JPH08318339A - 金属パッケージ及び金属パッケージの製造方法 - Google Patents

金属パッケージ及び金属パッケージの製造方法

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JPH08318339A
JPH08318339A JP8121117A JP12111796A JPH08318339A JP H08318339 A JPH08318339 A JP H08318339A JP 8121117 A JP8121117 A JP 8121117A JP 12111796 A JP12111796 A JP 12111796A JP H08318339 A JPH08318339 A JP H08318339A
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sheet
package
panel
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JP8121117A
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Donald H Evers
ドナルド・エイチ・エヴァーズ
John Jerome Fleenor
ジョン・ジェローム・フリーナー
Alex Sandor Gergely
アレックス・サンダー・ジャージリー
Iii Joseph Lee Gregory
ジョゼフ・リー・グレゴリー・ザ・サード
John Hawkins
ジョン・ホウキンス
Guy J Jeanrenaud
ガイ・ジェイ・ジーンレナウド
Reginald W Newsome
レジナルド・ダヴリュー・ニューサム
Duane C Wilder
デュエイン・シー・ワイルダー
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Philip Morris Products Inc
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Philip Morris Products SA
Philip Morris Products Inc
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    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D51/00Making hollow objects
    • B21D51/16Making hollow objects characterised by the use of the objects
    • B21D51/52Making hollow objects characterised by the use of the objects boxes, cigarette cases, or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/01Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves between rams and anvils or abutments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D85/00Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/07Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for compressible or flexible articles
    • B65D85/08Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for compressible or flexible articles rod-shaped or tubular
    • B65D85/10Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for compressible or flexible articles rod-shaped or tubular for cigarettes
    • B65D85/1036Containers formed by erecting a rigid or semi-rigid blank
    • B65D85/1045Containers formed by erecting a rigid or semi-rigid blank having a cap-like lid hinged to an edge

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物として捨てられるのではなく使用後に
再生利用できる主要部分から成るシガレットパッケージ
を提供すること。 【解決手段】 本発明の金属パッケージは、金属シート
を設け、シートを分割してパッケージ素材を形成するた
めの分離及び折り曲げ線を形成し、素材を折り曲げ線の
区域で加熱して折り曲げのために金属を軟化させ、素材
をシートから分離し、素材を折り曲げ線に沿って折り曲
げ、所定の部分を結合してパッケージを形成することを
含む製造方法により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、アルミの如き金属材料からパッ
ケージを製造する方法に関する。より詳細には、本発明
は金属シートから素材を作り、折り曲げ線を予処理して
前記金属を折り曲げる準備をし、及び準備された折り曲
げ線上で素材を折り曲げることにより素材からアルミパ
ッケージを製造する方法に関する。本発明はまた本発明
の方法により形成される金属パッケージに関する。
【0002】典型的にはシガレットパッケージは紙又は
板紙から作られ、内方箔ライナ及び外方フィルム包装体
を含むことができる。シガレットパッケージは予め選択
されたシガレットの束を収容し、また機械的及び環境的
損傷からシガレットを保護するのに役立つ。更に、パッ
ケージは空気に曝されると劣化するシガレットの新鮮さ
を保持する。
【0003】あらゆる種類のパッケージに関する深刻な
問題は廃棄処分にある。埋立地及び他の処分地は包装材
料で埋め尽くされており、また代替物、例えば再使用可
能又は再生利用可能な包装が求められている。紙基材シ
ガレット包装は再生利用できるが、紙再生利用に対して
多くの実際的な障壁が生じている。例えば、典型的に紙
パッケージは塗料、インキ及び被覆を含み、これらを紙
から分離することは難しく且つ費用が掛かる。更に、パ
ッケージは各種材料、即ちプラスチック、箔及び他のも
のから集成されており、これらは個々の材料を再生利用
する前に分離しなければならない。他の困難な点は、紙
は回収パルプが使用不可能になる前に限られた回数しか
再生利用できないことである。
【0004】本発明は廃棄物として捨てられるのではな
く使用後に再生利用できる主要部分から成るシガレット
パッケージを提供する。本発明は無限回数再生利用でき
る再生利用可能な材料からシガレットパッケージを製造
する方法を提供する。
【0005】より詳細には、本発明はヒンジ蓋付きシガ
レットパッケージをアルミの如き金属材料から製造する
方法を提供し、この方法に於て素材がアルミのシートか
ら切断され、折り曲げ線が素材上に示され、折り曲げ線
の回りの狭い局限区域が予処理されて折り曲げ線は折り
曲げる準備をされ、及び前記素材は折り曲げられて蓋付
きパッケージを形成する。
【0006】本発明の好適実施例によると、素材は側部
方向及び縦方向を有する。素材はセグメントに分割され
て折り曲げられ、素材から形成されたパッケージが少な
くとも前方パネル、後方パネル及び両側方パネルを有
し、隣接するパネル間の折り曲げ線は縦方向に配向され
ている。パネルを形成するセグメントが相対側方位置で
素材上に並べられ、後方パネルセグメントは第1側方パ
ネルセグメントに隣接し、第1側方パネルセグメントは
前方パネルセグメントに隣接し、前方パネルセグメント
は第2側方パネルセグメントに隣接する。素材はアルミ
のシートから形成され、好ましくは、縦方向折り曲げ線
が実質的に金属シートの列理方向(grain direction) と
整合してパッケージの折り曲げ及び形成を容易にする。
【0007】本発明の別の面では、本体部分の開放縁に
内方フレームを提供することを含み、内方フレームに於
てパッケージの本体部分と蓋部分とが会合する。内方フ
レームは、本体に隣接する閉鎖位置で蓋を維持するため
に蓋と協働する係合面を備える。蓋が閉鎖位置にあると
き、内方フレームはまた蓋と本体との継目でバリヤを提
供して、パッケージの内容物の新鮮さを保持するのに役
立つ。
【0008】内方フレームは別個の金属素材から形成で
き、パッケージ素材に取り付けられる。代わりに、素材
は内方フレームがパッケージ素材の一部として形成され
るように成形及び切断される。この実施例に於て、素材
は、前方及び後方パネルを形成するセグメントが互いに
関して縦方向に配置されるように折り目を付けられる。
【0009】本発明の他の実施例によると、素材は、中
空の管形状に折り曲げられる別個の本体部分及び蓋部分
で形成される。頂部端キャップ、及び底部端キャップが
設けられて蓋部分の頂部及び本体部分の底部をそれぞれ
閉じる。本体部分及び蓋部分は、ヒンジを形成する可撓
性の接着テープにより共に嵌合され接合される。
【0010】本発明の更にいま一つの実施例によると、
素材は中空長方形管に形成及び折り曲げられる。開放開
口を有する頂部端キャップは管の頂部端へ取り付けら
れ、底部端キャップは管の底部端へ取り付けられる。開
放開口により管の内部に接近でき、再閉鎖可能密封手段
が開口を選択的に閉じるために設けられる。
【0011】本発明の方法の好適実施例に於て、予処理
ステップは折り曲げ線の回りの狭い局限区域を局部加熱
することを含み、且つ所定の区域へレーザ光ビームを指
向することにより行われる。光ビームの焦点は、所定幅
のビームがシートの表面に当たるように素材の面から所
定の距離に配置される。光ビーム用開口を有するシール
ドは素材とレーザ光との間に介在することにより反射光
がレーザへ向いレーザを損傷するのを防ぐ。あるいは、
素材を加熱するエネルギを供給するために赤外線光源が
使用され、素材の表面の折り曲げ線の回りの所定区域へ
指向される。本発明の更なる実施例によると、加熱ステ
ップは加熱プラテンを伝導加熱のための所定区域に近接
してシートと接触させて配置すると同時にシートを伸張
して歪を防ぎながら行われる。
【0012】なおいま一つの実施例によると、加熱ステ
ップは誘導加熱源、例えば電磁界をシートと近接して所
定の部域に配置して所定部域を加熱することにより行う
ことができる。
【0013】加熱ステップは更なる面として、折り曲げ
線の回りの区域で表面反射率を減少させることにより素
材表面が光エネルギを吸収するように準備することを含
む。このステップに於て、表面はシート面を粗面加工す
ることにより又は着色剤を付与することにより暗色化で
きる。また他の適当な手段も実施可能である。
【0014】本発明の他の面によると、印刷材料及び透
明保護被覆を素材が予処理された後であるが折り曲げら
れる前に素材へ付与される。印刷材料はラベル、図形及
び着色を含む。印刷材料は被覆に組み込むことができ、
好ましくは被覆の下面に裏刷りされるか、あるいは素材
の面に直接印刷され、被覆が印刷物へ付与される。
【0015】本発明の蓋付き金属パッケージは元来、蓋
部分が本体部分に接合されている場所を除いては、通気
性がない。コーティング又はフィルムの溶解は、パッケ
ージの頂部及び底部で折り曲げられたフラップを接合す
るときに、不透過性密封を形成するのに役立つ。しかし
て、パッケージは、新鮮さを保持するためにパッケージ
を密封する外方プラスチックフィルムによる全体的な包
被の必要性を除去する。収縮性フィルムの帯又は接着剤
担持テープは消費者により除去可能であり、パッケージ
の蓋部分と本体部分との間の継目にわたり外側へ付与さ
れて、この斜め継ぎ目(mitered seam)の帯域を閉じる。
【0016】添付図面に関する以下の説明に関連して本
発明を更に理解することができ、添付図面では同様の素
子に同じ参照数字が付けてある。
【0017】図1は本発明の一面のシガレットパッケー
ジ10の斜視図である。パッケージ10は本体部分20
と蓋部分50とから成る。本体20及び蓋50はヒンジ
部25で接合され、パッケージ10の内容物(図示せ
ず)へ接近するために蓋は、図1に示す如く、開放位置
へ本体に関して枢動できるようになっている。内方フレ
ーム90は本体20の上方端でパッケージ10に設けら
れる。内方フレーム90は本体20の上方縁から延び、
蓋50が閉鎖位置にあるとき前記蓋と摩擦係合し本体に
隣接する閉鎖位置に保つ。
【0018】本発明の金属パッケージ10は従来の紙パ
ッケージに見られる包装材料は必要としない。内方フレ
ーム90は構造的な一体性を必要とせず、故に従来の板
紙パッケージの構造的挿入体よりも小さく且つ使用材料
も少ない。元来、金属パッケージ10は、一度蓋50と
本体20との継目を密封すると、空気及び湿気を透過し
なくなる。パッケージ10は外方フィルム包装体、ある
いはシガレットの回りの内方箔包装体を必要とせず、こ
れらの包装体は省略することが有利であり、製造時間及
び材料を節約し、また処分可能廃棄物を少なくする。
【0019】図2に示すパッケージ素材80の好適実施
例を先ず説明する。本発明の方法を例証として好適実施
例と共に以下で述べる。素材80は金属、好ましくはア
ルミ(図示せず)、のシートから形成される。一般に、
シートが適当に配置され、シートを分割してパッケージ
素材80にするために分離線82が所定位置に示され
る。分離線82は素材80の外方縁を画成し、前記外方
縁は引続き操作を行いながら素材をシートの一部として
留まらせ、また素材を金属シートから容易に分離できる
ようにする。また金属シートには折り曲げ線が設けら
れ、この折り曲げ線に於て素材80が折り曲げられてパ
ッケージを形成する。
【0020】折り曲げ線及び分離線は、図1に示す仕上
がりパッケージ10を形成する本体部分20及び蓋部分
50のセグメントを画成する。本体部分のセグメントは
後方パネル22、第1側方パネル24、前方パネル2
6、第2側方パネル28、接合パネル30を含む。図2
に示す如く、パネルセグメントは互いに隣接して配置さ
れ、パネル間の折り曲げ線、即ち、後方−第1側方間折
り曲げ線32、第1側方−前方間折り曲げ線34、第2
側方−前方間折り曲げ線36、第2側方−後方間折り曲
げ線38、により区分される。
【0021】本体部分20は、本体セグメントと相対位
置で対応する底部セグメントを含み、この底部セグメン
トは折り曲げられて本体の底部包被体を形成する。前記
底部セグメントは後方フラップ40、第1側方フラップ
42、前方フラップ44及び第2側方フラップ46を含
む。金属は強度及び安定性があるので、底部包被体形成
フラップは全体的に重なること、板紙パッケージに於て
は一般的であるが、を必要としない。故にフラップは包
被体を結合及び形成するのに十分な量だけ重なるような
寸法に作ることができ、しかして材料が節約される。
【0022】蓋部分50の折り曲げ線は、後方部分5
2、第1側方部分54、前方部分56、第2側方部分5
8及び後方接合部分59を形成するように折り曲げられ
る蓋セグメントを画成する。図2に示す如く、蓋セグメ
ントは、対応セグメント、例えば、後方パネル22及び
後方部分52が互いに隣接するように、素材80上に配
置される。
【0023】第1、第2側部及び前方部に関する蓋セグ
メントと本体セグメントとの間で、素材80は刻み目を
付けられて、易損分離線、即ち完成及び充填済みパッケ
ージ10を開封するために蓋50を本体20から枢動で
きるようにセグメントが消費者により分離される位置、
を提供する。易損線は第1側方破断部60、前方破断部
62及び第2側方破断部64を含む。図1に示す如く、
易損線はパッケージ10を開封するために蓋部分50の
第1及び第2側方部分54,58及び前方部分56を第
1及び第2側方パネル24,28及び前方パネル26か
ら分離可能である。後方折り曲げ線66及び接合部分折
り曲げ線68は折り曲げられたパッケージ10のヒンジ
部を形成する。
【0024】蓋部分50は折り曲げられたパッケージ1
0の頂部包被体フラップになるように折り曲げられるセ
グメントを含む。相対位置で蓋セグメントに対応してい
るこれらのセグメントは、後方頂部フラップ70、第1
側方頂部フラップ72、前方頂部フラップ74及び第2
側方頂部フラップ76である。底部包被体フラップに関
して記載される如く、紙パッケージに於ては一般的であ
る全体的な重畳をすることなく、頂部フラップも頂部包
被体を結合及び形成するのに十分な量だけ重なるような
寸法に作ることができる。
【0025】好ましくは、素材80は、金属の列理方向
が実質的に図2の矢印Aの方向に整合されるようにシー
ト上で配向される。但しこのことは必要なことではな
い。好適配向に於ては、比較的長い折り曲げ線32,3
4,36及び38は列理方向と平行に整合され、これに
より素材は折り曲げ線に沿って容易に折り曲げれる。
【0026】素材80の形成方法は上述のパッケージ素
材80に就いて記載されるが、後述のパッケージ素材の
他の実施例にも適用される。ここではシート上の単一素
材に就いての方法が記載されるが、分離線を設け、刻み
目を付け、シートを予処理することにより、本発明の個
々のパッケージに分離するために同時形成可能な数多く
の素材が提供されることは理解されよう。
【0027】前記方法は第1のステップ、即ちコイルシ
ートに金属材料、好ましくはアルミ又は他の適当な材料
を設けること、を含む。一般に金属シートは硬焼き戻し
され(hard tempered) 、厚みの範囲は約0.005ない
し0.012インチである。シートは素材の形成に使用
されない部域に位置合わせ孔を設け、この孔は後述のス
テップを行う様々な装置によりシートの正確な位置決め
を助成する。
【0028】シートはコイルから解券され、シートが配
置されるステーションへ指向され、次いで折り曲げ線及
び分離線が設けられる。またシートは図2に関して上述
した易損線用に刻み目を付けられる。刻み目付けは金属
セグメントを一緒に保つのに十分な量の材料を、消費者
に破られる時まで、そのまま残しておく。
【0029】典型的には金属シートの正確な折り曲げ
は、金属が弾性作用により元の平坦な形状へ戻ろうとす
る傾向、及び折り曲げ時に焼き入れ金属がクラックを生
じる傾向に打ち勝つことを必要とする。この傾向に打ち
勝つために、シートは、図2の綾目陰影部域により示さ
れる折り曲げ線の狭い局限区域に於て予処理されて金属
の折り曲げが容易になる。本発明の好適実施例に於て、
予処理は、折り曲げ線の回りの所定の狭い局限区域で素
材を局部応力除去処理アニーリングするために加熱する
ことにより行われる。しかしながら、金属の全てを加熱
することは所望されない。過度の予処理はパッケージ素
材を折り曲げ線に沿って正確に形成することを困難にす
る。上述のパネル及び部分を形成する主要な部分はパッ
ケージに強度及び安定性を与えるために焼き入れされた
状態に留まる。故に素材80は、図2に示す折り曲げ線
に近接した綾目陰影区域に於てのみ加熱される。
【0030】折り曲げ線の局部応力除去処理アニーリン
グによる予処理方法は図3に概略的に示される。光手段
100は金属シート102の上方に配置される。光手段
100からの光エネルギ104は図2の折り曲げ線に対
応する金属シート102の所定部域へ指向される。光エ
ネルギ104はレンズ106により正確に焦点が合わさ
れ、光の焦点108はシート102から所定の距離にあ
り、それにより所望の幅のビーム112がシートに当た
る。金属シート102と光手段100との相対運動は、
応力除去処理アニーリングに十分な量のエネルギがシー
トに伝達されるように、即ち金属をクラックを生じるこ
となく曲げれるように、制御される。シールド110を
レンズ106と金属シート102との間に介在させるこ
とにより、シートから反射された光が光手段100へ戻
らないようにし、しかして光手段への損傷を回避する。
【0031】前記方法の好適実施例に於て、光手段10
0はレーザである。レーザの出力エネルギは所定量の熱
だけがシートに伝達されるように制御される。有利には
レーザ光は細いビームを提供し、この細いビームは所定
の折り曲げ線へ指向でき、また焼き入れ状態に留まるべ
き周囲部域を加熱することもない。
【0032】金属シート102による光エネルギの吸収
を容易ならしめるために、先ずシートの反射率が減じら
れる。シート102は表面を機械的に粗面加工すること
により暗色化される。代わりに、着色剤を付与すること
ができ、あるいは反射率を減じる他の適当な手段を採用
できる。
【0033】あるいは、赤外線光源を加熱手段として採
用でき、これに適当な出力制御装置を設ける。光を前述
の如き狭い局限部域に制限するために所定寸法のスロッ
トを有する光シールドが赤外線源とシートとの間に配置
される。
【0034】図4で概略的に示す他の代替例として、シ
ート102と所定期間接触する少なくとも一つの加熱プ
ラテン113を配置することにより加熱ステップを実施
することができる。プラテン113は外方面上に形成さ
れ、隆起部域114が狭い局限部域でシート102と接
触する。シート102は、所定の速度で、プラテン11
3と支持面との間、あるいは図示の如く二つのプラテン
の間、を通る。加熱された隆起部域114との接触によ
りシートの狭い局限部域が加熱される。加熱部域114
の温度はシート102がプラテン113を通じて動く際
の速度により、即ちプラテンとシートとの接触期間に対
して、決定される。比較的高い温度はよりはやい移行速
度に対して必要とされる。加熱中のシートの歪みを防ぐ
ために、シート102はプラテン113間を動かされる
とき把持され張力を付与された状態に保持される。
【0035】図5に概略的に示す接触加熱の他の方法
は、ダイプレート116に装着され且つ任意の適当な動
力源に接続されたストリップ状加熱器115を採用す
る。底部ダイプレート117はシート102を支持す
る。ストリップ加熱器115はダイプレート116に配
置され、シート102と折り曲げ位置で接触する。ダイ
プレート116はシート102と接触して、制限期間、
好ましくは約1秒間動かされ、またストリップ加熱器1
15は折り曲げ位置を675o Cないし750o Cの範
囲の温度まで加熱する。ダイプレート116はストリッ
プ加熱器115からの熱を吸収し、シート102の隣接
部域の要求されない加熱を防ぐ。底部プレート117が
約500o Cに加熱されることにより、シートがダイプ
レート116及びストリップ加熱器115と接触する前
に加熱されるならば有利である。
【0036】図6で概略的に示すいま一つの代替例によ
ると、加熱ステップは誘導加熱源、例えば電磁界、を狭
い局限部域で選択的にシート102と極近接して位置決
めすることにより行われる。誘導加熱源はヘッド118
として形成され、選択的部域で電磁界を生じるようにワ
イヤグリッド(wire grid) 区域119が加熱部の表面に
配置されている。シート102はヘッド118に近接し
て通され、誘導加熱源部域119が選択的にシート10
2の狭い局限部域に近接して配置されて狭い局限部域を
加熱する。加熱エネルギ源は電磁界であるので、ヘッド
118はシートが通るときシートと接触しない。
【0037】アルミの熱伝導能力の故に非接触加熱手段
が好まれる。伝導加熱を狭い局限部域に制限することは
困難であり、その理由はアルミシートは非常に効果的に
伝導し、熱源と接触するとき吸熱部として作用するから
である。シートと熱源との接触を必要としない誘導加熱
は、シートの加熱をより良好に制御できる。
【0038】前記方法の好適実施例に於て、折り曲げ線
の予処理はシートを専ら加熱することにより行われる。
代わりに、機械的応力を折り曲げ線の回りの区域に付与
でき、加熱を補足して仕上がりパッケージに於ける良好
な折り曲げ線を保証する。また頂部フラップと蓋部分と
の間、及び底部フラップと本体パネルとの間の折り曲げ
線の予処理のために、加熱をしない機械的応力付与を採
用できる。
【0039】あるいはまた、段階的な一連のステップに
於てパッケージ素材を部分的に折り曲げてパッケージを
形成することができる。部分的、段階的折り曲げにより
クラックを回避できるが、その理由は任意の単一ステッ
プに於て金属に付与された応力が減じられ且つ金属材料
が折り曲げステップ間で回復できるからである。
【0040】折り曲げ線が用意された後、シートは部分
的にダイカット(die cut) されてフラップ間に破断スペ
ースを形成する。外方縁82はこの時点で切断されない
が、その理由は素材が後続のステップでの処理のために
シートの一部として留まるからである。部分的なダイカ
ッティングステップにより、後方頂部フラップ70と第
1側方頂部フラップ72との間、第1側方頂部フラップ
72と前方頂部フラップ74との間、及び前方頂部フラ
ップ74と第2側方頂部フラップ76との間に隙間が作
られる。同様に、ダイカッティングステップにより、第
1側方底部フラップ42、後方底部フラップ40及び前
方底部フラップ44の間、及び前方底部フラップ44と
第2側方底部フラップ46との間に隙間が形成される。
【0041】引き続くステップに於て、シートは洗浄及
びエッチングされてシート上の潤滑油、汚れ及び他の不
純物を除去される。またエッチングは部分的なダイカッ
ティングステップの残留物である金属材料の破片を除去
する。洗浄することによりシートは印刷物、例えばラベ
ル、図形及び着色を付与できるように準備される。
【0042】次いで洗浄及びエッチングされたシートは
印刷物、図形及び着色が付与される。本発明の好適実施
例に於て、印刷物は適当な接着剤でシートに結合された
印刷材料の薄いフィルムとして付与される。あるいはま
た、印刷物をシートに直接印刷することができる。印刷
物がシートに付与された後、重合体又は他の適当な保護
材料の被覆が印刷物の上に施されて掻き傷又は他の機械
的損傷から保護され、また所望の表面外観が得られる。
また熱活性化接着剤がシートの所定部域、フラップ及び
後方接合パネルに付与され、これらは後で重畳及び結合
されてパッケージを形成する。更に、接着剤は、内方フ
レームを素材80に取り付けるために易損線60,62
及び64の近くで前方パネル26及び第1及び第2側方
パネル24,28の部分に付与される。
【0043】シートが被覆された後に、第2ダイカッテ
ィング操作が行われて素材をシートから分離する。この
ステップに於て、素材80の外方縁82が切断され、ま
た素材がシートから除去される。コーティングを積層さ
れた金属シートをダイカットすることにより、素材の露
出縁を無光沢にする。次いで素材80は後続の処理のた
めに積み重ねられる。
【0044】完成シガレットパッケージは図1に示す内
方フレーム90を含む。内方フレーム90は別の一連の
ステップで形成され、パッケージ10を形成するために
折り曲げる前に素材80に取り付けられる。図7は内方
フレーム素材92の平面図である。内方フレーム素材9
2は一般的に長方形部材であり、折り目を付けられて三
つのセグメント、即ち第1側部94、中央部96及び第
2側部98に分かれている。中央部96の上方端で、実
質的に長方形の隙間95が作られる。完成及び仕上がり
パッケージに於て、隙間95は消費者によるパッケージ
の内容物への接近を容易にする。
【0045】内方フレーム素材92の形成方法はパッケ
ージ素材80の形成方法と類似しており、アルミ又は他
の適当な材料の如き、金属シートのコイルが提供され
る。分離及び折り曲げ線は素材上に示され、第1及び第
2折り曲げ線93,97と素材92の外方分離縁とを形
成する。本発明の好適実施例に於て、シートは上述の態
様でシートを加熱することにより予処理される。代わり
に、シートは技術上周知の如く従来の折り曲げ装置を使
用して機械的に折り目を付けられる。
【0046】内方フレーム素材92はダイカッティング
又は他の適当な手段によりシートから分離され、次いで
素材92はパッケージ素材80への取り付けに備えて洗
浄及びエッチングされる。上述の如く、洗浄及びエッチ
ングにより金属から油及び汚れが落とされ、またダイカ
ッティングステップの残留物である金属破片又は粒子が
取り除かれる。
【0047】内方フレーム素材92は中央部96が前方
パネル26を覆うようにパッケージ素材80に取り付け
られるが、その際、隙間95は前方パネル26に邪魔さ
れないように位置決めされる。完成パッケージ10に於
て、図1で示す如く、内方フレーム90は本体20の上
方開放縁から延びる。
【0048】パッケージ素材80から形成されるパッケ
ージ10は、折り目32,34,36及び38で素材8
0を折り曲げることにより形成され、後方パネル22と
前方パネル26とが実質的に平行である本質的に長方形
の管が形成される。接合パネル30及び蓋接合部分59
は後方パネル22及び後方部分52へそれぞれ、後方接
合パネル及び蓋後方接合部分が管の内側になるように、
重ねられて結合される。側方底部フラップ42,46及
び側方頂部フラップ72,76は、本体部分20及び蓋
部分50の側部と実質的に垂直になるように折り曲げら
れる。後方底部フラップ40は側方底部フラップ42,
46上へ折り曲げられ、また後方頂部フラップ70は側
方頂部フラップ72,76上へ折り曲げられる。次いで
前方頂部フラップ74は他のフラップ上へ折り曲げられ
て結合され、蓋部分50を閉じ、また前方底部フラップ
44は他の底部フラップ上へ折り曲げられて結合され本
体部分20を閉じる。
【0049】本発明の方法で形成されたパッケージ10
は、予処理された折り曲げ線に沿って金属素材80を折
り曲げることにより各パネル間に丸いコーナーを有す
る。
【0050】パッケージ10を開封するために、易損線
60,62及び64は消費者により破られて蓋50の前
部56及び側部54,58が本体20の前部26及び側
部24,28から分離される。次いで蓋50は本体20
から離れる方向に、図1に示す開放位置へ枢動できる。
ヒンジ68は後方パネル22及び蓋後方部分52に接着
された可撓性テープ又はラベルで補強でき、繰り返され
る蓋50の開閉に伴うクラックを防ぐ。
【0051】図8は本発明のパッケージ素材120の代
替実施例の平面図である。上述された本発明の方法は、
図7の内方フレーム素材92を形成するステップを除い
ては、図8に示す他のパッケージ素材の形成に適用でき
る。図8のパッケージ素材120は素材の一部として形
成された内方フレームを含む。前記方法の他のステップ
は実質的に同一のままである。
【0052】シートは分割されて本体部分121及び蓋
部分160を有する素材120を画成する。本体部分1
21は幾つかのセグメントを含み、これらのセグメント
は素材120の折り曲げ時に前方パネル122、底部パ
ネル124及び後方パネル126を形成する。前方側部
パネル130,132は前方パネル122から側方へ垂
下する。底部側方フラップ134,136は底部パネル
から垂下し、後方側部パネル138,140は後方パネ
ル126から側方へ垂下する。
【0053】前方パネル122の自由端で、シートは折
られて内方フレーム150を形成する。シートを折るこ
とにより、内方フレーム150は本体セグメントの平面
から偏倚される。本体部分セグメント間の折り目144
は前方本体セグメントから内方フレームセグメントへの
段部を形成する。素材120が折り曲げられてパッケー
ジになる時、内方フレーム150はパッケージの内側の
方へ偏倚され、蓋部分160が内方フレームを覆い閉じ
るのに十分な間隙を与える。
【0054】蓋部分160は垂下後方フラップ164,
166を有する後方部分162を含む。頂部分168は
後方部分162から延び、また前方部分170は頂部分
から延びる。頂側部172,174は前方部分170か
ら延び、また頂部分176,178は頂側部172,1
74から垂下する。後方パネル126と蓋後方部分16
2との間の折り目180は完成パッケージに於けるヒン
ジとなる。
【0055】内方フレーム150を素材120の一部と
して適応させるために、本体及び蓋セグメントは上述の
素材80の側部方向パターンよりはむしろ、縦方向パタ
ーンでレイアウトされる。素材120は折り曲げられて
パッケージを形成するが、その際に前方パネル122及
び後方パネル126が底部パネル124と垂直になるよ
うに折り曲げられる。底部フラップ134,136は底
部パネル124に対して垂直に折り曲げられ、後方側部
パネル138及び140は折り曲げられて底部フラップ
に重なる。次いで前方側部パネル130,132は折り
曲げられて後方側部パネル138,140に重なる。側
方パネルは、被覆ステップ中に付与できる熱活性化結合
剤の如き適当な手段により共に結合される。
【0056】蓋部分160は、後方側部フラップ16
4,166を後方部分162に対して垂直に折り曲げ、
頂部フラップ176,178を頂側部172,174に
対して垂直に折り曲げ、及び頂側部172,174を前
方部分170に対して垂直に折り曲げることにより形成
される。前方部分170は頂部分168に対して垂直に
折り曲げられ、頂部フラップ176,178は頂部分に
重なる。頂部分168は後方部分162に対して垂直に
折り曲げられ、後方フラップ164,166は頂側部1
72,174に重なる。後方側部164,166は、被
覆ステップ中に付与できる熱活性化結合剤の如き適当な
手段により適正位置で結合される。完成パッケージに於
て、前部170は中央部分154で内方フレーム150
に重なり、頂側部172,174はそれぞれ内方フレー
ム側部152,156に重なる。
【0057】本発明の他の好適実施例によると、本体部
分及び蓋部分は別々の素材として形成され、次いでパッ
ケージを完成するために接合される。図9は本体部分素
材210の平面図であり、図10は蓋部分素材270の
平面図である。素材210,270は上述の如き方法に
より金属材料のシートから形成される。
【0058】本体素材210は、後方パネル212、第
1側部パネル214、前方パネル216、第2側部パネ
ル218及び後方接合パネル220を含む。内方フレー
ム部分230は本体素材210の一部として一体的に形
成される。内方フレーム230は、後部232、第1側
部234、前部236、第2側部238及び後方接合部
分240を含む。内方フレーム230の前部236は、
完成パッケージの内容物に容易に近づけるように隙間部
分235を含む。内方フレーム230は、本体部分セグ
メントとは異なる平面上に位置するように素材210に
形成される。
【0059】蓋部分270は完成パッケージに於て後方
部分272、第1側方部分274、前方部分276、第
2側方部分278及び後方接合部分280となるセグメ
ントで形成される。
【0060】本体部分210及び蓋部分270がシート
から分離された後で、前記部分は実質的に長方形の管を
形成するように折り曲げられる。本体部分210の後方
接合パネル220と後方パネル212とが重ねられて結
合され、また蓋部分270の後方接合部分280と後部
272とが重ねられて結合される。図11及び図12に
示す底部キャップ250は折り曲げられた本体部分21
0の開放底部端に取り付けられる。図13及び図14に
示す頂部キャップ260は折り曲げられた蓋部分270
の開放頂部端に取り付けられる。底部キャップ250を
取り付けられた本体部分210が図15に示される。折
り曲げられた蓋部分270が頂部キャップ260を取り
付けられて図16に示される。
【0061】底部キャップ250及び頂部キャップ26
0は別のステップで、スタンピング又はプレス形成操作
により、金属材料、例えばアルミ又は他の適当な材料か
ら形成される。図11は底部キャップ250の底部平面
図であり、図12は側面図である。底部キャップ250
は中空の中央部域253を有するベース部分252を含
む。直立したリブ254はベース部分252から延びて
内方中空部域256及び外方肩部域258を画成する。
底部キャップ250は、折り曲げられた本体の内側にリ
ブ254を、前部216、側部214,218及び後部
212を形成するパネルの端が肩部258上に載った状
態で、適合させることにより本体部分210に取り付け
られる。底部キャップ250は任意の適当な手段、例え
ば熱活性化接着剤により本体部分に結合される。
【0062】図13は頂部キャップ260の頂面図であ
り、図14は側面図である。頂部キャップ260は、ベ
ース部分262とベース部分から延びて内方中央中空部
域266及び外方肩部268を画成するリブ264とを
含む。頂部キャップ260は折り曲げられた蓋部分27
0に取り付けられるが、その際、リブ264は蓋部分に
より形成された管の内側に、後方部分272、側方部分
274,278及び前方部分276の縁が肩部268上
に載った状態で、適合される。頂部キャップは任意の適
当な手段により蓋部分270に結合される。
【0063】図16、図15に示す完成した蓋部分27
0及び本体部分210はそれぞれ一緒に、蓋部分270
の開放端が凹状内方フレームセグメント、即ち前部23
6、側部234,238及び後部232を覆って適合す
るように、嵌合される。蓋部分270の後方部分272
は、図1で示したものに類似したヒンジを形成するよう
に本体部分210の後方パネル212に取り付けられ、
開放及び閉鎖位置への蓋の選択的枢動を可能ならしめ
る。接着剤担持可撓性テープを、後方パネル212と後
方部分272との間の接合部を横切って付与できる。代
わりに、接着剤担持ラベルをヒンジを形成するために少
なくとも後方パネル212及び後方部分272へ取り付
けることができる。
【0064】本発明の更なる他の実施例によると、本体
部分は素材から中空長方形管になるように形成され、蓋
ではなく、平坦な頂部キャップ部材が設けられる。図1
7はパッケージ素材300の平面図である。素材300
は実質的に長方形の素子であり、上述の方法により予処
理されて、後方パネル310、第1側方パネル312及
び前方パネル314、第2側方パネル316及び接合パ
ネル318を形成するセグメント画成折り曲げ線が設け
られる。素材300は処理及び形成されて中空長方形管
になり、後方パネル310が接合パネル318に一部重
なり接合される。上述の如く、隣接パネル間のコーナー
は丸い。後方パネル310及び接合パネル318は任意
の適当な手段、例えば被覆ステップ中にパネルの内の少
なくとも一つのパネルの所定部域に付与される熱活性化
接着剤により結合される。
【0065】図18はパッケージ素材300を使用した
完成パッケージ330の斜視図である。素材300は折
り曲げられて中空管形状に形成され、底部キャップ25
0は管の開放底部端へ取り付けられる。底部キャップ2
50は図11及び図12に示す部材と実質的に同じであ
る。底部キャップ250はパッケージ330の底部端を
閉鎖して管に構造的安定性を与える。
【0066】図19はパッケージ330用の頂部キャッ
プ350の底面図である。頂部キャップ350は下方延
出リブ352と外方周囲肩部354とを有する実質的に
平坦な部材である。頂部キャップ350をパッケージ3
30に取り付ける際に、リブ352はパッケージの上方
端へ挿入され、肩部354がパネルの端部に対接する。
頂部キャップ350は任意の適当な手段によりパッケー
ジ330へ結合される。
【0067】頂部キャップ350はコーナー部域に配置
された開口356を含む。開口256により、仕上がり
形成パッケージ330の内容物へ接近できる。図18に
示す如く、包被体360が頂部キャップ350の頂部へ
取り付けられる。包被体360は開口356を覆い、ま
た開口を暴露するためにタブ部材362を引くことによ
り選択的に頂部キャップ350から剥すことができる。
包被体360は開口を選択的に閉じるために頂部キャッ
プ350へ再取付できるようにする再密封可能な接着剤
を有する。
【0068】前記は本発明の好適な原理、実施例及び操
作方法を述べてきたが、本発明は述べられた特定の実施
例に制限されるものと解釈すべきではない。上述の実施
例は制限的なものではなく例示的なものと見なすべきで
あり、変化例、改変例及び同等の例が特許請求の範囲に
記載された本発明の範囲から逸脱することなく他の実施
例により実現できることは了解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一面による金属シガレットパッ
ケージの斜視図である。
【図2】図2は図1のパッケージ形成用のシガレットパ
ッケージ素材の平面図である。
【図3】図3は折目帯域に沿って硬焼き戻しアルミを軟
化させる本発明の方法の加熱ステップの概略図である。
【図4】図4は伝導加熱手段を組み入れた加熱ステップ
の他の実施例の概略図である。
【図5】図5は他の伝導加熱手段を組み入れた加熱ステ
ップのいま一つ他の実施例の概略図である。
【図6】図6は誘導加熱手段を使用する加熱ステップの
更なる他の実施例の概略図である。
【図7】図7は図2の素材から形成されるシガレットパ
ッケージ用の内方フレームの平面図である。
【図8】図8はシガレットパッケージ素材の他の実施例
の平面図である。
【図9】図9はシガレットパッケージのいま一つ他の実
施例の本体部分素材の平面図である。
【図10】図10は図9の本体部分素材用の蓋部分素材
の平面図である。
【図11】図11は図9の本体部分素材用の底部キャッ
プの底面図である。
【図12】図12は図11の底部キャップの側面図であ
る。
【図13】図13は図10の蓋部分素材用の頂部キャッ
プの頂面図である。
【図14】図14は図13の頂部キャップの側面図であ
る。
【図15】図15は折り曲げて組み立てられた図9の本
体部分の斜視図である。
【図16】図16は折り曲げて組み立てられた図10の
蓋部分の斜視図である。
【図17】図17はパッケージ素材の他の実施例の平面
図である。
【図18】図18は図17の素材から形成されたパッケ
ージの斜視図である。
【図19】図19は図18のパッケージの頂部キャップ
の底部平面図である。
【符号の説明】
10 パッケージ 20 本体部分 25 ヒンジ部 50 蓋部分 80 素材 82 分離線 90 内方フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B31B 1/26 301 0332−3E B31B 1/26 301 B65D 5/66 301 B65D 5/66 301C 85/10 0333−3E 85/10 (72)発明者 ジョン・ジェローム・フリーナー アメリカ合衆国ヴァージニア州23113、ミ ドロシアン、シルヴァー、クリーク、コー ト 1001 (72)発明者 アレックス・サンダー・ジャージリー アメリカ合衆国ヴァージニア州23139、パ ウハッタン、メイ、ウェイ、ドライヴ 1655 (72)発明者 ジョゼフ・リー・グレゴリー・ザ・サード アメリカ合衆国ヴァージニア州23235、リ ッチモンド、レイアン、ドライヴ 1712 (72)発明者 ジョン・ホウキンス アメリカ合衆国ヴァージニア州23113、ミ ドロシアン、リトル、ポンド、レイン 12310 (72)発明者 ガイ・ジェイ・ジーンレナウド アメリカ合衆国ヴァージニア州23226、リ ッチモンド、メリッサ、ミル、ロード 10508 (72)発明者 レジナルド・ダヴリュー・ニューサム アメリカ合衆国ヴァージニア州23236、リ ッチモンド、フィルレイ、ロード 216 (72)発明者 デュエイン・シー・ワイルダー アメリカ合衆国ヴァージニア州23832、チ ェスターフィールド、キャノック、ロード 7225

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のパッケージ素材を形成するため
    の金属シートを設け;金属シート上の個々のパッケージ
    素材を各素材の折り曲げ線及び個々の素材間の分離線に
    より画成し;金属の折り曲げを容易ならしめるために素
    材の折り曲げ線の回りの狭い局限区域でシートを予処理
    し;個々の予処理されたパッケージ素材をシートから分
    離し;素材を折り曲げ線に沿って折り曲げて中空の実質
    的に長方形のパッケージを形成するステップから成る金
    属パッケージの製造方法。
  2. 【請求項2】 折り曲げ後に素材の所定部分を結合しパ
    ッケージを形成するステップを更に含む請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 形成されたパッケージに蓋を取り付ける
    ステップを更に含む請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 折り曲げを容易ならしめるためにシート
    を予処理するステップはシートを折り曲げ線の回りの狭
    い局限区域で加熱することを含む請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 折り曲げ線の区域に於けるシートの光反
    射率を減少させることにより折り曲げ線の回りの区域を
    加熱する準備をすることを更に含む請求項4記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 加熱ステップはレーザ光ビームをシート
    の折り曲げ線の回りの区域へ所定期間指向することを含
    む請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 レーザ光ビームをビームの焦点がシート
    の面から所定距離にあり光がシートと接触する場所で所
    定幅のビームを得られるようにシートへ指向することを
    更に含む請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 レーザ光の源とシートとの間にシールド
    を配置してシートから反射された光が源に当たらないよ
    うにすること更に含む請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 加熱ステップは赤外線光源からの光を折
    り曲げ線の区域へ指向することを含む請求項4記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 シートから所定距離に配置された光シ
    ールドの開口を通り赤外線光を指向してシートの所定部
    域が光に曝されるようにすることを更に含む請求項9記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 加熱ステップは加熱プラテンを狭い局
    限区域に沿ってシートと所定期間接触させ同時にシート
    を伸張して歪を防ぐように配置することを含む請求項4
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 加熱ステップは所定温度に加熱される
    ストリップ加熱器を担持するダイプレートにシートの表
    面を所定期間接触させることを含み、ストリップ加熱器
    は狭い局限区域と対応して配置される請求項4記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 ダイプレートと接触する面の反対側の
    シート面を加熱プレートと接触させ、加熱プレートはス
    トリップ加熱器の温度よりも低い温度である請求項12
    記載の方法。
  14. 【請求項14】 加熱ステップは誘導加熱源を所定期間
    シートの狭い局限区域と近接して配置することを含む請
    求項4記載の方法。
  15. 【請求項15】 シートを予処理するステップは折り曲
    げ線に沿って金属の折り曲げを容易ならしめるために折
    り曲げ線の回りの区域に機械的応力を付与することを含
    む請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 パッケージ形成するために素材を折り
    曲げる前に折り曲げ線に沿って素材を部分的に折り曲げ
    るステップを更に含む請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 シートからパッケージ素材を分離する
    前に印刷物をシートに付与するステップを更に含む請求
    項1記載の方法。
  18. 【請求項18】 印刷物を付与する前にシートをエッチ
    ング及び洗浄するステップを更に含む請求項17記載の
    方法。
  19. 【請求項19】 シートから素材が分離される前に保護
    材料の被覆をシートへ付与し、素材の露出縁が保護材料
    により被覆されるようにするステップを更に含む請求項
    1記載の方法。
  20. 【請求項20】 シートからパッケージ素材を形成する
    前にシートへ保護材料の被覆を付与し且つシート上の所
    定の部域に接着剤を付与するステップを更に含む請求項
    1記載の方法。
  21. 【請求項21】 内方フレームを設け、素材がパッケー
    ジを形成するために折り曲げられる前に内方フレームを
    素材へ取り付けるステップを更に含む請求項1記載の方
    法。
  22. 【請求項22】 提供される金属材料シートがアルミで
    ある請求項1記載の方法。
  23. 【請求項23】 シガレットの束を設け、束の回りに素
    材を折り曲げてパッケージを形成するステップを更に含
    む請求項1記載の方法。
  24. 【請求項24】 素材は縦方向及び側部方向を有し、縦
    方向は金属シート材料の列理方向と実質的に一致する請
    求項1記載の方法。
  25. 【請求項25】 個々のパッケージ素材を指示するステ
    ップは折り曲げると背部パネル、第1側方パネル、前方
    パネル、第2側方パネル及び後方接合パネルになるセグ
    メントを有する本体部分素材を指示し、第1端でパネル
    に折り目を付け内方フレーム部分を形成し、前方パネル
    セグメントの内方フレーム部分は後方パネルセグメント
    の内方フレーム部分よりも大きく且つ口部を有し、側方
    パネルセグメントの内方フレーム部分は実質的に台形で
    あり;及び、 折り曲げると後方部分、第1側方部分、前方部分、第2
    側方部分及び後方接合部分になるセグメントを有する蓋
    部分素材を指示し、前方部分セグメントは後方部分セグ
    メントよりも大きいことを含む請求項1記載の方法。
  26. 【請求項26】 更に実質的に平坦な長方形の頂部と下
    方へ突出したリブとを有する頂部端キャップを設け;実
    質的に平坦な長方形の頂部と上方へ突出したリブとを有
    する底部端キャップを設け;蓋部分を折り曲げて中空の
    管形状にして、後方接合部分を後方部分へ接合し;形成
    された蓋部分の頂部縁へ頂部端キャップを取り付け、リ
    ブが蓋部分内へ延びて蓋部分に結合され;本体部分を折
    り曲げて中空の管形状にして、後方接合パネルを後方パ
    ネルへ接合し;形成された本体部分の底部縁へ底部端キ
    ャップを取り付け、リブが本体部分内へ延びて本体部分
    に結合され;及び、 蓋部分の後方部分を本体部分の後方パネルへ接合してヒ
    ンジを形成することを含む請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 シートを分割してパッケージ素材を形
    成するステップは折り曲げると背部パネル、第1側方パ
    ネル、前方パネル、第2側方パネル及び後方接合パネル
    になるセグメントを有する本体部分素材を設けることを
    含み、また本体部分を折り曲げて中空の管形状にするス
    テップは後方接合パネルを後方パネルへ接合することを
    含む請求項1記載の方法。
  28. 【請求項28】 更に実質的に平坦な長方形の頂部と、
    開放開口と、下方へ突出したリブとを有する頂部端キャ
    ップを設け;実質的に平坦な長方形の頂部と上方へ突出
    したリブとを有する底部端キャップを設け;形成された
    本体部分の頂部縁へ頂部端キャップを取り付け、リブが
    本体部分の頂部縁内へ延びて本体部分の頂部縁へ結合さ
    れ;形成された本体部分の底部縁へ底部端キャップを取
    り付け、リブが本体部分内へ延びて本体部分に結合さ
    れ;及び、 開放開口を選択的に密封するために再密封可能な包被体
    を頂部端キャップへ取り付けることを含む請求項27記
    載の方法。
  29. 【請求項29】 金属材料素材から成るシガレットパッ
    ケージであって、前記素材は折り曲げ線を有し、素材は
    金属の折り曲げを容易ならしめるために折り曲げ線の回
    りの狭い局限区域に於て加熱され、また折り曲げ線に沿
    って折り曲げられて実質的に長方形のパッケージを形成
    し、パッケージは少なくとも前方パネル、後方パネル及
    び両側方パネルを有し、隣接パネル間のコーナーは所定
    の曲率半径を有するシガレットパッケージ。
  30. 【請求項30】 後方パネルでパッケージの上方端へ取
    り付けられる蓋を更に含み、前記蓋は実質的に長方形の
    カップ形状を有する請求項29記載のパッケージ。
  31. 【請求項31】 蓋は可撓性ヒンジ部材によりパッケー
    ジへ取り付けられる請求項30記載のパッケージ。
  32. 【請求項32】 パッケージの上方端で前方及び側方パ
    ネルの内部面へ取り付けられる内方フレームを更に含
    み、前記内方フレームはパッケージの上端から所定の距
    離で延出する請求項29記載のパッケージ。
  33. 【請求項33】 パッケージの上方端へ取り付けられる
    キャップを更に含み、前記キャップは再閉鎖可能な密封
    手段により開口を覆われる請求項29記載のパッケー
    ジ。
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