JPH08318559A - ウエザストリップの押出成形部の製造方法及びその成形装置 - Google Patents
ウエザストリップの押出成形部の製造方法及びその成形装置Info
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- JPH08318559A JPH08318559A JP7128514A JP12851495A JPH08318559A JP H08318559 A JPH08318559 A JP H08318559A JP 7128514 A JP7128514 A JP 7128514A JP 12851495 A JP12851495 A JP 12851495A JP H08318559 A JPH08318559 A JP H08318559A
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- B29C2948/00—Indexing scheme relating to extrusion moulding
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】シール部の長さ方向に沿って部分的に凹部を有
する押出成形部を製造するに際し、作業性の簡素化及び
コストダウンを図る。 【構成】成形装置21は、押出機22及び開口部24を
有するダイ23等を備える。ダイ23の前側には凹部1
4を形成するための手段として、第1及び第2のアーム
27,28及びローラ29等が設けられる。押出機22
により開口部24から未加硫ゴムが押出され、押出成形
部の一般部分の概略形状が形成される。所定のタイミン
グが到来したとき、第1のアーム27が移動し、第2の
アーム28が回動する。すると、ローラ29が押し出さ
れた未加硫ゴムに圧接し、未加硫ゴムにはローラ29の
当接面形状に対応した凹部14が形成される。このた
め、シール部の一部に、長手方向に沿って凹部14が形
成されてなる部分と、凹部14が形成されていない一般
部分とが連続的になっている押出成形部が1つの成形装
置21によって得られる。
する押出成形部を製造するに際し、作業性の簡素化及び
コストダウンを図る。 【構成】成形装置21は、押出機22及び開口部24を
有するダイ23等を備える。ダイ23の前側には凹部1
4を形成するための手段として、第1及び第2のアーム
27,28及びローラ29等が設けられる。押出機22
により開口部24から未加硫ゴムが押出され、押出成形
部の一般部分の概略形状が形成される。所定のタイミン
グが到来したとき、第1のアーム27が移動し、第2の
アーム28が回動する。すると、ローラ29が押し出さ
れた未加硫ゴムに圧接し、未加硫ゴムにはローラ29の
当接面形状に対応した凹部14が形成される。このた
め、シール部の一部に、長手方向に沿って凹部14が形
成されてなる部分と、凹部14が形成されていない一般
部分とが連続的になっている押出成形部が1つの成形装
置21によって得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺状に形成された押
出成形部と、金型装置により押出成形部に対し連続的に
接続成形された型成形部とを備えたウエザストリップに
係り、詳しくは、シール部の一部に長手方向に沿って凹
部が形成されてなる部分と、凹部が形成されていない一
般部分とを有するウエザストリップの押出成形部の製造
方法及びその成形装置に関するものである。
出成形部と、金型装置により押出成形部に対し連続的に
接続成形された型成形部とを備えたウエザストリップに
係り、詳しくは、シール部の一部に長手方向に沿って凹
部が形成されてなる部分と、凹部が形成されていない一
般部分とを有するウエザストリップの押出成形部の製造
方法及びその成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の車両本体開口部周縁
には、ドア等の相手部材との間をシールするためにウエ
ザストリップが装着されている。図8に示すように、ウ
エザストリップ51は、押出成形法により長尺状に形成
され、ほぼ同一の断面形状を有する押出成形部52,5
3,54,55と、金型装置により押出成形部52〜5
5に対し連続的に接続成形された型成形部56,57,
58,59,60(図で散点模様を付した部分)とを備
えている。
には、ドア等の相手部材との間をシールするためにウエ
ザストリップが装着されている。図8に示すように、ウ
エザストリップ51は、押出成形法により長尺状に形成
され、ほぼ同一の断面形状を有する押出成形部52,5
3,54,55と、金型装置により押出成形部52〜5
5に対し連続的に接続成形された型成形部56,57,
58,59,60(図で散点模様を付した部分)とを備
えている。
【0003】図9に示すように、ウエザストリップ5
1、例えば押出成形部55は、車両本体に取着される基
部61と、中空状のシール部62とを備えている。そし
て、ドアガラスの端縁部分がシール部62に当接した場
合には、自身が撓んで、当該端縁部分との間をシールす
るようになっている。
1、例えば押出成形部55は、車両本体に取着される基
部61と、中空状のシール部62とを備えている。そし
て、ドアガラスの端縁部分がシール部62に当接した場
合には、自身が撓んで、当該端縁部分との間をシールす
るようになっている。
【0004】ところで、ウエザストリップ51のうち、
車両のルーフ部に相当する部分は、ドアガラス端縁の包
み込みをより確実にする必要がある。このため、従来で
は、ルーフ部に相当する部分の押出成形部54のシール
部62のうち、前記ドアガラス端縁が当接しうる部分に
は、図10に示すように、凹部63が形成されるのが一
般的であった。一方、車両のクォータ部に相当する部分
の押出成形部55は、図9に示すように、ドアガラスの
包み込みの必要性がさほどないため、上記のような凹部
63が形成されていなかった。すなわち、従来では、押
出成形部54,55にあっては、凹部63を有するもの
と、凹部63を有しないものとがそれぞれ別個に成形さ
れていた。
車両のルーフ部に相当する部分は、ドアガラス端縁の包
み込みをより確実にする必要がある。このため、従来で
は、ルーフ部に相当する部分の押出成形部54のシール
部62のうち、前記ドアガラス端縁が当接しうる部分に
は、図10に示すように、凹部63が形成されるのが一
般的であった。一方、車両のクォータ部に相当する部分
の押出成形部55は、図9に示すように、ドアガラスの
包み込みの必要性がさほどないため、上記のような凹部
63が形成されていなかった。すなわち、従来では、押
出成形部54,55にあっては、凹部63を有するもの
と、凹部63を有しないものとがそれぞれ別個に成形さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、押出成形に際し得られる断面形状は、いず
れの箇所においても一定であった。このため、上記の如
く、押出成形部54,55にあって、凹部63を有する
箇所と、凹部63を有しない箇所とを得るためには、そ
れぞれ異なる断面形状を有する押出成形部54,55を
成形する必要があった。また、これらの押出成形部5
4,55を得るために、それぞれ異なる成形用ダイを用
いる必要があった。さらに、これら押出成形部54,5
5を接続するための型成形部58を成形する必要もあっ
た。その結果、製造作業が煩雑になるとともに、成形用
ダイや金型装置等の設備を別途必要とし、コスト的にも
不利な点が多々あった。
来技術では、押出成形に際し得られる断面形状は、いず
れの箇所においても一定であった。このため、上記の如
く、押出成形部54,55にあって、凹部63を有する
箇所と、凹部63を有しない箇所とを得るためには、そ
れぞれ異なる断面形状を有する押出成形部54,55を
成形する必要があった。また、これらの押出成形部5
4,55を得るために、それぞれ異なる成形用ダイを用
いる必要があった。さらに、これら押出成形部54,5
5を接続するための型成形部58を成形する必要もあっ
た。その結果、製造作業が煩雑になるとともに、成形用
ダイや金型装置等の設備を別途必要とし、コスト的にも
不利な点が多々あった。
【0006】さらに、上記技術では、凹部63を有する
押出成形部54を得る際には、当該押出成形部54の成
形が完了まで1つの成形用ダイがずっと用いられていた
ため、いずれにおいても同一の断面形状を有する押出成
形部54しか得られなかった。そのため、凹部63の凹
みの程度に差異を設けて、シール力の程度において微妙
な調整を加えることは困難であった。
押出成形部54を得る際には、当該押出成形部54の成
形が完了まで1つの成形用ダイがずっと用いられていた
ため、いずれにおいても同一の断面形状を有する押出成
形部54しか得られなかった。そのため、凹部63の凹
みの程度に差異を設けて、シール力の程度において微妙
な調整を加えることは困難であった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、シール部の長さ方向に
沿って部分的に凹部を有する押出成形部と型成形部とを
備えたウエザストリップのうち、押出成形部を製造する
に際し、作業性の簡素化及びコストダウンを図ることが
できるとともに、場合によっては、凹部の凹みの程度を
調整してシール力の程度を調整することのできるウエザ
ストリップの押出成形部の製造方法及びその成形装置を
提供することにある。
れたものであって、その目的は、シール部の長さ方向に
沿って部分的に凹部を有する押出成形部と型成形部とを
備えたウエザストリップのうち、押出成形部を製造する
に際し、作業性の簡素化及びコストダウンを図ることが
できるとともに、場合によっては、凹部の凹みの程度を
調整してシール力の程度を調整することのできるウエザ
ストリップの押出成形部の製造方法及びその成形装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、少なくとも車両本体に
対し取着される基部、及び被当接体に当接しうる中空状
のシール部を有し、長尺状に形成された押出成形部と、
金型装置により前記押出成形部に対し連続的に接続成形
された型成形部とを備えたウエザストリップのうち、前
記シール部の一部に、長手方向に沿って凹部が形成され
てなる部分と、凹部が形成されていない一般部分とを有
するウエザストリップの押出成形部の製造方法であっ
て、前記一般部分とほぼ同一形状を有する開口部の形成
されてなるダイを備えた成形装置を用い、前記開口部か
ら未加硫ゴムを押出す工程と、前記開口部の前側におい
て配置され、前記押出された未加硫ゴムのうち前記シー
ル部に相当する部分に対し接離可能に設けられたローラ
を、当該シール部に相当する部分に対し所定の期間だけ
圧接する工程と、前記各工程を経て成形された未加硫ゴ
ムを加硫させる工程とを備えたことをその要旨としてい
る。
め、請求項1に記載の発明では、少なくとも車両本体に
対し取着される基部、及び被当接体に当接しうる中空状
のシール部を有し、長尺状に形成された押出成形部と、
金型装置により前記押出成形部に対し連続的に接続成形
された型成形部とを備えたウエザストリップのうち、前
記シール部の一部に、長手方向に沿って凹部が形成され
てなる部分と、凹部が形成されていない一般部分とを有
するウエザストリップの押出成形部の製造方法であっ
て、前記一般部分とほぼ同一形状を有する開口部の形成
されてなるダイを備えた成形装置を用い、前記開口部か
ら未加硫ゴムを押出す工程と、前記開口部の前側におい
て配置され、前記押出された未加硫ゴムのうち前記シー
ル部に相当する部分に対し接離可能に設けられたローラ
を、当該シール部に相当する部分に対し所定の期間だけ
圧接する工程と、前記各工程を経て成形された未加硫ゴ
ムを加硫させる工程とを備えたことをその要旨としてい
る。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、少なく
とも車両本体に対し取着される基部、及び被当接体に当
接しうる中空状のシール部を有し、長尺状に形成された
押出成形部と、金型装置により前記押出成形部に対し連
続的に接続成形された型成形部とを備えたウエザストリ
ップのうち、前記シール部の一部に、長手方向に沿って
凹部が形成されてなる部分と、凹部が形成されていない
一般部分とを有するウエザストリップの押出成形部の成
形装置であって、未加硫ゴムを押出すための押出手段
と、前記一般部分とほぼ同一形状を有する開口部の形成
されてなるダイと、前記開口部の前側において配置さ
れ、前記ダイより押出された未加硫ゴムのうち前記シー
ル部に相当する部分に対し接離可能に設けられたローラ
と、前記ローラを駆動する駆動手段と、前記駆動手段を
所定タイミング毎に作動させる制御手段とを備えたこと
をその要旨としている。
とも車両本体に対し取着される基部、及び被当接体に当
接しうる中空状のシール部を有し、長尺状に形成された
押出成形部と、金型装置により前記押出成形部に対し連
続的に接続成形された型成形部とを備えたウエザストリ
ップのうち、前記シール部の一部に、長手方向に沿って
凹部が形成されてなる部分と、凹部が形成されていない
一般部分とを有するウエザストリップの押出成形部の成
形装置であって、未加硫ゴムを押出すための押出手段
と、前記一般部分とほぼ同一形状を有する開口部の形成
されてなるダイと、前記開口部の前側において配置さ
れ、前記ダイより押出された未加硫ゴムのうち前記シー
ル部に相当する部分に対し接離可能に設けられたローラ
と、前記ローラを駆動する駆動手段と、前記駆動手段を
所定タイミング毎に作動させる制御手段とを備えたこと
をその要旨としている。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項2に記載のウエザストリップの押出成形部の成形装置
において、前記ダイには、前記押し出された未加硫ゴム
のうち、前記ローラにより圧接される部分の反対側の面
を支持するための支持台を設けたことをその要旨として
いる。
項2に記載のウエザストリップの押出成形部の成形装置
において、前記ダイには、前記押し出された未加硫ゴム
のうち、前記ローラにより圧接される部分の反対側の面
を支持するための支持台を設けたことをその要旨として
いる。
【0011】併せて、請求項4に記載の発明では、請求
項3に記載のウエザストリップの押出成形部の成形装置
において、前記支持台のうち、前記ローラにより圧接さ
れる部分に対応する部位を凹状に形成したことをその要
旨としている。
項3に記載のウエザストリップの押出成形部の成形装置
において、前記支持台のうち、前記ローラにより圧接さ
れる部分に対応する部位を凹状に形成したことをその要
旨としている。
【0012】
【作用】上記請求項1に記載の発明によれば、ウエザス
トリップは、少なくとも車両本体に対し取着される基
部、及び被当接体に当接しうる中空状のシール部を有
し、長尺状に形成された押出成形部と、金型装置により
押出成形部に対し連続的に接続成形された型成形部とを
備える。このウエザストリップのうち、押出成形部は、
シール部の一部に、長手方向に沿って凹部が形成されて
なる部分と、凹部が形成されていない一般部分とを有
し、特に、長手方向に沿って凹部が形成されてなる部分
によりガラス等の被当接体の包み込みが図られ、シール
性の一層の確保が図られる。
トリップは、少なくとも車両本体に対し取着される基
部、及び被当接体に当接しうる中空状のシール部を有
し、長尺状に形成された押出成形部と、金型装置により
押出成形部に対し連続的に接続成形された型成形部とを
備える。このウエザストリップのうち、押出成形部は、
シール部の一部に、長手方向に沿って凹部が形成されて
なる部分と、凹部が形成されていない一般部分とを有
し、特に、長手方向に沿って凹部が形成されてなる部分
によりガラス等の被当接体の包み込みが図られ、シール
性の一層の確保が図られる。
【0013】上記のウエザストリップの押出成形部は、
次のように製造される。すなわち、まず、成形装置のダ
イのうち、前記一般部分とほぼ同一形状を有する開口部
から未加硫ゴムが押出される。この押出により、未加硫
ゴムにて一般部分の形状が得られる。また、前記開口部
の前側において配置され、シール部に相当する部分に対
し接離可能に設けられたローラが、所定の期間だけ、当
該シール部に相当する部分に対し圧接する。このような
圧接により、未加硫ゴムのうち、シール部に相当する部
分には、ローラの当接面形状に対応した凹部が形成され
る。そして、前記各工程を経て成形された未加硫ゴムが
加硫されることにより、上記の押出成形部が得られる。
次のように製造される。すなわち、まず、成形装置のダ
イのうち、前記一般部分とほぼ同一形状を有する開口部
から未加硫ゴムが押出される。この押出により、未加硫
ゴムにて一般部分の形状が得られる。また、前記開口部
の前側において配置され、シール部に相当する部分に対
し接離可能に設けられたローラが、所定の期間だけ、当
該シール部に相当する部分に対し圧接する。このような
圧接により、未加硫ゴムのうち、シール部に相当する部
分には、ローラの当接面形状に対応した凹部が形成され
る。そして、前記各工程を経て成形された未加硫ゴムが
加硫されることにより、上記の押出成形部が得られる。
【0014】このように、本発明によれば、シール部の
一部に、長手方向に沿って凹部が形成されてなる部分
と、凹部が形成されていない一般部分とが連続的になっ
ている押出成形部が1つの成形装置によって得られるこ
ととなる。このため、複数のダイを必要とすることもな
く、しかも、凹部が形成されてなる部分と、凹部が形成
されていない一般部分とを接続するための型成形部を成
形する必要もない。
一部に、長手方向に沿って凹部が形成されてなる部分
と、凹部が形成されていない一般部分とが連続的になっ
ている押出成形部が1つの成形装置によって得られるこ
ととなる。このため、複数のダイを必要とすることもな
く、しかも、凹部が形成されてなる部分と、凹部が形成
されていない一般部分とを接続するための型成形部を成
形する必要もない。
【0015】また、上記ローラの圧接の程度を適宜変更
することにより、凹部の凹みの程度が適宜調整されう
る。さらに、請求項2に記載の発明によれば、前記ロー
ラが駆動手段により駆動され、駆動手段が制御手段によ
り所定タイミング毎に作動される点を除いては、上記請
求項1に記載の発明と同等の作用により押出成形部が成
形されうる。
することにより、凹部の凹みの程度が適宜調整されう
る。さらに、請求項2に記載の発明によれば、前記ロー
ラが駆動手段により駆動され、駆動手段が制御手段によ
り所定タイミング毎に作動される点を除いては、上記請
求項1に記載の発明と同等の作用により押出成形部が成
形されうる。
【0016】併せて、請求項3に記載の発明によれば、
請求項2に記載の作用に加えて、押し出された未加硫ゴ
ムのうち、ローラにより圧接される部分の反対側の面
が、前記ダイに設けられた支持台により支持される。こ
のため、未加硫ゴムのシール部に相当する部分のみが支
持台及びローラにより挟持されるようにして、上記凹部
が形成されることとなる。従って、押し出された未加硫
ゴムが、ローラの圧接により全体として潰れて変形して
しまうのが回避されうる。
請求項2に記載の作用に加えて、押し出された未加硫ゴ
ムのうち、ローラにより圧接される部分の反対側の面
が、前記ダイに設けられた支持台により支持される。こ
のため、未加硫ゴムのシール部に相当する部分のみが支
持台及びローラにより挟持されるようにして、上記凹部
が形成されることとなる。従って、押し出された未加硫
ゴムが、ローラの圧接により全体として潰れて変形して
しまうのが回避されうる。
【0017】加えて、請求項4に記載の発明によれば、
請求項3に記載の作用に加えて、前記支持台のうち、ロ
ーラにより圧接される部分に対応する部位が凹状に形成
されているため、その凹形状に則して、上記凹部が確実
に成形されることとなる。
請求項3に記載の作用に加えて、前記支持台のうち、ロ
ーラにより圧接される部分に対応する部位が凹状に形成
されているため、その凹形状に則して、上記凹部が確実
に成形されることとなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
7に基づいて説明する。図2,3に示すように、例えば
ドア1を有する車両本体2において、当該ドア1及び被
当接体を構成するドアガラス1aの周縁に対応する車両
本体2の開口部には、ドア1等の外周形状に沿うように
してEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴ
ム)よりなるウエザストリップ3が取付けられている。
7に基づいて説明する。図2,3に示すように、例えば
ドア1を有する車両本体2において、当該ドア1及び被
当接体を構成するドアガラス1aの周縁に対応する車両
本体2の開口部には、ドア1等の外周形状に沿うように
してEPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴ
ム)よりなるウエザストリップ3が取付けられている。
【0019】上記ウエザストリップ3は、押出成形部
4,5,6と型成形部7,8,9,10(図では模式的
に示されている)とを備えている。すなわち、押出成形
部4〜6は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に
(長尺状に)形成される。また、型成形部7〜10は、
隣接する押出成形部4〜6に連続的に接続されるように
して図示しない金型装置によって成形されている。
4,5,6と型成形部7,8,9,10(図では模式的
に示されている)とを備えている。すなわち、押出成形
部4〜6は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に
(長尺状に)形成される。また、型成形部7〜10は、
隣接する押出成形部4〜6に連続的に接続されるように
して図示しない金型装置によって成形されている。
【0020】図4等に示すように、前記押出成形部4〜
6をはじめとするウエザストリップ3は、基本的には、
車両本体2の図示しないサッシュに取付けられる基部1
1及び当該基部11から延び、内部に中空部12を有し
てなるシール部13等を備えている。そして、ドアガラ
ス1aの端縁部分がシール部13に当接した場合には、
自身が撓んで、当該端縁部分との間をシールするように
なっている。
6をはじめとするウエザストリップ3は、基本的には、
車両本体2の図示しないサッシュに取付けられる基部1
1及び当該基部11から延び、内部に中空部12を有し
てなるシール部13等を備えている。そして、ドアガラ
ス1aの端縁部分がシール部13に当接した場合には、
自身が撓んで、当該端縁部分との間をシールするように
なっている。
【0021】さて、本実施例においては、特に、後部座
席の開口部に対応する押出成形部6に特徴があるので、
以下には、当該押出成形部6について詳述する。図3,
5に示すように、押出成形部6のうち、車両本体2のル
ーフ部に相当する部分は、ドアガラス1a端縁の包み込
みをより確実にする必要がある。このため、押出成形部
6のうち、当該ルーフ部に相当する部分のシール部13
の、ドアガラス1a端縁が当接しうる部分には、凹部1
4が形成されている。一方、車両本体2のクォータ部に
相当する部分は、ドアガラス1aの包み込みの必要性が
さほどないため、図4に示すように、上記のような凹部
14は形成されていない。本実施例では、押出成形部6
のうち、上記のような凹部14を有しない部分を、便宜
上、一般部分と称することとする。このように、本実施
例において、1本の押出成形部6において、凹部14を
有する部分と、凹部14を有しない一般部分とが存在し
ている。
席の開口部に対応する押出成形部6に特徴があるので、
以下には、当該押出成形部6について詳述する。図3,
5に示すように、押出成形部6のうち、車両本体2のル
ーフ部に相当する部分は、ドアガラス1a端縁の包み込
みをより確実にする必要がある。このため、押出成形部
6のうち、当該ルーフ部に相当する部分のシール部13
の、ドアガラス1a端縁が当接しうる部分には、凹部1
4が形成されている。一方、車両本体2のクォータ部に
相当する部分は、ドアガラス1aの包み込みの必要性が
さほどないため、図4に示すように、上記のような凹部
14は形成されていない。本実施例では、押出成形部6
のうち、上記のような凹部14を有しない部分を、便宜
上、一般部分と称することとする。このように、本実施
例において、1本の押出成形部6において、凹部14を
有する部分と、凹部14を有しない一般部分とが存在し
ている。
【0022】次に、上記ウエザストリップ3のうち、押
出成形部6を成形するための成形装置について説明す
る。図6は、押出成形部6を成形するために使用される
成形装置21を示す斜視図である。同図に示すように、
成形装置21は、未加硫のEPDMを押出すための押出
手段としての押出機22及び当該押出機22の前部に設
けられたダイ23等を備えている。ダイ23には、前記
押出成形部6の一般部分とほぼ同一形状をなす開口部2
4が形成されている。
出成形部6を成形するための成形装置について説明す
る。図6は、押出成形部6を成形するために使用される
成形装置21を示す斜視図である。同図に示すように、
成形装置21は、未加硫のEPDMを押出すための押出
手段としての押出機22及び当該押出機22の前部に設
けられたダイ23等を備えている。ダイ23には、前記
押出成形部6の一般部分とほぼ同一形状をなす開口部2
4が形成されている。
【0023】本実施例において、前記ダイ23の前側に
は、凹部14を形成するための手段が設けられている。
当該手段は、第1のアーム27、第2のアーム28及び
ローラ29等を備えている。第1のアーム27は、ダイ
23の周囲に配設された円筒状のフレーム25の透孔2
6に挿通され、左右方向(押出方向に対し直交する方
向)移動可能に配設されている。また、第2のアーム2
8は、その基端部において、ダイ23に対しベアリング
を介して回動可能に軸支されている。
は、凹部14を形成するための手段が設けられている。
当該手段は、第1のアーム27、第2のアーム28及び
ローラ29等を備えている。第1のアーム27は、ダイ
23の周囲に配設された円筒状のフレーム25の透孔2
6に挿通され、左右方向(押出方向に対し直交する方
向)移動可能に配設されている。また、第2のアーム2
8は、その基端部において、ダイ23に対しベアリング
を介して回動可能に軸支されている。
【0024】図7に示すように、第1のアーム27のほ
ぼ先端部分には、突起27aが形成され、第2のアーム
28には長孔28aが形成されている。そして、長孔2
8aに対し、前記突起27aが係合されている。さら
に、第2のアーム28の先端部分には、シャフトを介し
てアルミニウム製のローラ29が回転可能に配設されて
いる。従って、第1のアーム27が図の右方向へ移動し
た場合には、突起27aも右方向へ移動し、これによっ
て第2のアーム28は時計方向へ回動するようになって
いる。一方、第1のアーム27が図の左方向へ移動した
場合には、突起27aも左方向へ移動し、これによって
第2のアーム28は反時計方向へ回動する。
ぼ先端部分には、突起27aが形成され、第2のアーム
28には長孔28aが形成されている。そして、長孔2
8aに対し、前記突起27aが係合されている。さら
に、第2のアーム28の先端部分には、シャフトを介し
てアルミニウム製のローラ29が回転可能に配設されて
いる。従って、第1のアーム27が図の右方向へ移動し
た場合には、突起27aも右方向へ移動し、これによっ
て第2のアーム28は時計方向へ回動するようになって
いる。一方、第1のアーム27が図の左方向へ移動した
場合には、突起27aも左方向へ移動し、これによって
第2のアーム28は反時計方向へ回動する。
【0025】また、成形装置21は、駆動手段としての
サーボモータ30及び制御手段31を備えている。そし
て、この制御手段31からの制御信号に基づき、サーボ
モータ30が制御され、サーボモータ30が作動するこ
とにより、第1のアーム27が左右方向に移動するよう
になっている。
サーボモータ30及び制御手段31を備えている。そし
て、この制御手段31からの制御信号に基づき、サーボ
モータ30が制御され、サーボモータ30が作動するこ
とにより、第1のアーム27が左右方向に移動するよう
になっている。
【0026】さらに、前記ダイ23のうち、中空部12
を成形するための部分には、支持台としてのトーピード
32が、押出方向に突出するようにして設けられてい
る。トーピード32には、該トーピード32が断面略V
字状をなすよう、長手方向に沿った凹部32aが形成さ
れている。
を成形するための部分には、支持台としてのトーピード
32が、押出方向に突出するようにして設けられてい
る。トーピード32には、該トーピード32が断面略V
字状をなすよう、長手方向に沿った凹部32aが形成さ
れている。
【0027】さらに、本実施例では、最終的に前記の押
出成形部6を製造するための製造装置が配設されてい
る。すなわち、製造装置は、前記成形装置21の外に、
押出され、成形された未加硫EPDMを加硫するための
加硫装置(図示せず)や、加硫されたEPDMを冷却す
るための冷却装置(図示せず)や、EPDMを所定長に
切断して最終的に押出成形部6を得る切断装置(図示せ
ず)等を備えている。但し、本実施例において、これら
各装置はいずれも公知の技術を利用したものであるた
め、これらの詳細についてはその説明を省略する。
出成形部6を製造するための製造装置が配設されてい
る。すなわち、製造装置は、前記成形装置21の外に、
押出され、成形された未加硫EPDMを加硫するための
加硫装置(図示せず)や、加硫されたEPDMを冷却す
るための冷却装置(図示せず)や、EPDMを所定長に
切断して最終的に押出成形部6を得る切断装置(図示せ
ず)等を備えている。但し、本実施例において、これら
各装置はいずれも公知の技術を利用したものであるた
め、これらの詳細についてはその説明を省略する。
【0028】次に、上記の成形装置21をはじめとする
製造装置を用いた押出成形部6の製造方法及び製造に際
しての作用について説明する。まず、押出機22から未
加硫状態のEPDMを前方へ押出す。すると、ダイ23
の開口部24から未加硫EPDMが押出される。この押
出により、押出成形部6の一般部分の概略形状が形成さ
れる。すなわち、この押出により、基部11、中空部1
2及びシール部13の形状が形成されることになる。
製造装置を用いた押出成形部6の製造方法及び製造に際
しての作用について説明する。まず、押出機22から未
加硫状態のEPDMを前方へ押出す。すると、ダイ23
の開口部24から未加硫EPDMが押出される。この押
出により、押出成形部6の一般部分の概略形状が形成さ
れる。すなわち、この押出により、基部11、中空部1
2及びシール部13の形状が形成されることになる。
【0029】そして、所定のタイミングが到来した場合
には、制御手段31からの制御信号に基づき、サーボモ
ータ30が駆動する。この駆動によって、第1のアーム
27が図の右方向へ移動する。この移動に伴い、上述し
たように、第2のアーム28が軸を支点として時計方向
へ回動する。すると、図1に示すように、ローラ29
が、押し出された未加硫EPDMに圧接する。この圧接
により、未加硫ゴムのうち、シール部13に相当する部
分には、ローラ29の当接面形状に対応した凹部14が
形成される。
には、制御手段31からの制御信号に基づき、サーボモ
ータ30が駆動する。この駆動によって、第1のアーム
27が図の右方向へ移動する。この移動に伴い、上述し
たように、第2のアーム28が軸を支点として時計方向
へ回動する。すると、図1に示すように、ローラ29
が、押し出された未加硫EPDMに圧接する。この圧接
により、未加硫ゴムのうち、シール部13に相当する部
分には、ローラ29の当接面形状に対応した凹部14が
形成される。
【0030】このとき、押し出された未加硫EPDMの
うち、ローラ29により圧接される部分の反対側の面
が、トーピード32により支持される。このため、未加
硫EPDMのシール部13に相当する部分のみがトーピ
ード32及びローラ29により挟持されるようにして、
上記凹部14が形成されることとなる。
うち、ローラ29により圧接される部分の反対側の面
が、トーピード32により支持される。このため、未加
硫EPDMのシール部13に相当する部分のみがトーピ
ード32及びローラ29により挟持されるようにして、
上記凹部14が形成されることとなる。
【0031】逆に、凹部14の形成の必要がなくなった
場合には、第1のアーム27を図の左方向へ移動させれ
ばよい。これにより、第2のアーム28が軸を支点とし
て反時計方向へ回動し、ローラ29は、押し出された未
加硫EPDMから離間する。
場合には、第1のアーム27を図の左方向へ移動させれ
ばよい。これにより、第2のアーム28が軸を支点とし
て反時計方向へ回動し、ローラ29は、押し出された未
加硫EPDMから離間する。
【0032】そして、前記各工程を経て成形された未加
硫EPDMが加硫装置、冷却装置、切断装置等を経るこ
とにより、上述した押出成形部6が得られる。このよう
に、本実施例によれば、シール部13の一部に、長手方
向に沿って凹部14が形成されてなる部分と、凹部14
が形成されていない一般部分とが連続的になっている押
出成形部6が1つの成形装置21によって得られること
となる。このため、断面形状を異なったものとするため
に複数のダイを必要とすることもなく、しかも、凹部1
4が形成されてなる部分と、凹部14が形成されていな
い一般部分とを接続するための型成形部を成形する必要
もない。その結果、工程数の著しい削減及び設備の簡素
化を図ることができ、ひいては、作業製の向上及びコス
トの低減を図ることができる。
硫EPDMが加硫装置、冷却装置、切断装置等を経るこ
とにより、上述した押出成形部6が得られる。このよう
に、本実施例によれば、シール部13の一部に、長手方
向に沿って凹部14が形成されてなる部分と、凹部14
が形成されていない一般部分とが連続的になっている押
出成形部6が1つの成形装置21によって得られること
となる。このため、断面形状を異なったものとするため
に複数のダイを必要とすることもなく、しかも、凹部1
4が形成されてなる部分と、凹部14が形成されていな
い一般部分とを接続するための型成形部を成形する必要
もない。その結果、工程数の著しい削減及び設備の簡素
化を図ることができ、ひいては、作業製の向上及びコス
トの低減を図ることができる。
【0033】また、本実施例では、第1のアーム27の
移動量を適宜に変更することにより、上記ローラ29の
圧接の程度を適宜変更することができる。そのため、凹
部14の凹みの程度を適宜調整することが可能となり、
ひいてはシール力の程度を調整することができる。
移動量を適宜に変更することにより、上記ローラ29の
圧接の程度を適宜変更することができる。そのため、凹
部14の凹みの程度を適宜調整することが可能となり、
ひいてはシール力の程度を調整することができる。
【0034】さらに、本実施例によれば、ダイ23には
トーピード32を設けるようにしたため、押し出された
未加硫EPDMのうち、ローラ29により圧接される部
分の反対側の面が、トーピード32により支持される。
このため、シール部13に相当する部分のみがトーピー
ド32及びローラ29により挟持されるようにして、上
記凹部14が形成される。従って、押し出された未加硫
EPDMが、ローラ29の圧接により全体として潰れて
変形してしまうのを回避することができる。その結果、
断面形状が箇所によって潰れた形状となってしまうのを
確実に防止することができ、結果的に安定した成形が可
能となる。
トーピード32を設けるようにしたため、押し出された
未加硫EPDMのうち、ローラ29により圧接される部
分の反対側の面が、トーピード32により支持される。
このため、シール部13に相当する部分のみがトーピー
ド32及びローラ29により挟持されるようにして、上
記凹部14が形成される。従って、押し出された未加硫
EPDMが、ローラ29の圧接により全体として潰れて
変形してしまうのを回避することができる。その結果、
断面形状が箇所によって潰れた形状となってしまうのを
確実に防止することができ、結果的に安定した成形が可
能となる。
【0035】併せて、本実施例によれば、トーピード3
2には、凹部32aを形成するようにした。このため、
当該凹部32aの形状に則して、シール部13の凹部1
4を確実に成形することができる。
2には、凹部32aを形成するようにした。このため、
当該凹部32aの形状に則して、シール部13の凹部1
4を確実に成形することができる。
【0036】加えて、本実施例では、回動可能な第2の
アーム28の先端に、ローラ29を設けることにより、
ローラ29を円弧を描くようにして、すなわち、未加硫
EPDMのシール部13に相当する部分に食い込むよう
にして圧接するようにした。このため、ドアガラス1a
を確実に包み込むような形状を容易に成形することがで
き、ひいてはシール性の向上を図ることができる。
アーム28の先端に、ローラ29を設けることにより、
ローラ29を円弧を描くようにして、すなわち、未加硫
EPDMのシール部13に相当する部分に食い込むよう
にして圧接するようにした。このため、ドアガラス1a
を確実に包み込むような形状を容易に成形することがで
き、ひいてはシール性の向上を図ることができる。
【0037】尚、本発明は上記実施例に限定されず、例
えば次の如く構成してもよい。 (1)前記実施例では、スライド可能な第1のアーム2
7と、回動可能な第2のアーム28とを組み合わせるこ
とにより、ローラ29を圧接するようにしたが、1つの
アームを用いて、これを回動させるによりローラ29を
圧接するようにしてもよい。また、回動による圧接でな
くともよい。
えば次の如く構成してもよい。 (1)前記実施例では、スライド可能な第1のアーム2
7と、回動可能な第2のアーム28とを組み合わせるこ
とにより、ローラ29を圧接するようにしたが、1つの
アームを用いて、これを回動させるによりローラ29を
圧接するようにしてもよい。また、回動による圧接でな
くともよい。
【0038】(2)前記実施例では、ローラ29として
正面楕円形状のものを用いたが、円板状のものであって
もよいし、場合によっては球形状のもの(ボールロー
ラ)を用いてもよい。
正面楕円形状のものを用いたが、円板状のものであって
もよいし、場合によっては球形状のもの(ボールロー
ラ)を用いてもよい。
【0039】(3)前記実施例におけるトーピード32
を省略する構成としてもよい。 (4)前記実施例においては、駆動手段としてサーボモ
ータ30を用いる構成としてが、それ以外のアクチュエ
ータ(例えばエアシリンダ、油圧シリンダ等)を用いて
もよい。
を省略する構成としてもよい。 (4)前記実施例においては、駆動手段としてサーボモ
ータ30を用いる構成としてが、それ以外のアクチュエ
ータ(例えばエアシリンダ、油圧シリンダ等)を用いて
もよい。
【0040】(5)前記実施例では、車両本体2の開口
部に設けるウエザストリップ3に具体化したが、ドア1
を車両本体として、当該ドア1側に設けるウエザストリ
ップにも適用することができる。
部に設けるウエザストリップ3に具体化したが、ドア1
を車両本体として、当該ドア1側に設けるウエザストリ
ップにも適用することができる。
【0041】(6)前記実施例では、3つの押出成形部
4〜6と、4つの型成形部7〜10よりなるウエザスト
リップ3の場合に具体化したが、押出成形部及び型成形
部がそれぞれ1つ以上あればよい。
4〜6と、4つの型成形部7〜10よりなるウエザスト
リップ3の場合に具体化したが、押出成形部及び型成形
部がそれぞれ1つ以上あればよい。
【0042】(7)前記実施例では、ウエザストリップ
3の素材としてEPDMを用いたが、その外にもスチレ
ンブタジエンム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、
ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレン共重合
ゴム、アクリルゴム等の各種ゴム、或いはゴム状弾性を
有する合成樹脂素材によりウエザストリップを形成して
もよい。
3の素材としてEPDMを用いたが、その外にもスチレ
ンブタジエンム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、
ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレン共重合
ゴム、アクリルゴム等の各種ゴム、或いはゴム状弾性を
有する合成樹脂素材によりウエザストリップを形成して
もよい。
【0043】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記実施例から把握できる技術的思想に
ついて以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項1〜4に記載のウエザストリップの押出成
形部の製造方法又はその成形装置において、前記ローラ
は、円弧を描くようにして前記押出された未加硫ゴムの
うち前記シール部に相当する部分に対し接離可能に設け
られていることを特徴とする。
ものであって、上記実施例から把握できる技術的思想に
ついて以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項1〜4に記載のウエザストリップの押出成
形部の製造方法又はその成形装置において、前記ローラ
は、円弧を描くようにして前記押出された未加硫ゴムの
うち前記シール部に相当する部分に対し接離可能に設け
られていることを特徴とする。
【0044】このような構成とすることにより、未加硫
ゴムのシール部に相当する部分に食い込むようにしてロ
ーラを圧接させることができる。従って、ドアガラス等
の被当接体を確実に包み込むような形状を容易に成形す
ることができ、ひいてはシール性のさらなる向上を図る
ことができる。
ゴムのシール部に相当する部分に食い込むようにしてロ
ーラを圧接させることができる。従って、ドアガラス等
の被当接体を確実に包み込むような形状を容易に成形す
ることができ、ひいてはシール性のさらなる向上を図る
ことができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のウエザス
トリップの押出成形部の製造方法及びその成形装置によ
れば、シール部の長さ方向に沿って部分的に凹部を有す
る押出成形部と型成形部とを備えたウエザストリップの
うち、押出成形部を製造するに際し、作業性の簡素化及
びコストダウンを図ることができるとともに、場合によ
っては、凹部の凹みの程度を調整してシール力の程度を
調整することができるという優れた効果を奏する。
トリップの押出成形部の製造方法及びその成形装置によ
れば、シール部の長さ方向に沿って部分的に凹部を有す
る押出成形部と型成形部とを備えたウエザストリップの
うち、押出成形部を製造するに際し、作業性の簡素化及
びコストダウンを図ることができるとともに、場合によ
っては、凹部の凹みの程度を調整してシール力の程度を
調整することができるという優れた効果を奏する。
【0046】特に、請求項3及び4に記載の発明によれ
ば、安定した成形が可能となり、凹部を確実に成形する
ことができる。
ば、安定した成形が可能となり、凹部を確実に成形する
ことができる。
【図1】一実施例における押出成形部を成形する際の作
用を説明する成形装置等の斜視図である。
用を説明する成形装置等の斜視図である。
【図2】一実施例における車両本体等を示す側面図であ
る。
る。
【図3】一実施例におけるウエザストリップを模式的に
示す図である。
示す図である。
【図4】一実施例における図3のA−A線断面図であ
る。
る。
【図5】一実施例における図3のB−B線断面図であ
る。
る。
【図6】一実施例における押出成形部の成形装置を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図7】成形装置の主要部分を示す拡大斜視図である。
【図8】従来技術におけるウエザストリップを模式的に
示す図である。
示す図である。
【図9】従来技術における図8のC−C線断面図であ
る。
る。
【図10】従来技術における図8のD−D線断面図であ
る。
る。
1a…被当接体としてのドアガラス、2…車両本体、3
…ウエザストリップ、4,5,6…押出成形部、7,
8,9,10…型成形部、11…基部、13…シール
部、14…凹部、21…成形装置、22…押出手段とし
ての押出機、23…ダイ、24…開口部、29…ロー
ラ、30…駆動手段としてのサーボモータ、31…制御
手段、32…支持台としてのトーピード。
…ウエザストリップ、4,5,6…押出成形部、7,
8,9,10…型成形部、11…基部、13…シール
部、14…凹部、21…成形装置、22…押出手段とし
ての押出機、23…ダイ、24…開口部、29…ロー
ラ、30…駆動手段としてのサーボモータ、31…制御
手段、32…支持台としてのトーピード。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも車両本体(2)に対し取着さ
れる基部(11)及び、被当接体(1a)に当接しうる
中空状のシール部(13)とを有し、長尺状に形成され
た押出成形部(4,5,6)と、金型装置により前記押
出成形部(4,5,6)に対し連続的に接続成形された
型成形部(7,8,9,10)とを備えたウエザストリ
ップ(3)のうち、前記シール部(13)の一部に、長
手方向に沿って凹部(14)が形成されてなる部分と、
凹部(14)が形成されていない一般部分とを有するウ
エザストリップの押出成形部(6)の製造方法であっ
て、 前記一般部分とほぼ同一形状を有する開口部(24)の
形成されてなるダイ(23)を備えた成形装置(21)
を用い、前記開口部(24)から未加硫ゴムを押出す工
程と、 前記開口部(24)の前側において配置され、前記押出
された未加硫ゴムのうち前記シール部(14)に相当す
る部分に対し接離可能に設けられたローラ(29)を、
当該シール部(14)に相当する部分に対し所定の期間
だけ圧接する工程と、 前記各工程を経て成形された未加硫ゴムを加硫させる工
程と、を備えたことを特徴とするウエザストリップの押
出成形部の製造方法。 - 【請求項2】 少なくとも車両本体(2)に対し取着さ
れる基部(11)及び、被当接体(1a)に当接しうる
中空状のシール部(13)とを有し、長尺状に形成され
た押出成形部(4,5,6)と、金型装置により前記押
出成形部(4,5,6)に対し連続的に接続成形された
型成形部(7,8,9,10)とを備えたウエザストリ
ップ(3)のうち、前記シール部(13)の一部に、長
手方向に沿って凹部(14)が形成されてなる部分と、
凹部(14)が形成されていない一般部分とを有するウ
エザストリップの押出成形部(6)の成形装置であっ
て、 未加硫ゴムを押出すための押出手段(22)と、 前記一般部分とほぼ同一形状を有する開口部(24)の
形成されてなるダイ(23)と、 前記開口部(24)の前側において配置され、前記ダイ
(23)より押出された未加硫ゴムのうち前記シール部
(13)に相当する部分に対し接離可能に設けられたロ
ーラ(29)と、 前記ローラ(29)を駆動する駆動手段(30)と、 前記駆動手段を所定タイミング毎に作動させる制御手段
(31)とを備えたことを特徴とするウエザストリップ
の押出成形部の成形装置。 - 【請求項3】 前記ダイ(23)には、前記押し出され
た未加硫ゴムのうち、前記ローラ(29)により圧接さ
れる部分の反対側の面を支持するための支持台(32)
を設けたことを特徴とする請求項2に記載のウエザスト
リップの押出成形部の成形装置。 - 【請求項4】 前記支持台(32)のうち、前記ローラ
(29)により圧接される部分に対応する部位を凹状に
形成したことを特徴とする請求項3に記載のウエザスト
リップの押出成形部の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7128514A JPH08318559A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | ウエザストリップの押出成形部の製造方法及びその成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7128514A JPH08318559A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | ウエザストリップの押出成形部の製造方法及びその成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08318559A true JPH08318559A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14986631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7128514A Pending JPH08318559A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | ウエザストリップの押出成形部の製造方法及びその成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08318559A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102700107A (zh) * | 2012-05-29 | 2012-10-03 | 北京万源瀚德汽车密封系统有限公司 | 一种汽车门密封条隐藏排气孔挤出模具 |
JP2013525172A (ja) * | 2010-04-16 | 2013-06-20 | クーパー−スタンダード・オートモーティヴ・イタリー・ソシエタ・ペル・アチオニ | 自動車用シールおよびその製造方法 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP7128514A patent/JPH08318559A/ja active Pending
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