JPH083176Y2 - 直流モータのブラシ - Google Patents

直流モータのブラシ

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JPH083176Y2
JPH083176Y2 JP1989133612U JP13361289U JPH083176Y2 JP H083176 Y2 JPH083176 Y2 JP H083176Y2 JP 1989133612 U JP1989133612 U JP 1989133612U JP 13361289 U JP13361289 U JP 13361289U JP H083176 Y2 JPH083176 Y2 JP H083176Y2
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JP
Japan
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leaf spring
brush
motor
bent
terminal
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989133612U
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English (en)
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JPH0374172U (ja
Inventor
宏光 武井
勇 北村
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ブラシ付き直流モータにおけるブラシの構
造に関する。
(従来の技術) 従来のブラシ付き直流モータにおけるブラシの構造の
例として、第4図に示すように、厚肉の金属板からなる
ターミナル部2と、このターミナル部2に基部1aが固着
された板ばね1を有してなるものがある。板ばね1は、
その基部1aがターミナル部2に電気的に導通させて固着
されると共に、基部1aと先端部1bとの間に屈曲部1cが形
成されている。板ばね1の先端部1bはモータの整流子に
摺接する。
第5図は、上記ブラシを用いたモータの従来例を示
す。第5図において、ターミナル部2と板ばね1からな
る一対のブラシがモータの回転軸を挟んで対称位置に配
置されている。一対のブラシはそれぞれのターミナル部
2が所定の導電性の保持部に固定されることによって保
持されている。各ブラシの板ばね1の先端部1bはその弾
力によって整流子5の外周面に摺接している。各板ばね
1の先端部1bと屈曲部1cとの間には共振防止用のダンパ
ー3が固着されている。整流子5は、適宜の軸受6によ
って回転自在に支承された回転軸に設けられている。
第6図は従来の直流モータの別の例を示す。この例が
第5図の例と異なる点は、板ばね1の屈曲部1cの屈曲角
度が、第5図の例では鋭角的であったのに対し、第6図
の例では直角であることと、モータケースの形状が異な
ることだけであり、基本的には変わりがないので、詳細
な説明は省略する。
(考案が解決しようとする課題) 上の述べたような直流モータのブラシでは、板ばね1
の屈曲部1cの屈曲角度を所定の角度に保つことが重要で
ある。仮りに屈曲角度がまちまちであるとすれば、板ば
ね1の先端部1bの整流子5に対する摺接圧力がばらつ
き、板ばね1と整流子5の摩耗が急速に進行したり、あ
るいは導通不良を起こすというような様々な不具合を生
じる。しかるに、上記従来の直流モータのブラシによれ
ば、板ばね1の基部1aと先端部1bとの間が板ばね単独で
屈曲されて屈曲部1cが形成されていて、屈曲部1cが何ら
補強あるいは防護されていないため、板ばね1を搬送し
たり取り扱ったりするとき、又はブラシとして組み立
て、あるいはブラシをモータに組付けるときに板ばね1
を変形させやすく、屈曲角度が変化してしまうという問
題があった。
本考案は、かかる従来技術の問題点を解消するために
なされたもので、ターミナル部の形状を工夫することに
より板ばねの屈曲部を防護し、もって、板ばねの屈曲部
の屈曲角度を保つことができるようにした直流モータの
ブラシを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、ターミナル部の、板ばねの基部と接触する
部分を板ばねの先端部に向かって延設し、この延設部を
板ばねの屈曲部の形状にあわせて屈曲形成して板ばねの
屈曲部に沿わせたことを特徴とする。
(作用) 板ばねの屈曲部は、この屈曲部にあわせて屈曲形成さ
れたターミナル部の延設部によって防護される。
(実施例) 以下、第1図ないし第3図を参照しながら本考案にか
かる直流モータのブラシの実施例について説明する。
第1図、第2図において、符号1は板ばねを示してお
り、この板ばね1は前記従来例と同様に、基部1aと先端
部1bとの間に屈曲部1cが形成されている。板ばね1の基
部1aは、厚肉の金属板からなるターミナル部2に電気的
に導通させて固着されている。ターミナル部2への板ば
ね1の固着手段は適宜の手段を採用してよい。ターミナ
ル部2は、板ばね1の基部1aと接触する部分に板ばね1
の先端部1bに向かって延設部2aが形成されている。この
延設部2aは、板ばね1の屈曲部1cの形状にあわせて屈曲
形成されると共に、板ばね1の屈曲部1cの外側に沿わせ
られて同屈曲部1cを防護する径になっている。板ばね1
の屈曲部1cの屈曲角度をA°、ターミナル部2の延設部
2aの屈曲角度をB°としたとき、A°=B°となってい
る。
板ばね1の材料としては、ブラシの板ばねとして一般
に用いられている銅合金、例えばNi-Zn-Cu,Ni-Sn-Cu等
を用いることができる。また、ターミナル部2の材料と
しては、Snめっき等が施された金属板、Zn鋼板、ステン
レス鋼板等を用いることができる。
このように構成されたブラシは、第5図、第6図につ
いて説明した態様と同じ態様でモータに組付けられる。
上記実施例によれば、ターミナル部2の、板ばね1の
基部1aと接触する部分に、板ばね1の先端部1bに向かう
延設部2aを形成し、この延設部2aを板ばね1の屈曲部1c
の形状にあわせて屈曲形成して板ばね1の屈曲部1cに沿
わせたため、板ばね1の屈曲部1cがターミナル部2の屈
曲部2aによって補強されると共に防護され、搬送中や取
扱中、あるいはブラス組み立て中やモータ組み立て中に
おいて板ばね1の屈曲部1cの屈曲角度が変動することが
なくなる。従って、板ばね1の整流子に対する摺接圧力
がばらつくことはなくなるし、モータの組み立て工程中
におけるばね圧の調整も不要となり、組み立て工程の簡
素化を図ることもできる。
第3図は、本考案の別の実施例を示す。この実施例は
基本的には前記実施例と同じであり、板ばね1の屈曲部
1cとターミナル部2の延設部2aの屈曲角度が、前記実施
例では鋭角になっていたのに対し、第3図の実施例では
直角になっている点が異なるだけである。そして、板ば
ね1の屈曲角度をC°、ターミナル部2の屈曲角度をD
°としたとき、C°=D°となっている。この実施例の
場合も、前記実施例と同様の効果を奏する。
(考案の効果) 本考案によれば、ターミナル部の、板ばねの基部と接
触する部分に、板ばねの先端部に向かう延設部を形成
し、この延設部を板ばねの屈曲部の形状にあわせて屈曲
形成してこの部分を板ばねの屈曲部に沿わせたため、板
ばねの屈曲部がターミナル部の屈曲部によって補強され
ると共に防護され、搬送中や取扱中、あるいはブラシ組
み立て中やモータ組み立て中において板ばねの屈曲部の
屈曲角度が変動することが防止される。従って、板ばね
の整流子に対する摺接圧力がばらつくことはなくなる
し、モータの組み立て工程中におけるばね圧の調整も不
要となり、組み立て工程の簡素化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる直流モータのブラシの一実施例
を示す斜視図、第2図は同上平面図、第3図は本考案に
かかる直流モータのブラシの別の実施例を示す平面図、
第4図は従来の直流モータのブラシの例を示す斜視図、
第5図は同上ブラシを用いた直流モータの例を示す平面
図、第6図は従来の別のブラシを用いた直流モータの例
を示す平面図である。 1……板ばね、2……ターミナル部、5……整流子、1a
……板ばねの基部、1b……板ばねの先端部、1c……板ば
ねの屈曲部、2a……ターミナル部の延設部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流子に摺接する板ばねと、厚肉の金属板
    からなるターミナル部とを有し、ターミナル部に板ばね
    の基部を導通させて固着すると共に、板ばねを基部と先
    端部との間で屈曲形成してなる直流モータのブラシにお
    いて、上記ターミナル部は、上記板ばねの基部と接触す
    る部分を板ばねの先端部に向かって延設し、この延設部
    を板ばねの屈曲部の形状にあわせて屈曲形成して板ばね
    の屈曲部に沿わせたことを特徴とする直流モータのブラ
    シ。
JP1989133612U 1989-11-17 1989-11-17 直流モータのブラシ Expired - Lifetime JPH083176Y2 (ja)

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JP1989133612U JPH083176Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17 直流モータのブラシ

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Publication Number Publication Date
JPH0374172U JPH0374172U (ja) 1991-07-25
JPH083176Y2 true JPH083176Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=31681011

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JP1989133612U Expired - Lifetime JPH083176Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17 直流モータのブラシ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011147304A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Sanwa Techno:Kk 直流モータ用ブラシ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5568845A (en) * 1978-11-15 1980-05-23 Matsushita Electric Works Ltd Small commutator motor

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JPH0374172U (ja) 1991-07-25

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