JPH0831689A - キャパシタ - Google Patents
キャパシタInfo
- Publication number
- JPH0831689A JPH0831689A JP6158821A JP15882194A JPH0831689A JP H0831689 A JPH0831689 A JP H0831689A JP 6158821 A JP6158821 A JP 6158821A JP 15882194 A JP15882194 A JP 15882194A JP H0831689 A JPH0831689 A JP H0831689A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric film
- capacitor
- lower electrode
- dielectric
- etching
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- Pending
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- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】下部電極の下層配線に、誘電体膜に対してエッ
チング速度の遅い金属を使用して、誘電体膜のエッチン
グにおいてオーバーエッチングされず、断線、配線抵抗
および配線抵抗のばらつきを低減させたキャパシタを提
供する。 【構成】比誘電率の大きな誘電体膜3を誘電体とするキ
ャパシタにおいて、その下部電極2の所定の下層配線2
cに、前記誘電体膜3に対してエッチング速度の遅い金
属を使用したことを特徴とするキャパシタ。
チング速度の遅い金属を使用して、誘電体膜のエッチン
グにおいてオーバーエッチングされず、断線、配線抵抗
および配線抵抗のばらつきを低減させたキャパシタを提
供する。 【構成】比誘電率の大きな誘電体膜3を誘電体とするキ
ャパシタにおいて、その下部電極2の所定の下層配線2
cに、前記誘電体膜3に対してエッチング速度の遅い金
属を使用したことを特徴とするキャパシタ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置のMIMキ
ャパシタとして、その高誘電率誘電体材料に対し、エッ
チング速度の遅い下部電極の下層配線を使用したキャパ
シタに関する。
ャパシタとして、その高誘電率誘電体材料に対し、エッ
チング速度の遅い下部電極の下層配線を使用したキャパ
シタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、GaAsなどの化合物半導体を用
いたMMIC(モノリシックマイクロ波集積回路)のキ
ャパシタ素子として、MIM(金属/誘電体/金属)構
造が用いられている。このキャパシタの絶縁膜として
は、一般にCVDで成膜したSiO2 あるいはSiNx
膜などが用いられている。
いたMMIC(モノリシックマイクロ波集積回路)のキ
ャパシタ素子として、MIM(金属/誘電体/金属)構
造が用いられている。このキャパシタの絶縁膜として
は、一般にCVDで成膜したSiO2 あるいはSiNx
膜などが用いられている。
【0003】しかし、近年、MMICの集積度の向上、
またキャパシタ素子の面積の縮小化によって、チップ面
積を削減してコストダウンを図るため、Bax Sr1-x
TiO3 、SrTiO3 、Ta2 O5 、TiO2 などの
大きな比誘電率の絶縁膜が検討されている。
またキャパシタ素子の面積の縮小化によって、チップ面
積を削減してコストダウンを図るため、Bax Sr1-x
TiO3 、SrTiO3 、Ta2 O5 、TiO2 などの
大きな比誘電率の絶縁膜が検討されている。
【0004】キャパシタのパターン形成において、誘電
体部分のエッチングには、RIBE(リアクティブ・イ
オン・ビーム・エッチング)あるいは、RIE(リアク
ティブ・イオン・エッチング)が用いられている。
体部分のエッチングには、RIBE(リアクティブ・イ
オン・ビーム・エッチング)あるいは、RIE(リアク
ティブ・イオン・エッチング)が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、RIBE装置
を用いて誘電体膜をエッチングした場合、この誘電体膜
よりも下部電極の下層配線の方がエッチング速度が速く
なるという問題がある。例えば、RIBE装置にArガ
スを導入してSrTiO3 をエッチングした場合、その
エッチング速度はSrTiO3 が1に対して、下部電極
の下層配線(Pt、Au)は5倍以上である。このた
め、誘電体膜をパターニングしてこれをエッチングする
とき、下部電極の下層配線が、大きくオーバーエッチン
グされ、断線あるいは配線抵抗が大きくなる、あるいは
配線抵抗のバラツキが大きくなるという問題があった。
を用いて誘電体膜をエッチングした場合、この誘電体膜
よりも下部電極の下層配線の方がエッチング速度が速く
なるという問題がある。例えば、RIBE装置にArガ
スを導入してSrTiO3 をエッチングした場合、その
エッチング速度はSrTiO3 が1に対して、下部電極
の下層配線(Pt、Au)は5倍以上である。このた
め、誘電体膜をパターニングしてこれをエッチングする
とき、下部電極の下層配線が、大きくオーバーエッチン
グされ、断線あるいは配線抵抗が大きくなる、あるいは
配線抵抗のバラツキが大きくなるという問題があった。
【0006】したがって、本発明は、下部電極の下層配
線に、誘電体膜に対してエッチング速度の遅い金属を使
用して、誘電体膜のエッチングにおいてオーバーエッチ
ングされず、断線、配線抵抗および配線抵抗のばらつき
を低減させたキャパシタを提供することを目的とする。
線に、誘電体膜に対してエッチング速度の遅い金属を使
用して、誘電体膜のエッチングにおいてオーバーエッチ
ングされず、断線、配線抵抗および配線抵抗のばらつき
を低減させたキャパシタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題に対する解
決手段は以下の通りである。比誘電率の大きな誘電体膜
を誘電体とするキャパシタにおいて、その下部電極の下
層配線に、前記誘電体膜に対してエッチング速度の遅い
金属を使用したことを特徴とするキャパシタ。
決手段は以下の通りである。比誘電率の大きな誘電体膜
を誘電体とするキャパシタにおいて、その下部電極の下
層配線に、前記誘電体膜に対してエッチング速度の遅い
金属を使用したことを特徴とするキャパシタ。
【0008】
【作用】本発明は、比誘電率の大きな誘電体膜を誘電体
とするMIMキャパシタにおいて、このMIMキャパシ
タの下部電極の所定の下層配線に、前記誘電体膜に対し
てエッチング速度の遅い金属を使用しているので、下部
電極上に誘電体膜をパターニングしてこれをエッチング
するとき、下部電極の下層配線がオーバーエッチングさ
れないために、下部電極の下層配線の断線、配線抵抗あ
るいは配線抵抗のばらつきが低減する。
とするMIMキャパシタにおいて、このMIMキャパシ
タの下部電極の所定の下層配線に、前記誘電体膜に対し
てエッチング速度の遅い金属を使用しているので、下部
電極上に誘電体膜をパターニングしてこれをエッチング
するとき、下部電極の下層配線がオーバーエッチングさ
れないために、下部電極の下層配線の断線、配線抵抗あ
るいは配線抵抗のばらつきが低減する。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図1乃至図
4を参照して説明する。図1に示すように、1はGaA
s基板で、このGaAs基板1上に、Ti(2a)/P
t(2b)/Ti(2c)/Pt(2d)からなる金属
層を、リフトオフ法により順次堆積して、下部電極2を
形成する。
4を参照して説明する。図1に示すように、1はGaA
s基板で、このGaAs基板1上に、Ti(2a)/P
t(2b)/Ti(2c)/Pt(2d)からなる金属
層を、リフトオフ法により順次堆積して、下部電極2を
形成する。
【0010】図2に示すように、MOCVD法等によ
り、Bax Sr1-x TiO3 、SrTiO3 、Ta2 O
5 、TiO2 等を成膜して誘電体膜3を形成する。つぎ
に、キャパシタの誘電体となる部分に、レジスト、Ti
などのマスク4を形成する。
り、Bax Sr1-x TiO3 、SrTiO3 、Ta2 O
5 、TiO2 等を成膜して誘電体膜3を形成する。つぎ
に、キャパシタの誘電体となる部分に、レジスト、Ti
などのマスク4を形成する。
【0011】図3に示すように、ECR(電子サイクロ
トロン共鳴)エッチング装置により、誘電体膜3と下部
電極2の最上層のPt(2d)とをエッチングする。こ
のとき、下部電極2の上層から2番目のTi(2c)
は、エッチング処理、誘電体材料等にばらつきがあっ
て、オーバーエッチングしても、誘電体膜3に対しエッ
チング速度が同等以下であるため、Ti(2c)の厚さ
を誘電体膜3と同程度以上にしておけば、誘電体膜3が
すべてエッチングされてしまう前に、Ti(2c)がエ
ッチングされてしまうことはない。エッチング条件は、
加速Arイオンを使用し、Arイオンガス圧は2.0×
10-3Paである。その後、マスク4は除去される。
トロン共鳴)エッチング装置により、誘電体膜3と下部
電極2の最上層のPt(2d)とをエッチングする。こ
のとき、下部電極2の上層から2番目のTi(2c)
は、エッチング処理、誘電体材料等にばらつきがあっ
て、オーバーエッチングしても、誘電体膜3に対しエッ
チング速度が同等以下であるため、Ti(2c)の厚さ
を誘電体膜3と同程度以上にしておけば、誘電体膜3が
すべてエッチングされてしまう前に、Ti(2c)がエ
ッチングされてしまうことはない。エッチング条件は、
加速Arイオンを使用し、Arイオンガス圧は2.0×
10-3Paである。その後、マスク4は除去される。
【0012】なお、エッチングガスは、CF4 等のフル
オロカーボン系、あるいは塩素系でもよい。また、図3
には示していないが、必要な場合には、下部電極2のT
i(2c)を、HCl、BHF等のエッチャントを用い
て除去することもできる。
オロカーボン系、あるいは塩素系でもよい。また、図3
には示していないが、必要な場合には、下部電極2のT
i(2c)を、HCl、BHF等のエッチャントを用い
て除去することもできる。
【0013】なお、下部電極2(2a〜2d)のうち、
Pt(2d)はキャパシタの下側電極となり、他の下層
電極(2c〜2a)はキャパシタの下層配線となる。
Pt(2d)はキャパシタの下側電極となり、他の下層
電極(2c〜2a)はキャパシタの下層配線となる。
【0014】図4に示すように、キャパシタの上部電極
5を、Ti(5a)およびAu(5b)からなる金属層
をリフトオフ法によって順次堆積して形成する。
5を、Ti(5a)およびAu(5b)からなる金属層
をリフトオフ法によって順次堆積して形成する。
【0015】なお、下部電極2のPt(2d、2b)
は、Auであってもよい。また、下部電極2のうち、上
層から2番目のTi(2c)は、エッチング液におい
て、誘電体膜3に対し選択比の小さい金属、例えば、C
r等であってもよい。
は、Auであってもよい。また、下部電極2のうち、上
層から2番目のTi(2c)は、エッチング液におい
て、誘電体膜3に対し選択比の小さい金属、例えば、C
r等であってもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、比誘電率の大きな誘電体膜を
誘電体とするMIMキャパシタにおいて、このMIMキ
ャパシタの下部電極の所定の下層配線に、前記誘電体膜
に対してエッチング速度の遅い金属を使用しているの
で、下部電極上に誘電体膜をパターニングしてこれをエ
ッチングするとき、下部電極の下層配線がオーバーエッ
チングされないために、下部電極の下層配線の断線、配
線抵抗あるいは配線抵抗のばらつきを低減させることが
できる。
誘電体とするMIMキャパシタにおいて、このMIMキ
ャパシタの下部電極の所定の下層配線に、前記誘電体膜
に対してエッチング速度の遅い金属を使用しているの
で、下部電極上に誘電体膜をパターニングしてこれをエ
ッチングするとき、下部電極の下層配線がオーバーエッ
チングされないために、下部電極の下層配線の断線、配
線抵抗あるいは配線抵抗のばらつきを低減させることが
できる。
【図1】 本発明の一実施例(図1乃至図4)に係るキ
ャパソタの製造工程を示すもので、GaAs基板に下部
電極を堆積積層する工程図
ャパソタの製造工程を示すもので、GaAs基板に下部
電極を堆積積層する工程図
【図2】 同じく、誘電体膜およびマスクの形成工程図
【図3】 同じく、下部電極を構成する金属のPtと誘
電体膜とをエッチングし、そしてマスクを除去する工程
図
電体膜とをエッチングし、そしてマスクを除去する工程
図
【図4】 同じく、上部電極の形成工程図
1 GaAs基板 2 下部電極 2a Ti 2b Pt 2c Ti 2d Pt 3 誘電体膜 4 マスク 5 上部電極 5a Ti 5b Au
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822 49/02 H01L 27/04 C
Claims (1)
- 【請求項1】 比誘電率の大きな誘電体膜を誘電体とす
るキャパシタにおいて、その下部電極の下層配線に、前
記誘電体膜に対してエッチング速度の遅い金属を使用し
たことを特徴とするキャパシタ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6158821A JPH0831689A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | キャパシタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6158821A JPH0831689A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | キャパシタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0831689A true JPH0831689A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15680117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6158821A Pending JPH0831689A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | キャパシタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0831689A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010522995A (ja) * | 2007-03-29 | 2010-07-08 | レイセオン カンパニー | 金属と接触している誘電体層内のクラックを低減する方法及び構造 |
JP2013500589A (ja) * | 2009-07-23 | 2013-01-07 | プロテウス デジタル ヘルス, インコーポレイテッド | 固体薄膜コンデンサ |
EP2722904A3 (en) * | 2012-10-17 | 2015-11-25 | Cree, Inc. | Using stress reduction barrier sub-layers in a semiconductor die |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP6158821A patent/JPH0831689A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010522995A (ja) * | 2007-03-29 | 2010-07-08 | レイセオン カンパニー | 金属と接触している誘電体層内のクラックを低減する方法及び構造 |
KR101470392B1 (ko) * | 2007-03-29 | 2014-12-08 | 레이티언 캄파니 | 금속과 접촉하는 유전막에서 크랙을 감소시키는 방법 및 구조 |
EP2140481B1 (en) * | 2007-03-29 | 2020-02-26 | Raytheon Company | Method and structure for reducing cracks in a dielectric layer in contact with metal |
JP2013500589A (ja) * | 2009-07-23 | 2013-01-07 | プロテウス デジタル ヘルス, インコーポレイテッド | 固体薄膜コンデンサ |
EP2722904A3 (en) * | 2012-10-17 | 2015-11-25 | Cree, Inc. | Using stress reduction barrier sub-layers in a semiconductor die |
US9269662B2 (en) | 2012-10-17 | 2016-02-23 | Cree, Inc. | Using stress reduction barrier sub-layers in a semiconductor die |
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