JPH08312956A - 燃焼器具用白金触媒部材 - Google Patents
燃焼器具用白金触媒部材Info
- Publication number
- JPH08312956A JPH08312956A JP7147990A JP14799095A JPH08312956A JP H08312956 A JPH08312956 A JP H08312956A JP 7147990 A JP7147990 A JP 7147990A JP 14799095 A JP14799095 A JP 14799095A JP H08312956 A JPH08312956 A JP H08312956A
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- Japan
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- ring
- platinum
- wire
- platinum wire
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Abstract
(57)【要約】
【目的】構成部品の削減及び捲回した白金線等のリング
への固定を容易ならしめて白金触媒部材の製造原価低減
を図ること。 【構成】その長手方向中間部をコイル状等適宜の形状に
複数回捲回し，かつその長手方向に延伸する両端の一部
を屈曲させた白金線等を用いる構成とその側面外周と一
の平面の直径方向に溝を設けたリングを用いる構成と前
記白金線等の両端の一部をリングの一の平面の直径方向
に設けた溝に埋設し，その外方の屈曲させた白金線等の
両端をリング側面外周に設けた溝に埋設懸架して白金線
等をリングに固定する構成からなる白金触媒部材。 【効果】白金触媒部材の製造を容易ならしめ，かつ単位
時間当りの生産数量増大を可能ならしめ，もって白金触
媒部材の製造原価を大きく低減させ得たこと。
への固定を容易ならしめて白金触媒部材の製造原価低減
を図ること。 【構成】その長手方向中間部をコイル状等適宜の形状に
複数回捲回し，かつその長手方向に延伸する両端の一部
を屈曲させた白金線等を用いる構成とその側面外周と一
の平面の直径方向に溝を設けたリングを用いる構成と前
記白金線等の両端の一部をリングの一の平面の直径方向
に設けた溝に埋設し，その外方の屈曲させた白金線等の
両端をリング側面外周に設けた溝に埋設懸架して白金線
等をリングに固定する構成からなる白金触媒部材。 【効果】白金触媒部材の製造を容易ならしめ，かつ単位
時間当りの生産数量増大を可能ならしめ，もって白金触
媒部材の製造原価を大きく低減させ得たこと。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガスライター等の燃焼器
具の火口に取着して燃料ガスの燃焼促進を図るための白
金触媒部材に係るものである。
具の火口に取着して燃料ガスの燃焼促進を図るための白
金触媒部材に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来，この種の白金触媒部材には中空部
を有する枠体に白金線又は白金合金線（以下，白金線等
という）をふくらみをもたせて複数回捲回したものをリ
ングに挟持したもの，或いは図３に示すように白金線等
２をコイル状等に捲回し，当該捲回した白金線等２の両
端をこのリング３１，３２に挟持したもの等がある。し
かるに前記リング３１，３２への挟持は凸起部を有する
内リング３１と冠形状でなる外リング３２の両リングを
圧入一体化させることによって行うものである。即ち図
３に示すように形状の異なる二種類のリング３１，３２
を一対とし前記内リング３１と外リング３２の圧入一体
化に先立って白金線等２を捲回した枠体又はコイル状に
捲回した白金線等２の両端を内リング３１又は外リング
３２の所定部所に装着し，その後他方の外リング３２又
は内リング３１をその上に装着し加圧して内外両リング
の一体化を図ることによって前記挟持をするものであ
る。
を有する枠体に白金線又は白金合金線（以下，白金線等
という）をふくらみをもたせて複数回捲回したものをリ
ングに挟持したもの，或いは図３に示すように白金線等
２をコイル状等に捲回し，当該捲回した白金線等２の両
端をこのリング３１，３２に挟持したもの等がある。し
かるに前記リング３１，３２への挟持は凸起部を有する
内リング３１と冠形状でなる外リング３２の両リングを
圧入一体化させることによって行うものである。即ち図
３に示すように形状の異なる二種類のリング３１，３２
を一対とし前記内リング３１と外リング３２の圧入一体
化に先立って白金線等２を捲回した枠体又はコイル状に
捲回した白金線等２の両端を内リング３１又は外リング
３２の所定部所に装着し，その後他方の外リング３２又
は内リング３１をその上に装着し加圧して内外両リング
の一体化を図ることによって前記挟持をするものであ
る。
【０００３】
【従来技術の問題点】前記態様になる枠体又は捲回した
白金線等２の挟持にあっては内リング３１及び外リング
３２の二種類のリングを用意する必要があり，部品点数
の削減を図ることによっての白金触媒部材１の製造原価
低減を妨げていること，また前記枠体又は捲回した白金
線等２の内リング３１又は外リング３２の所定部所への
装着はきわめて細心の注意を払って行うことを要する作
業であるため単位時間当りの完成数量は十分に上らず製
造原価を圧迫しているという問題点があった。
白金線等２の挟持にあっては内リング３１及び外リング
３２の二種類のリングを用意する必要があり，部品点数
の削減を図ることによっての白金触媒部材１の製造原価
低減を妨げていること，また前記枠体又は捲回した白金
線等２の内リング３１又は外リング３２の所定部所への
装着はきわめて細心の注意を払って行うことを要する作
業であるため単位時間当りの完成数量は十分に上らず製
造原価を圧迫しているという問題点があった。
【０００４】
【本発明が解消しようとする課題】本発明は前記した従
来の白金触媒部材１がかかえていた問題点を解決するこ
と，即ち構成部品の削減及び捲回した白金線等のリング
への固定を容易ならしめると共に白金触媒部材の製造原
価低減を可能ならしめることである。
来の白金触媒部材１がかかえていた問題点を解決するこ
と，即ち構成部品の削減及び捲回した白金線等のリング
への固定を容易ならしめると共に白金触媒部材の製造原
価低減を可能ならしめることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以下，図１及び図２を用
いてその手段を説明する。本発明に係る白金触媒部材１
１はその長手方向中間部をコイル状等適宜の形状に複数
回捲回し，かつその長手方向に延伸する両端の一部を屈
曲させた白金線等（以下，白金線等という）１２を用い
る構成とその側面外周と一の平面の直径方向に溝１４，
１５を設けたリング１３を用いる構成と前記白金等１２
の両端の一部をリング１３の一の平面の直径方向に設け
た溝１４に埋設し，その外方の屈曲させた白金線等１２
の両端をリング１３の側面外周に設けた溝１５に埋設懸
架して白金線等１２をリング１３に固定する構成からな
る白金触媒部材１１である。
いてその手段を説明する。本発明に係る白金触媒部材１
１はその長手方向中間部をコイル状等適宜の形状に複数
回捲回し，かつその長手方向に延伸する両端の一部を屈
曲させた白金線等（以下，白金線等という）１２を用い
る構成とその側面外周と一の平面の直径方向に溝１４，
１５を設けたリング１３を用いる構成と前記白金等１２
の両端の一部をリング１３の一の平面の直径方向に設け
た溝１４に埋設し，その外方の屈曲させた白金線等１２
の両端をリング１３の側面外周に設けた溝１５に埋設懸
架して白金線等１２をリング１３に固定する構成からな
る白金触媒部材１１である。
【０００６】本発明に係る白金触媒部材１１に用いる構
成部品としてのリング１３は一のリングでなる。当該リ
ング１３には白金線等１２をリング１３に固定すべくそ
の側面外周と一の平面の直径方向にコ字状，Ｕ字状等適
宜の形状でなる溝１４，１５が設けられており，これら
二の溝１４，１５に白金線等１２の両端が埋設及び埋設
懸架されて固定される。
成部品としてのリング１３は一のリングでなる。当該リ
ング１３には白金線等１２をリング１３に固定すべくそ
の側面外周と一の平面の直径方向にコ字状，Ｕ字状等適
宜の形状でなる溝１４，１５が設けられており，これら
二の溝１４，１５に白金線等１２の両端が埋設及び埋設
懸架されて固定される。
【０００７】本発明に用いる白金線等１２はプロパン，
ブタン等の可燃性ガスと空気との混同気体の燃焼火炎を
完全燃焼させるべくその長手方向中間部をコイル状等適
宜の形状に複数回捲回せしめて前記燃焼火炎の白金線等
１２への接触面積を十分に確保している点においては従
来と同じである。しかし以下の点において相違する。即
ちコイル状等適宜の形状に複数回捲回するその長手方向
中間部を除くその長手方向に延伸する両端はその一部を
く字状，弯曲状等適宜の形状に屈曲させた構成を採って
いる点であり，かかる構成を採ったのはリング１３に設
けられた溝１４，１５に白金線等１２を埋設及び埋設懸
架してリング１３に白金線等１２を固定させるためであ
る。ここで前記白金線等１２の両端の屈曲はコイル状等
適宜の形状に複数回捲回される長手方向に対し同方向又
は異なる方向のいずれの方向であってもよい。そのいず
れも白金線等１２をリング１３に固定し得るからであ
る。
ブタン等の可燃性ガスと空気との混同気体の燃焼火炎を
完全燃焼させるべくその長手方向中間部をコイル状等適
宜の形状に複数回捲回せしめて前記燃焼火炎の白金線等
１２への接触面積を十分に確保している点においては従
来と同じである。しかし以下の点において相違する。即
ちコイル状等適宜の形状に複数回捲回するその長手方向
中間部を除くその長手方向に延伸する両端はその一部を
く字状，弯曲状等適宜の形状に屈曲させた構成を採って
いる点であり，かかる構成を採ったのはリング１３に設
けられた溝１４，１５に白金線等１２を埋設及び埋設懸
架してリング１３に白金線等１２を固定させるためであ
る。ここで前記白金線等１２の両端の屈曲はコイル状等
適宜の形状に複数回捲回される長手方向に対し同方向又
は異なる方向のいずれの方向であってもよい。そのいず
れも白金線等１２をリング１３に固定し得るからであ
る。
【０００８】本発明において用いる白金線等１２のリン
グ１３への固定は前記した如くリング１３に設けられた
溝１４，１５への埋設及び埋設懸架によって可能ならし
めているため用いるリング１３は一のみで足る。従来の
白金触媒部材１において用いられていたリングが二であ
る点と相違する。
グ１３への固定は前記した如くリング１３に設けられた
溝１４，１５への埋設及び埋設懸架によって可能ならし
めているため用いるリング１３は一のみで足る。従来の
白金触媒部材１において用いられていたリングが二であ
る点と相違する。
【０００９】
【作用】本発明に係る白金触媒部材１１をガスライター
等の燃焼器具の火口に取着し，その下方に配設されたノ
ズルから噴出する可燃性ガスと空気との混同ガスでなる
燃焼火炎を白金線等１２にさらすと白金線等１２に接触
した前記燃焼火炎は白金のもたらす触媒反応によってき
わめて高い燃焼活性状態に引上げられ，これを受けて前
記混同ガスの燃焼は瞬時にしてかつ完全なものとなる。
ここで本発明に係る白金触媒部材１１をきわめて高い燃
焼活性状態に引上げてもこれに起因してリング１３に固
定されている白金線等１２が当該リング１３から脱落す
ることは全くない。その使用に耐え得る程度に白金線等
１２はリング１３に固定されているからである。
等の燃焼器具の火口に取着し，その下方に配設されたノ
ズルから噴出する可燃性ガスと空気との混同ガスでなる
燃焼火炎を白金線等１２にさらすと白金線等１２に接触
した前記燃焼火炎は白金のもたらす触媒反応によってき
わめて高い燃焼活性状態に引上げられ，これを受けて前
記混同ガスの燃焼は瞬時にしてかつ完全なものとなる。
ここで本発明に係る白金触媒部材１１をきわめて高い燃
焼活性状態に引上げてもこれに起因してリング１３に固
定されている白金線等１２が当該リング１３から脱落す
ることは全くない。その使用に耐え得る程度に白金線等
１２はリング１３に固定されているからである。
【００１０】
【実施例】次に本発明の一実施例に付き説明する。白金
線等１２として線径０．１５ｍｍの実開・平７−２７５
７に係る白金クラッド材を用いる構成と前記白金線等１
２をその長手方向中間部を捲回外径１．５ｍｍ，捲回ピ
ツチ０．６ｍｍ，捲回数４に捲回し，当該長手方向中間
部を除く両端を長手方向に一部延伸，その外方の残余部
分をく字状又は弯曲状に屈曲させる構成と外径６．８ｍ
ｍ，内径５．２ｍｍ，その一の平面の直径方向に幅０．
５ｍｍ，深さ１，０ｍｍの溝１４とその外周表面に幅
０．２ｍｍ，深さ０．４ｍｍの溝１５を設けたリングを
用いる構成と前設リング１３に前記白金線等１２を埋設
及び埋設懸架して白金線等１２をリング１３に固定する
構成からなるものである。
線等１２として線径０．１５ｍｍの実開・平７−２７５
７に係る白金クラッド材を用いる構成と前記白金線等１
２をその長手方向中間部を捲回外径１．５ｍｍ，捲回ピ
ツチ０．６ｍｍ，捲回数４に捲回し，当該長手方向中間
部を除く両端を長手方向に一部延伸，その外方の残余部
分をく字状又は弯曲状に屈曲させる構成と外径６．８ｍ
ｍ，内径５．２ｍｍ，その一の平面の直径方向に幅０．
５ｍｍ，深さ１，０ｍｍの溝１４とその外周表面に幅
０．２ｍｍ，深さ０．４ｍｍの溝１５を設けたリングを
用いる構成と前設リング１３に前記白金線等１２を埋設
及び埋設懸架して白金線等１２をリング１３に固定する
構成からなるものである。
【００１１】
【発明の効果】本発明のもたらす第一の効果は白金触媒
部材１１に用いるリングを一のみで足る構成としたため
白金触媒部材１１の構成部品点数が削減され，これによ
って白金触媒部材１１の製造原価が約１０％低減させ得
たことである。
部材１１に用いるリングを一のみで足る構成としたため
白金触媒部材１１の構成部品点数が削減され，これによ
って白金触媒部材１１の製造原価が約１０％低減させ得
たことである。
【００１２】第二の効果は白金線等１２のリング１３へ
の固定がリング１３に設けられた溝１４，１５に白金線
等１２を埋設及び埋設懸架するのみで足るため，その固
定がきわめて容易になったことである。即ち白金線等１
２とリング１３との配設位置関係は白金線等１２をリン
グ１３に設けられた溝１４，１５に埋設及び埋設懸架す
ることによって必然的に決るからである。よって従来の
白金線等２のリング３１，３２への固定方法の如く特に
細心の注意を払うこともなく，また前記配設位置関係に
ずれが生ずることもなく白金線等１２の固定を図ること
が可能となった。かかる効果を受けて単位時間当りの白
金線等１２のリング１３への固定数量は従来比において
１．５倍以上に増加，これを受けて必然的に白金触媒部
材１１の製造原価も大きく低減している。
の固定がリング１３に設けられた溝１４，１５に白金線
等１２を埋設及び埋設懸架するのみで足るため，その固
定がきわめて容易になったことである。即ち白金線等１
２とリング１３との配設位置関係は白金線等１２をリン
グ１３に設けられた溝１４，１５に埋設及び埋設懸架す
ることによって必然的に決るからである。よって従来の
白金線等２のリング３１，３２への固定方法の如く特に
細心の注意を払うこともなく，また前記配設位置関係に
ずれが生ずることもなく白金線等１２の固定を図ること
が可能となった。かかる効果を受けて単位時間当りの白
金線等１２のリング１３への固定数量は従来比において
１．５倍以上に増加，これを受けて必然的に白金触媒部
材１１の製造原価も大きく低減している。
【図１】は本発明になる白金触媒部材の平面図である。
【図２】は本発明に係る白金触媒部材の側面図である。
【図３】は従来の白金触媒部材の断面図である。
１．白金触媒部材 １１．白金触媒部材 ２．白金線等 １２．白金線等 １３．リング ３１．内リング ３２．外リング １４．溝 １５．溝
Claims (2)
- 【請求項１】その長手方向中間部をコイル状等適宜の形
状に複数回捲回し，かつその長手方向に延伸する両端の
一部を屈曲させた白金線等１２を用いる構成とその側面
外周と一の平面の直径方向に溝１４，１５を設けたリン
グ１３を用いる構成と前記白金線等１２の両端の一部を
リング１３の一の平面の直径方向に設けた溝１４に埋設
し，その外方の屈曲させた白金線等１２の両端をリング
１３の側面外周に設けた溝１５に埋設懸架して白金線等
１２をリング１３に固定する構成からなる白金触媒部材
１１。 - 【請求項２】その長手方向に延伸する白金線等１２の両
端の一部をく字状又は弯曲状に屈曲させた白金線等１２
を用いる請求項１の白金触媒部材１１
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7147990A JPH08312956A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 燃焼器具用白金触媒部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7147990A JPH08312956A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 燃焼器具用白金触媒部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312956A true JPH08312956A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=15442669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7147990A Pending JPH08312956A (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 燃焼器具用白金触媒部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08312956A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004046484A1 (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-03 | Nippon Steel Corporation | 複合パネル構造 |
| CN113021826A (zh) * | 2021-02-26 | 2021-06-25 | 重庆鸽牌电线电缆有限公司 | 一种自灭火电缆生产方法 |
-
1995
- 1995-05-12 JP JP7147990A patent/JPH08312956A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004046484A1 (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-03 | Nippon Steel Corporation | 複合パネル構造 |
| CN113021826A (zh) * | 2021-02-26 | 2021-06-25 | 重庆鸽牌电线电缆有限公司 | 一种自灭火电缆生产方法 |
| CN113021826B (zh) * | 2021-02-26 | 2022-12-27 | 重庆鸽牌电线电缆有限公司 | 一种自灭火电缆生产方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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