JPH08317135A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH08317135A JPH08317135A JP7123907A JP12390795A JPH08317135A JP H08317135 A JPH08317135 A JP H08317135A JP 7123907 A JP7123907 A JP 7123907A JP 12390795 A JP12390795 A JP 12390795A JP H08317135 A JPH08317135 A JP H08317135A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/04—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
- H04N1/17—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa the scanning speed being dependent on content of picture
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- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/04—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
- H04N1/12—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using the sheet-feed movement or the medium-advance or the drum-rotation movement as the slow scanning component, e.g. arrangements for the main-scanning
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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- H04N1/04—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
- H04N1/19—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays
- H04N1/191—Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays the array comprising a one-dimensional array, or a combination of one-dimensional arrays, or a substantially one-dimensional array, e.g. an array of staggered elements
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-
- H—ELECTRICITY
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N2201/00—Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
- H04N2201/04—Scanning arrangements
- H04N2201/0402—Arrangements not specific to a particular one of the scanning methods covered by groups H04N1/04 - H04N1/207
- H04N2201/0466—Selectively scanning in one or the other of two opposite directions, e.g. in the forward or the reverse direction
- H04N2201/0468—Scanning in both of the two directions, e.g. during the forward and return movements
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速読み取りの可能な画像読取装置を提供す
る。 【構成】 スキャナヘッドの下端部で読み取られる原稿
画像において、画像パターンの切れ目があるかどうかを
検出する。切れ目が検出されたときには、次回の画像走
査の方向を前回と反転して読み取りを行う。
る。 【構成】 スキャナヘッドの下端部で読み取られる原稿
画像において、画像パターンの切れ目があるかどうかを
検出する。切れ目が検出されたときには、次回の画像走
査の方向を前回と反転して読み取りを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿上の画像を読みと
る画像読取装置に関するものである。
る画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置では、光電センサー
群が用紙サイズの幅に対応して配置されたラインヘッド
型のスキャナーユニットを、センサー群の配列方向に対
して垂直方向に移動しながら原稿を読みとる、フラット
ヘッドタイプが主流であった。このタイプは、高速かつ
高精度の画像読み取りが可能である反面、紙の幅だけ光
電センサーを必要とするため、装置の大きさやコストの
面で制約があり、個人ユースでは今一歩不向きである。
群が用紙サイズの幅に対応して配置されたラインヘッド
型のスキャナーユニットを、センサー群の配列方向に対
して垂直方向に移動しながら原稿を読みとる、フラット
ヘッドタイプが主流であった。このタイプは、高速かつ
高精度の画像読み取りが可能である反面、紙の幅だけ光
電センサーを必要とするため、装置の大きさやコストの
面で制約があり、個人ユースでは今一歩不向きである。
【0003】これに対して、印字ヘッドを搭載するキャ
リア部に、紙送り方向に対して平行な方向に光電センサ
ーを配置することにより、印字だけなく画像読み取りも
できる、いわゆるシリアルタイプのスキャナー付プリン
タユニットを搭載したパーソナルワープロが近年商品化
されている。
リア部に、紙送り方向に対して平行な方向に光電センサ
ーを配置することにより、印字だけなく画像読み取りも
できる、いわゆるシリアルタイプのスキャナー付プリン
タユニットを搭載したパーソナルワープロが近年商品化
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例で示したシリアルタイプの画像読取装置では、紙送り
方向に対して垂直な方向にキャリアを移動しながらの画
像読取動作(スキャン)と紙送りの繰り返しで画像を読
み込むため、Nライン目を左から右にスキャンし、(N
+1)ライン目は右から左にスキャンするような、いわ
ゆる双方向スキャンで画像を読みとると、キャリヤ走査
系の精度等からワンスキャンとワンスキャンのつなぎ目
がずれてしまうことになる。このため高精度に読み込む
ためには一方向のみの走査が有効であるが、双方向走査
に比べて読み取り時間が長くなってしまうという欠点が
存在した。
例で示したシリアルタイプの画像読取装置では、紙送り
方向に対して垂直な方向にキャリアを移動しながらの画
像読取動作(スキャン)と紙送りの繰り返しで画像を読
み込むため、Nライン目を左から右にスキャンし、(N
+1)ライン目は右から左にスキャンするような、いわ
ゆる双方向スキャンで画像を読みとると、キャリヤ走査
系の精度等からワンスキャンとワンスキャンのつなぎ目
がずれてしまうことになる。このため高精度に読み込む
ためには一方向のみの走査が有効であるが、双方向走査
に比べて読み取り時間が長くなってしまうという欠点が
存在した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
では、複数の受光素子からなるセンサを有し、前記セン
サと原稿との相対的な位置を変えることで、前記センサ
を構成する受光素子の配列方向の走査と、受光素子の配
列方向に対して垂直方向への走査を行い、原稿上の被写
体を読み取る画像読取装置において、前記センサにより
読み取られた原稿上の被写体パターンの切れ目を検出す
る検出手段と、前記検出手段により検出された被写体パ
ターンの切れ目に応じて前記センサと前記原稿の相対的
な移動方向を制御する制御手段とを有することを特徴と
するものである。
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
では、複数の受光素子からなるセンサを有し、前記セン
サと原稿との相対的な位置を変えることで、前記センサ
を構成する受光素子の配列方向の走査と、受光素子の配
列方向に対して垂直方向への走査を行い、原稿上の被写
体を読み取る画像読取装置において、前記センサにより
読み取られた原稿上の被写体パターンの切れ目を検出す
る検出手段と、前記検出手段により検出された被写体パ
ターンの切れ目に応じて前記センサと前記原稿の相対的
な移動方向を制御する制御手段とを有することを特徴と
するものである。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記センサにより読み取られた原稿
上の被写体パターンを記憶する記憶手段を有することを
特徴とするものである。
載の発明において、前記センサにより読み取られた原稿
上の被写体パターンを記憶する記憶手段を有することを
特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記検出手段による原稿上の被写体
パターンの検出動作は、前記記憶手段への被写体パター
ンの記憶動作と平行して行われることを特徴とする特徴
とするものである。
載の発明において、前記検出手段による原稿上の被写体
パターンの検出動作は、前記記憶手段への被写体パター
ンの記憶動作と平行して行われることを特徴とする特徴
とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記検出手段は、所定の受光素子に
より読み取られた原稿上の画素に隣接する画素のうち所
定数以上の画素が原稿の地色であるとき、所定位置の画
素が被写体パターンの切れ目であると判断することを特
徴とするものである。
載の発明において、前記検出手段は、所定の受光素子に
より読み取られた原稿上の画素に隣接する画素のうち所
定数以上の画素が原稿の地色であるとき、所定位置の画
素が被写体パターンの切れ目であると判断することを特
徴とするものである。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記検出手段により被写体パターン
の切れ目であると判断する閾値が、読み取る原稿に応じ
て可変であることを特徴とするものである。
載の発明において、前記検出手段により被写体パターン
の切れ目であると判断する閾値が、読み取る原稿に応じ
て可変であることを特徴とするものである。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記所定の受光素子により読み取ら
れた原稿上の画素に対する隣接画素の範囲は、読み取る
原稿に応じて可変であることを特徴とするものである。
載の発明において、前記所定の受光素子により読み取ら
れた原稿上の画素に対する隣接画素の範囲は、読み取る
原稿に応じて可変であることを特徴とするものである。
【0011】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
6に記載の発明において、前記センサは、ラインセンサ
であることを特徴とするものである。
6に記載の発明において、前記センサは、ラインセンサ
であることを特徴とするものである。
【0012】請求項8に記載の発明では、請求項1乃至
7に記載の発明において、前記原稿上の被写体パターン
は、文字データであることを特徴とするものである。
7に記載の発明において、前記原稿上の被写体パターン
は、文字データであることを特徴とするものである。
【0013】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の発明において、前記検出手段は、前記文字データの
字間を検出することを特徴とするものである。
載の発明において、前記検出手段は、前記文字データの
字間を検出することを特徴とするものである。
【0014】請求項10に記載の発明では、請求項8に
記載の発明において、前記検出手段は、前記文字データ
の行間を検出することを特徴とするものである。
記載の発明において、前記検出手段は、前記文字データ
の行間を検出することを特徴とするものである。
【0015】請求項11に記載の発明では、複数の受光
素子からなるセンサを有し、前記センサと原稿との相対
的な位置を変えることで、前記センサを構成する受光素
子の配列方向の走査と、受光素子の配列方向に対して垂
直方向への走査を行い、原稿上の被写体を読み取る画像
読取装置において、前記センサにより読み取られた原稿
上の被写体パターンの切れ目を検出する検出手段と、前
記検出手段により検出された被写体パターンの切れ目に
応じて前記センサと前記原稿の相対的な移動量を制御す
る制御手段とを有することを特徴とするものである。
素子からなるセンサを有し、前記センサと原稿との相対
的な位置を変えることで、前記センサを構成する受光素
子の配列方向の走査と、受光素子の配列方向に対して垂
直方向への走査を行い、原稿上の被写体を読み取る画像
読取装置において、前記センサにより読み取られた原稿
上の被写体パターンの切れ目を検出する検出手段と、前
記検出手段により検出された被写体パターンの切れ目に
応じて前記センサと前記原稿の相対的な移動量を制御す
る制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0016】請求項12に記載の発明では、請求項11
に記載の発明において、前記センサにより読み取られた
原稿上の被写体パターンを記憶する記憶手段を有するこ
とを特徴とするものである。
に記載の発明において、前記センサにより読み取られた
原稿上の被写体パターンを記憶する記憶手段を有するこ
とを特徴とするものである。
【0017】請求項13に記載の発明では、請求項12
に記載の発明において、前記検出手段による原稿上の被
写体パターンの検出動作は、前記記憶手段への被写体パ
ターンの記憶動作と平行して行われることを特徴とする
ものである。
に記載の発明において、前記検出手段による原稿上の被
写体パターンの検出動作は、前記記憶手段への被写体パ
ターンの記憶動作と平行して行われることを特徴とする
ものである。
【0018】請求項14に記載の発明では、請求項11
に記載の発明において、前記検出手段は、所定の受光素
子により読み取られた原稿上の画素に隣接する画素のう
ち所定数以上の画素が原稿の地色であるとき、所定位置
の画素が被写体パターンの切れ目であると判断すること
を特徴とするものである。
に記載の発明において、前記検出手段は、所定の受光素
子により読み取られた原稿上の画素に隣接する画素のう
ち所定数以上の画素が原稿の地色であるとき、所定位置
の画素が被写体パターンの切れ目であると判断すること
を特徴とするものである。
【0019】請求項15に記載の発明では、請求項14
に記載の発明において、前記検出手段により被写体パタ
ーンの切れ目であると判断する閾値が、読み取る原稿に
応じて可変であることを特徴とするものである。
に記載の発明において、前記検出手段により被写体パタ
ーンの切れ目であると判断する閾値が、読み取る原稿に
応じて可変であることを特徴とするものである。
【0020】請求項16に記載の発明では、請求項14
に記載の発明において、前記所定の受光素子により読み
取られた原稿上の画素に対する隣接画素の範囲は、読み
取る原稿に応じて可変であることを特徴とするものであ
る。
に記載の発明において、前記所定の受光素子により読み
取られた原稿上の画素に対する隣接画素の範囲は、読み
取る原稿に応じて可変であることを特徴とするものであ
る。
【0021】請求項17に記載の発明では、請求項11
乃至16に記載の発明において、前記センサは、ライン
センサであることを特徴とするものである。
乃至16に記載の発明において、前記センサは、ライン
センサであることを特徴とするものである。
【0022】請求項18に記載の発明では、請求項11
乃至17に記載の発明において、前記原稿上の被写体パ
ターンは、文字データであることを特徴とするものであ
る。
乃至17に記載の発明において、前記原稿上の被写体パ
ターンは、文字データであることを特徴とするものであ
る。
【0023】請求項19に記載の発明では、請求項18
に記載の発明において、前記検出手段は、前記文字デー
タの字間を検出することを特徴とするものである。
に記載の発明において、前記検出手段は、前記文字デー
タの字間を検出することを特徴とするものである。
【0024】請求項20に記載の発明では、請求項18
に記載の発明において、前記検出手段は、前記文字デー
タの行間を検出することを特徴とするものである。
に記載の発明において、前記検出手段は、前記文字デー
タの行間を検出することを特徴とするものである。
【0025】
【作用】請求項1に記載の発明では、選択的に複数方向
の画像読取走査を行うことで、画像読取速度を高速化す
ることができる。
の画像読取走査を行うことで、画像読取速度を高速化す
ることができる。
【0026】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明で得られる作用に加えて、読み取られた原稿上
の被写体パターンを高速で記憶することができる。
載の発明で得られる作用に加えて、読み取られた原稿上
の被写体パターンを高速で記憶することができる。
【0027】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明で得られる作用に加えて、2つの動作を平行し
て行うことで効率よく原稿の読み取りを行うことができ
る。
載の発明で得られる作用に加えて、2つの動作を平行し
て行うことで効率よく原稿の読み取りを行うことができ
る。
【0028】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の発明で得られる作用に加えて、原稿上のごみなどの
影響を極力抑えたうえで、画像読み取りを高速で行うこ
とができる。
載の発明で得られる作用に加えて、原稿上のごみなどの
影響を極力抑えたうえで、画像読み取りを高速で行うこ
とができる。
【0029】請求項5及び6に記載の発明では、請求項
4に記載の発明で得られる作用に加えて、原稿の種類に
かかわらず高速の画像読み取りを確実に行うことができ
る。
4に記載の発明で得られる作用に加えて、原稿の種類に
かかわらず高速の画像読み取りを確実に行うことができ
る。
【0030】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
6に記載の発明で得られる作用に加えて、ラインセンサ
を用いた原稿の高速読み取りを行うことができる。
6に記載の発明で得られる作用に加えて、ラインセンサ
を用いた原稿の高速読み取りを行うことができる。
【0031】請求項8に記載の発明では、請求項1乃至
7に記載の発明で得られる作用に加えて、原稿上の文字
データを高速で読み取ることができる。
7に記載の発明で得られる作用に加えて、原稿上の文字
データを高速で読み取ることができる。
【0032】請求項9及び10に記載の発明では、請求
項8に記載の発明で得られる作用に加えて、文字データ
のない部分では、必要に応じて複数方向の画像読み取り
を行うことにより、文字データの読み取りを高速かつ確
実に行える。
項8に記載の発明で得られる作用に加えて、文字データ
のない部分では、必要に応じて複数方向の画像読み取り
を行うことにより、文字データの読み取りを高速かつ確
実に行える。
【0033】請求項11に記載の発明では、適切な移動
量で画像読取走査を行うことで、画像読取速度を高速化
することができる。
量で画像読取走査を行うことで、画像読取速度を高速化
することができる。
【0034】請求項12に記載の発明では、請求項11
に記載の発明で得られる作用に加えて、読み取られた原
稿上の被写体パターンを高速で記憶することができる。
に記載の発明で得られる作用に加えて、読み取られた原
稿上の被写体パターンを高速で記憶することができる。
【0035】請求項13に記載の発明では、請求項12
に記載の発明で得られる作用に加えて、2つの動作を平
行して行うことで効率よく原稿の読み取りを行うことが
できる。
に記載の発明で得られる作用に加えて、2つの動作を平
行して行うことで効率よく原稿の読み取りを行うことが
できる。
【0036】請求項14に記載の発明では、請求項11
に記載の発明で得られる作用に加えて、原稿上のごみな
どの影響を極力抑えたうえで、画像読み取りを高速で行
うことができる。
に記載の発明で得られる作用に加えて、原稿上のごみな
どの影響を極力抑えたうえで、画像読み取りを高速で行
うことができる。
【0037】請求項15及び16に記載の発明では、請
求項14に記載の発明で得られる作用に加えて、原稿の
種類にかかわらず、高速の画像読み取りを確実に行うこ
とができる。
求項14に記載の発明で得られる作用に加えて、原稿の
種類にかかわらず、高速の画像読み取りを確実に行うこ
とができる。
【0038】請求項17に記載の発明では、請求項11
乃至16に記載の発明で得られる作用に加えて、ライン
センサを用いた原稿の高速読み取りを行うことができ
る。
乃至16に記載の発明で得られる作用に加えて、ライン
センサを用いた原稿の高速読み取りを行うことができ
る。
【0039】請求項18に記載の発明では、請求項11
乃至17に記載の発明で得られる作用に加えて、原稿上
の文字データを高速で読み取ることができる。
乃至17に記載の発明で得られる作用に加えて、原稿上
の文字データを高速で読み取ることができる。
【0040】請求項19に記載の発明では、請求項18
に記載の発明で得られる作用に加えて、字間に応じて原
稿とセンサの相対的な移動量を適切に制御でき、文字デ
ータの読み取りを高速かつ確実に行うことができる。
に記載の発明で得られる作用に加えて、字間に応じて原
稿とセンサの相対的な移動量を適切に制御でき、文字デ
ータの読み取りを高速かつ確実に行うことができる。
【0041】請求項20に記載の発明では、請求項18
に記載の発明で得られる作用に加えて、行間に応じて原
稿とセンサの相対的な移動量を適切に制御でき、文字デ
ータの読み取りを高速かつ確実に行うことができる。
に記載の発明で得られる作用に加えて、行間に応じて原
稿とセンサの相対的な移動量を適切に制御でき、文字デ
ータの読み取りを高速かつ確実に行うことができる。
【0042】
【実施例】図1は第1の実施例の画像読取装置の特徴を
もっともよく表す図画であり、同図1において1はスキ
ャナ装置本体、2はスキャナユニット、3はスキャナユ
ニットをホールドするためのキャリヤユニット、4はス
キャナユニットでA/D変換されたデジタル画像データ
をメイン制御ユニット部(不図示)に転送するためのフ
レキシブルなケーブルである。
もっともよく表す図画であり、同図1において1はスキ
ャナ装置本体、2はスキャナユニット、3はスキャナユ
ニットをホールドするためのキャリヤユニット、4はス
キャナユニットでA/D変換されたデジタル画像データ
をメイン制御ユニット部(不図示)に転送するためのフ
レキシブルなケーブルである。
【0043】また、5はスキャナユニットを紙送り方向
に対して垂直方向に走査させるキャリヤ駆動ユニット、
6は原稿用紙をキャリヤユニットの走査方向に対して垂
直方向に動かすための紙送りユニット、7はホストPC
8と画像読取装置1の間でのコマンドや画像データの経
路である入出力コネクター、9は原稿用紙を給紙するた
めの給紙トレイである。
に対して垂直方向に走査させるキャリヤ駆動ユニット、
6は原稿用紙をキャリヤユニットの走査方向に対して垂
直方向に動かすための紙送りユニット、7はホストPC
8と画像読取装置1の間でのコマンドや画像データの経
路である入出力コネクター、9は原稿用紙を給紙するた
めの給紙トレイである。
【0044】このほか、図示されていないユニットとし
てキャリア駆動ユニットと給紙トレイに間に位置し原稿
用紙の有無を検出するためのPEセンサー、キャリヤユ
ニットの絶対位置を検出するためのHPセンサー、紙送
りユニットやキャリヤユニット等のメカ駆動系の制御
や、スキャナユニットが読みとった画像データを必要に
応じて編集・加工して入出力コネクターを経由してホス
トPCに転送するためのメイン制御ユニット等がある。
てキャリア駆動ユニットと給紙トレイに間に位置し原稿
用紙の有無を検出するためのPEセンサー、キャリヤユ
ニットの絶対位置を検出するためのHPセンサー、紙送
りユニットやキャリヤユニット等のメカ駆動系の制御
や、スキャナユニットが読みとった画像データを必要に
応じて編集・加工して入出力コネクターを経由してホス
トPCに転送するためのメイン制御ユニット等がある。
【0045】図2は、図1に示したスキャナユニット2
の説明図である。スキャナユニット2は、読み取り面を
照射する発光部11と、読み取り面からの反射光を受光
するために紙送り方向に360dpiの密度で配置され
た128個の受光素子からなるセンサである受光部12
と、受光部から出力されるアナログ信号をデジタル値に
変換する演算部13と、デジタル化の際の各種モードを
メイン制御ユニットから指定するための内部レジスタ設
定部14と、レジスタ設定部14の設定値に対応するデ
ジタル値に変換された画像データをメイン制御ユニット
に転送する画像データ転送部15から構成される。
の説明図である。スキャナユニット2は、読み取り面を
照射する発光部11と、読み取り面からの反射光を受光
するために紙送り方向に360dpiの密度で配置され
た128個の受光素子からなるセンサである受光部12
と、受光部から出力されるアナログ信号をデジタル値に
変換する演算部13と、デジタル化の際の各種モードを
メイン制御ユニットから指定するための内部レジスタ設
定部14と、レジスタ設定部14の設定値に対応するデ
ジタル値に変換された画像データをメイン制御ユニット
に転送する画像データ転送部15から構成される。
【0046】図3はメイン制御ユニット20の電気ブロ
ック図である。メイン制御ユニット20は、制御手段で
あるMPU21を中心に構成され、このMPU21は、
MPUの動作手順やモータ制御用の各種テーブル等が記
載されたROM部やMPUの演算用等に使用される内部
ワークRAMを内蔵したいわゆるワンチップマイコンで
ある。
ック図である。メイン制御ユニット20は、制御手段で
あるMPU21を中心に構成され、このMPU21は、
MPUの動作手順やモータ制御用の各種テーブル等が記
載されたROM部やMPUの演算用等に使用される内部
ワークRAMを内蔵したいわゆるワンチップマイコンで
ある。
【0047】MPU21の周辺には、スキャナーユニッ
ト2から転送された画像データを格納するための1MBy
teの記憶手段及び検出手段である外部RAM23、スキ
ャナユニット2からの画像データをシリアル/パラレル
変換後MPU21が指定する外部RAMエリア内の指定
アドレスから順に画像データを格納する画像データ格納
制御部24、アドレスラインとデータラインから構成さ
れMPU21と画像データ格納制御部24の双方からの
RAMエリアへのアクセスを可能にするデータバス2
5、入出力コネクタ7を経由してホストPC8からのコ
マンドを受け取ったり、あるいは読み取った画像データ
をホストPC8に転送するためのホストPCインターフ
ェース制御部26、MPU21からの制御信号に応じて
キャリヤユニット駆動用のステッピングモータ27と紙
送り用のステッピングモータ28との電流量を制御する
モータ制御部29等が配置されている。
ト2から転送された画像データを格納するための1MBy
teの記憶手段及び検出手段である外部RAM23、スキ
ャナユニット2からの画像データをシリアル/パラレル
変換後MPU21が指定する外部RAMエリア内の指定
アドレスから順に画像データを格納する画像データ格納
制御部24、アドレスラインとデータラインから構成さ
れMPU21と画像データ格納制御部24の双方からの
RAMエリアへのアクセスを可能にするデータバス2
5、入出力コネクタ7を経由してホストPC8からのコ
マンドを受け取ったり、あるいは読み取った画像データ
をホストPC8に転送するためのホストPCインターフ
ェース制御部26、MPU21からの制御信号に応じて
キャリヤユニット駆動用のステッピングモータ27と紙
送り用のステッピングモータ28との電流量を制御する
モータ制御部29等が配置されている。
【0048】キャリア・紙送りの両ステッピングモータ
ー27,28はともに、モーター1パルス(1ステッ
プ)でキャリア・原稿用紙が360分の1インチ動くよ
うなギヤ比で設計されている。
ー27,28はともに、モーター1パルス(1ステッ
プ)でキャリア・原稿用紙が360分の1インチ動くよ
うなギヤ比で設計されている。
【0049】MPU21と画像データ格納制御部24と
スキャナユニット2とは、MPU21から出力されるC
RST(Column Read Start Timing)信号31によって
同期がとられている。つまりキャリアユニットが1/3
60インチ移動するごとにMPU21はCRSTをワン
ショット信号として出力し、スキャナユニット2はこの
信号をトリガーにして1カラム分の画像データを画像ク
ロック信号32(SCLK)と画像データ信号33(SDATA
)によって、シリアル形式のデータとして画像データ
格納制御部24に転送する。格納制御部では転送されて
きたシリアルデータを8ビットを1単位としてパラレル
変換後に格納アドレスが示す先頭アドレスから順にデー
タバス25を経由して画像データを格納していく。
スキャナユニット2とは、MPU21から出力されるC
RST(Column Read Start Timing)信号31によって
同期がとられている。つまりキャリアユニットが1/3
60インチ移動するごとにMPU21はCRSTをワン
ショット信号として出力し、スキャナユニット2はこの
信号をトリガーにして1カラム分の画像データを画像ク
ロック信号32(SCLK)と画像データ信号33(SDATA
)によって、シリアル形式のデータとして画像データ
格納制御部24に転送する。格納制御部では転送されて
きたシリアルデータを8ビットを1単位としてパラレル
変換後に格納アドレスが示す先頭アドレスから順にデー
タバス25を経由して画像データを格納していく。
【0050】図4はホストPCまで含めた本実施例での
ソフト階層図である。ユーザーはスキャナドライバー4
1を介して、各種パラメータや読み取りエリアを指定す
る。スキャナードライバー41は、設定値にあわせて読
み取りモードや読み取りエリアを指定するコマンドをス
キャナ装置1に送出する。
ソフト階層図である。ユーザーはスキャナドライバー4
1を介して、各種パラメータや読み取りエリアを指定す
る。スキャナードライバー41は、設定値にあわせて読
み取りモードや読み取りエリアを指定するコマンドをス
キャナ装置1に送出する。
【0051】スキャナ装置1内の制御ソフトは、主にホ
ストPC8とのコマンドやステータスおよび画像データ
の制御を司るコントローラタスク42と、コントローラ
からのコマンドに従ってスキャン装置内のスキャナユニ
ットやキャリヤ・紙送りのモーター系の制御を行うエン
ジンタスク43、及び両タスクの状態遷移を管理するリ
アルタイムOS44の3ブロックから構成される。
ストPC8とのコマンドやステータスおよび画像データ
の制御を司るコントローラタスク42と、コントローラ
からのコマンドに従ってスキャン装置内のスキャナユニ
ットやキャリヤ・紙送りのモーター系の制御を行うエン
ジンタスク43、及び両タスクの状態遷移を管理するリ
アルタイムOS44の3ブロックから構成される。
【0052】リアルタイムOS44はμITRON仕様
に準拠したものであり、本発明には特に関与しないため
詳細は省略する。
に準拠したものであり、本発明には特に関与しないため
詳細は省略する。
【0053】次に、RAM23のマッピングと画像デー
タの格納ファーマットを図5に示す。二値モードの場合
は128個の受光素子で受光し、1素子あたりの受光電
圧値は1ビットのデジタル値として、つまり1カラムあ
たり16バイトで、RAM23の所定エリアに順番に格
納されている。多値モードの場合も128個の受光素子
で受光し、1素子あたりの受光電圧値は8ビットのデジ
タル値として、つまり1カラムあたり128バイトで、
RAM23の所定エリアに順番に格納されている。
タの格納ファーマットを図5に示す。二値モードの場合
は128個の受光素子で受光し、1素子あたりの受光電
圧値は1ビットのデジタル値として、つまり1カラムあ
たり16バイトで、RAM23の所定エリアに順番に格
納されている。多値モードの場合も128個の受光素子
で受光し、1素子あたりの受光電圧値は8ビットのデジ
タル値として、つまり1カラムあたり128バイトで、
RAM23の所定エリアに順番に格納されている。
【0054】格納エリアへの格納方向は、読み取り原稿
を左から右に(正方向に)スキャンする場合に格納先ア
ドレスが小さい値から順にインクリメントされていく正
方向格納と、右から左にスキャンする場合に格納先アド
レスが順にデクリメントされていく逆方向格納とがあ
る。画像データ格納制御部24には格納先頭アドレスを
指定するレジスタと格納方向を指定するレジスタが内蔵
され、アドレス・データバスを経由してエンジンタスク
から指定される。
を左から右に(正方向に)スキャンする場合に格納先ア
ドレスが小さい値から順にインクリメントされていく正
方向格納と、右から左にスキャンする場合に格納先アド
レスが順にデクリメントされていく逆方向格納とがあ
る。画像データ格納制御部24には格納先頭アドレスを
指定するレジスタと格納方向を指定するレジスタが内蔵
され、アドレス・データバスを経由してエンジンタスク
から指定される。
【0055】コントローラタスクとエンジンタスクの基
本的な動作フローを図6に示す。
本的な動作フローを図6に示す。
【0056】まずコントローラタスクは、ホストPCI
/F制御部26を介してホストPC8からの給紙・読み
取り・排紙等の本実施例の読取装置でサポートされてい
る命令を取得する(S−1)。次にホストPC8からの
命令を、コントローラタスク分・エンジンタスク分に役
割分担し(S−2)、エンジンタスクに指令するコマン
ドとパラメータをエンジンコマンドバッファにセットし
同時にコマンド発行フラグをセットする(S−3)。
/F制御部26を介してホストPC8からの給紙・読み
取り・排紙等の本実施例の読取装置でサポートされてい
る命令を取得する(S−1)。次にホストPC8からの
命令を、コントローラタスク分・エンジンタスク分に役
割分担し(S−2)、エンジンタスクに指令するコマン
ドとパラメータをエンジンコマンドバッファにセットし
同時にコマンド発行フラグをセットする(S−3)。
【0057】ここで、コントローラタスクとエンジンタ
スク間のインターフェースは、コントローラタスクから
エンジンタスクに送出される給紙・スキャン・紙送り・
排紙等の各種コマンド群と、エンジンタスクの動作状態
やコマンドの動作結果をコントローラタスクに通知する
ためのステータス群があり、いずれもMPU21の内蔵
RAM上の共有ワークに定義されており、両タスクから
セット・リセット・参照する事ができる。
スク間のインターフェースは、コントローラタスクから
エンジンタスクに送出される給紙・スキャン・紙送り・
排紙等の各種コマンド群と、エンジンタスクの動作状態
やコマンドの動作結果をコントローラタスクに通知する
ためのステータス群があり、いずれもMPU21の内蔵
RAM上の共有ワークに定義されており、両タスクから
セット・リセット・参照する事ができる。
【0058】コントローラタスクは、各コマンド発行フ
ラグがエンジンタスクによってリセットされるのを10
msec周期でモニターする(S−4)。ここでリアル
タイムOSのタスク管理機能でMPUの占有権がコント
ローラタスクからエンジンタスクに遷移する(S−
5)。
ラグがエンジンタスクによってリセットされるのを10
msec周期でモニターする(S−4)。ここでリアル
タイムOSのタスク管理機能でMPUの占有権がコント
ローラタスクからエンジンタスクに遷移する(S−
5)。
【0059】エンジンタスクは前述のコマンドバッファ
からコントローラタスクがセットしたコマンドを取得し
(S−6)、コマンドに対応した処理を実行するための
準備をした後(S−7)、コントローラタスクでセット
されていたコマンド発行フラグをリセットして(S−
8)、代わりにコマンドの実行中であること示す実行中
フラグをセットし(S−9)、各コマンドに対応する各
種割込処理起動のための設定を行って(S−10)、次
のコマンドの取得に分岐する。
からコントローラタスクがセットしたコマンドを取得し
(S−6)、コマンドに対応した処理を実行するための
準備をした後(S−7)、コントローラタスクでセット
されていたコマンド発行フラグをリセットして(S−
8)、代わりにコマンドの実行中であること示す実行中
フラグをセットし(S−9)、各コマンドに対応する各
種割込処理起動のための設定を行って(S−10)、次
のコマンドの取得に分岐する。
【0060】未処理コマンドがない場合は、再びリアル
タイムOSによってMPUの占有権がエンジンタスクか
らコントローラタスクに遷移する。本実施例では、紙送
り動作やキャリヤユニットの駆動動作、さらには本発明
のポイントである画像データ分布情報の解析処理等は、
後述する割込処理の中で実行され、この最終部でS−1
0でセットした実行中フラグがリセットされる。
タイムOSによってMPUの占有権がエンジンタスクか
らコントローラタスクに遷移する。本実施例では、紙送
り動作やキャリヤユニットの駆動動作、さらには本発明
のポイントである画像データ分布情報の解析処理等は、
後述する割込処理の中で実行され、この最終部でS−1
0でセットした実行中フラグがリセットされる。
【0061】MPU21の占有権が再びコントローラタ
スクに遷移して、発行フラグがリセットされたのを確認
後、実行中フラグがリセットされるのを待って(S−1
1)、必要に応じて内蔵RAM上の共用ワークにセット
されている装置内状況を示すステータスや、外部RAM
上の一定エリアに格納されている読み取った画像データ
を、ホストPCI/F制御部26を通してホストPC8
に転送する(S−12)。
スクに遷移して、発行フラグがリセットされたのを確認
後、実行中フラグがリセットされるのを待って(S−1
1)、必要に応じて内蔵RAM上の共用ワークにセット
されている装置内状況を示すステータスや、外部RAM
上の一定エリアに格納されている読み取った画像データ
を、ホストPCI/F制御部26を通してホストPC8
に転送する(S−12)。
【0062】前記S−10で起動する各種割込処理に
は、キャリヤモータ27を回転させてキャリヤユニット
4を走査するためのキャリヤ駆動用割込処理や、LFモ
ータ28を回転させて紙送りを行うための紙送り用割込
処理等があるが、本実施例ではこれらの中で本発明のポ
イントである画像データ分布情報について後述する60
カラムカウンタ割込処理のなかで説明していく。以上は
各命令共通の基本フローである。
は、キャリヤモータ27を回転させてキャリヤユニット
4を走査するためのキャリヤ駆動用割込処理や、LFモ
ータ28を回転させて紙送りを行うための紙送り用割込
処理等があるが、本実施例ではこれらの中で本発明のポ
イントである画像データ分布情報について後述する60
カラムカウンタ割込処理のなかで説明していく。以上は
各命令共通の基本フローである。
【0063】次に各命令個別の動作フローを図7から説
明していく。給紙動作の制御フローを図7に示す。コン
トローラタスクは、ホストPCインターフェース制御部
26を経由してホストPC8から送信された給紙命令を
受信すると、エンジンタスク用コマンドバッファに給紙
コマンドとパラメータをセットする(S−15)。パラ
メータは、ホストPCから指定される給紙時の紙送り量
で360分の1インチ単位で設定される。
明していく。給紙動作の制御フローを図7に示す。コン
トローラタスクは、ホストPCインターフェース制御部
26を経由してホストPC8から送信された給紙命令を
受信すると、エンジンタスク用コマンドバッファに給紙
コマンドとパラメータをセットする(S−15)。パラ
メータは、ホストPCから指定される給紙時の紙送り量
で360分の1インチ単位で設定される。
【0064】エンジンタスクでは、コマンドバッファに
セットされているコマンドを給紙コマンドと判別し給紙
コマンド処理が実行される。MPU21のポートに入力
されるPE(Paper Empty)センサーの値を判定し(S−
16)、オンの場合(紙なし)は上限付き(例えば10
00パルス)でPEセンサーがオン(紙なし)からオフ
(紙あり)になるまで紙送り駆動ユニット4によって紙
送りを行う(S−17)。
セットされているコマンドを給紙コマンドと判別し給紙
コマンド処理が実行される。MPU21のポートに入力
されるPE(Paper Empty)センサーの値を判定し(S−
16)、オンの場合(紙なし)は上限付き(例えば10
00パルス)でPEセンサーがオン(紙なし)からオフ
(紙あり)になるまで紙送り駆動ユニット4によって紙
送りを行う(S−17)。
【0065】本実施例では、給紙トレイは斜めに設置さ
れており、原稿用紙をトレイ上におくと自然に用紙先端
が、紙送りユニットに一部である給紙ローラにぶつかる
構造になっている(不図示)。
れており、原稿用紙をトレイ上におくと自然に用紙先端
が、紙送りユニットに一部である給紙ローラにぶつかる
構造になっている(不図示)。
【0066】給紙ローラからPEセンサーまでは1イン
チの長さがあり、前記S−17で1000パルス分紙送
用ステッピングモータを回転させてもPEセンサーがオ
フ(紙あり)に変化しなければ(S−18)、給紙エラ
ーステータスを共用ワークにセットし、給紙ルーチンの
最終部に分岐する(S−19)。
チの長さがあり、前記S−17で1000パルス分紙送
用ステッピングモータを回転させてもPEセンサーがオ
フ(紙あり)に変化しなければ(S−18)、給紙エラ
ーステータスを共用ワークにセットし、給紙ルーチンの
最終部に分岐する(S−19)。
【0067】PEセンサーのオンからオフを検出後、P
Eセンサーからスキャナーユニット上の第一受光素子の
位置まで紙送りユニットを用いて紙送りを実行する(S
−20)。このあとコントロールタスクから指定された
紙送り量分さらに紙送りを実行して(S−21)、給紙
成功ステータスを共用ワークにセットし(S−22)、
給紙実行中フラグをリセットして(S−23)給紙ルー
チンを終了する。
Eセンサーからスキャナーユニット上の第一受光素子の
位置まで紙送りユニットを用いて紙送りを実行する(S
−20)。このあとコントロールタスクから指定された
紙送り量分さらに紙送りを実行して(S−21)、給紙
成功ステータスを共用ワークにセットし(S−22)、
給紙実行中フラグをリセットして(S−23)給紙ルー
チンを終了する。
【0068】実際の紙送り動作は、紙送り用割込処理の
中で紙送り用ステッピングモータを指定パルス分、停止
・加速・定速・減速・停止という各割込動作モジュール
を実行していくことで実現され、前記S−22やS−2
3のフラグは停止モジュールの中でセット・リセットさ
れる。
中で紙送り用ステッピングモータを指定パルス分、停止
・加速・定速・減速・停止という各割込動作モジュール
を実行していくことで実現され、前記S−22やS−2
3のフラグは停止モジュールの中でセット・リセットさ
れる。
【0069】コントローラタスクに占有権が遷移する
と、Waitルーチンを抜けて共用ワークにエンジンが
セットしたステータスを検査する(S−24)。給紙動
作が成功している場合は、エンジンタスクに発行した紙
送り量をLF方向ヘッド位置情報として内部RAM上の
ワークに保管するとともに(S−25)、ホストPCI
/F制御部26を介してスキャナー装置1へのコマンド
転送を許可し、ホストPC8からの次の命令を取得体制
に入る(S−26)。
と、Waitルーチンを抜けて共用ワークにエンジンが
セットしたステータスを検査する(S−24)。給紙動
作が成功している場合は、エンジンタスクに発行した紙
送り量をLF方向ヘッド位置情報として内部RAM上の
ワークに保管するとともに(S−25)、ホストPCI
/F制御部26を介してスキャナー装置1へのコマンド
転送を許可し、ホストPC8からの次の命令を取得体制
に入る(S−26)。
【0070】失敗している場合は、ホストPCI/F制
御部を介して一端スキャナ装置からホストPCへの転送
モードに変更後(S−27)、エラーステータスの詳細
をホストPCに転送し(S−28)、再びホストPCか
らスキャナ装置への転送モードに切り替えて(S−2
6)次の命令の取得体制に入る。
御部を介して一端スキャナ装置からホストPCへの転送
モードに変更後(S−27)、エラーステータスの詳細
をホストPCに転送し(S−28)、再びホストPCか
らスキャナ装置への転送モードに切り替えて(S−2
6)次の命令の取得体制に入る。
【0071】次に読み取り動作について説明する。
【0072】ホストPC8から読み取り命令が送信され
た場合の、コントローラタスクとエンジンタスクの制御
フローを図8から示す。ホストPC8からの読み取り命
令には読み取り範囲と読み取りモードのパラメータが付
属する。読み取り範囲は、原稿用紙左上端を原点(x
0、y0)とし(xは受光素子配列方向に対して垂直方
向、yはxに対して垂直方向の2次元座標である)、読
み取り範囲の左上端と右下端の座標値を、360分の1
インチ単位で指定する。
た場合の、コントローラタスクとエンジンタスクの制御
フローを図8から示す。ホストPC8からの読み取り命
令には読み取り範囲と読み取りモードのパラメータが付
属する。読み取り範囲は、原稿用紙左上端を原点(x
0、y0)とし(xは受光素子配列方向に対して垂直方
向、yはxに対して垂直方向の2次元座標である)、読
み取り範囲の左上端と右下端の座標値を、360分の1
インチ単位で指定する。
【0073】読み取りモードは1受光素子が受光するア
ナログ電圧値を0or1の二値で読み取るか(二値モー
ド)、0〜255の8Bit 多値で読み取るか(多値モー
ド)を選択するためである。
ナログ電圧値を0or1の二値で読み取るか(二値モー
ド)、0〜255の8Bit 多値で読み取るか(多値モー
ド)を選択するためである。
【0074】読み取り命令を受けたコントローラタスク
は、ホストPCI/F制御部26を介してホストPC8
とスキャナ装置1の通信を待機状態にし(S−30)、
読み取り命令のパラメータで指定される読み取り範囲左
上端のy座標値から、前記S−25で記憶していたLF
方向ヘッド位置情報値を引いた分だけ紙送りするよう
に、紙送りコマンドをエンジンタスクに発行する(S−
31)。
は、ホストPCI/F制御部26を介してホストPC8
とスキャナ装置1の通信を待機状態にし(S−30)、
読み取り命令のパラメータで指定される読み取り範囲左
上端のy座標値から、前記S−25で記憶していたLF
方向ヘッド位置情報値を引いた分だけ紙送りするよう
に、紙送りコマンドをエンジンタスクに発行する(S−
31)。
【0075】リアルタイムOSによってMPU21のリ
ソース占有権はエンジンタスクに遷移し(S−32)、
紙送り用ステッピングモータ28を指定量分回転させる
ことで指定量分の紙送り実行し(S−33)、紙送り実
行中フラグをリセットし(S−34)紙送りルーチンを
終了する。
ソース占有権はエンジンタスクに遷移し(S−32)、
紙送り用ステッピングモータ28を指定量分回転させる
ことで指定量分の紙送り実行し(S−33)、紙送り実
行中フラグをリセットし(S−34)紙送りルーチンを
終了する。
【0076】エンジンタスクによる紙送りルーチンが終
了し、リアルタイムOSによって再度コントローラタス
クに占有権が遷移し(S−32)、コントローラタスク
は後述するエンジンタスクによる読み取り中の紙送りコ
マンドで参照する読み取り動作中フラグをセットすると
ともに(S−35)、読み取り範囲と読み取りモードか
らスキャナ装置1からホストPC8に転送する総画像デ
ータ量(γ)を以下の式から算出する(S−35)。
了し、リアルタイムOSによって再度コントローラタス
クに占有権が遷移し(S−32)、コントローラタスク
は後述するエンジンタスクによる読み取り中の紙送りコ
マンドで参照する読み取り動作中フラグをセットすると
ともに(S−35)、読み取り範囲と読み取りモードか
らスキャナ装置1からホストPC8に転送する総画像デ
ータ量(γ)を以下の式から算出する(S−35)。
【0077】二値:(右下端x値−左上端x値)*(右
下端y値−左上端y値)/8〔Byte〕 多値:(右下端x値−左上端x値)*(右下端y値−左
上端y値)〔Byte〕 例えば図9に示す原稿では、4インチ四方のエリアを二
値モードで読みとる場合の総画像データ量は、2592
00Byte(=360*4*360*4/8)にな
る。
下端y値−左上端y値)/8〔Byte〕 多値:(右下端x値−左上端x値)*(右下端y値−左
上端y値)〔Byte〕 例えば図9に示す原稿では、4インチ四方のエリアを二
値モードで読みとる場合の総画像データ量は、2592
00Byte(=360*4*360*4/8)にな
る。
【0078】コントローラタスクは、スキャンコマンド
と用紙左端を原点としたときの読み取り左端位置までの
カラム数および読み取り右端位置までのカラム数をパラ
メータとしてスキャンコマンドをエンジンコマンドバッ
ファにセットするとともに(S−37)、スキャンコマ
ンド発行フラグをセットして(S−38)、10mse
c周期でこのフラグがエンジンタスクでリセットされる
のを待つ(S−39)。
と用紙左端を原点としたときの読み取り左端位置までの
カラム数および読み取り右端位置までのカラム数をパラ
メータとしてスキャンコマンドをエンジンコマンドバッ
ファにセットするとともに(S−37)、スキャンコマ
ンド発行フラグをセットして(S−38)、10mse
c周期でこのフラグがエンジンタスクでリセットされる
のを待つ(S−39)。
【0079】リアルタイムOSによって、エンジンタス
クにMPU21の占有権が遷移し(S−40)、エンジ
ンタスクによるスキャンルーチンが開始される。コマン
ドバッファ内の二つのパラメータ(読み取り左端位置・
右端位置)とエンジンタスクが管理しているキャリヤ停
止位置情報から、読み取り方向(キャリヤ走査方向)と
読み取り開始位置までの移動量(Moveカラム) と読み取
り中の移動量(Scan カラム) を算出する(S−41)。
クにMPU21の占有権が遷移し(S−40)、エンジ
ンタスクによるスキャンルーチンが開始される。コマン
ドバッファ内の二つのパラメータ(読み取り左端位置・
右端位置)とエンジンタスクが管理しているキャリヤ停
止位置情報から、読み取り方向(キャリヤ走査方向)と
読み取り開始位置までの移動量(Moveカラム) と読み取
り中の移動量(Scan カラム) を算出する(S−41)。
【0080】なお、キャリヤ停止位置情報は、紙送り方
向に対して垂直方向でのヘッド停止位置でキャリヤが移
動するたびにアップデートしワークに保持している。原
点(Home Position)は原稿用紙の左端からさらにキャリ
ヤユニットの加速分(停止状態から定速状態に移行する
のに必要なステップ数)左にシフトした位置にあり、電
源オン後のイニシャル動作でMPUは、キャリアユニッ
ト走査線上に配置されたHP(Home Position)センサー
からの出力値を利用してキャリアユニットの物理的な位
置を把握し、キャリヤユニットを原点位置に移動させて
いる。
向に対して垂直方向でのヘッド停止位置でキャリヤが移
動するたびにアップデートしワークに保持している。原
点(Home Position)は原稿用紙の左端からさらにキャリ
ヤユニットの加速分(停止状態から定速状態に移行する
のに必要なステップ数)左にシフトした位置にあり、電
源オン後のイニシャル動作でMPUは、キャリアユニッ
ト走査線上に配置されたHP(Home Position)センサー
からの出力値を利用してキャリアユニットの物理的な位
置を把握し、キャリヤユニットを原点位置に移動させて
いる。
【0081】キャリヤ走査方向の選択は、|キャリヤ停
止位置−左端位置|と|キャリヤ停止位置−右端位置|
との大小比較で小さい方から大きい方へ、つまりキャリ
ヤ停止位置に近いほうを読み取り開始位置に決定する。
止位置−左端位置|と|キャリヤ停止位置−右端位置|
との大小比較で小さい方から大きい方へ、つまりキャリ
ヤ停止位置に近いほうを読み取り開始位置に決定する。
【0082】例えば図9の原稿例で最初のスキャンコマ
ンドをエンジンタスクが受け取った場合、キャリヤ停止
位置は0で左端位置は720で右端位置は2160だか
ら、読み取り方向は左から右(正方向)にMoveカラムは
720、Scanカラムは1440(=360*4)にな
る。
ンドをエンジンタスクが受け取った場合、キャリヤ停止
位置は0で左端位置は720で右端位置は2160だか
ら、読み取り方向は左から右(正方向)にMoveカラムは
720、Scanカラムは1440(=360*4)にな
る。
【0083】本実施例では図4に示すように、画像デー
タの格納用に二つの画像データ格納エリアを外部RAM
上に持っていて、スキャンコマンドの実行のたびに交互
に切り替えている。エンジンタスクは、画像データ格納
制御部に対して格納先頭アドレスと格納方向を設定する
(S−42)。
タの格納用に二つの画像データ格納エリアを外部RAM
上に持っていて、スキャンコマンドの実行のたびに交互
に切り替えている。エンジンタスクは、画像データ格納
制御部に対して格納先頭アドレスと格納方向を設定する
(S−42)。
【0084】1カラム分の画像データの格納は、画像デ
ータ格納制御部24とスキャナヘッド間の同期信号で1
カラム分キャリヤユニットが移動するごとにMPU21
から出力されるCRST信号をトリガーとして開始され
るが、一回のスキャンコマンドにおける最初のCRST
信号は、キャリヤ割込処理においてキャリヤユニットが
読み取り開始位置に到達した時点で出力される。
ータ格納制御部24とスキャナヘッド間の同期信号で1
カラム分キャリヤユニットが移動するごとにMPU21
から出力されるCRST信号をトリガーとして開始され
るが、一回のスキャンコマンドにおける最初のCRST
信号は、キャリヤ割込処理においてキャリヤユニットが
読み取り開始位置に到達した時点で出力される。
【0085】エンジンタスクは、コントロールタスクに
現在スキャン動作中であることを示すスキャン中フラグ
をセットするとともに画像データ格納エリアの先頭アド
レスを内部RAM上のリターン用ワークにセットする
(S−43)。正方向読み取りの場合は、S−42で設
定したアドレス値がリターン用ワークの値になるし、逆
方向読み取りの場合は、S−42で設定したアドレスか
ら画像データ数(Byte)を引いたアドレスがリター
ン用ワークの値になる。
現在スキャン動作中であることを示すスキャン中フラグ
をセットするとともに画像データ格納エリアの先頭アド
レスを内部RAM上のリターン用ワークにセットする
(S−43)。正方向読み取りの場合は、S−42で設
定したアドレス値がリターン用ワークの値になるし、逆
方向読み取りの場合は、S−42で設定したアドレスか
ら画像データ数(Byte)を引いたアドレスがリター
ン用ワークの値になる。
【0086】エンジンタスクは読み取り方向・Moveカラ
ム数・Scanカラム数の3つの入力パラメータで、キャリ
ヤユニット駆動用の起動ルーチンを実行する(S−4
4)。ここでは3つのパラメータをセットして、キャリ
ヤモータ用タイマーをスタートし、タイマー割込処理を
許可するのみで、実際のキャリヤ駆動はMPUのキャリ
ヤモータ用タイマー割込処理(キャリヤ割込処理)で実
行される。
ム数・Scanカラム数の3つの入力パラメータで、キャリ
ヤユニット駆動用の起動ルーチンを実行する(S−4
4)。ここでは3つのパラメータをセットして、キャリ
ヤモータ用タイマーをスタートし、タイマー割込処理を
許可するのみで、実際のキャリヤ駆動はMPUのキャリ
ヤモータ用タイマー割込処理(キャリヤ割込処理)で実
行される。
【0087】エンジンタスクは、コントローラタスクが
セットしたスキャンコマンド発行フラグをリセットし
(S−45)、スキャンコマンドルーチンを終了し、M
PU21の占有権をコントローラタスクに引き渡す(S
−40)。
セットしたスキャンコマンド発行フラグをリセットし
(S−45)、スキャンコマンドルーチンを終了し、M
PU21の占有権をコントローラタスクに引き渡す(S
−40)。
【0088】コントローラタスクは、スキャンコマンド
発行フラグがリセットされたのを検出すると、スキャン
コマンドの戻り値である画像データ格納アドレスを取得
し(S−46)、スキャン中フラグがリセットされるの
を10msec周期でセンスする(S−47)。
発行フラグがリセットされたのを検出すると、スキャン
コマンドの戻り値である画像データ格納アドレスを取得
し(S−46)、スキャン中フラグがリセットされるの
を10msec周期でセンスする(S−47)。
【0089】キャリヤ割込処理では、停止・加速・定速
・読み取り開始・読み取り終了・定速・減速・停止と順
番に各モジュールが実行されるが、この中でスキャン中
フラグは読み取り終了モジュールで、つまり読取り終了
位置までキャリヤユニット4が到達したときにリセット
される。またキャリヤ割込処理の読み取り開始モジュー
ルでは、読み取り同期信号CRSTのワンショット出力
を開始する。
・読み取り開始・読み取り終了・定速・減速・停止と順
番に各モジュールが実行されるが、この中でスキャン中
フラグは読み取り終了モジュールで、つまり読取り終了
位置までキャリヤユニット4が到達したときにリセット
される。またキャリヤ割込処理の読み取り開始モジュー
ルでは、読み取り同期信号CRSTのワンショット出力
を開始する。
【0090】この同期信号は読み取りエリアをキャリヤ
ユニット4が移動中に、キャリヤユニット4が1カラム
移動するたびにキャリヤ割込処理の中で1パルス出力さ
れるが、同時にMPU21にも入力されている。キャリ
ヤ割込処理の読み取り開始モジュールで、この信号(C
RST)が60回入力されるたびに、つまり60カラム
の読み取りのたびにカウンター割込処理が起動するよう
に設定する。
ユニット4が移動中に、キャリヤユニット4が1カラム
移動するたびにキャリヤ割込処理の中で1パルス出力さ
れるが、同時にMPU21にも入力されている。キャリ
ヤ割込処理の読み取り開始モジュールで、この信号(C
RST)が60回入力されるたびに、つまり60カラム
の読み取りのたびにカウンター割込処理が起動するよう
に設定する。
【0091】後述するカウンター割込処理では、画像デ
ータ格納部によってRAM上の指定エリアに格納された
画像データの紙送り方向における画像分布情報を算出し
ており、前述のスキャン中フラグをリセットする際にこ
の分布情報も共用ワークを通してコントローラタスクに
通知される。
ータ格納部によってRAM上の指定エリアに格納された
画像データの紙送り方向における画像分布情報を算出し
ており、前述のスキャン中フラグをリセットする際にこ
の分布情報も共用ワークを通してコントローラタスクに
通知される。
【0092】コントローラタスクはスキャン中フラグが
リセットされたのを検出すると、共用ワークから画像分
布情報を取得し、原稿画像パターンの切れ目を検出する
(S−48)。この画像パターンの切れ目をここでは行
間を検出することにより検出しているが、これに限らず
例えば字間を検出するようにしてもよい。この画像パタ
ーンの切れ目を検出するための白分布情報検出エリアは
図9に示すように、128個の受光素子のうち下端から
の32個分に対応した4バイトで構成されている。例え
ば分布情報の第16ビットから第24ビットが0である
ならば、112番目から120番目までの受光素子が読
みとった原稿エリアはすべて白であることを意味してい
る。
リセットされたのを検出すると、共用ワークから画像分
布情報を取得し、原稿画像パターンの切れ目を検出する
(S−48)。この画像パターンの切れ目をここでは行
間を検出することにより検出しているが、これに限らず
例えば字間を検出するようにしてもよい。この画像パタ
ーンの切れ目を検出するための白分布情報検出エリアは
図9に示すように、128個の受光素子のうち下端から
の32個分に対応した4バイトで構成されている。例え
ば分布情報の第16ビットから第24ビットが0である
ならば、112番目から120番目までの受光素子が読
みとった原稿エリアはすべて白であることを意味してい
る。
【0093】コントロールタスクは128個の受光素子
のなかで下端からの32個の受光素子のうち8個以上の
連続した白エリアを読み込んだ部分がないかを画像分布
情報からチェックする(S−49)。
のなかで下端からの32個の受光素子のうち8個以上の
連続した白エリアを読み込んだ部分がないかを画像分布
情報からチェックする(S−49)。
【0094】連続した白エリアがない場合は紙送り量と
して128ドットを指定するとともに双方向禁止フラグ
をセットし(S−50)、連続した白エリアがある場合
には上端から空白エリアの最後までのドット数(128
−α)ドットを指定するとともに双方向禁止フラグをリ
セットし、エンジン用コマンドバッファに紙送りコマン
ドとともに格納する(S−51)。
して128ドットを指定するとともに双方向禁止フラグ
をセットし(S−50)、連続した白エリアがある場合
には上端から空白エリアの最後までのドット数(128
−α)ドットを指定するとともに双方向禁止フラグをリ
セットし、エンジン用コマンドバッファに紙送りコマン
ドとともに格納する(S−51)。
【0095】読み取りモードと読み取り幅と画像分布情
報から、前回のスキャンコマンドで外部RAMに格納済
みの画像データのうち、今回ホストPCに転送する画像
データ数(β=(128−α)* Scanカラム/8)
を算出し(S−52)、S−36で算出した総画像デー
タ数(γ)から減算し(S−53)、0より大きい場合
は再びスキャンコマンドをエンジン用コマンドバッファ
に格納する(S−54)。
報から、前回のスキャンコマンドで外部RAMに格納済
みの画像データのうち、今回ホストPCに転送する画像
データ数(β=(128−α)* Scanカラム/8)
を算出し(S−52)、S−36で算出した総画像デー
タ数(γ)から減算し(S−53)、0より大きい場合
は再びスキャンコマンドをエンジン用コマンドバッファ
に格納する(S−54)。
【0096】図9の例では、二値モードで一回目のスキ
ャンコマンドの実行での画像情報は第112ビットから
120ビットまで0であるから、S−51で双方向禁止
フラグをリセットし120ドットの紙送り量で紙送りコ
マンドをコマンドバッファにセットし、総画像データ数
は237600(=259200−120*360*4
/8)にアップデートされ、次のスキャンコマンドもコ
マンドバッファに格納される。
ャンコマンドの実行での画像情報は第112ビットから
120ビットまで0であるから、S−51で双方向禁止
フラグをリセットし120ドットの紙送り量で紙送りコ
マンドをコマンドバッファにセットし、総画像データ数
は237600(=259200−120*360*4
/8)にアップデートされ、次のスキャンコマンドもコ
マンドバッファに格納される。
【0097】コントローラタスクは、10msec周期
でスキャンコマンド発行フラグがエンジンタスクでリセ
ットされるのを待って(S−55)、ホストPCI/F
制御部26を介してスキャナ装置1からホストPC8へ
のデータ転送をイネーブルにし、S−43で取得したア
ドレスが示す外部RAM23上の格納エリアに格納され
ている前回のスキャンコマンドで読み取った画像データ
のうち、S−51で指定した紙送り量に対応する画像デ
ータのみを格納エリアからピックアップしながらホスト
PC8に転送する(S−56)。図9の例では、S−5
6でβ=21600byte(120*360*4/
8)がホストPCに転送される。
でスキャンコマンド発行フラグがエンジンタスクでリセ
ットされるのを待って(S−55)、ホストPCI/F
制御部26を介してスキャナ装置1からホストPC8へ
のデータ転送をイネーブルにし、S−43で取得したア
ドレスが示す外部RAM23上の格納エリアに格納され
ている前回のスキャンコマンドで読み取った画像データ
のうち、S−51で指定した紙送り量に対応する画像デ
ータのみを格納エリアからピックアップしながらホスト
PC8に転送する(S−56)。図9の例では、S−5
6でβ=21600byte(120*360*4/
8)がホストPCに転送される。
【0098】次に図10に進んで、図9のS−55で1
0msecのWait中はリアルタイムOSによってエ
ンジンタスクにMPUの占有権がうつり(S−57)、
エンジンタスクはコマンドバッファから未処理コマンド
を取得する(S−58)。
0msecのWait中はリアルタイムOSによってエ
ンジンタスクにMPUの占有権がうつり(S−57)、
エンジンタスクはコマンドバッファから未処理コマンド
を取得する(S−58)。
【0099】S−48,49で紙送りコマンドが格納さ
れているから、まず紙送りコマンドが実行される。LF
モータ28の駆動はキャリヤモータ27の駆動と同様に
タイマー割込処理の中で、停止・加速・定速・減速・停
止の各モジュールで実現され、各モジュールでの紙送り
用ステッピングモータの駆動ステップ数のトータルが、
紙送りコマンドでの指定紙送り量に相当する。紙送りコ
マンドでは、まずパラメータとして指定された紙送り量
を入力値としてLF用タイマーを起動する(S−5
9)。読取動作中フラグが参照され、読取動作中でない
場合は紙送りコマンドを終了する(S−60)。
れているから、まず紙送りコマンドが実行される。LF
モータ28の駆動はキャリヤモータ27の駆動と同様に
タイマー割込処理の中で、停止・加速・定速・減速・停
止の各モジュールで実現され、各モジュールでの紙送り
用ステッピングモータの駆動ステップ数のトータルが、
紙送りコマンドでの指定紙送り量に相当する。紙送りコ
マンドでは、まずパラメータとして指定された紙送り量
を入力値としてLF用タイマーを起動する(S−5
9)。読取動作中フラグが参照され、読取動作中でない
場合は紙送りコマンドを終了する(S−60)。
【0100】読取動作中の場合は、コントロールタスク
から指定される双方向禁止フラグをチェックし(S−6
1)、1の場合(禁止の場合)はキャリヤユニットを前
回のスキャンコマンド時の読み取り左端位置−キャリヤ
加速分の位置までの移動を開始し(S−62)、紙送り
コマンドの実行を終了する。
から指定される双方向禁止フラグをチェックし(S−6
1)、1の場合(禁止の場合)はキャリヤユニットを前
回のスキャンコマンド時の読み取り左端位置−キャリヤ
加速分の位置までの移動を開始し(S−62)、紙送り
コマンドの実行を終了する。
【0101】もちろんこの場合も実際のキャリヤ移動は
キャリヤユニット駆動用割込処理中で、停止・加速・定
速・減速・停止という各モジュールで実行される。S−
62ではキャリヤユニットの移動量つまりはキャリヤモ
ータのステップ数を設定し、割込処理起動用のタイマー
をスタートするのみである。
キャリヤユニット駆動用割込処理中で、停止・加速・定
速・減速・停止という各モジュールで実行される。S−
62ではキャリヤユニットの移動量つまりはキャリヤモ
ータのステップ数を設定し、割込処理起動用のタイマー
をスタートするのみである。
【0102】双方向禁止フラグが0の場合は、次回のス
キャンコマンドの実行は前回とは逆方向になる可能性が
高いからキャリヤユニットの移動は行わない(S−6
3)。紙送りコマンドが終了すると(実際はLF駆動や
キャリヤ駆動の起動が終了すると)、未処理のコマンドがな
いかエンジンコマンドバッファをチェックする(S−5
8)。
キャンコマンドの実行は前回とは逆方向になる可能性が
高いからキャリヤユニットの移動は行わない(S−6
3)。紙送りコマンドが終了すると(実際はLF駆動や
キャリヤ駆動の起動が終了すると)、未処理のコマンドがな
いかエンジンコマンドバッファをチェックする(S−5
8)。
【0103】S−54で次のスキャンコマンドがセット
されているはずであるから、S−41からの処理と同様
にスキャン動作の起動をかけて(S−64〜68)、ス
キャンコマンドルーチンを終了する。ただし前回のスキ
ャンが格納エリアAであれば、今回のスキャンでは格納
エリアBになる。
されているはずであるから、S−41からの処理と同様
にスキャン動作の起動をかけて(S−64〜68)、ス
キャンコマンドルーチンを終了する。ただし前回のスキ
ャンが格納エリアAであれば、今回のスキャンでは格納
エリアBになる。
【0104】再びエンジンコマンドバッファをチェック
し、未処理コマンドがない場合は、リアルタイムOSに
よってコントローラタスクに占有権が遷移する(S−6
9)。
し、未処理コマンドがない場合は、リアルタイムOSに
よってコントローラタスクに占有権が遷移する(S−6
9)。
【0105】MPU21の占有権がコントローラタスク
に移行して、S−56で前回のスキャンコマンド実行分
の画像データ転送が終了すると、S−46に分岐して2
回目のスキャンコマンドの実行終了を待つ(S−7
0)。
に移行して、S−56で前回のスキャンコマンド実行分
の画像データ転送が終了すると、S−46に分岐して2
回目のスキャンコマンドの実行終了を待つ(S−7
0)。
【0106】以上の処理を繰り返し、S−53で総画像
データ量γが0になると、読み取り動作中フラグをリセ
ットし(S−71)、読み取り動作が終了する。
データ量γが0になると、読み取り動作中フラグをリセ
ットし(S−71)、読み取り動作が終了する。
【0107】次に、60カラムカウンタ割込処理につい
て説明する。
て説明する。
【0108】キャリヤユニット駆動用割込処理中の読み
取り開始モジュールで起動され、読み取り終了モジュー
ルが実行されるまでの間、つまりキャリヤユニットが読
み取り左端から右端まで走査中は、画像データ格納制御
部24とスキャナヘッドとの同期信号であるCRST
(Column Read Start Timing) 信号が60回入力される
たびに本割込処理が実行される。図11に制御フローを
示す。
取り開始モジュールで起動され、読み取り終了モジュー
ルが実行されるまでの間、つまりキャリヤユニットが読
み取り左端から右端まで走査中は、画像データ格納制御
部24とスキャナヘッドとの同期信号であるCRST
(Column Read Start Timing) 信号が60回入力される
たびに本割込処理が実行される。図11に制御フローを
示す。
【0109】本割込処理では、読み取りモード(二値・
多値)、格納方向(正方向・逆方向)、画像データポイ
ンタおよび画像データ分布情報の4つのワークを使用す
る。いずれもキャリヤ割込処理中の読み取り開始モジュ
ールで設定されるが、読み取りモード・格納方向は一回
のスキャンコマンドの実行中は変化しない。画像データ
ポインタは画像データ格納制御部24に設定した値が初
期値として与えれ、画像データ分布情報は128個の受
光素子中の下端から32個分に相当する4バイト(32
ビット)のワークが初期値0で与えられる。
多値)、格納方向(正方向・逆方向)、画像データポイ
ンタおよび画像データ分布情報の4つのワークを使用す
る。いずれもキャリヤ割込処理中の読み取り開始モジュ
ールで設定されるが、読み取りモード・格納方向は一回
のスキャンコマンドの実行中は変化しない。画像データ
ポインタは画像データ格納制御部24に設定した値が初
期値として与えれ、画像データ分布情報は128個の受
光素子中の下端から32個分に相当する4バイト(32
ビット)のワークが初期値0で与えられる。
【0110】まず60カラム分のチェックを行うループ
カウンタとしてBCレジスタに初期値60をセットする
(S−72)。分布情報算出用としてMPU21のXD
E(4バイト)、XHL(4バイト)レジスタを使用す
るから、両レジスタを0にクリヤーする(S−73)。
カウンタとしてBCレジスタに初期値60をセットする
(S−72)。分布情報算出用としてMPU21のXD
E(4バイト)、XHL(4バイト)レジスタを使用す
るから、両レジスタを0にクリヤーする(S−73)。
【0111】画像データ格納制御部24は格納エリアに
図9に示す様に画像データを格納していく。画像データ
ポインタが示す位置は、二値モードの場合は受光素子の
1番目から8番目までに対応するし、多値モードの場合
は受光素子の1番目に対応する。本実施例では128個
の受光素子で下端から32個の受光素子が読みとった画
像データに着目して双方向読み取りの可否を検出する。
図9に示す様に画像データを格納していく。画像データ
ポインタが示す位置は、二値モードの場合は受光素子の
1番目から8番目までに対応するし、多値モードの場合
は受光素子の1番目に対応する。本実施例では128個
の受光素子で下端から32個の受光素子が読みとった画
像データに着目して双方向読み取りの可否を検出する。
【0112】二値モードの場合は、1画素1ビットとし
て、白の場合は0が黒の場合は1が格納エリアに読み込
まれている。多値モードの場合は、1画素1バイトとし
て、完全白の場合は00hが完全黒の場合は0ffhが
格納エリアに読み込まれている。画像データ分布情報
は、1画素1ビットとして0の場合は対応する受光素子
が読み取った画像データのワンスキャンでの累積値(O
R)が全て白であることを、1の場合は全てが白ではな
いことを意味している。
て、白の場合は0が黒の場合は1が格納エリアに読み込
まれている。多値モードの場合は、1画素1バイトとし
て、完全白の場合は00hが完全黒の場合は0ffhが
格納エリアに読み込まれている。画像データ分布情報
は、1画素1ビットとして0の場合は対応する受光素子
が読み取った画像データのワンスキャンでの累積値(O
R)が全て白であることを、1の場合は全てが白ではな
いことを意味している。
【0113】まず読み取りモード(二値・多値)を判断
し(S−74)、二値モードの場合に、画像データポイ
ンタが示す値+13からの4バイトの値(つまり第96
受光素子から第128受光素子が読みとった画像デー
タ)を、MPUのXDEレジスタにセットし(S−7
5)、注目カラムの隣接カラムである画像データポイン
タが示す値+29(1613)からの4バイトの値(第
96受光素子から第128受光素子が読み取った画像デ
ータ)をMPUのXHLレジスタにセットする(S−7
6)。
し(S−74)、二値モードの場合に、画像データポイ
ンタが示す値+13からの4バイトの値(つまり第96
受光素子から第128受光素子が読みとった画像デー
タ)を、MPUのXDEレジスタにセットし(S−7
5)、注目カラムの隣接カラムである画像データポイン
タが示す値+29(1613)からの4バイトの値(第
96受光素子から第128受光素子が読み取った画像デ
ータ)をMPUのXHLレジスタにセットする(S−7
6)。
【0114】次にXDEレジスタとXHLレジスタのA
NDをとり、この値を画像データ分布情報ワークの4バ
イトにOR書きする(S−77)。画像データポインタ
を格納方向に応じて1カラム分アップデートし(S−7
8)、ループカウンタであるBCレジスタ値を1減算し
て(S−79)、0より大きいときは前期S−74に分
岐する(S−80)。
NDをとり、この値を画像データ分布情報ワークの4バ
イトにOR書きする(S−77)。画像データポインタ
を格納方向に応じて1カラム分アップデートし(S−7
8)、ループカウンタであるBCレジスタ値を1減算し
て(S−79)、0より大きいときは前期S−74に分
岐する(S−80)。
【0115】前記S−77で隣接する2カラムの画像デ
ータのANDをとったのは、原稿用紙上のごみ等の影響
をさけるためで、紙送り方向で360dpiキャリヤ方
向で180dpi(=360/2)の二次元の窓で画像
データの分布情報をチェックしている。例えば再生紙や
新聞紙等で原稿上のごみを拾いやすい時は、この二次元
のチェック窓を広げてやればよい。
ータのANDをとったのは、原稿用紙上のごみ等の影響
をさけるためで、紙送り方向で360dpiキャリヤ方
向で180dpi(=360/2)の二次元の窓で画像
データの分布情報をチェックしている。例えば再生紙や
新聞紙等で原稿上のごみを拾いやすい時は、この二次元
のチェック窓を広げてやればよい。
【0116】多値モードの場合は、画像データポインタ
が示す値+96からの32バイトがXHLレジスタのビ
ット0から31に対応付けられる。画像データポインタ
+96からのオフセット位置を意味するためのDレジス
タを0で初期化し(S−81)、〔画像データポインタ
+96+D〕が示すアドレスの画像データ値をEレジス
タに(S−82)、注目カラムの隣接カラムつまり〔画
像データポインタ+128+96+D〕が示すアドレス
の画像データ値をE’レジスタにセットし(S−8
3)、S−84において、EとE’のORが0の時つま
りEもE’も共に0であるときXHLレジスタの第Dビ
ットを0に(S−85)、その他の時は第Dビットを1
にセットする(S−86)。
が示す値+96からの32バイトがXHLレジスタのビ
ット0から31に対応付けられる。画像データポインタ
+96からのオフセット位置を意味するためのDレジス
タを0で初期化し(S−81)、〔画像データポインタ
+96+D〕が示すアドレスの画像データ値をEレジス
タに(S−82)、注目カラムの隣接カラムつまり〔画
像データポインタ+128+96+D〕が示すアドレス
の画像データ値をE’レジスタにセットし(S−8
3)、S−84において、EとE’のORが0の時つま
りEもE’も共に0であるときXHLレジスタの第Dビ
ットを0に(S−85)、その他の時は第Dビットを1
にセットする(S−86)。
【0117】32画素中の位置を意味するDレジスタの
値に1加算して(S−87)、Dの値が32になるまで
S−82からの処理を繰り返す。Dが32になると、つ
まり注目カラムの32画素分の白分布情報がXHLレジ
スタにセットされているから、この値を内蔵RAM上の
4バイトの画像データ分布情報ワークにOR書きする
(S−88)。画像データポインタを格納方向にあわせ
て1カラム分(128Byte)アップデートし(S−
89)、前記S−79に分岐し次のカラムの分布情報を
検出する。
値に1加算して(S−87)、Dの値が32になるまで
S−82からの処理を繰り返す。Dが32になると、つ
まり注目カラムの32画素分の白分布情報がXHLレジ
スタにセットされているから、この値を内蔵RAM上の
4バイトの画像データ分布情報ワークにOR書きする
(S−88)。画像データポインタを格納方向にあわせ
て1カラム分(128Byte)アップデートし(S−
89)、前記S−79に分岐し次のカラムの分布情報を
検出する。
【0118】以上の処理で、スキャンヘッド下端からの
32受光素子が読みとった60カラム分の画像データの
白分布が、4バイトの画像データ分布情報に反映される
ことになる。
32受光素子が読みとった60カラム分の画像データの
白分布が、4バイトの画像データ分布情報に反映される
ことになる。
【0119】多値モードにおいても二次元の窓の密度を
変化させることで原稿上のごみに対応できるが、より効
果を上げるには画像データが白であるかどうかのスライ
スレベルを、S−81の00hより少し大きめの値にす
ればよい。
変化させることで原稿上のごみに対応できるが、より効
果を上げるには画像データが白であるかどうかのスライ
スレベルを、S−81の00hより少し大きめの値にす
ればよい。
【0120】以上がコントローラタスクとエンジンタス
クおよび割込処理による読み取り動作の制御フローであ
るが、これをタイミングチャートで示したのが図12に
なる。コントローラタスクで画像データ格納エリアAに
格納されている画像データをホストPC8に転送してい
るときは、画像データ格納制御部24によって次のライ
ンの画像読込が実行され、読み取った画像データは格納
エリアBに格納されている。またBに格納されている画
像データは60カラムごとに60カラムカウンタ割込処
理で、受光素子下端ブロックの画像データ分布状態がチ
ェックされている。
クおよび割込処理による読み取り動作の制御フローであ
るが、これをタイミングチャートで示したのが図12に
なる。コントローラタスクで画像データ格納エリアAに
格納されている画像データをホストPC8に転送してい
るときは、画像データ格納制御部24によって次のライ
ンの画像読込が実行され、読み取った画像データは格納
エリアBに格納されている。またBに格納されている画
像データは60カラムごとに60カラムカウンタ割込処
理で、受光素子下端ブロックの画像データ分布状態がチ
ェックされている。
【0121】図13は、本発明の効果がもっとも期待で
きる原稿において、原稿面上での相対的なキャリアユニ
ットの読み取り経過を、従来例と本実施例の比較で示す
ものでキャラクターベースの原稿では、キャリヤのトー
タルな移動距離はより短く、つまり高速な画像読込が可
能になる。
きる原稿において、原稿面上での相対的なキャリアユニ
ットの読み取り経過を、従来例と本実施例の比較で示す
ものでキャラクターベースの原稿では、キャリヤのトー
タルな移動距離はより短く、つまり高速な画像読込が可
能になる。
【0122】本実施例では、受光素子群の下端から36
個分の受光素子が読み取った画像データに着目し、8ド
ット以上の連続した白エリアの有無で双方向キャリヤ走
査の判別を行ったが、もちろん着目する画像素子群は3
6個に限定されるものではないし、双方向走査の判別基
準も8ドットに限定されるものではない。
個分の受光素子が読み取った画像データに着目し、8ド
ット以上の連続した白エリアの有無で双方向キャリヤ走
査の判別を行ったが、もちろん着目する画像素子群は3
6個に限定されるものではないし、双方向走査の判別基
準も8ドットに限定されるものではない。
【0123】直前の走査と逆方向に走査する場合は、直
前の走査で読み取った画像データのうち、連続する白エ
リアより下部の受光素子が読み取った画像データは、次
回の上端の受光素子で再度読み取られる。
前の走査で読み取った画像データのうち、連続する白エ
リアより下部の受光素子が読み取った画像データは、次
回の上端の受光素子で再度読み取られる。
【0124】つまりキャリヤユニットの走査時間が読み
取り総時間の大半を占めるような読み取り範囲をホスト
PC8から指定された場合は、双方向走査での読み取り
時間短縮が期待できるが、反面キャリヤユニット走査時
間の比率が比較的小さくなるような読み取り範囲をホス
トPCから指定された場合は、双方向走査のために逆に
総読み取り時間が長くなる可能性もでてくる。
取り総時間の大半を占めるような読み取り範囲をホスト
PC8から指定された場合は、双方向走査での読み取り
時間短縮が期待できるが、反面キャリヤユニット走査時
間の比率が比較的小さくなるような読み取り範囲をホス
トPCから指定された場合は、双方向走査のために逆に
総読み取り時間が長くなる可能性もでてくる。
【0125】この場合、前記36受光素子分や8ドット
といったパラメータを可変値として、コントローラタス
クが読み取り範囲に応じて最適な値をエンジンタスクに
指定できるような制御フローを前記第1の実施例に追加
すればよい。
といったパラメータを可変値として、コントローラタス
クが読み取り範囲に応じて最適な値をエンジンタスクに
指定できるような制御フローを前記第1の実施例に追加
すればよい。
【0126】また本実施例では、高速動作のためにキャ
リヤの減速動作と紙送り動作を同時に行うためにキャリ
ヤモータ27とLFモータ28という2個のステッピン
グモータを使用したが、スピードよりコストを優先させ
たい場合はキャリヤとLFを1個のステッピングモータ
で共用し、MPUの出力ポートを介してプランジャー等
で切り替える構成にすると、より低価格なスキャナ装置
を実現できる。またスキャナヘッドは128個の受光素
子が紙送り方向に1ライン並んだものに限定されるもの
ではなく、例えばカラー用にR・G・Bと3ライン並ん
だヘッドの場合も、本発明は適用できる。
リヤの減速動作と紙送り動作を同時に行うためにキャリ
ヤモータ27とLFモータ28という2個のステッピン
グモータを使用したが、スピードよりコストを優先させ
たい場合はキャリヤとLFを1個のステッピングモータ
で共用し、MPUの出力ポートを介してプランジャー等
で切り替える構成にすると、より低価格なスキャナ装置
を実現できる。またスキャナヘッドは128個の受光素
子が紙送り方向に1ライン並んだものに限定されるもの
ではなく、例えばカラー用にR・G・Bと3ライン並ん
だヘッドの場合も、本発明は適用できる。
【0127】さらに実施例では、装置の小型化を図るた
めにLFモータ28で原稿用紙を移動させていたが、キ
ャリヤユニット自体がX軸方向だけでなくY軸方向に移
動するような構成にした場合でも、LF駆動ルーチン
(紙送りコマンド実行ルーチン)がキャリヤユニットY
軸方向移動ルーチンに置き換わるだけで本実施例は適用
できる。この場合装置自体は大きくなるが、第1の実施
例で問題になる紙送り時の原稿用紙の斜行が基本的には
発生しない。つまり第1の実施例より連続した白エリア
を検出する可能性が大きくなるから、本発明の効果もよ
り期待できる。また受光部は、ラインセンサに限らず例
えばエリアセンサにより構成してもよい。
めにLFモータ28で原稿用紙を移動させていたが、キ
ャリヤユニット自体がX軸方向だけでなくY軸方向に移
動するような構成にした場合でも、LF駆動ルーチン
(紙送りコマンド実行ルーチン)がキャリヤユニットY
軸方向移動ルーチンに置き換わるだけで本実施例は適用
できる。この場合装置自体は大きくなるが、第1の実施
例で問題になる紙送り時の原稿用紙の斜行が基本的には
発生しない。つまり第1の実施例より連続した白エリア
を検出する可能性が大きくなるから、本発明の効果もよ
り期待できる。また受光部は、ラインセンサに限らず例
えばエリアセンサにより構成してもよい。
【0128】また、白データ分布情報の検出手段を、6
0カラムカウンタ割込処理というソフト処理で実現した
が、例えばこれをORゲートを中心にしたハード回路で
構成してもよい。
0カラムカウンタ割込処理というソフト処理で実現した
が、例えばこれをORゲートを中心にしたハード回路で
構成してもよい。
【0129】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、複数の受光
素子からなるセンサを有し、前記センサと原稿との相対
的な位置を変えることで、前記センサを構成する受光素
子の配列方向の走査と、受光素子の配列方向に対して垂
直方向への走査を行い、原稿上の被写体を読み取る画像
読取装置において、前記センサにより読み取られた原稿
上の被写体パターンの切れ目を検出する検出手段と、前
記検出手段により検出された被写体パターンの切れ目に
応じて前記センサと前記原稿の相対的な移動方向を制御
する制御手段とを有する構成としたことにより、選択的
に複数方向の画像読取走査を行うことで、画像読取速度
を高速化することができるようになった。
素子からなるセンサを有し、前記センサと原稿との相対
的な位置を変えることで、前記センサを構成する受光素
子の配列方向の走査と、受光素子の配列方向に対して垂
直方向への走査を行い、原稿上の被写体を読み取る画像
読取装置において、前記センサにより読み取られた原稿
上の被写体パターンの切れ目を検出する検出手段と、前
記検出手段により検出された被写体パターンの切れ目に
応じて前記センサと前記原稿の相対的な移動方向を制御
する制御手段とを有する構成としたことにより、選択的
に複数方向の画像読取走査を行うことで、画像読取速度
を高速化することができるようになった。
【0130】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記センサにより読み取られた原稿
上の被写体パターンを記憶する記憶手段を有する構成と
した。そして、請求項1に記載の発明で得られる効果に
加えて、読み取られた原稿上の被写体パターンを高速で
記憶することができるようになった。
載の発明において、前記センサにより読み取られた原稿
上の被写体パターンを記憶する記憶手段を有する構成と
した。そして、請求項1に記載の発明で得られる効果に
加えて、読み取られた原稿上の被写体パターンを高速で
記憶することができるようになった。
【0131】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記検出手段による原稿上の被写体
パターンの検出動作は、前記記憶手段への被写体パター
ンの記憶動作と平行して行われる構成とした。そして、
請求項2に記載の発明で得られる効果に加えて、2つの
動作を平行して行うことで効率よく原稿の読み取りを行
うことができるようになった。
載の発明において、前記検出手段による原稿上の被写体
パターンの検出動作は、前記記憶手段への被写体パター
ンの記憶動作と平行して行われる構成とした。そして、
請求項2に記載の発明で得られる効果に加えて、2つの
動作を平行して行うことで効率よく原稿の読み取りを行
うことができるようになった。
【0132】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記検出手段は、所定の受光素子に
より読み取られた原稿上の画素に隣接する画素のうち所
定数以上の画素が原稿の地色であるとき、所定位置の画
素が被写体パターンの切れ目であると判断する構成とし
た。そして、請求項1に記載の発明で得られる効果に加
えて、原稿上のごみなどの影響を極力抑えたうえで、画
像読み取りを高速で行うことができるようになった。
載の発明において、前記検出手段は、所定の受光素子に
より読み取られた原稿上の画素に隣接する画素のうち所
定数以上の画素が原稿の地色であるとき、所定位置の画
素が被写体パターンの切れ目であると判断する構成とし
た。そして、請求項1に記載の発明で得られる効果に加
えて、原稿上のごみなどの影響を極力抑えたうえで、画
像読み取りを高速で行うことができるようになった。
【0133】請求項5及に記載の発明では、請求項4に
記載の発明において、前記検出手段により被写体パター
ンの切れ目であると判断する閾値が、読み取る原稿に応
じて可変である構成とした。
記載の発明において、前記検出手段により被写体パター
ンの切れ目であると判断する閾値が、読み取る原稿に応
じて可変である構成とした。
【0134】また、請求項6に記載の発明では、請求項
4に記載の発明において、前記所定の受光素子により読
み取られた原稿上の画素に対する隣接画素の範囲は、読
み取る原稿に応じて可変である構成とした。請求項5及
び6のように構成することで、請求項4に記載の発明で
得られる効果に加えて、原稿の種類にかかわらず、高速
の画像読み取りを確実に行うことができるようになっ
た。
4に記載の発明において、前記所定の受光素子により読
み取られた原稿上の画素に対する隣接画素の範囲は、読
み取る原稿に応じて可変である構成とした。請求項5及
び6のように構成することで、請求項4に記載の発明で
得られる効果に加えて、原稿の種類にかかわらず、高速
の画像読み取りを確実に行うことができるようになっ
た。
【0135】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
6に記載の発明において、前記センサは、ラインセンサ
であるような構成とした。そして、請求項1乃至6に記
載の発明で得られる効果に加えて、ラインセンサを用い
た原稿の高速読み取りを行うことができるようになっ
た。
6に記載の発明において、前記センサは、ラインセンサ
であるような構成とした。そして、請求項1乃至6に記
載の発明で得られる効果に加えて、ラインセンサを用い
た原稿の高速読み取りを行うことができるようになっ
た。
【0136】請求項8に記載の発明では、請求項1乃至
7に記載の発明において、前記原稿上の被写体パターン
は、文字データであるような構成とした。そして、請求
項1乃至7に記載の発明で得られる効果に加えて、原稿
上の文字データを高速で読み取ることができるようにな
った。
7に記載の発明において、前記原稿上の被写体パターン
は、文字データであるような構成とした。そして、請求
項1乃至7に記載の発明で得られる効果に加えて、原稿
上の文字データを高速で読み取ることができるようにな
った。
【0137】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の発明において、前記検出手段は、前記文字データの
字間を検出するような構成とした。
載の発明において、前記検出手段は、前記文字データの
字間を検出するような構成とした。
【0138】また、請求項10に記載の発明では、請求
項8に記載の発明において、前記検出手段は、前記文字
データの行間を検出するような構成とした。請求項9及
び10のように構成することで、請求項8に記載の発明
で得られる効果に加えて、文字データのない部分では、
必要に応じて複数方向の画像読み取りを行うことによ
り、文字データの読み取りを高速かつ確実に行えるよう
になった。
項8に記載の発明において、前記検出手段は、前記文字
データの行間を検出するような構成とした。請求項9及
び10のように構成することで、請求項8に記載の発明
で得られる効果に加えて、文字データのない部分では、
必要に応じて複数方向の画像読み取りを行うことによ
り、文字データの読み取りを高速かつ確実に行えるよう
になった。
【0139】請求項11に記載の発明では、複数の受光
素子からなるセンサを有し、前記センサと原稿との相対
的な位置を変えることで、前記センサを構成する受光素
子の配列方向の走査と、受光素子の配列方向に対して垂
直方向への走査を行い、原稿上の被写体を読み取る画像
読取装置において、前記センサにより読み取られた原稿
上の被写体パターンの切れ目を検出する検出手段と、前
記検出手段により検出された被写体パターンの切れ目に
応じて前記センサと前記原稿の相対的な移動量を制御す
る制御手段とを有する構成とした。そして、適切な移動
量で画像読取走査を行うことで、画像読取速度を高速化
することができるようになった。
素子からなるセンサを有し、前記センサと原稿との相対
的な位置を変えることで、前記センサを構成する受光素
子の配列方向の走査と、受光素子の配列方向に対して垂
直方向への走査を行い、原稿上の被写体を読み取る画像
読取装置において、前記センサにより読み取られた原稿
上の被写体パターンの切れ目を検出する検出手段と、前
記検出手段により検出された被写体パターンの切れ目に
応じて前記センサと前記原稿の相対的な移動量を制御す
る制御手段とを有する構成とした。そして、適切な移動
量で画像読取走査を行うことで、画像読取速度を高速化
することができるようになった。
【0140】請求項12に記載の発明では、請求項11
に記載の発明において、前記センサにより読み取られた
原稿上の被写体パターンを記憶する記憶手段を有する構
成とした。そして、請求項11に記載の発明で得られる
効果に加えて、読み取られた原稿上の被写体パターンを
高速で記憶することができるようになった。
に記載の発明において、前記センサにより読み取られた
原稿上の被写体パターンを記憶する記憶手段を有する構
成とした。そして、請求項11に記載の発明で得られる
効果に加えて、読み取られた原稿上の被写体パターンを
高速で記憶することができるようになった。
【0141】請求項13に記載の発明では、請求項12
に記載の発明において、前記検出手段による原稿上の被
写体パターンの検出動作は、前記記憶手段への被写体パ
ターンの記憶動作と平行して行われる構成とした。そし
て、請求項12に記載の発明で得られる効果に加えて、
2つの動作を平行して行うことで効率よく原稿の読み取
りを行うことができるようになった。
に記載の発明において、前記検出手段による原稿上の被
写体パターンの検出動作は、前記記憶手段への被写体パ
ターンの記憶動作と平行して行われる構成とした。そし
て、請求項12に記載の発明で得られる効果に加えて、
2つの動作を平行して行うことで効率よく原稿の読み取
りを行うことができるようになった。
【0142】請求項14に記載の発明では、請求項11
に記載の発明において、前記検出手段は、所定の受光素
子により読み取られた原稿上の画素に隣接する画素のう
ち所定数以上の画素が原稿の地色であるとき、所定位置
の画素が被写体パターンの切れ目であると判断する構成
とした。そして、請求項11に記載の発明で得られる効
果に加えて、原稿上のごみなどの影響を極力抑えたうえ
で、画像読み取りを高速で行うことができるようになっ
た。
に記載の発明において、前記検出手段は、所定の受光素
子により読み取られた原稿上の画素に隣接する画素のう
ち所定数以上の画素が原稿の地色であるとき、所定位置
の画素が被写体パターンの切れ目であると判断する構成
とした。そして、請求項11に記載の発明で得られる効
果に加えて、原稿上のごみなどの影響を極力抑えたうえ
で、画像読み取りを高速で行うことができるようになっ
た。
【0143】請求項15に記載の発明では、請求項14
に記載の発明において、前記検出手段により被写体パタ
ーンの切れ目であると判断する閾値が、読み取る原稿に
応じて可変である構成とした。
に記載の発明において、前記検出手段により被写体パタ
ーンの切れ目であると判断する閾値が、読み取る原稿に
応じて可変である構成とした。
【0144】また、請求項16に記載の発明では、請求
項14に記載の発明において、前記所定の受光素子によ
り読み取られた原稿上の画素に対する隣接画素の範囲
は、読み取る原稿に応じて可変である構成とした。請求
項15及び16のように構成することで、請求項14に
記載の発明で得られる効果に加えて、原稿の種類にかか
わらず、高速の画像読み取りを確実に行うことができる
ようになった。
項14に記載の発明において、前記所定の受光素子によ
り読み取られた原稿上の画素に対する隣接画素の範囲
は、読み取る原稿に応じて可変である構成とした。請求
項15及び16のように構成することで、請求項14に
記載の発明で得られる効果に加えて、原稿の種類にかか
わらず、高速の画像読み取りを確実に行うことができる
ようになった。
【0145】請求項17に記載の発明では、請求項11
乃至16に記載の発明において、前記センサは、ライン
センサであるような構成とした。そして、請求項11乃
至16に記載の発明で得られる効果に加えて、ラインセ
ンサを用いた原稿の高速読み取りを行うことができるよ
うになった。
乃至16に記載の発明において、前記センサは、ライン
センサであるような構成とした。そして、請求項11乃
至16に記載の発明で得られる効果に加えて、ラインセ
ンサを用いた原稿の高速読み取りを行うことができるよ
うになった。
【0146】請求項18に記載の発明では、請求項11
乃至17に記載の発明において、前記原稿上の被写体パ
ターンは、文字データであるような構成とした。そし
て、請求項11乃至17に記載の発明で得られる効果に
加えて、原稿上の文字データを高速で読み取ることがで
きるようになった。
乃至17に記載の発明において、前記原稿上の被写体パ
ターンは、文字データであるような構成とした。そし
て、請求項11乃至17に記載の発明で得られる効果に
加えて、原稿上の文字データを高速で読み取ることがで
きるようになった。
【0147】請求項19に記載の発明では、請求項18
に記載の発明において、前記検出手段は、前記文字デー
タの字間を検出するような構成とした。そして、請求項
18に記載の発明で得られる効果に加えて、字間に応じ
て原稿とセンサの相対的な移動量を適切に制御でき、文
字データの読み取りを高速かつ確実に行えるようになっ
た。
に記載の発明において、前記検出手段は、前記文字デー
タの字間を検出するような構成とした。そして、請求項
18に記載の発明で得られる効果に加えて、字間に応じ
て原稿とセンサの相対的な移動量を適切に制御でき、文
字データの読み取りを高速かつ確実に行えるようになっ
た。
【0148】また、請求項20に記載の発明では、請求
項18に記載の発明において、前記検出手段は、前記文
字データの行間を検出するような構成とした。そして、
請求項18に記載の発明で得られる効果に加えて、字間
に応じて原稿とセンサの相対的な移動量を適切に制御で
き、文字データの読み取りを高速かつ確実に行えるよう
になった。
項18に記載の発明において、前記検出手段は、前記文
字データの行間を検出するような構成とした。そして、
請求項18に記載の発明で得られる効果に加えて、字間
に応じて原稿とセンサの相対的な移動量を適切に制御で
き、文字データの読み取りを高速かつ確実に行えるよう
になった。
【図1】実施例の画像読取装置の外観図である。
【図2】実施例のスキャナユニットの機能ブロック図で
ある。
ある。
【図3】実施例の画像読取装置の電気ブロック図であ
る。
る。
【図4】実施例の画像読取装置におけるソフト階層図で
ある。
ある。
【図5】実施例の外部RAM上における画像データの格
納イメージ図である。
納イメージ図である。
【図6】実施例におけるコントローラタスクとエンジン
タスクの基本制御フローチャートである。
タスクの基本制御フローチャートである。
【図7】実施例におけるホストPCから給紙命令を受け
たときの制御フローチャートである。
たときの制御フローチャートである。
【図8】実施例におけるホストPCから読み取り命令を
受けたときの制御フローチャートである。
受けたときの制御フローチャートである。
【図9】実施例の原稿画像上の白分布情報検出のイメー
ジ図である。
ジ図である。
【図10】実施例におけるホストPCから読み取り命令
を受けたときの制御フローチャートである。
を受けたときの制御フローチャートである。
【図11】実施例における60カラムの画像データ格納
ごとに実行される白分布情報検出のフローチャートであ
る。
ごとに実行される白分布情報検出のフローチャートであ
る。
【図12】実施例における各タスクの動作タイミング図
である。
である。
【図13】実施例の効果を説明するキャリヤの走査イメ
ージ図である。
ージ図である。
1 読取装置 2 スキャナユニット 3 キャリヤユニット 5 キャリヤ駆動ユニット 6 紙送りユニット 8 ホストPC 11 発光部 12 受光部 14 内部レジスタ設定部 20 メイン制御ユニット 21 MPU 23 画像データ格納用外部RAM 24 画像データ格納制御部 25 アドレス・データバス 27 キャリヤモータ 28 LFモータ
Claims (20)
- 【請求項1】 複数の受光素子からなるセンサを有し、
前記センサと原稿との相対的な位置を変えることで、前
記センサを構成する受光素子の配列方向の走査と、受光
素子の配列方向に対して垂直方向への走査を行い、原稿
上の被写体を読み取る画像読取装置において、 前記センサにより読み取られた原稿上の被写体パターン
の切れ目を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された被写体パターンの切れ目
に応じて前記センサと前記原稿の相対的な移動方向を制
御する制御手段と、を有することを特徴とする画像読取
装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記センサにより読
み取られた原稿上の被写体パターンを記憶する記憶手段
を有することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項3】 請求項2において、前記検出手段による
原稿上の被写体パターンの検出動作は、前記記憶手段へ
の被写体パターンの記憶動作と平行して行われることを
特徴とする特徴とする画像読取装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記検出手段は、所
定の受光素子により読み取られた原稿上の画素に隣接す
る画素のうち所定数以上の画素が原稿の地色であると
き、所定位置の画素が被写体パターンの切れ目であると
判断することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記検出手段により
被写体パターンの切れ目であると判断する閾値が、読み
取る原稿に応じて可変であることを特徴とする画像読取
装置。 - 【請求項6】 請求項4において、前記所定の受光素子
により読み取られた原稿上の画素に対する隣接画素の範
囲は、読み取る原稿に応じて可変であることを特徴とす
る画像読取装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至6において、前記センサ
は、ラインセンサであることを特徴とする画像読取装
置。 - 【請求項8】 請求項1乃至7において、前記原稿上の
被写体パターンは、文字データであることを特徴とする
画像読取装置。 - 【請求項9】 請求項8において、前記検出手段は、前
記文字データの字間を検出することを特徴とする画像読
取装置。 - 【請求項10】 請求項8において、前記検出手段は、
前記文字データの行間を検出することを特徴とする画像
読取装置。 - 【請求項11】 複数の受光素子からなるセンサを有
し、前記センサと原稿との相対的な位置を変えること
で、前記センサを構成する受光素子の配列方向の走査
と、受光素子の配列方向に対して垂直方向への走査を行
い、原稿上の被写体を読み取る画像読取装置において、 前記センサにより読み取られた原稿上の被写体パターン
の切れ目を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された被写体パターンの切れ目
に応じて前記センサと前記原稿の相対的な移動量を制御
する制御手段と、を有することを特徴とする画像読取装
置。 - 【請求項12】 請求項11において、前記センサによ
り読み取られた原稿上の被写体パターンを記憶する記憶
手段を有することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項13】 請求項12において、前記検出手段に
よる原稿上の被写体パターンの検出動作は、前記記憶手
段への被写体パターンの記憶動作と平行して行われるこ
とを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項14】 請求項11において、前記検出手段
は、所定の受光素子により読み取られた原稿上の画素に
隣接する画素のうち所定数以上の画素が原稿の地色であ
るとき、所定位置の画素が被写体パターンの切れ目であ
ると判断することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項15】 請求項14において、前記検出手段に
より被写体パターンの切れ目であると判断する閾値が、
読み取る原稿に応じて可変であることを特徴とする画像
読取装置。 - 【請求項16】 請求項14において、前記所定の受光
素子により読み取られた原稿上の画素に対する隣接画素
の範囲は、読み取る原稿に応じて可変であることを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項17】 請求項11乃至16において、前記セ
ンサは、ラインセンサであることを特徴とする画像読取
装置。 - 【請求項18】 請求項11乃至17において、前記原
稿上の被写体パターンは、文字データであることを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項19】 請求項18において、前記検出手段
は、前記文字データの字間を検出することを特徴とする
画像読取装置。 - 【請求項20】 請求項18において、前記検出手段
は、前記文字データの行間を検出することを特徴とする
画像読取装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12390795A JP3412960B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 画像読取装置及びその制御方法 |
US08/652,345 US5721423A (en) | 1995-05-23 | 1996-05-23 | Image reading system having relative displacement control means |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12390795A JP3412960B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | 画像読取装置及びその制御方法 |
Publications (2)
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