JPH08318A - 真珠の貫通穴への自動通針装置 - Google Patents

真珠の貫通穴への自動通針装置

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JPH08318A
JPH08318A JP15915394A JP15915394A JPH08318A JP H08318 A JPH08318 A JP H08318A JP 15915394 A JP15915394 A JP 15915394A JP 15915394 A JP15915394 A JP 15915394A JP H08318 A JPH08318 A JP H08318A
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JP
Japan
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pearl
wire
needle
forwarding
arms
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JP15915394A
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English (en)
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Masaki Akane
正樹 赤根
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TAZAKI SHINJIYU KK
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TAZAKI SHINJIYU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貫通穴の形成された真珠を針線に対し自動的
に順次連続して挿通させる。 【構成】 一方向(a)へ可変的に回動させ、かつ軸方
向へ高低速切替可能に反覆移動させるようにした回送体
3と、この回送体の回動軸心と直角の向きに配設した針
線Bの長手方向数ケ所を傾斜状態として挟持する保持部
4と、前記回送体の回送方向前部側が低位とされた斜面
部上に近接して設けしめ、かつ該回送体の反回転方向側
に向けて略U字形に開口する凹部52を設けしめた左右
二つ割りの受止め枠5とからなり、上記保持部4は、針
線Bの前後を左右と上下から同時に開閉して挟持する一
組のアームならびに該アームと時間差をもって交互に開
閉する少なくとも前後二組以上のアーム41a,41b
〜44a,44bによって構成せしめ、さらに前記二つ
割り受止め枠の夫々を上記回送体3に最接近したアーム
41a,41bに各装着すると共に該受止め枠の凹部5
2最深部から針線Bの先端B′を臨出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真珠の貫通穴への自動
通針装置にかかり、さらに詳しくは、真珠に形成した貫
通穴へ針線を順次挿し通すことにより多数個の真珠を連
続して保持するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】真珠は、その球形度の良し悪しの他、形
体に大小を有し、かつ色調、光沢などにも種々の相違が
あり、さらに疵の有無等によって価値の良否が決定され
るのでこれらの選別作業が重要となるのである。ついて
はこのような真珠の選別を行うに当り、通常は多数個を
選別台に敷きつめて行う手段がとられているのである
が、かかる手段では、前記のように球形度の良否とか、
形の大小その他光沢などについては比較的容易であると
しても、真珠表面の疵の有無を選別するに際しては、選
別台上へ多数の真珠を無造作に並べたのでは個々の真珠
が転がり動くことにより真珠の側部とか裏側の疵の発見
が困難となる。そこで最近は真珠の多数個を針線に挿通
状態に保持して行う画像による選別手段が採用されてい
るのであるが、この場合、個々の真珠をピアノ線のよう
な針線に挿し通す作業が必要となるのである。
【0003】ところで、上記真珠の貫通穴へ針線を通挿
するに際し真珠を一個づつとり出して針先に通すのは面
倒であるので、従来は比較的底の浅い皿状の容器内へ多
数の真珠を敷き並べておき、これらの真珠の貫通穴を目
がけて針線ないし案内針の先端を突き刺すという手作業
によって行うようにしているのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、容器内へ
平面的とはいえ、雑然と敷きつめた多数の真珠の夫々の
穴に針先を1個づつ挿しこむ作業は、典型的な手作業で
あるためにねばり強い根気と視力の集中を必要として長
時間の継続が困難で甚だしく神経を費やすことになるば
かりか、作業中に勢い余って針先を強く真珠に突き挿し
たりすると真珠の表層に傷をつけることになるのであ
る。また真円に近い真珠は貫通穴の向きが不揃いとなる
のであり、さらに卵形状の真珠のように穴が長軸方向に
穿けられていると個々の貫通穴が視線と直角の横向きと
なるので前記針先の通し作業の能率を低下させ、しかも
疲労度を著しく高めしめるのである。
【0005】本発明は、かかる実情に対処してなしたも
ので、すなわち真珠の貫通穴への針線先端の挿し入れ作
業を自動的に且つ連続して能率よく行なわせることを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
方向へ速度調整を可能として回動させると共に、軸方向
左右へ停止状態を含め高低速切替可能に反覆移動させる
ようにした回送体と、上記回送体の回動軸心と直角の向
きに配設した針線の長手方向数ケ所を傾斜状態として挟
持する保持部と、前記回送体の回送方向前部側が低位と
された斜面部上に近接して設けられ、且つ該回送体の反
回転方向側に向けて略U字形に開口する凹部を設けしめ
た左右二つ割りの受止め枠とからなり、前記保持部は、
上記針線の前後部分を左右と上下の各方向から夫々同時
に接近、離反させるようにした一組のアーム、及び該一
組のアームと交互に開閉する少なくとも他の一組のアー
ムとによって構成し、さらに前記受止め枠は、上記回送
体の斜面部上に対接した体勢として上記保持部における
回送体に最接近した左右のアームに各装着させると共
に、該受止め枠の上記二つ割りとした凹部の最深部から
針線の先端部を臨出せしめてなることを特徴とするので
ある。
【0007】なお、前記回送体は、円柱状の回転体とす
る他、二軸間に張架した無端状のベルト、あるいは円板
体を用いうるのであり、さらに上記回送体の外表面には
摩擦資材を被着しておくとよいのである。
【0008】
【作用】本発明の作用を、対象の真珠が卵形状をなし且
つ貫通穴を該卵形真珠の長軸方向に形成されているもの
について説明すると、先ず回送体の走行方向前部がわの
水平面から下方に7度傾斜した斜面部上へ受止め枠の下
面を平行に支持させた状態として該回送体を適宜の単位
時間毎に減速させることを含めて略0〜40mm/sec の
速度で回動させると共に、この回送体を上部の受止め枠
に対し上記回動方向と直交した左右の軸方向へ反転時に
停止、減速させつつ略0〜40mm/sec の速度で交互に
移動させるようにして、上記受止め枠の凹部内へ1個の
真珠を載せると、当初、この真珠が凹部の巾方向中間に
位置している状態では、上記長軸が回送体の走行方向と
略直交した体勢となって該長軸を中心に回転するのであ
り、次いで該回送体が受止め枠に対して最右端に寄った
位置から左の方向へ移動し始めると、上記真珠は長軸を
中心として回転しながら受止め枠凹部の右がわ片面に沿
う体勢(つまり卵形一方の頂部を基準として長軸が立上
る体勢)に傾斜し、次に回送体が上記と反対の右方向に
移動すると該真珠が長軸を中心に回転しながら受止め枠
凹部の左がわ片面に沿った体勢に傾くことになるのであ
るが、このように真珠が上記右および左に傾斜した極限
の体勢を占める際の前後時において該回送体の走行速度
ならびに左右への移動速度を除々に減速させるようにす
ると、その動作中に上記凹部内に向けて臨出させられて
いる針線の先端部が真珠の貫通穴入口に引っかかること
になるのである。
【0009】そして上記した作動状態を、受止め枠に対
し回送体が例えば左右へ3往復する単位時間ごとに上記
受止め枠と共に保持部最後部に位置する一組のアームを
開かせると、前記針線の先端が挿しこまれた真珠は傾斜
した針線に案内されて上記アーム間を通り抜けるのであ
り、さらに該アームが閉じた直後に次位のアームを開か
せると該真珠は針線の前部側に向けて送り出されるので
ある。然して前記受止め枠の3回程度の往復動作中にお
いて針先に引っかからない真珠は、上記受止め枠が開い
たとき回送体の回動方向前方に落下することになる。な
お、上記真珠は球形であっても同じであり、また前記単
位時間においての挿通確率は、卵形真珠では約90%、
球形では約80%の結果が得られるのである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。
【0011】図1〜図6に示す真珠の貫通穴への自動通
針装置1において、該通針装置1は作業台2上に各備え
た真珠Aを載置させるための回送体3と、該回送体3の
回転軸心と直角の向きに配置した前後直線状をなす針線
Bの長手方向数ケ所を傾斜状態として挟持する保持部
4、ならびに上記回送体3の上部に近接して該保持部4
における回送体3側の後端部に備えしめた真珠Aの受止
め枠5とによって構成されているのである。なお、上記
真珠Aは球形、卵形その他歪のあるバロックタイプなど
を対象とするのであり、さらに針線Bはピアノ線のよう
な直径が0.4mm前後の腰の強い線材を用いるとよく、
また、該針線は先端部に球面加工を施しておくものとす
る。
【0012】上記回送体3は、図例では円柱状の回転体
31を示しているが、該回送体は作業台2上の一軸テー
ブルユニット32を介して設けた取付台33上に軸心を
水平状態として支持されているのであり、然してこの回
送体31はテーブルユニット32内の駆動機構(不図
示)により該回転体の軸方向へ取付台33と共に0〜4
0mm/sec の速度で可変させ乍ら反覆移動しうるように
され、かつ図外のモータによりa矢印の時計方向へ0〜
40mm/sec の可変範囲で回転しうるようになされてい
る。
【0013】さらに上記回送体3は、外表面がネルと
か、タオル地のようなパイル織物、あるいはゴム又は合
成樹脂製の弾性材その他弾褥性のある摩擦資材3′が被
着されているのである。
【0014】また保持部4は、上記作業台2における前
端側の支点21を基準として他端の脚22により上記回
送体3側の後部分(図1の紙面左側)を高くした傾斜状
態として上下動可能に支持させたベース台23上へ調節
具24により前後へ摺動調整しうるよう備えしめた支持
台25におけるガイドレール26上に載置され、かつ圧
縮バネ27により回送体3側に向けて押動させるように
した支柱28の取付フレーム29a,29bを介して懸
架状に支持されているのである。なお、支持台25の端
部には針線Bの前端部を係脱自在に係止させる係合杆2
8′が設けられている。
【0015】上記保持部4を支持する取付フレーム29
a,29bは、図2〜図4に示しているように、何れも
支持台25上の支柱28から針線Bの占居部から出外れ
た上部と側部の各位置を通って先端が上記回送体3の近
くまで延出されていると共に、上部に位置する一方の取
付フレーム29aには回送体3側への突出端と適宜の間
隔を設けた前部分に補助フレーム29c,29dが夫々
側部の針線B上に向けて張出し状に設けられ、かつこれ
ら各補助フレーム29c,29dの張出し端から夫々垂
下状としてクランパー(イ),(ロ)が取付けられてお
り、また、前記側部に位置する他方の取付フレーム29
bの側部からは上記各クランパー(イ),(ロ)の夫々
支柱28に近い側へ近接した各前部位置に向けてクラン
パー(ハ),(ニ)が突設されているのである。
【0016】そして上記クランパー(イ)(ロ)(ハ)
(ニ)の各突出端には、一方のクランパー(イ)(ロ)
は上記回送体3の軸心に沿った左右方向へ、さらに他方
の(ハ)(ニ)は上記軸心と直交した上下方向に夫々所
定のタイミングで開閉することで互いに接近離反する一
対のフィンガー41,42,43,44が突出されてい
ると共に、これら各フィンガーには針線B挟持用の一対
の相対するアーム41a,41b・42a,42b・4
3a,43b・44a,44bが夫々ボルト45により
取付けられているのである。然して各アームを取付けて
いる上記フィンガーは、図示を省略しているがクランパ
ー(イ)(ロ)(ハ)(ニ)内に各設けた例えばエアー
でもって平行に開閉させるようにしたチャック形式(例
えば株式会社ミスミ製の品番X9664・平行開閉チャ
ック)による駆動機構により作動しうるようになされて
いるのである。そしてこれら各アームの開閉タイミング
は、アーム42a,42bが左右から、44a,44b
が上下から互いに接近して閉じている時、アーム41
a,41bは左右へ、そして43a,43bが上下に夫
々離反し、さらに上記前者のアームが開く直前に後者の
アームが閉じることにより各対接アーム間の針線Bが前
後所定位置で交互に挟持されることで保持されるのであ
る。
【0017】なお、前記の左右と上下に各開閉する一方
のアーム41a,41bと43a,43bの組、および
他方のアーム42a,42bと44a,44bの組は、
図示のように、各組のアームを前後接近して設けしめる
と共に、各組間には前後に若干の間隔Lを設けて配列し
ておくとよいのである。
【0018】次に前記回送体3の上部面に対接して設け
られる受止め枠5は、左右二つ割りの部材5a,5bに
より形成されていて、該受止め枠5の平坦な下面51
が、水平線に対して上記回送体3の回送方向前部がわを
低位とするよう、すなわち該回送体が図例の円柱状回転
体31であるとき、この回転体の軸心を通る鉛直線X−
Xに対し時計方向へ4〜10度の範囲、好ましくは図例
の7度傾けたX′−X′に直交する接線方向の傾斜体勢
として各部材5a,5bが前記保持体4の最後部に位置
するアーム41aと41bの各後端面に夫々一体に装着
されているのである。さらに該受止め枠5には両部材5
a,5bが相接近しているとき後部の反保持部4がわに
向けて略U字形に開口する凹部52が形成されているの
であり、然して前記保持部に挟持されている針線Bの先
端B′が凹部52の最深部面より外方へ若干突出してい
るのである。上記凹部52は図の状態よりさらに広巾と
なし、あるいは開口がわを左右に拡げたハの字に形成し
てもよいのである。なお、この受止め枠5と保持部4
は、回送体の上部に軸方向へ多数組並列させて用いるの
である。
【0019】なお、図6(1)〜(3)に示すように、
受止め枠5における上記針線Bの突出端に対向した正面
位置、および前記アーム42a,42bと43a,43
b間に設けられた間隔Lの上部位置には夫々針線Bの前
方および斜下方に向けてエアーを噴出させるノズル6
a,6bが設けられている。
【0020】上記構成を有する装置の使用例を以下、主
として図1と図6(1)〜(3)によって説明する。先
ず後部から前部方向へ一対毎に配列した各アーム41
a,41b・・・・44a,44b、ならびに受止め枠
5を夫々上下左右へ若干開かせて所要の針線Bを係合杆
28′がわから差し込ませ、次いで調節具24により支
持台25を前後動させて該針線の端部を受止め枠5の凹
部最深部から1mm前後臨出させた状態で他端を上記係合
杆に係止させたのち上記各アームを閉じ、さらに針線B
の上記臨出部での高さは、真珠Aが球形であるときその
半径相当分、また貫通穴が長軸方向に形成された卵形で
あるときには短軸長さの約1/2となるように脚22を
上下動させて定めるのである。次に回送体3を途中で適
宜増減速することを含めて約30mm/sec の速度で回転
させ乍ら該回送体を軸方向左右へ方向転換の際に停止す
る時の直前直後には減速させるようにして30mm/sec
程度の速度で反覆移動させるようにしておき、然して上
記受止め枠5と該枠を連設したアーム41a,41bお
よびその前部のアーム43a,43bを回送体3の例え
ば3往復動する毎に開かせると同時にノズル6aからク
リーンエアーを噴出させるようにし、さらに上記受止め
枠とアームが閉じたとき他の組である前部のアーム42
a,42bおよび44a,44bを開かせて同時にノズ
ル6bを動作させ、次いでこれを閉じるといった操作を
間歇的に行わせておく。
【0021】上記作動状態において、回送体3が軸方向
への移動端に達したとき、あるいはその直前直後ないし
は移動途中に受止め枠の凹部52内へ1ケの穴が貫通さ
れた真珠Aを供給すると(図6(1))、該真珠は回送
体3の回転により転動すると同時に受止め枠5の左右動
により凹部52の面に案内されながら揺動して刻々と穴
の向きと傾きが変化するのである。このように真珠が回
転し乍ら右および左に揺動する間において、回送体3の
回転速度と左右への移動速度を自動的に増減させるよう
にすると、上記凹部52内に臨出している針線Bの先端
が真珠貫通穴の入口に引っかかって該真珠が針先に突き
刺さった状態となるのである。
【0022】この回送体3が軸方向へ例えば3往復した
ときに受止め枠5とともにアーム41a,41bと43
a,43bを開かせるようにすると、針線の先端に突き
刺さらない真珠はこの開き時に該回送体の回転方向前方
に転げ落ちるのであり、そして前記のように突き刺さっ
た真珠は針線Bが傾斜されていること、およびノズル6
aからのエアーにより次位アーム位置に向けて送り出さ
れ(図6(2))、さらに上記アームが閉じると次のア
ーム42a,42bと44a,44bが開き同時にノズ
ル6bのエアー噴射により当該真珠は針線Bに挿通状態
として前方に送り出されるのである(図6(3))。な
お、真珠Aは図例の球形の他、卵形あるいは重心より上
下、左右が共に対称でないバロック形であってもよいの
である。また卵形の場合の貫通穴は長、短軸の何れでも
よいのである。
【0023】以上の行程により、針線に対し真珠が次々
と自動的に刺し通されるので、予定数が連珠状態となっ
たところで操作を中断させて取外し、爾後の検査あるい
はネックレス等への完成工程に移せばよいのである。
【0024】ところで、前記実施例は回送体3を円柱状
の回転体31として説明したが、この回転体31形式に
よると上部に供給した真珠が回転方向後方へ転げ落ち易
いといった弊害がある。
【0025】図7はこれに対処するものであり、すなわ
ちこの実施例は回送体3を前後平行な二軸間に無端ベル
ト32を針線Bの傾斜度に略沿わせて張架したもので、
これによると多数並列して行う真珠の受止め枠凹部内へ
の供給作業が容易となる。
【0026】さらに図8は前記回送体3を円板体33と
したもので、これによると該円板体の外周がわと内周が
わとにおける周速度が異なることになるので、上部の受
止め枠5を円板体33の半径方向に沿って反覆移動させ
る際に該円板体の回転速度を殊更に変化させる必要がな
いのである。
【0027】なお、前記した図7と図8の各実施例によ
るときは、前者では回送体32の回転方向と直交した方
向へ、また後者は回送体33を半径方向へ反覆移動させ
る機構が複雑になるのは避けられないのである。
【0028】
【発明の効果】以上詳述のように、本発明によれば針線
に対し貫通穴の形成された多数個の真珠を1個づつ自動
的に挿通する作業を能率よく、かつ連続して行なわせう
るのであり、しかも上記真珠の形状は、挿通確率に夫々
若干の差があるとしても、球形、卵形その他回送体上で
回転する形状のものであればバロックタイプであっても
よく、何れも球形のものと同様の手段で実施しうるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一実施例を示す側面図。
【図2】 図1の要部拡大側面図。
【図3】 同、一部切欠平面図。
【図4】 同、正面図。
【図5】(1)(2) 一部の作動状態を示す平面図と
正面図。
【図6】(1)(2)(3) 挿通の行程順を示す側面
図。
【図7】 他の実施例を示す一部の拡大側面図。
【図8】 さらに他の実施例を示す一部の拡大側面図。
【符号の説明】
3,31,32,33 回送体 4 保持部 41a,41b・43a,43b 一組のアーム 42a,42b・44a,44b 他の一組のアーム 5 受止め枠 51 下面 52 凹部 A 真珠 B 針線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真珠の貫通穴へ針線を順次挿通させる装
    置であって、 一方向へ速度調整を可能として回動させると共に、軸方
    向左右へ停止状態を含め高低速切替可能に反覆移動させ
    るようにした回送体と、 上記回送体の回動軸心と直角の向きに配設した針線の長
    手方向数ケ所を傾斜状態として挟持する保持部と、 前記回送体の回送方向前部側が低位とされた斜面部上に
    近接して設けられ、且つ該回送体の反回転方向側に向け
    て略U字形に開口する凹部を設けしめた左右二つ割りの
    受止め枠とからなり、 前記保持部は、上記針線の前後部分を左右と上下の各方
    向から夫々同時に接近、離反させるようにした一組のア
    ーム、及び該一組のアームと交互に開閉する少なくとも
    他の一組のアームとによって構成し、さらに前記受止め
    枠は、上記回送体の斜面部上に対接した体勢として上記
    保持部における回送体に最接近した左右のアームに各装
    着させると共に、該受止め枠の上記二つ割りとした凹部
    の最深部から針線の先端部を臨出せしめてなることを特
    徴とする真珠の貫通穴への自動通針装置。
  2. 【請求項2】 前記回送体が円柱状の回転体である請求
    項1に記載の真珠の貫通穴への自動通針装置。
  3. 【請求項3】 前記回送体が二軸間に張架した無端状の
    ベルトである請求項1に記載の真珠の貫通穴への自動通
    針装置。
  4. 【請求項4】 前記回送体が円板体である請求項1に記
    載の真珠の貫通穴への自動通針装置。
  5. 【請求項5】 前記回送体は外表面に摩擦資材を被着せ
    しめた請求項1〜4に記載の真珠の貫通穴への自動通針
    装置。
JP15915394A 1994-06-16 1994-06-16 真珠の貫通穴への自動通針装置 Pending JPH08318A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108527672A (zh) * 2018-04-15 2018-09-14 杭州天宏智能科技有限公司 一种珍珠自动打孔机

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