JPH08320599A - 複写機の長尺原稿送り出し機構 - Google Patents
複写機の長尺原稿送り出し機構Info
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- JPH08320599A JPH08320599A JP12478595A JP12478595A JPH08320599A JP H08320599 A JPH08320599 A JP H08320599A JP 12478595 A JP12478595 A JP 12478595A JP 12478595 A JP12478595 A JP 12478595A JP H08320599 A JPH08320599 A JP H08320599A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 取扱いがし難い長尺原稿を容易に原稿台上に
載せることができる複写機の長尺原稿送り出し機構を提
供する。 【構成】 両端開放の筒状で原稿取り出し用長尺開口部
８が形成された原稿容器２内に長尺原稿４を収納し，原
稿駆動手段５により長尺原稿４を該長尺原稿４の巻回方
向と反対方向に回転させると，原稿取り出し用長尺開口
部８に設けられた原稿端分離爪３により巻回された巻端
が分離され，原稿取り出し用長尺開口部８から取り出さ
れ，順次長尺原稿が送り出される。原稿取り出し用長尺
開口部８から出た長尺原稿４の端部は，複写機の給紙ロ
ーラにより原稿台７上に送り出されるので，その取扱い
がしずらい長尺原稿を自動的に原稿台上にセットするこ
とができる。上記原稿容器２を長尺原稿４の保管容器と
しても使用することにより，長尺原稿に触れることなく
自動的に原稿セットが可能となる。
載せることができる複写機の長尺原稿送り出し機構を提
供する。 【構成】 両端開放の筒状で原稿取り出し用長尺開口部
８が形成された原稿容器２内に長尺原稿４を収納し，原
稿駆動手段５により長尺原稿４を該長尺原稿４の巻回方
向と反対方向に回転させると，原稿取り出し用長尺開口
部８に設けられた原稿端分離爪３により巻回された巻端
が分離され，原稿取り出し用長尺開口部８から取り出さ
れ，順次長尺原稿が送り出される。原稿取り出し用長尺
開口部８から出た長尺原稿４の端部は，複写機の給紙ロ
ーラにより原稿台７上に送り出されるので，その取扱い
がしずらい長尺原稿を自動的に原稿台上にセットするこ
とができる。上記原稿容器２を長尺原稿４の保管容器と
しても使用することにより，長尺原稿に触れることなく
自動的に原稿セットが可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，大きなサイズの原稿の
複写に対応する複写機において，その取扱いが行い難い
長尺原稿を自動的に複写機の原稿台上に送り出す長尺原
稿送り出し機構に関する。
複写に対応する複写機において，その取扱いが行い難い
長尺原稿を自動的に複写機の原稿台上に送り出す長尺原
稿送り出し機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】Ａ０版等の長尺原稿は一般的に円筒状に
巻回されて保管されており，これを複写すべく複写機の
原稿台上に載せるときには，巻回された長尺原稿を広げ
てから原稿台に載せる必要がある。
巻回されて保管されており，これを複写すべく複写機の
原稿台上に載せるときには，巻回された長尺原稿を広げ
てから原稿台に載せる必要がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】巻回された長尺原稿を
原稿台上に載せる作業は容易でなく，原稿を広げるとき
に損傷を与えたり，カールした原稿を正確な位置に位置
合わせすることが難かしく，余分な労力と時間を要し，
神経を使う作業を伴うものであった。本発明が目的とす
るところは，取扱づらい長尺原稿を容易に原稿台上に載
せることができる複写機の長尺原稿送り出し機構を提供
することにある。
原稿台上に載せる作業は容易でなく，原稿を広げるとき
に損傷を与えたり，カールした原稿を正確な位置に位置
合わせすることが難かしく，余分な労力と時間を要し，
神経を使う作業を伴うものであった。本発明が目的とす
るところは，取扱づらい長尺原稿を容易に原稿台上に載
せることができる複写機の長尺原稿送り出し機構を提供
することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用する第１の手段は，複写機の所定位置に
装着され，円筒状に巻回された長尺原稿を原稿台上に送
りだす複写機の長尺原稿送り出し機構において，両端開
放の筒状に形成され，その周面に中心軸線と平行の原稿
取り出し用長尺開口部が形成された原稿容器と，上記原
稿容器内の収納された上記円筒状に巻回された長尺原稿
をその中心軸線まわりに回転させる原稿駆動手段と，上
記長尺原稿の巻回方向に鋭利な先端部を向けた状態で上
記原稿取り出し用開口部に配設された原稿端分離機構と
を具備してなることを特徴とする複写機の長尺原稿送り
出し機構として構成されている。又，本発明が採用する
第２の手段は，複写機の所定位置に装着され，円筒状に
巻回された長尺原稿を原稿台上に送りだす複写機の長尺
原稿送り出し機構において，円筒状に巻回された長尺原
稿の内周側に当接される内側ローラと，外周側に当接さ
れる外側ローラとにより上記長尺原稿を挟持し，長尺原
稿の巻回方向と反対方向に回転駆動されるローラ対と，
上記長尺原稿の巻回方向に鋭利な先端部を向けて原稿の
外周面に当接する原稿端分離機構とを具備してなること
を特徴とする複写機の長尺原稿送り出し機構として構成
されている。
に本発明が採用する第１の手段は，複写機の所定位置に
装着され，円筒状に巻回された長尺原稿を原稿台上に送
りだす複写機の長尺原稿送り出し機構において，両端開
放の筒状に形成され，その周面に中心軸線と平行の原稿
取り出し用長尺開口部が形成された原稿容器と，上記原
稿容器内の収納された上記円筒状に巻回された長尺原稿
をその中心軸線まわりに回転させる原稿駆動手段と，上
記長尺原稿の巻回方向に鋭利な先端部を向けた状態で上
記原稿取り出し用開口部に配設された原稿端分離機構と
を具備してなることを特徴とする複写機の長尺原稿送り
出し機構として構成されている。又，本発明が採用する
第２の手段は，複写機の所定位置に装着され，円筒状に
巻回された長尺原稿を原稿台上に送りだす複写機の長尺
原稿送り出し機構において，円筒状に巻回された長尺原
稿の内周側に当接される内側ローラと，外周側に当接さ
れる外側ローラとにより上記長尺原稿を挟持し，長尺原
稿の巻回方向と反対方向に回転駆動されるローラ対と，
上記長尺原稿の巻回方向に鋭利な先端部を向けて原稿の
外周面に当接する原稿端分離機構とを具備してなること
を特徴とする複写機の長尺原稿送り出し機構として構成
されている。
【０００５】
【作用】本発明の第１の手段によれば，両端開放の筒状
で原稿取り出し用長尺開口部が形成された原稿容器を複
写機にセットし，この原稿容器内に収納された長尺原稿
を原稿駆動手段により該長尺原稿の巻回方向と反対方向
に回転させると，原稿取り出し用長尺開口部位置に設け
られた原稿端分離機構により巻回された巻端が分離さ
れ，原稿取り出し長尺開口部から取り出される。原稿取
り出し用長尺開口部から出た長尺原稿の端部は，複写機
の給紙ローラにより原稿台上に送り出されるので，その
取扱いがしづらい長尺原稿を自動的に原稿台上にセット
することができる。上記原稿容器を長尺原稿の保管容器
としても使用することにより，長尺原稿に触れることな
く自動的に原稿セットが可能となる。又，本発明の第２
の手段によれば，巻回された長尺原稿の内周側と外周側
との間をローラ対により挟持し，このローラ対を駆動し
て長尺原稿を該長尺原稿の巻回方向と反対の方向に回転
させると，原稿の外周面に当接する原稿分離機構により
分離された巻端から原稿を連続的に取り出すことができ
る。長尺原稿の巻端は，複写機の給紙ローラにより原稿
台上に送り出されるので，その取扱いがしづらい長尺原
稿を自動的に原稿台上にセットすることができる。
で原稿取り出し用長尺開口部が形成された原稿容器を複
写機にセットし，この原稿容器内に収納された長尺原稿
を原稿駆動手段により該長尺原稿の巻回方向と反対方向
に回転させると，原稿取り出し用長尺開口部位置に設け
られた原稿端分離機構により巻回された巻端が分離さ
れ，原稿取り出し長尺開口部から取り出される。原稿取
り出し用長尺開口部から出た長尺原稿の端部は，複写機
の給紙ローラにより原稿台上に送り出されるので，その
取扱いがしづらい長尺原稿を自動的に原稿台上にセット
することができる。上記原稿容器を長尺原稿の保管容器
としても使用することにより，長尺原稿に触れることな
く自動的に原稿セットが可能となる。又，本発明の第２
の手段によれば，巻回された長尺原稿の内周側と外周側
との間をローラ対により挟持し，このローラ対を駆動し
て長尺原稿を該長尺原稿の巻回方向と反対の方向に回転
させると，原稿の外周面に当接する原稿分離機構により
分離された巻端から原稿を連続的に取り出すことができ
る。長尺原稿の巻端は，複写機の給紙ローラにより原稿
台上に送り出されるので，その取扱いがしづらい長尺原
稿を自動的に原稿台上にセットすることができる。
【０００６】
【実施例】以下，添付図面を参照して，本発明を具体化
した実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに，図１
は第１実施例に係る長尺原稿送り出し機構の構成を示す
側面図，図２は同機構を図１に示す矢印Ａ方向から見た
平面図，図３は実施例に係るテーパローラの駆動機構の
構成を示す模式図，図４はテーパローラの駆動機構を原
稿台に装着する装着機構を示す模式図，図５は第１実施
例に係る原稿端分離爪の別態様を採用した長尺原稿送り
出し機構の構成を示す側面図，図６は第２実施例に係る
長尺原稿送り出し機構の構成を示す側面図，図７は同機
構を図６に示す矢印Ｂ方向から見た平面図である。図
１，図２において，第１実施例に係る長尺原稿送り出し
機構１は，巻回された長尺原稿４を収納する原稿容器２
と，該原稿容器２の周面に中心軸線に平行に設けられた
原稿取り出し用長尺開口部８の両端側に位置するように
配置されたローラ（原稿駆動手段）６，６と，該ローラ
６の回転軸上に取り付けられた原稿端分離機構の一例で
ある原稿端分離爪３と，上記原稿容器２の両端開放部か
ら挿入され，該原稿容器２内に巻回されて収納された長
尺原稿４の内周にテーパ面を当接させ，その回転により
長尺原稿を送り出すテーパローラ（原稿駆動手段）５
ａ，５ｂとを具備して構成されている。
した実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに，図１
は第１実施例に係る長尺原稿送り出し機構の構成を示す
側面図，図２は同機構を図１に示す矢印Ａ方向から見た
平面図，図３は実施例に係るテーパローラの駆動機構の
構成を示す模式図，図４はテーパローラの駆動機構を原
稿台に装着する装着機構を示す模式図，図５は第１実施
例に係る原稿端分離爪の別態様を採用した長尺原稿送り
出し機構の構成を示す側面図，図６は第２実施例に係る
長尺原稿送り出し機構の構成を示す側面図，図７は同機
構を図６に示す矢印Ｂ方向から見た平面図である。図
１，図２において，第１実施例に係る長尺原稿送り出し
機構１は，巻回された長尺原稿４を収納する原稿容器２
と，該原稿容器２の周面に中心軸線に平行に設けられた
原稿取り出し用長尺開口部８の両端側に位置するように
配置されたローラ（原稿駆動手段）６，６と，該ローラ
６の回転軸上に取り付けられた原稿端分離機構の一例で
ある原稿端分離爪３と，上記原稿容器２の両端開放部か
ら挿入され，該原稿容器２内に巻回されて収納された長
尺原稿４の内周にテーパ面を当接させ，その回転により
長尺原稿を送り出すテーパローラ（原稿駆動手段）５
ａ，５ｂとを具備して構成されている。
【０００７】上記テーパローラ５ａ，５ｂの駆動機構２
２は，図３に示すように構成することができる。図３
（ａ）に示すようにテーパローラ５ａと５ｂとの間は，
ラックピニオン機構１８により連結されており，ピニオ
ン１８ａの回転により左右のクラック１８ｂ，１８ｂを
等距離分移動させることができる。従って，テーパロー
ラ５ａ，５ｂ間に長尺原稿４を収納した原稿容器２を置
き，ピニオン１８ａを図外のモータ又は手動により回転
させてテーパローラ５ａ，５ｂを互いに接近する方向に
移動させると，テーパローラ５ａ，５ｂの先端は原稿容
器２両端の開放部から原稿容器２内に入り，そのテーパ
面が巻回された長尺原稿４の内径に当接する位置まで原
稿容器２内に進出する。長尺原稿４の内径は原稿の用紙
厚や巻回された長さによって異なるが，テーパローラ５
がテーパ面で形成されていることにより，内径の変化に
対応して当接させることができる。テーパローラ５ａ，
５ｂが当接する位置の外周側には，ローラ６，６が配置
されているので，テーパローラ５ａ，５ｂの原稿容器２
内への進出により長尺原稿４がローラ６，６に押し付け
られる。上記テーパローラ５ａは，図３（ｂ）に示すよ
うにケース２０ａ内に収容されたクラッチ１９を介して
モータ２０により長尺原稿４の巻回方向と反対の方向
（図１に示す矢印方向）に回転駆動され，同時にローラ
６，６も矢印方向に回転駆動される。上記構成になるテ
ーパローラ５ａ，５ｂの駆動機構２２は，図４に示すよ
うにバネ２１ａで閉じる方向に付勢されるクランプ爪２
１ｂを具備する装着機構２１により，複写機の原稿台７
に着脱自在に取り付けられる。
２は，図３に示すように構成することができる。図３
（ａ）に示すようにテーパローラ５ａと５ｂとの間は，
ラックピニオン機構１８により連結されており，ピニオ
ン１８ａの回転により左右のクラック１８ｂ，１８ｂを
等距離分移動させることができる。従って，テーパロー
ラ５ａ，５ｂ間に長尺原稿４を収納した原稿容器２を置
き，ピニオン１８ａを図外のモータ又は手動により回転
させてテーパローラ５ａ，５ｂを互いに接近する方向に
移動させると，テーパローラ５ａ，５ｂの先端は原稿容
器２両端の開放部から原稿容器２内に入り，そのテーパ
面が巻回された長尺原稿４の内径に当接する位置まで原
稿容器２内に進出する。長尺原稿４の内径は原稿の用紙
厚や巻回された長さによって異なるが，テーパローラ５
がテーパ面で形成されていることにより，内径の変化に
対応して当接させることができる。テーパローラ５ａ，
５ｂが当接する位置の外周側には，ローラ６，６が配置
されているので，テーパローラ５ａ，５ｂの原稿容器２
内への進出により長尺原稿４がローラ６，６に押し付け
られる。上記テーパローラ５ａは，図３（ｂ）に示すよ
うにケース２０ａ内に収容されたクラッチ１９を介して
モータ２０により長尺原稿４の巻回方向と反対の方向
（図１に示す矢印方向）に回転駆動され，同時にローラ
６，６も矢印方向に回転駆動される。上記構成になるテ
ーパローラ５ａ，５ｂの駆動機構２２は，図４に示すよ
うにバネ２１ａで閉じる方向に付勢されるクランプ爪２
１ｂを具備する装着機構２１により，複写機の原稿台７
に着脱自在に取り付けられる。
【０００８】上記構成において，テーパローラ５ａ，５
ｂ及びローラ６の回転に伴い長尺原稿４が回転すると，
巻回された長尺原稿４の外径にその鋭利な先端部が当接
する位置まで付勢され，その先端部が長尺原稿の巻回方
向に向いている原稿端分離爪３により，長尺原稿４の原
稿端が巻回状態から分離されるので，原稿端は図１に示
すように原稿容器２に設けられた原稿取り出し用長尺開
口部８から容器外に取り出される。取り出された原稿端
は，原稿台７上をスライドして図示しない給紙ローラに
達し，所定位置に給紙される。上記構成は図５に示す長
尺原稿送り出し機構１０のように，簡略に構成すること
もできる。長尺原稿送り出し機構１０は，原稿容器９
と，テーパローラ５ｃ，５ｄとを備えて構成されてい
る。上記構成における原稿端分離爪３やローラ６は特に
配置されていないが，原稿容器９の原稿取り出し用長尺
開口部１２の内側端が原稿端分離爪１２ａとなるように
形成されている。又，原稿容器９の内壁の滑りをよくす
ることが，長尺原稿４の送り出し性能を向上させてい
る。上記第１実施例構成において，原稿容器２又は９を
長尺原稿４の保管容器としておくと，長尺原稿４を収納
した原稿容器を複写機にセットするだけで複写を行うこ
とができる。
ｂ及びローラ６の回転に伴い長尺原稿４が回転すると，
巻回された長尺原稿４の外径にその鋭利な先端部が当接
する位置まで付勢され，その先端部が長尺原稿の巻回方
向に向いている原稿端分離爪３により，長尺原稿４の原
稿端が巻回状態から分離されるので，原稿端は図１に示
すように原稿容器２に設けられた原稿取り出し用長尺開
口部８から容器外に取り出される。取り出された原稿端
は，原稿台７上をスライドして図示しない給紙ローラに
達し，所定位置に給紙される。上記構成は図５に示す長
尺原稿送り出し機構１０のように，簡略に構成すること
もできる。長尺原稿送り出し機構１０は，原稿容器９
と，テーパローラ５ｃ，５ｄとを備えて構成されてい
る。上記構成における原稿端分離爪３やローラ６は特に
配置されていないが，原稿容器９の原稿取り出し用長尺
開口部１２の内側端が原稿端分離爪１２ａとなるように
形成されている。又，原稿容器９の内壁の滑りをよくす
ることが，長尺原稿４の送り出し性能を向上させてい
る。上記第１実施例構成において，原稿容器２又は９を
長尺原稿４の保管容器としておくと，長尺原稿４を収納
した原稿容器を複写機にセットするだけで複写を行うこ
とができる。
【０００９】次に，本発明の第２実施例構成について説
明する。図６，図７において，第２実施例に係る長尺原
稿送り出し機構１３は，巻回された長尺原稿４の内周に
当接する内側ローラ１４と外周に当接する外側ローラ１
５とからなるローラ対と，上記外側ローラ１５の回転軸
上に取り付けられた原稿端分離爪１６とを具備して構成
されている。上記構成において，上記内側ローラ１４
は，その回転軸と共に取り外し自在に構成されているの
で，これを取り外して巻回された長尺原稿４内に挿入す
る。長尺原稿４内に挿入された状態の内側ローラ１４
を，図７に示すように元の位置に装着すると，内側ロー
ラ１４は外側ローラ１５方向に付勢され，巻回された長
尺原稿４は内側ローラ１４と外側ローラ１５とのローラ
対により挟持される。この状態から内側ローラ１４及び
／又は外側ローラ１５を図示しないモータにより回転さ
せ，長尺原稿４を該長尺原稿４の巻回方向と反対の方向
に回転させると，巻回された長尺原稿４の外径にその鋭
利な先端部が当接する位置まで付勢され，その先端部が
原稿の巻回方向に向けられている原稿端分離爪１６によ
り，長尺原稿４の原稿端が巻回状態から分離されるの
で，原稿端は図６に示すように取り出される。取り出さ
れた原稿端は，原稿台７上をスライドして図示しない給
紙ローラに達し，所定位置に給紙される。
明する。図６，図７において，第２実施例に係る長尺原
稿送り出し機構１３は，巻回された長尺原稿４の内周に
当接する内側ローラ１４と外周に当接する外側ローラ１
５とからなるローラ対と，上記外側ローラ１５の回転軸
上に取り付けられた原稿端分離爪１６とを具備して構成
されている。上記構成において，上記内側ローラ１４
は，その回転軸と共に取り外し自在に構成されているの
で，これを取り外して巻回された長尺原稿４内に挿入す
る。長尺原稿４内に挿入された状態の内側ローラ１４
を，図７に示すように元の位置に装着すると，内側ロー
ラ１４は外側ローラ１５方向に付勢され，巻回された長
尺原稿４は内側ローラ１４と外側ローラ１５とのローラ
対により挟持される。この状態から内側ローラ１４及び
／又は外側ローラ１５を図示しないモータにより回転さ
せ，長尺原稿４を該長尺原稿４の巻回方向と反対の方向
に回転させると，巻回された長尺原稿４の外径にその鋭
利な先端部が当接する位置まで付勢され，その先端部が
原稿の巻回方向に向けられている原稿端分離爪１６によ
り，長尺原稿４の原稿端が巻回状態から分離されるの
で，原稿端は図６に示すように取り出される。取り出さ
れた原稿端は，原稿台７上をスライドして図示しない給
紙ローラに達し，所定位置に給紙される。
【００１０】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば，両端
開放の筒状で原稿取り出し用長尺開口部が形成された原
稿容器内に長尺原稿を収納し，原稿駆動手段により長尺
原稿を該長尺原稿の巻回方向と反対方向に回転させる
と，原稿取り出し用長尺開口部に設けられた原稿端分離
機構により巻回された巻端が分離され，原稿取り出し用
長尺開口部から取り出される。長尺原稿取り出し開口部
から出た長尺原稿の巻端は，複写機の原稿送りローラに
より原稿台上に送り出されるので，その取扱いがしずら
い長尺原稿を自動的に原稿台上にセットすることができ
る。上記原稿容器を長尺原稿の保管容器としても使用す
ることにより，長尺原稿に触れることなく自動的に原稿
セットが可能となる。又，巻回された長尺原稿の内周側
と外周側との間をローラ対により挟持し，長尺原稿を該
長尺原稿の巻回方向と反対の方向に回転させると，原稿
の外周面に当接する原稿端分離機構により巻端が分離さ
れ，巻端から取り出すことができる。長尺原稿の巻端
は，複写機の原稿送りローラにより原稿台上に送り出さ
れるので，その取扱いがしづらい長尺原稿を自動的に原
稿台上にセットすることができる。
開放の筒状で原稿取り出し用長尺開口部が形成された原
稿容器内に長尺原稿を収納し，原稿駆動手段により長尺
原稿を該長尺原稿の巻回方向と反対方向に回転させる
と，原稿取り出し用長尺開口部に設けられた原稿端分離
機構により巻回された巻端が分離され，原稿取り出し用
長尺開口部から取り出される。長尺原稿取り出し開口部
から出た長尺原稿の巻端は，複写機の原稿送りローラに
より原稿台上に送り出されるので，その取扱いがしずら
い長尺原稿を自動的に原稿台上にセットすることができ
る。上記原稿容器を長尺原稿の保管容器としても使用す
ることにより，長尺原稿に触れることなく自動的に原稿
セットが可能となる。又，巻回された長尺原稿の内周側
と外周側との間をローラ対により挟持し，長尺原稿を該
長尺原稿の巻回方向と反対の方向に回転させると，原稿
の外周面に当接する原稿端分離機構により巻端が分離さ
れ，巻端から取り出すことができる。長尺原稿の巻端
は，複写機の原稿送りローラにより原稿台上に送り出さ
れるので，その取扱いがしづらい長尺原稿を自動的に原
稿台上にセットすることができる。
【図１】 第１実施例に係る長尺原稿送り出し機構の構
成を示す側面図。
成を示す側面図。
【図２】 図１の矢印Ａ方向から見た長尺原稿送り出し
機構の構成を示す平面図。
機構の構成を示す平面図。
【図３】 第１実施例に係るテーパローラ駆動機構の構
成を示す模式図。
成を示す模式図。
【図４】 テーパローラ駆動機構の原稿台上への装着構
造を示す模式図。
造を示す模式図。
【図５】 第１実施例に係る長尺原稿送り出し機構の別
態様の構成を示す側面図。
態様の構成を示す側面図。
【図６】 第２実施例に係る長尺原稿送り出し機構の構
成を示す側面図。
成を示す側面図。
【図７】 図６の矢印Ｂ方向から見た長尺原稿送り出し
機構の構成を示す平面図。
機構の構成を示す平面図。
１，１０，１３…長尺原稿送り出し機構 ２，９…原稿容器 ３，１２ａ，１６…原稿端分離爪（原稿短分離機構） ４…長尺原稿 ５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄ…テーパローラ（原稿駆動手
段） ６…ローラ（原稿駆動手段） ７…原稿台 ８，１２…原稿取り出し用長尺開口部 １４…内側ローラ １５…外側ローラ
段） ６…ローラ（原稿駆動手段） ７…原稿台 ８，１２…原稿取り出し用長尺開口部 １４…内側ローラ １５…外側ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 久仁彦 大阪府大阪市中央区玉造１丁目２番28号三 田工業株式会社内 (72)発明者 池原 正夫 大阪府大阪市中央区玉造１丁目２番28号三 田工業株式会社内 (72)発明者 川北 浩隆 大阪府大阪市中央区玉造１丁目２番28号三 田工業株式会社内 (72)発明者 青山 芳樹 大阪府大阪市中央区玉造１丁目２番28号三 田工業株式会社内 (72)発明者 松田 淳一 大阪府大阪市中央区玉造１丁目２番28号三 田工業株式会社内 (72)発明者 松岡 康輔 大阪府大阪市中央区玉造１丁目２番28号三 田工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 複写機の所定位置に装着され，円筒状に
巻回された長尺原稿を原稿台上に送りだす複写機の長尺
原稿送り出し機構において，両端開放の筒状に形成さ
れ，その周面に中心軸線と平行の原稿取り出し用長尺開
口部が形成された原稿容器と，上記原稿容器内の収納さ
れた上記円筒状に巻回された長尺原稿をその中心軸線ま
わりに回転させる原稿駆動手段と，上記長尺原稿の巻回
方向に鋭利な先端部を向けた状態で上記原稿取り出し用
開口部に配設された原稿端分離機構とを具備してなるこ
とを特徴とする複写機の長尺原稿送り出し機構。 - 【請求項２】 上記原稿端分離機構が，原稿容器の原稿
取り出し用長尺開口部の一辺に形成されてなる請求項１
記載の複写機の長尺原稿送り出し機構。 - 【請求項３】 複写機の所定位置に装着され，円筒状に
巻回された長尺原稿を原稿台上に送りだす複写機の長尺
原稿送り出し機構において，円筒状に巻回された長尺原
稿の内周側に当接される内側ローラと，外周側に当接さ
れる外側ローラとにより上記長尺原稿を挟持し，長尺原
稿の巻回方向と反対方向に回転駆動されるローラ対と，
上記長尺原稿の巻回方向に鋭利な先端部を向けて原稿の
外周面に当接する原稿端分離機構とを具備してなること
を特徴とする複写機の長尺原稿送り出し機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12478595A JPH08320599A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 複写機の長尺原稿送り出し機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12478595A JPH08320599A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 複写機の長尺原稿送り出し機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08320599A true JPH08320599A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14894069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12478595A Pending JPH08320599A (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 複写機の長尺原稿送り出し機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08320599A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6776410B2 (en) | 1999-12-27 | 2004-08-17 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveying device with a sheet storage |
-
1995
- 1995-05-24 JP JP12478595A patent/JPH08320599A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6776410B2 (en) | 1999-12-27 | 2004-08-17 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet conveying device with a sheet storage |
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