JPH08320083A - 磁気シール装置 - Google Patents

磁気シール装置

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JPH08320083A
JPH08320083A JP7149676A JP14967695A JPH08320083A JP H08320083 A JPH08320083 A JP H08320083A JP 7149676 A JP7149676 A JP 7149676A JP 14967695 A JP14967695 A JP 14967695A JP H08320083 A JPH08320083 A JP H08320083A
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JP
Japan
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magnetic
fluid film
axis
motion axis
pole
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Application number
JP7149676A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoki Kitada
昌剋 北田
Satoru Numakura
知 沼倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
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Publication date
Application filed by Rigaku Denki Co Ltd, Rigaku Corp filed Critical Rigaku Denki Co Ltd
Priority to JP7149676A priority Critical patent/JPH08320083A/ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空間領域内を減圧状態、無塵状態、きれいな
ガス状態等といった希望の状態に維持することに関して
高性能であり、しかも非常に安価である磁気シール装置
を提供する。 【構成】 磁石9a,9bから出た磁力線はポールピー
ス8a〜8c及び回転軸17の磁性材料部分17aを通
る磁気閉回路を形成し、その磁気閉回路に沿って磁性流
体膜12が形成され、これらの磁性流体膜によって空間
領域P及びQが遮蔽される。各ポールピースは弾性リン
グ部材18a,18bを間に挟んで互いに押しつけられ
る。ポールピース8bの内部に冷却液通路20が設けら
れる。また、空間領域Q内へ突出する回転軸の磁性材料
部分17aの長さを微少距離δで終わらせることによ
り、磁束をその部分で急激に変化させる。17bは回転
軸の非磁性材料部分である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転軸、直動軸等とい
った運動軸のまわりに形成される2つの空間領域を磁性
流体膜を用いて遮蔽する磁気シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業界においては、内部が気密に遮蔽さ
れた空間内を外部の圧力と異なった圧力状態、すなわち
差圧状態に保持し、その差圧状態下において種々の処理
を行うようにした各種の装置が存在する。また、その差
圧状態に加えて内部を防塵状態、あるいは特殊なガス雰
囲気状態に保持した状態で種々の処理を行う場合もあ
る。例えば、半導体ウエハの減圧処理装置、真空乾燥
機、回転対陰極形式のX線発生装置等においては、真空
に減圧された防塵状態下で所定の処理が行われる。磁気
シール装置は、それらの所定の処理が行われる空間領域
と大気圧領域との2つの空間領域を互いに遮蔽するため
に用いられる。
【0003】例えば、回転対陰極X線発生装置を例にあ
げると、図3に示すように、ケーシング1の内部の真空
で無塵状態である領域Qと大気圧領域Pとの間で、磁気
シール装置2によって差圧状態及び防塵状態を保持す
る。このX線発生装置では、ターボ分子ポンプ、ロータ
リポンプ等によって構成される排気装置4によってケー
シング1の内部を真空状態に排気し、そして、モータ等
の回転駆動装置3によって円筒状のターゲット5を回転
させる。通電によりフィラメント6から放出された熱電
子はターゲット5の表面に高速で衝突し、その衝突部分
からX線が発生する。発生したX線は、ケーシング1の
所定箇所に設けられたベリリウム等によって形成された
X線取出し用窓7を通して外部へ取り出される。このX
線が、X線回折測定等といった物理分析等に用いられ
る。
【0004】磁気シール装置2は、従来、例えば図4に
示すように構成されていた。この磁気シール装置2は、
円筒状のハウジング10と、そのハウジング10の内部
に格納された複数のリング状のポールピース8と、各ポ
ールピース8の間に挟まれる複数のリング状の磁石9と
を有している。また、回転軸11は磁性材料、例えば鉄
鋼材料によって形成されている。各磁石9から出る磁力
線は各ポールピース8及び回転軸11を通って磁気閉回
路を構成し、その磁気閉回路に沿って各ポールピース8
の内周縁と回転軸11の外周面との間に磁性流体膜12
が形成される。これらの磁性流体膜12によって大気領
域Pと真空領域Qとの間の差圧が保持され、さらに真空
領域Q内の無塵雰囲気が保持される。
【0005】また、回転軸11が高速回転する場合や、
磁気シール装置2を高温雰囲気で使用する場合には、磁
性流体を構成するフッ素系オイルやアルキル系オイルが
蒸散するおそれがある。これを防止するため、ハウジン
グ10の外周表面に形成したリング状の冷却水通路13
に冷却水を流して、磁性流体を冷却する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気シール装置
においては、以下のような問題点があった。まず第1
に、従来の磁気シール装置では、ハウジング10の内部
の密封性を高めるために、各ポールピース8と各磁石9
を接着剤によって固着していた。しかしながらこの接着
作業に関しては。固着が完了するまでに長い時間を要し
たり、作業中に周辺各所に接着剤が付着する等といった
問題があった。
【0007】第2に、磁性流体を冷却するための冷却水
通路13をハウジング10の外周に設けていたので、冷
却水と磁性流体までの距離が長くなってしまい、磁性流
体を効果的に冷却することができなかった。
【0008】第3に、真空領域Q内へ磁性流体が徐々に
漏れ出ることである。これは、図の最左端に位置する磁
性流体膜12aにかかる圧力勾配が図の左右方向に漸次
緩やかに変化することによって発生するものと考えられ
る。
【0009】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたものであって、ポールピースと磁石との間の密
着性を簡単な作業によって確実に達成できるようにする
ことを第1の目的とする。また、磁性流体を確実に冷却
できるようにすることを第2の目的とする。そして、真
空領域等の空間領域内へ磁性流体が漏れ出ることを確実
に防止できるようにすることを第3の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】ポールピースと磁石との
間の密着性に関する上記第1の目的を達成するため、本
発明に係る第1の磁気シール装置は、磁性材料によって
形成された運動軸のまわりに配置される複数のポールピ
ースと、各ポールピースと運動軸との間に磁気回路を形
成する磁石と、その磁気回路に沿ってポールピースと運
動軸との間に形成される磁性流体膜とを有する磁気シー
ル装置において、互いに隣接する2つのポールピースを
弾性リング部材を間に挟んで互いに押しつけることを特
徴としている。
【0011】また、磁性流体の冷却に関する上記第2の
目的を達成するため、本発明に係る第2の磁気シール装
置は、磁性材料によって形成された運動軸のまわりに配
置される複数のポールピースと、各ポールピースと運動
軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その磁気回路に
沿ってポールピースと運動軸との間に形成される磁性流
体膜とを有する磁気シール装置において、ポールピース
の内部に冷却液通路を設けたことを特徴としている。
【0012】また、磁性流体の漏出に関する上記第3の
目的を達成するため、本発明に係る第3の磁気シール装
置は、磁性材料によって形成された運動軸のまわりに配
置される複数のポールピースと、各ポールピースと運動
軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その磁気回路に
沿ってポールピースと運動軸との間に形成される磁性流
体膜とを有する磁気シール装置において、磁性流体膜に
よって遮蔽される2つの空間領域のうちの少なくとも一
方の空間領域内へ突出する運動軸の長さを微少距離で終
わらせることにより運動軸のまわりの磁束をその部分で
急激に変化させることを特徴としている。
【0013】また、運動軸の突出長さを微少距離で終わ
らせることに代えて、磁性流体膜によって遮蔽される2
つの空間領域のうちの少なくとも一方の空間領域内へ突
出する運動軸に関して微少距離だけ突出した位置の径を
小さくして運動軸のまわりの磁束をその部分で急激に変
化させることもできる。
【0014】
【作用】第1の磁気シール装置においては、ポールピー
スと磁石との間の密着性が弾性リング部材によって確保
されるので、従来のようにポールピースと磁石とを接着
剤によって接着する必要がなくなり、よって、磁気シー
ル装置を組み立てる際の作業性がきわめて簡単になり、
その結果、製造コストが低減する。
【0015】また、第2の磁気シール装置においては、
冷却液通路を流れる冷却液と磁性流体膜との間の距離が
小さくなり、よって、磁性流体を確実に冷却できる。
【0016】さらに、第3の磁気シール装置において
は、空間領域内に突出する運動軸のまわりに形成される
磁束分布が、漸次緩やかに減少するのではなくて、運動
軸の磁性材料部分が終わる位置又は運動軸の系が小さく
なる位置で急激に減少する。これにより、磁性流体が空
間領域内へ漏れ出ることを確実に防止できる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に係る磁気シール装置の一実
施例を示している。この磁気シール装置は、円筒状の金
属スリーブ14と、ボルト15によってこのスリーブ1
4に固着された円筒状のハウジング10とを有してい
る。スリーブ14の内部にはベアリング16が固定状態
にはめ込まれ、そのベアリングによって運動軸17が支
持されている。運動軸17は、回転軸であっても良い
し、直動軸であっても良い。
【0018】運動軸17は、磁性材料によって形成され
た磁性材料部分17aと、非磁性材料によって形成され
た非磁性材料部分17bとによって構成されている。こ
こで、磁性材料というのは、磁石によって磁化される性
質を有する材料のことであり、非磁性材料というのは、
磁石を近付けても磁化されない性質を有する材料のこと
である。磁性材料部分17aは、例えば鉄鋼材料によっ
て形成され、非磁性材料部分17bは非磁性金属材料又
は合成樹脂等によって形成される。両部分17a及び1
7bは、例えば、溶接によって固着されたり、ネジ結合
によって締結されたり、あるいはその他任意の方法によ
って一体に接合される。
【0019】ハウジング10の内部には、端部ポールピ
ース8a、中間ポールピース8b、及び端部ポールピー
ス8cの3個のリング状のポールピースと、各ポールピ
ースの間に挟まれた2個のリング状の磁石9a及び9b
とが収納されている。これらのポールピース及び磁石は
接着剤等によって接着されることなく、単に重ねられて
いるだけである。端部ポールピース8aと中間ポールピ
ース8bとの間には、ゴム、合成樹脂等によって形成さ
れた弾性リング部材18aが配置されている。また、中
間ポールピース8bと端部ポールピース8cとの間に
は、他の弾性リング部材18bが配置されている。
【0020】各ポールピース8a,8b,8cと運動軸
17の磁性材料部分17aとの間に磁性流体12が注入
されている。この磁性流体12は、非磁性の流体媒体に
磁性体の金属微粒子をコロイド状に分散させることによ
って形成された流体である。例えば、炭化水素、炭化フ
ッ素、あるいは脂肪酸等の流体にフェライトその他の磁
性体粉末を分散した流体を用いることができる。注入さ
れた磁性流体は、磁石9a,9bのそれぞれから出て各
ポールピース8a,8b,8c及び運動軸の磁性材料部
分17aを通る磁気閉回路を構成する磁束に集中して、
磁性流体膜を構成する。こうして各ポールピースの所に
形成された複数段の磁性流体膜によって、真空領域Qと
大気領域Pとの間の差圧状態及び真空領域Q内の無塵状
態が保持される。
【0021】ハウジング10の左端部内周面にはネジ部
が形成され、そのネジ部に止めリング19の外周ネジ部
が噛み合っている。止めリング19をハウジング10の
内部方向へねじ込むと、左端部ポールピース8cが図の
右方向へ押し付けられ、これにより、各ポールピース8
a,8b,8cが各弾性リング部材18a及び18bを
間に挟んで互いに押し付けられる。このとき、各磁石9
a及び9bは、自らの磁力及び止めリング19の押し付
け力の働きによって、各ポールピース間に保持される。
【0022】この構成により、各ポールピース8a,8
b,8c及び各磁石9a,9bのまわりの密閉性は弾性
リング部材18a及び18bによって確保されることに
なり、各ポールピースと各磁石との間を接着剤によって
接着する必要がなくなる。この結果、本磁気シール装置
を組み立てる際には、単に、ハウジング10の内部へポ
ールピース8a、磁石9a、ポールピース8b、磁石9
b、そしてポールピース8cを順次に挿入し、さらに、
ポールピースと運動軸17との間に磁性流体12を注入
し、その後、止めリング19をハウジング10にねじ込
むだけという簡単な作業だけで組立てが完了する。
【0023】中間ポールピース8bの内部には、リング
状の溝20が形成され、これが冷却液通路として使用さ
れる。この冷却液通路20には、ハウジング10及びス
リーブ14の適所に設けられた貫通穴21が連通し、こ
の穴21を通して冷却液、例えば冷却水が導入される。
冷却液通路20内を流れる冷却液は、磁性流体12を冷
却し、磁性流体12に含まれるフッ素系オイルやアルキ
ル系オイルが蒸散するのを防止する。冷却液通路20
は、中間ポールピース8bの内部に設けられるので、そ
こを流れる冷却液と磁性流体膜12との間の距離は非常
に小さくなる。よって、冷却液は磁性流体12を効率よ
く冷却する。
【0024】運動軸17の磁性材料部分17aと非磁性
材料部分17bの境界端面は、最左端のポールピース8
cから微少距離δ、例えば5mm以下の所に配置され
る。これにより、ポールピース8cと運動軸17との間
に形成される磁束は、磁性材料部分17aの境界端面の
所で急激に変化、特に減少する。これにより、真空領域
Qに面する最左端の磁性流体膜12aは、ポールピース
8cと運動軸の磁性材料部分17aとによって強固に捕
捉され、磁性流体が真空領域Q内へ徐々に漏れ出ること
が確実に防止される。この結果、真空領域Q内の無塵の
ガス状態が長期間にわたってきれいな状態に維持され
る。
【0025】図2は、本発明に係る他の磁気シール装置
の実施例を示している。この実施例が、図1に示した先
の実施例と異なる点は、運動軸27を一本の磁性材料に
よって形成すると共に、最左端のポールピース8cから
微少距離δ、例えば5mm以下の距離だけ離れた所の径
を小さくして溝22を形成したことである。この小径部
分を設けることにより、ポールピース8cと運動軸27
との間に形成される磁束は、小径溝22の境界端面の所
で急激に変化、特に減少する。この結果、図1の実施例
の場合と同様に、真空領域Qに面する最左端の磁性流体
膜12aが真空領域Q内へ徐々に漏れ出ることが確実に
防止される。
【0026】以上、好ましい実施例をあげて本発明を説
明したが、本発明はその実施例に限定されるものではな
く、請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改変で
きる。例えば、磁気シール装置を使用できるシステム
は、図3に示すような回転対陰極形式のX線発生装置に
限られず、圧力差を有する雰囲気、無塵状態の雰囲気、
さらに、きれいなガス状態の雰囲気等を維持しなければ
ならない種々のシステムに適用できる。ポールピースの
数及び磁石の数は、図1に示したものに限定されない。
それらの数をより多く、又はより少なくすることができ
る。また、ポールピースの内周縁の形状も、図1に示す
ような、先端が尖った形状のもに限られない。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の磁気シール装置によれ
ば、ポールピースと磁石との間の密閉性が弾性リング部
材によって保持されるので、ポールピースと磁石とを接
着剤によって接着する必要がなく、よって、磁気シール
装置をきわめて簡単に組み立てることができる。接着剤
を用いないこと及び作業工程が簡単になることにより、
磁気シール装置の製造コストを低減できる。
【0028】請求項2記載の磁気シール装置によれば、
冷却液と磁性流体膜との間の距離を小さくできるので、
磁性流体に対する冷却効率を高めることができる。
【0029】請求項3〜請求項5記載の磁気シール装置
によれば、空間領域に面する磁束分布を、緩やかに変化
させるのではなくて、急激に変化させることができる。
これにより、空間領域に面する磁性流体膜を強固に捕捉
でき、よって、磁性流体が空間領域内へ徐々に漏れ出る
ことを防止できる。
【0030】請求項11及び請求項12記載の磁気シー
ル装置によれば、空間領域内を減圧状態、無塵状態、き
れいなガス状態等といった希望の状態に維持することに
関して高性能であり、しかも非常に安価である磁気シー
ル装置が得られる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気シール装置の一実施例を示す
正面断面図である。
【図2】本発明に係る磁気シール装置の他の実施例を示
す正面断面図である。
【図3】磁気シール装置を使用するシステムの一例であ
る回転対陰極方式のX線発生装置を示す概略断面図であ
る。
【図4】従来の磁気シール装置の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
8a,8b,8c ポールピース 9a,9b 磁石 10 ハウジング 12 磁性流体(磁性流体膜) 14 スリーブ 15 ボルト 16 ベアリング 17 運動軸 18a,18b 弾性リング部材 19 止めリング 20 溝(冷却液通路) 21 冷却液導入穴 22 溝(運動軸の小径部) P 大気圧領域(空間領域) Q 真空領域(空間領域)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料によって形成された運動軸のま
    わりに配置される複数のポールピースと、各ポールピー
    スと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その磁
    気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成され
    る磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つの
    空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装置
    において、 互いに隣接する2つのポールピースを弾性リング部材を
    間に挟んで互いに押しつけることを特徴とする磁気シー
    ル装置。
  2. 【請求項2】 磁性材料によって形成された運動軸のま
    わりに配置される複数のポールピースと、各ポールピー
    スと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その磁
    気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成され
    る磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つの
    空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装置
    において、 ポールピースの内部に冷却液通路を設けたことを特徴と
    する磁気シール装置。
  3. 【請求項3】 磁性材料によって形成された運動軸のま
    わりに配置される複数のポールピースと、各ポールピー
    スと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その磁
    気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成され
    る磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つの
    空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装置
    において、 磁性流体膜によって遮蔽される2つの空間領域のうちの
    少なくとも一方の空間領域内へ突出する運動軸の長さを
    微少距離で終わらせることにより運動軸のまわりの磁束
    をその部分で急激に変化させることを特徴とする磁気シ
    ール装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の磁気シール装置におい
    て、運動軸は、空間領域内へ微少距離だけ突出する磁性
    材料部分と、その磁性材料部分に連続して接合されてい
    て空間領域内に存在する非磁性材料部分とによって構成
    されることを特徴とする磁気シール装置。
  5. 【請求項5】 磁性材料によって形成された運動軸のま
    わりに配置される複数のポールピースと、各ポールピー
    スと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その磁
    気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成され
    る磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つの
    空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装置
    において、 磁性流体膜によって遮蔽される2つの空間領域のうちの
    少なくとも一方の空間領域内へ突出する運動軸に関して
    微少距離だけ突出した位置の径を小さくして運動軸のま
    わりの磁束をその部分で急激に変化させることを特徴と
    する磁気シール装置。
  6. 【請求項6】 磁性材料によって形成された運動軸のま
    わりに配置される複数のポールピースと、各ポールピー
    スと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その磁
    気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成され
    る磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つの
    空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装置
    において、 互いに隣接する2つのポールピースを弾性リング部材を
    間に挟んで互いに押しつけると共に、 ポールピースの内部に冷却液通路を設けたことを特徴と
    する磁気シール装置。
  7. 【請求項7】 磁性材料によって形成された運動軸のま
    わりに配置される複数のポールピースと、各ポールピー
    スと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その磁
    気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成され
    る磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つの
    空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装置
    において、 互いに隣接する2つのポールピースを弾性リング部材を
    間に挟んで互いに押しつけると共に、 磁性流体膜によって遮蔽される2つの空間領域のうちの
    少なくとも一方の空間領域内へ突出する運動軸の長さを
    微少距離で終わらせることにより運動軸のまわりの磁束
    をその部分で急激に変化させることを特徴とする磁気シ
    ール装置。
  8. 【請求項8】 磁性材料によって形成された運動軸のま
    わりに配置される複数のポールピースと、各ポールピー
    スと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その磁
    気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成され
    る磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つの
    空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装置
    において、 互いに隣接する2つのポールピースを弾性リング部材を
    間に挟んで互いに押しつけると共に、 磁性流体膜によって遮蔽される2つの空間領域のうちの
    少なくとも一方の空間領域内へ突出する運動軸に関して
    微少距離だけ突出した位置の径を小さくして運動軸のま
    わりの磁束をその部分で急激に変化させることを特徴と
    する磁気シール装置。
  9. 【請求項9】 磁性材料によって形成された運動軸のま
    わりに配置される複数のポールピースと、各ポールピー
    スと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その磁
    気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成され
    る磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つの
    空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装置
    において、 ポールピースの内部に冷却液通路を設けると共に、 磁性流体膜によって遮蔽される2つの空間領域のうちの
    少なくとも一方の空間領域内へ突出する運動軸の長さを
    微少距離で終わらせることにより運動軸のまわりの磁束
    をその部分で急激に変化させることを特徴とする磁気シ
    ール装置。
  10. 【請求項10】 磁性材料によって形成された運動軸の
    まわりに配置される複数のポールピースと、各ポールピ
    ースと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その
    磁気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成さ
    れる磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つ
    の空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装
    置において、 ポールピースの内部に冷却液通路を設けると共に、 磁性流体膜によって遮蔽される2つの空間領域のうちの
    少なくとも一方の空間領域内へ突出する運動軸に関して
    微少距離だけ突出した位置の径を小さくして運動軸のま
    わりの磁束をその部分で急激に変化させることを特徴と
    する磁気シール装置。
  11. 【請求項11】 磁性材料によって形成された運動軸の
    まわりに配置される複数のポールピースと、各ポールピ
    ースと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その
    磁気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成さ
    れる磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つ
    の空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装
    置において、 互いに隣接する2つのポールピースを弾性リング部材を
    間に挟んで互いに押しつけ、 ポールピースの内部に冷却液通路を設け、さらに磁性流
    体膜によって遮蔽される2つの空間領域のうちの少なく
    とも一方の空間領域内へ突出する運動軸の長さを微少距
    離で終わらせることにより運動軸のまわりの磁束をその
    部分で急激に変化させることを特徴とする磁気シール装
    置。
  12. 【請求項12】 磁性材料によって形成された運動軸の
    まわりに配置される複数のポールピースと、各ポールピ
    ースと運動軸との間に磁気回路を形成する磁石と、その
    磁気回路に沿ってポールピースと運動軸との間に形成さ
    れる磁性流体膜とを有しており、運動軸のまわりの2つ
    の空間領域を磁性流体膜によって遮蔽する磁気シール装
    置において、 互いに隣接する2つのポールピースを弾性リング部材を
    間に挟んで互いに押しつけ、 ポールピースの内部に冷却液通路を設け、さらに磁性流
    体膜によって遮蔽される2つの空間領域のうちの少なく
    とも一方の空間領域内へ突出する運動軸に関して微少距
    離だけ突出した位置の径を小さくして運動軸のまわりの
    磁束をその部分で急激に変化させることを特徴とする磁
    気シール装置。
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