JPH08138354A - 複合機器 - Google Patents

複合機器

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JPH08138354A
JPH08138354A JP29369994A JP29369994A JPH08138354A JP H08138354 A JPH08138354 A JP H08138354A JP 29369994 A JP29369994 A JP 29369994A JP 29369994 A JP29369994 A JP 29369994A JP H08138354 A JPH08138354 A JP H08138354A
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JP
Japan
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recording
state
mode
key
tuner
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Pending
Application number
JP29369994A
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English (en)
Inventor
Yoshio Matsumoto
吉生 松本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生側の記録媒体の任意の位置からの再生出
力又は任意の放送局の受信出力を、記録側の記録媒体の
任意の位置に記録できるようにする。 【構成】 記録装置部において録音スタンバイ状態(録
音一時停止状態)にあるときに再生装置部の動作モード
又は放送受信装置部の動作モードに切り換えた際には、
記録装置部についての停止処理は行なわず、録音スタン
バイ状態を保つようにし(104→CD−F→CDモー
ド,104→TU−F→チューナモード)第2の記録媒
体に対する記録位置の設定状態のまま再生装置部又は放
送受信装置部を動作させることができるようにする。こ
れにより第2の記録媒体に対してサーチ操作手段などで
任意の記録位置設定を可能とし、また再生装置部又は放
送受信装置部の動作モードに入った後はサーチ操作手段
で第1の記録媒体の任意の位置又は任意の放送局を選択
できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合機器にかかり、特に
記録装置部とともに再生装置部もしくは放送受信装置部
が一体的に設けられた複合機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコンパクトディスク(以下,C
D)用のプレーヤ部と、磁気テープカセット用のレコー
ダ部、さらにラジオチューナ部等が一体的に設けられた
装置として、一般にCDラジカセと呼ばれる複合機器が
普及しており、手軽なオーディオシステムとして用いら
れている。
【0003】ところで、近年ユーザーが音楽等を記録で
きるシステムとして、光磁気ディスク記録装置が開発さ
れ、ミニディスク(以下,MD)システムとして知られ
ている。これに応じて、いわゆるCDラジカセタイプの
複合機器として、従来のテープカセットのレコーダ部に
代えてMDレコーダ部を搭載する複合機器も考えられて
いる。なお、このような複合機器を、本明細書では説明
上CD−MDラジオと呼ぶこととする。
【0004】CD−MDラジオを考えた場合、CDプレ
ーヤ部とMDプレーヤ/レコーダ部、及びチューナ部が
一体的に設けられるわけであるが、CD再生のための操
作態様とMD再生のための操作態様は類似点が多いた
め、操作キーの兼用化なども積極的に行なうことができ
る。例えば高速再生や頭だしアクセスのためのサーチ操
作キー(AMSキー)については、CDプレーヤ部とM
Dプレーヤ/レコーダ部で兼用し、CDモードのときは
CDプレーヤ部に対するサーチ操作キー、MDモードの
ときはMDプレーヤ/レコーダ部に対するサーチ操作キ
ーとすることで操作キーの削減を計ることができる。さ
らに、チューナ部についてもチューナモードのときはサ
ーチ操作キーをプリセット選局などの操作手段として兼
用化することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
複合機器では操作性の向上のためにダイレクトファンク
ション機能が採用されることが多い。例えばCD−MD
ラジオでは、動作モードとしてCDモード、MDモー
ド、チューナモードという3つのファンクションが存在
することになる。ここでダイレクトファンクションの考
え方では、例えばCDモードでCD再生が実行されてい
るときにMDモードとする操作が行なわれた場合、CD
再生は自動的に停止されてMDモードに移ることにな
る。
【0006】このとき、例えばCDからMDへのダビン
グ録音やラジオ放送のMDへのエアチェック録音を考え
た場合、不都合が発生することがある。ここで、まずM
Dの録音形態について2つの録音モードを説明してお
く。MDシステムでは、録音モードとしてフリーエリア
録音モードと上書き録音モードが存在する。これは、ユ
ーザーがいずれか一方を任意に選択できるものである。
【0007】フリーエリア録音モードでは、MDレコー
ダはディスク上の未記録部分(フリーエリア)を自動的
に探して、その位置に録音を行なっていくものである。
例えば図6(a)のようにディスクにM1 〜M3 の3曲
が録音されている場合に、新たに楽曲M4 を録音するこ
とを考える。すると、MDレコーダは自動的にフリーエ
リアを探し、図6(b)のようにフリーエリアに楽曲M
4 を録音していく。もちろんそれまで録音してあった楽
曲M1 〜M3 は消去されない。
【0008】このフリーエリア録音モードでは、もし楽
曲M3 が不要になって、その位置に楽曲M4 を録音した
い場合には、あらかじめ編集処理でそのディスクから楽
曲M3 を消去しておかなければならない。また、ディス
クの先頭から録音したいような場合は、編集処理でそれ
まで録音されていた全ての楽曲を予め消去しておくこと
が必要になる。
【0009】一方、上書き録音モードでは、録音を開始
する際のヘッド位置から録音を行なっていくものであ
る。例えば図7(a)のようにディスクにM1 〜M3
3曲が録音されている場合に、新たに楽曲M4 を録音す
ることを考える。このとき、ユーザーは楽曲M3 を消去
しながら楽曲M4 を録音したいと思った場合は、予めヘ
ッドを図示するように楽曲M3 の先頭位置にアクセスさ
せておく。この状態で楽曲M4 の録音を開始すると、図
7(b)のようにそれまで楽曲M3 が録音されていた位
置に楽曲M4が上書き録音されることになる。つまり、
この場合は予め編集処理で楽曲M3 を消去しておく必要
はない。
【0010】また例えば図7(b)の記録がなされたデ
ィスクについてそれまでの録音が不要となり、ディスク
先頭から、新たに楽曲M5 ,M6 を録音したいと思った
場合は、図7(b)のようにヘッドをディスク先頭位置
にさせた状態で、録音を行なう。すると、図7(c)の
ようにそれまでの楽曲M1 ,M2 ,M4 が録音されてい
た位置に、楽曲M5 ,M6 が上書き記録されることにな
る。つまりこの上書き録音モードは、従来のカセットテ
ープ録音と同様の使用を行なうことができる録音方式と
なる。
【0011】この2つの録音モードを選択できること
で、ユーザーはMDシステムを自分の使用態様に合わせ
て有効利用できることになる。MD−CDラジオにおい
ては、MDモードにおいてライン入力やマイクロホン入
力の音声を録音する場合は、ユーザーは2つの録音モー
ドのいづれも実行できる。即ちフリーエリア録音モード
としておけば、入力音声は自動的にディスク上のフリー
エリアに録音されていくものとなる。また上書き録音モ
ードとしておいた場合は、ユーザーはサーチ操作キーに
よって予めディスク上の任意の位置を設定しておいて録
音を行なえば、その位置から上書き録音が行なわれる。
【0012】ところが、ダイレクトファンクション方式
が採用され、またサーチ操作キーが兼用化されるMD−
CDラジオにおいては、CDからMDへのダビング録音
やラジオ放送のエアチェック録音を考えると、フリーエ
リア録音モードの動作しか実行できないことになる。
【0013】CDからMDへのダビング録音を例に上げ
てこれを説明する。ダビング録音の場合は、操作として
はCDモードにおいてCDの再生動作を実行させる。こ
のとき必要に応じてユーザーはサーチ操作キーでダビン
グしたい楽曲を選択することになる。そして或る位置で
CDを一時停止状態にした後、MD録音キーを押す。す
ると、MDレコーダ側では録音一時停止(録音スタンバ
イ)状態になる。そしてMDレコーダ側の録音スタート
操作(例えば再生キーの操作)を行なうとともに、CD
プレーヤ側で再生操作を行なうことで、CDの任意の曲
をMDに録音することができる。もしくは、CDの1曲
目からダビングしたい場合は、CDモードにおいてMD
録音キーを押して録音スタンバイとし、CD再生操作と
ほぼ同時にMD録音スタート操作を行なうことになる。
【0014】このような操作方式となるため、MD側で
はフリーエリア録音とならざるを得ない。つまり、CD
モードにおいてはサーチ操作キーはCDプレーヤ側の操
作手段となるためMD側でサーチ操作キーを用いて任意
の録音開始位置を設定することはできないためである。
また、予めMDモードでサーチ操作キーを用いて任意の
録音開始位置を設定し、その場所で一時停止状態として
おいても、CDモードに切り換えた時点でダイレクトフ
ァンクション機能によりMDレコーダ側は停止処理がな
されてしまうため、ディスク上の任意の位置からの上書
き録音はできないことになる。
【0015】エアチェック録音の場合も同様で、チュー
ナモードではサーチ操作キーは選局操作手段となるた
め、MDレコーダ側でディスク上の任意の録音開始位置
を設定することができず、また予めMDモードでの操作
で録音開始位置を設定しておいても、チューナモードに
された際に停止処理によりその状態はキャンセルされて
しまう。
【0016】このような事情から、ダビング時、エアチ
ェック時にMD側を上書き録音モードで動作させること
ができず、不都合となっていた。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、ダイレクトファンクション機能やサーチ操
作キーの共通化による利点を生かしたまま、複合機器に
おいてダビング時、エアチェック時にもMD側で上書き
録音動作とフリーエリア録音動作のいづれもが実行でき
るようにすることを目的とする。
【0018】このため、例えばCDプレーヤ、MDプレ
ーヤなどの、第1の記録媒体に対する再生装置部と、こ
の再生装置部と一体的に設けられる、例えばMDレコー
ダなどの、第1の記録媒体とは同種又は別種の第2の記
録媒体に対する記録装置部とを有する複合機器では、サ
ーチ操作手段は、再生装置部の動作モードにおいて再生
装置部に装填された第1の記録媒体に対するサーチ操作
を行なうことができ、また記録装置部の動作モードにお
いて記録装置部に装填された第2の記録媒体に対するサ
ーチ操作を行なうことができるようにする。そして制御
手段としては、記録装置部の動作が記録スタンバイ状態
にあるときに再生装置部の動作モードに切り換える操作
が行なわれたた場合は、記録装置部の記録スタンバイ状
態を保持したまま再生装置部の動作モードに切り換える
ようにする。これにより再生装置部の動作モードにおい
てサーチ操作手段を用いて設定する第1の記録媒体の任
意の位置からの再生出力を、記録装置部の動作モード時
にサーチ操作手段を用いて設定しておいた第2の記録媒
体の任意の位置から記録させることができるようにす
る。
【0019】また、ラジオチューナなどの放送受信装置
部と、この放送受信装置部と一体的に設けられる、例え
ばMDレコーダなどの所定の記録媒体に対する記録装置
部とを有する複合機器では、サーチ操作手段は、放送受
信装置部の動作モードにおいて放送受信装置部に対する
選局操作を行なうことができ、また記録装置部の動作モ
ードにおいて記録装置部に装填された第2の記録媒体に
対するサーチ操作を行なうことができるようにする。そ
して制御手段としては、記録装置部の動作が記録スタン
バイ状態にあるときに放送受信装置部の動作モードに切
り換える操作が行なわれたた場合は、記録装置部の記録
スタンバイ状態を保持したまま放送受信装置部の動作モ
ードに切り換えるようにする。これにより、放送受信装
置部の動作モードにおいてサーチ操作手段を用いて設定
する任意の受信放送局の受信出力を、記録装置部の動作
モード時にサーチ操作手段を用いて設定しておいた第2
の記録媒体の任意の位置から記録させることができるよ
うにする。
【0020】
【作用】記録装置部において録音スタンバイ状態(録音
一時停止状態)にあるときに再生装置部の動作モード又
は放送受信装置部の動作モードに切り換えた際には、ダ
イレクトファンクション機能として記録装置部について
の停止処理は行なわず、録音スタンバイ状態を保つよう
にすれば、第2の記録媒体に対する記録位置の設定状態
のまま再生装置部又は放送受信装置部を動作させること
ができる。これによって第2の記録媒体に対して任意の
位置での記録が可能となる。また再生装置部又は放送受
信装置部の動作モードに入った後はサーチ操作手段で第
1の記録媒体の任意の位置又は任意の放送局を設定でき
る。従って、ダビング録音では再生側の記録媒体の任意
の位置からの再生出力を、記録側の記録媒体の任意の位
置に記録でき、またエアチェック録音では任意の放送局
の受信出力を記録側の記録媒体の任意の位置に記録でき
ることになる。
【0021】
【実施例】以下、図1〜図5を用いて本発明の複合機器
の実施例を説明する。この複合機器はCD−MDラジオ
として構成したものである。図1はCD−MDラジオの
外観例を示したもので、1はCD−MDラジオ全体を示
す。このCD−MDラジオ1にはCDプレーヤ、MDレ
コーダ/プレーヤ、ラジオチューナが搭載されており、
再生音声や受信音声はスピーカ2から出力される。
【0022】3はFL管等により構成される表示部であ
り、動作モードや再生/停止などの動作状態、CD,M
Dでのトラックナンバや演奏時間、ラジオチューナでの
受信周波数等が表示される。4はMD装填部、5はCD
装填部であり、それぞれMD,CDの装填/脱却を行な
う部位である。26はマイク入力端子、27はライン入
力端子であり、マイクロホンや外部機器からの音声を入
力し、スピーカ2から出力させたり、MDレコーダ/プ
レーヤにおいてMDに録音することができる。28はヘ
ッドホン出力端子である。
【0023】さらにこのCD−MDラジオ1の外筺には
各種の操作キーが設けられている。6は電源オフキーで
ある。7,8,9はファンクション操作のためのキーで
あり、7はCDファンクションキー、8はMDファンク
ションキー、9はチューナファンクションキーである。
CDファンクションキー7が押されることでCD−MD
ラジオ1の動作はCDモードとなり、MDファンクショ
ンキー8が押されることでMDモードとなり、さらにチ
ューナファンクションキー9が押されることでチューナ
モードとなる。
【0024】なおファンクションキー7,8,9の他
に、他のキーを用いてモード移行を行なうようにするこ
ともできる。例えば後述するCDプレイ/ポーズキー1
9、MDプレイ/ポーズキー14、バンドキー13に、
それぞれCDモード,MDモード,チューナモードへの
ファンクション移行機能を持たせてもよく、このように
した場合はファンクションキー7,8,9を設けないよ
うにすることも考えられる。ただし、本実施例としては
動作モードはファンクションキー7,8,9の操作に応
じて遷移するものとして説明を行なう。
【0025】10はMDイジェクトキーであり、MD装
填部4に装填されているMDの取り出し操作を行なうキ
ーである。また11はCDイジェクトキーであり、CD
装填部5におけるトレイのオープン/クローズを行な
い、CDの装填/脱却を行なうことができるようにする
ための操作キーである。
【0026】12はAMSサーチキーであり、MDモー
ドではMDに対するサーチ操作キーとして、またCDモ
ードではCDに対するサーチ操作キーとして、さらにチ
ューナモードではプリセット選局操作キーとして、兼用
されるものである。13はバンドキーであり、チューナ
のバンド切換操作のためのキーである。14はMDプレ
イ/ポーズキーであり、MD動作として再生/一時停止
を行なうためのキーである。15はMD停止キーであ
る。
【0027】16は録音キーである。録音キーが押され
ると、MD動作としてはまず録音一時停止状態(録音ス
タンバイ状態)とされる。その後、MDプレイ/ポーズ
キー14が押されることで、MDに対する録音が開始さ
れることになる。17はMD編集操作のための編集キー
である。18はダイレクトダビングキーであり、これは
CDからMDへのダビング動作をワンタッチで行なうた
めの操作キーである。例えばCDとMDを装填しておい
た状態でダイレクトダビングキー18が押されると、そ
のままダビング録音が開始される。この動作については
本発明と直接関係ないため詳述は避ける。
【0028】19はCDプレイ/ポーズキーであり、C
D動作として再生/一時停止を行なうためのキーであ
る。20はCD停止キーである。21は音量操作キーで
ある。また22は外部のリモートコマンダーからの赤外
線コマンド信号を受信する受信部を示す。
【0029】図2はこのようなCD−MDラジオ1の内
部ブロックを概略的に示したものである。30はマイク
ロコンピュータによって形成されるシステムコントロー
ラを示す。システムコントローラは操作部31からの操
作情報や内部のプログラムに基づいて、制御信号CNT
より各部の動作制御を行ない、また表示部3に所要の表
示動作を実行させる。操作部31とは図1に示した6〜
21の各操作キー及びリモートコンマンダーからの操作
コマンドを受け付ける受信部22に相当するものであ
る。
【0030】32はAM/FMアンテナ、33はAM/
FMチューナを示す。AM/FMチューナ32によって
受信/復調された音声信号は選択/混合回路34に供給
される。またライン入力端子27からの入力音声信号は
抵抗部Rを介して選択/混合回路34に供給される。さ
らにマイク入力端子26からの入力音声信号は、マイク
アンプ/AGC回路35を介して選択/混合回路34に
供給される。選択/混合回路34は、AM/FMチュー
ナ32、ライン入力端子27、マイク入力端子26から
の音声信号を選択又は混合して出力する。例えばチュー
ナモードではAM/FMチューナ32からの音声信号を
選択して出力する。またライン入力端子27、マイク入
力端子26の両方から音声信号が供給されているような
場合は、一方を選択して出力したり、或はそれらをミキ
シングして出力できる。
【0031】選択/混合回路34の出力はAGC/レベ
ル調整回路36を介して出力スイッチ37のTTU端子に
供給される。38は音量調節回路、39は増幅回路であ
る。チューナモードの場合は出力スイッチ37はTTU
子が選択されるため、AM/FMチューナ32による受
信/復調音声信号は音量調節回路38、増幅回路39を
介してスピーカ2又はヘッドホン出力端子28に供給さ
れ、音声出力されることになる。
【0032】90は装填されているCDを示し、41は
CD90を一定線速度(CLV)で回転駆動するスピン
ドルモータである。42は光学ヘッドであり、CD90
からピットで記録されているデータを読み出してRFア
ンプ43に供給する。44はサーボシグナルプロセッサ
であり、RFアンプ43の出力からフォーカス、トラッ
キング、スレッド、スピンドルの各種サーボ信号を生成
しサーボ動作を実行させる。45はデコーダであり、こ
こではEFM復調,CIRCデコードを行なってCD9
0から読み取られた情報を16ビット量子化、44.1KHz
サンプリングのデジタル音声データ形態にデコードす
る。デコーダ45から出力されるデジタル音声データは
D/A変換器46でアナログ音声信号とされ、出力スイ
ッチ37のTCD端子に供給される。CDモードの場合は
出力スイッチ37はTCD端子が選択されるため、CD9
0からの再生音声信号は音量調節回路38、増幅回路3
9を介してスピーカ2又はヘッドホン出力端子28に供
給され、音声出力されることになる。
【0033】91は装填されているMDを示し、47は
MD91を一定線速度(CLV)で回転駆動するスピン
ドルモータである。48は光学ヘッドであり、MD91
からピット又は磁界情報として記録されているデータを
読み出してRFアンプ50に供給する。51はサーボシ
グナルプロセッサであり、RFアンプ50の出力からフ
ォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種
サーボ信号を生成しサーボ動作を実行させる。52はエ
ンコーダ/デコーダであり、MD再生時にはEFM復
調,ACIRCデコードを行なう。エンコーダ/デコー
ダ52でデコードされたデータはメモリコントローラ5
3を介して一旦バッファRAM54に蓄えられる。そし
て所定タイミングで読み出され、音声圧縮エンコーダ/
デコーダ55で音声圧縮処理(変形DCT処理)に対す
るデコードが行なわれて16ビット量子化、44.1KHz サ
ンプリングのデジタル音声データとされる。
【0034】音声圧縮エンコーダ/デコーダ55から出
力されるデジタル音声データはD/A変換器56でアナ
ログ音声信号とされ、出力スイッチ37のTMD端子に供
給される。MDモードの場合は出力スイッチ37はTMD
端子が選択されるため、MD91からの再生音声信号は
音量調節回路38、増幅回路39を介してスピーカ2又
はヘッドホン出力端子28に供給され、音声出力される
ことになる。
【0035】またMD91に対してはAM/FMチュー
ナ33、ライン入力端子27、マイク入力端子26、及
びCD90を信号ソースとして録音を行なうことができ
る。AM/FMチューナ33又はライン入力端子27又
はマイク入力端子26からの音声信号は混合/選択回路
34、AGC/レベル調整回路36を経て、A/D変換
器40に供給され、16ビット量子化、44.1KHz サンプ
リングのデジタル音声データとされる。そしてこのデジ
タル音声データは音声圧縮エンコーダ/デコーダ55に
供給されるように構成されている。またCD90から再
生されたデジタル音声データも音声圧縮エンコーダ/デ
コーダ55に供給できるように構成されている。
【0036】音声圧縮エンコーダ/デコーダ55では供
給されたデジタル音声データに対して変形DCT処理を
行ない、データ量を約1/5に圧縮する。そしてその圧
縮データはメモリコントローラ53によって一旦バッフ
ァRAM54に書き込まれ、所定タイミングで読み出さ
れてエンコーダ/デコーダ52に供給される。エンコー
ダ/デコーダ52では、供給されたデータについてAC
IRCエンコード及びEFM変調を行なって記録データ
を生成し、磁気ヘッド部49に供給する。記録時には光
学ヘッド48はMD91のディスク盤面に対して連続的
にハイパワーでレーザ光の照射を行ない照射部位をキュ
リー温度まで高める。このときに対向する位置に配され
ている磁気ヘッド部49がN又はSの磁界を印加する
と、そのN/S情報がディスクに記録されることにな
る。従って磁気ヘッド部49は記録データに応じてN又
はSの磁界を印加することで、音声データがMD91に
記録されることになる。
【0037】このように構成されているCD−MDラジ
オ1では、CD再生、ラジオ受信、MD再生、ライン/
マイク入力のMD録音、CDからMDへのダビング録
音、ラジオ音声のMDへのエアチェック録音などの動作
を行なうことができることが理解される。これらの動作
は図1に示した各種操作キー(操作部31)によるユー
ザーの操作に応じて実行されることになる。操作部31
からの操作情報に基づいて、システムコントローラ30
は各部の動作状態を制御することになるが、操作に基づ
いてシステムコントローラ30によって実行される本実
施例での状態遷移を、以下図3、図4、図5により詳し
く説明する。
【0038】図3はMDモードでの状態遷移、図4はC
Dモードでの状態遷移、図5はチューナモードでの状態
遷移を、それぞれ表わしているものである。各図のブロ
ックはそれぞれ動作状態を示しており、図3のMDモー
ドでは、動作状態として、MD停止状態100、MD再
生状態101、MD一時停止状態102、MD−AMS
状態(サーチ動作状態)103、MD録音一時停止状態
(録音スタンバイ状態)104、MD録音状態105が
示されている。
【0039】また、図4のCDモードでは、動作状態と
して、CD停止状態200、CD再生状態201、CD
一時停止状態202、CD−AMS状態(サーチ動作状
態)203が示され、またMD側との複合動作状態とし
て、CD停止/MD録音状態204、CD−MDダビン
グ状態205、CD一時停止/MD録音状態206が示
されている。図5のチューナモードでは、チューナ出力
状態300、チューニング状態301、バンド切換状態
302、エアチェック録音状態303が示されている。
【0040】これらの各状態が、図中だ円で示す操作に
応じて、破線で示すように遷移することになる。ここ
で、だ円で示す各操作の意味は次の通りである。 CD−F・・・・・・CDファンクションキー7の操作 MD−F・・・・・・MDファンクションキー8の操作 TU−F・・・・・・チューナファンクションキー9の操作 MD−PP・・・・MDプレイ/ポーズキー14の操作 CD−PP・・・・CDプレイ/ポーズキー19の操作 MD−ST・・・・MD停止キー15の操作 CD−ST・・・・CD停止キー20の操作 REC・・・・・・・・録音キー16の操作 AMS・・・・・・・・AMSサーチキー12の操作 BAND・・・・・・・・バンドキー13の操作
【0041】まず図3のMDモードでの状態遷移につい
て説明する。以下は操作に基づくシステムコントローラ
30の処理によって実現される状態遷移である。MDフ
ァンクションキー8が操作されることで、システムコン
トローラ30はCD−MDラジオ1をMDモードとし、
まずMD停止状態とする(MD−F→100)。MD停
止状態からCDファンクションキー7が操作されると、
CDモードに移る(100→CD−F→CDモード)。
MD停止状態からチューナファンクションキー9が操作
されると、チューナモードに移る(100→TU−F→
チューナモード)。MD停止状態からMDプレイ/ポー
ズキー14が操作されると、MD再生が開始される(1
00→MD−PP→101)。MD停止状態から録音キ
ー16が操作されると、MD録音一時停止状態(録音ス
タンバイ状態)とする(100→REC→104)。
【0042】MD再生状態にあるときは、MDプレイ/
ポーズキー14が操作されると、MD一時停止状態とさ
れる(101→MD−PP→102)。MD再生状態か
ら、AMSサーチキー12が操作されると、AMSサー
チキー12はMDサーチ/アクセスのための操作キーと
して機能することになり、その操作に応じてMDに対す
るサーチ/アクセスが行なわれ、サーチ/アクセス終了
後、その地点からMD再生が再開される(101→AM
S→103→101)。MD再生状態から、MD停止キ
ー15が操作されると、再生動作の停止処理が行なわ
れ、MD停止状態に戻る(101→MD−ST→10
0)。MD再生状態から、録音キー16が操作される
と、その時の再生位置においてMD録音一時停止状態と
なる(101→REC→104)。
【0043】MD再生状態から、CDファンクションキ
ー7が操作されると、ダイレクトファンクション機能と
して、システムコントローラ30はまずMD再生動作を
停止させ、その後CDモードに移ることになる(101
→CD−F→100→CDモード)。またMD再生状態
から、チューナファンクションキー9が操作されると、
ダイレクトファンクション機能として、システムコント
ローラ30はまずMD再生動作を停止させ、その後チュ
ーナモードに移ることになる(101→TU−F→10
0→チューナモード)。
【0044】MD一時停止状態にあるときは、MDプレ
イ/ポーズキー14が操作されると、MDの一時停止が
解除され、MD再生が再開される(102→MD−PP
→101)。MD一時停止状態から、AMSサーチキー
12が操作されると、AMSサーチキー12はMDサー
チ/アクセスのための操作キーとして機能するため、そ
の操作に応じてMDに対するサーチ/アクセスが行なわ
れ、サーチ/アクセス終了後、その地点での一時停止状
態に戻る(102→AMS→103→102)。MD一
時停止状態から、MD停止キー15が操作されると、一
時停止動作は解除されて停止処理が行なわれ、MD停止
状態に戻る(102→MD−ST→100)。MD一時
停止状態から、録音キー16が操作されると、その時の
一時停止位置においてMD録音一時停止状態となる(1
02→REC→104)。
【0045】MD一時停止状態から、CDファンクショ
ンキー7が操作されると、ダイレクトファンクション機
能として、システムコントローラ30はまずMD停止処
理を行ない、その後CDモードに移ることになる(10
2→CD−F→100→CDモード)。MD一時停止状
態から、チューナファンクションキー9が操作される
と、ダイレクトファンクション機能として、システムコ
ントローラ30はまずMD停止処理を行ない、その後チ
ューナモードに移ることになる(102→TU−F→1
00→チューナモード)。
【0046】MD録音一時停止(録音スタンバイ)とさ
れている状態からは、MDプレイ/ポーズキー14が操
作されることで、MDへの録音が開始される。この録音
動作は、フリーエリア録音モードのときはフリーエリア
にデータが記録され、また上書き録音モードのときは、
MD録音一時停止状態で一時停止されている位置からデ
ータが記録されていくことになる(104→MD−PP
→105)。MD録音一時停止状態から、MD停止キー
15が操作されると、録音スタンバイ状態は解除されて
停止処理が行なわれ、MD停止状態に戻る(104→M
D−ST→100)。
【0047】またMD録音状態からは、MDプレイ/ポ
ーズキー14が操作されるとMDへの録音が一時停止さ
れ、録音スタンバイ状態に戻る(105→MD−PP→
104)。MD録音状態から、MD停止キー15が操作
されると、録音動作が停止され、MD停止状態に戻る
(105→MD−ST→100)。
【0048】MD録音一時停止状態からCDファンクシ
ョンキー7が操作された場合は、システムコントローラ
30はそのままCDモードに移る制御を行なうことにな
る。つまり、このとき録音スタンバイ状態は解除しない
ようにしている(104→CD−F→CDモード)。ま
たMD録音一時停止状態から、チューナファンクション
キー9が操作されたら、ダイレクトファンクション機能
として、システムコントローラ30はそのままチューナ
モードに移る制御を行なうことになる。つまり、このと
きも録音スタンバイ状態は解除しないようにしている
(104→TU−F→チューナモード)。
【0049】MDモードでは以上のように操作に伴って
状態遷移が行なわれる。なお、この図3におけるMD録
音状態105としては、CD90やAM/FMチューナ
33の動作を伴わない録音動作としており、従ってライ
ン入力端子27又はマイク入力端子26からの音声信号
の録音動作となる。この録音動作としては、フリーエリ
ア録音モードであれば自動的にフリーエリアに音声デー
タが録音されていく。また上書き録音モードであるとき
は、ユーザーは所要の操作を行なって、MD再生状態1
01、MD−AMS状態103、MD一時停止状態10
2を経て所望の録音位置を設定し、MD録音一時停止状
態(録音スタンバイ状態)とさせた後、MDプレイ/ポ
ーズキー14でMD録音(105)を開始させればよ
い。すると、その設定した位置から上書き録音が行われ
る。
【0050】次に図4でCDモードでの状態遷移につい
て説明する。なお、図4のCDモードでの状態のうち、
CD停止状態200、CD再生状態201、CD一時停
止状態202、CD−AMS状態(サーチ動作状態)2
03の場合においては、MD側ではMD停止状態となっ
ている場合とMD録音一時停止状態になっている場合と
がある。通常はMD停止状態となるものであるが、上述
したようにMD録音一時停止状態104となっていると
きにCDファンクションキー7が操作された場合は、録
音スタンバイ状態のままCDモードに移行するためであ
る(104→CD−F→CDモード)。
【0051】CDファンクションキー7が操作されるこ
とで、システムコントローラ30はCD−MDラジオ1
をCDモードとし、まずCD停止状態とする(CD−F
→200)。CD停止状態からMDファンクションキー
8が操作されると、MDモードに移る(200→MD−
F→MDモード)。CD停止状態からチューナファンク
ションキー9が操作されると、チューナモードに移る
(200→TU−F→チューナモード)。CD停止状態
からCDプレイ/ポーズキー19が操作されると、CD
再生が開始される(200→CD−PP→201)。
【0052】CD再生状態にあるときは、CDプレイ/
ポーズキー19が操作されると、CD一時停止状態とさ
れる(201→CD−PP→202)。CD再生状態か
ら、AMSサーチキー12が操作されると、AMSサー
チキー12はCDサーチ/アクセスのための操作キーと
して機能することになり、その操作に応じてCDに対す
るサーチ/アクセスが行なわれ、サーチ/アクセス終了
後、その地点からCD再生が再開される(201→AM
S→203→201)。CD再生状態から、CD停止キ
ー20が操作されると、再生動作の停止処理が行なわ
れ、CD停止状態に戻る(201→CD−ST→20
0)。
【0053】CD再生状態から、MDファンクションキ
ー8が操作されると、ダイレクトファンクション機能と
して、システムコントローラ30はまずCD再生動作を
停止させ、その後MDモードに移ることになる(201
→MD−F→200→MDモード)。CD再生状態か
ら、チューナファンクションキー9が操作されると、ダ
イレクトファンクション機能として、システムコントロ
ーラ30はまずCD再生動作を停止させ、その後チュー
ナモードに移ることになる(201→TU−F→200
→チューナモード)。
【0054】CD一時停止状態にあるときは、CDプレ
イ/ポーズキー19が操作されると、CDの一時停止が
解除され、CD再生が再開される(202→CD−PP
→201)。CD一時停止状態から、AMSサーチキー
12が操作されると、AMSサーチキー12はCDサー
チ/アクセスのための操作キーとして機能するため、そ
の操作に応じてCDに対するサーチ/アクセスが行なわ
れ、サーチ/アクセス終了後、その地点での一時停止状
態に戻る(202→AMS→203→202)。CD一
時停止状態から、CD停止キー20が操作されると、一
時停止動作は解除されて停止処理が行なわれ、CD停止
状態に戻る(202→CD−ST→200)。
【0055】CD一時停止状態から、MDファンクショ
ンキー8が操作されると、ダイレクトファンクション機
能として、システムコントローラ30はまずCD停止処
理を行ない、その後MDモードに移ることになる(20
2→MD−F→200→MDモード)。CD一時停止状
態から、チューナファンクションキー9が操作される
と、ダイレクトファンクション機能として、システムコ
ントローラ30はまずCD停止処理を行ない、その後チ
ューナモードに移る(202→TU−F→200→チュ
ーナモード)。
【0056】ここまではCD90に対する基本的な再生
動作の状態遷移であるが、MD91へのダビング録音の
ために、CD停止状態200、CD再生状態201、C
D一時停止状態202の場合において、MDプレイ/ポ
ーズキー14が機能する場合がある。即ち、MD側が録
音スタンバイ状態にされているままCDモードに移行し
た場合は、CD停止状態200、CD再生状態201、
CD一時停止状態202の各時点からMDプレイ/ポー
ズキー14によってMD録音動作を開始させることがで
きる。
【0057】CD停止状態200からMDプレイ/ポー
ズキー14が操作された場合は、システムコントローラ
30は、まずそのときにMD側が録音一時停止状態にな
っているか否かを確認する(F1)。そしてMD側が録
音一時停止状態(録音スタンバイ状態)でなければ、操
作は無効となる(200→MD−PP→F1→20
0)。一方、MD側が録音一時停止状態(録音スタンバ
イ状態)であったら、CD停止/MD録音状態204に
移行する。つまりCD側は停止状態のまま、MD側の録
音動作を開始させる(200→MD−PP→F1→20
4)。
【0058】CD停止/MD録音状態204からは、C
Dプレイ/ポーズキー19が押されると、MD録音が続
行されたままCD90に対する再生が開始される。つま
り、この時点でCDからMDへのダビング録音が行なわ
れることになる(204→CD−PP→205)。
【0059】次にCD再生状態201から、MDプレイ
/ポーズキー14が操作された場合も、システムコント
ローラ30は、まずそのときにMD側が録音一時停止状
態になっているか否かを確認する(F2)。そしてMD
側が録音一時停止状態でなければ、操作は無効とする
(201→MD−PP→F2→201)。一方、MD側
が録音一時停止状態であったらMD側の録音動作を開始
させる.このときCD側は再生中であるため、この時点
でCDからMDへのダビング録音が行なわれることにな
る(201→MD−PP→F2→205)。
【0060】さらにCD一時停止状態202からMDプ
レイ/ポーズキー14が操作された場合も、システムコ
ントローラ30は、まずそのときにMD側が録音一時停
止状態になっているか否かを確認する(F3)。そして
MD側が録音一時停止状態でなければ、操作は無効とす
る(202→MD−PP→F3→202)。一方、MD
側が録音一時停止状態であったら、CD一時停止/MD
録音状態206に移行する。つまりCD側は一時停止状
態のまま、MD側の録音動作を開始させる(202→M
D−PP→F3→206)。
【0061】CD一時停止/MD録音状態206から
は、CDプレイ/ポーズキー19が押されると、MD録
音が続行されたままCD90に対する再生が開始され
る。つまり、この時点でCDからMDへのダビング録音
が行なわれることになる(206→CD−PP→20
5)。
【0062】以上の動作のうち、まずCD停止状態20
0、CD停止/MD録音状態204、CD−MDダビン
グ状態205の間の状態遷移で理解されるように、本実
施例ではCDモード時にまずMD側に録音動作を実行さ
せ、その後CD再生操作を行なうことでダビングを実行
させることができる。この場合CD90では1曲目から
再生されることになるため、このような操作を行なうこ
とで、フリーエリア録音モードではCD90の1曲目か
らがMD91のフリーエリアに録音されていき、また上
書き録音モードであれば、CD90の1曲目からが、M
Dモードにおいてユーザーが設定したMD91上の任意
の録音スタンバイ位置から録音されていくことになる。
【0063】また、CD再生状態201、CD−MDダ
ビング状態205の間の状態遷移で理解されるように、
CDモード時にCD側を再生させ、任意の時点でMD側
に録音動作を実行させてダビングを実行させることがで
きる。この場合CD90における任意の位置からのダビ
ング録音を実行できることになる。つまり、このような
操作を行なうことで、フリーエリア録音モードではCD
90の任意の位置からの再生音声がMD91のフリーエ
リアに録音されていき、また上書き録音モードであれ
ば、CD90の任意の位置からの再生音声が、MDモー
ドにおいてユーザーがAMSサーチキー12などを用い
て設定したMD91上の任意の録音スタンバイ位置から
録音されていくことになる。
【0064】さらに、CD一時停止状態202、CD一
時停止/MD録音状態206、CD−MDダビング状態
205の間の状態遷移で理解されるように、本実施例で
はCDモード時にまずCDに対して再生、AMSサーチ
などで任意の場所を選んで一時停止状態にしておいたう
えで、MD側に録音動作を実行させ、その後CD再生を
開始させることで、CD90での任意の位置からのダビ
ングを実行させることができる。つまり、このような操
作を行なうことで、フリーエリア録音モードではCD9
0の任意の位置からの再生音声がMD91のフリーエリ
アに録音されていき、また上書き録音モードであれば、
CD90の任意の位置からの再生音声が、MDモードに
おいてユーザーがAMSサーチキー12などを用いて設
定したMD91上の任意の録音スタンバイ位置から録音
されていくことになる。
【0065】なお、CD停止/MD録音状態204にお
いてMD停止キー15が操作された場合は、MD側は録
音動作が停止され、CD停止状態に戻る(204→MD
−ST→200)。この後は、MD側が録音一時停止状
態ではないため、もしMDプレイ/ポーズキー14が操
作されたとしても操作は無効となる(200→MD−P
P→F1→200)。またCD停止/MD録音状態20
4においてMDプレイ/ポーズキー14が操作された場
合は、MD側は録音一時停止状態とされて、CD停止状
態に戻る(204→MD−PP→200)。この後もし
MDプレイ/ポーズキー14が操作されると、MD側が
録音一時停止状態であるため、再びCD停止/MD録音
状態204に移行する(200→MD−PP→F1→2
04)。
【0066】またCD−MDダビング状態205におい
てMD停止キー15が操作された場合は、MD側は録音
動作が停止される。このときCD側は再生状態のままで
あるため、CD再生状態201に戻ることになる(20
5→MD−ST→201)。この後は、MD側が録音一
時停止状態ではないため、もしMDプレイ/ポーズキー
14が操作されたとしても操作は無効となる(201→
MD−PP→F2→201)。またCD−MDダビング
状態205においてMDプレイ/ポーズキー14が操作
された場合は、MD側は録音一時停止状態とされるが、
CD側は再生状態のままとなり、CD再生状態201に
戻る(205→MD−PP→201)。この後もしMD
プレイ/ポーズキー14が操作されると、MD側が録音
一時停止状態であるため、再びCD−MDダビング状態
205に移行する(201→MD−PP→F2→20
5)。
【0067】CD−MDダビング状態205においてC
D停止キー20が操作された場合は、MD側及びCD側
の両方で停止処理がなされ、CD停止状態200に戻る
ことになる(205→CD−ST→200)。この後は
CDモードにおいてはMDプレイ/ポーズキー14は無
効となる(200→MD−PP→F1→200)。CD
−MDダビング状態205においてCDプレイ/ポーズ
キー19が操作された場合は、MD側はそのまま録音が
継続され、CD側は一時停止処理されるためCD一時停
止/MD録音状態206へ移行する。
【0068】またCD一時停止/MD録音状態206に
おいてMD停止キー15が操作された場合は、MD側は
録音動作が停止される。このときCD側は一時停止状態
のままであるため、CD一時停止状態202に戻ること
になる(206→MD−ST→202)。この後はMD
プレイ/ポーズキー14は無効となる(202→MD−
PP→F3→202)。CD一時停止/MD録音状態2
06においてMDプレイ/ポーズキー14が操作された
場合は、MD側は録音一時停止状態とされるが、CD側
は一時停止状態のままであり、CD一時停止状態202
に戻る(206→MD−PP→202)。この後もしM
Dプレイ/ポーズキー14が操作されると、再びCD一
時停止/MD録音状態206に移行する(202→MD
−PP→F3→206)。
【0069】CD一時停止/MD録音状態206におい
てCD停止キー20が操作された場合は、MD側及びC
D側の両方で停止処理がなされ、CD停止状態200に
戻る(206→CD−ST→200)。この後はCDモ
ードにおいてはMDプレイ/ポーズキー14は無効とな
る(200→MD−PP→F1→200)。
【0070】CDモードでは以上のように操作に伴った
状態遷移が行なわれる。そして、上述したようにCDか
らMDへのダビングについては、CD上の任意の位置か
らの再生音声を、MD上のフリーエリアに録音するだけ
でなく、ユーザーの設定した任意の位置から録音させる
ことも可能となる。
【0071】次に図5でチューナモードでの状態遷移に
ついて説明する。なお、図5のチューナモードでの状態
のうち、チューナ出力状態300、チューニング状態3
01、バンド切換状態302の場合においては、MD側
ではMD停止状態となっている場合とMD録音一時停止
状態になっている場合とがある。通常はMD停止状態と
なるものであるが、上述したようにMD録音一時停止状
態104となっているときにチューナファンクションキ
ー9が操作された場合は、録音スタンバイ状態のままチ
ューナモードに移行するためである(104→TU−F
→チューナモード)。
【0072】チューナファンクションキー9が操作され
ることで、システムコントローラ30はCD−MDラジ
オ1をチューナモードとし、AM/FMチューナ33に
対して受信/復調動作を開始させ、チューナ出力状態と
する(TU−F→300)。
【0073】チューナ出力状態からMDファンクション
キー8が操作されると、MDモードに移る(300→M
D−F→MDモード)。チューナ出力状態からCDファ
ンクションキー7が操作されると、CDモードに移る
(300→CD−F→CDモード)。チューナ出力状態
からAMSサーチキー12が操作された場合は、AMS
サーチキー12は選局操作手段として機能することにな
り、操作に応じてプリセット周波数の選択操作や周波数
サーチが行なわれ、チューナ出力状態に戻る(300→
AMS→301→300)。チューナ出力状態からバン
ドキー13が操作された場合は、バンド切換が行なわ
れ、チューナ出力状態に戻る(300→BAND→30
2→300)。
【0074】ここまではAM/FMチューナ33の基本
的な動作状態遷移であるが、MD91へのエアチェック
録音のために、チューナ出力状態300の場合におい
て、MDプレイ/ポーズキー14が機能する場合があ
る。即ち、MD側が録音スタンバイ状態にされているま
まチューナモードに移行した場合は、チューナ出力状態
300の時点からMDプレイ/ポーズキー14によって
MD録音動作を開始させることができる。
【0075】チューナ出力状態300からMDプレイ/
ポーズキー14が操作された場合は、システムコントロ
ーラ30は、まずそのときにMD側が録音一時停止状態
になっているか否かを確認する(F4)。そしてMD側
が録音一時停止状態(録音スタンバイ状態)でなけれ
ば、操作は無効となる(300→MD−PP→F4→3
00)。一方、MD側が録音一時停止状態であったらM
D側の録音動作を開始させる。このときチューナ出力が
実行されているため、この時点でMDへのエアチェック
録音が行なわれることになる(300→MD−PP→F
4→303)。
【0076】エアチェック録音状態303の場合にMD
停止キー15が操作された場合は、MD側は録音動作が
停止され、チューナ出力状態300に戻る(303→M
D−ST→300)。この後は、MD側が録音一時停止
状態ではないため、もしMDプレイ/ポーズキー14が
操作されたとしても操作は無効となる(300→MD−
PP→F4→300)。
【0077】またエアチェック録音状態303の場合に
MDプレイ/ポーズキー14が操作された場合は、MD
側は録音一時停止状態とされて、チューナ出力状態に戻
る(303→MD−PP→300)。この後もしMDプ
レイ/ポーズキー14が操作されると、MD側が録音一
時停止状態であるため、再びエアチェック録音状態30
3に移行する(300→MD−PP→F4→303)。
【0078】以上の動作状態遷移からわかるように、本
実施例ではチューナモード時にAMSサーチキー12な
どを用いて選局した放送局の受信音声を、MD側に録音
動作を実行させることでエアチェック録音を行うことが
できる。従ってフリーエリア録音モードでは任意の放送
局の放送がMD91のフリーエリアに録音されていき、
また上書き録音モードであれば、任意の放送局の放送
が、MDモードにおいてユーザーがAMSサーチキー1
2などを用いて設定したMD91上の任意の録音スタン
バイ位置から録音されていくことになる。
【0079】以上実施例を説明してきたが、実施例で示
した操作に伴った状態遷移は一例であり、機器に設けら
れる操作キーの種類や用意される動作モードなどによっ
て変化するものであることはいうまでもない。また本発
明を適用できる複合機器としては、CD−MDラジオだ
けでなく、CD−MD複合機器、ラジオ−MD複合機器
や、さらに他の種類の複合機器が考えられる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明の複合機器
は、記録装置部において録音スタンバイ状態(録音一時
停止状態)にあるときに再生装置部の動作モード又は放
送受信装置部の動作モードに切り換えた際には、記録装
置部において録音スタンバイ状態が保たれるようにし、
第2の記録媒体に対してサーチ操作手段等を用いて設定
した記録位置の設定状態のまま再生装置部又は放送受信
装置部を動作させることができる。これによって第2の
記録媒体に対して任意の位置での記録が可能となり、ま
た再生装置部又は放送受信装置部の動作モードに入った
後はサーチ操作手段で第1の記録媒体の任意の位置又は
任意の放送局を設定できる。従って、ダイレクトファン
クション機能やサーチ操作キーの共通化による利点を生
かしたまま、ダビング録音では再生側の記録媒体の任意
の位置からの再生出力を、記録側の記録媒体の任意の位
置に記録でき、またエアチェック録音では任意の放送局
の受信出力を記録側の記録媒体の任意の位置に記録でき
ることになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合機器の実施例の外観の説明図であ
る。
【図2】実施例の複合機器のブロック図である。
【図3】実施例の複合機器のMDモードでの状態遷移の
説明図である。
【図4】実施例の複合機器のCDモードでの状態遷移の
説明図である。
【図5】実施例の複合機器のチューナモードでの状態遷
移の説明図である。
【図6】ミニディスクのフリーエリア録音モードの説明
図である。
【図7】ミニディスクの上書き録音モードの説明図であ
る。
【符号の説明】
1 CD−MDラジオ 2 スピーカ 3 表示部 7 CDファンクションキー 8 MDファンクションキー 9 チューナファンクションキー 12 AMSサーチキー 13 バンドキー 14 MDプレイ/ポーズキー 15 MD停止キー 16 録音キー 19 CDプレイ/ポーズキー 20 CD停止キー 26 マイク入力端子 27 ライン入力端子 28 ヘッドホン出力端子 30 システムコントローラ 31 操作部 33 AM/FMチューナ 37 出力スイッチ 40 A/D変換器 41,47 スピンドルモータ 42,48 光学ヘッド 43,50 RFアンプ 44,51 サーボシグナルプロセッサ 45 デコーダ 46,56 D/A変換器 49 磁気ヘッド部 52 エンコーダ/デコーダ 53 メモリコントローラ 54 バッファRAM 55 音声圧縮エンコーダ/デコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の記録媒体に対する再生装置部と、 前記再生装置部と一体的に設けられる、前記第1の記録
    媒体とは同種又は別種の第2の記録媒体に対する記録装
    置部と、 前記再生装置部の動作モードにおいて前記再生装置部に
    装填された第1の記録媒体に対するサーチ操作を行なう
    ことができ、また前記記録装置部の動作モードにおいて
    前記記録装置部に装填された第2の記録媒体に対するサ
    ーチ操作を行なうことができるサーチ操作手段と、 前記記録装置部の動作が記録スタンバイ状態にあるとき
    に前記再生装置部の動作モードに切り換える操作が行な
    われたた場合は、前記記録装置部の記録スタンバイ状態
    を保持したまま前記再生装置部の動作モードに切り換え
    ることで、再生装置部の動作モードにおいて前記サーチ
    操作手段を用いて設定する第1の記録媒体の任意の位置
    からの再生出力を、記録装置部の動作モード時に前記サ
    ーチ操作手段を用いて設定しておいた第2の記録媒体の
    任意の位置から記録させることができるように制御を行
    なう制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする複合機器。
  2. 【請求項2】 放送受信装置部と、 前記放送受信装置部と一体的に設けられる、所定の記録
    媒体に対する記録装置部と、 前記放送受信装置部の動作モードにおいて前記放送受信
    装置部に対する選局操作を行なうことができ、また前記
    記録装置部の動作モードにおいて前記記録装置部に装填
    された第2の記録媒体に対するサーチ操作を行なうこと
    ができるサーチ操作手段と、 前記記録装置部の動作が記録スタンバイ状態にあるとき
    に前記放送受信装置部の動作モードに切り換える操作が
    行なわれたた場合は、前記記録装置部の記録スタンバイ
    状態を保持したまま前記放送受信装置部の動作モードに
    切り換えることで、放送受信装置部の動作モードにおい
    て前記サーチ操作手段を用いて設定する任意の受信放送
    局の受信出力を、記録装置部の動作モード時に前記サー
    チ操作手段を用いて設定しておいた第2の記録媒体の任
    意の位置から記録させることができるように制御を行な
    う制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする複合機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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