JPH08315554A - 複合機器 - Google Patents

複合機器

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JPH08315554A
JPH08315554A JP14416195A JP14416195A JPH08315554A JP H08315554 A JPH08315554 A JP H08315554A JP 14416195 A JP14416195 A JP 14416195A JP 14416195 A JP14416195 A JP 14416195A JP H08315554 A JPH08315554 A JP H08315554A
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JP14416195A
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Akashi Ito
明石 伊藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合機器において複数設けられる記録又は再
生装置部の停止操作が、ユーザーにとって良好なものと
なるようにして、機器の使い勝手を向上させる。 【構成】 停止キーの操作を検出した時(F101)に、ダ
ビングモードであればMDプレーヤ/レコーダ部の動作
のみを停止させ(F103) 、他のMD動作が行われている
モード状態の場合にはMDプレーヤ/レコーダ部の動作
を停止させ(F104)、CD再生モード時にはその再生動
作を停止させる(F105)ように処理動作を実行すること
で、1つの停止キーによってもユーザーの操作感覚に適
ったMDプレーヤ/レコーダ部とCDプレーヤ部の停止
操作を実現させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合機器に関わり、例え
ば、複数の記録装置部や再生装置部などが一体的に設け
られた複合機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコンパクトディスク(以下,C
D)用のプレーヤ部と、磁気テープカセット用のレコー
ダ部、さらにラジオチューナ部等が一体的に設けられた
装置として、一般にCDラジカセと呼ばれる複合機器が
普及しており、手軽なオーディオシステムとして用いら
れている。
【0003】ところで、近年ユーザーが音楽等を記録で
きるシステムとして、光磁気ディスク記録装置が開発さ
れ、ミニディスク(以下,MD)システムとして知られ
ている。これに応じて、いわゆるCDラジカセタイプの
複合機器として、従来のテープカセットのレコーダ部に
代えてMDレコーダ部を搭載する複合機器も知られてき
ている。なお、このような複合機器を、本明細書では説
明上CD−MDラジオと呼ぶこととする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば上記のようなC
D−MDラジオの場合、CDプレーヤ部の再生動作を停
止させるための停止キーと、MDプレーヤ/レコーダ部
の再生/記録動作を停止させるための停止キーは、それ
ぞれ異なる操作キーとして個別に設けられている。この
場合、1つの機器に対して2つの停止キーが存在するこ
とになるが、このため、ユーザーによっては直感的にど
ちらの停止キーを操作して良いのか分かりにくくいたず
らに誤操作を招いてしまうような可能性が考えられる。
一例として、CDからMDへのダビングを終了させる場
合に、ユーザーとしては、例えばMDプレーヤ/レコー
ダ部の録音動作のみを停止させ、CDの再生はそのまま
継続させて楽曲の鑑賞を続けたいのに、とっさにCDプ
レーヤ部に対応する停止キーを操作してしまって、CD
の再生を先に停止させてしまうというような不都合が起
こり得るわけである。
【0005】あるいは、ユーザーによっては、CDから
MDへのダビングを終了させる際に、例えば何れか一方
の停止キーの操作を1回行えば、CDプレーヤ部の再生
動作とMDプレーヤ/レコーダ部の記録動作が同時に停
止されることを希望することが考えられる。ところが、
このようなユーザーにとって、CDからMDへのダビン
グ終了時にCDプレーヤ部の停止キーとMDプレーヤ/
レコーダ部の停止キーをそれぞれ個別に操作するという
手順は、違和感のあるものとなる。このように、複合機
器においては例えば停止キーが複数存在することで、ユ
ーザの想定するものとは異なる操作感を強要することに
なり、かえって使い勝手が悪いという印象を与えること
になるという問題が生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、複数の記録装置と再生装置を備えたような
複合機器において、これら記録/再生装置の停止に関わ
る操作を分かり易く、また簡略なものにして、ユーザー
に良好な操作感を提供することを目的とする。記録装置
部と、この記録装置部と一体的に設けられる再生装置部
と、停止用操作部と、この停止用操作部の操作に関して
記録装置部の動作を停止させる機能と、再生装置部の動
作を停止させる機能を設定することのできる制御部を備
えて、複合機器を構成することとした。そして、記録装
置部により再生装置部の再生出力を記録する動作が行わ
れるダビングモード時において、1回目の停止用操作部
の操作により記録装置部の動作を停止させ、2回目の上
記停止用操作部の操作により再生装置部の動作を停止さ
せる、あるいは、停止用操作部の操作により記録装置部
と再生装置部の動作を共に停止させるように制御部を構
成することとした。
【0007】
【作用】上記のように構成することで、複合機器におい
て停止キーは1つのみとすることが出来、ダビング時に
おいてはこの1つの停止キーのみの操作によって、ユー
ザーの操作感に適うとされる停止操作を行うようにする
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図11を用いて本発明の複合機
器の一実施例について説明する。この複合機器はCD−
MDラジオとして構成したものである。図1は本実施例
のCD−MDラジオの内部ブロックを概略的に示したも
のである。システムコントローラ30はマイクロコンピ
ュータによって形成され、操作部31からの操作情報や
内部のプログラムに基づいて、制御信号CNTにより各部
の動作制御を行ない、また表示部3に所要の表示動作を
実行させる。
【0009】AM/FMチューナ33によって受信/復
調された音声信号は選択/混合回路34に供給される。
またライン入力端子27からの入力音声信号は抵抗部R
を介して選択/混合回路34に供給される。さらにマイ
ク入力端子26からの入力音声信号は、マイクアンプ/
AGC回路35を介して選択/混合回路34に供給され
る。選択/混合回路34は、AM/FMチューナ33、
ライン入力端子27、マイク入力端子26からの音声信
号を選択又は混合して出力する。例えばチューナモード
ではAM/FMチューナ32からの音声信号を選択して
出力する。またライン入力端子27、マイク入力端子2
6の両方から音声信号が供給されているような場合は、
一方を選択して出力したり、或はそれらをミキシングし
て出力できる。
【0010】選択/混合回路34の出力はAGC/レベ
ル調整回路36を介して出力スイッチ37のTTU端子に
供給される。そして、例えばチューナモードの場合は出
力スイッチ37はTTU端子が選択されるため、AM/F
Mチューナ32による受信/復調音声信号は増幅回路3
8を介してスピーカ2又はヘッドホン出力端子28に供
給され、音声出力されることになる。
【0011】CD90はCDプレーヤ部に装填され、ス
ピンドルモータ41によりCD90を一定線速度(CL
V)で回転駆動する。光学ヘッド42は、CD90から
ピットで記録されているデータを読み出してRFアンプ
43に供給する。サーボシグナルプロセッサ44はRF
アンプ43の出力からフォーカス、トラッキング、スレ
ッド、スピンドルの各種サーボ信号を生成しサーボ動作
を実行させる。デコーダ45ではEFM復調,CIRC
デコードを行なってCD90から読み取られた情報を1
6ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデジタル音声
データ形態にデコードする。デコーダ45から出力され
るデジタル音声データはD/A変換器46でアナログ音
声信号とされ、出力スイッチ37のTCD端子に供給され
る。CDモードの場合は出力スイッチ37はTCD端子が
選択されるため、CD90からの再生音声信号は増幅回
路38を介してスピーカ2又はヘッドホン出力端子28
に供給され、音声出力されることになる。
【0012】MD91はMDプレーヤ/レコーダ部に装
填され、スピンドルモータ47により一定線速度(CL
V)で回転駆動される。光学ヘッド48は、MD91か
らピット又は磁界情報として記録されているデータを読
み出してRFアンプ50に供給する。サーボシグナルプ
ロセッサ51は、RFアンプ50の出力からフォーカ
ス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サーボ
信号を生成しサーボ動作を実行させる。エンコーダ/デ
コーダ52は、MD再生時にはEFM復調,ACIRC
デコードを行なう。エンコーダ/デコーダ52でデコー
ドされたデータはメモリコントローラ53を介して一旦
バッファメモリ54に蓄えられる。そして所定タイミン
グで読み出され、音声圧縮エンコーダ/デコーダ55で
音声圧縮処理(変形DCT処理)に対するデコードが行
なわれて16ビット量子化、44.1KHz サンプリングのデ
ジタル音声データとされる。
【0013】音声圧縮エンコーダ/デコーダ55から出
力されるデジタル音声データはD/A変換器56でアナ
ログ音声信号とされ、出力スイッチ37のTMD端子に供
給される。MDモードの場合は出力スイッチ37はTMD
端子が選択されるため、MD91からの再生音声信号は
音量調節回路38、増幅回路39を介してスピーカ2又
はヘッドホン出力端子28に供給され、音声出力される
ことになる。
【0014】またMD91に対してはAM/FMチュー
ナ33、ライン入力端子27、マイク入力端子26、及
びCD90を信号ソースとして録音を行なうことができ
る。AM/FMチューナ33又はライン入力端子27又
はマイク入力端子26からの音声信号は混合/選択回路
34、AGC/レベル調整回路36を経て、A/D変換
器40に供給され、16ビット量子化、44.1KHz サンプ
リングのデジタル音声データとされる。そしてこのデジ
タル音声データは音声圧縮エンコーダ/デコーダ55に
供給されるように構成されている。またCD90から再
生されたデジタル音声データも音声圧縮エンコーダ/デ
コーダ55に供給できるように構成されている。
【0015】音声圧縮エンコーダ/デコーダ55では供
給されたデジタル音声データに対して変形DCT処理を
行ない、データ量を約1/5に圧縮する。そしてその圧
縮データはメモリコントローラ53によって一旦バッフ
ァメモリ54に書き込まれ、所定タイミングで読み出さ
れてエンコーダ/デコーダ52に供給される。エンコー
ダ/デコーダ52では、供給されたデータについてAC
IRCエンコード及びEFM変調を行なって記録データ
を生成し、磁気ヘッド部49に供給する。記録時には光
学ヘッド48はMD91のディスク盤面に対して連続的
にハイパワーでレーザ光の照射を行ない照射部位をキュ
リー温度まで高める。このときに対向する位置に配され
ている磁気ヘッド部49がN又はSの磁界を印加する
と、そのN/S情報がディスクに記録されることにな
る。従って磁気ヘッド部49は記録データに応じてN又
はSの磁界を印加することで、音声データがMD91に
記録されることになる。
【0016】このように構成されている本実施例のCD
−MDラジオでは、CD再生、ラジオ受信、MD再生、
ライン/マイク入力のMD録音、CDからMDへのダビ
ング録音、チューナ音声のMDへのエアチェック録音な
どの動作を行なうことができることが理解される。
【0017】本実施例のMD−CDラジオでは、操作部
31からの操作情報に基づいて、システムコントローラ
30は各部の動作状態を制御することになるが、各種キ
ー操作に基づいてシステムコントローラ30によって実
行される本実施例での状態遷移を、以下図2〜図10に
より説明する。
【0018】図2〜図10の左側に示す図2(a)〜図
10(a)には、それぞれ本実施例の機器筐体に表出し
て設けられている表示部3と、操作部31を形成する複
数の操作キー群が示されている。そして、図2(a)〜
図10(a)に示す表示部3において、停止キー対応表
示4は、左隣に位置する停止キー12の操作対象が表示
され、MDプレーヤ/レコーダ部が操作対象であれば図
の枠内に例えば[MD]の文字が表示され、CDプレー
ヤ部であれば[CD]の表示がなされる。なお、既にM
Dプレーヤ/レコーダ部あるいはCDプレーヤ部が停止
状態にあり、停止キー12の操作が無効となるような場
合には、特に表示は行わないようにされる。また、バリ
アブルキー対応表示5は、その下に位置するバリアブル
キー16、17の操作対象を示す。操作内容表示6、7
はそれぞれその下に位置するバリアブルキー16、17
の操作内容を示す操作シンボルデザインが表示され、こ
のシンボルデザイン表示は機器のモード状態に応じて変
化するようにされている。なお、実際には表示部3内に
おいては、上記表示のほか、動作モードや動作状態等に
応じて各種内容の表示が行われるものであるが、ここで
は便宜上その図示および説明は省略する。
【0019】また、図2(a)〜図12(a)に示す操
作キー群としては、表示部3の左側において上からMD
再生/一時停止キー10、MD録音キー11、停止キー
12、CD再生/一時停止キー13が設けられている。
本実施例の場合、停止キー12は上述したように停止キ
ー対応表示4に応じてMDプレーヤ/レコーダ部とCD
プレーヤ部の何れかの停止キーとして機能することか
ら、停止キー12は1つのみとされてよいこととなる。
また、表示部3の下側において、バンドキー6はAM/
FMチューナ33のバンドセレクトを行い、ライン入力
キー15はライン入力端子27からのライン入力音声を
選択する際に用いられる。
【0020】バリアブルキー16、17は機器の動作モ
ードなどの状態に応じて異なる機能が与えられ、上述の
ように表示部3内のバリアブルキー対応表示5を操作対
象として、それぞれ操作内容表示6、7に示された内容
の操作を行うことができる。例えば図2(a)の場合で
あれば、バリアブルキー16の操作によってMDの戻し
方向への楽曲の頭出しを行い、バリアブルキー17の操
作によってMDの送り方向への楽曲の頭出しを行うこと
が可能とされる。このようにバリアブルキー16、17
を設けることで、各種機能ごとに専用キーを設ける必要
がなくなって操作キーの配置もすっきりし、操作も行い
易くなる。なお、図6(a)及び図10(a)に示すよ
うに、モード状態によっては(この場合にはライン入力
モードとなっている)操作内容表示6、7が表示されな
い場合があるが、このような状態ではバリアブルキー1
6、17を操作しても無効となる。
【0021】また、本実施例では、例えばMD再生/一
時停止キー10、MD録音キー11、CD再生/一時停
止キー13、バンドキー14、ライン入力キー15など
に対して、ダイレクトファンクション機能が与えられて
いるものとされる。つまり、特にファンクションキーな
どの操作をしなくとも、例えばMD再生モードとされて
いる状態からCD再生/一時停止キー13を操作すれ
ば、CD再生モードに切り換って、MDの再生動作が停
止されると共にCDの再生動作が開始されるようになっ
ている。これにより、本実施例ではモード切換専用のフ
ァンクションキーなどを省略することも可能である。ま
た、操作部31として設けられる操作キーは、図2
(a)〜図10(a)に示したキー群だけに限られるも
のでなく、例えばイジェクトキーやイコライザなどのサ
ウンドプロセッサを扱うためのキーなどが図示しない部
位などに設けられて構わない。
【0022】これにより、先ず、図2(a)〜図10
(a)の表示部3の表示状態とこれに対応する機器のモ
ード状態や動作状態について説明することとし、この
後、図2(b)〜図10(b)に示す操作部31の操作
に応じた機器の状態遷移について説明することとする。
【0023】図2(a)の表示部3の表示状態は、例え
ば、MDプレーヤ/レコーダ部およびCDプレーヤ部の
動作が停止している状態を示している。この停止状態に
おいては、バリアブルキー対応表示5には[MD]、あ
るいは( )内に示すように[CD]の何れかが表示さ
れ、例えば、MDプレーヤ/レコーダ部が再生モードも
しくは記録モードとされていた状態から停止キー12が
操作された場合には、バリアブルキー対応表示5に[M
D]を表示し、CDプレーヤ部が再生モードとされてい
た状態から停止キー12が操作されたのであれば、バリ
アブルキー対応表示5に[CD]を表示するようにされ
ている。また、操作内容表示6、7には前述のように、
それぞれ戻し方向、送り方向の頭だしのシンボルデザイ
ンが表示されており、バリアブルキー対応表示5が[M
D]表示となっていればMDプレーヤ/レコーダ部の再
生/記録動作が停止した状態において、楽曲の頭出し
(トラック指定)を行うことが可能とされ、[CD]表
示であればCDプレーヤ部の再生停止の状態で、バリア
ブルキー16、17の操作によってトラック指定を行う
ことができる。また、このときには停止キー対応表示4
は表示がなされておらず、例えばこれによって現在MD
プレーヤ/レコーダ部及びCDプレーヤ部が停止状態で
あり、停止キー12を操作しても無効であることが示さ
れる。
【0024】図3(a)はMD再生モード時に対応し、
実際にMDプレーヤ/レコーダ部に装填されているMD
91に対する再生動作が実行される。なお、本実施例の
場合には、再生時の一時停止状態も再生モードの一形態
として含まれるものとして説明する。この場合、表示部
3においては、バリアブルキー対応表示5が[MD]と
表示されてMD再生モードであることを示すと共に、操
作内容表示6、7には、それぞれ戻し方向、送り方向の
頭だしのシンボルデザインが表示されて、例えばMD9
1の再生動作を行いながらの頭出し選曲をおこなうこと
ができる。また、停止キー対応表示4には[MD]が表
示されて、停止キー12を操作すればMDプレーヤ/レ
コーダ部の再生動作を停止させることができることを示
す。
【0025】図4(a)は、CDの再生動作が行われる
CD再生モードに対応しており、CDプレーヤ部にて装
填されたCD90の再生が行われることになる。この場
合の表示部3においては、バリアブルキー対応表示5が
[CD]とされてCD再生モードであることが示され、
停止キー対応表示4にも[CD]が表示されて、停止キ
ー12の操作によってCDプレーヤ部の再生動作を停止
させることができることを示す。また、操作内容表示
6、7は戻し方向、送り方向の頭だしのシンボルデザイ
ン表示とされて、CDを再生しながらの選曲操作を行う
ことができることを示す。
【0026】図5(a)は、AM/FMチューナの音声
が選択されて出力されるチューナモードの状態に対応す
る。この場合、表示部3のバリアブルキー対応表示5は
例えば[PRESET]と表示がなされ、操作内容表示
6、7には戻し方向、送り方向の頭だしのシンボルデザ
インが表示されているが、このような表示となった場
合、操作内容表示6、7のシンボルデザインはAM/F
Mチューナ33にプリセットされた放送周波数のプリセ
ットナンバーの順送り/戻しを意味することになって、
バリアブルキー16、17を操作して、プリセットナン
バーを選択することができるようにされる。また、この
場合には停止キー12の操作は無効であり、停止キー対
応表示4は無表示となる。
【0027】図6(a)は、ライン入力端子27から入
力された音声信号を選択して出力するような場合の、ラ
イン入力モードに対応した表示状態が示されており、バ
リアブルキー対応表示5には[LINE]と表示されて
ライン入力モードであることを示す。また、このライン
入力モードでは、操作内容表示6、7としては無表示と
なり、したがってバリアブルキー16、17の操作は無
効となると共に、上記図5(a)の場合と同様に停止キ
ー対応表示4は無表示となって停止キー12の操作は無
効となる。なお、ここではマイク入力端子より供給され
るマイク入力音声を選択して入力するモードは示されて
いないが、例えばこのライン入力モードにおいて、図示
しないマイク入力用のキーの操作によってライン入力音
声からマイク入力音声に切換えたり、両者の音声を混合
したりすることが可能なようにされてもよい。
【0028】図7(a)は、MD録音/スタンバイモー
ド時の状態が示されており、例えば後述のように、図2
(a)のバリアブルキー対応表示が[MD]とされての
停止状態、又はMD再生モード時などにMD録音キー1
1を操作すると、このMD録音スタンバイモードに移行
する。この状態の表示部3では、バリアブルキー対応表
示5は[MD]が表示されると共に、操作内容表示6、
7にはそれぞれ戻し方向、送り方向の頭だしのシンボル
デザインが表示されている。これにより、バリアブルキ
ー16、17の操作を行った場合には、上書き録音時な
どにおける、記録開始トラックの指定を行うことができ
る。そしてこの後、例えば、後述するようにして録音対
象となるソースの選択操作を行ってMD録音キー11を
操作すればMDへの録音を行うことができる。
【0029】図8(a)は、CDをMDにダビング録音
するためのダビングモード時に対応している。この場
合、表示部3のバリアブルキー対応表示5には[CD]
表示がなされて、操作内容表示6、7にはそれぞれ戻し
方向、送り方向の頭だしのシンボルデザインが表示され
ている。従って、バリアブルキー16、17の操作によ
ってCDの頭出し選曲が可能とされる。また、停止キー
対応表示4には[MD]が表示されており、従ってダビ
ングモード時においては、停止キー12を操作するとM
Dプレーヤ/レコーダ部側の録音動作のみが停止される
が、CDプレーヤ部の再生動作は停止せずに継続される
ことになる。
【0030】図9(a)はチューナ音声をMDにエアチ
ェック録音するチューナ→MD録音モード時を示す。こ
のモード時の表示部3においては、停止キー対応表示4
には[MD]が表示されて、停止キー12を操作するこ
とによりMDプレーヤ/レコーダ部の録音動作を停止さ
せることができるようにされる。また、バリアブルキー
対応表示5と操作内容表示6、7は、先に説明した図6
(a)のライン入力モード時と同様とされ、放送周波数
のプリセットナンバーの選択を行うことができるように
されている。
【0031】図10(a)は、ライン入力をMDに録音
するライン入力→MD録音モードとされ、表示部3の表
示としては、停止キー対応表示4に[MD]が表示され
て操作キー12の操作でMD録音動作が停止される。ま
た、バリアブルキー対応表示5は図6(a)のライン入
力モードと同様に[LINE]と表示され、操作内容表
示6、7は無表示となる。
【0032】そして、本実施例のCD−MDラジオにお
ける各種キー操作による状態遷移の一例としては、次の
ようになる。なお、以降の説明は、図2〜図10におい
て図2(b)〜図10(b)に示された内容に基づいて
行うものとする。これら、図2(b)〜図10(b)に
はそれぞれ上から順に、MD再生/一時停止キー10、
MD録音キー11、停止キー12、CD再生/一時停止
キー13、バンドキー14、ライン入力キー15を表す
シンボルデザイン(あるいは文字)が示されており、こ
れら各キーのシンボルデザインの項ごとに矢印により
「f〜」で示される数字は、当該キー操作が行われた場
合に移行するモードあるいは動作状態に該当する図の番
号(図2〜図10のうち何れか)を表している。
【0033】図2(a)の停止状態からの各キーの操作
による状態遷移は、図2(b)に示すようになる。例え
ばMD再生/一時停止キー10が操作された場合には、
前述のダイレクトファンクション機能により、図3のM
D再生モードに移行してMDの再生動作が開始される。
また、MD録音キー11が操作されると、バリアブルキ
ー対応表示5が[MD]とされている場合には、図7の
録音/スタンバイモードの状態に移行して録音待機状態
となる。また、バリアブルキー対応表示5が[CD]と
されていれば、図8のダビングモードに移行してダビン
グ動作を実行する。この場合には、例えば、実際に装填
されているCD91の再生動作とMDプレーヤ/レコー
ダ部の録音動作が行われる自動ダビング動作が開始され
る。この場合、停止キー12が操作された場合には、既
にMDプレーヤ/レコーダ部およびCDプレーヤ部は停
止状態であるからその操作は無効となる。図2(b)に
は「−」として示している。また、CD再生/一時停止
キー13が操作された場合には、ダイレクトファンクシ
ョン機能により、図4のCD再生モードにファンクショ
ンが切換わってCDの再生が開始され、バンドキー14
の操作があれば図5のチューナモードとなってチューナ
音声が選択して出力される。ラインキー15が操作され
れば、図6のライン入力音声が選択されるライン入力モ
ードとなる。
【0034】図3(a)のMD再生モード時からの各キ
ーの操作による状態変化は図3(b)に示されている。
先ず、MD再生/一時停止キー10の操作がなされた場
合であるが、図3(b)のMD再生/一時停止キー10
の項に、「f3(PAUSE/PLAY)」として記し
ているように、当該MD再生モードにおいて、MD再生
/一時停止キー10を操作した時にMDが再生実行中で
ある場合には一時停止(PAUSE)状態となり、一
方、一時停止状態であった場合にはこれを解除して再生
動作が再開される(PLAY)ことになる。即ち、MD
再生モードとされれば、MD再生/一時停止キー10は
一時停止キーとして機能するようにされる。また、MD
録音キー11が操作されれば、図3(b)の当該キーの
項に「f7(REC STANBY)」と示すように、
図7のMD録音/スタンバイモードにおいて、先ず録音
スタンバイの状態に移行することになる。停止キー12
の操作があった場合は、MDの再生動作が停止されて図
2の停止状態に戻る。なお、このようにMD再生モード
から停止状態とされた場合には、図2(a)の状態での
バリアブルキー対応表示5は[MD]と表示される。C
D再生/一時停止キー13、バンドキー14およびライ
ンキー15が操作された場合には、それぞれ図2(b)
で説明したと同様のモード状態に移行するため説明を省
略する。
【0035】図4(a)のCD再生モード時において
は、図4(b)に示すように動作状態が遷移し、先ず、
MD再生/一時停止キー10が操作されれば、図3のM
D再生モードにファンクションが代わってMD91の再
生が開始される。また、MD録音キー11の操作がなさ
れると、この場合には図8のダビングモードにおいて録
音スタンバイ状態となるようにされる。そして、停止キ
ー12の操作がなされれば図2の停止状態となり、この
場合には、バリアブルキー対応表示5は[CD]と表示
される。CD再生/一時停止キー13は、このモードで
はCD再生時の一時停止キーとして機能して、このキー
の操作を行うごとに一時停止状態(PAUSE)と、一
時停止が解除された再生状態(PLAY)とすることが
できる。なお、バンドキー14およびラインキー15が
操作された場合には、それぞれ図2(b)で説明したと
同様、チューナモードあるいはライン入力モードに移行
する。
【0036】図5(a)のチューナモード時における各
キー操作による状態遷移は、図5(b)に示され、先
ず、MD再生/一時停止キー10が操作されれば、ダイ
レクトファンクション機能により図3のMD再生モード
となる。また、CD再生/一時停止キー13およびライ
ン入力キー15の操作がなされた場合も、同様にして、
CD再生モードあるいはライン入力モードにファンクシ
ョンが切換わる。また、このチューナモード時にMD録
音キー11が操作された場合には、図5(b)の当該キ
ーの項に「f9(REC STANBY)」と記すよう
に、図9のチューナ→MD録音モードにおいて、チュー
ナ音声を録音準備する録音スタンバイ(一時停止)状態
に移行する。また、チューナモードの場合には、MDプ
レーヤ/レコーダ部あるいはCDプレーヤ部の動作は伴
わない。したがって、停止キー12の操作は無効とな
る。また、このモードでは、バンドキー14は図5
(b)のバンドキーの項に「f5(AM/FM)」とし
て示すことからも分かるように、当該モードにおいてバ
ンド切換えキーとして機能し、AM/FMチューナ33
においてAM/FMのバンド切換えの操作を行うことが
できる。
【0037】図6(a)のライン入力モード時における
各キー操作による状態遷移は、図6(b)に示されてい
る。そして、MD再生/一時停止キー10、CD再生/
一時停止キー13及びバンドキー14が操作された場合
には、ダイレクトファンクション機能により、それぞれ
図3のMD再生モード、図4のCD再生モード、図5の
チューナモードに移行する。また、このライン入力モー
ドからMD録音キーが操作された場合には、図10のラ
イン入力→MD録音モードにおいて録音スタンバイの状
態に移行するようにされている。そして、この場合も停
止キー12の操作は図5(a)の場合と同様に無効とさ
れ、また、ラインキー15の操作も無効とされて当該モ
ードのままとされる。なお、ここでは図示しないが、ラ
インキー15の操作により、ライン入力音声とマイク入
力音声の切換え及び混合などのモード選択が可能なよう
にすることも考えられる。
【0038】図7(a)のMD録音/スタンバイモード
時における各キー操作による状態遷移は図7(b)に示
すものとなる。この場合、MD再生/一時停止キー10
は、図7(b)の当該キーの項に「f7(PAUSE/
REC)」と記されるように、当該モードにおいてMD
録音時の一時停止キーとして機能する。したがって、例
えば前述のように、図2の停止状態及び図3のMD再生
モード時にMD録音キー11を操作すると、この図7の
MD録音/スタンバイモードでのスタンバイ(一時停
止)状態とされるが、この状態から、MD再生/一時停
止キー10を操作するとスタンバイ状態が解除されて録
音動作が開始される。そして、例えば、この後再びMD
再生/一時停止キー10を操作すれば、録音動作を一時
停止させることになる。なお、この場合にはMD録音キ
ー11の操作は無効となる。また、このMD録音/スタ
ンバイモード時においては、CD再生/一時停止キー1
3、バンドキー14、ライン入力キー15の操作によ
り、MDへ録音するソースの選択を行うようにされる。
つまり、CD再生/一時停止キー13を操作すれば、図
8のダビングモードとなりMDの録音ソースとしてCD
が選択されたことになる。同様に、バンドキー14を操
作すれば図9のチューナ→MD録音モードとなってチュ
ーナ音声が録音ソースとされ、ライン入力キー15を操
作すれば図10のライン入力→MD録音モードとなって
ライン入力音声が録音ソースとして選択されたことにな
る。
【0039】図8(a)に示すダビングモード時におけ
る、各キー操作による状態遷移は図8(b)に示すもの
とされ、先ず、このようにMDプレーヤ/レコーダ部の
録音動作を伴うモードでは、MD録音キー11の操作は
無効となる。また、このモードではMDプレーヤ/レコ
ーダ部は録音動作が行われると共に、CDプレーヤ部で
は再生動作が行われるが、MD再生/一時停止キー10
はMD録音動作の一時停止キーとして、CD再生/一時
停止キー13はCDの再生動作の一時停止キーとして、
それぞれ機能するようにされる。そして、このダビング
モードにおいて停止キー12が操作された場合、本実施
例では、MDプレーヤ/レコーダ部の録音動作のみを停
止させて、CDプレーヤ部側の再生動作は停止させな
い。即ち、図4のCD再生モードに移行することとな
る。これにより、例えばCDからMDへのダビング中に
停止キー12を操作すれば、MDへの録音は停止される
がCDの再生は継続されて、例えば、ユーザーはCDの
再生音声を続けて鑑賞することができる。なお、上記の
状態からさらにCD再生も終了させたければ、前述のよ
うに再び停止キー12を操作して図2(a)の停止状態
とすればよい。また、このモードにおいてバンドキー1
4及びライン入力キー15の操作がなされた場合には、
MDへの録音ソースの変更を行うようにされる、つま
り、バンドキー14の操作により、チューナ音声が録音
ソースとされる図9のチューナ→MD録音モードに移行
し、ライン入力キー15の操作によりライン入力音声を
録音ソースとする図10のライン入力→MD録音モード
となる。
【0040】図9(a)に示すチューナ→MD録音モー
ド時における各キー操作による状態遷移は図9(b)に
示すものとされ、この場合のMD再生/一時停止キー1
0も、上記図7及び図8の場合と同様に、当該モードに
おいてMDへの録音動作の一時停止キーとして機能し、
また、MD録音キー11の操作も無効とされる。そし
て、このモード時においては、バンドキー14の操作に
よってチューナのAM/FMのバンド切換えを行うこと
が可能とされる。また、停止キー12の操作があった場
合には、図5のチューナモードに移行する。つまりMD
プレーヤ/レコーダ部の録音動作は停止されるがチュー
ナ音声の出力は継続するようにされる。そして、この場
合CD再生/一時停止キー13及びラインキー15は、
MDへの録音ソースの変更のための操作キーとなって、
CD再生/一時停止キー13の操作によって図8のダビ
ングモードに移行してCD録音ソースとし、ラインキー
15の操作により、ライン入力音声を録音ソースとする
図10のライン入力→MD録音モードに移行することと
なる。
【0041】図10(a)に示すライン入力→MD録音
モード時における各キー操作による状態遷移は図10
(b)に示され、この場合も上記図9と同様にして、M
D再生/一時停止キー10は当該モードにおいてMDへ
の録音動作の一時停止キーとされ、また、MD録音キー
11の操作は無効とされる。そして、停止キー12の操
作により、MDプレーヤ/レコーダ部の動作が停止され
ることで図6のライン入力モードに移行するようにされ
る。また、CD再生/一時停止キー13、バンドキー1
4及びラインキー15は、それぞれ録音ソースの選択の
ための操作キーとなり、この場合には図7(b)にて説
明したと同様のモードにそれぞれ移行する。
【0042】このように、本実施例では上述してきた各
キーの操作により、モード状態を変更したり各モードご
とに応じて必要とされる各種機能に関する操作を行うこ
とができるようにされている。そして、特に本実施例で
は、上述したような停止キー12による操作が可能とさ
れることにより、停止キー12はそのときのモード状態
に適合するようにして、MDプレーヤ/レコーダ部とC
Dプレーヤ部の何れかのための停止キーとして機能する
ようにされていることが理解される。これによって、ユ
ーザとしては、1つの停止キーによって、各種モード状
態においても戸惑うことなくMDプレーヤ/レコーダ部
やCDプレーヤ部の停止操作を行うことができる。ま
た、停止キーが1つとされることは操作キー数の削減に
もなり、それだけ操作パネル面のキー配置の自由度が得
られ、外観も向上させることができる。
【0043】また、本実施例のような停止キー12の操
作方法によれば、ユーザーがCDからMDへのダビング
動作を終了させる場合には、先ず停止キー12を操作す
るようにされる。これにより、本実施例のCD−MDラ
ジカセは、図8のダビングモードから図4のCD再生モ
ードに移行して、MDプレーヤ/レコーダ部の録音動作
を停止させるようにされる。そして、このCD再生モー
ドとなった状態で継続して再生されているCDの音声を
鑑賞したければ、ユーザーはこのままの状態としておけ
ばよい。そして、このCD再生モードとされた状態から
CD再生動作も停止させたい場合には、ユーザは再び停
止キー12を操作すればよい。これにより図4のCD再
生モードから図2の停止状態に移行する(この場合バリ
アブルキー対応表示5は[CD]表示となる)ことにな
る。したがって、本実施例では特に違和感のある操作感
をユーザーに与えずに、ダビングモードの状態からMD
プレーヤ/レコーダ部及びCDプレーヤ部の動作を停止
させることができる。
【0044】図11は、上述してきた本実施例の停止キ
ー12の操作による状態遷移を実現するための、システ
ムコントローラ30の処理動作を示すフローチャートを
示している。このルーチンにおいては、ステップF101で
停止キー12の操作があったことが検出されると、ステ
ップF102に進んで現在の動作状態について判別を行う。
そして、例えばCDからMDへ録音するダビングモード
であると判別されれば、ステップF103に進んで、MDプ
レーヤ/レコーダ部の録録動作のみを停止させる。即
ち、CD再生モードに移行させて、もとのルーチンに戻
るようにされる。この際、システムコントローラ30
は、図4に示したようなCD再生モード時の表示が表示
部3にて行われるための制御も実行することになる。ま
た、ステップF102において、図3のMD再生モード、図
7のMD/録音スタンバイモード、図9のチューナ→M
D録音モード、図10のライン入力→MD録音モードな
どのように、ダビングモード以外でMDプレーヤ/レコ
ーダ部の録音動作あるいは再生動作を伴うモード状態で
あると判別された場合には、ステップF104に進んで、現
在のMDプレーヤ/レコーダ部の再生動作あるいは録音
動作を停止させる処理を実行して元のルーチンに戻るよ
うにされる。また、このときにはMDプレーヤ/レコー
ダ部の動作停止に伴うモード状態の遷移に応じた表示が
表示部3にてなされるように処理が実行される。また、
ステップF102においてCD再生モード時であると判別さ
れた場合には、そのCD再生動作を停止させる、つま
り、図2の停止状態とする処理が実行されて、その表示
部3も図2(a)に示す状態に変化するようにされる。
そして、図2の停止状態や、図5のチューナモード、図
6のライン入力モードなどのように、上記以外の動作状
態の場合には停止キー12が操作されても特に処理を実
行せずに、元のルーチンに戻る。
【0045】以上のような処理動作によって、本実施例
では停止キーの兼用化が実現されると共に、特にダビン
グ時には1回目の停止キー12の操作でMDへの録音動
作を停止させ、2回目の停止キーの操作でCDの再生動
作を停止させるという、ユーザーにとって分かり易い操
作手順を提供することが可能となる。
【0046】ところで、ユーザーによっては、CDから
MDへ録音を行うダビング動作を終了させる際に、1回
の停止キー操作により、MDプレーヤ/レコーダ部の録
音動作とCDプレーヤ部の再生動作を同時に停止させた
ほうが、ダビング終了時の操作として適合するものであ
ると考えることも当然あり得る。そこで、本発明による
複合機器の他の実施例として、例えば、図8に示すダビ
ングモード時において停止キー12を操作した場合に
は、図2の停止状態に移行して、MDプレーヤ/レコー
ダ部およびCDプレーヤ部の両者の動作が同時に停止す
るようにされる。なお、この実施例においてダビングモ
ードから図2の停止状態に移行した場合のバリアブルキ
ー対応表示5は、実際の使用条件等を考慮して[MD]
あるいは[CD]のいずれかが表示されればよい。
【0047】図12のフローチャートは、他の実施例に
おいて停止キー12の操作による状態遷移を実現するた
めの、システムコントローラ30の処理動作を示してお
り、この図においてステップF201〜F205までに示される
処理は、先の実施例の処理動作を示す図11のフローチ
ャートにおけるステップF101〜F105までの処理と同様で
あることから説明を省略する。この実施例の場合、ダビ
ングモード時に停止キー12が操作されると、先ず、ス
テップF205でMDプレーヤ/レコーダ部の録音動作を停
止させて、次にステップF206でCDプレーヤ部の再生動
作を停止させて元のルーチンに戻るようにされる。この
際、表示部3は、図8(a)から図2(a)に示す状態
となるように表示制御が実行される。
【0048】なお、本発明は上記各実施例に示した構成
に限定されるものではなく、各種変更が可能とされ、例
えば、上記各実施例に示したダビング終了時の停止キー
12の操作による状態遷移の形態のいずれか一方を、ユ
ーザー自身により任意に選択できるように構成すること
も可能である。また、表示部3における表示パターン
や、操作部31を形成する各キー群のレイアウトなども
図2(a)〜図10(a)に示したものに限定されるも
のではなく、実際の使用条件等に応じて変更可能であ
る。また、実施例において説明した、ダビング終了時の
停止キー12の操作時以外の各種キー操作による状態遷
移も、実際の使い勝手に応じて本実施例の説明とは異な
る他のモード状態などに移行するようにされて構わな
い。更に、本発明によるの複合機器としては、上記各実
施例として示したCD−MDラジオに限定されるもので
はなく、例えばカセットプレーヤ部やDATプレーヤ部
などの他の記録/再生装置部などを備えた複合機器に対
して適用することも可能とされる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、CDプレ
ーヤ部とMDプレーヤ/レコーダ部などのように複数の
記録装置部や再生装置部を備えた複合機器において、停
止キーを共用して1つとし、機器の各種モードや動作状
態に適合して所要の記録装置部や再生装置部のための停
止キーとして機能するように構成することで、例えば、
従来において複数の記録装置部又は再生装置部ごとに個
々に停止キーが設けられていた場合のように、ユーザー
がどの停止キーを操作すればよいのか即座に判断できず
に戸惑うような使い勝手の悪さが解消される。特に、ダ
ビングを終了させる際には、1回目の停止キー操作で記
録装置部側の動作を停止させ、2回目の停止キー操作で
再生装置部側の動作を停止させる、あるいは1回の停止
キー操作で記録装置部と再生装置部の動作を同時に停止
させようにすることで、1つの停止キーによってもユー
ザーに違和感の無い操作感でダビング動作を終了させる
ことができる。このように、本発明は複合機器における
複数の記録又は再生装置のための停止操作に関して、よ
り簡略でユーザーの操作感に適うものが得られることに
なって、良好な操作環境を得ることができるという効果
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての複合機器の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例の停止状態時における表示部の表示状
態及び操作部を示す図である。
【図3】本実施例のMD再生モード時における表示部の
表示状態及び操作部を示す図である。
【図4】本実施例のCD再生モード時における表示部の
表示状態及び操作部を示す図である。
【図5】本実施例のチューナモード時における表示部の
表示状態及び操作部を示す図である。
【図6】本実施例のライン入力モード時における表示部
の表示状態及び操作部を示す図である。
【図7】本実施例のMD録音/スタンバイモード時にお
ける表示部の表示状態及び操作部を示す図である。
【図8】本実施例のダビングモード時における表示部の
表示状態及び操作部を示す図である。
【図9】本実施例のチューナ→MD録音モード時におけ
る表示部の表示状態及び操作部を示す図である。
【図10】本実施例のライン入力→MD録音モード時に
おける表示部の表示状態及び操作部を示す図である。
【図11】本実施例において停止キー操作時の処理動作
を示すフローチャートである。
【図12】他の実施例において停止キー操作時の処理動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 表示部 4 停止キー対応表示 5 バリアブルキー対応表示 6、7 操作内容表示 10 MD再生/一時停止キー 11 MD録音キー 12 停止キー 13 CD再生/一時停止キー 14 バンドキー 15 ラインキー 16、17 バリアブルキー 30 システムコントローラ 31 操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置部と、 上記記録装置部と一体的に設けられる再生装置部と、 停止用操作手段と、 上記停止用操作手段の操作に関して、上記記録装置部の
    動作を停止させる機能と、上記再生装置部の動作を停止
    させる機能を設定することのできる制御手段と、 を備えていることを特徴とする複合機器。
  2. 【請求項2】 上記記録装置部により上記再生装置部の
    再生出力を記録する動作が行われるダビングモード時に
    おいて、 上記制御手段は、1回目の上記停止用操作手段の操作に
    より上記記録装置部の動作を停止させ、2回目の上記停
    止用操作手段の操作により上記再生装置部の動作を停止
    させることを特徴とする請求項1に記載の複合機器。
  3. 【請求項3】 上記記録装置部により上記再生装置部の
    再生出力を記録する動作が行われるダビングモード時に
    おいて、 上記制御手段は、上記停止用操作手段の操作が行われた
    場合には、上記記録装置部と上記再生装置部の動作を共
    に停止させることを特徴とする請求項1に記載の複合機
    器。
JP14416195A 1995-05-19 1995-05-19 複合機器 Withdrawn JPH08315554A (ja)

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