JPH08314036A - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

放射線画像情報読取装置

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JPH08314036A
JPH08314036A JP7122734A JP12273495A JPH08314036A JP H08314036 A JPH08314036 A JP H08314036A JP 7122734 A JP7122734 A JP 7122734A JP 12273495 A JP12273495 A JP 12273495A JP H08314036 A JPH08314036 A JP H08314036A
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JP
Japan
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laser beam
wavelength
radiation image
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stimulable phosphor
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JP7122734A
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Hiromi Ishikawa
弘美 石川
Yoji Okazaki
洋二 岡崎
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2012Measuring radiation intensity with scintillation detectors using stimulable phosphors, e.g. stimulable phosphor sheets
    • G01T1/2014Reading out of stimulable sheets, e.g. latent image

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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LDポンピング固体レーザが発する固体レー
ザビームを非線形光学結晶により波長変換して短波長化
し、その波長変換された波長λ3 のレーザビームで蓄積
性蛍光体シートを走査し、その際蓄積性蛍光体シートが
発する輝尽発光光を光検出器で検出してこのシートが記
録している放射線画像情報読取装置を読み取る放射線画
像情報読取装置において、LDが発する波長λ1 のポン
ピング光、および上記波長λ3 のレーザビームが光検出
器に検出されてノイズとなることを防止する。 【構成】 蓄積性蛍光体シート1と光検出器18との間
に、輝尽発光光15を通過させる一方、波長λ3 のレーザ
ビームL3をカットするフィルター17を設ける。また励
起光源10と光検出器18との間に、レーザビームL3を収
束させるレンズ50、およびこの収束の位置に配されてレ
ーザビームL3を大部分通過させる一方、波長λ1 のレ
ーザビームL1を大部分遮断する開口板51を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線画像情報を蓄積
記録している蓄積性蛍光体シートを励起光で走査し、こ
の励起光の照射を受けた蓄積性蛍光体シートの部分から
発せられた輝尽発光光を光検出器によって光電的に検出
して、前記放射線画像情報を担持する画像信号を得る放
射線画像情報読取装置に関し、特に詳細には、上記励起
光を発する光源として、固体レーザビームを波長変換す
る非線形光学結晶が組み合わされたレーザダイオードポ
ンピング固体レーザが用いられた放射線画像情報読取装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、
β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放
射線エネルギーの一部が蛍光体中に蓄積され、この蛍光
体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエルネ
ギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られてお
り、このような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体(輝尽
性蛍光体)と呼ばれる。
【0003】この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の放
射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体の層を有するシートに
記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光
で2次元走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽
発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この画像信
号に基づき写真感光材料等の記録材料、あるいはCRT
等の表示装置に放射線画像を可視像として出力させる放
射線画像情報記録再生システムが本出願人によりすでに
提案されている(特開昭55-12492号、同56-11395号
等)。
【0004】上述のようにして蓄積性蛍光体シートから
放射線画像情報を読み取る装置において、励起光源とし
てレーザダイオード(以下、「LD」と称する)ポンピ
ング固体レーザを用いることが考えられている。このL
Dポンピング固体レーザは、LDと、このLDから発せ
られた波長λ1 のレーザビームによってポンピングされ
て波長λ2 のレーザビームを発する固体レーザ結晶とか
らなるものである。しかしながら、現在のところこのL
Dポンピング固体レーザは、その発振波長が、一般に実
用化されている蓄積性蛍光体シートに対して最大励起効
率を得る波長から長波長側に大きく離れているので、固
体レーザビームを短波長化する非線形光学結晶と組み合
わせて用いる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように非線形光
学結晶と組み合わされたLDポンピング固体レーザを励
起光源として用いる放射線画像情報読取装置において
は、従来、蓄積性蛍光体シートの励起光として作用する
波長変換後のレーザビームやそれ以外のレーザビーム、
すなわちLDから発せられたポンピング光としてのレー
ザビームや波長変換前の基本波としての固体レーザビー
ムが輝尽発光光とともに光検出器に検出され、それが再
生放射線画像においてノイズとなって現れるという不具
合が認められる。特にポンピング光としてのレーザビー
ムは、波長変換後のレーザビームの出力を例えば300 〜
500 mW程度確保するために、2W程度の高出力のもの
を用いる必要があるので、光検出器に検出されやすくな
っている。
【0006】そこで本発明は、上記励起光として作用す
る波長変換後のレーザビームやそれ以外のレーザビーム
が光検出器によって検出されることを防止して、上記ノ
イズの発生を抑えることができる放射線画像情報読取装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による放射線画像
情報読取装置は、先に述べたように励起光源として、L
Dと、このLDから発せられた波長λ1 のレーザビーム
によってポンピングされて波長λ2 のレーザビームを発
する固体レーザ結晶と、この波長λ2 のレーザビームを
前記蓄積性蛍光体シートの励起波長域内にある波長λ3
のレーザビームに波長変換する非線形光学結晶とからな
るものが用いられた放射線画像情報読取装置において、
蓄積性蛍光体シートと光検出器との間のレーザビームの
光路に、上記波長λ3のレーザビームをカットする一
方、このレーザビームにより励起された蓄積性蛍光体シ
ートの部分から発せられた輝尽発光光を良好に通過させ
るフィルターが設けられるとともに、励起光源と光検出
器との間のレーザビーム光路に、所定の収束位置におい
て波長λ3 のレーザビームを収束させるレンズ、および
この収束の位置に配されて波長λ3 のレーザビームを大
部分通過させる一方、波長λ1 のレーザビームを大部分
遮断する開口板が設けられたことを特徴とするものであ
る。
【0008】なお上記の構成において、さらに好ましく
は請求項2に記載のように、励起光源と光検出器との間
のレーザビームの光路に、波長λ1 のレーザビームをカ
ットする第2のフィルターが設けられる。
【0009】
【作用および発明の効果】上記構成の放射線画像情報読
取装置において、励起光源からは蓄積性蛍光体を励起す
る励起光としての波長λ3 のレーザビームが出射する
他、ポンピング光である波長λ1 のレーザビーム、波長
λ2 の固体レーザビームが出射する。これらのレーザビ
ームのうち、前述したように特に光検出器に検出されや
すい波長λ1のレーザビームは開口板によって大部分遮
断されるので、光検出器に検出され難くなくなる。
【0010】このように本発明においては、レンズおよ
び開口板からなる簡単な構成により、波長λ1 のレーザ
ビームが光検出器に検出されて再生放射線画像において
ノイズとなることが確実に防止される。
【0011】また、蓄積性蛍光体シートを励起する励起
光として作用する波長λ3 のレーザビームの一部は、こ
のシートにおいて反射し、輝尽発光光と同様に光検出器
に向かって進行するが、このレーザビームは上記フィル
ターによってカットされるので、それが光検出器に検出
されて再生放射線画像においてノイズとなることも防止
される。
【0012】さらに、励起光源と光検出器との間のレー
ザビームの光路に上記第2のフィルターが設けられてい
る場合は、ポンピング光である波長λ1 のレーザビーム
がそこでカットされるので、より検出され難くなくな
る。
【0013】なおこの第2のフィルターとして、波長λ
1 のレーザビームのみならず、波長λ2 の固体レーザビ
ームもカットする特性のものが用いられれば、ノイズ発
生を防止する効果はさらに高くなる。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例による放射
線画像情報読取装置を示すものであり、図1はこの放射
線画像情報読取装置の要部を示すものである。なお図1
においては、後述する励起光としてのレーザビームの光
路に沿って配置された要素を展開して示してある。
【0015】図2に示されるように、励起光源10から発
せられた波長λ3 の励起光としてのレーザビームL3
は、後述する集光レンズ50、開口板51およびコリメータ
ーレンズ52を通過した後、ポリゴンミラー等の光偏向器
11に入射し、そこで反射偏向される。偏向されたレーザ
ビームL3はミラー12で反射して下方に向かって進行
し、通常fθレンズからなる走査レンズ13を通過して蓄
積性蛍光体シート1上に入射する。この蓄積性蛍光体シ
ート1には、被写体を透過した放射線を照射する等によ
りこの被写体の放射線画像情報が蓄積記録されており、
該シート1は、エンドレスベルト等の副走査手段14によ
り矢印Y方向に移動される。それとともに上記のように
偏向されたレーザービームL3が蓄積性蛍光体シート1
上をX方向に主走査する。
【0016】この励起光走査を受けた蓄積性蛍光体シー
ト1の箇所からは、蓄積記録されている放射線画像情報
に応じた光量の輝尽発光光15が発散する。この輝尽発光
光15は、蓄積性蛍光体シート1の全幅もしくはそれ以上
に亘って延びる光ガイド16内に入射し、その内部を進行
して長尺の光電子増倍管(フォトマルチプライヤー)18
に受光される。この光電子増倍管18は、上記光ガイド16
と同程度の長さの受光面を有するものであり、後述する
フィルター17を介してこの受光面で上記輝尽発光光15を
受光し、輝尽発光光15の発光量に対応した、つまり上記
放射線画像情報を示すアナログ信号Sを出力する。
【0017】上記の信号Sは対数増幅器20により対数増
幅され、次いでA/D変換器21において所定の画素クロ
ックに基づいてサンプリングされて、デジタル画像信号
Dに変換される。このデジタル画像信号Dは次に画像処
理回路22において階調処理等の画像処理を受けた後、画
像再生装置23に送られて、放射線画像の再生に供せられ
る。この画像再生装置23は、CRT等からなるディスプ
レイ手段でもよいし、感光フィルムに光走査記録を行な
う記録装置等であってもよい。
【0018】次に励起光源10、および前述のノイズ発生
を防止するための構成について、図1を参照して詳細に
説明する。励起光源10は光波長変換素子を備えたLDポ
ンピング固体レーザであり、ポンピング源としてのLD
30と、このLD30から発せられた発散光状態のレーザビ
ームL1を平行光化するコリメーターレンズ31と、平行
光となったレーザビームL1を集光する集光レンズ32
と、ファブリ・ペロー型共振器を構成する1対の共振器
ミラー33、34と、これらのミラー33、34の間に配された
固体レーザ結晶であるYLF結晶35と、同じくミラー3
3、34の間に配された非線形光学結晶であるLBO結晶3
6とからなる。
【0019】本実施例においてLD30としては、波長λ
1 = 797nmのレーザビームL1を発するものが用いら
れている。上記YLF結晶35は、そこに添加されている
Nd(ネオジウム)イオンがこのレーザビームL1によ
って励起されることにより、波長λ2 =1313nmのレー
ザビームL2を発する。このレーザビームL2は共振器
ミラー33、34の間で共振し、高強度になった状態でLB
O結晶36に入射して、該LBO結晶36により波長がλ3
=λ2 /2すなわち 657nmのレーザビーム(第2高調
波)L3に変換される。このレーザビームL3も共振器
ミラー33、34の間で共振し、その一部がミラー34を透過
して、前述のように光偏向器11に向かって出射する。
【0020】共振器ミラー34としては、波長λ1 = 797
nmのポンピング光であるレーザビームL1および波長
λ2 =1313nmの波長変換前の基本波である固体レーザ
ビームL2を良好に反射させるものが用いられている
が、それでも、これらのレーザビームL1およびL2の
一部はレーザビームL3とともに共振器ミラー34から出
射してしまう。前述した集光レンズ50、開口板51および
コリメーターレンズ52は、このレーザビームL1をカッ
トするために設けられている。
【0021】図3に拡大して示すように上記集光レンズ
50は、ほぼ平行光状態でそこに入射するレーザビームL
3を所定位置において収束させる。そしてこのレーザビ
ームL3の収束位置には、小さな開口51aを有する開口
板51が設けられている。収束しているレーザビームL3
の大部分はこの開口51aを通過し、コリメーターレンズ
52によって平行光化されて光偏向器11に向かう。その一
方、大きく発散しつつある状態で開口板51に入射するレ
ーザビームL1は、ごく一部が開口51aを通過するもの
の、大部分はこの開口板51によって遮断される。
【0022】なお上記開口51aの直径は、レーザビーム
L3がガウスビームであるとき、例えばその1/e2
(光強度がピーク値の1/e2 となる部分を周とする円
の直径)の2倍程度に設定すればよい。
【0023】また本実施例では前記ミラー12として、レ
ーザビームL3は反射率99%以上で良好に反射させる一
方、レーザビームL1およびL2に対する反射率は例え
ば10%未満(透過率90%以上)と低い多層膜コーティン
グ12aが施されたものが用いられている。このようなミ
ラー12として具体的には、富士写真光機株式会社製のコ
ールドミラー等を用いることができる。なお、その分光
透過率特性を図4に示す。
【0024】したがって蓄積性蛍光体シート1には、ほ
ぼ上記レーザビームL3のみが入射する。この蓄積性蛍
光体シート1としては、BaFX:Eu蛍光体(XはC
l、Br、Iのうちの1つのハロゲン元素)の層を有す
るものが用いられている。このBaFX:Eu蛍光体の
最大励起効率を得る波長は約 600nm近辺にあり、した
がって蓄積性蛍光体シート1は上記波長λ3 = 657nm
のレーザビームL3によって良好に励起される。このよ
うにして励起されたBaFX:Eu蛍光体は、主に波長
400nm近辺の輝尽発光光15を発する。
【0025】また、光ガイド16と光電子増倍管18との間
に挿入されたフィルター17としては、上述した主に波長
400nmの輝尽発光光15を良好に透過させる一方、励起
光である波長λ3 = 657nmのレーザビームL3、波長
λ1 = 797nmのレーザビームL1および波長λ2 =13
13nmのレーザビームL2は良好に吸収する特性のもの
が用いられている。このようなフィルター17として具体
的には、例えばHOYA株式会社製のB-410フィルター
およびHA-50 フィルターを組み合わせてなるものを用
いることができる。なおこれらB-410フィルター、HA
-50 フィルターの分光透過率特性をそれぞれ図5のa、
bに示す。
【0026】この図5に示される通り、B-410フィルタ
ーの波長λ3 = 657nmに対する透過率は極めて低い
が、 800nm以上の波長に対する透過率がかなり高いの
で(例えば 797nmに近い 800nmに対しては92.8%、
1313nmに近い1300nmに対しては71.2%)、波長λ1
= 797nmのレーザビームL1および波長λ2 =1313n
mのレーザビームL2をさらにカットするためにHA-5
0 フィルターが併せて用いられている。このHA-50 フ
ィルターの波長 800nm、1300nmに対する透過率はそ
れぞれ27.7%、0.2 %である。このような構成のフィル
ター17のレーザビームL1およびレーザビームL2に対
する透過率は、レーザビームL3に対する透過率ほど低
くないが、レーザビームL1は開口板51によって大部分
が遮断されるとともに、遮断されなかったレーザビーム
L1およびL2もミラー12において大部分がカットされ
ているので、それらのレーザビームL1およびL2が光
電子増倍管18に入射することはほとんどない。
【0027】以上のようなフィルター17と、第2のフィ
ルターとして作用する前述のミラー12とが設けられてい
るので、光電子増倍管18はほぼ輝尽発光光15のみを受光
し、この光電子増倍管18がレーザビームL1、L2およ
びL3を受光することはほとんどない。そこで、これら
のレーザビームL1、L2およびL3が光電子増倍管18
に検出されて、その検出成分が再生放射線画像において
ノイズとなって現れることが確実に防止される。
【0028】なお、ミラー12に上述のようなフィルター
作用を付加させることは、必ずしも必要ではない。すな
わち、レーザビームL1は開口板51によって大部分が遮
断されているし、励起光源10から出射する波長λ2 =13
13nmのレーザビームL2は本来微弱である上、主に波
長 400nm近辺の輝尽発光光15を検出する光電子増倍管
18の感度域から大きく外れているから、ミラー12におい
てレーザビームL1、L2をカットしなくても実用上問
題にならないことが多い。
【0029】またフィルターは、上に述べた具体例に限
られるものではなく、ポンピング光の波長λ1 、固体レ
ーザビームの波長λ2 、蓄積性蛍光体シートを励起する
励起光の波長λ3 および輝尽発光波長に応じて適当なも
のを選択使用すればよい。例えば上記実施例において用
いられたHA-50 フィルターの代わりに、同じくHOY
A株式会社製のCL-500フィルターを用いることもでき
る。このCL-500フィルターの分光透過率特性を図5の
cに示す。またこのCL-500フィルターの波長800n
m、1300nmに対する透過率はそれぞれ23.2%、55.6%
である。
【0030】また、基本波であるレーザビームL2(波
長:1313nm)の第3高調波(波長:438 nm)や第4
高調波(波長:328 nm)をカットするフィルターを設
けて、ノイズ発生をより確実に防止するようにしてもよ
い。
【0031】さらに本発明は、固体レーザ結晶としてY
LF結晶35を用いる場合のみならず、例えばYAG、Y
VO4 、LNP、さらにはそれ自身が波長変換機能を有
するNYAB等のその他の固体レーザ結晶を使用する場
合にも同様に適用可能である。また本発明において用い
られる非線形光学結晶も、前述のLBO結晶36に限られ
るものではなく、その他例えばKTP、LiNbO
3 (LN)、LiTaO3(LT)、KNbO3 、BB
O、周期反転ドメイン構造を有するLN、周期反転ドメ
イン構造を有するMgO−LN、周期反転ドメイン構造
を有するLT等も適宜使用可能である。
【0032】さらに上記実施例では、固体レーザビーム
の第2高調波を蓄積性蛍光体を励起する励起光として利
用しているが、本発明はその他、固体レーザビームの第
3高調波や、固体レーザビームとLDから発せられたレ
ーザビームとの和周波を励起光として利用する放射線画
像情報読取装置に対しても同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による放射線画像情報読取装
置の要部を示す展開側面図
【図2】上記放射線画像情報読取装置の全体構成を示す
概略斜視図
【図3】上記放射線画像情報読取装置における開口板の
作用を説明する概略図
【図4】上記放射線画像情報読取装置に用いられたフィ
ルターの分光透過率特性を示すグラフ
【図5】上記放射線画像情報読取装置に用いられた別の
フィルターの分光透過率特性を示すグラフ
【符号の説明】
1 蓄積性蛍光体シート 10 励起光源 11 光偏向器 12 ミラー(第2のフィルター) 12a ミラーの多層膜コーティング 14 副走査手段 15 輝尽発光光 17 フィルター(第1のフィルター) 18 光電子増倍管 30 レーザダイオード 33、34 共振器ミラー 35 YLF結晶 36 LBO結晶 50 集光レンズ 51 開口板 52 コリメーターレンズ L1、L2、L3 レーザビーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像情報を蓄積記録している蓄積
    性蛍光体シートを励起光で走査し、この励起光の照射を
    受けた蓄積性蛍光体シートの部分から発せられた輝尽発
    光光を光検出器によって光電的に検出して、前記放射線
    画像情報を担持する画像信号を得る放射線画像情報読取
    装置において、 前記励起光を発する励起光源として、レーザダイオード
    と、このレーザダイオードから発せられた波長λ1 のレ
    ーザビームによってポンピングされて波長λ2のレーザ
    ビームを発する固体レーザ結晶と、この波長λ2 のレー
    ザビームを前記蓄積性蛍光体シートの励起波長域内にあ
    る波長λ3 のレーザビームに波長変換する非線形光学結
    晶とからなるものが用いられ、 前記蓄積性蛍光体シートと光検出器との間のレーザビー
    ムの光路に、前記波長λ3 のレーザビームをカットする
    一方、前記輝尽発光光を良好に通過させるフィルターが
    設けられるとともに、 前記励起光源と光検出器との間のレーザビーム光路に、
    所定の収束位置において前記波長λ3 のレーザビームを
    収束させるレンズ、およびこの収束位置に配されて前記
    波長λ3 のレーザビームを大部分通過させる一方、前記
    波長λ1 のレーザビームを大部分遮断する開口板が設け
    られていることを特徴とする放射線画像情報読取装置。
  2. 【請求項2】 前記励起光源と光検出器との間のレーザ
    ビームの光路に、前記波長λ1 のレーザビームをカット
    する第2のフィルターが設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の放射線画像情報読取装置。
JP7122734A 1995-05-22 1995-05-22 放射線画像情報読取装置 Pending JPH08314036A (ja)

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CA1229181A (en) * 1984-03-09 1987-11-10 Shigeru Saotome Radiation image read-out apparatus
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