JPH0740650Y2 - 触媒装置 - Google Patents

触媒装置

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JPH0740650Y2
JPH0740650Y2 JP1988089251U JP8925188U JPH0740650Y2 JP H0740650 Y2 JPH0740650 Y2 JP H0740650Y2 JP 1988089251 U JP1988089251 U JP 1988089251U JP 8925188 U JP8925188 U JP 8925188U JP H0740650 Y2 JPH0740650 Y2 JP H0740650Y2
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JP
Japan
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case
catalyst
exhaust manifold
stage
annular groove
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JP1988089251U
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一正 小竹
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のエンジンに接続する触媒装置に関す
るものである。
(従来の技術) 自動車のエンジンは各種有害成分を排出するので、これ
を一定レベルまで減少させるための種々の工夫がなされ
ている。このための一つの方法として実施され、良好な
成績を納めているものに触媒を用いたものがある。この
場合、第7図に示すように、触媒装置1はエンジン2の
エキゾーストマニホールド3のすぐ下流に設けられる。
そして触媒装置1は第6図に示すように触媒ケース(以
下、ケースという)4の内部に、主としてNOxを還元す
る1段目の還元触媒5と、主としてCOおよびHCを酸化す
る2段目の酸化触媒6とを直列に配置し、その間の部分
から酸化触媒に向けて2次空気を供給する構造が、好結
果を得るものとして知られている(一例として実開昭58
-118212号公報参照)。
従来にあっては、この構造を得るのに、第6図に示すよ
うにエキゾーストマニホールド3にケース4を結合し、
このケース4の内部に還元触媒5と酸化触媒6とを保持
材7,8を介して収納していた。二つの触媒のうち酸化触
媒6には2次空気を供給する必要があるので、エキゾー
ストマニホールド3とケース4の双方に2次空気通路9,
10を形成し、図示しない2次空気供給管から2次空気を
供給するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) このような構造の触媒装置において2段目の酸化触媒6
には2次空気を供給する必要があるので、1段目の還元
触媒5とこの2段目の酸化触媒6との間にスペーサ11を
介装し、このスペーサ11に設けた複数個の孔11aを2次
空気の分配孔として使用している。このためスペーサ11
は必ず設けなければならず、部品点数が多くなって製作
工数も増え、コスト高となる問題がある。また2段目の
酸化触媒6をケース4に装着するには、酸化触媒6の外
周に保持材8を巻き付けてこれを行なうので、作業に充
分な注意を払っても、往々にしてこの保持材8が2次空
気の貫通孔(2次空気通路10の先の部分)に引掛かって
しまい、酸化触媒6のケース4への圧入がうまく行なえ
ず、また酸化触媒6の保持力が低下する問題があった。
本考案はこの点に鑑みて成されたものであり、このよう
なことがないようにすることを解決課題とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するための手段として、請求
項1に記載された考案においては、エキゾーストマニホ
ールド3のすぐ下流に、1段目の還元触媒5と2段目の
酸化触媒6とを直列に配列した触媒装置において、前記
エキゾーストマニホールド3の開口端にケース4を結合
し、このケース4に保持材8(7)を巻いた状態の2段
目の酸化触媒6および1段目の還元触媒5を圧入し、両
者間にスペース14を置いて収容すると共に、前記エキゾ
ーストマニホールド3の一部に2次空気通路9を形成
し、一方、ケース4のエキゾーストマニホールド3との
結合部分に2次空気通路9に連通する環状の溝12を形成
し、ケース4に、この環状の溝12と前記スペース14とを
連通する多数個の孔13を設けた構成としたものである。
また請求項2に記載された考案は、エキゾーストマニホ
ールド3のすぐ下流に、1段目の還元触媒5と2段目の
酸化触媒6とを直列に配列した触媒装置において、前記
エキゾーストマニホールド3の開口端にケース4を結合
し、このケース4に保持材8(7)を巻いた状態の2段
目の酸化触媒6および1段目の還元触媒5を圧入し、両
者間にスペース14を置いて収容すると共に、前記ケース
4のエキゾーストマニホールド3との結合部分に環状の
溝12を形成し、この環状の溝12をケース4に結合した2
次空気供給管15と連通させ、ケース4に、前記の環状の
溝12と前記スペース14とを連通する多数個の孔13を設け
た構成としたものである。
さらに請求項3に記載された考案は、エキゾーストマニ
ホールド3のすぐ下流に、1段目の還元触媒5と2段目
の酸化触媒6とを直列に配列した触媒装置において、前
記エキゾーストマニホールド3の開口端にケース4を結
合し、このケース4に保持材8(7)を巻いた状態の2
段目の酸化触媒6および1段目の還元触媒5を圧入し、
両者間にスペース14を置いて収容すると共に、前記エキ
ゾーストマニホールド3のケース4との結合部に環状の
溝12を形成し、一方、ケース4に、このの環状の溝12と
前記スペース14とを連通する多数個の孔13を設けた構成
としたものである。
(作用) 請求項1に記載された考案によれば、エキゾーストマニ
ホールド3の2次空気通路9からケース4の環状の溝12
に入った2次空気はここで旋回流となり、それが多数個
の孔13から均一に2段目の酸化触媒6に向かうことにな
る。
また、請求項2に記載された考案によれば、2次空気供
給管15からケース4の環状の溝12に入った2次空気はこ
こで旋回流となり、それが多数個の孔13から均一に2段
目の酸化触媒6に向かうことになる。
さらに請求項3に記載された考案によれば、エキゾース
トマニホールド3に設けた環状の溝12に入った2次空気
はここで旋回流となり、それがケース4に設けられた多
数個の孔13から均一に2段目の酸化触媒6に向かうこと
になる。
以上いずれの構成によっても、1段目の還元触媒5と2
段目の酸化触媒6とを圧入によってケース4に固着した
ことにより、従来は両触媒の間隔を維持するために必要
不可欠であったスペーサを使用しないで済むことから、
スペーサの位置決めや固定構造を与える必要がなく、保
持材8が2次空気の貫通孔に引掛かるようなこともなく
なる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図およびその平面の半分
を示した第2図について説明する。この場合にはケース
4のエキゾーストマニホールド3に臨む部分に環状の溝
12が設けられており、その下部にはこの環状の溝12に連
通する多数個の孔13が設けられている。孔13は後述のス
ペース14に連通させてある。1段目の還元触媒5と2段
目の酸化触媒6とは、ケース4の内部に適当間隔(従来
のものにおけるスペーサの高さ程度の間隔)のスペース
14を設け、このスペース14の上下部分に、保持材7,8を
介して収納してある。この場合においてケース4の内部
にはスペーサがないため、保持材7で強固に押える必要
がある。そこで保持材7(保持材8も同様)としては、
熱膨張性セラミック繊維等を使用し、その厚さを適宜選
択して、還元触媒5がスペース14内に落下しないように
圧入してある。
このように構成されたこの触媒装置1は、2次空気がエ
キゾーストマニホールド3に設けられた2次空気通路9
からケース4の環状の溝12に入り、ここで旋回流となっ
て多数個の孔13に均一に入ることになる。孔13から出た
2次空気は、スペース14から2段目の酸化触媒6に入
る。孔13により、良好な分配が行なわれることになる。
2次空気の供給は、第3図に示すようにケース4に2次
空気供給管15を接続して行なってもよい。このようにす
れば、エキゾーストマニホールド3側に2次空気通路9
を設ける必要がなくなる。ケース4に2段目の酸化触媒
6を装着するに当っては、第4図に示すようにガイド筒
16を使用すると作業を迅速かつ確実に行なうことができ
る。
以上説明した実施例は環状の溝12をケース4側に設けた
が、本考案はこれに限られるものではない。第5図に示
す本考案の他の実施例のように、エキゾーストマニホー
ルド3側(ケース4との結合部)に設けるようにしても
よい。
(考案の効果) 請求項1に記載された考案によれば、エキゾーストマニ
ホールドの2次空気通路からケースに入った2次空気は
ケースに設けられた環状の溝で旋回流となり、多数個の
孔に均一に入ってスペースに至り、還元触媒を通過して
きた排気とともに酸化触媒で浄化される。2次空気を旋
回流にする構造がケース側に設けられるので、エキゾー
ストマニホールド側には何の構造変更も必要としない。
請求項2に記載された考案によれば、上記同様の構造で
2次空気の供給をケースに接続した2次空気供給管で行
うため、エキゾーストマニホールド側には、2次空気通
路も必要とせず、一般的なものとなるため、既存の車両
への取付けも容易に行えることになる。
請求項3に記載された考案によれば、環状の溝をエキゾ
ーストマニホールド側に形成したことにより、ケースに
環状の溝を形成しない分、ケースの加工が容易となり、
強度向上も得られることになる。
そしていずれの構成によっても、1段目の還元触媒と2
段目の酸化触媒との間に2次空気導入用のスペーサや偏
向板などを挿入する必要がなく、ケースそのものに2次
空気導入路を組み込んであることから、排気流の通過路
に余計な分配器がないため、排気の流れが円滑になって
適切な触媒反応が得られることになる。2次空気を導入
するためにケースのみを変更すればよく、別部品を用意
する必要がない。従来の構造では必要であったスペーサ
を設けずに同様の作用効果を得ることができ、スペーサ
がないことから、2段目の酸化触媒をケースに装着する
ときに、保持材がスペーサに引掛かって組付けの作業性
を悪くしたり保持力の低下を招いたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は第1図の
ケースの平面を半分だけ示す断面図、第3図は第1図の
ものの変形例を示す断面図、第4図はケースに酸化触媒
を装着する場合を示す断面図、第5図は本考案の他の実
施例の断面図、第6図は従来の触媒装置の断面図、第7
図は触媒装置の配設位置を示す説明図である。 1……触媒装置 3……エキゾーストマニホールド 4……ケース 5……還元触媒 6……酸化触媒 7,8……保持材 9,10……2次空気通路 12……環状の溝 13……孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エキゾーストマニホールドのすぐ下流に、
    1段目の還元触媒と2段目の酸化触媒とを直列に配列し
    た触媒装置において、前記エキゾーストマニホールドの
    開口端にケースを結合し、該ケースに保持材を巻いた状
    態の2段目の酸化触媒および1段目の還元触媒を圧入
    し、両者間にスペースを置いて収容すると共に、前記エ
    キゾーストマニホールドの一部に2次空気通路を形成
    し、一方、ケースの該エキゾーストマニホールドとの結
    合部分に該2次空気通路に連通する環状の溝を形成し、
    該ケースに、該環状の溝と前記スペースとを連通する多
    数個の孔を設けたことを特徴とする触媒装置。
  2. 【請求項2】エキゾーストマニホールドのすぐ下流に、
    1段目の還元触媒と2段目の酸化触媒とを直列に配列し
    た触媒装置において、前記エキゾーストマニホールドの
    開口端にケースを結合し、該ケースに保持材を巻いた状
    態の2段目の酸化触媒および1段目の還元触媒を圧入
    し、両者間にスペースを置いて収容すると共に、前記ケ
    ースの該エキゾーストマニホールドとの結合部分に環状
    の溝を形成し、該環状の溝をケースに結合した2次空気
    供給管と連通させ、該ケースに、前記環状の溝と前記ス
    ペースとを連通する多数個の孔を設けたことを特徴とす
    る触媒装置。
  3. 【請求項3】エキゾーストマニホールドのすぐ下流に、
    1段目の還元触媒と2段目の酸化触媒とを直列に配列し
    た触媒装置において、前記エキゾーストマニホールドの
    開口端にケースを結合し、該ケースに保持材を巻いた状
    態の2段目の酸化触媒および1段目の還元触媒を圧入
    し、両者間にスペースを置いて収容すると共に、前記エ
    キゾーストマニホールドのケースとの結合部に環状の溝
    を形成し、一方、前記ケースに、該環状の溝と前記スペ
    ースとを連通する多数個の孔を設けたことを特徴とする
    触媒装置。
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JPH0212020U JPH0212020U (ja) 1990-01-25
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JPH0212020U (ja) 1990-01-25

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