JPH08314783A - データ保全方式 - Google Patents
データ保全方式Info
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- JPH08314783A JPH08314783A JP7118140A JP11814095A JPH08314783A JP H08314783 A JPH08314783 A JP H08314783A JP 7118140 A JP7118140 A JP 7118140A JP 11814095 A JP11814095 A JP 11814095A JP H08314783 A JPH08314783 A JP H08314783A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- job
- preliminary
- processing
- spare
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】予備データ取得時間が業務処理ジョブの停止制
限時間外の場合は、停止状態のデータを取得する処理
を、未取得のデータがなくなるか、または予備データ作
成回数の最大値未満まで繰り返す処理手段と、最大値に
なっても取得されなかったデータが存在する場合には、
実行待ち状態の業務処理ジョブを保留状態にするととも
に取得処理を一時中断し、業務処理ジョブが終了してか
ら停止状態のデータを取得する処理手段と、停止制限時
間内であれば業務処理ジョブの実行を一時中断させ、停
止状態のデータと更新中のデータについては更新前のデ
ータを取得する処理手段とを備える。 【効果】業務処理ジョブの一時中断時間を最小限に抑え
て行うことができる。
限時間外の場合は、停止状態のデータを取得する処理
を、未取得のデータがなくなるか、または予備データ作
成回数の最大値未満まで繰り返す処理手段と、最大値に
なっても取得されなかったデータが存在する場合には、
実行待ち状態の業務処理ジョブを保留状態にするととも
に取得処理を一時中断し、業務処理ジョブが終了してか
ら停止状態のデータを取得する処理手段と、停止制限時
間内であれば業務処理ジョブの実行を一時中断させ、停
止状態のデータと更新中のデータについては更新前のデ
ータを取得する処理手段とを備える。 【効果】業務処理ジョブの一時中断時間を最小限に抑え
て行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ保全方式に関
し、特に、ハードウェア障害またはソフトウェア障害に
備えてデータベースから予備データを取得するデータ保
全処理機構を有するデータベースシステムにおいて、業
務処理ジョブ実行中にデータベースの保存を効率よく行
うデータ保全方式に関するものである。
し、特に、ハードウェア障害またはソフトウェア障害に
備えてデータベースから予備データを取得するデータ保
全処理機構を有するデータベースシステムにおいて、業
務処理ジョブ実行中にデータベースの保存を効率よく行
うデータ保全方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、業務処理ジョブ実
行中に予備データを取得する手段として、特開平2−3
04647号公報に記載されたような予備データ取得起
動時に実行中の業務処理ジョブを一時中断させることに
よりデータ更新を防止させ、予備データを取得する手段
があった。
行中に予備データを取得する手段として、特開平2−3
04647号公報に記載されたような予備データ取得起
動時に実行中の業務処理ジョブを一時中断させることに
よりデータ更新を防止させ、予備データを取得する手段
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の予備デ
ータ取得方式のように、予備データ取得起動時に業務処
理ジョブをすべて中断させると、予備データ取得の間、
業務処理ジョブが実行できなくなる。データ量の増大に
比例して、この業務処理ジョブ中断時間は増加するため
業務処理ジョブへの影響が大きくなるという課題があっ
た。
ータ取得方式のように、予備データ取得起動時に業務処
理ジョブをすべて中断させると、予備データ取得の間、
業務処理ジョブが実行できなくなる。データ量の増大に
比例して、この業務処理ジョブ中断時間は増加するため
業務処理ジョブへの影響が大きくなるという課題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、予備データ取得時間が業務処理
ジョブの停止制限時間外の場合は、業務処理ジョブ実行
中に更新中のデータを除いた停止状態のデータを予備デ
ータとして取得する処理を未取得のデータがなくなる
か、または予備データ作成回数の最大値未満まで繰り返
す処理手段と予備データ作成回数の最大値になっても更
新中で取得されなかったデータが存在する場合には、実
行待ち状態の業務処理ジョブを保留状態にするとともに
予備データ取得処理を一時中断し、業務処理ジョブが終
了してから停止状態のデータを予備データとして取得す
る処理手段と、予備データ取得時間が業務処理ジョブの
停止制限時間内であればデータベースに対するすべての
業務処理ジョブの実行を一時中断させ、停止状態のデー
タと更新中のデータについては更新前のデータを予備デ
ータとして取得する処理手段とを備えたことを特徴とす
る。
め、本発明においては、予備データ取得時間が業務処理
ジョブの停止制限時間外の場合は、業務処理ジョブ実行
中に更新中のデータを除いた停止状態のデータを予備デ
ータとして取得する処理を未取得のデータがなくなる
か、または予備データ作成回数の最大値未満まで繰り返
す処理手段と予備データ作成回数の最大値になっても更
新中で取得されなかったデータが存在する場合には、実
行待ち状態の業務処理ジョブを保留状態にするとともに
予備データ取得処理を一時中断し、業務処理ジョブが終
了してから停止状態のデータを予備データとして取得す
る処理手段と、予備データ取得時間が業務処理ジョブの
停止制限時間内であればデータベースに対するすべての
業務処理ジョブの実行を一時中断させ、停止状態のデー
タと更新中のデータについては更新前のデータを予備デ
ータとして取得する処理手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】データベースシステムにおいては、排他制御に
よって、更新中および参照中のデータに対しては更新の
禁止を行い、更新中のデータに対しては参照を禁止して
いる。このようなデータの状態を識別するためにデータ
アクセス制御部はデータベースファイルのデータに対し
て処理を行う時点で、データ使用中登録テーブルにデー
タ名と更新中および参照中を示すためのフラグを使用中
フラグとしてセットし、データの処理が終了した時点で
使用中フラグをクリアする。
よって、更新中および参照中のデータに対しては更新の
禁止を行い、更新中のデータに対しては参照を禁止して
いる。このようなデータの状態を識別するためにデータ
アクセス制御部はデータベースファイルのデータに対し
て処理を行う時点で、データ使用中登録テーブルにデー
タ名と更新中および参照中を示すためのフラグを使用中
フラグとしてセットし、データの処理が終了した時点で
使用中フラグをクリアする。
【0006】データ保存処理手段による予備データ取得
処理は、業務処理ジョブ実行中または非実行にかかわら
ず、オペレータまたは制御プログラムによって随時また
は定期的に起動され処理が実行される。このため、予備
データ取得処理を行っている時、データベースファイル
には更新中のデータも存在する。更新中データは、停止
した状態ではないため、予備データとして取得すること
ができない。このため業務処理ジョブ実行中に取得する
予備データは更新中データを除いた停止状態のデータし
か予備データとして取得できない。したがって、業務処
理ジョブ実行中に更新中データを含むデータベースファ
イル中のすべてのデータを予備データとして取得するに
は、更新中データが停止状態になるまで、予備データ取
得処理を一時中断するか、データが更新されないように
業務処理ジョブを一時中断しなくてはならない。本発明
は、予備データ取得処理および業務処理ジョブの一時中
断時間を最小限に抑えて、データベースの保存を効率良
く行う方式である。
処理は、業務処理ジョブ実行中または非実行にかかわら
ず、オペレータまたは制御プログラムによって随時また
は定期的に起動され処理が実行される。このため、予備
データ取得処理を行っている時、データベースファイル
には更新中のデータも存在する。更新中データは、停止
した状態ではないため、予備データとして取得すること
ができない。このため業務処理ジョブ実行中に取得する
予備データは更新中データを除いた停止状態のデータし
か予備データとして取得できない。したがって、業務処
理ジョブ実行中に更新中データを含むデータベースファ
イル中のすべてのデータを予備データとして取得するに
は、更新中データが停止状態になるまで、予備データ取
得処理を一時中断するか、データが更新されないように
業務処理ジョブを一時中断しなくてはならない。本発明
は、予備データ取得処理および業務処理ジョブの一時中
断時間を最小限に抑えて、データベースの保存を効率良
く行う方式である。
【0007】予備データ取得処理は、まず、データ量に
応じてオペレータが指定する予備データ作成回数と、業
務処理ジョブを一時中断させても業務処理ジョブに影響
がでない範囲でシステムが設定している業務処理ジョブ
の停止制限時間を取得する。次に、データベースファイ
ルのすべてのデータを予備データの対象に設定する。そ
して、予備データの対象となったデータ容量の合計を計
算し、予備データを取得するための時間を算出する。
応じてオペレータが指定する予備データ作成回数と、業
務処理ジョブを一時中断させても業務処理ジョブに影響
がでない範囲でシステムが設定している業務処理ジョブ
の停止制限時間を取得する。次に、データベースファイ
ルのすべてのデータを予備データの対象に設定する。そ
して、予備データの対象となったデータ容量の合計を計
算し、予備データを取得するための時間を算出する。
【0008】この算出された予備データ取得時間と業務
処理ジョブの停止制限時間を比較し、予備データ取得時
間が業務処理ジョブの停止制限時間を越え、かつ予備デ
ータ作成回数が最大値未満の場合は、更新中のデータを
除いた停止状態のデータのみを予備データとして取得す
る。予備データ取得処理が終了したら再びデータベース
から予備データの対象データを設定する処理に戻る。予
備データの対象データがなくなった場合には、予備デー
タ取得処理を終了する。
処理ジョブの停止制限時間を比較し、予備データ取得時
間が業務処理ジョブの停止制限時間を越え、かつ予備デ
ータ作成回数が最大値未満の場合は、更新中のデータを
除いた停止状態のデータのみを予備データとして取得す
る。予備データ取得処理が終了したら再びデータベース
から予備データの対象データを設定する処理に戻る。予
備データの対象データがなくなった場合には、予備デー
タ取得処理を終了する。
【0009】予備データ取得時間が業務処理ジョブの停
止制限時間を越え、かつ予備データ作成回数が最大とな
った場合は、実行待ちの業務処理ジョブを保留するとと
もに、予備データ取得処理は実行中業務処理ジョブが終
了するまで一時中断する。業務処理ジョブが終了すると
データはすべて停止状態となるため、予備データ取得処
理を再実行し、この停止状態のデータを予備データとし
て取得する。予備データの取得が終了したら保留した業
務処理ジョブを実行待ち状態に戻し、予備データ取得処
理を終了する。
止制限時間を越え、かつ予備データ作成回数が最大とな
った場合は、実行待ちの業務処理ジョブを保留するとと
もに、予備データ取得処理は実行中業務処理ジョブが終
了するまで一時中断する。業務処理ジョブが終了すると
データはすべて停止状態となるため、予備データ取得処
理を再実行し、この停止状態のデータを予備データとし
て取得する。予備データの取得が終了したら保留した業
務処理ジョブを実行待ち状態に戻し、予備データ取得処
理を終了する。
【0010】予備データ取得時間が業務処理ジョブの停
止制限時間内であれば、すべての業務処理ジョブを一時
中断する。一時中断した時に更新中であったデータは更
新前のデータを予備データとして取得し、その他の停止
状態のデータは予備データとして取得する。予備データ
取得処理が終了したら、一時中断した業務処理ジョブの
実行を再開し、更新中データの更新処理が続行される。
止制限時間内であれば、すべての業務処理ジョブを一時
中断する。一時中断した時に更新中であったデータは更
新前のデータを予備データとして取得し、その他の停止
状態のデータは予備データとして取得する。予備データ
取得処理が終了したら、一時中断した業務処理ジョブの
実行を再開し、更新中データの更新処理が続行される。
【0011】このようにして、データベースシステムの
予備データ取得を業務処理ジョブ実行中に実行すること
により、予備データ取得時に業務処理ジョブおよび予備
データ取得処理の一時中断時間を最小限に抑えることが
でき、ユーザに対する影響を実質的になくすことができ
るとともに、データベースの保存を効率よく行うことが
できる。
予備データ取得を業務処理ジョブ実行中に実行すること
により、予備データ取得時に業務処理ジョブおよび予備
データ取得処理の一時中断時間を最小限に抑えることが
でき、ユーザに対する影響を実質的になくすことができ
るとともに、データベースの保存を効率よく行うことが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体
的に説明する。
的に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例にかかるデータ
ベースシステムにおけるデータ保全処理機構の要部の構
成を示すブロック図である。図1において、1は業務処
理ジョブ、2はデータアクセス制御部、3はデータベー
スファイル、4はデータ保存処理部、5はデータ保存フ
ァイルである。
ベースシステムにおけるデータ保全処理機構の要部の構
成を示すブロック図である。図1において、1は業務処
理ジョブ、2はデータアクセス制御部、3はデータベー
スファイル、4はデータ保存処理部、5はデータ保存フ
ァイルである。
【0014】データベースシステムのデータ保全処理機
構の動作の概要を説明する。業務処理ジョブ1は、デー
タアクセス制御部2に対して、アクセス要求を出し、デ
ータアクセス制御部2を介してデータベースファイル3
に対して、データの読出し、データの新規作成(登
録)、データの更新等のファイル処理を行い、業務処理
を実行する。データアクセス制御部2は、業務処理ジョ
ブ1からのアクセス要求によりデータベースファイル3
へのアクセス制御を行う。例えば、データの読出し要求
があった場合には、データベースファイル3からデータ
を読出し、業務処理ジョブ1へデータを渡す処理を行
う。データの新規作成要求があった場合には、データベ
ースファイル3に新規作成データ(登録データ)を出力
する処理を行う。データの更新要求があった場合には、
データベースファイル3のデータを更新する処理を行
う。
構の動作の概要を説明する。業務処理ジョブ1は、デー
タアクセス制御部2に対して、アクセス要求を出し、デ
ータアクセス制御部2を介してデータベースファイル3
に対して、データの読出し、データの新規作成(登
録)、データの更新等のファイル処理を行い、業務処理
を実行する。データアクセス制御部2は、業務処理ジョ
ブ1からのアクセス要求によりデータベースファイル3
へのアクセス制御を行う。例えば、データの読出し要求
があった場合には、データベースファイル3からデータ
を読出し、業務処理ジョブ1へデータを渡す処理を行
う。データの新規作成要求があった場合には、データベ
ースファイル3に新規作成データ(登録データ)を出力
する処理を行う。データの更新要求があった場合には、
データベースファイル3のデータを更新する処理を行
う。
【0015】データ保存処理部4は、ハードウェア障害
またはソフトウェア障害に備えるため、随時または定期
的に起動され、データベースファイル3から予備データ
を取得し、データ保存ファイル5に出力する処理を行
う。
またはソフトウェア障害に備えるため、随時または定期
的に起動され、データベースファイル3から予備データ
を取得し、データ保存ファイル5に出力する処理を行
う。
【0016】図2は、データ使用中登録テーブルのフォ
ーマットの一例を示す図である。データ使用中登録テー
ブル11には、データの状態を管理するための使用中フ
ラグ11bがデータ名11aと対応して格納されてい
る。このデータ使用中登録テーブル11は、データベー
スファイル3中に設けられる。データ使用中登録テーブ
ル11の使用中フラグ11bは、データ名11aと対応
して、そのデータ名のデータの状態を示すもので、更新
中データには更新中、参照中データには参照中を示すフ
ラグがセットされる。
ーマットの一例を示す図である。データ使用中登録テー
ブル11には、データの状態を管理するための使用中フ
ラグ11bがデータ名11aと対応して格納されてい
る。このデータ使用中登録テーブル11は、データベー
スファイル3中に設けられる。データ使用中登録テーブ
ル11の使用中フラグ11bは、データ名11aと対応
して、そのデータ名のデータの状態を示すもので、更新
中データには更新中、参照中データには参照中を示すフ
ラグがセットされる。
【0017】図3は、データベースファイルのデータの
フォーマットの一例を示す図である。データベースファ
イル3に格納されるデータベースファイルデータ12
は、データ名12a、データ容量12b、更新フラグ1
2c、データ12dで対応付けられている。データ容量
12bはデータ名12aと対応して、そのデータ名のデ
ータ容量を示すもので、データが新規作成、更新される
時にデータアクセス制御部2でセットされる。更新フラ
グ12cは、データ名12aと対応して、そのデータ名
のデータが前回予備データ取得以降に更新されたか否か
を示すもので、更新された場合にはon、更新されてい
ない場合にはoffを示すフラグがセットされる。
フォーマットの一例を示す図である。データベースファ
イル3に格納されるデータベースファイルデータ12
は、データ名12a、データ容量12b、更新フラグ1
2c、データ12dで対応付けられている。データ容量
12bはデータ名12aと対応して、そのデータ名のデ
ータ容量を示すもので、データが新規作成、更新される
時にデータアクセス制御部2でセットされる。更新フラ
グ12cは、データ名12aと対応して、そのデータ名
のデータが前回予備データ取得以降に更新されたか否か
を示すもので、更新された場合にはon、更新されてい
ない場合にはoffを示すフラグがセットされる。
【0018】図4は、予備データのフォーマットの一例
を示す図である。予備データ13はデータ保存ファイル
5に出力されて保存される。所定データ量の単位のデー
タ単位に取得される予備データ13は、データ名13a
とデータ13bが対応付けられている。
を示す図である。予備データ13はデータ保存ファイル
5に出力されて保存される。所定データ量の単位のデー
タ単位に取得される予備データ13は、データ名13a
とデータ13bが対応付けられている。
【0019】図5は、データ保存処理部4の予備データ
の取得処理を示すフローチャートである。図5を参照し
てデータ保存ファイル5に保存する予備データ取得処理
を説明する。
の取得処理を示すフローチャートである。図5を参照し
てデータ保存ファイル5に保存する予備データ取得処理
を説明する。
【0020】オペレータまたは制御プログラムによっ
て、随時または定期的に予備データ取得のための起動が
かけられると、予備データ取得処理が開始される。
て、随時または定期的に予備データ取得のための起動が
かけられると、予備データ取得処理が開始される。
【0021】まず、ステップ30において、予備データ
作成回数の最大値を取得する。次にステップ31で業務
処理ジョブの停止制限時間を取得する。次にステップ3
2でデータベースファイル3に存在するすべてのファイ
ルに対応するデータベースファイル3の更新フラグ12
cをonにする。すなわち、すべてのデータが予備デー
タへの出力対象データとなる。ステップ33では、デー
タベースファイル3の更新フラグ12cがすべてoff
であるか否かを判定する。更新フラグ12cがすべてo
ffの場合には、データ保存処理部4を終了する。更新
フラグ12cがonになっているデータがある場合には
ステップ34に進む。ステップ34では、予備データへ
の出力対象となるデータのデータ容量12dから予備デ
ータ取得時間を算出する。ステップ35では、ステップ
34で算出した予備データ取得時間が業務処理ジョブの
停止制限時間以内であるか否かを判定する。予備データ
取得時間が業務処理ジョブの停止制限時間以内である場
合には、ステップ36の予備データ作成処理部3へ進
み、データ保存処理部4を終了する。予備データ取得時
間が業務処理ジョブの停止制限時間を越えている場合に
は、ステップ37へ進む。ステップ37では、予備デー
タ作成回数が予備データ作成回数の最大値になったか否
かを判定する。予備データ作成回数が最大値になった場
合には、ステップ38の予備データ作成処理部2へ進
み、データ保存処理部4を終了する。予備データ作成回
数が予備データ作成回数の最大値未満の場合には、ステ
ップ39の予備データ作成処理部1へ進み、ステップ3
3へ戻り、データベースファイルの更新フラグ12cを
参照して、更新フラグがonになっているデータがある
場合には、同様の処理を繰り返して行う。
作成回数の最大値を取得する。次にステップ31で業務
処理ジョブの停止制限時間を取得する。次にステップ3
2でデータベースファイル3に存在するすべてのファイ
ルに対応するデータベースファイル3の更新フラグ12
cをonにする。すなわち、すべてのデータが予備デー
タへの出力対象データとなる。ステップ33では、デー
タベースファイル3の更新フラグ12cがすべてoff
であるか否かを判定する。更新フラグ12cがすべてo
ffの場合には、データ保存処理部4を終了する。更新
フラグ12cがonになっているデータがある場合には
ステップ34に進む。ステップ34では、予備データへ
の出力対象となるデータのデータ容量12dから予備デ
ータ取得時間を算出する。ステップ35では、ステップ
34で算出した予備データ取得時間が業務処理ジョブの
停止制限時間以内であるか否かを判定する。予備データ
取得時間が業務処理ジョブの停止制限時間以内である場
合には、ステップ36の予備データ作成処理部3へ進
み、データ保存処理部4を終了する。予備データ取得時
間が業務処理ジョブの停止制限時間を越えている場合に
は、ステップ37へ進む。ステップ37では、予備デー
タ作成回数が予備データ作成回数の最大値になったか否
かを判定する。予備データ作成回数が最大値になった場
合には、ステップ38の予備データ作成処理部2へ進
み、データ保存処理部4を終了する。予備データ作成回
数が予備データ作成回数の最大値未満の場合には、ステ
ップ39の予備データ作成処理部1へ進み、ステップ3
3へ戻り、データベースファイルの更新フラグ12cを
参照して、更新フラグがonになっているデータがある
場合には、同様の処理を繰り返して行う。
【0022】図6は、予備データ作成処理部1の予備デ
ータ取得処理を示すフローチャートである。図6を参照
してデータ保存ファイル5に保存する予備データ取得処
理を説明する。
ータ取得処理を示すフローチャートである。図6を参照
してデータ保存ファイル5に保存する予備データ取得処
理を説明する。
【0023】予備データ取得回数が予備データ取得回数
の最大値未満の場合には、予備データ取得処理を開始す
る。まず、ステップ41において、予備データとして出
力するデータをデータベースファイル3から読込む。次
にステップ42で、予備データとして出力するデータが
なくなったか否かを判定する。予備データとして出力す
るデータがなくなった場合にはデータ作成処理部1を終
了する。出力するデータがある場合にはステップ43に
進む。ステップ43では、出力対象となるデータのデー
タ使用中登録テーブル11の使用中フラグ11bが更新
中であった場合には、当該データが更新中であり、この
データの取得はスキップし、ステップ41に戻り、次の
データを読出す処理を行う。また、ステップ43でデー
タが更新中でない場合には、予備データとしてデータを
出力する。予備データとしてデータを出力した後、予備
データとして出力したデータのデータベースファイル3
の更新フラグ12cをオフにして、ステップ41に戻
り、次のデータの読出しを行い、続いて同様の処理を行
う。
の最大値未満の場合には、予備データ取得処理を開始す
る。まず、ステップ41において、予備データとして出
力するデータをデータベースファイル3から読込む。次
にステップ42で、予備データとして出力するデータが
なくなったか否かを判定する。予備データとして出力す
るデータがなくなった場合にはデータ作成処理部1を終
了する。出力するデータがある場合にはステップ43に
進む。ステップ43では、出力対象となるデータのデー
タ使用中登録テーブル11の使用中フラグ11bが更新
中であった場合には、当該データが更新中であり、この
データの取得はスキップし、ステップ41に戻り、次の
データを読出す処理を行う。また、ステップ43でデー
タが更新中でない場合には、予備データとしてデータを
出力する。予備データとしてデータを出力した後、予備
データとして出力したデータのデータベースファイル3
の更新フラグ12cをオフにして、ステップ41に戻
り、次のデータの読出しを行い、続いて同様の処理を行
う。
【0024】図7は、予備データ作成処理部2の予備デ
ータ取得処理を示すフローチャートである。図7を参照
してデータ保存ファイル5に保存する予備データ取得処
理を説明する。
ータ取得処理を示すフローチャートである。図7を参照
してデータ保存ファイル5に保存する予備データ取得処
理を説明する。
【0025】予備データ取得回数が予備データ取得回数
の最大値になると、予備データ取得処理を開始する。
の最大値になると、予備データ取得処理を開始する。
【0026】まず、ステップ51において、実行待ちに
なっている業務処理ジョブを実行待ち状態のまま保留状
態にする。次にステップ52で既に実行中の業務処理ジ
ョブが終了するまで、予備データ取得処理を一時中断す
る。実行中の業務処理ジョブが終了した後、ステップ5
3において、予備データに出力するデータをデータベー
スファイル3から読込む。次にステップ54で、予備デ
ータとして出力するデータがなくなったか否かを判定す
る。予備データとして出力するデータがなくなった場合
にはステップ55へ進む。ステップ55では実行待ち業
務処理ジョブを実行待ち状態に戻して予備データ作成処
理部2を終了する。ステップ54で出力するデータがあ
る場合にはステップ56に進む。ステップ56では、予
備データとしてデータを出力する。予備データとしてデ
ータを出力した後、ステップ53に戻り、次のデータの
読出しを行い、続いて同様の処理を行う。
なっている業務処理ジョブを実行待ち状態のまま保留状
態にする。次にステップ52で既に実行中の業務処理ジ
ョブが終了するまで、予備データ取得処理を一時中断す
る。実行中の業務処理ジョブが終了した後、ステップ5
3において、予備データに出力するデータをデータベー
スファイル3から読込む。次にステップ54で、予備デ
ータとして出力するデータがなくなったか否かを判定す
る。予備データとして出力するデータがなくなった場合
にはステップ55へ進む。ステップ55では実行待ち業
務処理ジョブを実行待ち状態に戻して予備データ作成処
理部2を終了する。ステップ54で出力するデータがあ
る場合にはステップ56に進む。ステップ56では、予
備データとしてデータを出力する。予備データとしてデ
ータを出力した後、ステップ53に戻り、次のデータの
読出しを行い、続いて同様の処理を行う。
【0027】図8は、予備データ作成処理部3の予備デ
ータ取得処理を示すフローチャートである。図8を参照
してデータ保存ファイル5に保存する予備データ取得処
理を説明する。
ータ取得処理を示すフローチャートである。図8を参照
してデータ保存ファイル5に保存する予備データ取得処
理を説明する。
【0028】予備データ取得対象データの予備データ取
得時間が業務処理ジョブの停止制限時間以内になると、
予備データ取得処理が開始される。
得時間が業務処理ジョブの停止制限時間以内になると、
予備データ取得処理が開始される。
【0029】まず、ステップ61において、実行中、実
行待ちにかかわらず、すべての業務処理ジョブを一時中
断する。次にステップ62で予備データとして出力する
データをデータベースファイル3から読出す。ステップ
63では、予備データとして出力するデータがなくなっ
たか否かを判定する。出力するデータがなくなった場合
には、ステップ64へ進む。ステップ64では、すべて
の業務処理ジョブの一時中断を解除して実行を再開し、
予備データ作成処理部3を終了する。ステップ63で出
力データがある場合には、ステップ65に進む。ステッ
プ65では予備データとして出力するデータが更新中で
あるか否かを判定する。出力データが更新中である場合
にはステップ66へ進む。ステップ66では、更新前の
データを予備データとして出力する。出力データが更新
中でない場合には、ステップ67へ進む。ステップ67
では、予備データとしてデータを出力する。ステップ6
6、ステップ67で予備データとしてデータを出力した
後、ステップ62に戻り、次のデータの読出しを行い、
続いて同様の処理を行う。
行待ちにかかわらず、すべての業務処理ジョブを一時中
断する。次にステップ62で予備データとして出力する
データをデータベースファイル3から読出す。ステップ
63では、予備データとして出力するデータがなくなっ
たか否かを判定する。出力するデータがなくなった場合
には、ステップ64へ進む。ステップ64では、すべて
の業務処理ジョブの一時中断を解除して実行を再開し、
予備データ作成処理部3を終了する。ステップ63で出
力データがある場合には、ステップ65に進む。ステッ
プ65では予備データとして出力するデータが更新中で
あるか否かを判定する。出力データが更新中である場合
にはステップ66へ進む。ステップ66では、更新前の
データを予備データとして出力する。出力データが更新
中でない場合には、ステップ67へ進む。ステップ67
では、予備データとしてデータを出力する。ステップ6
6、ステップ67で予備データとしてデータを出力した
後、ステップ62に戻り、次のデータの読出しを行い、
続いて同様の処理を行う。
【0030】以上、本発明を実施例にもとづき具体的に
説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは言うまでもない。
説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、業務処理
ジョブ実行中に業務処理ジョブおよび予備データ取得処
理の一時中断時間を最小限に抑えて行うことができ、ユ
ーザに対する影響を実質的になくすとともにデータベー
スの保存を効率よく行うことができる。
ジョブ実行中に業務処理ジョブおよび予備データ取得処
理の一時中断時間を最小限に抑えて行うことができ、ユ
ーザに対する影響を実質的になくすとともにデータベー
スの保存を効率よく行うことができる。
【図1】本発明の一実施例にかかるデータベースシステ
ムにおけるデータ保全処理機構の要部の構成を示すブロ
ック図である。
ムにおけるデータ保全処理機構の要部の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】データ使用中登録テーブルのフォーマットの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図3】データベースファイルデータのフォーマットの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図4】予備データのフォーマットの一例を示す図であ
る。
る。
【図5】データ保存処理部の予備データの取得処理を示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図6】図5フローチャートの予備データ作成処理部1
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図7】図5フローチャートの予備データ作成処理部2
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図8】図5フローチャートの予備データ作成処理部3
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
1…業務処理ジョブ、 2…データアク
セス制御部、3…データベースファイル、 4
…データ保存処理部、5…データ保存ファイル、
11…データ使用中登録テーブル、12…データ
ベースファイルデータ、 13…予備データ。
セス制御部、3…データベースファイル、 4
…データ保存処理部、5…データ保存ファイル、
11…データ使用中登録テーブル、12…データ
ベースファイルデータ、 13…予備データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 賀夫 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 榎本 圭央 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 白井 智之 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 飯島 弘気 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 福本 英利 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ュータエンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】ハードウェア障害またはソフトウェア障害
に備えてデータベースから予備データを取得しておくデ
ータ保全処理機構を有するデータベースシステムにおい
て、 業務処理ジョブ実行中に更新中データを除いた停止状態
のデータを予備データとして取得する処理を、未取得の
データがなくなるか、または予備データ作成回数の最大
値未満まで繰り返す処理手段と、予備データ作成回数の
最大値になっても更新中で取得されなかったデータが存
在する場合には、実行待ち状態の業務処理ジョブを保留
状態にするとともに予備データ取得処理を一時中断し、
業務処理ジョブが終了してから停止状態のデータを予備
データとして取得する処理手段と、予備データ取得時間
が業務処理ジョブの停止制限時間内であればデータベー
スに対するすべての業務処理ジョブの実行を一時中断さ
せ、停止状態のデータと更新中のデータについては更新
前のデータを予備データとして取得する処理手段とを備
えたことを特徴とするデータ保全方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7118140A JPH08314783A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | データ保全方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7118140A JPH08314783A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | データ保全方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08314783A true JPH08314783A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=14729064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7118140A Pending JPH08314783A (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | データ保全方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08314783A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006079626A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Microsoft Corp | データ保護システムにおいて堅牢で扱いやすいデータ保護アプリケーション群を生成するためのアーキテクチャモデルを作成するための方法、システム、および装置 |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP7118140A patent/JPH08314783A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006079626A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Microsoft Corp | データ保護システムにおいて堅牢で扱いやすいデータ保護アプリケーション群を生成するためのアーキテクチャモデルを作成するための方法、システム、および装置 |
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