JPH08314451A - 音源装置 - Google Patents

音源装置

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JPH08314451A
JPH08314451A JP7117249A JP11724995A JPH08314451A JP H08314451 A JPH08314451 A JP H08314451A JP 7117249 A JP7117249 A JP 7117249A JP 11724995 A JP11724995 A JP 11724995A JP H08314451 A JPH08314451 A JP H08314451A
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JP
Japan
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midi
card
sound source
memory
data
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JP7117249A
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Inventor
Noboru Fujiwara
昇 藤原
Hiroteru Yoshida
浩輝 善田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】MIDI音源を利用して携帯型の音楽再生シス
テムを実現する。 【構成】MIDIカード22にはMIDIメッセージデ
ータファイルを記憶するためのMIDIデータメモリ2
25と、そのメモリ225のデータファイルを再生する
ためのハードウェア(MIDIコントローラ223、マ
イコン226)が内蔵されており、カード上の再生スイ
ッチボタン22eをユーザが操作することによって、演
奏情報などをメモリ225から読み出して再生すること
ができる。したがって、MIDIカード22をパーソナ
ルコンピュータに装着した状態で演奏情報の作曲作業な
どを行ってそれをメモリ225に保存しておけば、その
演奏情報をMIDIカード22単体で再生することがで
き、カセットテープレコーダのような携帯型の音楽再生
システムを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーソナルコンピュ
ータに装着して使用されるMIDIなどの音源装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の発達に伴い、
いわゆるマルチメディア対応のパーソナルコンピュータ
が種々開発されている。この種のパーソナルコンピュー
タでは、テキストデータやグラフィックスデータの他
に、動画やオーディオデータを扱うことができる。
【0003】通常、オーディオデータの再生には、FM
音源、PCM音源、またはMIDI音源などが利用され
る。MIDI(Musical Instrument
Digital Interface)は、FM音源
やPCM音源のように発音方式を規定したものではな
く、楽器の演奏情報や音色の選択情報などを扱うための
標準インターフェース規格であり、128音色の配列を
定めたGM規格などが知られている。このようなMID
I規格の音源装置を利用すれば、異機種間で演奏情報な
どを共用することができる。
【0004】しかし、従来のMIDI音源装置は、パー
ソナルコンピュータやシーケンサに接続して使用する形
態のものが多く、そのMIDI音源装置の動作制御は全
てそれらパーソナルコンピュータやシーケンサに委ねら
れていた。
【0005】このため、ユーザが作曲した演奏情報など
を再生する場合においても、MIDI音源装置単独では
動作せず、パーソナルコンピュータやシーケンサが常に
必要となり、MIDI音源装置をカセットテープレコー
ダのように持ち運んで使用するといった運用を行うこと
は困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
MIDI音源装置は単独で動作することができないた
め、ユーザが作曲した演奏情報などを再生する場合にお
いても常にパーソナルコンピュータと一緒に持ち運ばな
ければならず、携帯性という点で不具合があった。
【0007】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、演奏情報の再生などを音源装置単独で実行でき
るようにして、音楽の再生時にはパーソナルコンピュー
タ本体から分離して使用することが可能な携帯型の音楽
再生システムとして利用できる音源装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
パーソナルコンピュータに着脱自在に装着可能に構成さ
れ、オーディオ信号を発生するためのデジタル音源を内
蔵した音源装置であって、前記パーソナルコンピュータ
によって作成された音データファイルを記憶するための
メモリと、前記音源装置の装置本体上に設けられたスイ
ッチの操作に応答して動作可能に構成され、前記メモリ
に記憶されている音データファイルの内容を前記デジタ
ル音源を利用してオーディオ信号に変換し、前記装置本
体上設けられたオーディオ出力端子からアナログオーデ
ィオ信号として出力するメモリデータ再生手段とを具備
することを特徴とする。
【0009】この音源装置においては、音データファイ
ルを記憶するためのメモリと、そのメモリの音データフ
ァイルを再生するための機構が内蔵されており、装置本
体上のスイッチをユーザが操作することによって、演奏
情報などをメモリから読み出して再生することができ
る。したがって、音源装置をパーソナルコンピュータに
装着した状態で演奏情報の作曲作業などを行ってそれを
メモリに保存しておけば、その演奏情報を音源装置単体
で再生することができ、カセットテープレコーダのよう
な携帯型の音楽再生システムを実現することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係る音源装置
が搭載されるパーソナルコンピュータのシステム構成が
示されている。このシステムはノートブックタイプの携
帯可能なパーソナルコンピュータに対応するものであ
り、図示のように、システムバス10、CPU11、シ
ステムメモリ12、HDD13、FDD14、キーボー
ド(KB)15、オーディオコントローラ17、PCカ
ードコントローラ18、マルチメディアディスプレイコ
ントローラ19、ビデオメモリ(VRAM)20を備え
ており、このシステムで使用される音源装置は、PCカ
ードコネクタ18aに接続可能なMIDIカード22と
して実現されている。
【0011】MIDIカード22はMIDI規格に準拠
した音源装置であり、JEIDA/PCMCIAに準拠
した物理的および電気的仕様を持つPCカードである。
このMIDIカード22は、図2(A)に示されている
ように、ディスプレイパネル2が回動自在に取り付けら
れたコンピュータ本体1の一側面に設けられているPC
カードスロット3に着脱自在に装着することができる。
【0012】MIDIカード22のカード挿入端と対向
する他端側には、図示のように、外部MIDI入力端子
(MIDI−IN)22a、外部MIDI出力端子(M
IDI−OUT)、外部オーディオ出力端子(AUDI
O−OUT)22cが設けられており、またそのカード
22の基体の上面には録音スイッチボタン22d、およ
び再生スイッチボタン22eが設けられている。また、
図2(B)に示されているように、PCカードスロット
3のカード挿入端側には蓋3aの一端が取り付けられて
おり、その一端を支点に回動自在に設けられている。M
IDIカード22の非装着時には、蓋3aによってPC
カードスロット3の開口部が塞がれ、これによってPC
カードコネクタ18aが保護される。
【0013】外部MIDI入力端子(MIDI−IN)
22a、および外部MIDI出力端子(MIDI−OU
T)22bは、外部MIDI音源との間で生の音データ
(MIDIメッセージデータ)を授受するためのもので
ある。また、外部オーディオ出力端子(AUDIO−O
UT)22cはMIDIカード22内部でMIDIメッ
セージデータから得た音声信号(オーディオ信号)を出
力するためのものであり、図2に示されているようにイ
ヤホンを接続すれば音楽などを聞くことができる。
【0014】録音スイッチボタン22dおよび再生スイ
ッチボタン22eは、MIDIカード22をコンピュー
タ本体1から取り外して単体として使用する場合に用い
られる操作スイッチであり、録音スイッチボタン22d
を押すと、外部MIDI入力端子(MIDI−IN)2
2aから入力したMIDIメッセージデータを内部メモ
リに保存することができ、また再生スイッチボタン22
eを押すと、内部メモリに保存されているデータをオー
ディオ信号に変換して再生することができる。
【0015】次に、図1のシステムの各ユニットについ
て説明する。CPU11は、このシステム全体の動作を
制御するものであり、システムメモリ12に格納された
オペレーティングシステムおよび実行対象のアプリケー
ションプログラムを実行する。MIDIカード22を使
用した演奏情報の作成や記録・再生などは、CPU11
にMIDIドライバなどのソフトウェアを実行させるこ
とによって実行される。
【0016】オーディオコントローラ17は、CPU1
1の制御の下にオーディオデータの入出力制御を行うも
のであり、マイク端子からの音声信号をA/D変換する
ためのA/Dコンバータ171と、CPU11からのデ
ジタルオーディオ信号をスピーカ端子にアナログ信号と
して出力するためのD/Aコンバータ172と、PCカ
ードコントローラ18を介してMIDIカード22から
供給されるPWM変調されたデジタルオーディオ信号を
アナログ信号に変換してスピーカ端子に出力するフィル
タ回路174と、このフィルタ回路174からの出力と
マイク端子からの音声信号を選択または合成出力するマ
ルチプレクサ173とから構成されている。
【0017】MIDIカード22からオーディオコント
ローラ17へのデジタルオーディオ信号の転送にはオー
ディオバス18bが用いられ、システムバス10は使用
されない。従って、システムの負荷の増大無しに、デジ
タルオーディオ信号の高速転送が可能となる。
【0018】PCカードコントローラ18は、CPU1
1の制御下で、PCカードスロットに装着された各種P
Cカードを制御するためのものであり、モード1とモー
ド2の2つの動作モードを有している。モード1は、モ
デムカードなどのような通常のPCカードを制御するた
めのものであり、システムバス10とPCカードとの間
でデータ転送を行い、オーディオバス18bおよび後述
のビデオバス18cは使用しない。
【0019】モード2は、MIDIカード22がPCカ
ードスロットに装着されている場合に使用されるモード
である。このモード2においては、PCカードコントロ
ーラ18は、MIDIカード22から例えば互いに異な
る信号線を介して返送されるデジタルオーディオ信号を
オーディオバス18bを介してオーディオコントローラ
17に転送する。また、MPEGビデオデータなどの動
画データを扱うビデオカードから返送されるデジタルY
UV信号については、ビデオバス18cを介してマルチ
メディアディスプレイコントローラ19に転送される。
ビデオバス18cとしては、VESA規格のVAFC
(VESA Advanced Feature Co
nnector)、またはVM−Channel(VE
SA Media Channel)を利用することが
できる。
【0020】PCカードコントローラ18には、データ
転送制御ロジック181とモードレジスタ182が設け
られており、モードレジスタ182にモード指定フラグ
をセットすることにより、PCカードコントローラ18
の動作モードが切換えられる。
【0021】モード指定フラグのセットは、例えばシス
テム電源投入時にCPU11によって行われる。すなわ
ち、CPU11は、PCカードスロットに装着されてい
るPCカードから属性情報を読取り、その属性情報によ
って装着されているPCカードの種類を検出する。装着
されているPCカードがMIDIカード22であれば、
CPU11は、モード2を示すモード指定フラグをモー
ドレジスタ182にセットする。
【0022】これらモード1,モード2それぞれにおけ
るPCカードインタフェースを図3に示す。すなわち、
モード1においては、68ピンから構成されるPCカー
ドコネクタ18aはPCMCIA仕様で規定された標準
ピンアサインルールに従って使用される。一方、モード
2においては、アドレスピン(A25−A7)は、PC
カードからのデジタルYUV信号の出力や水平・垂直同
期信号(HREF,VSYNC)の出力に使用され、I
/Oカード用として用意されたオーディオ出力ピン(−
SPKR)およびI/Oポートアクノリッジピン(−I
NPACK)はPCカードからのオーディオ信号(左P
WM,右PWM)の出力に利用される。
【0023】また、PCカードコネクタ18aの他のピ
ンについては、モード2においてもモード1と同様に使
用される。マルチメディアディスプレイコントローラ1
9は、CPU11の制御の下に、このシステムのディス
プレイモニタとして使用されるカラーLCD21および
オプション接続されるCRTディスプレイを制御するも
のであり、VGA仕様のテキストおよびグラフィクス表
示の他、動画表示をサポートする。
【0024】このマルチメディアディスプレイコントロ
ーラ19には、図示のように、グラフィックス表示制御
回路(Graphics)191、ビデオ表示制御回路(Video
)192、マルチプレクサ193、およびD/Aコン
バータ194等が設けられている。
【0025】グラフィックス表示制御回路191は、V
GA互換のグラフィックスコントローラであり、ビデオ
メモリ(VRAM)20に描画されたVGAのグラフィ
クスデータをRGBビデオデータに変換して出力する。
ビデオ表示制御回路192は、デジタルYUVデータを
貯えるビデオバッファ、及び同バッファに貯えられたY
UVデータをRGBビデオデータに変換するYUV−R
GB変換回路等をもつ。
【0026】マルチプレクサ193は、グラフィックス
表示制御回路191とビデオ表示制御回路192の出力
データの一方を選択、またはグラフィックス表示制御回
路191からのVGAグラフィクス上にビデオ表示制御
回路192からのビデオ出力を合成してカラーLCD2
1、およびD/Aコンバータ194に送る。D/Aコン
バータ194は、マルチプレクサ194からのビデオデ
ータをアナログRGB信号に変換して、CRTディスプ
レイに出力する。
【0027】MIDIカード22は、前述したようにP
CMCIA準拠の物理的/電気的仕様を持つPCカード
であり、PCカードスロット3に装着された時はパーソ
ナルコンピュータの音源として利用され、またPCカー
ドスロット3から取り外された時は携帯型音声再生機器
として利用される。
【0028】このMIDIカード22は、前述の68ピ
ンのピン配置を持つコネクタを有するホストインターフ
ェース221と、カード属性情報を保持するCISメモ
リ222、MIDIメッセージデータおよびオーディオ
信号の転送制御や、MIDIデータメモリ225のリー
ド/ライト制御などを行うMIDIコントローラ223
と、入力されるMIDIメッセージデータに対応するオ
ーディオ信号を発生するMIDI音源224(MIDI
ジェネレータ)と、MIDIメッセージデータを記憶す
るMIDIデータメモリ225と、MIDIコントロー
ラ223を制御してカード22単体で独立動作するため
の制御処理を行うマイクロコンピュータ226、および
MIDIカード22単体で動作するときの動作電源を供
給するためのバッテリ227を備えている。
【0029】次に、図4乃至図6のフローチャートを参
照して、MIDIカード22をPCカードスロット3に
装着した場合におけるデータの流れについて説明する。
図4には、MIDIデータ再生時のデータの流れが示さ
れている。
【0030】まず、ユーザによって作成された音楽など
のMIDIメッセージデータ(生データ)がHDD13
から読み出されて、システムメモリ12に格納される。
そして、PCカードコントローラ18を介してシステム
メモリ12からMIDIカード22のMIDIコントロ
ーラ223にMIDIメッセージデータが送られる。こ
の場合、MIDIカード22へのMIDIメッセージデ
ータの転送には、MIDIカード22のデータピンなど
が利用される。
【0031】MIDIコントローラ223に送られたM
IDIメッセージデータは外部MIDI出力端子(MI
DI−OUT)22bから外部MIDI機器に出力され
るか、またはMIDI音源224に送られて、そこでデ
ジタルオーディオ信号に変換される。このデジタルオー
ディオ信号は、MIDIコントローラ223内のD/A
コンバータを経由してアナログオーディオ信号として外
部オーディオ出力端子(AUDIO−OUT)22cか
ら出力される。また、MIDI音源224から出力され
るデジタルオーディオ信号は、PCカードコントローラ
18、オーディオバス18bを介してオーディオコント
ローラ17にも送られる。
【0032】このように、MIDIカード22がPCカ
ードスロット3に装着されている場合においては、MI
DIカード22はパーソナルコンピュータ上のソフトウ
ェアによって制御される音源カードとして用いられ、音
声信号の再生などに利用される。
【0033】図5には、MIDIデータ保存時のデータ
の流れが示されている。まず、ユーザによって作成され
た音楽などのMIDIメッセージデータ(生データ)が
HDD13から読み出されて、システムメモリ12に格
納される。または、ソフトウェア制御の下、システムメ
モリ12上でMIDIメッセージデータが作成される。
システムメモリ12上のMIDIメッセージデータは、
PCカードコントローラ18を介してMIDIカード2
2のMIDIコントローラ223に送られる。この場
合、MIDIカード22へのMIDIメッセージデータ
の転送には、MIDIカード22のデータピンなどが利
用される。
【0034】MIDIコントローラ223に送られたM
IDIメッセージデータは、MIDIメッセージデータ
ファイルとしてMIDIデータメモリ225に格納され
る。このMIDIデータメモリ225の記憶内容は、シ
ステムがパワーオフされた場合でもカード22内部のバ
ッテリ227によってバックアップされる。
【0035】このように、MIDIカード22がPCカ
ードスロット3に装着されている場合においては、MI
DIカード22のMIDIデータメモリ225は、ユー
ザによって作成された演奏情報などのMIDIメッセー
ジデータファイルを保存する外部記憶装置として利用さ
れる。
【0036】図6には、MIDIデータメモリ225に
保存されているMIDIデータを再生するときのデータ
の流れが示されている。まず、ユーザによって作成され
た音楽などのMIDIメッセージデータ(生データ)が
MIDIデータメモリ225から読み出されて、MID
Iコントローラ223に送られる。そして、MIDIコ
ントローラ223に送られたMIDIメッセージデータ
は外部MIDI出力端子(MIDI−OUT)22bか
ら外部MIDI機器に出力されるか、またはMIDI音
源224に送られて、そこでデジタルオーディオ信号に
変換される。
【0037】このデジタルオーディオ信号は、MIDI
コントローラ223内のD/Aコンバータを経由してア
ナログオーディオ信号として外部オーディオ出力端子
(AUDIO−OUT)22cから出力される。また、
MIDI音源224から出力されるデジタルオーディオ
信号は、PCカードコントローラ18、オーディオバス
18bを介してオーディオコントローラ17にも送られ
る。
【0038】このように、MIDIカード22がPCカ
ードスロット3に装着されている場合においては、MI
DIカード22は通常の音源カードとして用いられると
共に、MIDIデータメモリ225に保存されているデ
ータを読み出して再生することもできる。
【0039】次に、図7および図8のフローチャートを
参照して、MIDIカード22をPCカードスロット3
から取り外して単体で使用する場合におけるデータの流
れについて説明する。
【0040】図7には、MIDIデータメモリ225に
保存されているMIDIデータを再生するときのデータ
の流れが示されている。再生スイッチボタン22eが押
されると、ユーザによって作成された音楽などのMID
Iメッセージデータ(生データ)がMIDIデータメモ
リ225から読み出されて、MIDIコントローラ22
3に送られる。そして、MIDIコントローラ223に
送られたMIDIメッセージデータは外部MIDI出力
端子(MIDI−OUT)22bから外部MIDI機器
に出力されるか、またはMIDI音源224に送られ
て、そこでデジタルオーディオ信号に変換される。
【0041】このデジタルオーディオ信号は、MIDI
コントローラ223内のD/Aコンバータを経由してア
ナログオーディオ信号として外部オーディオ出力端子
(AUDIO−OUT)22cから出力される。
【0042】したがって、図2に示されているように外
部オーディオ出力端子22cにイヤホンなどを接続すれ
ば、MIDIカード22を携帯型カセットテープレコー
ダのように音声再生機器として利用することができる。
【0043】図8には、MIDIデータ保存時のデータ
の流れが示されている。まず、外部MIDI入力端子
(MIDI−IN)22aに外部MIDI機器を接続し
た状態で録音ボタン22dが押されると、音楽などのM
IDIメッセージデータ(生データ)が外部MIDI機
器から入力されてMIDIコントローラ223に送られ
る。MIDIコントローラ223に送られたMIDIメ
ッセージデータは、MIDIメッセージデータファイル
としてMIDIデータメモリ225に格納される。
【0044】このように、MIDIカード22がPCカ
ードスロット3から取り外された場合においても、MI
DIカード22のMIDIデータメモリ225は、ユー
ザによって作成された演奏情報などのMIDIメッセー
ジデータファイルを保存する外部記憶装置として利用で
きる。
【0045】次に、図9のフローチャートを参照して、
MIDIカード22の電源切り替え動作について説明す
る。MIDIカード22のマイクロコンピュータ226
に電源が供給されると、まず、ホストインタフェース2
21のVCCピンにパーソナルコンピュータ本体から電
源VCCが印加されているか否かが調べられる(ステッ
プS11)。
【0046】パーソナルコンピュータ本体から電源VC
Cが供給されているならば、MIDIカード22の動作
電源がバッテリ227からパーソナルコンピュータ本体
の電源に切り替えられると共に(ステップS12)、パ
ーソナルコンピュータ本体からの電源を利用したバッテ
リ227の充電動作が行われる(ステップS13)。一
方、パーソナルコンピュータ本体から電源VCCが供給
されていない場合には、バッテリ227を動作電源とし
て動作する(ステップS14)。
【0047】以上説明したように、この実施例において
は、MIDIカード22にはMIDIメッセージデータ
ファイルを記憶するためのMIDIデータメモリ225
と、そのメモリ225のデータファイルを再生するため
のハードウェア(MIDIコントローラ223、マイコ
ン226)が内蔵されており、カード上の再生スイッチ
ボタン22eをユーザが操作することによって、演奏情
報などをメモリ225から読み出して再生することがで
きる。したがって、MIDIカード22をパーソナルコ
ンピュータに装着した状態で演奏情報の作曲作業などを
行ってそれをメモリ225に保存しておけば、その演奏
情報をMIDIカード22単体で再生することができ、
カセットテープレコーダのような携帯型の音楽再生シス
テムを実現することができる。
【0048】なお、MIDIカード22は、例えばFD
DやHDD、CD−ROMなどPCカードよりも大きな
周辺装置と交換可能にパーソナルコンピュータに装着で
きるように構成しても良い。図10には、MIDIカー
ド22を8cmまたは12cmのCD−ROMドライブ
と同一寸法のMIDI音源ユニット22´として構成
し、それらCD−ROMドライブとMIDI音源ユニッ
ト22´を収容部3´に交換自在に収容できるようにし
た様子が示されている。このようにすれば、カードで実
現した場合よりもさらに高機能のMIDI音源を容易に
実現できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、音源装置内部にデータメモリとデータ再生/記録用
のロジックを内蔵することにより演奏情報の再生などを
音源装置単独で実行できるようになり、音楽の再生時に
はパーソナルコンピュータ本体から分離して使用するこ
とが可能な携帯型の音楽再生システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るノートブック型ポ
ータブルパーソナルコンピュータのシステム構成を示す
ブロック図。
【図2】同実施例のパーソナルコンピュータの外観を示
す図。
【図3】同実施例で使用されるMIDIカードとのイン
タフェースを説明するための図。
【図4】同実施例におけるMIDIカード装着時のMI
DIデータ再生動作を説明するための図。
【図5】同実施例におけるMIDIカード装着時のMI
DIデータ保存動作を説明するための図。
【図6】同実施例におけるMIDIカード装着時のMI
DIメモリデータ再生動作を説明するための図。
【図7】同実施例におけるMIDIカード単体でのMI
DIメモリデータ再生動作を説明するための図。
【図8】同実施例におけるMIDIカード単体でのMI
DIメモリデータ保存動作を説明するための図。
【図9】同実施例におけるMIDIカードの電源切り替
え動作を説明するための図。
【図10】同実施例におけるMIDI装置の他の構成例
を説明するための図。
【符号の説明】
10…システムバス、11…CPU、12…システムメ
モリ、17…オーディオコントローラ、18…PCカー
ドコントローラ、19…マルチメディアディスプレイコ
ントローラ、20…ビデオメモリ、22…MIDIカー
ド、223…MIDIコントローラ、224…MIDI
音源、225…MIDIデータメモリ、226…マイコ
ン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーソナルコンピュータに着脱自在に装
    着可能に構成され、オーディオ信号を発生するためのデ
    ジタル音源を内蔵した音源装置であって、 前記パーソナルコンピュータによって作成された音デー
    タファイルを記憶するためのメモリと、 前記音源装置の装置本体上に設けられたスイッチの操作
    に応答して動作可能に構成され、前記メモリに記憶され
    ている音データファイルの内容を前記デジタル音源を利
    用してオーディオ信号に変換し、前記装置本体上設けら
    れたオーディオ出力端子からアナログオーディオ信号と
    して出力するメモリデータ再生手段とを具備することを
    特徴とする音源装置。
  2. 【請求項2】 前記音源装置はMIDI音源であり、そ
    の装置本体上にはMIDIデータ入力端子、MIDIデ
    ータ出力端子がさらに設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の音源装置。
  3. 【請求項3】 パーソナルコンピュータのPCカードス
    ロットに着脱自在に装着可能に構成され、オーディオ信
    号を発生するためのデジタル音源を内蔵し、バッテリ動
    作可能なカード型音源装置であって、 カード基体と、 このカード基体のカード挿入端と対向する他端側に設け
    られたオーディオ出力端子と、 前記カード基体の上面上に設けられたスイッチと、 前記パーソナルコンピュータによって作成された音デー
    タファイルを記憶するためのメモリと、 前記スイッチの操作に応答して動作可能に構成され、前
    記メモリに記憶されている音データファイルの内容を前
    記デジタル音源を利用してオーディオ信号に変換し、前
    記オーディオ出力端子からアナログオーディオ信号とし
    て出力するメモリデータ再生手段とを具備することを特
    徴とするカード型音源装置。
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Cited By (3)

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JP2001285417A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Sanyo Electric Co Ltd 音楽出力装置および音楽再生システム
US7636691B2 (en) 1997-03-26 2009-12-22 Sony Corporation Method of controlling digital content distribution, a method of reproducing digital content, and an apparatus using the same
US12020672B2 (en) 2018-03-01 2024-06-25 Alphatheta Corporation Audio equipment

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