JPH08318657A - 感熱転写フィルム用カセット - Google Patents

感熱転写フィルム用カセット

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JPH08318657A
JPH08318657A JP7149708A JP14970895A JPH08318657A JP H08318657 A JPH08318657 A JP H08318657A JP 7149708 A JP7149708 A JP 7149708A JP 14970895 A JP14970895 A JP 14970895A JP H08318657 A JPH08318657 A JP H08318657A
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JP
Japan
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cassette
cassette case
thermal transfer
light
transfer film
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JP7149708A
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English (en)
Inventor
Kotaro Danjo
耕太郎 檀上
Hitoshi Saito
仁 斉藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Priority to AU42119/96A priority patent/AU700782B2/en
Priority to TW085100726A priority patent/TW285715B/zh
Priority to KR1019960001345A priority patent/KR100204461B1/ko
Priority to EP96100937A priority patent/EP0722840B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感熱転写プリンターに使用する感熱転写フィ
ルム用カセットに関して、誤使用されることがなく、適
正な印字を行え、且つ、偽造、変造されることのない感
熱転写フィルム用カセットを提供する。 【構成】 プラスチック製のカセットケース2と該カセ
ットケース2に収容された感熱転写フィルムとを有する
感熱転写プリンターに用いる感熱転写フィルム用カセッ
において、カセットケース2の外側面にプリンター
に対する印字情報が、光回折構造の光回折像として記録
された光回折構造20を、その表面がカセットケース2
の表面と同一面になるように、又はカセットケース2の
表面より窪んだ位置になるように射出成形同時絵付け法
により設けるか、或いは、更に該光回折構造20の上
に、二色射出成形法により、これを封じ込めるように透
明樹脂層21を設けた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱転写フィルムを用
いてサーマルヘッド等により感熱印字記録を行う感熱転
写プリンターに使用する感熱転写フィルム用カセットに
関し、更に詳しくは、感熱転写プリンターにおいて、カ
セット自体が、誤使用されることがなく、適正な印字を
行え、且つ、偽造もしくは変造に対する防止機能を有す
る感熱転写フィルム用カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】感熱転写プリンタに用いられる感熱転写
フィルム用カセットは、印字記録の用途に応じた感熱転
写フィルムを収納するために、種々の種類があり、例え
ば、OHPシート用のもの、医療画像用のもの、コンピ
ュターグラフィック用のものなどがある。これらカセッ
トは外見上はほぼ同じであるため、感熱転写プリンター
への装填時にカセットを取り間違えてしまい、そのまま
印字記録を行い良好な記録物が得られないという問題が
しばしば生じている。このような問題を解決するため
に、種々の提案がなされ、例えば、実開平3−2936
7号には、感熱転写フィルム用カセットのカセットケー
ス外面に、感熱転写インキ特性を特定する反射マークあ
るいは用途を特定する反射マークを設けて、マークを設
けた位置よりそれらの情報をプリンターに伝えようとす
るカセットが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法でも、カセットケースに設けられたアルミニウムを蒸
着したポリエステルフィルムなどからなる反射マークの
位置で、種々の情報を読み取るのにすぎないので、必ず
しも使用する感熱転写プリンターや特定用途に適してい
ない感熱転写フィルムを収めたカセットケースであって
も、適正なカセットケースに形成されている反射マーク
の位置にその反射マークが形成されてしまえば、そのカ
セットケースは感熱転写プリンターに収納され、印字記
録が行われてしまい、例えば、OHPシート用では印字
濃度が不足し、また、医療用途では高細密な画像が得ら
れず、診療に使用できないという問題が発生する。ま
た、上記のような感熱転写フィルム用カセットにおいて
は、その用途の多様化と使用量の増大、および、性能の
高度化などに伴い、カセット自体の偽造或いは変造の問
題が発生しており、これらに対する対策も要望されてい
る。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
感熱転写フィルム用カセットが、プリンターにおいて誤
使用されることがなく、適正な印字を行え、且つ、偽造
或いは変造されることのない感熱転写フィルム用カセッ
トを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、下記の本
発明により解決される。即ち、本請求項1の発明は、合
成樹脂よりなるカセットケースと、該カセットケース内
に収容された感熱転写フィルムとを有する、感熱転写プ
リンターに印字のために収納される感熱転写フィルム用
カセットであって、カセットケースの外面に、感熱転写
プリンターに対する印字のための情報が光回折構造の回
折像として記録された光回折構造を、該光回折構造の表
面がカセットケースの表面と同一面になるように、また
は、光回折構造の表面がカセットケースの表面より窪ん
だ位置になるように設けたことを特徴とする感熱転写フ
ィルム用カセットからなる。
【0006】そして、本請求項2の発明は、合成樹脂よ
りなるカセットケースと、該カセットケース内に収容さ
れた感熱転写フィルムとを有する、感熱転写プリンター
に印字のために収納される感熱転写フィルム用カセット
であって、カセットケースの外面に、感熱転写プリンタ
ーに対する印字のための情報が光回折構造の回折像とし
て記録された光回折構造を、該光回折構造の表面がカセ
ットケースの表面と同一面になるように、または、光回
折構造の表面がカセットケースの表面より窪んだ位置に
なるように設け、更に該光回折構造の上に透明樹脂層を
設けたことを特徴とする感熱転写フィルム用カセットか
らなる。尚、上記の本発明において、光回折構造は、ホ
ログラムや回折格子などの光を回折するための構造を有
しているものを指す。
【0007】
【作用】本請求項1の発明の感熱転写フィルム用カセッ
トは、カセットケースの外面に感熱転写プリンターに対
する印字のための情報が光回折構造の回折像として記録
された光回折構造が設けられているので、カセットケー
スの光回折構造にプリンター内のレーザー発振器などか
らの再生光が照射されると、記録されている回折像が再
生され、その像がプリンター内の受光部で検知されて電
気的情報となり、その情報に基づいて感熱転写プリンタ
ーが適正な印字動作に入る。また、カセットケースの外
面に設けられている前記光回折構造を、該光回折構造の
表面がカセットケースの表面と同一面になるように、ま
たは、光回折構造の表面がカセットケースの表面より窪
んだ位置になるように設けているので、偽造、変造など
の目的でこれを剥がして貼り換えようとしても、剥がす
ためのとっかかりがなく剥がすことができないため、偽
造、変造を防止できる。
【0008】本請求項2の発明の感熱転写フィルム用カ
セットは、カセットケースの外面に感熱転写プリンター
に対する印字のための情報が光回折構造の回折像として
記録された光回折構造が設けられており、この点は前記
本請求項1の発明の感熱転写フィルム用カセットと同じ
であり、その作用も同一である。そして、カセットケー
スの外面に設けられている前記光回折構造を、該光回折
構造の表面がカセットケースの表面と同一面になるよう
に、または、光回折構造の表面がカセットケースの表面
より窪んだ位置になるように設け、更に、該光回折構造
の上に透明樹脂層を設けているので、光回折構造自身は
透明樹脂層の下に埋め込まれた状態となり、偽造、変造
などの目的で剥がそうとしても、剥がすことは略不可能
であり、偽造、変造を一層確実に防止できる。
【0009】
【実施例】次に、図面に基づき、本発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明の感熱転写フィルム用カセ
ットの一実施例を示す斜視図である。感熱転写フィルム
用カセット1は、ポリスチレン、ABS樹脂(アクリロ
ニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂)などから
なるカセットケース2内に、ケースに回転可能に保持さ
れた感熱転写フィルムの繰出ロール3から供給されて、
巻き取りロール4に巻き取られている感熱転写フィルム
10を収容している。カセットケース2は、サーマルヘ
ッドによる印字のためのスリット状開口部5aと5b を
有しており、この間の部分で感熱転写フィルム10が露
出している。そして、巻き取りロール4を収納する部分
のカセットケース2の外側面に光回折構造20として例
えば反射型のホログラムなどが設けられている。但し、
この取り付け位置は、使用するプリンターの構造によっ
ても異なるため限定するものではない。
【0010】上記のホログラムには、例えば、このカセ
ットを使用できる感熱転写用プリンターの機種を示す情
報と、カセットに収容されている感熱転写フィルムの用
途を示す情報が光学的に記録されている。そして、再生
光として半導体レーザーなどが照射されると、記録され
ていたホログラム像が、ホログラムから特定の位置に再
生する。上記のような印字情報は、例えば、感熱転写用
プリンターの機種を示す情報が英字のCPというホログ
ラム像として、また感熱転写フィルムの用途を示す情報
が数字の12というホログラム像としてホログラムに記
録されており、この像が結像し再生されてCCDイメー
ジセンサーで検知される。CCDイメージセンサーに再
生されたホログラム像が検知されると、ホログラム像と
して記録されていた印字情報が光学情報から電気情報に
変換されて、プリンターの感熱転写フィルムと受像シー
トの搬送回路とサーマルヘッド制御回路に送られて、印
字情報に応じてサーマルヘッドが感熱転写フィルムを加
熱し、感熱転写フィルムと重なるようにして搬送された
受像シートに印字が開始される。
【0011】この例では、ホログラムには印字情報とし
て文字パターンがホログラム像として記録されていた
が、記録されるホログラム像としては、バーコード、四
角形、円形などのパターン像でも良く、また、結像位置
も有限遠、若しくは無限遠にかかわらず、CCDイメー
ジセンサーで検知できるホログラム像がホログラムに記
録されていれば良い。また、記録される印字情報として
は、感熱転写用プリンターの機種を示す情報、感熱転写
用フィルムの用途の情報、感熱転写フィルムのインキ特
性の情報があり、これらは複合して記録されても、また
単独で記録されても良い。一つの情報だけが単独で記録
されている場合には、プリンターの特定位置に設けられ
たCCDイメージセンサーに、プリンターが指定する位
置にホログラムの像が再生されて、この像が検知されれ
ばプリンターは印字動作に入ることになる。しかし、カ
セットケースに設けられているホログラムが似ていて
も、記録されているホログラム像の再生する位置が、C
CDイメージセンサーの検知し得る位置と異なれば、プ
リンターは印字動作に入ることはない。
【0012】感熱転写用プリンターの機種を示す情報
は、感熱転写フィルム用カセットを支障なく用いること
ができる特定のプリンターの機種を示す情報であり、特
定された感熱転写プリンターに、その情報を持たないカ
セットが収納された場合に、プリンターが印字動作に入
らないようにしたものである。感熱転写用フィルムの用
途の情報とは、そのカセットに収納されている感熱転写
フィルムが、ビデオ画像記録の一般の紙受像シート用で
あるのか、OHP用であるのか、医療画像用であるの
か、また、コンピュータグラフィック用のものであるの
かを示すものである。そして、この情報に合わせてプリ
ンターはサーマルヘッドの加熱条件等を設定するが、カ
セットからの印字情報がプリンターを作動させるための
画像情報と異なる場合には、プリンターは印字動作を開
始しない。感熱転写フィルムのインキ特性の情報は、感
熱転写フィルムのマゼンタ色材層、シアン色材層および
イエロー色材層に合わせて、色補正のためのサーマルヘ
ッドの加熱条件の設定を示すものであり、同じ用途の感
熱転写フィルムであっても、ロットのバラツキにより生
じる印字色彩、濃度のふれを補正するためのものであ
る。
【0013】本発明で使用できる光回折構造20の代表
的な例としては、平面型または体積型のホログラム、或
いは回折格子などが挙げられるが、ホログラムでは、平
面型のホログラムでホログラム像が微小な凹凸として記
録されているレリーフ型ホログラムが、カセットケース
に設ける際の熱転写方式や熱接着方式に対応する熱転写
シート、或いは、熱接着性ラベル(シール)に加工し易
いため好ましく用いられる。ホログラムの記録として
は、フレネルホログラム、フラウンホーファーホログラ
ム、レンズレスフーリエ変換ホログラムなどのレーザー
再生型ホログラムが、プリンター内に設けられる再生光
源発振器、及び受光部での読み取り精度の高さの点で適
している。
【0014】また、ホログラムを機能的、意匠的に分け
た場合には、光反射性金属薄膜層を有する全反射層付き
レリーフホログラム或いは光反射性金属薄膜層に相当す
る層が透明性を有する部分反射層付きレリーフホログラ
ムを用いることができる。また、意匠性に優れるレイン
ボーホログラムやリップマンホログラム等を用いること
もできるし、光学的に作製される回折格子や、EB描画
手法等による直描型回折格子を用いることもできる。特
に、直描型は、任意のパターンを形成でき、また、同一
のものを再生光から推測して作製することは不可能に近
く偽造防止の目的には適している。上記、回折格子の場
合も前記のホログラムの場合と同様に熱転写シート、或
いは、熱接着性ラベル(シール)の形に加工したものを
用いることができる。
【0015】本発明において、カセットケースの外面に
設けた光回折構造20には、前述したように感熱転写プ
リンターに対する印字情報が光回折構造の回折像として
記録されており、その情報をプリンターに検知させるこ
とによって、光回折構造20は、感熱転写フィルム用カ
セットが適正に使用される機能を果たすと共に、光回折
構造20をカセットケース2の外面に設ける際、以下の
図2で説明するように、光回折構造20の表面がカセッ
トケース2の表面と同一面になるように、または、光回
折構造20の表面がカセットケース2の表面より窪んだ
位置になるように設け、或いは、前記のように設けた光
回折構造20の上に、更に透明樹脂層21を設けている
ため、光回折構造20を貼り換えてカセットを偽造、或
いは、変造しようとしても光回折構造20を剥がすこと
ができず、また、無理に剥がした場合には、光回折構造
20が破壊されて再使用できないという機能を有するも
のである。
【0016】図2の(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)
は、それぞれ図1に示した本発明の感熱転写フィルム用
カセット1において、カセットケース2の外面に光回折
構造20を設けた状態の詳細を説明する要部拡大断面図
であり、カセットケース2のA−A′線断面の要部拡大
断面図である。尚、本発明は、これらの図に限定するも
のではない。図2の(イ)は、カセットケース2の外面
に、光回折構造20をその表面が、カセットケース2の
表面と同一面になるように設けたものであり、このよう
な光回折構造20を有するカセットケース2は、公知の
射出成形同時絵付け法により、光回折構造20のロール
状熱転写シートを用いて一体化転写成形する方法、また
は、光回折構造20の枚葉の熱接着性ラベル(シール)
を射出成形機の金型内にインサートして一体化成形する
方法により効率的に製造することができる。
【0017】図2の(ロ)は、カセットケース2の外面
に、光回折構造20をその表面が、カセットケース2の
表面より窪んだ位置になるように設けたものであり、こ
のような光回折構造20を有するカセットケース2は、
通常、枚葉の光回折構造20の熱接着性ラベル(シー
ル)を射出成形機の金型内にインサートして一体化成形
する方法で製造することが適しているが、窪みの深さが
数mm程度であれば、ロール状熱転写シートを用いる射
出成形同時絵付け法によっても製造できる。上記図2の
(イ)および(ロ)は、本請求項1の発明に該当するも
のであり、従来の、カセットケース2の成形物に対し
て、後加工として光回折構造20を熱転写またはラベル
(シール)貼りなどにより設ける方法の場合は、いずれ
も光回折構造20が、少なくともその厚さ分程度はカセ
ットケース2の表面から突出して設けられるため、カセ
ットの搬送時などに傷が付いたり、偽造、変造の目的で
剥がそうとした時、剥がすためのとっかかりとなる危険
性があり好ましくなかった。これに対して、上記図2の
(イ)または(ロ)に示すように、射出成形同時絵付け
法により、光回折構造20の表面がカセットケース2の
表面と同一面になるように、または、光回折構造20の
表面がカセットケース2の表面より窪んだ位置になるよ
うに、一体化成形して製造することにより、生産性もよ
くなり、また、光回折構造20の表面に傷も付きにく
く、剥がそうとしてもそのとっかかりがなく、接着も強
固であるため剥がすことができず、偽造、変造を防止す
ることもできる。
【0018】図2の(ハ)は、カセットケース2の外面
に、光回折構造20をその表面が、カセットケース2の
表面と同一面になるように設け、更にその上に透明樹脂
層21を設けた構成である。このような光回折構造20
を有するカセットケース2は、従来公知の二色射出成形
法により製造することができる。即ち、第1ステップと
して、ロール状熱転写シート、または、枚葉の熱接着性
ラベル(シール)を用いる射出成形同時絵付け法によ
り、光回折構造20をその表面がカセットケース2の表
面と同一面になるように一体化成形して設けたカセット
ケース2を作成し、次に第2ステップとして、これを射
出成形機の金型内にインサートした状態で、該光回折構
造20の上にこれを覆うように透明樹脂層21を射出成
形して設けることにより製造することができる。
【0019】只、上記のような二色成形法を採る場合、
第2ステップによる透明樹脂層21も、射出成形により
設けられるため、必然的にある程度の厚さ、通常、約1
mm程度、またはそれ以上の厚さで設けられる。従っ
て、光回折構造20は透明樹脂層21によって埋め込ま
れた状態に設けられるため、第1ステップでは、必ずし
も光回折構造20の表面がカセットケース2の表面と同
一面になるように成形する必要がなく、例えば、カセッ
トケース2の成形物に、後加工として光回折構造20を
熱転写などにより設けたもの、即ち、カセットケース2
の表面に対して光回折構造20が、その厚さ分程度突出
した状態で設けられたものであってもよく、このような
カセットケース2を用いて、第2ステップのインサート
方式による射出成形を行い、光回折構造20を透明樹脂
層21で封じ込めるようにすることもできる。
【0020】図2の(ニ)は、カセットケース2の外面
に、光回折構造20を、その表面がカセットケース2の
表面より窪んだ位置になるように設け、更に、該光回折
構造20の上に透明樹脂層21を設けたものである。こ
のような光回折構造20を有するカセットケース2は、
前記図2の(ハ)の場合と同様、二色射出成形法により
製造することができる。即ち、第1ステップとして、例
えば図2の(ロ)で説明したように、枚葉の熱接着性ラ
ベル(シール)を用いる射出成形同時絵付け法により、
カセットケース2の表面より窪んだ位置に光回折構造2
0を一体化成形して設けたカセットケース2を作成し、
次に第2ステップとして、前記カセットケース2を射出
成形機の金型内にインサートし、光回折構造20を設け
た窪みの上に、溶融樹脂を射出成形して透明樹脂層21
を設ける方法で製造できる。上記図2の(ハ)および
(ニ)は、本請求項2の発明に該当するものであり、い
ずれも光回折構造20の上には、約1mm程度、または
それ以上の厚さの透明樹脂層21が設けられているた
め、光回折構造20に独特の意匠性を出せると共に、透
明樹脂層21が完全に光回折構造20を保護し、また、
光回折構造20を剥がすことも不可能であり、偽造、変
造の防止効果においても最も優れたものである。
【0021】尚、本発明におけるカセットケース2の材
料は、従来使用しているものでよく、例えば、ポリスチ
レン、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
合成樹脂に、必要に応じて顔料、帯電防止剤、滑剤など
を添加したものが使用できる。また、カセットケース2
の形状、色彩などは特に限定されず、使用するプリンタ
ーに応じて適した形状、色彩にすることができる。ま
た、光回折構造20の上に設ける透明樹脂層21には、
カセットケース2と同種の透明樹脂が使用できるが、透
明性を有しカセットケース2と接着性の良い樹脂であれ
ば異なる種類の樹脂も使用できる。また、透明樹脂層2
1は、カセットケース2との接着性は良くても、光回折
構造20との接着性が不足する場合には、光回折構造2
0の表面に接着性を向上させるためのアンカーコート
層、接着性樹脂層などを設けることもできる。
【0022】本発明において、カセットケース2の外面
に設ける光回折構造20として各種のホログラムや回折
格子が使用できることは、先に説明した通りであるが、
代表的な光反射性金属薄膜層を有する全反射層付きレリ
ーフホログラムを用いる場合、その構成は例えば下記の
ようになる。 熱転写シート形式の場合 剥離性支持体シート/剥離透明保護層/ホログラム形成
層/反射性金属薄膜層/接着剤層(感熱接着剤または熱
接着性樹脂) 熱接着性ラベル(シール)形式の場合 透明保護層/ホログラム形成層/反射性金属薄膜層/接
着剤層(感熱接着剤または熱接着性樹脂)
【0023】上記の構成において、透明保護層は必要に
応じて設けるものであり、図2の(ハ)、(ニ)に示し
たように光回折構造20の上に透明樹脂層21を設ける
ような場合には除くこともできる。また、剥離透明保護
層または透明保護層とホログラム形成層の間、或いは、
ホログラム形成層と反射性金属薄膜層の間などで接着性
が不足する場合には、これを向上させるためのアンカー
コート層などを追加して設けてもよい。また、上記の構
成の各層に使用する材料は、従来公知の材料は略そのま
ま使用することができる。只、本発明では上記の熱転写
シートまたは熱接着性ラベル(シール)を射出成形用金
型内に入れて、その接着剤層面にカセットケース用のポ
リスチレン、或いはABS樹脂などの樹脂を射出して一
体化成形するため、これに適合する程度の耐熱性は必要
である。
【0024】上記、剥離性支持体シートとしては、例え
ば薄葉紙、上質紙などの紙もしくはプラスチックフィル
ムの表面に剥離性塗料を塗布したもの、或いは、剥離性
樹脂を押し出しコーティングしたものが使用できる。前
記プラスチックフィルムとしては、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどのポリオレフィン、ポリエステル、ポリ
アミド、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデンなどの単独またはその共重合体フィルムが使用
できる。これらの中で、ポリプロピレンやポリエチレン
或いはポリエチレンテレフタレートなどはそれ自体適度
の剥離性を有するため、前記剥離性樹脂としても使用で
きるほか、そのフィルムは単独で剥離性支持体シートと
して使用できる。特に、2軸延伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルムは、適度の剥離性のほか耐熱性にも優れ
ており剥離性支持体シートとして好適に使用できる。
【0025】剥離透明保護層としては、種々の合成樹脂
を使用することができるが、耐擦傷性、耐汚染性、耐油
性などの性能を考慮して選択する。好ましい合成樹脂と
しては、例えば、ポリメチルメタクリレート樹脂と他
の熱可塑性樹脂、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体もしくはニトロセルロース樹脂との混合物、ポリメ
チルメタクリレート樹脂とポリエチレンワックスとの混
合物、酢酸セルロース樹脂と熱硬化性樹脂、例えばエ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂もしくは熱
硬化型アクリル樹脂との混合物などがあり、これらを塗
布液として、剥離性支持体シートに塗布し、加熱乾燥、
或いは反応硬化させることにより剥離透明保護層を形成
できる。
【0026】また、前記熱接着性ラベル(シール)形式
の場合の透明保護層は、基本的にはホログラム形成層を
保護する層であるため、樹脂の塗膜層であってもよく、
或いは、ラミネートなどにより積層したフィルムであっ
てもよい。只、通常、ホログラム形成層、反射性金属薄
膜層、接着剤層は、薄い層で形成されることが多く、特
に、ホログラム形成層が支持体シートを兼ねる程度の厚
さを有する場合は問題ないが、ホログラム形成層が薄い
層で強度的にも弱い層である場合には、これをベースと
して、その微細凹凸によるホログラム記録面に、その他
の各層を蒸着もしくはスパッタリング、或いは、コーテ
ィングなどにより積層していくことは作業上困難性が大
きく好ましくない。従って、透明保護層は、ホログラム
形成層の保護層であると同時に、その他の各層を設ける
際の支持体を兼ねるものが好ましく、例えば、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロンなどの
2軸延伸フィルムやポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリアク
リロニトリルなどの単独またはその共重合体、或いは、
セルロース系樹脂などの透明フィルムが使用でき、これ
をベースとして、その上にホログラム形成層以下の各層
を順次積層することが好ましい。上記の透明フィルムの
中で、特に、抗張力、耐擦傷性、透明性、耐熱性などに
優れる2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは
透明保護層として好ましく用いられる。そして、透明保
護層の厚さは、5〜100μm程度が好ましく、10〜
50μmが更に好ましい。
【0027】ホログラム形成層は、再生光の照射により
再生される印字情報のホログラム像が、層表面に微小凹
凸形状として記録されている層である。この微小凹凸形
状は、ピッチが0.1〜2μmで、凹凸の高低差が0.
01〜2μm程度の凹凸パターンで形成される。これを
ホログラム形成層に設ける方法は、先ず、所望の微小凹
凸パターンのレリーフ版を作成し、この版から公知の各
種賦型法によりホログラム形成層の樹脂に賦型すること
ができる。ホログラム形成層を構成する樹脂としては、
例えば、各種のアクリレート型樹脂やメタアクリレート
型樹脂等の紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂、熱硬
化型樹脂等の硬化性樹脂が好適に用いられるが、熱可塑
性樹脂を用いることもできる。これらの中で電子線硬化
型樹脂は、特に、耐熱性に優れており、本発明において
も好ましく用いられる。
【0028】そして、ホログラム形成層の樹脂が熱可塑
性樹脂の場合は、加熱加圧を利用するエンボス法、或い
は、溶融樹脂をレリーフ版表面に膜状に流し、凹凸部分
に押し込んだ後、冷却し版から離型させる方法などによ
り賦型し、大量に複製することができる。また、ホログ
ラム形成層の樹脂が紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹
脂、熱硬化型樹脂などの硬化性樹脂の場合には、未硬化
の樹脂をレリーフ版表面に膜状に流して凹凸部分を埋め
た後、紫外線照射、電子線照射、或いは加熱などにより
樹脂を反応硬化させ、その後、版から離型することによ
り賦型し、複製することができる。このようにして表面
層に所望の微小凹凸パターンを有するホログラム形成層
が形成できるが、この層自体の厚さは、ホログラムの用
途などにより変わるが、通常、0.1〜50μm程度の
範囲である。
【0029】反射性金属薄膜層は、ホログラム形成層に
光反射性を与えるために設けるもので、光反射性の金属
薄膜層が適しており、例えば、アルミニウム、クロム、
ニッケル、銀、金などの金属の薄膜が好ましく用いられ
る。この薄膜は、公知の真空蒸着法やスパッタリング
法、イオンプレーティング法などにより、ホログラム形
成層の表面に形成した微小凹凸パターン面に形成するも
のである。特に、スパッタリング法によるものは、耐熱
性が高く、後工程で射出成形を行う本発明の用途には適
している。その膜厚は、10〜10,000Å程度の厚
さが好ましい。膜厚が10Å以下の場合は光反射性が不
充分となるため好ましくない、一方、膜厚が10,00
0Å以上は、既に光反射性は充分あり、それ以上必要性
がなく、むしろコスト面で不利となる。
【0030】また、本発明においては、反射性金属薄膜
層には、上記の金属以外に、ホログラム形成層の屈折率
よりも、屈折率が0.3以上大きく、好ましくは0.5
以上大きく、光透過性である材料も用いることができ
る。この場合、光の反射は全反射ではなく部分反射とな
るが、材料として例えば、酸化チタン、硫化亜鉛、酸化
タングステン等の金属化合物などの化合物が挙げられ、
これらを真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレー
ティング法、CVD法などにより100〜5000Åの
厚さで薄膜を形成することにより設けることができる。
上記のような反射性薄膜層は、光透過性であるがホログ
ラム形成層と屈折率の差を有するため部分的な反射があ
り、再生光が照射された時にホログラム形成層表面の微
小凹凸によりホログラム像が再生されるものである。
【0031】次に接着剤層であるが、これは光回折構造
が射出成形によりカセットケースに一体化成形された
際、カセットケース表面に光回折構造を強固に接着させ
るためのものであり、カセットケースの樹脂に対して熱
接着性を有する樹脂を適宜用いることができる。例え
ば、カセットケースがポリスチレンである場合は、アク
リル酸エステル樹脂またはその共重合樹脂、或いは、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂などが使用でき、ま
た、カセットケースがポリプロピレンなどのポリオレフ
ィンである場合には、塩素化ポリプロピレン、或いは、
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂などが使用できる。接
着剤層の形成は、溶液の塗布のほか、樹脂の押し出しコ
ーティングによっても可能であるが、通常、溶液の塗布
による方法が簡便であり、例えば、上記の樹脂を有機溶
剤に溶解し、塗布液としたものを公知のロールコート或
いはバーコートなどの手法で塗布、乾燥することにより
接着剤層を形成できる。接着剤層の厚さは、通常、1〜
20μm程度が適当である。
【0032】尚、本発明において、光回折構造20は、
光透過性の材料で各層を形成し、全体を光透過性とする
こともできる。このような光回折構造20をカセットケ
ースに設けた場合には、光回折構造20の下のカセット
ケースの地肌を見せることもできる。また、光回折構造
20に透明性の顔料、染料等の着色剤を含有させて色を
つけることも可能である。
【0033】本発明の感熱転写フィルム用カセット1に
おいて、光回折構造20をカセットケース2に設ける位
置は前にも記したように限定はされないが、繰り出しロ
ール3、或いは、巻き取りロール4を収納する部分のカ
セットケース2の外側面に光回折構造20を設けること
が、受光部と再生光源発振器のプリンター内の配置に関
して、スペースを大きく取らずに済むという利点があ
る。また、カセットケース2に設けられる光回折構造2
0の大きさは、記録される印字情報の量によるが、単一
の情報のみが記録される場合には1センチ四方程度の大
きさでよい。
【0034】また、本発明のカセット1を使用する感熱
転写プリンターに用いられる再生光源発振器としては、
光回折像を再生できる再生光を出すものであれば何でも
利用でき、ナトリウムランプ、メタルハライドランプ等
の放電ランプ類、ガスレーザー、半導体レーザー等のレ
ーザー類、更には、ELパネル、発光ダイオード類も使
用できる。特に、半導体レーザーは、レーザー再生のレ
リーフ型ホログラムに適しており、プリンター内の設置
にもスペースをとらず好適に利用できる。
【0035】また、受光部としては、光電管、イメージ
管、SEC管、ビジコン、サチコン等の撮像管、固体撮
像、CCDイメージセンサー、フォトダイオードアレ
イ、フォトトランジスタアレイ等が使用できる。特に、
ホログラムの再生像を検知して光情報を電気情報に変換
させるにはCCDイメージセンサーが、その大きさから
も好適に使用できる。
【0036】本発明の感熱転写フィルム用カセット1を
使用する感熱転写記録方法は、従来の感熱転写プリンタ
ーに、再生光源発振器、受光部、および、受光部で検知
した光情報を、感熱転写フィルムおよび受像シートの搬
送制御回路とサーマルヘッドの制御回路に電気情報とし
て伝える回路を設けることにより実施することができ
る。そして、このような感熱転写記録方法は、光回折構
造20として回折格子を用いた場合にもホログラムと同
様に実施できる。
【0037】本発明のカセットに収納される感熱転写フ
ィルムは、プラスチックのベースフィルム上に昇華染料
を含有させたバインダー材からなるマゼンタ、シアン、
イエローの塗り分けられた色材層を有する昇華型転写フ
ィルム、或いは、顔料をワックスなどのバイダーに含有
させ、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの塗り分
けられた色材層を有する感熱溶融型転写フィルム、更に
は、両者を組み合わせた転写フィルムなどいずれも用い
ることができる。また、上記の転写フィルムにおいて単
色の色材層を有するものも使用することができる。ま
た、この感熱転写記録方法で用いられる被転写紙は、昇
華型転写フィルムを使用する場合は、所謂染料受容層を
基材の上に形成してなるものが利用でき、基材は紙、合
成紙、プラスチックフィルム、或いは、それらの積層体
であり、OHP用途では透明プラスチックフィルムが使
用される。また、感熱溶融型転写フィルムの場合には、
一般の紙も使用できる。
【0038】
【発明の効果】本発明の感熱転写フィルム用カセット
は、カセットケースにプリンターに対する印字情報が、
光回折構造の回折像として記録された光回折構造を設
け、且つ、その光回折構造を、光回折構造の表面がカセ
ットケースの表面と同一面になるように、または、光回
折構造の表面がカセットケースの表面より窪んだ位置に
なるように設けるか、或いは、更に前記光回折構造の上
に透明樹脂層を積層して光回折構造が埋め込まれるよう
に設けた構成を採っている。従って、プリンターにおい
て、光回折構造に再生光を照射することにより特定の位
置に光回折像が再生され、記録されている情報を正確に
読み取ることができるため、プリンターに対するカセッ
トの誤使用を防止することができ、製品に期待される印
字を正しく行うことができる。そして、カセットを偽
造、或いは変造する目的で光回折構造を剥がし、貼り換
えようとしても、光回折構造が強固に接着されている
上、剥がすためのとっかかりもないため剥がすことがで
きず、更に、光回折構造が透明樹脂層で埋め込まれるよ
うに設けられている場合には、剥がすこと自体が不可能
となり、カセットの偽造或いは変造を一層確実に防止で
きる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱転写フィルム用カセットの一実施
例を示す模式斜視図である。
【図2】図2の(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は、そ
れぞれ図1に示したカセットにおいて、カセットケース
の外面に光回折構造を設けた状態を説明する要部拡大断
面図である。
【符号の説明】
1:感熱転写フィルム用カセット 2:カセットケース 3:繰り出しロール 4:巻き取りロール 5a,5b:スリット状開口部 10 :感熱転写フィルム 20 :光回折構造 21 :透明樹脂層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂よりなるカセットケースと、該
    カセットケース内に収容された感熱転写フィルムとを有
    する、感熱転写プリンターに印字のために収納される感
    熱転写フィルム用カセットであって、カセットケースの
    外面に、感熱転写プリンターに対する印字のための情報
    が光回折構造の回折像として記録された光回折構造を、
    該光回折構造の表面がカセットケースの表面と同一面に
    なるように、または、光回折構造の表面がカセットケー
    スの表面より窪んだ位置になるように設けたことを特徴
    とする感熱転写フィルム用カセット。
  2. 【請求項2】 合成樹脂よりなるカセットケースと、該
    カセットケース内に収容された感熱転写フィルムとを有
    する、感熱転写プリンターに印字のために収納される感
    熱転写フィルム用カセットであって、カセットケースの
    外面に、感熱転写プリンターに対する印字のための情報
    が光回折構造の回折像として記録された光回折構造を、
    該光回折構造の表面がカセットケースの表面と同一面に
    なるように、または、光回折構造の表面がカセットケー
    スの表面より窪んだ位置になるように設け、更に該光回
    折構造の上に透明樹脂層を設けたことを特徴とする感熱
    転写フィルム用カセット。
JP7149708A 1995-01-23 1995-05-25 感熱転写フィルム用カセット Pending JPH08318657A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0988991A2 (en) 1998-09-24 2000-03-29 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Thermal transfer sheet, thermal transfer recording method, thermal transfer recording system, resonance circuit and process for producing the same
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