JPH08314238A - 2色画像形成装置 - Google Patents

2色画像形成装置

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JPH08314238A
JPH08314238A JP11581295A JP11581295A JPH08314238A JP H08314238 A JPH08314238 A JP H08314238A JP 11581295 A JP11581295 A JP 11581295A JP 11581295 A JP11581295 A JP 11581295A JP H08314238 A JPH08314238 A JP H08314238A
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Tomoyuki Yoshida
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隆 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンパクトで且つ低コストの2色画像形成装置
を実現する。 【構成】同一の感光体3上において2色のトナー画像を
合成するデジタル電子写真方式の2色画像形成装置にお
いて、合成される2色のうち、使用頻度の少ない方の画
像に対応する静電潜像を書き込む第2露光装置110
が、書込みライン方向を感光体幅方向に平行にしたライ
ン型露光装置であって、その露光幅Aが最大転写紙幅よ
りも小さく、記静電潜像を現像する第2現像装置120
の現像幅が、上記最大転写紙幅より小さく、第2露光装
置110により形成される最大潜像幅を現像できる大き
さである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は2色画像形成装置、よ
り詳細には、感光体上において2色のトナー画像を合成
するデジタル電子写真方式の2色画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原稿画像を読み取ってデジタル信号化
し、このデジタル信号に基づき画像の書込みを行って原
稿画像に対応する静電潜像を形成するデジタル電子写真
方式の複写装置が普及し、近年はさらに、原稿画像の複
写のみならずコンピュータやワードプロセッサ等のOA
機器で作成された情報の記録も可能になり、複写装置と
いう概念を離れて「画像形成装置」という一般的な概念
が確立しつつある。
【0003】このような画像形成装置として、カラー画
像形成の可能なものも既に実用化されているが、日常の
事務作業においてカラー画像形成を必要とするのは、ど
ちらかというと特殊な分野に限られており、日常の事務
作業に関連して要望の多い2色画像形成装置の実用化が
意図されている。
【0004】このような2色画像形成装置として、露光
装置と現像装置とを、それぞれ2つ備え、黒色画像に対
応する静電潜像を第1の露光装置で書込み形成し、形成
された潜像を第1の現像装置により黒色トナーで現像
し、赤色画像に対応する静電潜像を第2露光装置で書込
み形成し、得られる潜像を第2現像装置により赤色トナ
ーで現像することにより、同一感光体上において赤・黒
2色のトナー画像を合成し、合成された赤・黒2色画像
を同一の転写紙上に転写・定着して2色画像を得る方式
のものが意図されている。
【0005】感光体に静電潜像を書込み形成する露光装
置としては、光プリンタに関連して知られた「光束走査
方式の光書込装置」を用いることができるが、かなりの
大きさがあるから、第1および第2の露光装置として、
このような光書込み装置を配備するとなると感光体回り
のレイアウトが難しく、2色画像形成装置が大型化し易
い。
【0006】そこで、露光装置のうちの少なくとも一方
は、装置的にコンパクトな「ライン型露光装置」を用い
るのが良いが、ライン型露光装置は高価であり、これを
用いることにより2色画像形成装置のコストが高くなる
虞れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、コンパクトで且つ低
コストの2色画像形成装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の「2色画像形
成装置」は「同一の感光体上において2色のトナー画像
を合成するデジタル電子写真方式の2色画像形成装置」
であり、以下の点を特徴とする(請求項1)。
【0009】即ち、合成される2色のうち「使用頻度の
少ない方の画像」に対応する静電潜像を書き込む第2露
光装置が、「書込みライン方向」を感光体幅方向に平行
にした「ライン型露光装置」であり、その露光幅が「最
大転写紙幅」よりも小さく、上記静電潜像を現像する第
2現像装置の「現像幅」は、最大転写紙幅より小さく
「第2露光装置により形成される最大潜像幅」を現像で
きる大きさである。
【0010】「感光体幅方向」は、感光体表面の移動方
向と直交する方向のうちで、感光体表面に平行な方向を
言う。
【0011】画像形成する2色画像の色は基本的には任
意であるが、最も一般的な場合は、赤と黒の2色であ
る。これら2色の画像を感光体に書き込むためのデジタ
ル信号は、2色原稿を読み取ることや、あるいはテキス
ト情報からイメージ情報化された情報画像における領域
指定により得られる。
【0012】上記「合成される2色のうち、使用頻度の
少ない方の画像」は、赤・黒2色画像の場合であれば一
般には赤色画像である。
【0013】「ライン型露光装置」は、密接して1列に
配列したLED等の微小光源エレメントを、デジタルの
画像信号で点滅制御し、各微小光源エレメントから放射
される光を、ロッドレンズアレイやダハミラーレンズア
レイ等の「等倍正立正像結像素子」のアレイにより感光
体上に結像させるようにした露光装置であり、上記微小
光源エレメントの配列方向が「書込みライン方向」であ
る。
【0014】この明細書において「幅」は、第2露光装
置における微小光源エレメントの配列方向、即ち上記
「書込みライン方向」に関連した長さを言う。
【0015】従って、微小光学エレメントの配列長さが
上記「露光幅」を与える。また、第2露光装置が書込み
により形成できる静電潜像の幅の最大のもの(上記露光
幅と実質的に等しい)が「第2露光装置により形成され
る最大潜像幅」である。
【0016】上記「最大転写紙幅」は、転写部に通紙さ
れる転写紙に関して、上記書込みライン方向に平行な長
さのうちで最大のものを言い、これは感光体の幅と同程
度である。また、第2現像装置の「現像幅」も上記書込
みライン方向に平行な方向において、第2現像装置によ
り現像され得る領域の長さである。
【0017】第2露光装置と第2現像装置とは「第2露
光装置における書込みライン方向へ一体で移動可能であ
る」ように構成できる(請求項2)。
【0018】この場合「第2現像装置の駆動装置が、第
2現像装置と一体で、第2露光装置における書込みライ
ン方向へ移動可能である」ように構成することができる
(請求項3)。
【0019】上記請求項2または3記載の2色画像形成
装置においては「濃度制御センサーが第2現像装置と一
体で、第2露光装置における書込みライン方向へ移動可
能である」ように構成できる(請求項4)。
【0020】上記請求項1〜4に記載された任意の2色
画像形成装置において、第1露光装置は、第2露光装置
と同様に、ライン型書込装置とすることもできるが(但
し、この場合には、露光幅は転写紙の最大幅に対応する
感光体幅領域を露光できる大きさが必要である)、「光
束走査方式の光書込装置」とすることもできる(請求項
5)。
【0021】上記請求項1〜5の任意の1つに記載され
た2色画像形成装置において、第2露光装置の露光幅
は、例えば、感光体幅の2/3程度とすることも、感光
体幅の1/2程度とすることもできるが、「感光体幅の
1/3程度」とすることもできる(請求項6)。
【0022】
【作用】2色画像形成を行う場合に、一般には、画像を
形成すべき2色が対等の頻度で使用されることは殆ど無
く、一方の色が主として使用され、他方の色は補助的に
使用されるのが普通である。
【0023】例えば、2色画像形成として一般的な「赤
・黒2色」の画像形成の場合で言えば、通常行われる画
像形成は主として黒色の画像形成であり、赤色の画像が
記録されるのは検印や所謂「マル秘」表示等を画像記録
する場合のように、「ワンポイント」的な領域で画像形
成される場合が大部分を占めている。
【0024】即ち、2色画像形成装置の一般的な使用状
況において、赤色画像が画像形成可能な領域の全部を占
めるということは例外的に存在するのみであり、画像形
成される赤色画像は通常、比較的小さい領域内に限られ
る。
【0025】さらに、上記検印やマル秘表示は、その殆
どが「画像の右肩部」のように「決まった位置」にある
ことが多い。
【0026】このような点を考慮すると、赤画像のよう
な使用頻度の少ない方の画像は、これに対応する静電潜
像を形成するのに「感光体の全幅」を露光する必要がな
い場合が殆どである。
【0027】そこでこの発明では、上記のように使用頻
度の少ない方の色の画像に対応する静電潜像を書き込む
第2露光装置をライン型露光装置とし、その露光幅を最
大転写紙幅よりも小さくし、第2現像装置の現像幅を上
記最大転写紙幅より小さく、第2露光装置により形成さ
れる最大潜像幅を現像できる大きさに設定した。
【0028】上記のように、検印やマル秘表示が、画像
の右肩部のように「決まった位置」にあるような場合で
あれば、第2露光装置および第2現像装置を、感光体幅
方向における所定の位置に「固定的に設ける」こともで
きる。
【0029】また請求項2記載の発明のように、第2露
光装置と第2現像装置とを、第2露光装置の書込みライ
ン方向へ一体に移動させるようにすると、使用頻度の低
い色の画像の書込みと現像を画像形成可能領域内の任意
の位置で行うことができる。
【0030】
【実施例】以下、具体的な実施例を説明する。
【0031】先ず、図2,3を参照して、発明の前提と
なる「同一の感光体上において2色のトナー画像を合成
するデジタル電子写真方式の2色画像形成装置」に就き
説明する。
【0032】図2は、赤・黒2色の画像形成が可能な2
色画像形成装置としての「2色デジタル複写装置」を示
している。
【0033】複写装置本体の上部は、ADF(自動原稿
給送装置)1を搭載された原稿読取装置2となってお
り、この原稿読取装置2の下部は電子写真方式のプリン
タ部となっている。
【0034】原稿読取装置2は、コンタクトガラス4上
に直接セットされた原稿、もしくはADF1によりコン
タクトガラス4上に給送セットされた原稿を、露光ラン
プ5により照明走査し、原稿からの反射光をミラー・レ
ンズ光学系6によりCCDラインセンサ等の固体撮像素
子を有する読取部7の受光面に結像させ、読取部7によ
り電気信号化して読み取りを行う。
【0035】即ち、図2において、図示されない操作部
のテンキーの操作により複写枚数等の複写データを入力
したのち、コピーボタンを押すと、コンタクトガラス4
上にADF1により自動的に、もしくは手動によりセッ
トされた原稿に対して、照明走査に基づく読取動作が開
始される。
【0036】読取部7は、後述するように原稿画像を赤
/黒に色分解し、各色の画像情報を電気信号に変換す
る。この電気信号は、後述する画像処理部で必要な画像
処理を受け、プリンタ部の第1および第2露光装置にそ
れぞれ出力される。
【0037】プリンタ部は、光導電性でドラム状に形成
された感光体3を有し、その回りにチャージャ8、第1
露光装置9、第1現像装置10、第2露光装置11、第
2現像装置12、転写器13、クリーニング装置14が
配備されている。
【0038】第1露光装置9、第2露光装置11は、感
光体3に対し装置空間内の異なる位置で潜像形成のため
の書込みを行うようになっており、原稿の黒色画像に対
応する書込情報が第1露光装置9により書き込まれる。
【0039】赤色画像に対する書込情報は、後述のよう
に一旦メモリに格納され、黒色画像の書込情報より所定
時間遅れたタイミングで出力され、第2露光装置11に
より書き込まれる。
【0040】画像形成に際しては、感光体3がチャージ
ャ8により所定の極性に均一帯電され、先ず、第1露光
装置9により黒色画像の書込情報に従う書込みが行わ
れ、形成される静電潜像は第1現像装置10により黒色
トナーで可視化される。
【0041】第2露光装置11による書き込みで形成さ
れる「赤色画像対応の静電潜像」は第2現像装置12に
より赤トナーで可視化される。このようにして、赤・黒
2色のトナー画像が感光体3上で合成され、2色トナー
画像が得られる。
【0042】この2色トナー画像を転写されるべき転写
紙17は、給紙トレイ15から給紙コロ16により給紙
され、レジストローラー18により一旦停止されたの
ち、感光体3上の2色トナー画像の移動に同期を取って
転写部へ向けて送りこまれる。
【0043】送りこまれた転写紙17は搬送ベルト19
により転写部へ搬送される。転写部では転写器13が、
転写紙17の裏面に向けて転写用のコロナ放電を施し、
感光体3上の2色トナー画像を転写紙17の表面に転写
する。
【0044】2色トナー画像を転写された転写紙17は
搬送ベルト19により定着装置20へ搬送され、2色ト
ナー画像を定着される。このようにして転写紙17上に
2色画像が得られる。転写紙17の両面に複写が行われ
るときは、転写紙17は、表裏を反転されたのち裏面複
写用の搬送路を通って再びレジストローラー18の位置
まで搬送され、上記と同様にしてトナー画像を裏面に転
写・定着される。
【0045】所望の2色画像を片面もしくは両面に形成
された転写紙は、装置外部へ排出される。
【0046】図3は、第1露光装置9を説明するための
図である。半導体レーザ21から放射された光束はコリ
メートレンズ22により平行光束化されてレーザユニッ
ト23から射出し、シリンダレンズ24により副走査対
応方向にのみ収束され、ポリゴンミラー26の偏向反射
面近傍に主走査対応方向に長い線像として結像する。
【0047】モータ25によりポリゴンミラー26を高
速回転させると、偏向反射面による反射光束は等角速度
的に偏向され、アナモフィックなfθレンズ27と反射
ミラー28および防塵ガラス30を介して感光体3上に
導かれ、fθレンズ27の作用により光スポットとして
感光体3上に集光し、感光体3を光走査して書込みを行
う。
【0048】なお、ポリゴンミラー26による偏向光束
は、感光体3の走査に先立ち、反射鏡31を介して同期
検知センサ32により検知され、検知結果に基づき、光
走査における書込みの起点が揃えられるように書込みの
タイミングが制御される。第1露光装置9の全体はハウ
ジング29に収納されている。
【0049】図1は、請求項2記載の発明を、図2の2
色デジタル複写装置に適用した実施例の特徴部分を説明
するための図である。
【0050】図1(a)において、符号110は第2露
光装置、符号120は第2現像装置を示している。第2
露光装置110は「ライン型露光装置」で、図1(b)
に示すように、微小なLEDを図面に直交する方向へ書
込み密度に応じて密接配列したLEDアレイチップ11
2と、これを駆動するため、LEDアレイチップ112
とワイヤボンディングにより接続されたIC駆動回路1
13と、ロッドレンズ114を図面に直交する方向へ密
接して配列した「ロッドレンズアレイ」とをハウジング
115により一体化したものである。
【0051】ハウジング115の内部は密閉され、LE
Dアレイチップ112やIC駆動回路113がトナーに
より汚れないようになっている。
【0052】図1(b)に示すように、LEDアレイチ
ップ112における任意のLEDを発光させると、ロッ
ドレンズ114の結像作用により、点灯したLEDの発
光部の像が感光体3上に結像される。
【0053】図1(c)は、第2露光装置110を感光
体3の側から見た状態であり、ロッドレンズ114の配
列方向が「書込みライン方向」であり、符号Aで示す領
域が第2露光装置110による「露光幅」である。
【0054】図1(a)に示すように、第2露光装置1
10と第2現像装置120とはそのハウジングが一体化
されている。
【0055】第2現像装置120は、上記書込みライン
方向において、第2露光装置110と略同じ装置幅を有
し、第2露光装置110により書込み形成される「最大
潜像幅」を現像できるようになっている。
【0056】第2現像装置120は、感光体3の母線方
向に沿って設けられたレール130に係合し、このレー
ル130に沿って、第2露光装置110と一体に「書込
みライン方向」に変位できるようになっている。
【0057】即ち、書込みライン方向における感光体端
部近傍には、駆動モータ150が配備され、反対側の端
部に設けられた図示されないプーリーと、駆動モータ1
50の駆動プーリー151との間にはワイヤ140が掛
け回され、ワイヤ140の端部は、第2現像装置120
のハウジング上部に形成された係止突起121,122
に係止されている。
【0058】従って、駆動モータ150の正逆回転によ
り、第2露光装置110と第2現像装置120とを一体
として、書込みライン方向の任意の向きに移動させるこ
とができる。
【0059】第2露光装置110のハウジング115の
頂部には、位置検出用の遮光板111が設けられてい
る。図1(d)に示すように、第2露光装置110の移
動に伴う遮光板111の移動領域に沿って、フォトセン
サ141が複数個、所定の位置に配置されており、遮光
板111を検出することにより、第2露光装置110お
よび第2現像装置120を書込みライン方向における
「所定の位置」に位置決めできるようになっている。
【0060】この実施例において、第2露光装置110
による露光幅および第2現像装置120の現像幅は、感
光体3の幅の1/3程度であり(請求項6)、第2露光
装置110と第2現像装置120は、感光体幅方向に関
し、中央部および右側部、左側部の3つの領域(端部同
志はある程度重なりあっている)に対し、書込みと現像
を行えるようになっており、上記3つの領域の個々に対
応した動作位置に、位置決めできるように、上記フォト
センサ141が3個、所定の位置に配備されるのであ
る。
【0061】説明中の実施例における2色複写動作を図
4および図5を参照して説明する。図5は「操作部」を
示している。操作部68は、動作モード等を表示する液
晶ディスプレイ70と、複写枚数や倍率や複写動作スタ
ート等の操作情報の入力を行う操作ボタン71(図の例
ではテンキーとディスプレイ上のタッチパネルが示され
ている)を備えている。
【0062】操作部68の操作ボタン71の操作により
入力された、複写枚数や倍率や複写動作スタート等の
「操作情報」は、図4に示すようにシステムコントロー
ラ69に出力される。また、操作部68の液晶ディスプ
レイ70の表示内容は、システムコントローラ69の情
報により切り替え可能である。
【0063】図4において、符号33で示す部分は、図
2に符号2で示した原稿読取装置の「原稿読取部」、符
号67で示す部分は「画像処理部」を示し、符号40は
第1露光装置9および第2露光装置110と、その駆動
系とからなる「露光部」を示している。
【0064】原稿読取部33と画像処理部67と露光部
40及び操作部68は、バスラインを介してシステムコ
ントローラ69に接続されている。
【0065】システムコントローラ69は、原稿読取部
33や露光部40に対しては複写動作スタート信号や同
期信号、倍率指定信号を送出し、画像処理部67に対し
ては画像処理モード指定信号(単色モード、2色モード
指定信号等)を送出し、さらに各モジュールからの異常
信号や動作状態ステイタス信号(wait,read
y,busy,stop)による「システム全体の制
御」を行う。
【0066】原稿読取部33は、システムコントローラ
69からの複写動作スタート信号により、指定された倍
率に対応する走査速度で原稿の照明走査を行う。原稿の
画像情報はR(赤)、G(緑)、B(青)のフィルタ7
2R,72G,72Bにより色分解され、各フィルタに
対応する固体撮像素子(CCDイメージセンサー)39
により電気信号化される。
【0067】各固体撮像素子39の出力は、それぞれ対
応するA/D変換器73によりデジタル信号化され、シ
ェーディング補正回路74によりシェーディング補正さ
れたのち、一旦、バッファメモリ75に「デジタル画像
データ」として記憶される。
【0068】このデジタル画像データは画像処理部67
へ送りだされる。画像処理部67では先ず、γ補正回路
76により上記デジタル画像データの階調性が、感光体
や第1,第2露光装置の特性に応じてγ補正される。
【0069】γ補正回路76は、システムコントローラ
69からの情報により「黒モード」「赤モード」「赤/
黒モード」の3モードに応じて、それぞれ補正処理が切
り替わる。
【0070】γ補正回路76から出力された信号は、黒
分離・色生成回路77に送られる。黒分離・色生成回路
77はシステムコントローラ69からのモード情報に従
い、第1及び第2露光装置で書込みを行う画像データを
生成し、階調処理回路78に出力する。
【0071】階調処理回路78はシステムコントローラ
69からの情報に基づき、第1及び第2現像装置の特性
に合わせた階調補正処理を施す。ここでのシステムコン
トローラ69の情報としては、画像処理モードとして、
例えば「文字モード」「写真モード」「文字/写真モー
ド」「変倍率」等を上げることができる。
【0072】階調処理回路78から出力される画像デー
タは、フレームメモリ79に一旦格納される。
【0073】メモリコントロール回路82は、フレーム
メモリ79とROM81に接続され、システムコントロ
ーラ69からの情報に基づき、フレームメモリ79から
画像データを読み出し、第1および第2露光装置による
書込みデータを出力する。
【0074】第1露光装置9による書込みデータ(黒色
画像データ)は露光部40のレーザドライバ84に出力
され、光束走査により書き込まれた黒色画像データに対
応する静電潜像は第1現像装置により黒色トナーにより
現像される。
【0075】一方、第2露光装置110による書込みデ
ータ(赤色画像データ)は、バッファメモリ80を介し
て露光部40のLEDアレイドライバ86(図1(b)
におけるIC駆動回路103)に出力されることによ
り、第1露光装置9と第2露光装置110における書込
み位置の差に対応した、書込みタイミングの時間差が与
えられる。即ち、第2露光装置110による書込みは、
第1露光装置9による書込みよりも所定時間遅れて開始
される。
【0076】2色デジタル複写が行われるとき、システ
ムコントローラ69はメモリコントロール回路82を介
してフレームメモリ79内の画像データの情報を得、第
2露光装置110による書込み領域として、前述の「中
央部」「右側部」「左側部」の何れかを決定し、図1
(a)に示す駆動モータ150を駆動し、フォトセンサ
141を動作させて、第2露光装置110と第2現像装
置120とを所望の書込み位置にセットする。
【0077】この書込み位置において、第2露光装置1
10への画像データが入力され、赤色画像データの書込
みが行われ、形成される静電潜像は第2現像装置120
により赤トナーで現像される。このようにして、感光体
3上に所望の2色トナー画像が形成され、以下、前述の
如く、転写・定着工程が実行されて2色複写画像が得ら
れる。
【0078】上記ROM81には「マル秘印パターン」
や「網かけパターン」の情報がコード化されて記憶され
ており、メモリコントロール回路82は、システムコン
トローラ69からの情報に基づき、ROM81の情報を
フレームメモリ79から読みだす画像データに付加する
ことができる。
【0079】また、メモリコントロール回路82は、シ
ステムコントローラ69からの情報に基づき、フレーム
メモリ79の画像データに「ミラー処理、斜体、影付
け、ダブルコピー、回転」等の加工処理を行うことがで
き、読み出し時のタイミングを変更することができる。
【0080】なお、図4におけるLEDアレイドライバ
86、レーザドライバ84は、システムコントローラ6
9からの情報に基づき、1ドット多値書込みと2値書込
みとの切り替え等、駆動方式の切り替えを行うことがで
きる。
【0081】図6に請求項3記載の発明の1実施例を特
徴部分のみ略示する。繁雑を避けるため、混同の虞れが
ないと想われるものに就いては図1におけると同一の符
号を用いる。
【0082】図6において、符号125は、第2現像装
置120に一体化された第2現像装置120用の「駆動
装置」を示す。
【0083】図1の実施例では、第1露光装置110と
一体化されているのは第2現像装置120のみであり、
これを駆動する駆動装置は装置本体側の不動部材に設け
られているため、第2現像装置120に駆動装置からの
駆動力を伝達する「フレキシブルな駆動力伝達手段」が
必要となり、駆動力伝達に伴う第2現像装置120の振
動による画像のバンディングが生じ易いが、この実施例
のように、駆動装置125を第2現像装置120に一体
化することにより、上記画像のバンディングを最小限に
抑えることができる。
【0084】図7には、請求項4記載の発明の1実施例
を特徴部分のみ略示する。この図においても、繁雑を避
けるため、混同の虞れがないと想われるものに就いては
図1におけると同一の符号を用いる。
【0085】図7において、符号160で示す「濃度制
御センサー」は、第2現像装置120と一体で、第2露
光装置110における書込みライン方向へ移動可能であ
る。「濃度制御」は画像形成される画像における濃度の
制御であり、一般に感光体上に「基準の潜像パターン」
を形成し、この潜像パターンを現像して得られるトナー
パターンの濃度を濃度制御センサーにより光学的に検出
し、検出された濃度が所定の基準濃度となるように「画
像形成条件」を制御している。
【0086】この発明の2色画像形成装置のように、同
一の感光体上において2色のトナー画像を合成する画像
形成装置においては、画像濃度の制御は合成される各色
のトナー画像に付いて行われる必要がある。
【0087】この発明においては、第2露光装置と第2
現像装置とは書込みライン方向へ移動可能であるので、
仮に、濃度制御センサーの設置位置が書込みライン方向
の定位置に固定的であると、画像形成に先立つ濃度制御
では、先ず、第2露光装置110と第2現像装置120
とを、濃度制御センサーの位置に合わせて設置し、この
状態で赤色の基準濃度に対応する基準潜像パターンを第
2露光装置110で書込み、これを第2現像装置120
で現像して得られる赤色トナーパターンの濃度を検出し
て画像形成条件を設定し、その後に、第2露光装置11
0と第2現像装置120とを赤色画像データを書き込む
部位(中央部、左側部または右側部)に移動させる必要
がある。
【0088】しかるに、この実施例のように、濃度制御
センサー160(発光素子と受光素子の組合せにより構
成される)を第2現像装置120の底面部に固定して設
け、第2現像装置120と一体化することにより、濃度
制御センサー120と第2現像装置120との位置関係
が常に不動であるから、第2現像装置120の位置に拘
らず常に簡単に濃度制御を行うことができる。
【0089】因みに、濃度制御センサー160は、赤色
トナーパターンに対して発光素子の光を照射し、赤色ト
ナーパターンによる反射光の強度を受光素子で検出し
て、赤色トナーパターンの濃度を検知する。
【0090】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な2色画像形成装置を提供できる(請求項1〜
6)。この発明の2色画像形成装置は上記の如き構成と
なっているから、第2露光装置と第2現像装置を有効に
小型化でき、コンパクトに構成できる。
【0091】第2露光装置である「ライン型露光装置」
は、露光幅が長いほどコストが高いが、この発明では、
第2露光装置の露光幅を「最大転写紙幅」より短くする
ので、第2露光装置のコストを有効に低減化することに
より2色画像形成装置を安価に実現できる。
【0092】請求項2記載の発明は前記の如き構成であ
るので、使用頻度の少ない方の色の画像を画像形成可能
領域内に任意の位置に形成でき、上記色の画像の形成位
置に対する自由度が大きい。
【0093】請求項3記載の発明は前記の如き構成であ
るので、駆動源からの駆動力を第2現像装置に伝達する
伝達手段が不要であり、装置を簡単化できるほか、駆動
力伝達に伴う振動を有効に抑えて、記録画像のバンディ
ングを最小限に抑えることができる。
【0094】請求項4記載の発明は前記の如き構成とな
っているので、第2現像装置と濃度制御センサーの位置
合わせの必要が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を特徴部のみ説明するため
の図である。
【図2】この発明を適用できる2色画像形成装置の1例
を説明するための図である。
【図3】図2に示す例における第1露光装置を説明する
ための図である。
【図4】上記実施例における2色画像形成を行うための
画像データの取扱を説明するためのブロック図である。
【図5】図2の装置例における操作部を説明する図であ
る。
【図6】請求項3記載の発明の1実施例を特徴部のみ示
す図である。
【図7】請求項4記載の発明の1実施例を特徴部のみ示
す図である。
【符号の説明】
110 第2露光装置 120 第2現像装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 知行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 後藤 隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 小林 真治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の感光体上において2色のトナー画像
    を合成するデジタル電子写真方式の2色画像形成装置に
    おいて、 合成される2色のうち、使用頻度の少ない方の画像に対
    応する静電潜像を書き込む第2露光装置が、書込みライ
    ン方向を感光体幅方向に平行にしたライン型露光装置で
    あって、その露光幅が最大転写紙幅よりも小さく、 上記静電潜像を現像する第2現像装置の現像幅が、上記
    最大転写紙幅より小さく、上記第2露光装置により形成
    される最大潜像幅を現像できる大きさであることを特徴
    とする2色画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の2色画像形成装置におい
    て、 第2露光装置と第2現像装置が、上記第2露光装置にお
    ける書込みライン方向へ一体で移動可能であることを特
    徴とする2色画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の2色画像形成装置におい
    て、 第2現像装置の駆動装置が、第2現像装置と一体で、第
    2露光装置における書込みライン方向へ移動可能である
    ことを特徴とする2色画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の2色画像形成装置
    において、 濃度制御センサーが第2現像装置と一体で、第2露光装
    置における書込みライン方向へ移動可能であることを特
    徴とする2色画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2または3または4記載の
    2色画像形成装置において、 第1露光装置が、光束走査方式の光書込装置であること
    を特徴とする2色画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の任意の1つに記載された2
    色画像形成装置において、 第2露光装置の露光幅が感光体幅の1/3程度であるこ
    とを特徴とする2色画像形成装置。
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US10156826B2 (en) * 2017-01-25 2018-12-18 Avision Inc. Image forming apparatus having two print head mounting spaces

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