JPH0831818A - 絶縁薄膜の形成方法 - Google Patents

絶縁薄膜の形成方法

Info

Publication number
JPH0831818A
JPH0831818A JP6159869A JP15986994A JPH0831818A JP H0831818 A JPH0831818 A JP H0831818A JP 6159869 A JP6159869 A JP 6159869A JP 15986994 A JP15986994 A JP 15986994A JP H0831818 A JPH0831818 A JP H0831818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
silicon nitride
thickness
substrate
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6159869A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Mikata
裕一 見方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6159869A priority Critical patent/JPH0831818A/ja
Publication of JPH0831818A publication Critical patent/JPH0831818A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜厚が薄く均一である絶縁薄膜の形成方法を
提供する。 【構成】 500℃のもとで0.0008μm厚の第1
の非晶質シリコン膜を基板上部の0.0015μm厚の
第1の窒化シリコン膜14の上に堆積する堆積工程と、
堆積された第1の非晶質シリコン膜をNH3 に晒しなが
ら、500℃から800℃まで上げて0.0015μm
厚の第2の窒化シリコン膜16にする窒化工程と、再び
500℃のもとで第2の窒化シリコン膜16の上に0.
0008μm厚の第2の非晶質シリコン膜を堆積する堆
積工程と、これをNH3 に晒しながら、500℃から8
00℃まで上げて0.0015μm厚の第3の窒化シリ
コン膜18にする窒化工程と繰り返すことによって、合
計0.0045μm厚の均一な窒化シリコン膜19でな
る絶縁薄膜が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窒化シリコンによって
なる絶縁薄膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体装置には半導体素
子と共に半導体基板上にキャパシタ等を形成したものが
ある。このような半導体装置を構成しているキャパシタ
及びその絶縁薄膜は、従来は以下のようにして形成され
ていた。
【0003】すなわち、図20に示す第1の工程で、S
i基板1上に酸化シリコン(SiO2 )膜2が成層さ
れ、その一部に開口部3が形成されてSi基板1が露出
している。
【0004】次に図21に示す第2の工程で、LPCV
D法(減圧化学気相成長法)により下部電極となる多結
晶Si膜4を0.1μm堆積し、りん(P)をドーピン
グする。そして所定の部分をレジストで覆い、RIE
(反応性イオンエッチング)にて多結晶Si膜4をエッ
チングし、その後にレジストを除去する。
【0005】次に図22に示す第3の工程で、LPCV
D法により窒化シリコン(Si3 4 )膜5を0.00
5μm形成する。
【0006】次に図23に示す第4の工程で、窒化シリ
コン膜5の表面を酸化し、窒化シリコン膜5aと酸化シ
リコン膜6の積層構造を形成する。
【0007】次に図24に示す第5の工程で、上部電極
となる多結晶Si膜7をLPCVD法により堆積しりん
(P)をドーピングする。こうして下部電極である多結
晶Si膜4と上部電極である多結晶Si膜7の間に窒化
シリコン膜5aと酸化シリコン膜6を設けてキャパシタ
が形成される。
【0008】一方、上述のようにしてキャパシタを形成
した場合、窒化シリコン膜5の堆積膜厚を0.005μ
mよりもさらに薄くしていくと、キャパシタの容量から
窒化シリコン膜の酸化シリコン膜厚に換算した膜厚が、
図25に窒化シリコン膜の堆積膜厚と酸化シリコン膜換
算膜厚の関係を示すように、窒化シリコン膜の堆積膜厚
が0.005μmよりも薄くなると酸化シリコン膜換算
膜厚が逆に厚くなる現象が生じる。このため、膜厚が
0.005μmの時の酸化シリコン膜換算膜厚よりも薄
くすることはができない状況にあった。
【0009】そして、この0.005μm以下での酸化
シリコン膜換算膜厚の増加は次のように考えられる。す
なわち、図26(a)に示すようにLPCVD法でSi
基板8上に成層された窒化シリコン膜9は表面が平坦で
なく凹凸があり、凹部分では局所的に膜厚が非常に薄く
なっている。このような状態の窒化シリコン膜9を酸化
すると、図26(b)に示すように窒化シリコン膜9は
窒化シリコン膜9aと酸化シリコン膜10の積層構造と
なり、窒化シリコン膜9の膜厚が薄い部分については酸
化シリコン膜10に完全に変わり、局部的に窒化シリコ
ン膜9がなくなり、さらに、その場所の下地であるSi
基板8が酸化される。
【0010】従って局所的に酸化シリコン膜10が厚い
ものとなり、窒化シリコン膜9に対するキャパシタの容
量から換算した酸化シリコン膜換算膜厚は厚いものとな
る。またこの酸化シリコン膜10は膜質が悪く、リーク
電流が大きいものとなっている。
【0011】なお、LPCVD法で形成された窒化シリ
コン膜の表面の凹凸を回避する方法としてシリコンを1
100℃に加熱し、NH3 100%の雰囲気に数10分
間晒し、直接窒化により0.004μmまでの厚さの窒
化シリコン膜を形成する方法があるが、温度が高く、例
えば同一ウエハ上での拡散の問題があり微細化プロセス
には使用できない。
【0012】その結果、窒化シリコン膜の膜厚を0.0
05μmよりも薄くした場合にも酸化シリコン膜換算膜
厚が薄くなるようにした絶縁薄膜の形成方法が、微細素
子の作成を可能とする等の観点から切望されていた。さ
らに、形成された膜が均一な膜厚で膜質もよく、またキ
ャパシタを形成したときにはそのリーク電流も低減でき
るものであること等が要望されていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来は、
窒化シリコン膜の表面を酸化して窒化シリコン膜と酸化
シリコン膜の積層構造を形成した場合、窒化シリコン膜
の膜厚を0.005μmよりも薄くしていくと逆に酸化
シリコン膜換算膜厚が厚くなってしまい、また膜質も良
好なものではなかった。このような状況に鑑みて本発明
はなされたもので、その目的とするところは膜厚が均一
で薄い絶縁膜が得られる絶縁薄膜の形成方法を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の絶縁薄膜の形成
方法は、非単結晶シリコン膜を基板上に堆積する堆積工
程と、この堆積工程で非単結晶シリコン膜を堆積させた
後、該非単結晶シリコン膜表面の酸素密度が1×1015
atm/cm2 以下となるようにした状態で窒素を含む
ガスに基板を晒すと共に、この基板の温度を非晶質シリ
コンが結晶化する温度に昇温して非単結晶シリコン膜を
窒化シリコン膜にする窒化工程とを有することを特徴と
するものであり、さらに、堆積工程及び窒化工程を順次
繰り返すことにより窒化シリコン膜を堆積するようにし
たことを特徴とするものであり、さらに、堆積工程での
堆積時の温度が600℃以下であり、窒化工程での基板
温度が600℃以上であることを特徴とするものであ
り、さらに、非単結晶シリコン膜が非晶質シリコン膜で
あることを特徴とするものであり、さらに、窒素を含む
ガスがN2 、NH3 、N2 4 のうち少なくとも1つを
含むことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】上記のように構成された絶縁薄膜の形成方法
は、非単結晶シリコン膜を基板に堆積する堆積工程と、
この非単結晶シリコン膜を窒素を含むガスに晒すと共に
非晶質シリコンが結晶化する温度に昇温して窒化シリコ
ン膜にする窒化工程とを有する。そして基板に均一に堆
積された非単結晶シリコン膜が、これに混在する非晶質
シリコンも温度を上昇させることで結晶化し、窒化する
ことで均一な窒化シリコン膜が形成され、薄く膜厚が均
一な絶縁膜が得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0017】先ず第1の実施例のSi基板上に所定厚の
窒化シリコン(Si3 4 )膜を形成する場合につい
て、図1乃至図9を参照して説明する。図1乃至図7は
窒化シリコン膜を形成する各工程の断面図であり、図8
は窒化温度と窒化シリコン膜の膜厚の関係を示す図であ
り、図9は窒化シリコン膜の膜厚に対する酸化シリコン
膜換算膜厚を示す図である。
【0018】図1に示す第1の工程において、Si(1
00)基板11上にLPCVD法により、600〜63
0℃の温度、0.4〜0.8Torrの減圧状態で、S
iH4 (20%)100sccm、PH3 (10%)5
0sccmとして、りん(P)が注入された多結晶Si
膜12を0.1μm堆積する。そして堆積された多結晶
Si膜12の表面には通常の室温における自然酸化膜1
3が0.002μm程度形成されている。
【0019】次に図2に示す第2の工程で、H2 O分圧
及びO2 分圧が1×10-8Torr以下のチャンバー内
に多結晶Si膜12が堆積されたSi基板11導入し、
800℃以上の温度を10分間加え加熱する。これによ
り自然酸化膜13をSiOの形で蒸発させて除去し、多
結晶Si膜12のクリーンな表面を露出させる。
【0020】次に図3に示す第3の工程で、NH3 を5
SLM、5Torrの条件で流し、所定温度に保持して
多結晶Si膜12の表面に厚さ0.0015μmの第1
の窒化シリコン膜14を堆積する。なお、このとき保持
する温度と堆積される窒化シリコン膜の膜厚の関係は図
8に示す通りであって、約800℃に保持して厚さ0.
0015μmの窒化シリコン膜14を堆積するようにし
ているが、第1の窒化シリコン膜14をこれと異なる膜
厚の膜とする際には、保持する温度を変えることによっ
て行う。
【0021】また、保持する温度が1000℃以下の場
合には、多結晶Si膜12の表面に自然酸化膜13が存
在していると窒化シリコン膜は形成されず、SiOX
Y 膜となって良好な膜質が得られなくなる。
【0022】次に図4に示す第4の工程で、基板温度を
600℃以下、例えば500℃まで下げ、Si2 6
00sccm、0.1Torrの条件で、多結晶Si膜
12の表面に堆積された第1の窒化シリコン膜14の上
にさらに例えば厚さ0.0008μmの第1の非晶質シ
リコン膜15の非単結晶シリコン膜を均一に堆積する。
この非単結晶シリコン膜は結晶が混在するものであって
も良い。
【0023】次に図5に示す第5の工程で、H2 O分圧
及びO2 分圧が1×10-8Torr以下で第1の非晶質
シリコン膜15が酸化されないようにし、NH3 を5S
LM、5Torrの条件で流しながら基板温度を500
℃から非晶質シリコンが結晶化する温度、例えば800
℃まで上げる。これにより厚さ0.0008μmの第1
の非晶質シリコン膜15は全て窒化シリコンになって厚
さ0.0015μmの第2の窒化シリコン膜16が形成
され、多結晶Si膜12の上に合計厚さが0.003μ
mの窒化シリコン膜が形成されることになる。
【0024】なお、この時の基板温度は900℃を上限
とする。またNH3 を500℃で流してから昇温するこ
とによって、第1の非晶質シリコン膜15の表面を低温
で窒化し、非晶質シリコンの表面拡散による膜厚の不均
一化は防がれる。
【0025】さらに続いて図6に示す第6の工程で、第
4の工程と同様に基板温度を500℃まで下げ、Si2
6 100sccm、0.1Torrの条件で再び例え
ば厚さ0.0008μmの第2の非晶質シリコン膜17
を、第2の窒化シリコン膜16の上にさらに均一に堆積
する。
【0026】次に図7に示す第7の工程で、第5の工程
と同様にH2 O分圧及びO2 分圧が1×10-8Torr
以下で第2の非晶質シリコン膜17が酸化されないよう
にし、NH3 を5SLM、5Torrの条件で流しなが
ら基板温度を500℃から800℃まで上げる。これに
より厚さ0.0008μmの第2の非晶質シリコン膜1
7は全て窒化シリコンになって厚さ0.0015μmの
第3の窒化シリコン膜18が形成され、多結晶Si膜1
2の上に合計厚さが0.0045μmの窒化シリコン膜
19が形成されることになる。
【0027】そして上述の第6及び第7の工程と同じ様
に第4及び第5の工程を繰り返し行い非晶質シリコン膜
の形成と窒化を繰り返すことによって、より厚い所望膜
厚の窒化シリコン膜が形成することもできる。
【0028】以上のようにして形成した窒化シリコン膜
19、及び膜厚を厚くするよう非晶質シリコン膜の形成
と窒化を繰り返して形成した窒化シリコン膜は、いずれ
も膜厚が均質に形成され、表面の酸化を行っても局所的
に酸化シリコン膜が多結晶Si膜12まで突き抜けるこ
とはない。
【0029】また、窒化シリコン膜厚の酸化シリコン膜
換算膜厚については図9に示すようになり、窒化シリコ
ン膜の膜厚を0.005μmよりも薄くした場合におい
ても、0.005μmよりも厚い場合の関係と同様に酸
化シリコン膜換算膜厚が薄くなる。そして均質の薄い絶
縁膜が得られることから微細素子の形成にも適用でき
る。
【0030】なお、上記における窒化は記載したものに
限らず窒素を含んだガスであればよい。また非晶質シリ
コンの形成もSi2 6 に限らずSiH4 等Siを含ん
だガスが使用できる。
【0031】次に第2の実施例のSi基板上にキャパシ
タを形成する場合について、図10乃至図19を参照し
て説明する。図10乃至図19はいずれもキャパシタを
形成する各工程の断面図である。そして各工程は第1の
実施例における対応する各工程と同様に行われる。
【0032】図10に示す第1の工程で、Si基板21
上に酸化シリコン(SiO2 )膜22を成層する。
【0033】次に図11に示す第2の工程で、酸化シリ
コン膜22の一部に開口部23が形成し、Si基板21
を露出させる。その後、LPCVD法により600〜6
30℃の温度、0.4〜0.8Torrの減圧状態で、
SiH4 (20%)100sccm、PH3 (10%)
50sccmとして、りん(P)が注入された下部電極
となる多結晶Si膜24を0.1μm堆積する。
【0034】次に図12に示す第3の工程で、多結晶S
i膜24の所定の部分をレジストで覆い、RIE(反応
性イオンエッチング)にて多結晶Si膜24をエッチン
グし、その後にレジストを除去して下部電極を形成す
る。
【0035】次に図13に示す第4の工程で、NH3
5SLM、5Torrの条件で流し、800℃の所定温
度に保持して多結晶Si膜24のクリーンな表面及び酸
化シリコン膜22の表面に厚さ0.0015μmの第1
の窒化シリコン膜25を堆積する。
【0036】次に図14に示す第5の工程で、基板温度
を500℃まで下げ、Si2 6 100sccm、0.
1Torrの条件で、第1の窒化シリコン膜25の上に
例えば厚さ0.0008μmの第1の非晶質シリコン膜
26の非単結晶シリコン膜を均一に堆積する。
【0037】次に図15に示す第6の工程で、第1の非
晶質シリコン膜26が酸化されないようにし、NH3
5SLM、5Torrの条件で流しながら基板温度を5
00℃から800℃まで上げる。これにより厚さ0.0
008μmの第1の非晶質シリコン膜26は全て窒化シ
リコンになって厚さ0.0015μmの第2の窒化シリ
コン膜27が形成され、多結晶Si膜24の上に合計厚
さが0.003μmの窒化シリコン膜が形成されること
になる。
【0038】次に図16に示す第7の工程で、第5の工
程と同様に基板温度を500℃まで下げ、Si2 6
00sccm、0.1Torrの条件で例えば厚さ0.
0008μmの第2の非晶質シリコン膜28を、第2の
窒化シリコン膜27の上にさらに均一に堆積する。
【0039】次に図17に示す第8の工程で、第6の工
程と同様に第2の非晶質シリコン膜28が酸化されない
ようにし、NH3 を5SLM、5Torrの条件で流し
ながら基板温度を500℃から800℃まで上げる。こ
れにより厚さ0.0008μmの第2の非晶質シリコン
膜28は全て窒化シリコンになって厚さ0.0015μ
mの第3の窒化シリコン膜29が形成され、多結晶Si
膜24の上に合計厚さが0.0045μmの窒化シリコ
ン膜30が形成されることになる。
【0040】次に図18に示す第9の工程で、第2の工
程と同様にLPCVD法により600〜630℃の温
度、0.4〜0.8Torrの減圧状態で、SiH
4 (20%)100sccm、PH3 (10%)50s
ccmとして、りん(P)が注入された上部電極となる
多結晶Si膜31を0.1μm堆積する。
【0041】次に図19に示す第10の工程で、多結晶
Si膜31の所定の部分をレジストで覆い、RIE(反
応性イオンエッチング)にて多結晶Si膜31をエッチ
ングし、その後にレジストを除去して上部電極を形成す
る。
【0042】こうして下部電極である多結晶Si膜24
と上部電極である多結晶Si膜31の間に窒化シリコン
膜30を設けてキャパシタ32が形成される。なお、上
述のものでは下部電極である多結晶Si膜24と上部電
極である多結晶Si膜31の間の窒化シリコン膜30の
膜厚を0.0045μmとしているが、これを適宜設定
することにより所望容量のキャパシタを得ることができ
る。
【0043】このようにして形成されたキャパシタは、
窒化シリコン膜30の膜厚を0.005μm以下とした
ときにもその酸化シリコン膜換算膜厚が増加せず薄いも
のとなるため、小形で大きな容量のキャパシタを得るこ
とができる。
【0044】また形成されたキャパシタについても、窒
化シリコン膜30の膜厚が薄く均一で良質の膜であるか
ら、そのリーク電流は小さなものとなっている。すなわ
ち、3.3MV/cmの電界時において従来のものと本
発明のもののリーク電流を比較した場合、従来のものが
膜厚0.004μmの場合にリーク電流が1×10-3
/cm2 であり、膜厚0.005μmの場合に1×10
-5A/cm2 であり、膜厚0.006μmの場合に1×
10-7A/cm2 であった。
【0045】これに対し、本発明のものが膜厚0.00
3μmの場合に1×10-4A/cm2 であり、膜厚0.
0045μmの場合に1×10-6A/cm2 であり、膜
厚0.006μmの場合に1×10-8A/cm2 であ
り、リーク電流は大幅に低減される。
【0046】なお、本発明は枚葉式処理装置でもバッチ
式処理装置でも適用できる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、非単結晶シリコン膜を堆積する堆積工程と、この非
単結晶シリコン膜を窒素を含むガスに晒すと共に非晶質
シリコンが結晶化する温度に昇温して窒化シリコン膜に
する窒化工程とを有する構成としたことにより、薄く膜
厚が均一な絶縁膜を得ることができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る第1の工程の断面
図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る第2の工程の断面
図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る第3の工程の断面
図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る第4の工程の断面
図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る第5の工程の断面
図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る第6の工程の断面
図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る第7の工程の断面
図である。
【図8】本発明の第1の実施例における多結晶Si膜に
窒化シリコン膜を堆積する際の保持温度と堆積膜厚の関
係を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施例における窒化シリコン膜
の膜厚と酸化シリコン膜換算膜厚の関係を示す図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施例に係る第1の工程の断
面図である。
【図11】本発明の第2の実施例に係る第2の工程の断
面図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係る第3の工程の断
面図である。
【図13】本発明の第2の実施例に係る第4の工程の断
面図である。
【図14】本発明の第2の実施例に係る第5の工程の断
面図である。
【図15】本発明の第2の実施例に係る第6の工程の断
面図である。
【図16】本発明の第2の実施例に係る第7の工程の断
面図である。
【図17】本発明の第2の実施例に係る第8の工程の断
面図である。
【図18】本発明の第2の実施例に係る第9の工程の断
面図である。
【図19】本発明の第2の実施例に係る第10の工程の
断面図である。
【図20】従来技術に係る第1の工程の断面図である。
【図21】従来技術に係る第2の工程の断面図である。
【図22】従来技術に係る第3の工程の断面図である。
【図23】従来技術に係る第4の工程の断面図である。
【図24】従来技術に係る第5の工程の断面図である。
【図25】従来技術における窒化シリコン膜の膜厚と酸
化シリコン膜換算膜厚の関係を示す図である。
【図26】従来技術におけるSi基板と窒化シリコン膜
の積層構造の断面図で、図26(a)は窒化シリコン膜
の酸化前の断面図であり、図26(b)は窒化シリコン
膜の酸化後の断面図である。
【符号の説明】
11…Si基板 12…多結晶Si膜 14…第1の窒化シリコン膜 15…第1の非晶質シリコン膜 16…第2の窒化シリコン膜 17…第2の非晶質シリコン膜 18…第3の窒化シリコン膜 19…窒化シリコン膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01L 21/8242 27/108

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非単結晶シリコン膜を基板上に堆積する
    堆積工程と、この堆積工程で非単結晶シリコン膜を堆積
    させた後、該非単結晶シリコン膜表面の酸素密度が1×
    1015atm/cm2 以下となるようにした状態で窒素
    を含むガスに前記基板を晒すと共に、この基板の温度を
    非晶質シリコンが結晶化する温度に昇温して前記非単結
    晶シリコン膜を窒化シリコン膜にする窒化工程とを有す
    ることを特徴とする絶縁薄膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 堆積工程及び窒化工程を順次繰り返すこ
    とにより窒化シリコン膜を堆積するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の絶縁薄膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 堆積工程での堆積時の温度が600℃以
    下であり、窒化工程での基板温度が600℃以上である
    ことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の絶縁薄膜
    の形成方法。
  4. 【請求項4】 非単結晶シリコン膜が非晶質シリコン膜
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の絶
    縁薄膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 窒素を含むガスがN2 、NH3 、N2
    4 のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3記載の絶縁薄膜の形成方法。
JP6159869A 1994-07-12 1994-07-12 絶縁薄膜の形成方法 Pending JPH0831818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159869A JPH0831818A (ja) 1994-07-12 1994-07-12 絶縁薄膜の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159869A JPH0831818A (ja) 1994-07-12 1994-07-12 絶縁薄膜の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0831818A true JPH0831818A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15702997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6159869A Pending JPH0831818A (ja) 1994-07-12 1994-07-12 絶縁薄膜の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0831818A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006066587A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Hitachi Kokusai Electric Inc シリコン酸化膜の形成方法
US8013371B2 (en) 2000-08-31 2011-09-06 Micron Technology, Inc. Ultra thin TCS (SiCl4) cell nitride for DRAM capacitor with DCS (SiH2Cl2) interface seeding layer

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8013371B2 (en) 2000-08-31 2011-09-06 Micron Technology, Inc. Ultra thin TCS (SiCl4) cell nitride for DRAM capacitor with DCS (SiH2Cl2) interface seeding layer
US8120124B2 (en) * 2000-08-31 2012-02-21 Micron Technology, Inc. Ultra thin TCS (SiCl4) cell nitride for DRAM capacitor with DCS (SiH2Cl2) interface seeding layer
JP2006066587A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Hitachi Kokusai Electric Inc シリコン酸化膜の形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7238613B2 (en) Diffusion-enhanced crystallization of amorphous materials to improve surface roughness
JPH0629219A (ja) 気相核生成を利用したポリシリコンのテクスチヤ化方法
US5856007A (en) Method and apparatus for forming features in holes, trenches and other voids in the manufacturing of microelectronic devices
JP3240719B2 (ja) 半導体薄膜結晶の成長方法
JPH05167008A (ja) 半導体素子の製造方法
US6211077B1 (en) Method for forming polycrystal silicon film for semiconductor elements
JPH05175456A (ja) 半導体素子の製造方法
JP3159796B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JPH10335607A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0831818A (ja) 絶縁薄膜の形成方法
JPH0738062A (ja) 半導体装置の製造方法
US6962728B2 (en) Method for forming ONO top oxide in NROM structure
JP3064363B2 (ja) Si薄膜の形成方法
JPH0621390A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3078109B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR960016220B1 (ko) 반도체 장치의 제조 방법
JP2842088B2 (ja) ゲート絶縁膜の製造方法
JP2001210593A (ja) 多結晶シリコン膜の形成方法及び半導体装置
JP2830295B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2612098B2 (ja) 絶縁膜の製造方法
JP2699625B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3420098B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4278728B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2002170892A (ja) 積層型ゲート酸化膜構造の製造方法
JPH04326576A (ja) 半導体装置の製造方法