JP2005284116A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005284116A
JP2005284116A JP2004100017A JP2004100017A JP2005284116A JP 2005284116 A JP2005284116 A JP 2005284116A JP 2004100017 A JP2004100017 A JP 2004100017A JP 2004100017 A JP2004100017 A JP 2004100017A JP 2005284116 A JP2005284116 A JP 2005284116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
timing
unit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2004100017A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoya Murakami
直哉 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2004100017A priority Critical patent/JP2005284116A/ja
Publication of JP2005284116A publication Critical patent/JP2005284116A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 従来は位置ずれの検出および制御は最小でも1画素単位であり、最適な状態の位置ずれ補正を行ったとしても多色重ねの画像のそれぞれの色画像が位置ずれして見えてしまうことがあった。
【解決手段】 定速回転する搬送ベルト上へテストパターンデータに基づいてトナー像を形成し、位置合せセンサの検出位置を通過するタイミングを検出し、テストパターンデータに基づいた画像形成タイミングとテストパターントナー像の検出タイミングのずれを求め、これに基づいて補間係数を求め、補間係数に基づきこの後の画像形成に供する画像データにずれ補正処理を施す。
【選択図】 図11

Description

本発明は、カラー画像形成可能な画像形成装置に関する。
色の異なる現像剤を像担持体上に重ねた画像を記録媒体に転写してカラー画像形成可能な画像形成装置において、感光体ドラムに形成された複数の異色パッチ画像をセンサが読み取ってそれらの位置をそれぞれ検出し、検出タイミングに基づいてCPUが各色画像の位置ずれ量を算出し、算出した位置ずれ量に基づいて各色画像を形成すべき副走査方向の画像形成タイミングを補正する技術がある(たとえば、特許文献1参照)。
特開平10−10830号公報(第1頁)
しかしこの技術においては以下のような問題があった。
すなわち、位置ずれの検出および制御は最小でも1画素単位であった。1画素の大きさは副走査方向の解像度に依存する。例えば副走査方向の解像度が600dpi(ドット・パー・インチ)の場合1画素は42.3μmに相当する。この距離の位置ずれを補正するのが限界であり、この技術において最適な状態の位置ずれ補正を行ったとしても多色重ねの画像のそれぞれの色画像が位置ずれして見えてしまうことがあった。
本発明の目的は、色の異なる現像剤を像担持体上に重ねた画像を記録媒体に転写してカラー画像形成可能な画像形成装置において、より細かな位置ずれ制御を行うことである。
本発明は、画像信号に基づいて画像を形成する画像形成手段と、前記画像を搬送する搬送手段と、前記搬送手段が搬送する前記画像を検出する検出手段と、前記画像形成手段において前記画像信号に基づいて画像が形成されるべきタイミングと前記画像の搬送タイミングとのずれ量を検出するずれ量検出手段と、画像信号に基づいて画像が形成されるべきタイミングと実際に画像が形成されるタイミングのずれを補正する補正手段と、を有し、前記補正手段は、前記画像形成手段が前記画像信号に基づいて画像形成を開始してから前記検出手段が前記画像を検出するまでの時間と所定の時間との差に基づいてずれ補正処理を行うことを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によって、色の異なる現像剤を像担持体上に重ね転写した画像を記録媒体に転写してカラー画像形成可能な画像形成装置において、より細かな位置ずれ制御を行うことができる。
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、原稿上のカラー画像を読取ってその複製画像を形成する、画像形成装置としてのデジタル式カラー複写機1の内部構成を概略的に示している。複写機1は、原稿のカラー画像を読取って入力するスキャナ部2と、入力されたカラー画像の複製画像を形成する、画像形成手段としてのプリンタ部3とから構成されている。
原稿を読取るスキャナ部2は、原稿を読取り、RGBの光の3原色に応じた電気信号を出力する。プリンタ部3は用紙供給部4、用紙搬送部5、第1画像形成部6、第2画像形成部7、第3画像形成部8、第4画像形成部9、定着部10、光学系ユニット11を備える。用紙供給部4は、複数枚収容した用紙を、1枚ずつ用紙搬送部5へ供給する。用紙搬送部5は、用紙供給部4から供給された用紙を所定の速度で搬送する。
第1画像形成部6は感光体ドラム61を有し、イエローのトナー像を、用紙搬送部5が搬送する用紙に形成する。第2画像形成部7は感光体ドラム71を有し、マゼンタのトナー像を、用紙搬送部5が搬送する用紙に形成する。第3画像形成部8は感光体ドラム81を有し、シアンのトナー像を、用紙搬送部5が搬送する用紙に形成する。第4画像形成部9は感光体ドラム91を有し、ブラックのトナー像を、用紙搬送部5が搬送する用紙に形成する。
光学系ユニット11は第1画像形成部6、第2画像形成部7、第3画像形成部8、第4画像形成部9、のそれぞれの感光体ドラムにレーザを露光して静電潜像を形成させる。以下、感光体ドラムの回転軸方向を主走査方向、回転方向を副走査方向とする。
用紙搬送部5は搬送ベルト51、駆動ドラム52、従動ドラム53、位置合せセンサ54、搬送ベルトクリーナ55を備える。搬送ベルト51は用紙を所定の速度で搬送するベルトである。画像位置合せ制御を行う際には、第1画像形成部6、第2画像形成部7、第3画像形成部8、第4画像形成部9が直接、搬送ベルト51にトナー像を形成する。駆動ドラム52および従動ドラム53は、搬送ベルト51が巻回され張設される。
位置合せセンサ54は搬送ベルト51の用紙搬送方向に対して垂直に、また搬送ベルト51の用紙載置面に平行に、所定の間隔を以って2つ設けられている。搬送ベルト51に描かれたトナーパターンを検知してパターン位置検出信号(MARK)を出力する。
図2に示す光学系ユニット11は、レーザ発光ユニット111y,111m,111c,111k、ポリゴンミラーユニット112、fθレンズ113a,113b、第1反射ミラー114y,115y,116y、第2反射ミラー114m,115m,116m、第3反射ミラー114c,115c,116c、第4反射ミラー114k、主走査同期信号(HSYNC)センサ117y,117m,117c,117kを備える。
レーザ発光ユニット111y,111m,111c,111kは画像信号に従ってレーザを発光する。ポリゴンミラーユニット112はポリゴンミラー部を回転させて、レーザ発光ユニット111y,111m,111c,111kが発光したレーザを反射してfθレンズ113a,113bに一定の方向に走査する。fθレンズ113a,113bは画素ピッチ間隔差や走査位置、形状などを補正してレーザを反射ミラーへと導く。
第1反射ミラー114y,115y,116yはfθレンズ113a,113bからのレーザを第1画像形成部6の感光体ドラム61へ反射する。第2反射ミラー114m,115m,116mはfθレンズ113a,113bからのレーザを第2画像形成部7の感光体ドラム71へ反射する。第3反射ミラー114c,115c,116cはfθレンズ113a,113bからのレーザを第3画像形成部8の感光体ドラム81へ反射する。第4反射ミラー114kはfθレンズ113a,113bからのレーザを第4画像形成部9の感光体ドラム91へ反射する。
HSYNCセンサ117y,117m,117c,117kは、第1〜第4画像形成部6〜9それぞれの感光体ドラムへレーザが一定の方向に走査される所定の時間だけ前にレーザが入射される。レーザの入射を検知して、1ラインの書き出しの基準として利用することができるHSYNC信号を出力する。
図3は、複写機1の制御系のブロック図を示している。複写機1の制御系は、CPU201、液晶表示部202、プリントキー203、ROM(リード・オンリ・メモリ)204、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)205、ページメモリ制御部206、ページメモリ207、プリンタコントローラ208、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)コントローラ209、HDD210、外部インタフェース211、タイマ212、プロセスカウンタ213、画像処理部214、クロック215、副走査ずれ量検出部216y、216m、216c、216kなどによって構成されている。
CPU201は複写機1の動作を司るものである。CPU201は画像データの転送開始信号である副走査同期信号(VSYNC)を出力する。
液晶表示部202は種々のモードの選択画面等が表示されるタッチパネルを有し、ユーザからの複写機1への指示や設定値が入力される。プリントキー203はユーザによって押されることでCPU201に複写機1の複写動作を開始させる。
ROM204は、制御プログラムなどが記憶されている。RAM205は、一時的にデータを記憶するものである。ページメモリ制御部206は、ページメモリ207に対して画像情報を記憶したり、読出したりするものである。ページメモリ207は、複数ページ分の画像情報を記憶できる領域を有し、画像データを1ページ分ごとに記憶可能に形成されている。
HDDコントローラ209を介してCPU201や画像処理部214と接続されるHDD210は磁気ディスク等を用い、画像データを長期に渡って保持することができるようになっている。
外部インタフェース211はLANやインターネットに接続されたコンピュータなどと、画像データや状態ステータスの送受信を行う。外部インタフェース211が繋がるプリンタコントローラ208は他にページメモリ207や画像処理部214、プリンタ部3のレーザドライバなどと接続されており、それぞれで入出力される画像データを整合させる。
タイマ212はCPU201に時間情報を提供する。プロセスカウンタ213はプリンタ部3で画像形成をした用紙の枚数をカウントする。画像処理部214は、スキャナ部2や外部インタフェース211から入力された画像に画像処理を施す。クロック215は一定の時間でHIデータとLOデータの間で切り替わるクロック信号MCLKを生成する。
副走査ずれ量検出部216y、216m、216c、216kはCPU201と接続され、スキャナ部2やプリンタ部3が出力する主走査同期信号HSYNCなどから、所定の画像形成位置に対する、第1〜第4画像形成部6〜9で形成される画像の形成位置副走査方向のずれ量を検出する。
図4は画像処理部214の構成を示すブロック図である。図4において、画像処理部214は、前処理部301、色変換部302、墨入れ部303、階調補正部304、中間調処理部305、パルス幅選択部306、補間処理部307、スクリーン処理部308、から構成される。
スキャナ部2から出力された画像データが入力される前処理部301では、画像データに対してシェーディング補正および入力γ補正を行う。色変換部302ではRGBで表現されていた画像データを、YMCで表される画像データに変換する。
墨入れ部303ではYMCの画像データからKの値を算出し、Kの値に基づいてYMCの値を補正する墨入れ処理を行う。階調補正部304では、墨入れ後のYMCK画像データに対して各色チャネル毎に階調補正を行う。
中間調処理部305では、多値誤差拡散などの中間調処理を行う。例えば、16値記録のシステムでは16値誤差拡散処理を行い、出力される画像データの各画素は0〜15の4bitで表される16通りの値だけを取る。パルス幅選択部306では、0〜15の各レベルに対して記録用のレーザ駆動信号のパルス幅値を選択する。
補間処理部307は、副走査ずれ量検出部216y、216m、216c、216kで検出したずれ量に基づいて、補間計算よって画像位置補正を行い、第3の画像データとしての画像データを生成する。スクリーン処理部308ではパルス幅信号に変換された画像データを、各色チャネル毎にスクリーン角を施した記録パターンに変換する処理を行う。
副走査ずれ量検出部216y、216m、216c、216kの内部構造について以下説明する。
図5は、副走査ずれ量検出部216yを示すブロック図である。副走査ずれ量検出部216m、216c、216kについても同様の構成である。副走査ずれ量検出部216yは、VSYNCやHSYNC、MCLKが入力され、カウント信号(COUNT)を出力するカウンタ401、COUNTやMARKが入力されるフリップフロップ回路402を備える。
カウンタ401はVSYNCがLデータとなり、HSYNCがHデータとなるとMCLKと同期してカウント値COUNTのカウントアップを開始する。COUNTはフリップフロップ回路402が監視している。フリップフロップ回路402はMARKがHデータになるとカウンタ401のカウント値を保持する。保持したカウント値はカウント積算信号(CINT)として出力される。HSYNCがLデータとなるとカウンタ401はCOUNTをクリアする。
VSYNCやHSYNCと同期して感光体ドラム61、71、81、91に像が形成され、それをトナー像に現像して搬送ベルト51へ転写し、搬送ベルト51が移動することで位置合せセンサ54がトナー像を検出してMARKを出力する。そのため、VSYNCやHSYNCに対してMARKは所定の時間差を持つ。そのため、位置ずれのない場合のCINTは所定の値をとることになる。
なお、本実施の形態ではCINTが所定の値となるとしたが、例えばVSYNC、HSYNCを遅延メモリを介して所定の時間だけ遅延してカウンタ401に入力するような構成を採ってもよい。なお、本実施の形態では位置合せセンサ54でトナーパターンを検出してMARKを出力するとしたが、感光体ドラム61、71、81、91上の現像されたトナー像を検出してMARK相当の信号を得てもよい。また、用紙上に形成したトナー像を検出してもよい。
このような構成の複写機1のおおまかな画像形成動作について図6を参照して説明する。図5はコピー動作における複写機1の動作を示すフローチャートである。ユーザがスキャナ部2の原稿台4に原稿を載置してプリントキー203を押すとコピー動作が開始される。
レジストレーション動作が行われる。レジストレーション動作の中には、後述するずれ補正動作も含まれる。(ステップ1)。スキャナ部2で画像読取動作を行う(ステップ2)。
スキャナ部2で読み取った画像データは、画像が複数ページ分であれば一旦ページメモリ207に記憶する(ステップ3)。なお、画像が1ページ分である場合はページメモリ207への記憶はしないで次のステップへ進む(図中の破線)。
スキャナ部2で読み取った画像データに画像処理部214で種々の画像処理を施す(ステップ4)。プリンタ部3の第1画像形成部6では画像処理を施された画像データに基づいてMCLKと同期して感光体ドラム61に静電潜像を形成し、現像してイエローのトナー像とする(ステップ5)。
トナー像が用紙Pに転写される(ステップ6)。プリンタ部3の第2画像形成部7では画像処理を施された画像データに基づいてMCLKと同期して感光体ドラム71に静電潜像を形成し、現像してマゼンタのトナー像とする(ステップ7)。
トナー像が用紙Pに転写される(ステップ8)。プリンタ部3の第3画像形成部8では画像処理を施された画像データに基づいてMCLKと同期して感光体ドラム81に静電潜像を形成し、現像してシアンのトナー像とする(ステップ9)。
トナー像が用紙Pに転写される(ステップ10)。プリンタ部3の第4画像形成部9では画像処理を施された画像データに基づいてMCLKと同期して感光体ドラム91に静電潜像を形成し、現像してブラックのトナー像とする(ステップ11)。
トナー像が用紙Pに転写される(ステップ12)。そして定着部10によってこれらのトナー像が用紙Pに定着される(ステップ13)。
以上のような画像形成における信号やデータのタイミングについて、簡略化した画像データモデルを用いて説明する。図7は原稿を模式的に表した図である。太枠で示された用紙Pの上で、上下左右の端の余白部分は、複写機1では用紙に画像形成が出来ない領域である。また、破線で示した枠内が画像形成可能な領域である。dot1〜dot16は用紙へ形成した画像のそれぞれの画素に対応する部分を示している。ここでは、画像の横方向にdot1〜dot4、dot5〜dot8、dot9〜dot12、dot13〜dot16、のように1行に並んでいる画素列を1ラインと数える。また、画像の縦方向の画素の並びを1カラムと数える。ここでは6カラム×6ラインの画像形成可能領域内に4カラム×4ラインの画像が形成されていることを表している。
図の上下方向にひかれた一点鎖線は、位置合せセンサ54の検出位置を示す。原稿が読み取られて生成される画像データは画像処理され感光体ドラム61、71、81、91上にdot1〜dot16の順に各画素の静電潜像が形成される。
図8は、図7に示した画像を形成する際の信号やデータのタイミングチャートである。ただしここでは簡単のため、4色分解され生成された画像データのうちイエローに関するものについてだけを記載してある。
副走査同期信号VSYNCは前述のように、画像データの転送開始信号である。また、主走査同期信号HSYNCは前述のように、1ラインの書き出しの基準となる信号である。副走査有効領域信号(VDEN)は、画像の副走査方向の有効領域を表す信号である。用紙P上のdot1〜dot16すなわち用紙上の画像領域の上端および下端に対応する。用紙Pの画像領域の上端のラインに対応するタイミングでHデータからLデータとなり、下端のラインに対応するタイミングで再びHデータとなる。
主走査有効領域信号(HDEN)は、用紙P上のdot1〜dot4、dot5〜dot8、dot9〜dot12、dot13〜dot16、すなわち主走査方向の画像形成可能な領域(有効領域)と対応したタイミングを示す。Lデータとなる部分が用紙P上での画像形成可能なタイミングを示し、Hデータとなる部分が画像形成できないタイミングを示す。
MCLKはプリンタ部3の基準クロック信号である。画像データの1画素分のデータのタイミングはMCLKの1周期に対応している。MARKは上述の通り、位置合せセンサ54の出力である。位置合せセンサ54によってトナー像が検出されている間はLデータとなる。
HSYNCセンサ117Y,117M,117C,117Kにレーザが入射してから実際に感光体ドラムへの書き込みが始まるまでには所定の時間間隔がある。また、感光体ドラムへの書き込みから位置合せセンサ54がトナー像を検知するまでには所定の時間間隔がある。ここではそれら所定の時間間隔だけHSYNCを遅延して、HSYNC’として示すこととする。また、VSYNC、VDEN、HDENについても、感光体ドラムへの書き込みから位置合せセンサ54がトナー像を検知するまでにかかる所定の時間間隔の分だけ遅延してVSYNC’、VDEN’、HDEN’として示す。
適正な位置にトナー像が形成されていれば、図8においてはMARKがHデータからLデータへと立ち下がるタイミングとHSYNC’がLデータからHデータへと立ちあがるタイミングが一致する。しかし、画像形成動作を行っているうちにトナー像の形成タイミングがずれてしまい、MARKの立下りタイミングとHSYNC’の立ちあがりタイミングがずれることがある。ずれを補正する動作について以下説明する。簡単のため、イエローのトナー像の位置ずれのみに着目して説明する。
図9にテストパターンの1例を示す。テストパターンは特開平8−278680号公報記載の技術に基づいたものである。主走査方向と平行な直線と、それに対して斜め(45°が望ましい)に設けた直線からなる楔状の画像を、左右対称に配置してある。ちなみに、特開平8−278680号公報におけるレジストレーションセンサとして、本実施の形態では位置合せセンサ54を利用する。図9上に描かれた一点鎖線は位置合せセンサ54がテストパターンを検出する位置を示す。
本実施の形態では、テストパターンの、主走査方向と平行な直線の線幅(すなわち副走査方向の長さ)は3ライン分とする。テストパターンが副走査方向に1/6ライン分だけずれて形成されてしまうとすると、これに対する各信号のタイミングは図10のようになる。ここでは、1ラインの画像領域、すなわちHSYNC’の示す1ライン分のタイミングが6画素分なので、その1/6である1画素分だけ、HSYNC’が立ちあがるタイミングとMARKが立ち下がるタイミングがずれていることになる
HSYNC’がLデータからHデータとなり再びLデータとなるまでの期間分のMCLKの周期の数が、副走査ずれ量検出部216yの出力するCINTの最大値となる。これと同期している画像データで言いかえれば、画像の主走査方向の画像形成領域の画素数がCINTの最大値と等価となる。
従って、1ライン分のずれ量の分解能は、画像の主走査方向の画像形成可能な画素数の逆数となる。画像の主走査方向の画像形成可能な画素数でCINTを割った値は、1ライン分、すなわち、副走査方向の1画素分の距離に対してどれだけの割合でずれが生じているかを示すことになる。
図11はイエロートナー像の位置ずれ量検出に関するフローチャートである。ROM204に記憶されているテストパターンのデータに基づいてトナー像が形成され、定速回転する搬送ベルト51へと直接転写される(ステップ101)。
搬送ベルト51が回転することでトナー像が位置合せセンサ54の検出位置まで移動する。位置合せセンサ54は、搬送ベルト51の光反射率を監視しており、トナー像が検出位置に来ることによって変わる光反射率を信号に変換してMARKとして出力する(ステップ102)。副走査ずれ量検出部216yではHSYNCがHデータとなったタイミングからMARKがHデータとなったタイミングまでのMCLKの周期を保持してCINTとして出力する(ステップ103)。
CPU201はイエロートナー像の位置ずれ量の算出を行う(ステップ104)。このようにして検出した位置ずれ量を用いて、後述する補間処理に用いるパラメータをRAM205に記憶する(ステップ105)。
以上のようにタイミングずれの補正パラメータが求められ、これ以降の画像形成では、画像データを補正パラメータに基づいて補間して求めた、第3の画像データとしての画像データを第1画像形成部6へと送る。第1画像形成部6はこれに基づいて第2の画像としての画像を形成する。
図12は、位置ずれ補正前と補正後の画像データの模式図である。補間はたとえば下記の数式1に基づいて行う。
Figure 2005284116
数式1において、DT(n)は補正前の画像データ上のnライン目の画素の濃度、DT(n+1)は同じカラムの1ライン後ろの画素の濃度である。Aは1画素に対する1画素未満の位置ずれ量の割合、すなわち、画像の主走査方向の画像形成可能な画素数でCINTを割った値であり、0から1の値をとる。ODT(n)は補正した画像データ上のnライン目の画素の濃度であり、カラム方向の位置はかわらない。
すなわち、nライン目の画素の濃度とn+1ライン目の画素の濃度を線形補間して、先に求めたずれ量の分だけずらした位置の濃度を計算し、これを画像データとして用いて画像形成を行う。
以上のように第1画像形成部6のタイミングずれについて説明したが、第2〜4画像形成部7〜9も同様にタイミングずれの補正を行うことができる。
第1〜4画像形成部6〜9を組み合わせたタイミングずれ補正は、例えば、形成された各色のテストパターンの光反射率が異なることを利用して、位置合せセンサ54の出力の大きさの違いからどのテストパターンのタイミングがどの画像形成部のものかを見分けるなど、公知の技術を利用すれば簡単に行うことができる。
以上のように位置ずれ補正を補間で行う構成とした場合、位置ずれ補正を行わないことも選択できるようにすれば、補間にかからないシャープな画像を得られるようになり便利である。
タイミングずれの検出は、通常の画像形成を行う際に、第1〜4画像形成部6〜9それぞれの画像形成を行う前に毎度行えば、常にタイミングずれのないプリント画像を得ることができる。
あるいは、数ページ分の画像形成ジョブが来た場合などは、連続ページの最初のページを画像形成する前に1度行えば、各ジョブ毎にタイミングずれのないプリント画像を得ることができる。
本実施例では簡略化したモデルを用いて説明したが、600dpi、A3サイズで取り扱う画像サイズでは約(7000×9900)以上のサイズの画像データとなる。
また、1ライン分以下の副走査方向のずれ補正について述べたが、1ライン以上のずれについては、公知の技術(例えばライン遅延補正など)で対応すればよい。本実施例の副走査ずれ検出部216yは1ライン以上のずれについては検知しないような構成となっているため、公知技術で1ライン単位のずれを補正し、本発明で1ライン以下のずれを扱うことよう組み合わせることができる。テストパターンを形成することでトナーが消費されるのを極力避けるため、例えば連続して画像を形成する際などは、最初の1枚の前にずれ量を求めておき、ずれ量を最後の1枚まで利用して画像データを補正するなどしてもよい。
あるいは、液晶表示部202にて、タイミングずれ補正動作を行うか否かを選択することができるよう構成すれば、ずれが少ない場合にはずれ補正動作を行わずに済ませることも可能となり、効率的である。
画像処理部214において、補間処理部307はスクリーン処理部308の前に位置しているが、これは、スクリーン処理によってスクリーン角をつけられた各色画像を補間処理してずらすと空白や色の薄れ、混色などが生じてしまうからである。スクリーン処理を行う前ならばこのような問題が生じることはないので、どの位置で補間処理を行ってもよい。
本実施の形態では位置合せセンサ54は2つの光検出器とそれぞれに対して設けられた2つの光源から構成されているが、光検出器と光源を1組だけ設けたような構成としてもよい。また、たとえばCCDセンサを位置合せセンサとして用いてもよい。
本実施の形態では、スキャナ部2で読み取った画像に基づいてプリンタ部3で画像形成を行う動作について説明したが、外部インタフェース211から入力された信号をもとにプリンタコントローラ208から出力された画像信号に基づいてプリンタ部3で画像形成を行う動作についても利用可能であることはいうまでもない。本実施の形態でそれを行うには、プリンタコントローラ208からの画像信号をページメモリ207に記憶させればよい。
本実施の形態では、副走査ずれ量検出部を各画像形成部に対応させて4つ設けた構成としたが、1つの副走査ずれ量検出部をタイムシェアリングして利用するような構成としてもよい。
複写機の内部構造の概略を示す断面図。 光学系ユニットの透視図 複写機の制御系を示すブロック図。 画像処理部の構成を示すブロック図。 副走査ずれ量検出部の構成を示すブロック図。 複写機の画像形成動作を示すフローチャート。 原稿の模式図。 図6に対応した信号やデータのタイミングチャート。 テストパターンの一例を示す模式図。 図9に対応した信号やデータのタイミングチャート。 イエロートナー像の位置ずれ量検出に関するフローチャート。 位置ずれ補正前と補正後の画像データの模式図。
符号の説明
6 第1画像形成部
7 第2画像形成部
8 第3画像形成部
9 第4画像形成部
51 搬送ベルト
54 位置合せセンサ
117y,117m,117c,117k HSYNCセンサ
216y,216m,216c,216k 副走査ずれ量検出部
214 画像処理部
307 補間処理部
308 スクリーン処理部
401 カウンタ
402 フリップフロップ回路

Claims (9)

  1. 画像信号に基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段が搬送する前記画像を検出する検出手段と、
    前記画像形成手段において前記画像信号に基づいて画像が形成されるべきタイミングと前記画像の搬送タイミングとのずれ量を検出するずれ量検出手段と、
    画像信号に基づいて画像が形成されるべきタイミングと実際に画像が形成されるタイミングのずれを補正する補正手段と、
    を有し、
    前記補正手段は、前記画像形成手段が前記画像信号に基づいて画像形成を開始してから前記検出手段が前記画像を検出するまでの時間と所定の時間との差に基づいてずれ補正処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段は、主走査方向に1ラインずつ走査して、画像信号に基づいて画像を形成し、
    前記補正手段は、前記画像形成手段が前記画像信号に基づいて画像形成を開始してから前記検出手段が前記画像を検出するまでの時間と所定の時間との差と、主走査方向1ライン分の画像を形成するのに要する時間に基づいてずれ補正処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、前記画像形成手段が前記画像信号に基づいて画像形成を開始してから前記検出手段が前記画像を検出するまでの時間と所定の時間との差を主走査方向1ライン分の画像を形成するのに要する時間で割った値に基づいてずれ補正処理を行うことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記補正手段は、前記画像形成手段が前記画像信号に基づいて画像形成を開始してから前記検出手段が前記画像を検出するまでの時間と所定の時間との差と、主走査方向1ライン分の画像を形成するのに要する時間に基づいて、
    前記画像を補間処理することでずれ補正処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記補正手段は、前記画像形成手段が前記画像信号に基づいて画像形成を開始してから前記検出手段が前記画像を検出するまでの時間と所定の時間との差を主走査方向1ライン分の画像を形成するのに要する時間で割った値に基づいてnライン目のラインの画素の濃度と(n+1)ライン目のラインの画素の濃度とを合成することでずれ補正処理を行うことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記ずれ量検出手段は、通常の画像形成する前に毎度、前記画像形成手段において前記画像信号に基づいて画像が形成されるべきタイミングと前記画像の搬送タイミングとのずれ量を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記ずれ量検出手段は、連続ページの最初のページを画像形成する前に1度、前記画像形成手段において前記画像信号に基づいて画像が形成されるべきタイミングと前記画像の搬送タイミングとのずれ量を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記補正手段は、前記画像信号にスクリーン処理が施される前に、前記画像信号にずれ補正処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 画像信号に基づいて画像を形成し、
    前記画像を搬送し、
    搬送される前記画像を検出し、
    前記画像信号に基づいて画像が形成されるべきタイミングと前記画像を搬送するタイミングとのずれ量を検出し、
    前記画像信号に基づいて画像が形成されるべきタイミングと実際に画像が形成されるタイミングのずれを補正する画像形成方法において、
    前記画像信号に基づいて画像形成を開始してから前記画像を検出するまでの時間と所定の時間との差に基づいてずれ補正処理を行うことを特徴とする画像形成方法。
JP2004100017A 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置および画像形成方法 Abandoned JP2005284116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100017A JP2005284116A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置および画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100017A JP2005284116A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置および画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005284116A true JP2005284116A (ja) 2005-10-13

Family

ID=35182536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004100017A Abandoned JP2005284116A (ja) 2004-03-30 2004-03-30 画像形成装置および画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005284116A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218621A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Kyocera Mita Corp カラー画像形成装置
US8295721B2 (en) 2007-03-27 2012-10-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device for correcting an image formation position
US9971290B2 (en) 2016-09-06 2018-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and pattern reading apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8295721B2 (en) 2007-03-27 2012-10-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image-forming device for correcting an image formation position
JP2011218621A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Kyocera Mita Corp カラー画像形成装置
US9971290B2 (en) 2016-09-06 2018-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and pattern reading apparatus
US10088790B2 (en) 2016-09-06 2018-10-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and pattern reading apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4525403B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
US9241089B2 (en) Image forming apparatus and method for scaling image data by a correction pixel
JP2009220490A (ja) カラー画像形成装置、位置ずれ補正方法、位置ずれ補正プログラム、及び記録媒体
US20140085689A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP6201557B2 (ja) 画像形成装置
JP2007163679A (ja) 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム
US8760738B2 (en) Method of measuring a deviation in timing of a start of writing in scanning lines, optical scanning device, and image forming apparatus
JP2005284116A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
US7518625B2 (en) Image forming apparatus and associated methodology of forming an enlarged image
JP4612857B2 (ja) 画像形成装置及び画像の歪み補正方法
JP2004191600A (ja) 画像形成装置、およびレジずれ補正方法
US20050168559A1 (en) Scanning system
JP2005262620A (ja) 画像形成装置
JP4921288B2 (ja) 画像形成装置
JP5621448B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP4133711B2 (ja) 画像処理装置
JP6760013B2 (ja) 画像形成装置
JP2005266351A (ja) 画像形成装置
JP4416163B2 (ja) 画像形成装置
JP2002254703A (ja) 露光装置及び画像形成装置
JP5422471B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2023062673A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
JP3715046B2 (ja) 画像形成装置
JP2009223141A (ja) 画像形成装置
JP6179082B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20090903