JPH08316007A - 酸化亜鉛形避雷器 - Google Patents

酸化亜鉛形避雷器

Info

Publication number
JPH08316007A
JPH08316007A JP14273395A JP14273395A JPH08316007A JP H08316007 A JPH08316007 A JP H08316007A JP 14273395 A JP14273395 A JP 14273395A JP 14273395 A JP14273395 A JP 14273395A JP H08316007 A JPH08316007 A JP H08316007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zinc oxide
electrode
electrodes
elements
arrester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14273395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3372006B2 (ja
Inventor
Masaru Sato
賢 佐藤
Yasuhiko Kanetaka
康彦 金高
Nobuyuki Takao
宣行 高尾
Takamitsu Nakamura
貴光 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP14273395A priority Critical patent/JP3372006B2/ja
Publication of JPH08316007A publication Critical patent/JPH08316007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3372006B2 publication Critical patent/JP3372006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/10Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material voltage responsive, i.e. varistors
    • H01C7/12Overvoltage protection resistors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】避雷器動作時における酸化亜鉛素子の内部で発
生する熱の放熱特性を高めて素子の冷却効率の良好な素
子寿命特性の優れた酸化亜鉛形避雷器の構造を提供す
る。 【構成】積層された酸化亜鉛素子1の両端面部に設けら
れる電極の一方の電極11aを、素子1の電極間を導電
接続する通電部12と、素子1の外周気体と連通する溝
からなる間隙部13とで構成して、この間隙部13を介
して素子1内部に発生する熱を周囲気体に伝達して放熱
するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、非線形抵抗要素材料
に酸化亜鉛素子が用いられている酸化亜鉛形避雷器の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】避雷器はその構造上から直列ギャップを
使用するものと、しないものとの二つに分類される。し
かし、酸化亜鉛素子が開発されてからは、その優れた電
圧−電流の非直線性を有する高非直線抵抗素子を用いた
直列ギャップのない酸化亜鉛形避雷器が主流となってい
る。この酸化亜鉛形避雷器の構成はその用途により異な
るが、酸化亜鉛素子の積層体をがい管からなる容器内に
収納するがいし形避雷器と、SF6 等の絶縁性ガスを封
入した金属製タンクの容器に収納したタンク形避雷器と
がある。図12〜図13は従来の酸化亜鉛形避雷器の構
造図を示すものであり、図12はがいし形避雷器の縦断
面図、図13の(A)は酸化亜鉛素子の平面図、(B)
は断面図である。酸化亜鉛形避雷器は、粉末状の酸化亜
鉛(ZnO)を主成分として、これに粉末状の結合材を
混合して焼き固めた図13の(A)及び(B)に示す両
端面にアルミを蒸着して形成された膜厚数百μの電極1
1と、側面に無機系の絶縁塗膜14で絶縁層を形成した
円板状の焼結体からなる酸化亜鉛素子1を、図12のよ
うに避雷器の定格電圧に従って必要高さに複数個積層し
たものから構成されている。この酸化亜鉛素子1の積層
体が大気圧の窒素ガスが封入されたがい管4内に両端面
を主電極2,2にて直列接続され、絶縁棒5で横ずれし
ないように押さえられて収納されている。酸化亜鉛素子
1相互間の接触圧力はスペーサ6を介してばね7で与え
られている。また、がい管4の上下両端面は放圧板8で
気密に閉鎖され、この放圧板8と放圧室内で外部からの
損傷から守られており、そして、この酸化亜鉛形避雷器
は線路と対地とに、それぞれ線路側端子9と対地側端子
10とで接続されている。
【0003】前記した酸化亜鉛形避雷器に送電線への落
雷により線路側端子9を介して過電圧が加わると、酸化
亜鉛素子1の非線形特性によりこの酸化亜鉛形避雷器の
端子電圧を低く押さえるように酸化亜鉛素子1に放電電
流が流れ、送電線路の懸垂がいし、耐張がいしや送電線
端末の変圧器等の機器の対地絶縁が保護される。更に、
この酸化亜鉛形避雷器に通流する放電電流が酸化亜鉛形
避雷器の定格値を超えて流れ、酸化亜鉛素子1が破壊
し、がい管4内の圧力が上昇すると、放圧板8が放圧し
てがい管4の内部の高温ガスを大気へ放出する構成とな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、避雷器は前
記した線路に接続された連続運転電圧のもとでは、特に
直列ギャップのない酸化亜鉛形避雷器では半永久的に耐
える能力が必要であるばかりではなく、運転時の各種過
電圧が加わって放電電流が流れた後も、短時間の定格電
圧及び連続運転で酸化亜鉛素子(素子)が温度上昇する
ことにより、抵抗分の漏れ電流が増大して破壊すること
のないことが必要である。特に、前記した素子の電圧−
電流の非直線性は温度特性を示し、温度が上昇すると抵
抗値が減少する特性を有しているので、酸化亜鉛形避雷
器では前記した雷又は開閉サージ等の過電圧が加わるこ
とによる放電電流により素子が破壊しないことの他に、
過電圧後においても温度上昇による素子の熱暴走が発生
しないことが、素子寿命を決定する要因となる。
【0005】前記した酸化亜鉛形避雷器における素子に
一定電圧を印加した場合に発生する熱量は、素子の電圧
・電流の時間積であり、過電圧時では温度が変化し指数
関数的に増大する。一方、素子に発生する熱量の放熱
は、前記した図12の素子1の積層体からスペーサ6,
主電極2を介してがい管4へ、又は素子1の積層体外周
表面よりがい管4内の窒素ガス中にそれぞれ熱伝達によ
る自然放冷によるものであるが、この自然放冷による素
子1の冷却による温度低下よりも、前記した過電圧後に
おける素子の温度上昇が大きくなると、素子1の熱暴走
を引き起こすことになる。しかも、図12に示す従来の
素子1の積層構造では、電極11間で密着接触させる構
成であるので、素子1内で発生した熱の積層体の軸方向
への熱放散特性が劣るために素子1内部に熱が蓄積しや
すく、素子1の冷却に時間を要するという問題があっ
た。このため素子1の冷却効率をあげて前記した熱暴走
による破壊の恐れのない寿命特性の優れた酸化亜鉛形避
雷器の構造が必要とされていた。
【0006】この発明の目的は、前記の課題を解決し、
運転時における素子の温度上昇を少なくした、素子寿命
特性の優れた酸化亜鉛形避雷器の構造を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、非線形抵抗の酸化亜鉛素子の両端
面に設けられた電極を介して複数段積層した酸化亜鉛素
子の積層体からなる酸化亜鉛形避雷器において、酸化亜
鉛素子の積層体の電極間に酸化亜鉛素子の積層体外部に
連通する間隙部を設けるものとする。
【0008】そして、酸化亜鉛素子の積層体の電極間に
設けられた間隙部が、前記酸化亜鉛素子の電極の少なく
とも一方の電極面に設けられた溝部から構成されたもの
であればよい。
【0009】また、酸化亜鉛素子の両端面に設けられた
電極のそれぞれに溝部が設けられ、これらの溝部が互い
に対向して位置合わせして間隙部を形成するように、互
いに接する電極面に凹部と凸部とからなる嵌合部を設け
るようにすれば、好適である。
【0010】更に、酸化亜鉛素子の積層体の電極間に設
けられた間隙部が、酸化亜鉛素子の電極面積より小さな
断面積を有する挿入電極を前記酸化亜鉛素子の積層体の
電極間に複数個装着して設け、これらの挿入電極間に設
けられた空間部から構成するようにすれば、更に好適で
ある。
【0011】また、酸化亜鉛素子の積層体の電極間に挿
入電極が位置決めして装着できるように、前記挿入電極
及び酸化亜鉛素子の互いに接する電極面に凹部と凸部か
らなる嵌合部を設けるようにすればよい。
【作用】この発明は、運転時及び過電圧時の酸化亜鉛素
子に流れる放電電流により上昇する素子の温度を、従来
の避雷器構造のような素子の積層体の外周から周囲気体
に自然放冷にて冷却する構成に加えて、酸化亜鉛形避雷
器を構成する素子の積層体の電極間に、前記素子の積層
体外部に連通する間隙部を設ける構成とした。これによ
り、素子内部に発生した熱を素子端面部より電極間に設
けた間隙部を介して周囲気体と接触させて放熱させるこ
とができるので、素子の冷却効率を従来より更に上げる
ことが可能となる。
【0012】そして、酸化亜鉛素子の積層体の電極間に
設けられる間隙部を、前記酸化亜鉛素子の端面の電極に
素子の積層方向に電極厚さを厚く形成して、この電極に
凹部状の溝を設けるか、または電極の断面積よりも小さ
な断面を有する良導電体からなる挿入電極を電極間に複
数個装着して、これらの挿入電極間に空間部を設けて構
成することにより、前記した素子端部面に周囲気体と接
触するための流通路が得られ素子との放熱接触面積を増
やすことができる。
【0013】また、素子の積層体のそれぞれに対向して
接する電極面に互いに嵌合する凹部と凸部からなる嵌合
部を設けることにより、素子の電極の間隙部及び通電部
の位置を正確に合わせて積層できるので、電極間の接触
通電面積をも確保した素子の冷却用の間隙部を形成する
ことができる。
【0014】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。実施例1 図1〜図4は、この発明の第1の実施例になる酸化亜鉛
形避雷器の部分構成図であり、図1は酸化亜鉛形避雷器
の要部縦断面図、図2は酸化亜鉛素子1の積層体の部分
側面図、図3は図2のIII ─III 矢視図、そして図4は
図3のIV─IV矢視図である。なお、図1は図12に示し
たがい管4に相当する絶縁性ガスが封入された容器3内
に酸化亜鉛素子1の積層体を主電極2,2間に装着して
配設しているものであり、他の酸化亜鉛形避雷器の構成
部品は省略してある。図1に示す酸化亜鉛素子1(素子
1)の端面部に設けられる電極11aは、図2に示すよ
うに素子1の一方の端面部に従来の素子1の電極11
(図13(B)参照)より厚く数mm厚に形成されてい
る。そして、その電極11aの形状は、対向する電極1
1と接触する通電部12と、非接触部を形成する間隙部
13を有するようにアルミ蒸着して形成されており、こ
の電極11aを有する面と従来の電極11の面とを対向
させて素子1を複数段積層して、直列接続して酸化亜鉛
形避雷器の素子積層体を構成している。前記した電極1
1aに設けられた間隙部13は、図2及び図3に示すよ
うに、素子1の端面に扇形に形成された電極の通電部1
2に囲まれた放射状に延びる複数状の溝から構成されて
いる。そして、これらの溝部からなる間隙部13は、素
子1の周囲気体に連通している。
【0015】この素子1の一方の端面部に形成された間
隙部13を有する電極11aの通電部12の面積は、従
来の素子1の外径を直径とする電極11の面積よりも小
さく、素子1間の通電接触する電極面積が減少する。し
かしながら、酸化亜鉛素子1では、隣接する素子1と接
触する電極の通電接触面積が、50%まで減少しても、
充分な通電容量を確保できることが確認されている。従
って、従来の素子1の電極11の電極面積の50%に相
当する部分を電極の非接触部分である間隙部13として
形成することにより、電極11aの通電容量を低下させ
ることなく、素子1の外部の周囲気体と接触する接触面
積を増やす構造とすることができる。例えば、素子1の
外径を40mmとして、この素子1の端面に蒸着されるア
ルミ電極の面積のそれぞれ50%に相当する面積を、そ
れぞれ電極11aの通電部12と非接触部である間隙部
13とを構成する面積とした場合に、従来の電極11を
密着接触して素子1を積層した構成によるものと比し
て、素子1の周囲気体との接触面積が間隙部13を設け
たことにより素子1の両端面の部分を合わせて1256
mm2 増えるので、この接触面より素子1の内部に発生し
た熱を放熱することが可能となり、素子1の冷却効率を
前記した従来の酸化亜鉛形避雷器の構成によるものより
も高めることが可能となる。
【0016】実施例2 図5〜7は、この発明の第2の実施例になる酸化亜鉛形
避雷器の部分構成図であり、図5は酸化亜鉛素子の積層
体の部分側面図、図6は図5のVI─VI矢視図、図7は図
6のVII −VII矢視図である。この発明の前記第1の実
施例と異なるところは、図1に示すように実施例1と同
様にアルミ蒸着して形成した数mm厚の通電部12と間隙
部13からなる電極11aを、素子1の両端面に設けた
ことにある。この発明における素子1の積層体において
も、前記実施例1におけると同様に、素子1に設けられ
るアルミ電極の面積の50%を電極11aの非接触部で
ある間隙部13とした場合には、従来の電極11の構成
より周囲気体との接触面積を素子一個当たり1256mm
2 増やすことが可能となる。
【0017】しかしながら、間隙部13を有する通電部
12からなる電極11aを両端部に設けた素子1を積層
する避雷器構造においては、素子1の間隙部13が隣接
する素子1の通電部12に対向して積層された場合に
は、素子1の電極11a間の通電部12の通電接触面積
が所定値より小さくなることがある。従って、隣接する
素子1間の電極の通電接触面積が、前記した電極の通電
容量を確保するように対向する素子1の電極11aの通
電部12同志を位置合わせをして積層する必要がある。
図6及び図7に示す電極11aの通電部12の表面に設
けられた凹部15及び凸部16は、隣接する素子1間で
互いに嵌合できるような嵌合部を構成するものであり、
前記した素子1間の積層時に位置合わせできるようにし
ている。これにより電極間に周囲気体と連通する溝部を
形成する間隙部13を有して、必要とする通電面積を確
保するように素子1間の通電部12の位置を設定した素
子1の積層体からなる酸化亜鉛避雷器を容易に構成する
ことができる。
【0018】図8に、前記した素子1の端面部に設ける
電極の構成例を示した。前記した実施例1及び実施例2
に示した電極11aの通電部12と間隙部13との電極
形状は、図8の(A)に示す十字状の溝部からなる間隙
部13aと四半円形状の通電部12aからなる電極11
b、(B)の複数個平行に設けた溝部の間隙部13bと
通電部12bからなる電極11c、及び(C)の格子状
の溝部の間隙部13cと矩形状の通電部12cからなる
電極11d等の何れの電極形状をも採用することが可能
である。このような電極形状を前記した実施例2のよう
に素子1の両端面に設けて積層する場合においても、前
記した互いに対向する電極面の通電部の所定の位置に設
けられた凹部15と凸部16とを嵌合することにより、
電極の通電部及び間隙部の位置合わせをすることができ
る。
【0019】実施例3 図9〜図11は、この発明の第3の実施例になる酸化亜
鉛形避雷器の部分構成図であり、図9は酸化亜鉛素子の
積層体の部分側面図、図10は図9のX ─X 矢視図、図
11は図10のXI−XI 矢視図である。図9に示す素子
1間を導電接続する電極は、両端面にアルミ蒸着して形
成した電極11を有する従来構造の素子1の電極11間
に挿入電極17を装着する構成からなっている。この挿
入電極17は、数mmの厚さからなる円筒状のアルミ又は
銅等からなる良導体から構成されている。この挿入電極
17は、図10に示すように、前記した素子1の電極1
1の通電容量を保証する接触面積を有するように複数個
の素子1が電極間に装着されている。そして、これらの
挿入電極17間に空間部18を設けるように配置して周
囲気体を流通する間隙部を構成している。また、素子1
間に所定の面積の空間部18を有する間隙部を確保する
ために、図11に示すように挿入電極17の両端面に突
出する凸部17aと、これと嵌合する凹部15aとから
なる嵌合部を素子1の両端面の電極面に設けて、素子1
の積層時に挿入電極17間の位置合わせをできるように
している。なお、挿入電極17側に凹部を、そして素子
1側に凸部を設た構成としても前記と同様に位置合わせ
ができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、酸
化亜鉛形避雷器を構成する酸化亜鉛素子の積層体の電極
間に、素子外部と連通する電極表面に設けた溝部、又は
素子の電極間に複数個の挿入電極を装着配置してこれら
の挿入電極間に形成される空間部にて間隙部を設ける構
成とした。これにより、運転時及び過電圧時の酸化亜鉛
素子に流れる放電電流により発生する素子内部の熱を、
前記した電極間に設けた間隙部を介して素子外部の周囲
気体と接触させて放熱させることができるので、従来の
避雷器構造の素子の積層体の外周面から周囲気体に自然
放冷にて冷却する構成に加えて、素子内部の発生熱を蓄
積するのを防止することが可能となり、素子の冷却時間
を大幅に短縮することができ、寿命特性の優れた酸化亜
鉛避雷器を得ることができる。
【0021】また、積層される素子間の対向する電極面
に互いに嵌合する凹部または凸部からなる嵌合部を設け
ることにより、素子端面部に設けられた間隙部及び通電
部の位置を合わせることができるので、所定の電極間の
通電接触面積と、素子冷却のための間隙部とを有した構
成とすることができ、過電圧時に流通する放電電流の素
子の電極の通電容量を確保した素子の冷却効率の良好な
熱安定性及び寿命特性の優れた酸化亜鉛避雷器を構成す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例になる酸化亜鉛形避雷
器の要部縦断面図である。
【図2】図1の酸化亜鉛素子からなる積層体の部分側面
図である。
【図3】図2のIII ─III 矢視図である。
【図4】図3のIV─IV矢視図である。
【図5】この発明の第2の実施例になる酸化亜鉛素子の
積層体の部分側面図である。
【図6】図5のVI─VI矢視図である。
【図7】図6のVII─VII 矢視図である。
【図8】図8の(A)、(B)及び(C)は、酸化亜鉛
素子の端面部に設けられる電極形状の他の構成例であ
る。
【図9】この発明の第3の実施例になる酸化亜鉛素子の
積層体の部分側面図である。
【図10】図9のX─X 断面図である。
【図11】図10のXI─XI断面図である。
【図12】従来の酸化亜鉛形避雷器の縦断面図である。
【図13】従来の酸化亜鉛素子の構成図であり、(A)
は平面図、(B)は断面図である。
【符号の説明】
1 酸化亜鉛素子 2 主電極 3 容器 11 電極 11a 電極 11b 電極 11c 電極 11d 電極 12 電極の通電部 12a 電極の通電部 12b 電極の通電部 12c 電極の通電部 13 電極の間隙部 13a 電極の間隙部 13b 電極の間隙部 13c 電極の間隙部 15 通電部の凹部 15a 通電部の凹部 16 通電部の凸部 17 挿入電極 17a 挿入電極の凸部
フロントページの続き (72)発明者 中村 貴光 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非線形抵抗の酸化亜鉛素子の両端面に設け
    られた電極を介して複数段積層した酸化亜鉛素子の積層
    体からなる酸化亜鉛形避雷器において、酸化亜鉛素子の
    積層体の電極間に酸化亜鉛素子の積層体外部に連通する
    間隙部を設けたことを特徴とする酸化亜鉛形避雷器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の酸化亜鉛形避雷器におい
    て、酸化亜鉛素子の積層体の電極間に設けられた間隙部
    が、前記酸化亜鉛素子の両端面の電極の少なくとも一方
    の電極面に設けられた溝部から構成されていることを特
    徴とする酸化亜鉛形避雷器。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の酸化亜鉛避雷器におい
    て、酸化亜鉛素子の両端面の電極のそれぞれに溝部が設
    けられ、これらの溝部が互いに対向して位置合わせして
    間隙部を形成するように、互いに接する電極面に凹部と
    凸部とからなる嵌合部を設けたことを特徴とする酸化亜
    鉛形避雷器。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の酸化亜鉛形避雷器におい
    て、酸化亜鉛素子の積層体の電極間に設けられた間隙部
    が、酸化亜鉛素子の電極面積より小さな断面積を有する
    挿入電極を前記酸化亜鉛素子の積層体の電極間に複数個
    装着して、これらの挿入電極間に設けられた空間部から
    構成されたことを特徴とする酸化亜鉛形避雷器。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の酸化亜鉛形避雷器におい
    て、酸化亜鉛素子の積層体の電極間に挿入電極を位置決
    めして装着できるように、前記挿入電極及び酸化亜鉛素
    子の互いに接する電極面に凹部と凸部からなる嵌合部を
    設けたことを特徴とする酸化亜鉛形避雷器。
JP14273395A 1995-05-17 1995-05-17 酸化亜鉛形避雷器 Expired - Fee Related JP3372006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14273395A JP3372006B2 (ja) 1995-05-17 1995-05-17 酸化亜鉛形避雷器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14273395A JP3372006B2 (ja) 1995-05-17 1995-05-17 酸化亜鉛形避雷器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08316007A true JPH08316007A (ja) 1996-11-29
JP3372006B2 JP3372006B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=15322320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14273395A Expired - Fee Related JP3372006B2 (ja) 1995-05-17 1995-05-17 酸化亜鉛形避雷器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3372006B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003060926A3 (de) * 2002-01-19 2003-10-16 Tridelta Ueberspannungsableite Überspannungsableiter
JP2008306136A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Mitsubishi Electric Corp タンク形避雷器
JP2011014566A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Toshiba Corp ポリマー避雷器
EP2701163A1 (de) * 2012-08-22 2014-02-26 Siemens Aktiengesellschaft Ventilableiter und Kühlkörper dafür

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003060926A3 (de) * 2002-01-19 2003-10-16 Tridelta Ueberspannungsableite Überspannungsableiter
DE10241253B4 (de) * 2002-01-19 2008-04-24 Tridelta Überspannungsableiter Gmbh Überspannungsableiter
JP2008306136A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Mitsubishi Electric Corp タンク形避雷器
JP2011014566A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Toshiba Corp ポリマー避雷器
EP2701163A1 (de) * 2012-08-22 2014-02-26 Siemens Aktiengesellschaft Ventilableiter und Kühlkörper dafür
US9861009B2 (en) 2012-08-22 2018-01-02 Siemens Aktiengesellschaft Valve diverter with heat sink

Also Published As

Publication number Publication date
JP3372006B2 (ja) 2003-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4262318A (en) Zinc-oxide surge arrester
US8080927B2 (en) Device and module for protecting against lightning and overvoltages
US8526157B2 (en) Surge arrester and arrangement of a plurality of surge arresters to form an array
US4312023A (en) Ceramic power capacitor
JPS6331083B2 (ja)
US20030001716A1 (en) Fusible link
US4502089A (en) Lightning arrester
JP3372006B2 (ja) 酸化亜鉛形避雷器
US3366831A (en) Overvoltage arrester having stacked arrays of arc gap and grading resistor units
CN1929220B (zh) 片型浪涌吸收器
CN1319230C (zh) 片型浪涌吸收器
US4161763A (en) Compact voltage surge arrester device
JPH057835B2 (ja)
JPH0219925Y2 (ja)
JPH03179627A (ja) 真空遮断器
JPH054232Y2 (ja)
JPH08279402A (ja) 酸化亜鉛形避雷器
JPS589561B2 (ja) バリスタ
JPH0246680A (ja) サージ吸収素子
US10748681B2 (en) Voltage-dependent resistor device for protecting a plurality of conductors against a power surge
JPH067506B2 (ja) チップ型サ−ジ吸収素子
JP2509812Y2 (ja) 保安機構付放電型サ―ジ吸収素子
JPS6027159B2 (ja) 避雷器
JPH0547447Y2 (ja)
JPH0731519Y2 (ja) 保安機構付放電型サージ吸収素子

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees