JPH08313924A - フリップチップ方式の液晶表示素子 - Google Patents

フリップチップ方式の液晶表示素子

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JPH08313924A
JPH08313924A JP7115583A JP11558395A JPH08313924A JP H08313924 A JPH08313924 A JP H08313924A JP 7115583 A JP7115583 A JP 7115583A JP 11558395 A JP11558395 A JP 11558395A JP H08313924 A JPH08313924 A JP H08313924A
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liquid crystal
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公俊 扇一
Kuniyuki Matsunaga
邦之 松永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フレキシブル基板から駆動用IC間の低抵抗化
と、駆動用ICへの入力配線の耐電食性の向上の両立。 【構成】透明絶縁基板SUB1面の端部に実装されるフ
レキシブル基板FPCの出力端子が接続される駆動用I
Cへの入力配線Tdが、下層から第1導電膜g1、透明
導電膜d1、第2、第3導電膜d2、d3からなり、第
2、第3導電膜d2、d3の上は保護膜PSV1が被覆
され、かつ、フレキシブル基板FPCの出力端子が接続
される部分で、第2、第3導電膜d2、d3および保護
膜PSV1が除去されて櫛形に形成され、駆動用ICの
バンプが接続されるバンプ接続部BPでもこれらが除去
され、透明導電膜d1が露出し、さらに、第1導電膜g
1と第3導電膜d3とがスルーホールTH1、TH2を
介して接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重ね合せた2枚の透明
絶縁基板の一方の基板上に駆動用ICを直接搭載したフ
リップチップ方式の液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶表示素子(すなわち、液晶
表示パネル)を構成する一方の透明絶縁基板上に駆動用
ICを実装するには、駆動用ICを搭載したテープキャ
リアパッケージ(TCP)のアウタリードと、透明絶縁
基板上に形成した配線パターンとを異方性導電膜を用い
て電気接続することが行われている。この異方性導電膜
は微細な導電性粒子を均一に分散させたフィルム状の熱
硬化性の接着剤であり、加熱加圧されることによって対
向するアウタリードと配線パターンとを接続し、TCP
部品を上記透明絶縁基板に固定することができる。
【0003】ところが、近年、液晶表示素子の高密度化
の要求と液晶表示モジュール外形をできる限り縮小した
いとの要求から、TCP部品を使用せず、駆動用ICの
バンプ(突起電極)と、液晶表示素子の一方の透明絶縁
基板上の配線パターンとを直接接続する方式が考えられ
ている。このような実装方式をフリップチップ方式、あ
るいは、駆動用ICが透明絶縁基板上に直接搭載される
ため、チップ・オン・ガラス(COG)実装方式とい
う。
【0004】このフリップチップ方式の接続方法を図1
3を参照して説明する。図13(a)に示すように、駆
動用ICの下面にはバンプ(突起電極)BUMPが形成
されており、まず、駆動用ICをボンディングヘッドH
EADの加圧面に、真空吸着等により保持する。一方、
例えばガラスからなる透明絶縁基板SUB1上には、バ
ンプBUMPと接合させられる配線パターンDTM(映
像信号線の場合。走査信号線の場合はGTM)が形成さ
れている。さらに、配線パターンDTM上には、あらか
じめ異方性導電膜ACFが貼り付けられている。
【0005】つぎに、透明絶縁基板SUB1の下側に撮
像面FACEを上方に向けて配置した撮像カメラCAM
ERAからの信号に基づいて、透明絶縁基板SUB1を
XY方向に駆動し、バンプBUMPと配線パターンDT
Mとを位置合せする。
【0006】つぎに、図13(b)に示すように、ボン
ディングヘッドHEADを下方に駆動し、駆動用ICの
バンプBUMPを異方性導電膜ACFの上面に接触させ
て仮付けし、再度、確実に位置決めされているかを撮像
カメラCAMERAにより確認し、位置合せが良好なら
ば、ボンディングヘッドHEADにより加熱圧着する。
【0007】このようにして、異方性導電膜ACF内の
導電性粒子が、バンプBUMPと配線パターンDTMと
の間で押し潰された状態となり、電気的に接続が可能と
なる。
【0008】さらに、図13には示していないが、駆動
用ICへの入力配線パターンと電気的に接続され、外部
からの信号を送るフレキシブル基板(FPC)について
も、同様なボンディング方法により、FPC上の配線パ
ターン(通常は銅パターン上に金メッキされている)と
透明絶縁基板SUB1上の配線パターン(入力配線T
d)とを異方性導電膜ACFを用いて、電気的に接続が
可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】外部から駆動用ICへ
信号、電源電圧を供給するフレキシブル基板の出力端子
と電気的に接続される透明絶縁基板上の駆動用ICへの
入力配線は、従来、透明導電膜単層で形成されている。
この構成では、抵抗が高い問題がある。
【0010】また、駆動用ICへの他の構成の入力配線
では、透明導電膜の上に、抵抗を低くするためのAl膜
またはAl合金膜を積層して形成されている。しかし、
透明導電膜とAl膜またはAl合金膜とは接触抵抗が高
く、また、Al膜またはAl合金膜は汚染、酸化されや
すいので、電食が生じやすい問題がある。すなわち、金
属の端子(すなわち、ここでは入力配線)間に電界がか
かると、塩素等の不純物を含む水分等に起因して金属が
電気分解を起こし、端子が腐食する。最近、液晶表示素
子の高精細化が進み、駆動用ICへの入力配線のピッチ
が縮小化する傾向にあるので、端子の電食の問題は無視
できないレベルとなっている。
【0011】本発明の目的は、フレキシブル基板から駆
動用IC間の低抵抗化と、駆動用ICへの入力配線の耐
電食性の向上を両立できるフリップチップ方式の液晶表
示素子を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、液晶層を介して重ね合せた2枚の透明絶
縁基板の一方の前記基板面上に、駆動用ICを搭載し、
かつ、該基板面の端部に信号や電源入力用のフレキシブ
ル基板を実装したフリップチップ方式の液晶表示素子に
おいて、前記一方の基板面上に設けられ、前記フレキシ
ブル基板の出力端子が接続される前記駆動用ICへの入
力配線が、下層から透明導電膜、低抵抗金属膜を含んで
なり、前記低抵抗金属膜の上は保護膜が被覆され、か
つ、前記フレキシブル基板の出力端子が接続される部分
および前記駆動用ICのバンプが接続される部分で、前
記低抵抗金属膜および前記保護膜の一部が除去されて前
記透明導電膜が露出していることを特徴とする。
【0013】また、液晶層を介して重ね合せた2枚の透
明絶縁基板の一方の前記基板面上に、駆動用ICを搭載
し、かつ、該基板面の端部に信号や電源入力用のフレキ
シブル基板を実装したフリップチップ方式の液晶表示素
子において、前記一方の基板面上に設けられ、前記フレ
キシブル基板の出力端子が接続される前記駆動用ICへ
の入力配線が、下層から第1の低抵抗金属膜、透明導電
膜、第2の低抵抗金属膜を含んでなり、前記第2の低抵
抗金属膜の上は保護膜が被覆され、かつ、前記フレキシ
ブル基板の出力端子が接続される部分および前記駆動用
ICのバンプが接続される部分で、前記第2の低抵抗金
属膜および前記保護膜の一部が除去されて前記透明導電
膜が露出していることを特徴とする。
【0014】また、前記第1の低抵抗金属膜と前記第2
の低抵抗金属膜とが前記透明導電膜に設けたスルーホー
ルを介して接続されていることを特徴とする。
【0015】また、前記一部が除去された前記第2の低
抵抗金属膜の平面形状が櫛形または梯子形をしているこ
とを特徴とする。
【0016】また、第1の低抵抗金属膜と前記第2の低
抵抗金属膜とが、前記前記透明導電膜の内側に形成され
ていることを特徴とする。
【0017】また、前記入力配線における前記駆動用I
Cのバンプが接続される部分が、前記透明導電膜単層で
形成されていることを特徴とする。
【0018】また、前記櫛形または梯子形の第2の低抵
抗金属膜における、櫛または梯子の支持部の下に、前記
スルーホールの1つが形成されていることを特徴とす
る。
【0019】また、前記櫛形または梯子形の第2の低抵
抗金属膜における、櫛または梯子の一部間隔が広い部分
の前記透明導電膜が露出した部分で、点灯検査用パッド
が構成されていることを特徴とする。
【0020】また、前記第1の低抵抗金属膜はゲート線
と、前記透明導電膜は画素電極と、前記第2の低抵抗金
属膜は薄膜トランジスタのソース・ドレイン電極と同一
工程で形成されていることを特徴とする。
【0021】さらに、前記低抵抗金属膜は、Al膜、C
r膜あるいはこれらの合金膜の少なくとも1層からなる
ことを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明では、フレキシブル基板と駆動用ICと
を接続する入力配線を、低抵抗金属膜を含んで構成し、
かつ、低抵抗金属とは接触抵抗の高い透明導電膜を介在
する第1の低抵抗金属膜と第2の低抵抗金属膜とを、ス
ルーホールを介して接続することにより、入力配線を低
抵抗化でき、フレキシブル基板から駆動用IC間の低抵
抗化を実現できる。
【0023】また、第2の低抵抗膜を櫛形または梯子形
に形成し、該櫛または梯子の間に、安定性が高く、汚
染、酸化されにくく、電食の生じにくい透明導電膜が露
出され、この露出した広い面積を有する透明導電膜の部
分で、フレキシブル基板の出力端子を接続することによ
り、フレキシブル基板の端子との接触抵抗が低減し、低
抵抗化を実現できるとともに、フレキシブル基板の縦方
向あるいは横方向の位置ずれが生じたときでも、安定し
た抵抗を得ることができる。
【0024】また、電食が進行しやすい低抵抗化のため
の櫛形または梯子形の第2の低抵抗膜の上は、電食防止
のため、保護膜で覆い、フレキシブル基板の端子と接続
する部分は、安定性が高く、汚染、酸化されにくく、電
食の生じにくい透明導電膜を露出して構成することによ
り、フレキシブル基板と駆動用ICとを接続する入力配
線の耐電食性を向上できる。その結果、製品の信頼性を
向上できる。
【0025】さらに、フレキシブル基板の出力端子と接
続される入力配線の部分の第2の低抵抗膜は一部を除去
して櫛形または梯子形に形成し、櫛または梯子の間は透
明導電膜を露出させたことにより、駆動用IC搭載後、
フレキシブル基板実装前に、透明導電膜の露出部分に検
査用プローブを当て、点灯検査を行い、駆動用ICの良
否の判断を行うことができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明につき実施例によって具体的に
説明する。
【0027】図5は、例えばガラスからなる透明絶縁基
板SUB1上に駆動用ICを搭載した様子を示す平面図
である。さらに、A−A切断線における断面図を図6に
示す。一方の透明絶縁基板SUB2は、一点鎖線で示す
が、透明絶縁基板SUB1の上方に位置し、シールパタ
ーンSL(図5参照)により、有効表示部(有効画面エ
リア)ARを含んで液晶LCを封入している。透明絶縁
基板SUB1上の電極COMは、導電ビーズや銀ペース
ト等を介して、透明絶縁基板SUB2側の共通電極パタ
ーンに電気的に接続させる配線である。配線DTM(あ
るいはGTM)は、駆動用ICからの出力信号を有効表
示部AR内の配線に供給するものである。入力配線Td
は、駆動用ICへ入力信号を供給するものである。異方
性導電膜ACFは、一列に並んだ複数個の駆動用IC部
分に共通して細長い形状となったものACF2と上記複
数個の駆動用ICへの入力配線パターン部分に共通して
細長い形状となったものACF1を別々に貼り付ける。
パッシベーション膜(保護膜)PSV1は、図5にも示
すが、電食防止のため、できる限り配線部を被覆させ、
露出部分は、異方性導電膜ACF1にて覆うようにす
る。
【0028】さらに、駆動用ICの側面周辺は、シリコ
ーン樹脂SILが充填され(図6参照)、保護が多重化
されている。
【0029】図11は、液晶表示モジュールMDLの組
立完成図で、液晶表示素子の表面側からみた斜視図であ
る。
【0030】液晶表示モジュールMDLは、シールドケ
ースSHD、下側ケースの2種の収納・保持部材を有す
る。
【0031】HLDは、当該モジュールMDLを表示部
としてパソコン、ワープロ等の情報処理装置に実装する
ために設けた4個の取付穴で、ねじ等を通して情報処理
装置に固定、実装する。当該モジュールMDLには、輝
度調整用のボリュームVRが設けられており、バックラ
イト用のインバーターをMI部分に配置し、接続コネク
タLCT、ランプケーブルLPCを介してバックライト
に電源を供給する。本体コンピュータ(ホスト)からの
信号および必要な電源は、モジュール裏面に位置するイ
ンターフェイスコネクタCTを介して、液晶表示モジュ
ールMDLのコントローラ部および電源部に供給する。
【0032】図12は、図11に示した例であるTFT
液晶表示モジュール(薄膜トランジスタTFTをスイッ
チング素子として用いたアクティブ・マトリクス方式液
晶表示モジュール)のTFT液晶表示素子とその外周部
に配置された回路を示すブロック図である。本例では、
ドレインドライバIC1〜ICMおよびゲートドライバI
1〜ICNは、図6に示すように、液晶表示素子の一方
の透明絶縁基板SUB1上に形成されたドレイン側引き
出し線DTMおよびゲート側引き出し線GTMと異方性
導電膜あるいは紫外線硬化樹脂等でチップ・オン・ガラ
ス実装(COG実装)されている。本例では、XGA仕
様である1024×3×768の有効ドットを有する液
晶表示素子に適用している。このため、液晶表示素子の
透明絶縁基板上には、192出力のドレインドライバI
Cを対向する各々の長辺に8個ずつ(M=16)と、1
00出力のゲートドライバICを短辺に8個(N=8)
とをCOG実装している。液晶表示素子の上側および下
側にはドレインドライバ部103が配置され、また、側
面部には、ゲートドライバ部104、他方の側面部に
は、コントローラ部101、電源部102が配置され
る。コントローラ部101および電源部102、ドレイ
ンドライバ部103、ゲートドライバ部104は、それ
ぞれ電気的接続手段JN1〜4により相互接続させる。
【0033】本例では、XGAパネルとして1024×
3×768ドットの10インチ画面サイズのTFT液晶
表示モジュールを設計した。このため、赤(R)、緑
(G)、青(B)の各ドットの大きさは、207μm
(ゲート線ピッチ)×69μm(ドレイン線ピッチ)と
なっており、1画素は、赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)の3ドットの組合せで、207μm角となってい
る。このため、ドレイン線引き出しDTMを片側に10
24×3本とすると、引き出し線ピッチは69μm以下
となってしまい、現在使用可能なテープキャリアパッケ
ージ(TCP)実装の接続ピッチ限界以下となる。CO
G実装では、使用する異方性導電膜等の材料にも依存す
るが、おおよそ駆動用ICチップのバンプBUMPのピ
ッチで約70μmおよび下地配線との交叉面積で約50
μm角が現在使用可能な最小値といえる。このため、本
例では、液晶パネルの対向する2個の長辺側にドレイン
ドライバICを一列に並べ、ドレイン線を2個の長辺側
に交互に引き出して、ドレイン線引き出しDTMのピッ
チを69×2μmとした。したがって、駆動用ICチッ
プのバンプBUMP(図6参照)ピッチを約100μm
および下地配線との交叉面積を約70μm角に設計で
き、下地配線とより高い信頼性で接続するのが可能とな
った。ゲート線ピッチは207μmと十分大きいため、
片側の短辺側にてゲート線引き出しGTMを引き出して
いるが、さらに高精細になると、ドレイン線と同様に対
向する2個の短辺側にゲート線引き出し線GTMを交互
に引き出すことも可能である。
【0034】ドレイン線あるいはゲート線を交互に引き
出す方式では、前述したように、引き出し線DTMある
いはGTMと駆動ICの出力側BUMPとの接続は容易
になるが、周辺回路基板を液晶パネルPNLの対向する
2長辺の外周部に配置する必要が生じ、このため、外形
寸法が片側引き出しの場合よりも大きくなるという問題
があった。特に、表示色数が増えると表示データのデー
タ線数が増加し、情報処理装置の最外形が大きくなる。
このため、本例では、多層フレキシブル基板を使用する
ことで、従来の問題を解決する。また、XGAパネルと
して、10インチ以上の画面サイズとなると、ドレイン
線引き出しDTMのピッチは、約100μm以上と大き
くなり、1個の長辺側にドレインドライバICをCOG
実装にて片側配置できる。
【0035】本例で採用した駆動ICは、図5におおよ
その外観を示すが、モジュール外形をできる限り小さく
するため、非常に細長い形状であり、例えば、ゲート側
の駆動ICでは、長辺寸法は、約10〜11mm、短辺
寸法は、約1.5〜2mm、ドレイン側の駆動ICで
は、長辺寸法は、約15〜16mm、短辺寸法は、約
1.5〜2mmである。また、本例では、有効表示部A
Rと駆動用ICの出力側バンプBUMP部との間の出力
配線パターンは、駆動用ICの長辺方向と短辺方向との
3方向から延在している。
【0036】例えば、本例では、ゲート側の駆動ICで
は、100出力のうち11本を2短辺側から、残り、約
78本を1長辺側から出力配線する。ドレイン側の駆動
ICでは、192出力のうち約16本を2短辺側から、
残り、160本を1長辺側から出力配線する。なお、駆
動ICをさらに細長く設計し、長辺方向のみの出力配線
とすることもでき、その場合も本発明を適用できる。
【0037】また、駆動用ICの出力側バンプBUMP
から有効表示部ARまでの間の距離は、ゲート側では、
D−D出力配線付近で約5.5mmで、B−B出力配線
付近で約10mmと長くなる。さらに、ドレイン側で
は、D−D出力配線付近で約4.3mmで、B−B出力
配線付近で約8.5mmと長くなる。このため、例え
ば、この部分の厚み1400Åで、抵抗率20Ω/□程
度の透明導電膜ITOのみで配線し、幅30μmと仮定
すると、配線長1mmの差で、約667Ωの抵抗差が生
じることになる。したがって、ゲート側では、約3k
Ω、ドレイン側では、約2.8kΩの抵抗差が生じ、駆
動用ICの出力波形の歪み量が上記配線毎に差を生じ、
表示むらを生じることになる。
【0038】《透明絶縁基板SUB1の製造方法》つぎ
に、上述した液晶表示装置の第1の透明絶縁基板SUB
1側の製造方法について、図8〜図10を参照して説明
する。なお、同図において、中央の文字は工程名の略称
であり、左側は画素部分、右側はゲ−ト端子付近の断面
形状で見た加工の流れを示す。工程BおよびDを除き、
工程A〜Gの工程は各写真(ホト)処理に対応して区分
けしたもので、各工程のいずれの断面図もホト処理後の
加工が終わり、ホトレジストを除去した段階を示してい
る。なお、上記写真(ホト)処理とは本説明ではホトレ
ジストの塗布からマスクを使用した選択露光を経て、そ
れを現像するまでの一連の作業を示すものとし、繰り返
しの説明は避ける。以下区分した工程にしたがって、説
明する。
【0039】工程A、図8 7059ガラス(商品名)からなる第1の透明絶縁基板
SUB1の両面に酸化シリコン膜SIOをディップ処理
により設けた後、500℃、60分間のベ−クを行う。
なお、このSIO膜は透明絶縁基板SUB1の表面凹凸
を緩和するために形成するが、凹凸が少ない場合、省略
できる工程である。膜厚が2800ÅのAl−Ta、A
l−Ti−Ta、Al−Pd等からなる第1導電膜g1
をスパッタリングにより設ける。ホト処理後、リン酸と
硝酸と氷酢酸との混酸液で第1導電膜g1を選択的にエ
ッチングする。
【0040】工程B、図8 レジスト直描後(前述した陽極酸化パタ−ン形成後)、
3%酒石酸をアンモニヤによりPH6.25±0.05
に調整した溶液をエチレングリコ−ル液で1:9に稀釈
した液からなる陽極酸化液中に基板SUB1を浸漬し、
化成電流密度が0.5mA/cm2になるように調整す
る(定電流化成)。つぎに、所定のAl23膜厚が得ら
れるのに必要な化成電圧125Vに達するまで陽極酸化
(陽極化成)を行う。その後、この状態で数10分保持
することが望ましい(定電圧化成)。これは均一なAl
23膜を得る上で大事なことである。それによって、導
電膜g1が陽極酸化され、走査信号線(ゲ−トライン)
GL上および側面に自己整合的に膜厚が1800Åの陽
極酸化膜AOFが形成され、薄膜トランジストTFTの
ゲ−ト絶縁膜の一部となる。
【0041】工程C、図8 膜厚が1400ÅのITO膜からなる導電膜d1をスパ
ッタリングにより設ける。ホト処理後、エッチング液と
して塩酸と硝酸の混酸液で導電膜d1を選択的にエッチ
ングすることにより、ゲ−ト端子GTM、ドレイン端子
DTMの最上層および透明画素電極ITO1を形成す
る。
【0042】工程D、図9 プラズマCVD装置にアンモニアガス、シランガス、窒
素ガスを導入して、膜厚2000Åの窒化Si膜を設
け、プラズマCVD装置にシランガス、水素ガスを導入
して、膜厚が2000Åのi型非晶質Si膜を設けたの
ち、プラズマCVD装置に水素ガス、ホスフィンガスを
導入して膜厚が300ÅのN+型の非晶質Si膜を設け
る。この成膜は同一CVD装置で反応室を変え連続して
行う。
【0043】工程E、図9 ホト処理後、ドライエッチングガスとしてSF6、CC
4を使用してN+型非晶質Si膜、i型非晶質Si膜を
エッチングする。続けて、SF6を使用して窒化Si膜
をエッチングする。もちろん、SF6ガスでN+型非晶質
Si膜、i型非晶質Si膜および窒化Si膜を連続して
エッチングしても良い。
【0044】このように3層のCVD膜をSF6を主成
分とするガスで連続的にエッチングすることが本例の製
造工程の特徴である。すなわち、SF6ガスに対するエ
ッチング速度はN+型非晶質Si膜、i型非晶質Si
膜、窒化Si膜の順に大きい。したがって、N+型非晶
質Si膜がエッチング完了し、i型非晶質Si膜がエッ
チングされ始めると上部のN+型非晶質Si膜がサイド
エッチされ結果的にi型非晶質Si膜が約70度のテ−
パに加工される。また、i型非晶質Si膜のエッチング
が完了し、窒化Si膜がエッチングされ始めると、上部
のN+型非晶質Si膜、i型非晶質Si膜の順にサイド
エッチされ、結果的にi型非晶質Si膜が約50度、窒
化シリコン膜が20度にテ−パ加工される。上記テ−パ
形状のため、その上部にソ−ス電極SD1が形成された
場合も断線の確率は著しく低減される。N+型非晶質S
i膜のテ−パ角度は90度に近いが、厚さが300Åと
薄いために、この段差での断線の確率は非常に小さい。
したがって、N+型非晶質Si膜、i型非晶質Si膜、
窒化Si膜の平面パタ−ンは厳密には同一パタ−ンでは
なく、断面が順テ−パ形状となるため、N+型非晶質S
i膜、i型非晶質Si膜、窒化Si膜の順に大きなパタ
−ンとなる。
【0045】工程F、図10 膜厚が600ÅのCrからなる第2導電膜d2をスパッ
タリングにより設け、さらに膜厚が4000ÅのAl−
Pd、Al−Si、Al−Ta、Al−Ti−Ta等か
らなる第3導電膜d3をスパッタリングにより設ける。
ホト処理後、第3導電膜d3を工程Aと同様な液でエッ
チングし、第2導電膜d2を硝酸第2セリウムアンモニ
ウム溶液でエッチングし、映像信号線DL、ソ−ス電極
SD1、ドレイン電極SD2を形成する。
【0046】ここで本例では、工程Eに示すように、N
+型非晶質Si膜、i型非晶質Si膜、窒化Si膜が順
テ−パとなっているため、映像信号線DLの抵抗の許容
度の大きい液晶表示装置では第2導電膜d2のみで形成
することも可能である。
【0047】つぎに、ドライエッチング装置にSF6
CCl4を導入して、N+型非晶質Si膜をエッチングす
ることにより、ソ−スとドレイン間のN+型半導体層d
0を選択的に除去する。
【0048】工程G、図10 プラズマCVD装置にアンモニアガス、シランガス、窒
素ガスを導入して、膜厚が1μmの窒化Si膜を設け
る。ホト処理後、ドライエッチングガスとしてSF6
使用してエッチングすることにより、保護膜PSV1を
形成する。保護膜としてはCVDで形成したSiN膜の
みならず、有機材料を用いたものも使用できる。
【0049】《TFT基板製造とフレキシブル基板実装
までの製造フロー》つぎに、図7を用いて、薄膜トラン
ジスタを形成する側の基板(以下、TFT基板と略称す
る)SUB1の製造フローについて説明する。
【0050】まず、図8〜図10を参照して前記《透
明絶縁基板SUB1の製造方法》のところで説明したよ
うに、TFT基板SUB1を製造する(保護膜PSV1
まで)。
【0051】つぎに、保護膜(図10(G)の符号P
SV1)の上に、配向膜を印刷した後、この配向膜にラ
ビング処理を施す。
【0052】つぎに、透明絶縁基板SUB1、SUB
2のいずれか一方の基板面の縁周囲部にシール材を印刷
し、かつ、いずれか一方の基板面に両基板の間隔を規定
する小さな球状のビーズ等からなる多数個のスペーサを
散布した後、2枚の基板SUB1、SUB2を重ね合せ
てシール材により貼り付け組み立てる。その後、基板S
UB1の周辺部を切断する。
【0053】つぎに、シール材で囲まれた領域の両基
板SUB1、SUB2間に、シール材を一部設けてない
液晶封入口から液晶を封入した後、封入口を樹脂等から
なる封止材で封止する。
【0054】つぎに、検査用プローブを用いて点灯検
査を行い、ゲート線、ドレイン線の断線、短絡等の不良
を有するものについては修理を行う。
【0055】点灯検査の結果、良品と判断されたもの
には異方性導電膜(図6の符号ACF2)を貼り付け
る。
【0056】つぎに、透明絶縁基板SUB1上に、異
方性導電膜を介して駆動用ICを仮付けした後、加熱圧
着し、搭載する(図5、図6、図13参照)。
【0057】つぎに、駆動用ICを搭載した状態で、
検査用プローブを用いて点灯検査を行い、不良の駆動用
ICは交換して再搭載する。
【0058】点灯検査の結果、良品と判断されたもの
には異方性導電膜(図6の符号ACF1)を貼り付け
る。
【0059】10つぎに、透明絶縁基板SUB1上に、異
方性導電膜を介してフレキシブル基板(図6の符号FP
C)を実装する。
【0060】《駆動用ICへの入力配線Td》 実施例1 図1は本発明の実施例1を示す駆動用ICへの入力配線
の拡大平面図(図5のB部の拡大図)、図4(a)は図
1のD−D切断線における断面図、図4(b)は図1の
E−E切断線における断面図である。
【0061】本実施例の駆動用ICへの入力配線Td
は、図1、図4(a)、(b)に示すように、透明絶縁
基板SUB1上に、下層から、ゲート電極・ゲート線と
同一工程で形成され、Al−Ta、Al−Ti−Ta、
Al−Pd等の低抵抗金属からなる第1導電膜g1、表
示部の透明画素電極と同一工程で形成され、ITO(イ
ンジウム チン オキサイド)膜からなる導電膜d1、薄
膜トランジスタのソース・ドレイン電極と同一工程で形
成され、Cr等の低抵抗金属からなる第2導電膜d2、
Al−Pd、Al−Si、Al−Ta、Al−Ti−T
a等の低抵抗金属からなる第3導電膜d3から構成さ
れ、その上に電食防止のため、SiN等からなる保護膜
(パッシベーション膜)PSV1が設けられている。
【0062】図1において、駆動用ICが搭載される位
置を符号ICを付した破線で示す。なお、符号BPは駆
動用ICのバンプ(図6の符号BUMP参照)がボンデ
ィングされるバンプ接続部である。また、外部から駆動
用ICへ信号、電源電圧を供給するフレキシブル基板
(図6の符号FPC)が接続、実装される位置(一端
部)を符号FPCを付した破線で示す。入力配線Tdの
フレキシブル基板の出力端子と接続される部分は、図1
の破線FPCの左側(表示部と反対側)の部分である。
【0063】フレキシブル基板の出力端子と接続される
入力配線Tdの部分において、第2導電膜d2と第3導
電膜d3とは、図1に示すように、いわゆる、櫛形に形
成されている。また、保護膜PSV1も櫛形の第2、第
3導電膜d2、d3に沿ってそれより少し大きめに櫛形
に形成されている。すなわち、表面に露出した櫛形の保
護膜PSV1の櫛の間は、図1、図4(b)に示すよう
に、透明導電膜d1が露出しており、この露出した透明
導電膜d1の部分が検査用端子となり、また、この露出
した透明導電膜d1とフレキシブル基板の出力端子とが
直接接続される。図4(b)において、符号CNTはフ
レキシブル基板の出力端子との接続部を示す。図1から
明らかなように、入力配線Tdを構成する各導電膜の寸
法については、下層の第1導電膜g1は一番小さい寸法
に、すなわち、一番内側に形成され、つぎに、上層の第
2、第3導電膜d2、d3が2番目の寸法に形成され
(櫛の間は除く)、透明導電膜d1が一番大きい寸法
に、すなわち、外側に形成されている。図1のバンプ接
続部BPは表面が露出した透明導電膜d1単層で構成さ
れている。
【0064】なお、第1導電膜g1と第2導電膜d2と
はスルーホールTH1、TH2を介して接続されてい
る。
【0065】また、図1において、符号Pは端子(入力
配線Td)ピッチ、符号Gは端子ギャップ(間隔)であ
る。
【0066】本実施例では、フレキシブル基板と駆動用
ICとを接続する入力配線Tdを、低抵抗金属からなる
第1導電膜g1、第2、第3導電膜d2、d3を含んで
構成し、かつ、低抵抗金属とは接触抵抗の高い透明導電
膜d1を介在する第1導電膜g1と第2導電膜d2と
を、スルーホールTH1、TH2を介して接続したの
で、入力配線Tdを低抵抗化でき、フレキシブル基板か
ら駆動用IC間の低抵抗化を実現できる。
【0067】また、第2導電膜d2と第3導電膜d3と
を櫛形に形成し、該櫛の間に、安定性が高く、汚染、酸
化されにくく、電食の生じにくい透明導電膜d1が露出
され、この露出した広い面積を有する透明導電膜d1の
部分で、フレキシブル基板の出力端子が接続されるの
で、フレキシブル基板の端子との接触抵抗が低減し、低
抵抗化を実現できるとともに、フレキシブル基板の縦方
向あるいは横方向の位置ずれが生じたときでも、安定し
た抵抗を得ることができる。
【0068】また、電食が進行しやすい低抵抗化のため
の櫛形の第2、第3導電膜d2、d3の上は、電食防止
のため、保護膜PSV1で覆い、フレキシブル基板の端
子と接続する部分は、安定性が高く、汚染、酸化されに
くく、電食の生じにくい透明導電膜d1を露出して構成
したので、フレキシブル基板と駆動用ICとを接続する
入力配線Tdの耐電食性を向上できる。その結果、製品
の信頼性を向上できる。
【0069】さらに、フレキシブル基板の出力端子と接
続される入力配線Tdの部分の第2、第3導電膜d2、
d3は一部を除去して櫛形に形成し、櫛の間は透明導電
膜d1を露出させたので、図7の前記《製造フロー》の
で説明したように、駆動用IC搭載後、フレキシブル
基板実装前に、透明導電膜d1の露出部分に検査用プロ
ーブを当て、点灯検査を行い、駆動用ICの良否の判断
を行うことができる。なお、櫛の間隔を1箇所広くし
て、露出した1個の透明導電膜d1の面積を大きくして
検査をしやすくしてもよい。
【0070】実施例2 図2は本発明の実施例2を示す駆動用ICへの入力配線
Tdの拡大平面図である。
【0071】本実施例は図1に示した実施例1と基本的
な構成は同じである。実施例1と異なる点は、実施例1
においては第2、第3導電膜d2、d3を櫛形に形成し
たのに対し、本実施例においては第2、第3導電膜d
2、d3を図2に示すように梯子形に形成した点と、第
1導電膜g1と第2導電膜d2とを接続するスルーホー
ルが実施例1においてはTH1とTH2だけであったの
に対し、その他にTH3とTH4を設けた点である。
【0072】このような構成では、実施例1と同様の効
果が得られる他、低抵抗金属からなる第2、第3導電膜
d2、d3の面積比と、第1導電膜g1と第2導電膜と
の接続面積が大きいので、実施例1よりも低抵抗化でき
る。なお、本実施例では第2、第3導電膜d2、d3が
梯子形で、梯子の支持部は1端子当り2本であり、隣接
する端子(入力配線Td)について大きい面積の第2、
第3導電膜d2、d3が隣接するのに対し、実施例1で
は櫛形で、櫛の支持部は1端子当り1本であるので、実
施例1の方が耐電食性が高い。
【0073】実施例3 図3は本発明の実施例3を示す駆動用ICへの入力配線
Tdの拡大平面図、図4(c)は図3のF−F切断線に
おける断面図である。
【0074】図3、図4(c)において、符号TEST
は点灯検査用パッド(図7の前記《製造フロー》の参
照)である。本実施例では、梯子の間隔を1箇所広くし
て、露出した1個の透明導電膜d1の面積を大きくし
て、点灯検査用パッドTESTとし、検査をしやすくし
てある。その他の構成、作用、効果は図2に示した実施
例2と同じである。
【0075】以上本発明を実施例に基づいて具体的に説
明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能
であることは勿論である。例えば、上記実施例1〜3で
示した入力配線Td(すなわち、端子)の構造を、その
うちの一部の端子に適用してもよい。例えば電食が進行
しやすい端子、すなわち、隣接する端子間の電位差の高
い端子、直流電位がかかる端子、例えば90Hz以下の
周波数の低い交流電位がかかる端子等の一部の端子に適
用してもよい。また、図1に示した実施例1の第2、第
3導電膜d2、d3の櫛形、図2、図3に示した梯子形
の形状はあくまで例示であり、他の形状を採用してもよ
く、透明導電膜d1の一部を除いて第2、第3導電膜d
2、d3で覆う構成とすることにより、上記の効果を奏
することができる。また、第1導電膜g1、第2、第3
導電膜d2、d3の前述の材料はあくまで例示であり、
また、第2、第3導電膜d2、d3を1層のみで構成し
てもよい。また、第1導電膜g1を設けなくてもよい。
さらに、上記実施例では、スイッチング素子として薄膜
トランジスタTFT等を使用したアクティブ・マトリク
ス方式液晶表示装置に適用したが、本発明は、単純マト
リクス方式液晶表示装置にも適用できることは言うまで
もない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フリップチップ方式の液晶表示素子において、フレキシ
ブル基板から駆動用IC間の低抵抗化と、駆動用ICへ
の入力配線の耐電食性の向上を両立でき、信頼性の高い
製品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す駆動用ICへの入力配
線Tdの拡大平面図(図5のB部の拡大図)である。
【図2】本発明の実施例2を示す駆動用ICへの入力配
線Tdの拡大平面図である。
【図3】本発明の実施例3を示す駆動用ICへの入力配
線Tdの拡大平面図である。
【図4】(a)は図1のD−D切断線における断面図、
(b)は図1のE−E切断線における断面図、(c)は
図3のF−F切断線における断面図である。
【図5】液晶表示素子の透明絶縁基板SUB1上に駆動
用ICを搭載した様子を示す平面図である。
【図6】図5のA−A切断線における断面図である。
【図7】TFT基板SUB1の製造フローを示す図であ
る。
【図8】基板SUB1側の工程A〜Cの製造工程を示す
画素部とゲ−ト端子部の断面図のフロ−チャ−トであ
る。
【図9】基板SUB1側の工程D〜Eの製造工程を示す
画素部とゲ−ト端子部の断面図のフロ−チャ−トであ
る。
【図10】基板SUB1側の工程F〜Gの製造工程を示
す画素部とゲ−ト端子部の断面図のフロ−チャ−トであ
る。
【図11】液晶表示モジュールMDLの表面側から見た
組立て完成後の斜視図である。
【図12】液晶表示モジュールの液晶表示パネルとその
周辺に配置された回路を示すブロック図である。
【図13】駆動用ICを透明絶縁基板SUB1に搭載す
る製造工程の一部を示す図である。
【符号の説明】
SUB1…透明絶縁基板、g1…第1導電膜、d1…透
明導電膜、d2…第2導電膜、d3…第3導電膜、PS
V1…保護膜、TH1〜4…スルーホール、IC…駆動
用IC、FPC…フレキシブル基板、BP…バンプ接続
部、P…端子ピッチ、G…端子ギャップ、CNT…フレ
キシブル基板の出力端子との接続部、TEST…点灯検
査用パッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 扇一 公俊 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 松永 邦之 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 大和田 淳一 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶層を介して重ね合せた2枚の透明絶縁
    基板の一方の前記基板面上に、駆動用ICを搭載し、か
    つ、該基板面の端部に入力用のフレキシブル基板を実装
    したフリップチップ方式の液晶表示素子において、前記
    一方の基板面上に設けられ、前記フレキシブル基板の出
    力端子が接続される前記駆動用ICへの入力配線が、下
    層から透明導電膜、低抵抗金属膜を含んでなり、前記低
    抵抗金属膜の上は保護膜が被覆され、かつ、前記フレキ
    シブル基板の出力端子が接続される部分および前記駆動
    用ICのバンプが接続される部分で、前記低抵抗金属膜
    および前記保護膜の一部が除去されて前記透明導電膜が
    露出していることを特徴とするフリップチップ方式の液
    晶表示素子。
  2. 【請求項2】液晶層を介して重ね合せた2枚の透明絶縁
    基板の一方の前記基板面上に、駆動用ICを搭載し、か
    つ、該基板面の端部に入力用のフレキシブル基板を実装
    したフリップチップ方式の液晶表示素子において、前記
    一方の基板面上に設けられ、前記フレキシブル基板の出
    力端子が接続される前記駆動用ICへの入力配線が、下
    層から第1の低抵抗金属膜、透明導電膜、第2の低抵抗
    金属膜を含んでなり、前記第2の低抵抗金属膜の上は保
    護膜が被覆され、かつ、前記フレキシブル基板の出力端
    子が接続される部分および前記駆動用ICのバンプが接
    続される部分で、前記第2の低抵抗金属膜および前記保
    護膜の一部が除去されて前記透明導電膜が露出している
    ことを特徴とするフリップチップ方式の液晶表示素子。
  3. 【請求項3】前記第1の低抵抗金属膜と前記第2の低抵
    抗金属膜とが前記透明導電膜に設けたスルーホールを介
    して接続されていることを特徴とする請求項1記載のフ
    リップチップ方式の液晶表示素子。
  4. 【請求項4】前記一部が除去された前記第2の低抵抗金
    属膜の平面形状が櫛形または梯子形をしていることを特
    徴とする請求項1記載のフリップチップ方式の液晶表示
    素子。
  5. 【請求項5】第1の低抵抗金属膜と前記第2の低抵抗金
    属膜とが、前記前記透明導電膜の内側に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のフリップチップ方式の
    液晶表示素子。
  6. 【請求項6】前記入力配線における前記駆動用ICのバ
    ンプが接続される部分が、前記透明導電膜単層で形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のフリップチッ
    プ方式の液晶表示素子。
  7. 【請求項7】前記櫛形または梯子形の第2の低抵抗金属
    膜における、櫛または梯子の支持部の下に、前記スルー
    ホールの1つが形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のフリップチップ方式の液晶表示素子。
  8. 【請求項8】前記櫛形または梯子形の第2の低抵抗金属
    膜における、櫛または梯子の一部間隔が広い部分の前記
    透明導電膜が露出した部分で、点灯検査用パッドが構成
    されていることを特徴とする請求項1記載のフリップチ
    ップ方式の液晶表示素子。
  9. 【請求項9】前記第1の低抵抗金属膜はゲート線と、前
    記透明導電膜は画素電極と、前記第2の低抵抗金属膜は
    薄膜トランジスタのソース・ドレイン電極と同一工程で
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のフリッ
    プチップ方式の液晶表示素子。
  10. 【請求項10】前記低抵抗金属膜は、Al膜、Cr膜あ
    るいはこれらの合金膜の少なくとも1層からなることを
    特徴とする請求項1記載のフリップチップ方式の液晶表
    示素子。
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