JPH08315946A - 基板の接続方法および接続装置 - Google Patents

基板の接続方法および接続装置

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JPH08315946A
JPH08315946A JP7293139A JP29313995A JPH08315946A JP H08315946 A JPH08315946 A JP H08315946A JP 7293139 A JP7293139 A JP 7293139A JP 29313995 A JP29313995 A JP 29313995A JP H08315946 A JPH08315946 A JP H08315946A
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JP
Japan
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solid particles
substrate
lead terminals
resin
electric field
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Application number
JP7293139A
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English (en)
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Masayuki Tsunoda
政幸 角田
Hitoshi Saito
仁 斉藤
Kazuya Edamura
一弥 枝村
Yasubumi Otsubo
泰文 大坪
Moritaka Goto
守孝 後藤
Kenji Furuichi
健二 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Kasei Co Ltd
Fujikura Ltd
Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Kasei Co Ltd
Fujikura Rubber Ltd
Fujikura Ltd
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Publication date
Application filed by Fujikura Kasei Co Ltd, Fujikura Rubber Ltd, Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Kasei Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
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    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、接続部の100μm以下の狭ピッ
チ化にも容易に対応することができる基板の接続方法と
接続装置の提供を目的とする。 【解決手段】 本発明は、リード端子を有する基板どう
しを接続する方法において、 接続するべきリード端子
どうしを対向配置し、これらの間に、電界配列効果を有
する固体粒子24を電気絶縁性媒体25中に分散させて
なる流体23を充填し次いで両リード端子21、31に
異極電圧を印加して前記流体23に電界を印加し、電界
に沿って前記固体粒子24を配列させてリード端子どう
しを接続する鎖状体32を形成するとともに、鎖状体3
2の形成後に前記電気絶縁性媒体25を固化させて前記
リード端子どうしを電気的に接続した鎖状体32を埋設
した構造の固化層33を形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界を印加するこ
とにより電気絶縁性媒体中で配列する固体粒子を接続用
導体として用いる基板の接続方法および接続装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、回路基板の端子接続用部材と
して、ゴムコネクタと称されるコネクタが知られてい
る。このゴムコネクタは、図14に示すように、ゴム製
の基体1の内部に所定間隔をあけて金属等の導電体から
なる棒状の接続電極部2を埋設した構造にされている。
このゴムコネクタを製造するには、従来、ゴムシートと
金属シートを複数積層接着して積層体を構成し、この積
層体を厚さ方向(積層方向)に所定間隔で切断すること
で製造していた。そして、この種のゴムコネクタは、回
路基板の端子どうしを接続する目的などに使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、カラ
ー化が進められている液晶表示装置を備えたノートパソ
コン、あるいは、大型化が進められている液晶テレビ等
の表示装置、あるいは、高密度実装技術が要求される小
型映像機器等においては、回路基板どうしを接続するコ
ネクタとして、接続ピッチ間隔が特に小さなものが要求
されるようになってきている。このような要求に対し、
前記シートを積層してゴムコネクタを製造する方法で
は、積層するシートの厚さを可能な限り薄く形成するこ
とで、導体間のピッチを300μm程度の大きさまで対
応できるようになっているが、前記ゴムコネクタの構造
と前記の製造方法では、これ以上の狭ピッチ化には対応
できない問題がある。また、樹脂フィルムにスクリーン
印刷技術を用いて所定ピッチで接続部を構成したシート
コネクタも実用化されているが、このコネクタにしても
200〜250μmの接続ピッチが限界である。
【0004】ところで、近年、異方性導電膜(Anisotro
pic Conductive Film:略してACF)と称される特殊
な構造の異方性導電フィルムが開発され、前述の種類の
回路基板接続用に用いられている。図15にこの種の異
方性導電フィルムを用いて接続した液晶表示装置の一部
構造例を示す。図15において、符号4は液晶用の駆動
回路等が形成された液晶基板、5は基板4上に形成され
た液晶駆動用の電気回路に接続するリード端子、6は異
方性導電フィルムを示し、前記リード端子5が異方性導
電フィルム6を介してポリイミド製の接続フィルム7に
形成されたリード端子8に接続されている。なお、前記
接続フィルム7には、液晶駆動用のLSI9がモールド
樹脂3により固定され、LSI9はバンプ10を介して
前記端子8に接続され、接続フィルム7の他側のリード
端子8は半田11を介して他の基板12の回路端子に接
続されている。なお、この種の接続フィルム7の如くL
SI9を搭載したものは、一般的にはTCP(Tape Car
rier Package)と称されている。
【0005】前記異方性導電フィルム6は、フィルムの
厚さ方向に導電性を有し、フィルムの面方向には絶縁性
を示す特殊な構造になっている。この種の異方性導電フ
ィルム6を製造するには、図16に示すように粒径5〜
30μm程度のNiや半田材料製の導電性の金属粒子1
4を均一分散させた樹脂シート15を電気回路16を有
するフィルム17で挟み込み、熱圧着することで製造さ
れている。従って圧着後においては、樹脂シート内に均
一分散させた金属粒子14が、樹脂シート15の厚さ方
向である程度つながり、樹脂シート15の面方向には分
断されて切れ切れの構造になる。従ってこの異方性導電
フィルム6は、樹脂シート15の面方向には電気を流さ
ず、樹脂シート15の厚さ方向には電気を流す性質を有
する。なお、前記リード端子5とリード端子6を半田に
より接合しない理由は、基板4に形成された液晶駆動用
の電気回路に接続するリード端子5が一般的にはITO
(インジウム錫酸化物)膜からなり、このITO膜が半
田接合不能なためである。ところが、前記構造の異方性
導電フィルム6にあっては、フィルムの厚さ方向に金属
粒子14が完全につながって導体部を構成する領域が、
フィルムの全面になるわけではなく、ある特定の領域毎
に多数存在する構造であり、金属粒子14が単に均一分
散されていて、確率的に金属粒子14…がつながり易い
方向に沿って導電性が付与される構造であるので、この
異方性導電フィルムにおいても、現在、約100μm以
下の狭ピッチ化には対応できない問題がある。
【0006】ところで本発明者らは、従来全く知られて
いない新規な電界配列性を有する電気感応型流体の研究
を行っている。この流体は、例えば電気絶縁性の媒体中
に固体粒子を分散させて得られる流体であり、これに電
界を印加すると固体粒子が誘電分極を起こし、更に誘電
分極に基づく静電引力によって互いに電場方向に配位連
結して配列し、鎖状体構造を示す性質を持っている。ま
た、固体粒子によっては、電気泳動性を有することによ
り、電界印加時に電極部分に電気泳動して配列配向し、
配列塊状構造を示すものもある。
【0007】このように、電界下における粒子の配列配
向を本発明者らは、電界配列効果(Electro Alignment
Effect=EA効果)と呼び、そのような性質を有する固
体粒子を導電性電界配列粒子(Electro Alignment Cond
uctive Particle=EAC粒子)と呼称している。そし
て本発明者らは、前述の狭ピッチ化が要求されているコ
ネクタの技術背景に鑑み、この全く新規な構造の電気感
応型流体の研究を進めることにより本発明に到達した。
【0008】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、接続部の100μm以下の狭ピッチ化にも容易に対
応することができる基板の接続方法と接続装置の提供を
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、リード端子を有する基板どう
しを接続する方法において、接続するべきリード端子ど
うしを対向配置し、これらの間に、電界配列効果を有す
る固体粒子を電気絶縁性媒体中に分散させてなる流体を
充填し、次いで両リード端子に異極電圧を印加して前記
流体に電界を印加し、電界に沿って前記固体粒子を配列
させてリード端子どうしを接続する鎖状体を形成すると
ともに、鎖状体の形成後に前記電気絶縁性媒体を固化さ
せて前記リード端子どうしを電気的に接続した鎖状体を
埋設した構造の固化層を形成するものである。
【0010】次に、前記発明において、固体粒子で構成
される鎖状体を固体粒子の1列配列構造か、固体粒子の
複数列配列構造のいずれかにすることができる。また、
前記固体粒子として、有機高分子化合物からなる芯体
と、電界配列効果を有する導電性の無機物を含む表層と
によって形成された無機・有機複合粒子を用いることが
できる。更に前記電気絶縁性媒体として、常温硬化性樹
脂、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、
熱硬化性樹脂、重合硬化性樹脂、反応硬化性樹脂のいず
れかまたは2種以上を用いることができる。
【0011】次に、前記課題を解決するために請求項5
記載の発明は、リード端子を有する基板どうしを接続す
る装置において接続するべき一方の基板を支持する基台
と、接続するべき他方の基板を支持可能であってこの他
方の基板を前記基台上の基板に対して接近離間自在に設
けられた基板ホルダと、前記基台上の基板のリード端子
上に、電界配列効果を有する固体粒子を電気絶縁性媒体
中に分散させてなる流体を充填する充填装置と、前記両
基板のリード端子に異極電位を印加する電圧印加手段を
具備してなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
「作用」リード端子どうしの間に充填した流体にこの流
体を挟むリード端子から電界を印可することにより、固
体粒子がリード端子間で鎖状体を形成してリード端子が
鎖状体によって連結される。この状態で流体を構成する
電気絶縁性媒体を固化させて固化層を形成することで、
リード端子どうしを連結した鎖状体を固定することがで
きる。これによりリード端子どうしの接続が完了する。
ここで用いる固体粒子の径は数μm〜数10μmに容易
に調整できるので、この粒径に対応した鎖状体の導体部
による接続が完成され、従来の接続方法では実現し得な
かった狭ピッチ接続が完了する。
【0013】また、鎖状体は、電気絶縁性媒体中に含ま
れる固体粒子の含有量に応じて、1列配列構造あるいは
複数列配列構造のいずれにもなり得るので、鎖状体の
幅、即ち導体部の幅を調整することができる。
【0014】次に、用いる固体粒子としては、有機高分
子化合物からなる芯体と、電界配列効果を有する導電性
の無機物を含む表層とによって形成された無機・有機複
合粒子であることが好ましい。この無機・有機複合粒子
は、芯体となる有機高分子化合物の比重と導電性無機物
の比重の調整によりその全体比重を調整できるので、種
々の比重を有する電気絶縁性媒体との比重差を無くする
ことで、種々の電気絶縁性媒体中に均一分散させること
ができる。固化層を形成する樹脂が常温硬化性樹脂でそ
の樹脂に接着性があるならば、リード端子どうしを接続
すると同時に基板どうしが機械的に接合される。更に、
固化層を形成する樹脂が熱硬化性樹脂であるならば、加
熱することにより固化層を形成することができ、光硬化
性樹脂であるならば、光を照射することにより固化層が
得られる。また、常温硬化性樹脂であるならば、所定時
間放置することで接合が完了し、熱可塑性樹脂であるな
らば、加熱することで、電子線硬化性樹脂であるならば
電子線を照射することで、重合硬化性樹脂あるいは反応
硬化性樹脂であるならば、所定時間を経ることで樹脂が
硬化して接続が完了する。
【0015】次に、本発明装置において、基台が支持し
た基板と、基板ホルダが支持した基板を互いに接近さ
せ、両基板のリード端子どうしを接近させ、これらの間
に充填装置から電界配列効果を有する固体粒子を電気絶
縁性媒体中に分散させてなる流体を充填し、次いでリー
ド端子どうしに通電して前記流体に電界を印可すること
により固体粒子を配列させてリード端子どうしを連結す
る鎖状体を構成することができ、これにより、基板のリ
ード端子どうしの接続を行うことができる。
【0016】以下、本発明方法を具体例によって詳しく
説明する。図1〜図3は本発明方法の一例を説明するた
めのもので、この例の方法においては、まず、接続しよ
うとする一方の透明な基板20を基台の上に水平に設置
し、この基板20のリード端子21の周囲に隔壁部材2
2を設ける。この隔壁部材22は樹脂製の枠状のもの
で、リード端子21上への流体の充填を可能にするよう
にリード端子21の周囲を囲むものである。この隔壁部
材22は樹脂製のものを基板20上に接着して形成して
も良いし、接着剤等を塗布して形成しても良い。次に、
この隔壁部材22の中に電界配列効果を有する固体粒子
を電気絶縁性媒体中に分散させてなる流体23を図1に
示すように充填する。
【0017】前記流体23は例えば図4に示すような固
体粒子24を図5に示すように電気絶縁性媒体25中に
分散させてなるものである。この例の固体粒子24は、
有機高分子化合物からなる芯体26と、粒子状の電界配
列性無機物(EA無機物)27からなる表層28とによ
って形成された無機・有機複合粒子とされている。1つ
の具体例において、固体粒子24の芯体26を形成する
有機高分子化合物は、ポリアクリル酸エステルであり、
表層28を形成する導電性のEA無機物27は、アンチ
モンをドープした酸化錫である。
【0018】この例のコネクタ20に用いる電気絶縁性
媒体25としては、常温硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、光
硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、重合硬
化性樹脂、反応硬化性樹脂などとして知られる樹脂のい
ずれか、または2種以上を用いることができる。常温硬
化性樹脂樹脂としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、
シリコン樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、イソシアネ
ート硬化液状ゴム(液状クロロプレンゴム、液状ブタジ
エン、液状イソプレン等末端-OH基を有しイソシアネ
ート硬化タイプのもの)、アクリル系樹脂等を利用でき
る。熱可塑性樹脂としては、酢酸ビニル樹脂、ポリビニ
ルブチラール樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレン樹脂、ビ
ニルメチルエーテル樹脂、ウレタン樹脂、変性グリブチ
ル樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体、スチレンブタ
ジエン共重合体、ポリブタジエン、ポリビニルアルコー
ル系樹脂、アスファルト等を利用できる。
【0019】光硬化性樹脂の代表的なものとして、光重
合性プレポリマーに光重合性希釈剤と光重合開始剤と増
感剤と着色顔料と充填剤等を混合したものなどを用いる
ことができる。光重合性モノマーやプレポリマー(オリ
ゴマー)としては、例えば、アクリル酸エステル類モノ
マー、メタクリル酸エステル類モノマー、エーテルアク
リレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレー
ト、アミノ樹脂アクリレート、不飽和ポリエステル、ケ
イ素樹脂等を使用できる。熱硬化性樹脂としては、フェ
ノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂等を利用できる。
【0020】重合硬化性樹脂としては、重合触媒や重合
開始剤の作用により、重合反応を開始し、硬化後樹脂を
形成するものであり、重合性モノマーやプレポリマー
(オリゴマー)である。例えば、(メタ)アクリル酸エ
ステル、スチレン、酢酸ビニル等の重合性不飽和結合を
有する重合性モノマーやそれらのプレポリマー、または
2種以上の異種モノマーからなる(メタ)アクリル酸エ
ステル-スチレン共重合体プレポリマー等の共重合体型
プレポリマーがある。反応硬化性樹脂としては、重合反
応ではなく、付加反応により樹脂を形成するものであ
り、反応基の一方または両方が混合時にはマスクされて
おり、光または熱のような脱マスク刺激により付加反応
を開始する化合物である。例えば、エポキシ基を有する
プレポリマーとマスクされたアミン化合物との混合物等
がある。これらからなる固化層23は、固化後において
電気絶縁性と安定性に優れたものであれば良く、固化前
は、液体状態であって、前記固体粒子21を均一に分散
できるような分散媒であれば良い。また、前記固化層2
3には、この他に分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、酸
化防止剤、安定剤、着色剤などが適宜含まれていてもよ
い。
【0021】この電気絶縁性媒体25の動粘度は、1c
St〜3000cStの範囲内であることが好ましい。
動粘度が1cStより小さいと、貯蔵安定性の面で不足
を生じ、動粘度が3000cStより大きくなると固体
粒子21の濃度調整時に気泡を巻き込むと、その気泡が
抜けにくくなり好ましくない。また、固化前の樹脂に気
泡を残留させると、後述する通電時に気泡内のミクロ領
域で部分放電してスパークを引き起こし、絶縁劣化する
おそれがある。この観点から、固化層23を構成する樹
脂の固化前の動粘度は、5cStないし1000cSt
の範囲内がより好ましく、特に10cStないし500
cStの範囲内であることがより好ましい。
【0022】本発明に用いられる固体粒子24は、電界
配列効果を有する誘電性の導電粒子であれば、単独元
素、有機化合物、または無機化合物、またはそれらの混
合物など、いずれの素材も使用可能である。その例とし
ては、例えば、無機イオン交換体、金属粉体、金属酸化
物、電気半導体性無機物、カーボンブラックやカーボン
グラファイト類、導電性を付与する目的で酸化チタンの
ような無機物粉体上に導電性無機物である酸化錫を粉体
表面コーティングした導電性複合粉体等、およびこれら
を表層として有する無機・有機複合粒子を挙げることが
できる。しかし、この固体粒子24は、上記の例に示し
たように、有機高分子化合物からなる芯体26とEA無
機物27からなる表層28とによって形成された無機・
有機複合粒子であることが特に好ましい。この固体粒子
24は、比較的比重が重いEA無機物の表層28が比較
的比重の軽い有機高分子化合物の芯体26に担持されて
いて、その粒子全体の比重を固化前の媒体に対して近似
するように調節できる。従って、これを固化前の電気絶
縁性媒体25に分散して得られる流体は、媒体の中で均
一分散し、重力沈降しないことから、貯蔵安定性に優れ
たものとなる。
【0023】この例の固体粒子24の芯体26として使
用し得る有機高分子化合物の例としては、ポリ(メタ)
アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸エステル−ス
チレン共重合物、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ニトリルゴム、ブチルゴム、ABS樹脂、ナ
イロン、ポリビニルブチレート、アイオノマー、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂などの1種または2種以上の混合物または共
重合物を挙げることができる。
【0024】なお、これらの有機高分子化合物の他に、
鎖状体22自体の導電率を高めるために、ポリアセチレ
ン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポ
リイソチアナフテン、ポリアズレン、ポリ-P-フェニレ
ン、ポリ-P-フェニレンビニレン、ポリペリナフタレ
ン、沃素をドーピングしたナイロン樹脂等の導電性高分
子化合物を用いても良い。
【0025】表層28を形成するEA無機物27として
は、種々のものを用いることができるが、好ましい例と
しては、無機イオン交換体と電気半導体性無機物の中で
導電性を有するものを挙げることができる。これらのE
A無機物27を用いて有機高分子化合物からなる芯体2
6の上に表層28を形成するとき、得られた固体粒子2
4は有用なものとなる。なお、前記芯体26を構成する
導電性有機化合物とEA無機物27の導電性をなるべく
高いものにすることで、後述する鎖状体32としての導
電率を高くすることができる。ここで用いる電界配列性
粒子の電気抵抗率は、108〜10-3Ω・cmが好まし
い。電気抵抗率が、108より大であると電極間の電気
抵抗値が大となりコネクタとして不適切である。また、
10-3Ω・cmよりも小さいと、電界配列効果が小さく
なり、導電性粒子鎖の形成が困難となる。さらに好まし
くは、105〜10-1Ω・cmの範囲である。
【0026】無機イオン交換体の例としては(1)多価
金属の水酸化物、(2)ハイドロタルサイト類、(3)
多価金属の酸性塩、(4)ヒドロキシアパタイト、
(5)ナシコン型化合物、(6)チタン酸カリウム類、
(7)ヘテロポリ酸塩、および(8)不溶性フェロシア
ン化物を挙げることができる。
【0027】以下に、それぞれの無機イオン交換体につ
いて詳しく説明する。 (1)多価金属の水酸化物。 これらの化合物は、一般式MOx(OH)y(Mは多価金
属であり、xは零以上の数であり、yは正数である)で
表され、例えば、水酸化チタン、水酸化ジルコニウム、
水酸化ビスマス、水酸化錫、水酸化鉛、水酸化アルミニ
ウム、水酸化タンタル、水酸化ニオブ、水酸化モリブデ
ン、水酸化マグネシウム、水酸化マンガン、および水酸
化鉄などである。ここで、例えば水酸化チタンとは含水
酸化チタン(別名メタチタン酸またはβチタン酸、Ti
O(OH)2)および水酸化チタン(別名オルソチタン
酸またはαチタン酸、Ti(OH)4)の双方を含むも
のであり、他の化合物についても同様である。
【0028】(2)ハイドロタルサイト類。 これらの化合物は、一般式M13Al6(OH)43(C
O)3・12H2O(Mは二価の金属である)で表され、
例えば二価の金属MがMg、CaまたはNiなどであ
る。 (3)多価金属の酸性塩。 これらは例えばリン酸チタン、リン酸ジルコニウム、リ
ン酸錫、リン酸セリウム、リン酸クロム、ヒ酸ジルコニ
ウム、ヒ酸チタン、ヒ酸錫、ヒ酸セリウム、アンチモン
酸チタン、アンチモン酸錫、アンチモン酸タンタル、ア
ンチモン酸ニオブ、タングステン酸ジルコニウム、バナ
ジン酸チタン、モリブデン酸ジルコニウム、セレン酸チ
タンおよびモリブデン酸錫などである。
【0029】(4)ヒドロキシアパタイト。 これらは例えばカルシウムアパタイト、鉛アパタイト、
ストロンチウムアパタイト、カドミウムアパタイトなど
である。 (5)ナシコン型化合物。 これらには例えば(H3O)Zr2(PO43のようなも
のが含まれるが、本発明においてはH3OをNaと置換
したナシコン型化合物も使用できる。
【0030】(6)チタン酸カリウム類。 これらは一般式aK2O・bTiO2・nH2O(aは0
<a≦1を満たす正数であり、bは1≦b≦6を満たす
正数であり、nは正数である)で表され、例えばK2
TiO2・2H2O、K2O・2TiO2・2H2O、0.5
2O・TiO2・2H2O、及びK2O・2.5TiO2
2H2Oなどである。なお、上記化合物のうち、aまた
はbが整数でない化合物はaまたはbが適当な整数であ
る化合物を酸処理し、KとHとを置換することによって
容易に合成される。
【0031】(7)ヘテロポリ酸塩。 これらは一般式H3AE1240・nH2O(Aはリン、ヒ
素、ゲルマニウム、またはケイ素であり、Eはモリブデ
ン、タングステン、またはバナジウムであり、nは正数
である)で表され、例えばモリブドリン酸アンモニウ
ム、およびタングストリン酸アンモニウムである。 (8)不溶性フェロシアン化物。 これらは次の一般式で表される化合物である。Mb-pxa
A[E(CN)6](Mはアルカリ金属または水素イオ
ン、Aは亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、マンガン、カ
ドミウム、鉄(III)またはチタンなどの重金属イオ
ン、Eは鉄(II)、鉄(III)、またはコバルト
(II)などであり、bは4または3であり、aはAの
価数であり、pは0〜b/aの正数である。) これらには例えば、Cs2Zn[Fe(CN)6]および
2Co[Fe(CN)6]などの不溶性フェロシアン化
合物が含まれる。
【0032】上記(1)〜(5)の無機イオン交換体は
いずれもOH基を有しており、これらの無機イオン交換
体のイオン交換サイトに存在するイオンの一部または全
部を別のイオンに置換したもの(以下、置換型無機イオ
ン交換体という)も、本発明における無機イオン交換体
に含まれるものである。即ち、前述の無機イオン交換体
をR−M1(M1は、イオン交換サイトのイオン種を表
す)と表すと、R−M1におけるM1の一部または全部
を、下記のイオン交換反応によって、M1とは異なるイ
オン種M2に置換した置換型無機イオン交換体もまた、
本発明における無機イオン交換体である。 xR−M1+yM2→Rx−(M2)y+xM1 (ここでx、yはそれぞれイオン種M2、M1の価数を表
す)。M1はOH基を有する無機イオン交換体の種類に
より異なるが、無機イオン交換体が陽イオン交換性を示
すものでは、一般にM1はH+であり、この場合のM2
アルカリ金属、アルカリ土類金属、多価典型金属、遷移
金属または希土類金属等、H+以外の金属イオンのいず
れか任意のものである。OH基を有する無機イオン交換
体が陰イオン交換性を示すものでは、M1は一般にOH-
であり、その場合M2は例えばI、Cl、SCN、N
2、Br、F、CH3COO、SO4またはCrO4など
や錯イオンなど、OH-以外の陰イオン全般の内の任意
のものである。
【0033】また、高温加熱処理によりOH基を一旦失
ってはいるが、水に浸漬させるなどの操作によって再び
OH基を有するようになる無機イオン交換体について
は、その高温加熱処理後の無機イオン交換体なども本発
明に使用できる無機イオン交換体の一種であり、その具
体例としてはナシコン型化合物、例えば(H3O)Zr2
(PO43の加熱により得られるHZr2(PO43
ハイドロタルサイトの高温 加熱処理物(500〜70
0℃で加熱処理したもの)などがある。これらの無機イ
オン交換体は一種類だけではなく、多種類を同時に表層
として用いることもできる。なお、上記の無機イオン交
換体として、多価金属の水酸化物、及び多価金属の酸性
塩を用いることが特に好ましい。
【0034】前記固体粒子24の表層28として使用し
得る金属粉体の例として、銅粉体(UCP-050、住
友金属鉱山社製)、ニッケル粉体(Ni微粉、川鉄鉱業
社製)、銀粉体(銀超微粒子、日新製鋼社製)等があ
る。前記固体粒子21の表層26として使用し得る電気
半導体性無機物は、電気抵抗率が、105〜10-3Ω・
cmの電気半導体性無機物である。
【0035】好ましい電気半導体性無機物の例を以下に
示す。 (A)金属酸化物:例えばSnO2 、アモルファス型二
酸化チタン(出光石油化学社製)などである。 (B)金属水酸化物:例えば水酸化チタン、水酸化ニオ
ブなどである。ここで水酸化チタンとは、含水酸化チタ
ン(石原産業社製)、メタチタン酸(別名βチタン酸、
TiO(OH)2 )およびオルソチタン酸(別名αチタ
ン酸、Ti(OH)4 )を含むものである。 (C)金属酸化水酸化物:この例としては例えばFeO
(OH)(ゲーサイト)などを挙げることができる。 (D)多価金属の水酸化物:無機イオン交換体(1)と
同等。 (E)ハイドロタルサイト類:無機イオン交換体(2)
と同等。 (F)多価金属の酸性塩:無機イオン交換体(3)と同
等。 (G)ヒドロキシアパタイト:無機イオン交換体(4)
と同等。 (H)ナシコン型化合物:無機イオン交換体(5)と同
等。 (I)チタン酸カリウム類:無機イオン交換体(6)と
同等。 (J)ヘテロポリ酸塩:無機イオン交換体(7)と同
等。 (K)不溶性フェロシアン化物:無機イオン交換体
(8)と同等。 (L)金属ドーピングEA無機物:これは上記の電気半
導体性無機物(A)〜(K)の電気伝導度を上げるため
に、アンチモン(Sb)などの金属をEA無機物にドー
ピングしたものであって、例としてはアンチモン(S
b)ドーピング酸化錫(SnO2 )などを挙げることが
できる。 (M)他の支持体上に電気半導体層としてEA無機物を
施したもの:例えば支持体として酸化チタン、シリカ、
アルミナ、シリカ−アルミナなどの無機物粒子、または
ポリエチレン、ポリプロピレンなどの有機高分子粒子を
用い、これに電気半導体層としてアンチモン(Sb)ド
ーピング酸化錫(SnO2 )を施したものなどを挙げる
ことができる。このように他の支持体上にEA無機物が
施された粒子も、全体としてEA無機物と見なすことが
できる。これらのEA無機物は、1種類だけでなく、2
種類またはそれ以上を同時に表層として用いることもで
きる。
【0036】固体粒子(無機・有機複合粒子)24は、
以下に説明する種々の方法によって製造することができ
る。例えば、有機高分子化合物からなる粒子状の芯体2
6と微粒子状のEA無機物27とをジェット気流によっ
て搬送し、衝突させて製造する方法がある。この場合は
粒子状の芯体26の表面にEA無機物27の微粒子が高
速度で衝突し、固着して表層28を形成する。また別の
製法例としては、粒子状の芯体26を気体中に浮遊さ
せ、EA無機物27の溶液を霧状にしてその表面に噴霧
する方法がある。この場合はその溶液が芯体26の表面
に付着し乾燥することによって表層28が形成される。
【0037】また、固体粒子24を製造する他の好まし
い製法は、芯体26と同時に表層28を形成する方法で
ある。この方法は、例えば、芯体26を形成する有機高
分子化合物のモノマーを重合媒体中で乳化重合、懸濁重
合または分散重合するに際して、微粒子状としたEA無
機物27を上記モノマー中、または、重合媒体中に存在
させるというものである。重合媒体としては水が好まし
いが、水と水溶性有機溶媒との混合物を使用することも
でき、また有機系の貧溶媒を使用することもできる。こ
の方法によれば、重合媒体の中でモノマーが重合して芯
体26を形成すると同時に、微粒子状のEA無機物27
が芯体26の表面に層状に配向してこれを被覆し、表層
28を形成する。
【0038】乳化重合または懸濁重合により固体粒子2
4を製造する場合には、モノマーの疎水性の性質とEA
無機物27の親水性の性質を組み合わせることによって
EA無機物27の微粒子の大部分を芯体26の表面に付
着させることができる。 この芯体26と表層28との
同時形成方法によれば、有機高分子化合物からなる芯体
26の表面にEA無機物27の粒子が緻密かつ強固に接
着し、堅牢な無機・有機複合粒子が形成される。
【0039】本発明に使用する固体粒子24の形状は、
必ずしも球形であることを要しないが、粒子状の芯体2
6が調節された乳化・懸濁重合方法によって製造された
場合は、得られる固体粒子24の形状はほぼ球形とな
る。固体粒子24の粒径は、特に限定されるものではな
いが、0.1μm〜50μm、特に1μm〜25μmの
範囲内とすることが好ましい。この際の微粒子状のEA
無機物27の粒径は特に限定されるものではないが、好
ましくは0.005μm〜100μm、さらに好ましく
は0.01μm〜1μmの範囲内とすることが好まし
い。
【0040】固体粒子24において、表層28を形成す
るEA無機物27と芯体26を形成する有機高分子化合
物の重量比は特に限定されるものではないが、保存安定
性の高いものを得るためには、EA無機物と有機高分子
化合物の合計重量に対してEA無機物27が1重量%な
いし60重量%の範囲内、特に、4重量%ないし30重
量%の範囲内とすることが好ましい。このEA無機物2
7の割合が1重量%未満では、得られた固体粒子24の
電界配列性特性が不十分となり、60重量%を超えると
固体粒子24の比重が過大となって保存安定性を損なう
惧れがある。
【0041】上記の各種方法、特に芯体26と表層28
とを同時に形成する方法によって製造された固体粒子2
4は、その表層28の全部または一部分が有機高分子物
質や製造工程で使用された分散剤、乳化剤その他の添加
物質の薄膜で覆われていて、無機・有機複合粒子として
の電界配列性効果が充分に発揮されない場合がある。こ
の不活性物質の薄膜は粒子表面を研磨することによって
容易に除去することができる。従って芯体26と表層2
8とを同時に形成する場合には、その表面を研磨するこ
とが好ましい。
【0042】この粒子表面の研磨は、種々な方法で行う
ことができる。例えば、固体粒子24を水などの分散媒
体中に分散させて、これを攪拌する方法によって行うこ
とができる。この際、分散媒体中に砂粒やボールなどの
研磨材を混入して固体粒子24と共に攪拌する方法、あ
るいは研削砥石を用いて攪拌する方法などによって行う
こともできる。例えばまた、分散媒体を使用せず、固体
粒子24と上記のような研磨材または研削砥石とを用い
て乾式で攪拌して行うこともできる。
【0043】さらに好ましい研磨方法は、無機・有機複
合粒子をジェット気流などによって気流攪拌する方法で
ある。これは気相中で粒子自体を相互に激しく衝突させ
て研磨する方法であり、他の研磨材を必要とせず、研磨
済みの粒子を分級によって容易に分離し得る点で好まし
い方法である。上記のジェット気流攪拌においては、そ
れに用いられる装置の種類、攪拌速度、無機・有機複合
粒子の材質などにより研磨条件を選定する必要がある
が、一般的には6000rpmの攪拌速度で0.5mi
n〜15min程度ジェット気流攪拌することが好まし
い。また、上記導電性のEA無機物の存在下でEAC粒
子をジェット気流攪拌し、EAC粒子と該無機物を衝突
させ、EAC粒子表層上に更なるEA無機物を固着さ
せ、粒子の電気抵抗値を調整することもできる。
【0044】次に、図2と図3の記載を基に基板20の
接続方法について更に説明する。図1に示すように流体
23の充填が終了したならば、次に図2に示すように接
続するべき他方の基板30のリード端子31部分を上方
から逆さに被せ、接続するべき基板20のリード端子2
1と基板30のリード端子31の位置合わせを行う。次
に、前記リード端子21、31に、電源から異極電位を
印加する。この操作によりリード端子21、31間の流
体23には電界が作用するので、両電極間の固体粒子2
4…は図6に示すようにリード端子21、31の間に配
列して鎖状体32を構成する。前記流体23に印加する
電界としては、例えば0.1kV/mm以上とすること
が好ましく、0.25kV/mm〜1.5kV/mmの範
囲とすることがより好ましい。
【0045】ここで、前記固体粒子24の直径は、前述
したように数μm〜500μmの間で容易に調整可能で
あり、また、リード端子21、31の幅とピッチは、そ
れらをスパッタや真空蒸着法などの成膜法とフォトリソ
グラフィ技術を応用して形成すると5μm程度のピッチ
で容易に形成できるので、鎖状体32の径を数μm〜5
00μmの範囲に、また、鎖状体32、32の間の間隔
を5μm以上の任意の長さに容易に調整できる。
【0046】図6に示すように鎖状体32を形成したな
らば、電気絶縁性媒体25に、その種類に応じて紫外線
などの光を照射して硬化させるか、時間をかけて放置し
て硬化させるか、熱をかけて硬化させ、固化層33を得
る。なお、電気絶縁性媒体25として光硬化樹脂を用い
た場合は図2の矢印の如く透明な基板20の裏面側から
紫外線等の光線を照射すれば良い。これにより基板20
のリード端子21と基板30のリード端子31の接続を
鎖状体32により行うことができ、基板20、30間に
コネクタKが完成する。
【0047】以上の方法により接続された基板20、3
0にあっては、導電性を有する固体粒子24を鎖状体3
2として配列した構造の導電部が固化層33の厚さ方向
に沿って多数形成されているので、リード端子21、3
1を接続できたことになる。その上、この接続方法によ
れば、鎖状体32の径を数μm〜500μmの範囲の所
望の値にできるので、従来のコネクタでは対応できなか
った、100μm以下の狭ピッチ接続に対応することが
できる。
【0048】なお、固体粒子24が電界により誘電分極
を起こし、静電引力により配列する際に、固体粒子24
の個々の導電性が高すぎると、接触した固体粒子24ど
うしの誘電分極状態が打ち消され、配列性を損なうおそ
れがある。従って用いる固体粒子24の導電性が金属並
に高いものは好ましくなく、電気抵抗値で108〜10
-3Ω・cm程度のものが好ましい。更に、芯体26に導
電性有機高分子化合物を用いる場合、あるいは、更に導
電率を高める場合は、電気絶縁性媒体25がある程度硬
化した時点で半硬化状態の硬化層を加圧成型し、鎖状体
32の固体粒子24どうしを相互に密着させることで導
電率を向上させることもできる。また、芯体26を構成
する樹脂として導電性樹脂を用いた場合は更に導電率を
向上させることができる。
【0049】ところで、芯体26の外面に付着させるE
A無機物27は一層に限らない。例えば、図7に示すよ
うに複数層積層し、この積層構造の表層28’を有する
固体粒子24’としても差し支えない。また、固体粒子
24は、EA無機物27を芯体27の表面に全て露出さ
せた状態の構造に限るものではない。例えば、図8に示
すように各EA無機物27の大部分を芯体26内に埋め
込んだ構造の固体粒子24”であっても良い。このよう
な構造は、先に説明したように芯体26を形成すると同
時にEA無機物27を芯体26に付着する方法を用いた
場合などに実現可能であり、この場合に芯体26を形成
すると同時にEA無機物27を付着させると、EA無機
物27の周囲を芯体26を構成する高分子化合物層が覆
うことがあり、このようにEA無機物27が高分子化合
物で覆われた状態の固体粒子を表面研磨すると、EA無
機物27の周囲の高分子化合物層が除去されるので図8
に示す構造の固体粒子24”が得られる。
【0050】図9は図3に示す接続構造を実際に適用し
た液晶表示装置のTCPの一例を示す側面図である。図
9において、符号44は液晶用の駆動回路等が形成され
た液晶基板、45は基板44上に形成された液晶駆動用
の電気回路に接続するリード端子、46は本発明方法に
より接続されたコネクタKを示し、前記リード端子45
がコネクタKを介してポリイミド製の接続フィルム基板
47に形成されたリード端子48に接続されている。な
お、前記接続フィルム47には、液晶駆動用のLSI4
9が固定され、LSI49はバンプ50を介して前記リ
ード端子48に接続され、接続フィルム基板47の他側
のリード端子48は半田を介して他の基板52の回路端
子53に接続されている。なお、図中符号55は接続部
の保護層を示す。
【0051】前記方法により形成したコネクタKを用い
て図9に示すようにリード端子4548を接続すること
で、従来より狭ピッチで接続できるので、リード端子4
5の狭ピッチ化を従来よりも進めることができる利点が
ある。
【0052】次に図10は、本発明方法を実施する場合
に用いて好適な装置の一例を示すもので、この例の接続
装置Sは基板60を水平保持可能な基台61と、基台6
1の上方で上下に移動自在に設けられ、基板63を保持
可能な基板ホルダ64と、電源65と流体充填装置66
を主体として構成されている。前記基板ホルダ64は支
持レール67に沿って上下移動自在に保持された架台6
8に取り付けられ、架台68は移動用シリンダ69によ
り上下に移動自在に保持されている。前記基板ホルダ6
4に保持された基板63のリード端子部分と、基台61
に設置された基板60のリード端子部分には、スイッチ
65’付の電源65が接続されるとともに、前記基台6
1上の基板60のリード端子部分には収納タンク70に
接続された充填チューブ71の先端が配置されていて、
収納タンク70から基板60のリード端子部分に流体を
供給できるようになっている。
【0053】このような構成の装置を用い、基板60の
リード端子60’に先の方法で説明した場合と同様に図
11に示す隔壁部材72を装着し、この隔壁部材72内
に前述の流体を充填し、次いで基板63をその上に被せ
てから通電操作を行い、固体粒子の配列を行うことによ
って先に説明した場合と同様に基板のリード端子どうし
を接続することができる。
【0054】ところで、先の説明においては、電界の印
加によって固体粒子24が1列の鎖状体32を形成して
平行に配列する現象について説明したが、固体粒子24
の数が電気絶縁性媒体25中で数重量%を越えて多くな
ると、図12に示す如く1列の鎖状体32ではなく、固
体粒子24が複数列相互に接合してリード端子21’、
31’間でカラム32’を構成して配列するようにな
る。
【0055】このカラム32’においては左右の固体粒
子24は1つずつずれて互い違いに隣接する。これにつ
いて本発明者らは、図13に示す如く、+極部分と−極
部分に誘電分極している固体粒子24が互い違いに隣接
して+極部分と−極部分とが引き合って配列した方がエ
ネルギー的に安定なためであると推定している。従っ
て、固体粒子24の含有量が多い場合は、多数のカラム
32’が、電極21’、31’の間に形成されることに
なり、このカラム32’が導体部を構成する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明方法によれ
ば、電界配列効果と導電性を有する固体粒子を鎖状体を
構成させて配列した導体部により両基板のリード端子ど
うしを接合することができる。また、本発明方法で用い
る固体粒子の径は数μm〜数10μmに容易に調整でき
るので、この粒径に対応するピッチでリード端子の接続
が容易にでき、従来のコネクタでは実現し得なかった狭
ピッチのコネクタが得られる。従って本発明方法は、狭
ピッチ化が望まれている液晶テレビやノートパソコンの
液晶駆動装置の基板接続用、あるいは、実装密度の向上
化が望まれている映像機器関係の基板接続用などとして
特に有効である。また、用いる電気絶縁性媒体として、
常温硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂、電子線
硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、重合硬化性樹脂、反応硬化
性樹脂のいずれかまたは2種以上を用いることができ
る。
【0057】前記固体粒子として、有機高分子化合物か
らなる芯体と、電界配列効果を有する導電性の無機物を
含む表層とによって形成された無機・有機複合粒子が好
ましく、この無機・有機複合粒子を用いることで狭ピッ
チの優れた接合を確実に行うことができる。更に、本発
明方法にあっては、他の基板に接続する場合に、リード
端子の部分を他の基板のリード端子に対向配置して流体
を流し込み、通電するだけの操作で基板のリード端子ど
うしの接合を完了させることができ、従来よりも狭ピッ
チの接続を容易に接合できる効果がある。
【0058】次に、本発明装置においては、基台が支持
した基板と、基板ホルダが支持した基板を互いに接近さ
せ、両基板のリード端子どうしを接近させ、これらの間
に充填装置から電界配列効果を有する固体粒子を電気絶
縁性媒体中に分散させてなる流体を充填し、次いでリー
ド端子どうしに通電して前記流体に電界を印可すること
により固体粒子を配列させてリード端子どうしを連結す
る鎖状体を構成することができ、これにより、基板のリ
ード端子どうしの接続を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法を説明するためのもので、リード
端子を有する基板上に流体を注入した状態を示す図であ
る。
【図2】 本発明方法を説明するためのもので、基板上
に他の基板を被せた状態を示す図である。
【図3】 本発明方法を説明するためのもので、基板の
リード端子どうしを接合した状態を示す図である。
【図4】 本発明方法に用いられる固体粒子の一例を示
す図である。
【図5】 本発明方法に用いられる流体の一例を示す図
である。
【図6】 対向する基板のリード端子間に固体粒子によ
る鎖状体を形成した状態を示す図である。
【図7】 本発明に用いる固体粒子の第2の構造例を示
す断面図である。
【図8】 本発明に用いる固体粒子の第3の構造例を示
す断面図である。
【図9】 本発明方法により接続した液晶基板を示す図
である。
【図10】 本発明に係る装置の一例を示す図である。
【図11】 図10に示す装置で接続される一方の基板
のリード端子と隔壁部材を示す図である。
【図12】 本発明に用いられる固体粒子がカラムを構
成して配列した状態を示す図である。
【図13】 前記カラムを構成する固体粒子の荷電状態
を示す図である。
【図14】 従来のゴムコネクタの一例を示す図であ
る。
【図15】 従来の異方性導電フィルムの使用状態の一
例を示す図である。
【図16】 従来の異方性導電フィルムの製造方法の一
例を示す図である。
【符号の説明】
20、30…基板、21、31…リード端子、22…隔
壁部材、23…流体、K…コネクタ、24、24’、2
4”…固体粒子(無機・有機複合粒子)、32…鎖状
体、32’…カラム、33…固化層、26…芯体、27
…電界配列性無機物(EA無機物)、28…表層、4
4、47…基板、45、48…リード端子、60、63
…基板、61…基台、64…基板ホルダ、65…電源、
65’…スイッチ、66…流体充填装置、70…収納タ
ンク、71…充填チューブ、72…隔壁部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01R 11/01 H01R 11/01 H H05K 3/36 H05K 3/36 A // C09D 5/24 PQW C09D 5/24 PQW (72)発明者 斉藤 仁 埼玉県岩槻市上野6ー12ー8 藤倉ゴム工 業株式会社岩槻工場内 (72)発明者 枝村 一弥 東京都港区芝公園2丁目6番15号 藤倉化 成株式会社本社事務所内 (72)発明者 大坪 泰文 千葉県千葉市稲毛区小仲台9丁目21番1号 206 (72)発明者 後藤 守孝 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 古市 健二 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード端子を有する基板どうしを接続す
    る方法において、 接続するべきリード端子どうしを対向配置し、これらの
    間に、電界配列効果を有する固体粒子を電気絶縁性媒体
    中に分散させてなる流体を充填し、次いで両リード端子
    に異極電圧を印加して前記流体に電界を印加し、電界に
    沿って前記固体粒子を配列させてリード端子どうしを接
    続する鎖状体を形成するとともに、鎖状体の形成後に前
    記電気絶縁性媒体を固化させて前記リード端子どうしを
    電気的に接続した鎖状体を埋設した構造の固化層を形成
    することを特徴とする基板の接続方法。
  2. 【請求項2】 前記固体粒子で構成される鎖状体を固体
    粒子の1列配列構造か、固体粒子の複数列配列構造のい
    ずれかにすることを特徴とする請求項1記載の基板の接
    続方法。
  3. 【請求項3】 前記固体粒子として、有機高分子化合物
    からなる芯体と、電界配列効果を有する導電性の無機物
    を含む表層とによって形成された無機・有機複合粒子を
    用いることを特徴とする請求項1または2記載の基板の
    接続方法。
  4. 【請求項4】 前記電気絶縁性媒体として、常温硬化性
    樹脂、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂、電子線硬化性樹
    脂、熱硬化性樹脂、重合硬化性樹脂、反応硬化性樹脂の
    いずれかまたは2種以上を用いることを特徴とする請求
    項1、2または3記載の基板の接続方法。
  5. 【請求項5】 リード端子を有する基板どうしを接続す
    る装置において、接続するべき一方の基板を支持する基
    台と、接続するべき他方の基板を支持可能であってこの
    他方の基板を前記基台上の基板に対して接近離間自在に
    設けられた基板ホルダと、前記基台上の基板のリード端
    子上に、電界配列効果を有する固体粒子を電気絶縁性媒
    体中に分散させてなる流体を充填する充填装置と、前記
    両基板のリード端子に異極電位を印加する電圧印加手段
    を具備してなることを特徴とする基板の接続装置。
JP7293139A 1995-03-14 1995-11-10 基板の接続方法および接続装置 Withdrawn JPH08315946A (ja)

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