容するインタフェース・コンテナでも構わないが、スティッカー25は、関連したファイルにアクセスする手段を実現するためインデックス、ポインタ、若しくは、他のショートカット手段を利用する方が好ましい。ポインタ方式は、アクセスポインタが、ファイル名、URLアドレス、若しくは、関連したファイルの情報に後からアクセスできる他の情報を格納し得るので好ましい。スティッカーインスタンス96は、関連したファイルにアクセスするためのポインタ情報を含むポインタテーブル116を利用する方が望ましい。参照情報テーブルのポインタ116は、参照情報120への1個以上のインデックスを収容する参照情報テーブル118を含む。参照情報120の各インデックスは、索引付けされたファイルにアクセスするために十分な情報を有する。参照情報テーブルはオープン中フラグを有し、ダブルクリックのようなオープン用イベントによって参照情報を開く。参照情報テーブル118は、情報タイプに関する情報を含み、これは、スティッカー内に設定された情報のタイプに従ってスティッカー制御モジュール90によって設定される。このことは、スティッカーが正しいアプリケーションを開くために重要である。
【0044】
図8は、スティッカー25を作成するため好ましいステップの系列を示すフローチャートである。最初に、スティッカーを作成させるコマンドに対応したイベントが発生する(ステップ125)。このイベントは、ユーザがスティッカー制御モジュール90に、デスクトップメニュー70を用いてスティッカーを作成させるイベントを送信したときにトリガされる。しかし、このイベントは、ティッカー10又はリストビューウィンドウ30のような特別のフォルダウィンドウに表示されたメッセージオブジェクト上でクリックとドラッグを行うことによってトリガさせてもよい。
【0045】
ステップ125でスティッカー作成イベントが受信された後、スティッカー制御モジュール90はスティッカー25の生成及び処理を開始する。図8に示されるように、イベント125が受信された後、スティッカーの初期生成が行われる(ステップ130)。矢印132は、スティッカーが生成されたときに、対応したスティッカーインスタンス96が生成されることを意味する。IDデータ110も生成される。ステップ130においてスティッカーインスタンスが初期生成された後、属性の初期設定が行われる(ステップ140)。例えば、ユーザは、情報属性114若しくは参照情報テーブル116の情報(例えば、関連ファイル)を付加する。矢印134によって示されるように、ステップ140で属性を設定することにより、スティッカーインスタンス96が変更される。
【0046】
一時的なスティッカーは、好ましくは、属性の初期設定(ステップ140)の後、コンピュータデスクトップディスプレイ画面5に表示される。スティッカー25がティッカー10の項目をクリック・アンド・ドラッグすることにより形成された場合、スティッカータイトルは、好ましくは、ティッカー10の項目と自動的に一致される。しかし、より一般的には、ユーザメニュー70から選択することにより形成されたスティッカー25は、空白(ヌル)メッセージタイトルを有することが分かる(ステップ145)。その結果として、ユーザはメッセージタイトルをキーボードから入力する(ステップ150)。メッセージタイトル情報は、矢印136によって示されるように、スティッカーインスタンス96の一部分になる。
【0047】
属性が設定された後、スティッカーインスタンス96は、制御モジュール90によってスティッカー制御テーブル94に登録される(矢印180で示されている)。スティッカー制御テーブルへの登録はステップ155で行われる。次に、スティッカーは最終的な形式でデスクトップ上に表示される(ステップ160)。好ましくは、スティッカー情報は、ハードディスク若しくは他の適当な記憶手段に自動的に保存される(ステップ165)。
【0048】
スティッカー25の好ましい実施例は、スティッカーインスタンス96が、関連した情報ファイル毎にインデックスエントリー120を有するポインタテーブル116を利用する。例えば、表示されたスティッカー25上のダブルクリックによってスティッカーが開かれたとき、ユーザはスティッカー25に格納されたすべての関連した情報にアクセスできる。
【0049】
スティッカー制御モジュール90は、好ましくは、ユーザがスティッカー25をダブルクリックするのに応じてテーブル118内で索引付けされた情報にアクセスするため、参照情報テーブル116内に収容された情報タイプに対応したアプリケーションを立ち上げる。図5に実線矢印で示されるように、スティッカー制御モジュール90は、アプリケーションプログラム98とウィンドウズAPI92との間でイベントメッセージ情報を交換する。しかし、アイコン119によって示されるように、情報テーブル118によって索引付けされた各ファイル又は他の形式の情報は、情報を発生させた異なるアプリケーションを含む。
【0050】
図9は、好ましいスティッカープロパティメニューウィンドウの表示画面を示す図であり、この画面は、図3の(B)のスティッカーメニュー27の「プロパティ」ボタンをクリックすることにより立ち上げられる。図9に示されるように、スティッカープロパティメニュー405は、スティッカープロパティメニューをアクセスすることにより編集されるメッセージタイトル410を含む。また、スティッカープロパティメニューは、特定のスティッカー25に対する関連した参照ファイル415を示す表示ウィンドウを有する。図9からわかるように、スティッカープロパティメニュー405は、参照ファイルを追加又は削除するボタンを有する。さらに、各参照ファイル415は、オープンフラグ420に対応したボックスを有し、ユーザは、スティッカーファイルがアクセスされたときに、個別の参照ファイル415を開くかどうかを選択する。デフォルト状態は、好ましくは、すべての参照ファイル415に対し、スティッカーファイルがアクセスされたときに、対応したオープンフラグ420を動作的にさせることである。図9に示されるように、適当なメニューは、各ファイルの情報タイプ425を表示する。
【0051】
図10は、スティッカー内に格納された関連ファイルを開く好ましい方法を示すフローチャートである。最初に、例えば、スティッカーをダブルクリックするか、若しくは、ユーザメニューによてトリガーされたオープン信号などによって、スティッカーファイルを開くオープンコマンドが受信される。制御モジュール90は、参照情報を獲得するためステップ440を実行する必要がある。スティッカーをダブルクリックする等によって、オープン信号を受信した後、スティッカー制御モジュール90は、対応したスティッカーインスタンス96のデータを見つけるスティッカー制御テーブル94を探索するため、参照IDコード110を使用する。制御モジュールは、オープンフラグがオンであるかどうかを検査するステップ445を実行する。個別の参照ファイル415のオープンフラグがオフであるならば、対応したファイルは開かれない。しかし、オープンフラグがオンであるならば、スティッカー制御モジュール90は、ステップ450に示されるように、参照ファイル414の情報タイプ425を検査する必要がある。ファイルが標準的なウィンドウズAPI 92によって直接的に立ち上げられる標準ファイルタイプであるとき、ファイルのための対応したアプリケーションは、ステップ455に示されるように直ちに開かれる。例えば、ワード文書は対応したワードアプリケーションプログラムを立ち上げる。しかし、ステップ460に示されるように、参照ファイル415の情報タイプはウィンドウズ標準APIによってサポートされない。この場合、制御モジュール90は、スティッカー制御テーブルに登録された情報タイプに従って対応したアプリケーションを立ち上げるステップを実行する。例えば、参照ファイル415がURLインターネットアドレスに対応する場合、スティッカーは対応したインターネットホームページにアクセスする。
【0052】
本発明のスティッカー25は、それ自体で情報編成ツールとして使用できる。しかし、本発明のスティッカー25は、好ましくは、関連した情報の効率的な転送を容易に行うため使用される。図11に示されるように、スティッカー25に格納された情報の送信は、データ変換及び送信オブジェクト35によって容易に実現される。データ変換及び送信オブジェクト35は、スティッカー25の内容を、電子メール40、又は、ファクシミリ、電話によって伝送された音声合成メッセージの送信、テキストのポケットベル、携帯ページャーユニット、若しくは、無線通信手段によって送信されたテキストメッセージを受信するよう構成された他のユニットへの送信のような電子メール以外の手段45によって容易に送信するため使用される。
【0053】
データ変換及び送信ユニット35は、メニューによってアクセス可能なオブジェクトアイコンであり、好ましくは、ローカルメール配信先リストを作成するためユーザが複数の電子メールアドレスを登録できるようにする。本明細書中では郵便局パレットと言う名前でも呼ばれるデータ変換及び送信ユニット35は、好ましくは、ユーザがスティッカー250をローカルユーザアドレスリスト200の上にドラッグ・アンド・ドロップすることを許容する。アイコン形オブジェクトにそのオブジェクトの機能に従った名前(例えば、フォルダやごみ箱)を付ける慣例的な表記によれば、用語「郵便局パレット」は、メッセージを送信する点で郵便局のような機能を実行する複数のシンボルを有するオブジェクトを記述する。また、一般的な用法において、用語「パレット」は、芸術家の絵の具パレットのように特性の範囲を有するオブジェクトを意味する。用語「郵便局パレット」は、データ変換及び送信ユニット35が潜在的に広範囲の特性を伴ってスティッカー25を送信する機能を表す。
【0054】
図11の破線に示されているように、ユーザは、好ましくは、スティッカー25をクリックし、スティッカー25をデータ及び送信オブジェクト35内のユーザアドレスリスト200の上にドラッグ・アンド・ドロップする。好ましくは、郵便局パレット35は、ユーザが複数の異なるユーザグループ私書箱200をプログラムできるようにする。ドラッグ・アンド・ドロップ機能を実行することにより、スティッカー25はデータ変換及び送信ユニット35の私書箱200の中の一つに移される。
【0055】
郵便局パレット35とスティッカー25の組合せによって、特に、ユーザが定期的に情報を送信するグループに対し、関連した情報を迅速かつ効率的な方法で容易に送信できる。従来の電子メールシステムは、関連したファイルを予め選択されたユーザグループに送信するドラッグ・アンド・ドロップモードを許可しない。ユーザは、典型的に、電子メールプログラムを入力し、ユーザの電子メールアドレスリストを選択し、添付書類として追加する文書を指定することによって所望のファイル/文書を電子メールメッセージに添付する。さらに、従来、添付文書に関するタイトル及び/又はコメントを自動的に発生させる手段はない。一方、本発明の場合に、郵便局パレット35は、関連ファイルを送信するドラッグ・アンド・ドロップ法を許容する。好ましくは、個々の私書箱200は、コメントを私書箱200のアドレスリスト上のメンバーに自動的に送信するようプログラムしてもよい。例えば、「ユーザサポートグループ」というタイトルが付けられた私書箱200は、技術サポートグループのメンバーへのアドレスが指定される。ユーザが、スティッカー25を「ユーザサポートグループ」私書箱200の上にドラッグ・アンド・ドロップするとき、スティッカー25の関連ファイルはユーザサポートグループに送信される。しかし、スティッカー25のタイトルも送信される。さらに、私書箱200は、「添付物は、ユーザサポートグループの月刊ニュースレターのための関連文書である」のような付加的なコメントをアドレスリスト200のメンバーに送信するようプログラムされてもよい。
【0056】
スティッカー25がデータ変換及び送信ユニット35にドラッグ・アンド・ドロップされたとき、ユーザは、ローカルアドレスリスト上の各人及び/又は他のユーザに送信されるべきファイルを選択する。データ変換及び送信ユニット35がスティッカー25の情報を電子メールアドレスに送信する場合に、スティッカー25のコンテンツは電子メール添付として送信される。
【0057】
データ変換及び送信ユニット35は、好ましくは、ユーザがスティッカー25の情報を電子メール以外の手段で送信できるようにする。コンピュータ・ユーザは、屡々、関連した情報を様々な形式で他者に送信する必要がある。例えば、管理者は、緊急召集会議の連絡を、提案議題、競争相手の新製品ラインを記述するニュース・リリースのような会議に関連した文書と共に自分の部下に送信したいと望む。多数の文書を電子メールメッセージに追加するためには多くの時間を要する場合がある。その上、複数の異なる送信手段を介して同じ情報を直ちに送信できることが望ましい。例えば、殆どの場合に、ユーザは、電子メールにアクセスしない人に対し、文書のコピーをファクシミリ送信することを望む。さらに、ユーザは、屡々、他の人に対し、緊急電子メールが送信されたことを電話若しくはポケットベルメッセージ(例えば、「トムへ:緊急電子メールを送信したので、至急読んで下さい」のようなメッセージ)を用いて通知することを望む。電子メールを送信し、電子メールのユーザ以外にコピーをファクシミリ送信し、確認用の電話をかけるために要する全体の時間は非常に長くなる。
【0058】
データ変換及び送信ユニット35は、好ましくは、ユーザが、一つ以上の私書箱200内のアドレス先のファクシミリ番号、電話番号、及び、ポケットベル番号に関する情報を登録できるようにする。好ましくは、データ変換及び送信ユニット35は、メッセージタイトルのようなスティッカー25の一部を電子メールアドレスを持たないアドレス先のために電子メール以外の手段による送信に適した形式に自動的に変換する。例えば、ジョーンズ氏が1999年1月1日に数人のユーザに対し電子メールメッセージを送信する場合を想定する。ジョーンズ氏は「緊急会議 火曜日午後3時」というタイトルのスティッカーを作成することができる。ジョーンズ氏が望むならば、会議に関連した情報をスティッカーに関連付けることにより、ジョーンズ氏の電子メールアドレス先の人は関連した題材の添付コピーを受信する。しかし、ジョーンズ氏は、会議が迫っていること、及び/又は、自分が重要な情報に関する緊急電子メールを送信したことをオフィスの外にいる同僚に知らせたい場合もある。ジョーンズ氏は、オフィスの外にいる一部の同僚のポケットベル番号、ファクシミリ番号、若しくは、電話番号の情報を保有している。この情報は、郵便局パレット35の一つ以上の私書箱200に格納され、或いは、情報が送信されるとき一時的にアドレスリスト200に追加される。例えば、ジョーンズ氏の同僚の中のある人はファクシミリ機器を備えたホテルに滞在し、別の同僚は仕事で外出中であるが、音声メールメッセージを定期的にチェックし、更に別の同僚は出張中であるが、テキスト機能の制限されたポケットベルにアクセスできる。ジョーンズ氏は、電子メールアドレス以外のアドレスを一つ以上の私書箱200に追加するだけでよい。スティッカーが対応した私書箱200の上にドラッグ・アンド・ドロップされたとき、データ変換及び送信ユニット35は、スティッカー25のデータを送信手段に適した適切な形式に自動的に変換する。例えば、ファクシミリ送信の場合に、データ変換及び送信ユニット35は、好ましくは、スティッカーのタイトル及び添付文書をファクシミリ送信に適した画像形式に自動的に変換し、スティッカーのタイトルと、作成日付及び送信者名に関する情報とを含む表紙を準備する。ポケットベルの場合に、好ましくは、スティッカーのメッセージ部分は作成日付/作成者に関する情報と共に送信される。例えば、ポケットベル受信者は、「1999年1月1日に送信されたジョーンズ氏からの電子メールを受信しました。電子メールのタイトルは「緊急会議 火曜日午後3時です。」というテキストメッセージを受信する。同様のメッセージは電話による送信のため音声合成器によっても作成される。
【0059】
従来の電子メールシステムは、電子メールメッセージの内容を電子メールアドレス以外の人に自動的に送信するよう構成されていない。その結果、図12に示されるように、本発明では、データ送信手段(すなわち、電子メール、ファクシミリ、ポケットベル、又は、電話)に適したスティッカー25のデータ変換を容易に行うため私用される私書箱制御モジュール300が開発された。私書箱制御モジュール300の内部には、変換モジュール310からの情報がある。変換モジュール310からの情報は、受信側装置テーブル320に登録された情報を使用してスティッカー25の情報の変換を指令する。受信側装置テーブル320は、特定の受信側装置タイプ360に適する適当な情報変換器350へのポインタ340を収容する受信側装置レコード330を含む。例えば、電子メールメッセージの場合に、変換モジュール310からの情報は、受信側装置タイプ360が電子メールアドレスであるという事実を参照する。ポインタ340は、電子メール送信に適した情報変換器350にアクセスするため情報形式変換モジュール310を指定する(例えば、スティッカーの文書は電子メールメッセージに追加され、及び/又は、URLアドレスは電子メールメッセージへの追加に適した形式に変換される)。ファクシミリ送信の場合に、情報形式変換モジュール310は、ファクシミリ機器を含む受信側装置タイプ360に対する受信側装置テーブル320を参照する。ポインタ340は、ファクシミリ送信に適した情報変換器350にアクセスするため情報形式変換モジュール310を指定する(例えば、文書を画像イメージとして送信する)。ポケットベル送信の場合に、情報形式変換モジュール310は、受信側装置タイプ360がポケットベルであるという事実を参照する。ポインタ340は、情報形式変換モジュール310をポケットベルに適した情報変換器350に関連付ける(例えば、スティッカータイトル又は電子メールタイトルと、作成日付及び作成者に関する情報とを含むテキストの送信)。
【0060】
好ましい一実施例において、スティッカー25は、大規模情報及びメッセージ管理システムの一部として、郵便パレット35、リストビュー30、メッセージボード60、及び、ティッカー10と双方向的に一体的に機能する。図13には、ティッカー10の好ましい一実施例が示されている。ティッカー10は、好ましくは、項目がティッカー10の両端間を移動する位置及び/又は速度を調整するため、制御ボタン505及び制御バー510を含む。ティッカー10は、ボタンアイコン515を有し、私書箱パレット35を自動的に開く。ティッカー10は、好ましくは、メニューボタン520を含む。図14に示されるように、開かれたティッカーメニュー521は、「新しいスティッカーの作成」に対応したコマンドを含む。ティッカーメニュー521は、好ましくは、メッセージボードが開かれるコマンドを含む。図15に示されるように、メッセージボード60は、好ましくは、メッセージボード内でアーカイブ形式にされたファイルを含む。BEHALFアプリケーションの場合に、ニュース・クリッピング・サービスのような一つ以上の支援機能は、メッセージボード内のファイル523を、後でスティッカー25に取り出し及び/又は変換するため、自動的にアーカイブ形式で保管する。図16に示されるように、好ましくは、ユーザは、項目をダブルクリックすることにより、及び/又は、コンテンツメニューを利用することにより、メッセージボードに格納されたファイルを変換することができる。図16に示されるように、ユーザメニューは、アーカイブ形式ファイルがメニュー530を用いてスティッカーに変換できるようにする。BEHALFアプリケーションには、ニュース・クリッピング・サービスのような支援機能によって獲得された記事及び他の題材がメッセージボード60に格納されるための時間の長さをユーザに調整させ得る特徴がある。BEHALFアプリケーションはスクラップファイルを更に有し、スクラップファイルは、その名が示す通り、「削除」されたティッカー項目を一時的に保存するような付加的な記憶機能を実行する。
【0061】
本発明の種々の特徴を組み合わせることにより、ユーザは、着信した情報のストリームを効率的に編成し、利用できるようになる。また、本発明によれば、ユーザは、受信及び/又は処理された情報を効率的に送信できるようになる。例えば、ユーザは着信したティッカー項目80をスティッカー23に変換する。このユーザは、次に、例えば、付加文書をティッカー25に関連付けることにより、又は、ティッカー25のメッセージタイトルを変更することにより、得られたスティッカー25を選択的に編集する。ユーザは、郵便パレット35内の1個以上の私書箱200の上でドラッグ・アンド・ドロップ機能を実行することにより、スティッカーを他者に送信する。これは、電子メールアドレスと電子メールアドレス以外のアドレスの両方によって行われる。
【0062】
【発明の効果】
本発明は、従来技術よりも複雑で、時間的に効率の優れた情報の編成、管理、及び、送信機能を実行する。本発明の利点は、特に、複数の電子メールメッセージ及びインターネット文書を毎日受信するコンピュータユーザの場合に顕著である。毎日約20通以上の電子メール及び/又は同等の数のインターネットファイルを受信するユーザのような利用度の高いユーザの場合、個別の着信ファイルを編成し、及び/又は、送信するために必要な時間が僅かに短縮されるだけでも、その累積によって実質的な効果が得られる。
【0063】
また、本発明は、従来のアイコン形フォルダの場合には実現できなかった機能を実行する。例えば、本発明は、メッセージ空間を提供するという観点で従来のPOST−ITTM付箋紙の一部の機能を実現する。また、たとえば、メッセージタイトル、コンテンツ日付を変更し、及び/又は、フォントサイズ及び色のような表示属性を変更するなどによって、スティッカー25を編集することができるので、スティッカー25をDay−TimerTMと同じように時間管理又はプロジェクト管理の支援手段として容易に利用できるようになる。一方、郵便局パレット35のデータ変換機能によって、本発明は秘書のように機能するようになる。その理由は、郵便局パレット35が、関連ファイルのハードコピーを個別にファクシミリ送信し、及び/又は、ポケットベル若しくは電話によって受信者に連絡する別々の処置を行う必要を取り除くからである。さらに、リストビューウィンドウ30に格納されたティッカー項目80をスティッカーに直ちに変換し得る能力は、本発明の情報管理の利益を更に高める。本発明の各種の特徴の組合せは、特に、多数の着信インターネットメッセージ15又はイントラネットメッセージ20を毎日効率的に編成し、管理しなければならないコンピュータユーザの場合に有利である。
【0064】
上記の通り、本発明の好ましい一実施例及びその変形について詳細に説明したが、本発明は上記の実施例及び変形例に限定されるものではなく、当業者は、特許請求の範囲の欄に記載された本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、その他の変形及び変更をなし得ることが認められるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメッセージオブジェクト表示システムの一実施例の構成図である。
【図2】本発明の個々のメッセージオブジェクト及び関連した文書へのリンクを示す構成図である。
【図3】(A)は、本発明のメッセージオブジェクトが表示されたコンピュータ表示画面を示し、(B)は、コマンドメニューウィンドウが開かれた本発明のメッセージオブジェクトを示す図である。
【図4】ティッカーディスプレイに表示されたメッセージが本発明に従ってメッセージオブジェクトに変換される状況を説明するためのコンピュータ表示画面の構成図である。
【図5】本発明のメッセージオブジェクト制御モジュールを示すブロック構成図である。
【図6】メッセージオブジェクト制御テーブルを示す図である。
【図7】メッセージオブジェクトインスタンスデータを示す図である。
【図8】本発明の好ましい実施例によるメッセージオブジェクト発生方法のフローチャートである。
【図9】好ましいメッセージオブジェクトプロパティメニューを説明する図である。
【図10】本発明の制御モジュールが関連したファイルのため適当なアプリケーションを立ち上がる方法を示すフローチャートである。
【図11】ドラッグ及びドロップ操作によってメッセージオブジェクトを送信するため使用される本発明のデータ変換及び送信用構成要素を示す図である。
【図12】図9のデータ変換及び送信用構成要素に利用される好ましい私書箱制御モジュールの構成図である。
【図13】ティッカーの好ましい実施例の画面表示の説明図である。
【図14】メニューウィンドウが開かれた図13のティッカーの画面表示の説明図である。
【図15】本発明のメッセージボードの画面表示の説明図である。
【図16】メニューウィンドウが開かれた図15のメッセージボードの画面表示の説明図である。
【符号の説明】
5 ディスプレイ画面
10 ティッカーセクション
15 サーバーサイト
20 電子メールメッセージ
25 メッセージオブジェクト(スティッカー)
27 スティッカーメニューウィンドウ
30 リストビューウィンドウ
50 文書
55 グラフ
60 メッセージボード
62 ウィンドウ
70 メニューボタンアイコン
72 フォルダアイコン

Claims (12)

  1. 情報処理装置のグラフィカル・ユーザ・インタフェースにおいて、情報説明項目を含む情報コンテナであるメッセージオブジェクトアイコンを発生及び表示させる方法であって、
    上記情報説明項目に関連したファイル情報を含むメッセージオブジェクト属性データをメッセージオブジェクトコンテナに入力するステップと、
    表示属性、情報属性、情報説明項目タイトル、及び、参照されるファイルを指定するポインタテーブルの形式をなす上記関連したファイルにアクセスするために十分な情報に関するインスタンスデータを記録するステップと、
    上記メッセージオブジェクトを、上記表示属性及び上記情報説明項目タイトルによって決められる表示特性を有する情報説明項目タイトルを備えたアイコンとして表示するステップと、
    を有し、メッセージオブジェクトオープンイベントの受信時に、上記関連したファイルへの上記ポインタテーブルを用いて、上記関連したファイルメッセージオブジェクトかれ、
    ユーザによってドラッグされた上記表示されたメッセージオブジェクトが私書箱を表すアイコン上にドロップされたことに応じて、上記私書箱のアドレス先に上記関連したファイルが上記情報説明項目と共に送信される方法。
  2. 上記情報処理装置には受信用データテーブルを備えた情報形式変換モジュールが設けられ、
    上記私書箱のアドレス先の受信用手段に応じて送信されるべきインスタンスデータ選択され、
    上記選択されたインスタンスデータは、上記私書箱のアドレス先への送信に適する形式に変換される請求項記載の方法。
  3. グラフィカル・ユーザ・インタフェースを具備したコンピュータシステムにおいて、メッセージオブジェクトインスタンス毎に、表示属性の情報とファイルにアクセスするために十分な情報を格納したポインティングテーブルを含む情報属性とを格納するメッセージオブジェクト情報コンテナを受信、記録、及び、編集するメッセージオブジェクト制御モジュールが設けられ、1つ以上のファイルを共通情報説明テーマを有するメッセージオブジェクトとして編成する制御モジュールを使用する方法であって、
    メッセージオブジェクトインスタンスの発生又は編集イベントの受信時に、上記制御モジュールを起動させるステップと、
    共通情報説明テーマのメッセージオブジェクトに関連したファイルに対する表示属性及び情報属性をメッセージオブジェクト情報コンテナ内に受信するステップと、
    上記関連したファイルにアクセスするため十分な情報を格納したポインティングテーブルを含む上記情報属性を属性の情報を上記メッセージオブジェクト情報コンテナ内で記録するステップと、
    上記メッセージオブジェクトをメッセージタイトル属性を備えたアイコンとして表示させるため、上記メッセージオブジェクト情報コンテナからの情報をアプリケーションプログラムに供給するステップと、
    を有し、アクセスイベントの受信時に、上記ポインティングテーブルを用いて上記メッセージオブジェクト情報コンテナ内の上記関連したファイルが開かれ、
    ユーザによってドラッグされた上記表示されたメッセージオブジェクトが私書箱を表すアイコン上にドロップされたことに応じて、上記私書箱のアドレス先に上記メッセージオブジェクトコンテナの一部が上記共通情報説明テーマと共に送信される方法。
  4. 受信用データテーブルを備えた情報形式変換モジュールけられ、
    上記私書箱のアドレス先の受信用手段に応じて送信されるべきインスタンスデータ選択され、
    選択されたインスタンスデータは、上記私書箱のアドレス先への送信に適する形式に変換される請求項記載の方法。
  5. グラフィカル・ユーザ・インタフェースを具備したコンピュータにおいて、共通テーマに関連したファイルのアイコン形メッセージオブジェクトを表示させるシステムであって、
    メッセージオブジェクト発生イベントに応じてメッセージオブジェクト情報コンテナを発生、編集するメッセージオブジェクト制御モジュール手段と、
    情報属性、表示属性、及び、上記関連したファイルにアクセスするため十分な情報を収容するポインタテーブルを含む属性データを、上記メッセージオブジェクト情報コンテナに格納するメッセージオブジェクトインスタンス要素手段と、
    有し、上記メッセージオブジェクト情報コンテナは、情報説明項目を備えたメッセージオブジェクトアイコンとして上記グラフィカル・ユーザ・インタフェースに表示され、
    上記表示されたメッセージオブジェクトアイコンの上記関連したファイルは、アクセスイベントに応じて、上記メッセージオブジェクト制御モジュール手段によって開かれ、
    上記情報処理装置のユーザによってドラッグされたアイコンが私書箱を表すアイコン上にドロップされたことに応じて、上記関連したファイルが上記情報説明項目と共に送信されるシステム。
  6. 着信した電子メール及びインターネットメッセージをティッカーオブジェクトとして生成させるティッカー手段と、
    ユーザによってティッカーオブジェクト上でクリック・アンド・ドラッグされるのに応じて、上記ティッカーオブジェクトに含まれる情報を使用してメッセージオブジェクトの生成を開始させるティッカー変換手段とを更に有する請求項記載のシステム。
  7. 情報処理装置において共通テーマに関連したファイルのアイコン形メッセージオブジェクトを表示させるシステムであって、
    表示属性情報、情報属性情報、及び、メッセージオブジェクト毎のファイル情報ポインタテーブルを記録するメッセージオブジェクトインスタンス要素手段と、
    上記メッセージオブジェクト毎に制御テーブル指定用データを格納するメッセージオブジェクト制御テーブル手段と、
    メッセージオブジェクト生成イベントに応じて、各アイコン形メッセージオブジェクトを生成、表示させるメッセージオブジェクト制御モジュール手段と、
    を有し、上記メッセージオブジェクト制御モジュール手段によって生成された上記各メッセージオブジェクトは、上記制御テーブル指定用データを用いて個々のメッセージオブジェクトインスタンス要素に関連付けられ、
    上記各メッセージオブジェクトは、上記メッセージオブジェクトインスタンス要素から取得されたメッセージタイトルと共に表示され、
    ユーザによってドラッグされた上記表示されたメッセージオブジェクトが私書箱を表すアイコン上にドロップされたことに応じて、上記私書箱のアドレス先に上記関連したファイルが上記共通テーマと共に送信されるシステム。
  8. 着信したメッセージを表示させるティッカーと、
    上記ティッカー上のメッセージをメッセージオブジェクトに変換する手段とを更に有する請求項記載のシステム。
  9. ユーザによってドラッグされた上記表示されたメッセージオブジェクトがアドレスリスト上にドロップされると、上記メッセージオブジェクトのデータを上記アドレスリスト上のアドレス先への送信用に変換し、上記変換されたデータを上記アドレスリストの個別のアドレス先に送信する手段を更に有する請求項記載のシステム。
  10. ディスプレイを備えたコンピュータに、共通テーマに関連したファイルを表示させるシステムであって、
    情報説明項目、インスタンス表示データ、参照識別コード、及び上記関連したファイルを参照するためのポインタテーブルが個々の情報コンテナに収容されている情報コンテナクラスを生成、編集、及び、更新させるプログラミング制御モジュールと、
    デスクトップウィンドウアイコンを生成させるグラフィカル・ユーザ・インタフェースと、
    インスタンス情報を上記プログラミング制御モジュールに送信させるアプリケーションプログラムと、
    を有し、上記プログラミング制御モジュールは、上記アプリケーションプログラムによって上記プログラミング制御モジュールに送信された上記インスタンス情報に応じて、上記グラフィカル・ユーザ・インタフェースでメッセージオブジェクトアイコンを生成、更新、及び、表示させ、
    上記プログラミング制御モジュールは、上記アプリケーションプログラムから上記プログラミング制御モジュールに送信されたアクセスイベントに応じて、上記関連したファイルを立ち上げるため上記ポインタテーブルから指定用データを発生させ、
    ユーザによってドラッグされた上記表示されたメッセージオブジェクトが私書箱を表すアイコン上にドロップされたことに応じて、上記私書箱のアドレス先に上記関連したファイルが上記情報説明項目と共に送信されるシステム。
  11. 上記私書箱は、
    上記私書箱のアドレス先を設定させる手段と、
    上記メッセージオブジェクトを特定の送信手段に適する形式に変換するよう構成された複数の情報変換器と、
    予定された受信用装置タイプに依存して上記複数の情報変換器の中の一つの情報変換器へのリンクを与えるポインタテーブルとを含み、
    上記私書箱は、上記ポインタテーブルを利用し、上記私書箱の上記アドレス先に基づいて情報変換器を選択する請求項10記載のシステム。
  12. コンピュータ上で共通テーマに関連したファイルのアイコン形メッセージオブジェクトを表示させるグラフィカル・ユーザ・インタフェースのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、
    上記プログラムは、
    メッセージオブジェクト発生イベントに応じてメッセージオブジェクト情報コンテナを発生、編集させるメッセージオブジェクト制御モジュールコードと、
    情報属性、表示属性、及び、上記関連したファイルにアクセスするため十分な情報を収容するポインタテーブルを含む属性データを、上記メッセージオブジェクト情報コンテナに格納させるメッセージオブジェクトインスタンス要素コードと、
    上記メッセージオブジェクト情報コンテナを、情報説明項目を備えたメッセージオブジェクトアイコンとして表示させるコードと、
    上記表示されたメッセージオブジェクトアイコンの上記関連したファイルをアクセスイベントに応じて開かせるコードと、
    含み、ユーザによってドラッグされた上記表示されたメッセージオブジェクトが私書箱アイコン上にドロップされたことに応じて、上記私書箱のアドレス先に上記関連したファイルが上記情報説明項目と共に送信される記録媒体。
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