JPH083127Y2 - 送電線注意標識旗 - Google Patents

送電線注意標識旗

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JPH083127Y2
JPH083127Y2 JP482393U JP482393U JPH083127Y2 JP H083127 Y2 JPH083127 Y2 JP H083127Y2 JP 482393 U JP482393 U JP 482393U JP 482393 U JP482393 U JP 482393U JP H083127 Y2 JPH083127 Y2 JP H083127Y2
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JP
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rope
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transmission line
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JP482393U
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JPH0660229U (ja
Inventor
誠美 山縣
Original Assignee
京栄フエンス工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、送電線注意標識旗に係
り、より詳細には、送電線との離隔距離をクレーンその
他の重機類のオペレーター・作業員に明示し、該重機類
の接近・接触事故を防止するための送電線注意標識旗に
関する。
【0002】
【従来の技術】高圧送電線付近で、クレーンその他の重
機類を使用して造成工事、家屋建築等を各種工事を行う
場合、該送電線の近接位置(地上、15m〜20m前後
の高さの近接位置)にケブラーロープ等よりなる保護線
を配設すると共に、該保護線に危険を明示するための送
電線注意標識旗を等間隔で取り付けて、上記重機類のオ
ペレーター・作業員に、該重機類の接近による電磁誘導
障害を起こすことがないようにしている。
【0003】そして、上記送電線注意標識としては、通
常、黄色の三角旗が用いられ、重機類のオペレーター・
作業員に視覚的に注意を喚起している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述した送電
線注意標識旗を保護線に取り付けた場合、次のような問
題がある。すなわち、 住宅地等に設置した場合、標識旗が、風によって、
『バタバタ』と騒音を発生し、付近の住民に不快感を与
える。 標識旗が、風によって、標識旗取り付け用の保護線
に巻き付き、視認性が低下する。 工事期間設置するため、風雨等によって、破損し易
い。 標識旗は、保護線に取付けロープを結び付けること
で固定しているので、標識旗の取り付け位置がずれた
り、脱落して、視認性が低下する。また、その取り付け
作業性が悪い。 等の課題がある。
【0005】本考案は、上述したような問題に対処して
創作したものであって、その目的とする処は、騒音の発
生を防止し、破損し難く、保護線への巻き付きを防止
し、その視認性を向上させ得る送電線注意標識旗を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するための手段としての本考案の送電線注意標識旗は、
送電線の近接地点に保護線を設置し、該保護線に取り付
けて該送電線との離隔距離を明示する送電線注意標識旗
において、該旗の基辺縁に取付けロープ保持部を設ける
と共に、該取付けロープ保持部に該基辺縁より延出する
取付けロープを設け、また他辺縁のそれぞれに補強用芯
材を設けて張設旗を形成し、該取付けロープを上記保護
線に重ね(巻付け)、かつ該取付けロープを保護線にコ
イル状係合具により着脱自在に一体化することで取り付
け得る構成としている。
【0007】また、本考案の送電線注意標識旗は、前記
考案において、コイル状係合具が、ロープ保持部に挿入
する直線部と、取付けロープを保護線に締め付け固着す
るコイル状巻き付け部とを有する構成としている。
【0008】
【作用】本考案の送電線注意標識旗は、旗の基辺縁に取
付けロープ保持部を設けると共に、該取付けロープ保持
部に該基辺縁より延出する取付けロープを設け、また他
辺縁のそれぞれに補強用芯材を設けて張設旗を形成して
いるので、保護線に固着した時、風が旗の表面に沿って
流れるように働き、該風による不規則な動き(バタツ
キ)による騒音の発生を防止できように作用し、かつ該
保護線に巻き付かないので、いっそう視認性を向上させ
得る。
【0009】また、コイル状係合具で、取付けロープを
介して保護線に取り付けるようにしているので、その着
脱が容易であると共に、強固に固着できことより、取り
付け位置がずれたり、脱落を防止できるように作用す
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本考案を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1〜図3は、
図1は送電線注意標識旗の正面図、図2は保護線への取
り付け状態を示す斜視図、図3は送電線注意標識旗と保
護線の取り付け部を説明するための部分拡大正面図であ
る。
【0011】本実施例の送電線注意標識旗は、三角旗で
あって、概略すると、標識旗本体1と、コイル状係合具
2の二つの部分より構成され、標識旗本体1には、旗基
辺縁3に取付けロープ4が設けられ、コイル状係合具2
によって、保護線5に着脱自在に固着できる構成とされ
ている。
【0012】標識旗本体1は、旗基辺縁3に取付けロー
プ保持用のロープ保持部6が形成され、他の二辺の辺縁
7、7には、補強用芯材8、8を配設するための芯材挿
入部9、9が形成されている。ロープ保持部6は、旗基
辺縁3に取付けロープ4を配設するために、折り返しに
よる取付けロープ4を固定するための保持孔として形成
され、取付けロープ4と該旗基辺の中央部で接合状態と
されている。また、芯材挿入部9、9は、折り返しによ
る芯材挿入孔として形成され、該芯材挿入孔内に補強用
芯材8、8が挿入・封止されている。また、補強用芯材
8、8は、旗基辺縁2側の端部が、60°(三角旗であ
るので)折り曲げられ、ロープ保持部6に挿入されてい
る。ここで、標識旗本体1は、通常、耐水性の合成樹脂
シート、例えば、ナイロンシート(ナイロンターボリ
ン)が用いられ、また補強用芯材8、8としては、ポリ
エステル製棒材が用いられている。
【0013】また、標識旗本体1を保護線5に固着する
ためのコイル状係合具(スプリング状係合具)2は、ス
テンレス製の係合具であって、一端に直線部10を有
し、直線部10に連続する他端側にコイル状巻き付け部
11が形成されている。直線部10は、標識旗本体1の
旗基辺縁3に形成されているロープ保持部6に挿入でき
るように形成され、コイル状巻き付け部11は、取付け
ロープ4と保護線5を巻き付けによって固着・固定でき
るように形成されている。コイル状巻き付け部11は、
保護線5と取付けロープ4とを締め付けることができる
径を有し、かつ3〜5ターンのコイルとして形成されて
いる。
【0014】本実施例の送電線注意標識旗は、例えば、
高圧送電線鉄塔間に保護線5を架設して、保護線5に所
定間隔で、標識旗本体1に取り付けられ、かつ基辺縁2
の左右端より延出する取付けロープ4を巻き付けた後、
コイル状係合具2の直線部10をロープ保持部6に挿入
すると共に、コイル状巻き付け部11で取付けロープ4
と保護線5の上から、捩じるようにして巻き付けること
で、保護線5に固着することができる。
【0015】そして、送電線注意標識旗は、保護線5に
取り付けた状態において、標識旗本体1が、補強用芯材
8、8によって張設されているので、風が、その表面に
沿って流れるように働き、該風による不規則な動き(バ
タツキ)による騒音の発生を防止できることになる。ま
た、保護線5への巻き付きを防止できるので視認性を向
上させことができ、かつ破損し難くなるように作用す
る。
【0016】また、コイル状係合具2が、ロープ保持部
6に挿入する直線部10と、取付けロープ4を保護線5
に締め付け固着するコイル状巻き付け部11とを有する
ので、標識旗本体1が、保護線5に安定した状態に固定
・装着することができ、またその装着を捩じり動作によ
るワンタッチ作業でもって、簡単に行うことができるこ
とになる。
【0017】次に、本実施例の送電線注意標識旗の作用
を確認するために、長さが660mmの取付けロープを
取り付け、幅300mm、高さ300mmのナイロンシ
ートよりなる三角旗を用い、地上20mの高さに設置し
た保護線5に、2m間隔で設置し、1週間にわたって、
その観察を行った処、標識旗本体1の不規則な動き(風
による波うち動作)が認められず、騒音の発生が確認で
きなかった。また、風による取り付け位置のずれも認め
られず、視認性が向上した。これは、標識旗本体1に、
補強用芯材8、8を配し、張設旗としたことと、コイル
状係合具2によって、標識旗1を取付けロープ4を介し
て巻き付け固着できる構成としたことによるものと考え
られる。ところで、本実施例の送電線注意標識旗と比較
するために、従来の送電線注意標識旗について、同じ条
件下で、同時に確認作業を行った処、不規則な動きが実
験開始後、直ちに発生し、バタツキによる騒音の発生が
確認でき、かつその内の数枚については、保護線に巻き
付き、視認性の低下が認められた。
【0018】なお、本考案は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、本考案の要旨を変更しない範囲内で変
形実施できる構成を含む。因みに、上述した実施例にお
いては、標識旗本体として、ナイロン製の合成樹脂製シ
ートで説明したが、他の合成樹脂製シート、布製シート
等を用いてもよく、また、標識旗は、三角旗の他に、四
角旗その他の形状としても良いことは当然である。
【0019】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
の送電線注意標識旗によれば、旗の基辺縁に取付けロー
プ保持部を設けると共に、該取付けロープ保持部に該基
辺縁より延出する取付けロープを設け、また他辺縁のそ
れぞれに補強用芯材を設けて張設旗を形成しているの
で、保護線に固着した時、風が旗の表面に沿って流れる
ように働き、該風による不規則な動き(バタツキ)によ
る騒音の発生を防止でき、かつ該保護線に巻き付かない
ので、いっそう視認性を向上させることができるという
効果を有する。
【0020】また、本考案の送電線注意標識旗によれ
ば、コイル状係合具で、取付けロープを介して保護線に
取り付けるようにしているので、その着脱が容易である
と共に、強固に固着できことより、取り付け位置がずれ
たり、脱落を防止できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】送電線注意標識旗の正面図である。
【図2】保護線への取り付け状態を示す斜視図である。
【図3】送電線注意標識旗と保護線の取り付け部を説明
するための部分拡大正面図である。
【符号の説明】
1・・・標識旗本体、2・・・コイル状係合具、3・・
・旗基辺縁、4・・・取付けロープ、5・・・保護線、
6・・・ロープ保持部、7・・・辺縁、8・・・補強用
芯材、9・・・芯材挿入部、10・・・直線部、11・
・・コイル状巻き付け部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電線の近接地点に保護線を設置し、該
    保護線に取り付けて該送電線との離隔距離を明示する送
    電線注意標識旗において、該旗の基辺縁に取付けロープ
    保持部を設けると共に、該取付けロープ保持部に該基辺
    縁より延出する取付けロープを設け、また他辺縁のそれ
    ぞれに補強用芯材を設けて張設旗を形成し、該取付けロ
    ープを上記保護線にコイル状係合具により着脱自在に一
    体化することで取付け得ることを特徴とする送電線注意
    標識旗。
  2. 【請求項2】 コイル状係合具が、ロープ保持部に挿入
    する直線部と、取付けロープを保護線に締め付け固着す
    るコイル状巻き付け部とを有する請求項1に記載の送電
    線注意標識旗。
JP482393U 1993-01-21 1993-01-21 送電線注意標識旗 Expired - Lifetime JPH083127Y2 (ja)

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JP482393U JPH083127Y2 (ja) 1993-01-21 1993-01-21 送電線注意標識旗

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JP482393U JPH083127Y2 (ja) 1993-01-21 1993-01-21 送電線注意標識旗

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Publication Number Publication Date
JPH0660229U JPH0660229U (ja) 1994-08-19
JPH083127Y2 true JPH083127Y2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=11594434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP482393U Expired - Lifetime JPH083127Y2 (ja) 1993-01-21 1993-01-21 送電線注意標識旗

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005341755A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Toenec Corp 標識、およびその取付工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005341755A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Toenec Corp 標識、およびその取付工法

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JPH0660229U (ja) 1994-08-19

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