JPH08320418A - 光ファイバケーブル成端箱 - Google Patents

光ファイバケーブル成端箱

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JPH08320418A
JPH08320418A JP7126918A JP12691895A JPH08320418A JP H08320418 A JPH08320418 A JP H08320418A JP 7126918 A JP7126918 A JP 7126918A JP 12691895 A JP12691895 A JP 12691895A JP H08320418 A JPH08320418 A JP H08320418A
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optical fiber
optical
optical connection
fiber cable
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Naoki Hagino
直樹 萩野
Hideo Hirao
秀夫 平尾
Hideo Kikuchi
秀夫 菊地
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベースの設置姿勢に関係無く光接続部収納ト
レーを所望の姿勢に保持することができる光ファイバケ
ーブル成端箱を提供する。 【構成】 ベース13と、光ファイバケーブル14から
導出された光ファイバ心線15を別の接続用光ファイバ
心線16と接続する光接続部としての融着接続部17お
よび接続余長18を収納する光接続部収納トレー19を
複数積層状態として支持するトレー支持部材20と、該
トレー支持部材20をベース13に略平行な軸線を以て
ベース13に対して少なくとも平行から垂直に相対回動
可能に支持する回動機構21とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバケーブルか
ら導出した光ファイバ心線を別の光ファイバ心線と接続
する光接続部を収納するための光ファイバケーブル成端
箱に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバケーブルから導出した光ファ
イバ心線を別の光ファイバ心線と接続する光接続部を収
納する光ファイバケーブル成端箱としては、従来、光コ
ネクタや融着接続部といった前記光接続部および接続余
長を複数の光接続部収納トレーに整理して収納し、これ
ら光接続部収納トレーを光ファイバケーブルの成端位置
に設置した成端箱本体内に積層状態に収納した構成が一
般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な光ファイバケーブル成端箱の場合、成端箱本体の設置
向きによっては、光ファイバ心線同士の接続切り替え時
等に、成端箱本体からの光接続部収納トレーの取り出し
や再収納に支障を来たすといった問題があった。すなわ
ち、前記光ファイバケーブル成端箱は、図12および図
13に示すように、当該光ファイバケーブル成端箱のベ
ース1に対して複数の光接続部収納トレー2を垂直また
は平行に保持して積層状態として収納することが一般的
であるが、光接続部収納トレー2の内部で作業を行うに
はその作業面を略平行に保持する必要があるので、例え
ば床3や壁4に取り付ける場合のように、その取り付け
姿勢によっては、光接続部収納トレー2の作業面が垂直
になって光接続部の取り出しや再収納の作業能率が低下
するケースが生じる。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、ベースの設置姿勢に関係無く光接続部収納トレー
を所望の姿勢に保持することができる光ファイバケーブ
ル成端箱を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ファイ
バケーブル成端箱では、平板状のベースと、光接続部を
収納する光接続部収納トレーを支持するトレー支持部材
と、該ベースに略平行な軸線を以てトレー支持部材をベ
ースに対して少なくとも平行から垂直に相対回動可能に
支持する回動機構とを備えることを前記課題の解決手段
とした。
【0006】請求項2記載の光ファイバケーブル成端箱
では、請求項1記載の光ファイバケーブル成端箱におい
て、複数の光接続部収納トレーを連結手段を以て係脱自
在に連結して積層し、積層のいずれか一方の端部に位置
する光接続部収納トレーを前記トレー支持部材に固定し
たことを前記課題の解決手段とした。
【0007】請求項3記載の光ファイバケーブル成端箱
では、請求項2記載の光ファイバケーブル成端箱におい
て、積層の互いに隣接する光接続部収納トレー間を、ヒ
ンジ部材を介して相対回動自在に連結したことを前記課
題の解決手段とした。
【0008】
【作用】請求項1記載の光ファイバケーブル成端箱によ
れば、ベースに対してトレー支持部材を回動することに
より、ベースの向きに関係無く光接続部収納トレーを所
望の向きで支持する。
【0009】請求項2記載の光ファイバケーブル成端箱
によれば、トレー支持部材を回動することにより、複数
の光接続部収納トレーを積層状態を維持したまま所望の
向きに支持する。また、連結手段を操作することによ
り、目的の光接続部収納トレーを隣接する光接続部収納
トレーと分離でき、該光接続部収納トレー内部での作業
が可能な状態となる。
【0010】請求項3記載の光ファイバケーブル成端箱
によれば、連結手段を操作して目的の光接続部収納トレ
ーを他の光接続部収納トレーと分離した際に、分離され
た光接続部収納トレーの組がヒンジ部材の回動軸線を以
て相対回動して、目的の光接続部収納トレーの作業面が
露出する。また、この際、ヒンジ部材によって、分離さ
れた光接続部収納トレー間の連結状態が維持されるの
で、トレー支持部材と連結されていない側の光接続部収
納トレーの落下が防止されるとともに、この光接続部収
納トレーを積層状態に復帰させることも容易である。
【0011】
【実施例】以下本発明の光ファイバケーブル成端箱の一
実施例を、図1から図11を参照して説明する。図中符
号10は、本実施例の光ファイバケーブル成端箱であ
る。前記光ファイバケーブル成端箱10は、図1および
図2に示すように、建築物の床11や壁12等に支持さ
れる平板状のベース13と、光ファイバケーブル14か
ら導出された光ファイバ心線15を別の接続用光ファイ
バ心線16と接続する光接続部としての融着接続部17
および接続余長18を収納する光接続部収納トレー19
を複数積層状態として支持するトレー支持部材20と、
該トレー支持部材20をベース13に略平行な軸線を以
てベース13に対して少なくとも平行から垂直に相対回
動可能に支持する回動機構21とを備えている。
【0012】前記ベース13は、十分な剛性を有する平
面視長方形板状の部材である。ベース13の一側部に
は、光ファイバケーブル14を固定するためのケーブル
支持具22と、該ケーブル支持具22から導出したテン
ションメンバ23を支持するためのテンションメンバ支
持具24とが設けられている。ベース13のケーブル支
持具22の側方には、接続用光ファイバ心線16をクラ
ンプして支持する心線支持具25が設けられている。ベ
ース13の他側部には、前記回動機構21が固定されて
いる。また、このベース13には、前記床11や壁12
への図示しない固定具が設けられている。
【0013】前記光接続部収納トレー19は、図2およ
び図3、図9に示すように、平面視概略長方形を成す薄
板状に形成されている。この光接続部収納トレー19の
底板26の一側部には、前記融着接続部17を把持する
把持爪27が複数突設されている。光接続部収納トレー
19の底板26の外周部には、略全周にわたってフラン
ジ28が設けられている。このフランジ28は、底板2
6において把持爪27と同方向に突設されている。この
フランジ28の周方向の複数箇所には、底板27上に布
線される光ファイバ心線15や接続用光ファイバ心線1
6を押さえる押え板29が、底板27から突出する先端
から内側に向けて突設されている。フランジ28の前記
把持爪27に近い部分の外側部には、隣設された一対の
光接続部収納トレー19同士を相対回動自在に連結する
後述するヒンジ部材30を支持する支持突起31が互い
に離間した2箇所に突設されている。一つの支持突起3
1には、フランジ28の外周面との間に前記ヒンジ部材
30が挿入される挿入穴32が2つ開口されている。フ
ランジ28の前記支持突起31の近傍には、底板26の
前記把持爪27が突設されている側の面に光ファイバ心
線15や接続用光ファイバ心線16を導入するための導
入口33が開口されている。
【0014】また、フランジ28の周方向の複数箇所に
は、光接続部収納トレー19間の連結手段としての連結
爪28aが底板26から離間する方向に突設され、これ
ら各連結爪28aの基端部に、積層状態とされた他の光
接続部収納トレー19の連結爪28aと係合することに
より光接続部収納トレー19同士を連結状態とするため
の連結突起28b(連結手段)が設けられている。この
連結爪28aは、フランジ28の外側に引き出すことに
より、連結突起28bとの係合を容易に解除することが
できるようになっている。なお、光接続部収納トレー1
9間の連結手段としては、隣接する光接続部収納トレー
間を係脱自在に連結可能なものであれば、他の構成であ
っても構わない。また、光接続部収納トレー19に収納
する光接続部としては、光コネクタ等であっても構わな
い。
【0015】前記ヒンジ部材30は、図4および図5に
示すように、概略長方形板状であって、フランジ28の
外周面に当接される当接面34の長手方向中央部に、該
当接面34を横断するV字溝35が形成された長方形板
状に概略形成されている。このヒンジ部材30は、全体
が軽量かつある程度の伸縮性を有する樹脂等の材料で形
成され、前記V字溝35によって厚さ寸法が縮小された
連結部36を中心として折り曲げ可能になっている。こ
のヒンジ部材30の長手方向両端部の当接面34側に
は、光接続部収納トレー19のフランジ28の前記挿入
穴32に臨む部分に形成された係合凹部37(図3参
照)に係合される係合爪38が突設されている。ヒンジ
部材30の当接面34の前記V字溝35の開口部近傍に
は、前記フランジ28の外周面を押圧する押圧突起30
aが突設されている。また、ヒンジ部材30は、前記挿
入穴32に挿入されることにより、フランジ28に適当
な押圧力を付与する厚さを有するとともに、積層された
二つの光接続部収納トレー19のそれぞれの係合凹部3
7に係合爪38を係合可能な寸法を有している。
【0016】前記トレー支持部材20は、図1から図3
および図9に示すように、一端部が回動機構21に連結
されたことによりベース13に対して略180度回動自
在とされたプレートであって、ベース13と対向する側
のトレー装着面39に装着した前記光接続部収納トレー
19を安定に支持するようになっている。このトレー支
持部材20の他端部には、ベース13に開口された挿抜
穴20aに挿抜することにより、該トレー支持部材20
をベース13に着脱するためのツマミ40が取り付けら
れている。回動機構21は蝶番であるが、トレー支持部
材20をベース13に対して回動可能な構成であれば他
の構成であっても構わない。
【0017】前記トレー装着面39には、該トレー装着
面39に接着されたスペーサ41を介して光接続部収納
トレー19が装着されるようになっている。スペーサ4
1上には、光接続部収納トレー19の底板26の底面4
2が直接載置されるか、光接続部収納トレー19のフラ
ンジ28の開口端部を閉塞する蓋43が載置される。
【0018】前記蓋43は、図3および図6に示すよう
に、光接続部収納トレー19のフランジ28の開口端部
に装着されることによりフランジ28の開口部分を閉塞
する大きさに形成されている。蓋43の縁部には、該蓋
43を装着した光接続部収納トレー19の連結爪28a
と係合する係合部44が設けられている。また、蓋43
には、最上段の光接続部収納トレー19のフランジ部2
8と噛み合う固定板45がネジ46で固定されている。
蓋43は、係合部44の連結爪28aとの係合に加え
て、固定板45とによって、フランジ28の開口端部に
安定に装着され、かつ連結爪28aとネジ46の操作に
よって光接続部収納トレー19に容易に着脱できるよう
になっている。
【0019】前記固定板45は、前記ヒンジ部材30と
略同等の形状に形成された部材であって、蓋43とフラ
ンジ28とを連結可能な寸法で適宜形成されている。こ
の固定板45は、屈曲可能な連結部45aを中心として
折り曲げ可能とされている。また、固定板45は、図示
しない係合爪を以てフランジ28の前記係合凹部37お
よび蓋43に形成された図示しない溝と係合して蓋43
とフランジ28とを相対回動可能に連結するようになっ
ている。
【0020】なお、前記ベース13は、図1および図
3、図9に示すように、回動機構21や前記ツマミ4
0、トレー支持部材20に装着した光接続部収納トレー
19を内装可能なカバー47が装着されるようになって
いる。
【0021】次に、本発明の光ファイバケーブル成端箱
10の作用および効果を説明する。前記光ファイバケー
ブル成端箱10は、床11にベース13を設置した場合
には、図1から図3に示すように、トレー支持部材20
をベース13上面に配置し、スペーサ41上に光接続部
収納トレー19の底面42を直接載置し、さらにこの光
接続部収納トレー19の上に複数の光接続部収納トレー
19を積層する。積層された光接続部収納トレー19
は、隣接する光接続部収納トレー19間が連結爪28a
と連結突起28bとの係合によって連結されるととも
に、さらにヒンジ部材30によっても連結される。
【0022】ヒンジ部材30による光接続部収納トレー
19同士の連結は、図3および図7に示すように、隣設
された一対の光接続部収納トレー19の互いに同一の開
口軸線上に位置する計4組の挿入穴32の組の内、同一
の支持突起31に無い計2組にヒンジ部材30を差し込
み、該ヒンジ部材30の係合爪38を光接続部収納トレ
ー19のフランジ28の係合凹部37に係合する。ま
た、ヒンジ部材30で互いに連結された対を構成する光
接続部収納トレー19と該光接続部収納トレー19に隣
接する別の光接続部収納トレー19との間を、ヒンジ部
材30が差し込まれていない2組の挿入穴32の組を利
用してヒンジ部材30で連結する。こうすることによ
り、積層状態の各光接続部収納トレー19相互が、ヒン
ジ部材30の連結部36を中心として相対回動可能にな
る。
【0023】最上段の光接続部収納トレー19のフラン
ジ28の開口端部には、前記蓋43を装着する。また、
最下段の光接続部収納トレー19を、底板26に形成し
た穴48を利用してネジ49で固定することにより、全
ての光接続部収納トレー19をトレー支持部材20に対
する所定の位置に安定に支持する。
【0024】この光ファイバケーブル成端箱10におい
て、最上段を除く光接続部収納トレー19において光フ
ァイバ心線15と接続用光ファイバ心線16の接続切り
替え等の作業を行なうには、まずカバー47を取り外し
た後、目的の光接続部収納トレー19の連結爪28aを
操作してその直上の光接続部収納トレー19との連結を
解除し、該当の光接続部収納トレー19より上段にある
全ての光接続部収納トレー19を持ち上げる。この際、
該当光接続部収納トレー19に対してその直上の光接続
部収納トレー19が、双方の間を連結するヒンジ部材3
0の連結部36を中心として相対回動して、該当光接続
部収納トレー19の作業面が露出する。該当の光接続部
収納トレー19が最上段にある場合には、蓋43を開放
するだけで作業を行うことができる(図8参照)。な
お、蓋43は、固定板45の連結部45aを中心とし
て、最上段の光接続部収納トレー19に対して相対回動
可能であるので、連結爪28aを操作して係合部43と
の係合を解除するだけで開放可能にである。
【0025】ベース13を壁12や柱に等を利用して垂
直に設置する場合には、図9に示すように、蓋43と固
定板45とをそれぞれに形成した穴50を利用してネジ
51でトレー支持部材20に固定し、この蓋43および
固定板45に光接続部収納トレー19をそのフランジ2
8の開口端部を閉塞するようにして装着する。以下、こ
の光接続部収納トレー19の底面42側に順次光接続部
収納トレー19を積層する。この際、初段の光接続部収
納トレー19の連結爪28aを蓋43の係合部44と係
合させるとともに、係合凹部37を固定板45の係合爪
38に係合させる。積層した光接続部収納トレー19の
間は、前記連結爪28aと連結突起28bとの係合およ
びヒンジ部材30との係合を利用して連結する。
【0026】前記光ファイバケーブル成端箱10におい
て、任意の光接続部収納トレー19内の光ファイバ心線
15と接続用光ファイバ心線16の接続切り替え等を行
うには、まず、図10に示すように、ツマミ40を操作
してトレー支持部材20を回動機構21を以て略90度
回動させて光接続部収納トレー19ごと引き出す。こう
することにより、初段の光接続部収納トレー19が、フ
ランジ28の開口端部が上方に開口する向きで積層の最
上段に位置し、しかも、底板26が略水平となる。
【0027】次に、前記初段の光接続部収納トレー19
の連結爪28aを操作して蓋43を離脱する。この際、
トレー支持部材20と蓋43とが一体的に前記初段の光
接続部収納トレー19から分離されるので、トレー支持
部材20をベース13に戻すことにより初段の光接続部
収納トレー19が開放される(図11参照)。また、初
段の光接続部収納トレー19が固定板45によってトレ
ー支持部材20から吊止された状態となり、一体的に連
結された他の光接続部収納トレー19を支持する。
【0028】また、最上段(初段)以外の目的の光接続
部収納トレー19での作業を行うには、該当光接続部収
納トレー19の連結爪28aをその上段の光接続部収納
トレー19の連結突起28bから離脱するだけでよい。
こうすることにより、該当の光接続部収納トレー19
が、この光接続部収納トレー19の底板26側に連結さ
れている全ての光接続部収納トレー19とともに、その
上段の光接続部収納トレー19との間を連結するヒンジ
部材30の連結部36を中心として下方に回動してフラ
ンジ28の開口端部を開口する。この際、該当の光接続
部収納トレー19は、ヒンジ部材30によって上段の光
接続部収納トレー19から吊り下げ状態となり、回動に
よって落下することはない。作業完了後は、初段の光接
続部収納トレー19を蓋43と固定板45とに再装着す
るだけで元の状態に復帰させることができる。
【0029】したがって、本発明の光ファイバケーブル
成端箱10は、トレー支持部材20に対する光接続部収
納トレー19の装着向きを変更するだけで、光接続部収
納トレー19をベース13の姿勢にかかわらず内部の作
業に適する向きで支持することができ、光ファイバ心線
15、16同士の接続切り替え等の作業能率が向上す
る。また、積層状態とした複数の光接続部収納トレー1
9間をヒンジ部材30を介して連結したことにより、操
作の容易な連結爪28aと連結突起28bとを係脱する
だけで目的の光接続部収納トレー19の作業面を開放す
ることができ、しかも、作業面の開放された光接続部収
納トレー19とこの光接続部収納トレー19に隣接する
光接続部収納トレー19またはトレー支持部材20との
間の連結がヒンジ部材30によって維持されて、積層状
態に復帰させることが容易なので、接続切り替え等の作
業性が向上する。加えて、本実施例の光ファイバケーブ
ル成端箱10の場合、トレー支持部材やヒンジ部材が簡
便な構成であって、光接続部収納トレー19がカバー4
7を取り外すだけで露出するので、接続切り替え等の作
業において高い作業性を確保することができる。
【0030】なお、トレー支持部材20としては、光接
続部収納トレー19を回動機構21の回動軸線を以て回
動自在に支持可能な構成であれば、例えば、光接続部収
納トレー19の側部を支持する構成等であっても構わな
い。前記光接続部収納トレー19の形状は、図示したも
のに限られたものではない。また、複数の光接続部収納
トレー19を積層する場合、異なる形状の光接続部収納
トレー19を組み合わせるようにしても構わない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バケーブル成端箱によれば、平板状のベースと、前記光
接続部を収納する光接続部収納トレーを支持するトレー
支持部材と、該ベースに略平行な軸線を以てトレー支持
部材をベースに対して少なくとも平行から垂直に相対回
動可能に支持する回動機構とを備え、トレー支持部材に
対する光接続部収納トレーの装着向きを変更するだけ
で、光接続部収納トレーをベースの設置姿勢にかかわら
ず内部の作業に適する向きで支持出来るようにしたの
で、光接続部収納トレー内における光ファイバ心線同士
の接続切り替え等の作業能率が向上する。
【0032】請求項2記載の光ファイバケーブル成端箱
によれば、複数の光接続部収納トレーを連結手段を以て
係脱自在に連結して積層し、積層のいずれか一方の端部
に位置する光接続部収納トレーを前記トレー支持部材に
固定して、連結手段を操作することにより、目的の光接
続部収納トレーが他の光接続部収納トレーと分離し、該
光接続部収納トレーの作業面が露出してその内部での作
業が可能な状態となるようにしたので、複数の光接続部
収納トレーを積層状態のまま移動することが容易であ
り、しかも、目的の光接続部収納トレー内部における光
ファイバ心線同士の接続切り替え等の作業の能率が向上
する。
【0033】請求項3記載の光ファイバケーブル成端箱
では、積層の互いに隣接する光接続部収納トレー間を、
ヒンジ部材を介して相対回動自在に連結して、積層状態
から分離された光接続部収納トレー同士の連結がヒンジ
部材によって維持されるようにしたので、分離状態の光
接続部収納トレーの落下を防止するとともに、分離状態
の光接続部収納トレーを積層状態に復帰させることが容
易であり、接続切り替え等の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバケーブル成端箱の一実施
例を示す正断面図である。
【図2】 本発明の光ファイバケーブル成端箱の一実施
例を示す平面図である。
【図3】 図1の光ファイバケーブル成端箱のトレー支
持部材とその近傍を示す拡大正断面図である。
【図4】 図1の光ファイバケーブル成端箱のヒンジ部
材を示す正面図である。
【図5】 図1の光ファイバケーブル成端箱のヒンジ部
材を示す側面図である。
【図6】 図1の光ファイバケーブル成端箱の蓋を示す
平面図である。
【図7】 図1の光ファイバケーブル成端箱のヒンジ部
材の取り付け位置を示す側面図である。
【図8】 図1の光ファイバケーブル成端箱を示す図で
あってベースを水平として設置した場合の作用を示す正
面図である。
【図9】 図1の光ファイバケーブル成端箱を示す図で
あってベースを垂直として設置した場合の光接続部収納
トレーの積層方法を示す正断面図である。
【図10】 図1の光ファイバケーブル成端箱を示す図
であってベースを垂直として設置した場合の作用を示す
正面図である。
【図11】 図1の光ファイバケーブル成端箱を示す図
であってベースを垂直として設置した場合の作用を示す
正面図である。
【図12】 従来の光ファイバケーブル成端箱を床に設
置した場合を示す正面図である。
【図13】 従来の光ファイバケーブル成端箱を壁に設
置した場合を示す正面図である。
【符号の説明】
10…光ファイバケーブル成端箱、11…床、12…
壁、13…ベース、14…光ファイバケーブル、15…
光ファイバ心線、16…別の光ファイバ心線(接続用光
ファイバ心線)、17…光接続部(癒着接続部)、19
…光接続部収納トレー、20…トレー支持部材、21…
回動機構、28a…連結手段(連結爪)、28b…連結
手段(連結突起)、30…ヒンジ部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバケーブル(14)から導出し
    た光ファイバ心線(15)を別の光ファイバ心線(1
    6)と接続する光接続部(17)を収納するための光フ
    ァイバケーブル成端箱(10)であって、 平板状のベース(13)と、前記光接続部を収納する光
    接続部収納トレー(19)を支持するトレー支持部材
    (20)と、該ベースに略平行な軸線を以てトレー支持
    部材をベースに対して少なくとも平行から垂直に相対回
    動可能に支持する回動機構(21)とを備えることを特
    徴とする光ファイバケーブル成端箱。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ファイバケーブル成端
    箱において、複数の光接続部収納トレーを連結手段(2
    8a、28b)を以て係脱自在に連結して積層し、積層
    のいずれか一方の端部に位置する光接続部収納トレーを
    前記トレー支持部材に固定したこと特徴とする光ファイ
    バケーブル成端箱。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光ファイバケーブル成端
    箱において、積層の互いに隣接する光接続部収納トレー
    間を、ヒンジ部材(30)を介して相対回動自在に連結
    したこと特徴とする光ファイバケーブル成端箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10232319A (ja) * 1997-02-18 1998-09-02 Fujikura Ltd 光ファイバケーブル成端箱
JPH10300942A (ja) * 1997-05-02 1998-11-13 Japan Riicom:Kk 光ケーブル接続部収納用キャビネット
US6640042B2 (en) 1998-09-01 2003-10-28 Fujitsu Limited Optical fiber holder
JP2005215071A (ja) * 2004-01-27 2005-08-11 Jimbo Electric Co Ltd 集合住宅用光ファイバ先行配線方法及び同方法に使用する集合住宅用先行配線光接続キャビネット

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