JPH08312632A - コネクティングロッド及びクランクシャフト組立体 - Google Patents

コネクティングロッド及びクランクシャフト組立体

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JPH08312632A
JPH08312632A JP8100878A JP10087896A JPH08312632A JP H08312632 A JPH08312632 A JP H08312632A JP 8100878 A JP8100878 A JP 8100878A JP 10087896 A JP10087896 A JP 10087896A JP H08312632 A JPH08312632 A JP H08312632A
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crankshaft
connecting rod
crankpin
axis
opening
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JP8100878A
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David F Haman
デーヴィッド・エフ・ハーマン
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Original Assignee
Outboard Marine Corp
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    • F16C9/00Bearings for crankshafts or connecting-rods; Attachment of connecting-rods
    • F16C9/04Connecting-rod bearings; Attachments thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/04Crankshafts, eccentric-shafts; Cranks, eccentrics
    • F16C3/06Crankshafts
    • F16C3/10Crankshafts assembled of several parts, e.g. by welding by crimping
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 強度や耐久性を増加し、コストや重量を低減
できるコネクティングロッド及びクランクシャフト組立
体を提供する。 【解決手段】 コネクティングロッド31は、細長い本
体101と、円筒形の面111を有するクランクピン端
部105とを備える。円筒形の面は、主要本体の伸長部
に対して垂直方向の軸線に沿って伸び、クランクピン3
7を受けるクランクピン開口部を形成する。クランクピ
ン端部は、軸方向に間隔があけられた複数の側面を備
え、側面の各々は、本体に隣接して配置された側面部1
21と、本体から離れて配置された側面部123とを備
え、側面部121は、前記軸線のまわりで、180度よ
りも小さい距離を弧状に伸びて、軸方向に間隔があけら
れ、側面部123は、前記軸線のまわりで180度より
も大きい距離を弧状に伸びて、前記間隔よりも小さい距
離だけ軸線方向に間隔があけられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、概ね内燃機関
と、該内燃機関に用いられているコネクティングロッド
及びクランクシャフト組立体に関する。本願発明は、ま
た、概ね、コネクティングロッド及びクランクシャフト
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クランクピンを囲むことによっ
て、コネクティングロッドを、一個構成の(例えば、一
体成形された)クランクシャフトのクランクピンに固定
することは一般的である。前記クランクピンは、コネク
ティングロッドの主要本体の一端とコネクティングロッ
ド端部キャップとによって囲まれ、次いで、コネクティ
ングロッド端部キャップをコネクティングロッドの主要
本体に連結することによって囲まれている。また、他の
従来技術においては、数個構成(換言すれば、数個の部
品)からなるクランクシャフトを使用している。そこで
は、当該クランクシャフトの部品がまずコネクティング
ロッドで組み立てられ、次いで、当該クランクシャフト
の部品が一緒に組み立てられるようになっている。
【0003】従来の一個構成の(例えば、一体成形され
た)クランクシャフトも従来の数個構成(換言すれば、
数個の部品)からなるクランクシャフトも、一般的に、
クランクピンの各端にカウンターウェイト(すなわち、
釣り合いおもり)を備えている。
【0004】従来のコネクティングロッド構造において
は、クランクピン開口部は、円筒形面によって概ね形成
されている。その円筒形面は、全体にわたって軸方向の
長さは同じとなっている。
【0005】従来のクランクシャフト構造においては、
クランクピンの両端は、一般的に、隣接するカウンター
ウェイトに連結されている。
【0006】また、下記の米国特許を参照されたい。 3,739,657(1973年6月19日発行) 4,329,915(1982年5月18日発行) 4,369,742(1983年1月25日発行) 4,403,525(1983年9月13日発行) 4,414,860(1983年11月15日発行) 4,494,286(1985年1月22日発行) 4,549,445(1985年10月29日発行) 4,691,590(1987年9月8日発行) 5,199,318(1993年4月6日発行)
【0007】また、下記の特許を参照されたい。 DT 208136 1960年3月25日発行のドイツ特許 DT 2807289 1979年8月23日発行のドイツ特許 No.1.067.51 1954年6月16日発行のフランス特許
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のコネクティング
ロッド構造においては、クランクピン開口部の円筒形面
が、全体にわたって軸方向の長さが同じになっている等
の理由により、質量が大きくなったり、バランスを取る
のが困難になったり、耐久性が低下する等の問題があっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は、細長い主要
本体と該主要本体から伸びたクランクピン端部とを備え
たコネクティングロッドであって、前記クランクピン端
部は、円筒形の面と、軸方向に間隔があけられた側面と
を備えており、前記円筒形の面は、前記主要本体の伸長
部に対して垂直方向に伸びる軸線に沿って伸びており、
また、前記円筒形の面は、クランクピン開口部を形成し
ており、軸方向に間隔があけられた前記側面の各々は、
前記主要本体に隣接して配置された第1の側面部と、前
記主要本体から離れて配置された第2の側面部とを備え
ており、前記第1の側面部は、前記軸線のまわりで、1
80度よりも小さい距離を弧状に伸びており、また、前
記第1の側面部は、第1の距離だけ軸方向に間隔があけ
られており、前記第2の側面部は、前記軸線のまわり
で、180度よりも大きい距離を弧状に伸びており、ま
た、第2の側面部は、前記第1の距離よりも小さい第2
の距離だけ軸方向に間隔があけられているコネクティン
グロッドを提供するものである。
【0010】本願発明は、また、軸線を有するクランク
シャフトであって、前記軸線に対して同心となる関係に
設けられ軸方向に関し間隔をあけた複数の端ベアリング
面と、前記端ベアリング面の1つから、曲線を成す軸線
に沿って伸びる弓状に曲がった開程部と、前記軸線に対
して中心を異にして、前記開程部から伸びるクランクピ
ンとを備えたクランクシャフトを提供するものである。
【0011】本願発明は、また、軸線を有するクランク
シャフトであって、前記軸線に対して同心となる関係に
設けられ軸方向に関し間隔をあけて設けられた第1の端
ベアリング面と第2の端ベアリング面と、前記第1の端
ベアリング面から、第1の曲線を成す軸線に沿って伸び
る弓状に曲がった第1の開程部と、前記第2の端ベアリ
ング面から、第2の曲線を成す軸線に沿って伸びる弓状
に曲がった第2の開程部と、前記クランクシャフトの前
記軸線に対して中心を異にして、前記第1の開程部から
伸びる第1のクランクピンと、前記クランクシャフトの
前記軸線に対して中心を異にして、前記第2の開程部か
ら伸びる第2のクランクピンとを備えたクランクシャフ
トを提供するものである。
【0012】本願発明は、また、コネクティングロッド
及びクランクシャフト組立体であって、軸線を有するク
ランクシャフトを備えており、前記クランクシャフト
は、前記軸線に対して同心となる関係に設けられ軸方向
に関し間隔があけられた複数の端ベアリング面と、前記
軸線に対して中心を異にして伸びるクランクピンとを備
えており、前記コネクティングロッド及びクランクシャ
フト組立体は、また、コネクティングロッドを備えてお
り、前記コネクティングロッドは、細長い主要本体とク
ランクピン端部とを備えており、前記クランクピン端部
は、前記主要本体から伸びており、前記クランクピン端
部は、円筒形の面と、軸方向に間隔があけられた側面と
を備えており、前記円筒形の面は、前記主要本体の伸長
部に対して垂直方向に伸びる軸線に沿って伸びており、
また、前記円筒形の面は、前記クランクピンを受けるク
ランクピン開口部を形成しており、軸方向に間隔があけ
られた前記側面の各々は、前記主要本体に隣接して配置
された第1の側面部と、前記主要本体から離れて配置さ
れた第2の側面部とを備えており、前記第1の側面部
は、前記軸線のまわりで、180度よりも小さい距離を
弧状に伸びており、また、前記第1の側面部は、第1の
距離だけ軸方向に間隔があけられており、前記第2の側
面部は、前記軸線のまわりで、180度よりも大きい距
離を弧状に伸びており、また、第2の側面部は、前記第
1の距離よりも小さい第2の距離だけ軸方向に間隔があ
けられており、前記コネクティングロッド及びクランク
シャフト組立体は、さらに、ベアリング組立体を備えて
おり、前記ベアリング組立体は、前記コネクティングロ
ッドの前記クランクピン端部の前記円筒形の面と前記ク
ランクピンとの間に置かれているコネクティングロッド
及びクランクシャフト組立体を提供するものである。
【0013】本願発明は、また、コネクティングロッド
及びクランクシャフト組立体であって、軸線を有するク
ランクシャフトを備えており、前記クランクシャフト
は、前記軸線に対して同心となる関係に設けられ軸方向
に間隔があけられた第1の端ベアリング面及び第2の端
ベアリング面と、弓状に曲がった第1の開程部及び第2
の開程部とを備えており、前記第1の開程部は、前記第
1の端ベアリング面から、第1の曲線をなす軸線に沿っ
て伸びており、前記第2の開程部は、前記第2の端ベア
リング面から、第2の曲線をなす軸線に沿って伸びてお
り、前記第1の開程部及び前記第2の開程部は、それぞ
れ、最大横断面を有しており、前記最大横断面は、前記
第1及び第2の曲線をなす軸線のうち関連する一方に対
して垂直方向に伸びていると共に、前記第1及び第2の
曲線をなす軸線のうち関連する一方を通る最大直線距離
を有しており、前記クランクシャフトは、また、前記第
1の開程部から、該クランクシャフトの軸線に対して中
心を異にして伸びる第1のクランクピンと、前記第2の
開程部から、該クランクシャフトの軸線に対して中心を
異にして伸びる第2のクランクピンとを備えており、前
記コネクティングロッド及びクランクシャフト組立体
は、また、第1のコネクティングロッドと、第2のコネ
クティングロッドとを備えており、前記第1のコネクテ
ィングロッドは、細長い第1の主要本体と第1のクラン
クピン端部とを備えており、前記第2のコネクティング
ロッドは、細長い第2の主要本体と第2のクランクピン
端部とを備えており、前記第1のクランクピン端部は、
前記第1の主要本体から伸びており、前記第2のクラン
クピン端部は、前記第2の主要本体から伸びており、前
記第1のクランクピン端部は、第1の円筒形の面を備え
ており、前記第1の円筒形の面は、前記第1の主要本体
の伸長部に対して垂直方向に伸びる第1の軸線に沿って
伸び、それによって、前記第1のクランクピンを囲むよ
うに配置される第1のクランクピン開口部が形成されて
おり、前記第2のクランクピン端部は、第2の円筒形の
面を備えており、前記第2の円筒形の面は、前記第2の
主要本体の伸長部に対して垂直方向に伸びる第2の軸線
に沿って伸び、それによって、前記第2のクランクピン
を囲むように配置される第2のクランクピン開口部が形
成されており、前記第1のクランクピン端部は、軸方向
に間隔があけられた第1の一対の側面を備えており、前
記第2のクランクピン端部は、軸方向に間隔があけられ
た第2の一対の側面を備えており、前記第1及び第2の
一対の前記側面の各々は、関連する一方の前記主要本体
に隣接して配置された第1の側面部と、関連する一方の
前記主要本体から離れて配置された第2の側面部とを備
えており、前記第1の側面部は、関連する一方の前記軸
線のまわりで、180度よりも小さい距離を弧状に伸び
ており、また、前記第1の側面部は、第1の距離だけ軸
方向に間隔があけられており、前記第2の側面部は、関
連する一方の前記軸線のまわりで、180度よりも大き
い距離を弧状に伸びており、また、第2の側面部は、前
記第1の距離よりも小さい第2の距離だけ軸方向に間隔
があけられており、前記コネクティングロッド及びクラ
ンクシャフト組立体は、さらに、第1のベアリング組立
体及び第2のベアリング組立体を備えており、前記第1
のベアリング組立体は、前記第1のクランクピンと前記
第1の円筒形の面との間に置かれており、前記第2のベ
アリング組立体は、前記第2のクランクピンと前記第2
の円筒形の面との間に置かれているコネクティングロッ
ド及びクランクシャフト組立体を提供するものである。
【0014】本願発明は、また、クランクシャフト及び
コネクティングロッドを組み立てる方法であって、軸線
を有するクランクシャフトを製造する工程を備えてお
り、前記クランクシャフトは、前記軸線に対して同心と
なる関係に配置されたベアリング部と、前記軸線に対し
て中心を異にして配置されたクランクピンと、前記ベア
リング部と前記クランクピンとの間にある、曲線をなす
軸線に沿って伸びる開程部とを有しており、前記開程部
は、前記曲線をなす軸線に対して垂直方向に伸びる所定
の寸法の横断面を有しており、前記方法は、また、クラ
ンクピンベアリングを前記クランクピンを囲み且つ前記
クランクピンと係合するように組み立てる工程と、前記
開程部の寸法よりも大きな寸法を有するクランクピン開
口部をコネクティングロッドに製造する工程と、前記ク
ランクピン開口部を介して、前記ベアリング部と、前記
開程部と、前記クランクピン及び該クランクピンに組み
立てられたクランクピンベアリングとを通るように、前
記クランクシャフトに対して前記コネクティングロッド
を操作し、これによって、前記クランクピンベアリング
を囲んで該クランクピンベアリングと係合すように前記
クランクピン開口部を配置する工程とを備えているクラ
ンクシャフト及びコネクティングロッドを組み立てる方
法を提供するものである。
【0015】本願発明の他の特徴や効果は、下記に詳細
に述べられた記述や図面と請求の範囲を参照することに
よって、当業者にとって明らかとなるでしょう。
【0016】本願発明の一実施例を詳細に説明する前
に、本願発明が、下記の記述に述べられ図面に示された
構成要素の配置や詳細な構造への適用に限定されるもの
ではないということを、理解するべきである。本願発明
は、他の実施例においても可能であり、また、種々の方
法で実行され成し遂げることができる。また、ここに使
用された用語や術語は説明のためのものであって、限定
して解釈されるべきでないということを理解するべきで
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示されているのは、2行程
の内燃機関11である。この内燃機関11は、本願発明
の種々の特徴を採用しており、エンジンブロックすなわ
ちシリンダブロック13を備えている。エンジンブロッ
クすなわちシリンダブロック13は、第1のシリンダ1
5と第2のシリンダ17とを形成している。第1のシリ
ンダ15で往復運動可能となっているのは第1のピスト
ン21であり、第2のシリンダ17で往復運動可能とな
っているのは第2のピストン23である。第1のピスト
ン21と第2のピストン23は、交互に作動するよう
に、すなわち、180度位相を異にして配置されてい
る。
【0018】第1のピストン21は第1のリストピン2
7を支持しており、第2のピストン23は第2のリスト
ピン29を支持している。次いで、第1のリストピン2
7は、第1のコネクティングロッド31に枢動可能に連
結されており、第2のリストピン29は、第2のコネク
ティングロッド33に枢動可能に連結されている。第1
のコネクティングロッド31と第2のコネクティングロ
ッド33は、同じように構成されている。第1のコネク
ティングロッド31と第2のコネクティングロッド33
の一方は、一個構成(ワンピース構造)であることが好
ましく、その一方が図2、図3、及び図4に示されてい
る。第1のコネクティングロッド31は、第1のクラン
クピン37に枢動可能に連結されており、第2のコネク
ティングロッド33は、第2のクランクピン39に枢動
可能に連結されている。第1のクランクピン37と第2
のクランクピン39は、クランクシャフト41の一部を
形成している。クランクシャフト41は、クランクシャ
フト軸線42を形成しており、一個構成であることが好
ましい。
【0019】クランクシャフト41は、その両側に、第
1端43と第2端45とを備えており、また、その第1
端43に隣接して第1のベアリング部(換言すれば、第
1の軸受け部)47を備え、その第2端45に隣接して
第2のベアリング部(換言すれば、第2の軸受け部)4
9を備えている。第1のベアリング部47は、該第1の
ベアリング部47に合ったベアリング(軸受け)すなわ
ちジャーナル51に係合しており、第2のベアリング部
49は、該第2のベアリング部49に合ったベアリング
(軸受け)すなわちジャーナル53に係合している。ベ
アリング(軸受け)すなわちジャーナル51及び53
は、シリンダブロック13に形成され、あるいは該シリ
ンダブロック13によって支持されている。クランクシ
ャフト41は、また、その中心に、中央ベアリング部
(換言すれば、中央軸受け部)55を備えている。中央
ベアリング部55は、軸方向に対して間隔があけられた
端部を備えており、該中央ベアリング部55に合ったベ
アリング(軸受け)すなわちジャーナル57に係合して
いる。ベアリングすなわちジャーナル57は、壁すなわ
ち仕切り59に形成され、あるいは壁すなわち仕切り5
9によって支持されている。壁すなわち仕切り59は、
エンジンブロック13の中央に設けられており、第1の
シリンダ15と第2のシリンダ17とを分離している。
第1のベアリング部47、第2のベアリング部49、及
び中央ベアリング部55は、クランクシャフトの軸線4
2と中心を共有している。換言すれば、第1のベアリン
グ部47、第2のベアリング部49、及び中央ベアリン
グ部55は、クランクシャフトの軸線42と同心となっ
ている。一方、第1のクランクピン37と第2のクラン
クピン39は、クランクシャフトの軸線42と中心を共
有しないように、そして該クランクシャフトの軸線42
に対し平行となるように伸びている。また、既に示され
ているように、第1のクランクピン37と第2のクラン
クピン39は、互いから180度だけ離れるように、ク
ランクシャフトの軸線42の両側に配置されている。
【0020】中央ベアリング部55の両端にある第1端
と第2端には、それぞれ、第1のカウンタウェイト(す
なわち、第1のつり合いおもり)61と第2のカウンタ
ウェイト(すなわち、第2のつり合いおもり)63が設
けられている。第1のカウンタウェイト61と第2のカ
ウンタウェイト63は、互いに対してほぼ平行となるよ
うにクランクシャフトの軸線42に対して垂直方向に伸
びている。また、第1のカウンタウェイト61は、第1
のクランクピン37のうち軸方向で隣接する端部に結合
されている。第2のカウンタウェイト63は、第2のク
ランクピン39のうち軸方向で隣接する端部に結合され
ている。第1のカウンタウェイト61と第2のカウンタ
ウェイト63は、所望のエンジンバランスを図ってい
る。第1のクランクピン37と第1のベアリング部47
との間に伸びているのは、弓状に曲がった第1の開程部
67である。第2のクランクピン39と第2のベアリン
グ部49との間に伸びているのは、弓状に曲がった第2
の開程部69である。第1の開程部67は曲線を成す軸
線71に沿って伸びており、第2の開程部69は曲線を
成す軸線73に沿って伸びている。曲線を成す軸線71
及び73は、ほぼS字形状となっている。
【0021】第1のクランクピン37を囲い且つ該第1
のクランクピン37と係合するように設けられているの
は、第1のベアリング組立体(換言すれば、第1の軸受
け組立体)77である。また、第2のクランクピン39
を囲い且つ該第2のクランクピン39と係合するように
設けられているのは、第2のベアリング組立体(換言す
れば、第2の軸受け組立体)79である。第1のベアリ
ング組立体77と第2のベアリング組立体び79は、個
々に複数のベアリング要素(すなわち、軸受け要素)を
備えており、任意の適切な構成とすることができる。他
の形態を採用することもできるが、第1のベアリング組
立体77及び第2のベアリング組立体79は、ローラ構
造やニードル構造とすることができる。第1のベアリン
グ組立体77及び第2のベアリング組立体79は、複数
のベアリング要素(軸受け要素)81、すなわちローラ
やニードルを備えることができる。あるいは、後述する
ように、第1のベアリング組立体77及び第2のベアリ
ング組立体79は、ベアリングリテーナ(軸受けリテー
ナ)がその回転する要素を案内する、保持器付き要素の
形態とすることができる。
【0022】第1のベアリング組立体77は、その一端
において、該一端に隣接するカウンターウェイト61に
形成された環状肩部すなわちスラスト面83に係合する
ことにより、クランクピン37に対する軸方向移動に抗
するように保持されている。第2のベアリング組立体7
9は、その一端において、該一端に隣接するカウンター
ウェイト63に形成された環状肩部すなわちスラスト面
85に係合することにより、クランクピン39に対する
軸方向移動に抗するように保持されている。第1のベア
リング組立体77は、その他端において、環状リブすな
わち環状リム91に形成された環状肩部すなわちスラス
ト面87により、クランクピン37に対する軸方向移動
に抗するように保持されている。第2のベアリング組立
体79は、その他端において、環状リブすなわち環状リ
ム93に形成された環状肩部すなわちスラスト面89に
より、クランクピン39に対する軸方向移動に抗するよ
うに保持されている。環状リブすなわち環状リム91
は、それに隣接するクランクピン37と第1の開程部6
7との間に置かれている。環状リブすなわち環状リム9
3は、それに隣接するクランクピン39と第2の開程部
69との間に置かれている。環状リブすなわち環状リム
91と環状リブすなわち環状リム93は、それぞれ、予
め定められた長さあるいは距離の直径を有する外周を備
えている。第1の開程部67は、曲線を成す軸線71に
対し垂直方向に伸びる最大の横断面を備えている。第2
の開程部69は、曲線を成す軸線73に対し垂直方向に
伸びる最大の横断面を備えている。第1の開程部67の
最大の横断面は、曲線を成す軸線71を通って伸びる最
大直径距離を備えている。その最大直径距離は、環状リ
ブすなわち環状リム91の直径よりも大きくなく、環状
リブすなわち環状リム91の直径よりもやや小さくなっ
ていることが好ましい。第2の開程部69の最大の横断
面は、曲線を成す軸線73を通って伸びる最大直径距離
を備えている。その最大直径距離は、環状リブすなわち
環状リム93の直径よりも大きくなく、環状リブすなわ
ち環状リム93の直径よりもやや小さくなっていること
が好ましい。
【0023】上述したコネクティングロッド31とコネ
クティングロッド33は、同じように構成されているの
で、コネクティングロッド31のみを詳細に説明する。
この点において、コネクティングロッド31は、細長い
主要本体101を備えている(図2、図3、及び図4参
照)。細長い主要本体101は、リストピン端103
と、長手方向において前記リストピン端103から間隔
があけられたクランクピン端105とを備えている。コ
ネクティングロッド31は、また、リストピン端103
に隣接する位置にリスト部107を備え、クランクピン
端105に隣接する位置にクランクピン部109を備え
ている。
【0024】クランクピン部109は、円筒形面111
を備えている。円筒形面111は、関連する側の第1の
ベアリング組立体77を囲い且つ該第1のベアリング組
立体77と係合する。円筒形面111は、両端を備えて
おり、環状リブすなわち環状リム91の直径寸法よりも
大きい直径を備えている。さらに、クランクピン部10
9は、円筒形面111の両端から伸びる、対向した一対
の端面117と119とを備えている。端面117と1
19の各々は、主要本体101に隣接して配置された第
1の側面部121と、主要本体101から離れて配置さ
れた第2の側面部123とを備えている。
【0025】第1の側面部121は、第1のベアリング
組立体77の軸方向長さにほぼ等しい距離だけ、軸線方
向において互いから間隔があけられている。第1の側面
部121は、該第1の側面部121に隣接するクランク
ピン37の軸線の回りを、180度より小さい距離だ
け、好ましくは線125の両側で約45度だけ、弧状に
伸びている。その線125は、関連するリストピン27
の中心と関連するクランクピン37の中心とを結ぶライ
ンである。
【0026】第2の側面部123、すなわち主要本体1
01から離れた側面部123は、第1の側面部121の
間の距離よりも小さい好ましくは第1の側面部121の
間の距離の約半分となっている軸線方向の距離だけ、軸
線方向において互いから間隔があけられている。さら
に、第2の側面部123、すなわち主要本体から離れた
側面部123は、関連するクランクピン37の軸線の周
囲を180度よりも大きな距離だけ、好ましくは線12
5の両側で約135度だけ、弧状に伸びている。その線
125は、関連するリストピン27の中心と関連するク
ランクピン37の中心とを結ぶラインである。
【0027】リストピン107は、円筒形の面131を
備えている。円筒形の面131は、ベアリング組立体
(換言すれば、軸受け組立体)133を囲い且つ該ベア
リング組立体133と係合している。さらに、ベアリン
グ組立体133は、関連するリストピン27を囲い且つ
該リストピン27と係合している。円筒形の面131
は、ベアリング組立体133の軸線方向の長さよりもわ
ずかに大きい所定の長さだけ、関連するリストピン27
の両端の間を、該リストピン27の軸線に沿って伸びて
いる。関連するリストピン27は、対向する2つのボス
137に固定されている。ボス137は、ピストン21
に形成されており、互いに向かって伸び、互いから所定
の距離だけ間隔があけられている。その距離は、リスト
ピン27の軸線に沿って伸びており、コネクティングロ
ッド31のリストピン部107の軸線方向長さよりもわ
ずかに大きくなっている。それにより、軸線方向におい
てぴったりとはめ込まれ、リストピンの軸線に沿ったコ
ネクティングロッド31の軸線方向の運動を最小にする
ことができるようになっている。また、それにより、関
連するクランクピン37の軸線方向に沿ったコネクティ
ングロッド31のクランクピン部109の運動も最小に
することができるようになっている。
【0028】図5ないし図7に示されているのは、2個
構成(すなわち、ツーピース)のコネクティングロッド
すなわちコネクティングロッド組立体151である。2
個構成のコネクティングロッドすなわちコネクティング
ロッド組立体151は、主要本体153と、端キャップ
155と、ボルト157の形状をした2あるいはそれ以
上の締め具とを備えている。この締め具を採用すること
により、端キャップ155が主要本体153に組み立て
られて、コネクティングロッド組立体151が形成され
るようになっている。他の全ての点において、コネクテ
ィングロッド組立体151の構造は、図2ないし図4に
示された1個構成のコネクティングロッド31の構成と
実質的に同一となっている。
【0029】図8に示されているのは、コネクティング
ロッド及びクランクシャフト組立体175である。コネ
クティングロッド及びクランクシャフト組立体175
は、単気筒エンジン(すなわち、シングルシリンダーエ
ンジン)に採用されるのに特に適している。この構造
は、関連するクランクピン39、関連するカウンターウ
ェイト63、及び関連する第2の開程部69と共にコネ
クティングロッド33が省かれている点において、図1
に示された構造とは異なっている。さらに詳述すれば、
図8に示された構造において、カウンターウェイト61
は、端のベアリング部(換言すれば、端の軸受け部)4
9に直接的に連結されている。
【0030】図9に示されているのは、他の実施例に係
わるコネクティングロッド及びクランクシャフト組立体
181である。コネクティングロッド及びクランクシャ
フト組立体181は、単気筒エンジンに採用されるのに
特に適しているが、多気筒エンジンに使用することもで
きる。この構造は、別タイプのクランクピンベアリング
組立体(換言すれば、クランクピン軸受け組立体)を使
用している点において、図8に示された構造と異なって
いる。具体的に言うと、図9に示された構造は、複数の
ベアリング部材(換言すれば、軸受け部材)187を含
むベアリングリテーナ185が設けられていること以
外、図8に示された構造と同じである。
【0031】図10に示されているのは、他の実施例に
係わる2気筒内燃機関211である。2気筒内燃機関2
11は、異なったクランクシャフトが採用されているこ
とを除いて、図1に示された構造とほぼ等しくなってい
る。さらに具体的に言うと、図10に示された構造は、
従来技術のタイプのクランクシャフト241を使用して
おり、そのクランクシャフト241は、曲線を成す第1
の開程部67及び第2の開程部69を省いている。ま
た、クランクシャフト241は、各シリンダーに関し
て、各クランクピンの各端に、一対のカウンターウェイ
ト243を採用している。他の点においては、図1及び
図10に示され構造は、ほぼ同一となっている。
【0032】図11に示されているのは、さらに、他の
実施例に係わるコネクティングロッド及びクランクシャ
フト組立体251である。コネクティングロッド及びク
ランクシャフト組立体251は、(図9にも示されたよ
うな)リテーナ255と複数のベアリング部材(換言す
れば、軸受け部材)257を有するベアリング組立体
(換言すれば、軸受け組立体)253が採用されている
ことを除いて、図10に示されたものとほぼ同じ構造を
している。
【0033】開示された構造の1つの特徴は、ベアリン
グ面(換言すれば、軸受け面)77及び79の冷却と潤
滑、コネクティングロッドのクランクピン開口部の円筒
形面111の冷却と潤滑、及びクランクピン37の冷却
と潤滑とを改善することである。これによって、エンジ
ンの耐久性が改良される。本願発明のこの効果は、コネ
クティングロッドのクランクピン部の特有な形状によっ
てもたらされる。このコネクティングロッドのクランク
ピン部の特有な形状により、クランクケース内の充てん
物(燃料、潤滑油、及び空気の混合体)とコネクティン
グロッドのクランクピン部の円筒形面との間、クランク
ケース内の充てん物とクランクピンとの間、及びクラン
クケース内の充てん物と(コネクティングロッドのクラ
ンクピン部の円筒形面とクランクピンとの間にある)ベ
アリングすなわち軸受けとの間に、非常に良好な連通が
許容される。そのような連通は、コネクティングロッド
のクランクピンを支える円筒形面、換言すればベアリン
グ面(すなわち、軸受け面)111のかなりの部分が軸
方向に沿った範囲で減少されていることから、可能とな
っている。この比較的短い軸方向の長さにより、クラン
クピンを支えるのベアリング面111のうちかなりの部
分が、クランクケースの環境、すなわち、燃料、オイ
ル、及び空気の混合体にさらされる。この連通により、
運動するエンジンの構成部材が潤滑され、さらに、熱が
除去される。そのような潤滑の増加と作動温度の低下に
より、相対的に運動するエンジンの構成部材上により強
い強度のオイルフィルム(換言すれば、オイル薄膜)が
形成され、運動するエンジンの構成部材間で金属どうし
の接触を減少させることができる。さらに、この金属ど
うしの接触の減少により、熱の発生が減り、また、運動
するエンジンの構成部材の摩滅が減る。その結果とし
て、これらの相対的に運動するエンジンの構成部材の有
効寿命が伸ばされる。
【0034】さらに、コネクティングロッドのクランク
ピン部の円筒形面の短くなった軸方向長さは、操作の容
易性によって、コネクティングロッドとクランクシャフ
トとの差込みによる組立(換言すれば、スリップオンア
センブリ)を容易にする。
【0035】さらに、開示された構造は、従来技術のコ
ネクティングロッドの設計よりもバランスを取るのが容
易な、質量を減少したコネクティングロッドを提供す
る。
【0036】この点において、従来のコネクティングロ
ッドの設計は、円筒形面の軸方向長さを減少させていな
かった。その結果、これらの従来技術のコネクティング
ロッドは、質量が大きくなり、バランスを取るのが困難
になり、大きなカウンターウェイトを必要としていた。
その結果、本願発明にしたがって構成されたエンジン
は、重量をより減らすことができる。
【0037】さらに、コネクティングロッドのリストピ
ン部と、関連するピストンの対向するボスとの間をぴっ
たりと適合するようにした結果、コネクティングロッド
がクランクピンに沿って軸方向に移動できる範囲が、狭
い範囲に制限される。それによって、コネクティングロ
ッドのクランクピン部の、関連するクランクピンに対す
る許容可能な移動範囲が、減少される。
【0038】コネクティングロッドのクランクピンへの
組立は、コネクティングロッドをクランクシャフトの端
部からクランクピンに差し込むことによって成し遂げら
れる。これによって、コネクティングロッドのクランク
ピンへの組立は、容易になっている。これが、開示され
た構造の他の特徴である。そのような組立てにおいて、
クランクピンを支えるベアリング組立体77、79が、
第1に、クランクピンに取り付けられる。次に、コネク
ティングロッドが、関連するクランクシャフトの端部上
を、そして、隣接するベアリング部(軸受け部)上を、
次いで、関連する開程部上を摺動して、関連するクラン
クピンに差し込まれる。この点において、一つのカウン
ターウェイトのみが、シリンダーごと(クランクピンご
と)に採用され、前記関連するクランクピンの端部から
離れた側のクランクピンの端部に位置決めされる。
【0039】2つのコネクティングロッドを採用したと
きは、次いで、第2のコネクティングロッドが、同様な
方向で、クランクシャフトの他の端部からクランクシャ
フトに組み立てられる。
【0040】クランクピンを支えるベアリング組立体7
7、79は、肩部83、85、87、及び89によっ
て、クランクピン上で軸方向に配置されている。このう
ちの肩部87、89の直径の寸法は、十分に大きいの
で、十分の面積が提供され、これによって、クランクピ
ンを支えるベアリング組立体77、79が軸方向に適切
に支持される。さらに、リム(あるいは肩部)の直径の
寸法が十分に小さいので、コネクティングロッドのクラ
ンクピン部の円筒形面によって形成されたクランクピン
開口部111が、リムを乗り越えることができ、これに
よって、コネクティングロッドをクランクピンに位置決
めすることができる。換言すれば、肩部の直径が、コネ
クティングロッドのクランクピン部の円筒形面の直径よ
りもわずかに小さいので、コネクティングロッドとクラ
ンクピンとの間に十分なクリアランス(すなわち、すき
間)が設けられている。
【0041】クランクシャフトは、一体成形ものである
ことが好ましい。しかしながら、適切な手段により、数
個構成(マルチピース)からなるクランクシャフトを一
緒に結合して単一のユニットになるようにすることもで
きる。クランクシャフトの開程部は、十分な強度を提供
できると同時に、コネクティングロッドが、関連するク
ランクシャフトの端部から関連するクランクピンまで移
動されあるいは取り扱われるとき、コネクティングロッ
ドが該開程部に沿って通ることができるように形成され
ている。
【0042】開示された構造は、また、コネクティング
ロッド及びクランクシャフト組立体を提供している。こ
のコネクティングロッド及びクランクシャフト組立体に
おいては、一個構成のコネクティングロッドと共に、一
個構成のクランクシャフトを採用することができる。そ
の結果、コネクティングロッド及びクランクシャフト組
立体においては、強度や耐久性が増加し、コストや重量
が低減され、組み立てや点検修理が容易となる。上記開
示された構造は、2行程内燃機関において開示されてい
るが、本願発明は、圧縮機械設計から、他のタイプの内
燃機関まで、あるいは単気筒設計はもちろん多気筒設計
までも含む幅広い様々の機械設計に適用可能である。
【0043】本願発明の種々の特徴が、請求範囲に述べ
られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明にしたがった、内燃機関の一
部の概略部分断面図である。
【図2】図2は、本願発明にしたがった、一個構成のコ
ネクティングロッドの部分断面図である。
【図3】図3は、図2に示されたコネクティングロッド
の正面図である。
【図4】図4は、図2に示されたコネクティングロッド
の端面図である。
【図5】図5は、本願発明にしたがったコネクティング
ロッド組立体の他の実施例の正面図である。
【図6】図6は、図5に示されたコネクティングロッド
組立体の端面図である。
【図7】図5の線7−−7に沿ってとった断面図であ
る。
【図8】本願発明にしたがったクランクシャフト及びコ
ネクティングロッド組立体の他の実施例の部分断面図で
ある。
【図9】本願発明にしたがったクランクシャフト及びコ
ネクティングロッド組立体のさらに他の実施例の部分断
面図である。
【図10】本願発明にしたがったクランクシャフト及び
コネクティングロッド組立体のさらに他の実施例の部分
断面図である。
【図11】本願発明にしたがったクランクシャフト及び
コネクティングロッド組立体のさらに他の実施例の部分
断面図である。
【符号の説明】
11 内燃機関 13 エンジンブロックすなわちシリンダブロック 15 第1のシリンダ 17 第2のシ
リンダ 21 第1のピストン 23 第2のピ
ストン 27 第1のリストピン 29 第2のリ
ストピン 31 第1のコネクティングロッド 33 第2のコ
ネクティングロッド 37 第1のクランクピン 39 第2のク
ランクピン 41 クランクシャフト 42 クランク
シャフト軸線 43 第1端 45 第2端 47 第1のベアリング部 49 第2のベアリング部(端のベアリング部) 51 ベアリングすなわちジャーナル 53 ベアリン
グすなわちジャーナル 55 中央ベアリング部 57 ベアリン
グすなわちジャーナル 59 壁すなわち仕切り 61 第1のカウンタウェイト(すなわち、第1のつり
合いおもり) 63 第2のカウンタウェイト(すなわち、第2のつり
合いおもり) 67 弓状に曲がった第1の開程部 69 第2の弓状に曲がった第2の開程部 71 曲線を成す軸線 73 曲線を成
す軸線 77 第1のベアリング組立体 79 第2のベ
アリング組立体 81 ベアリング要素 83 環状肩部
すなわちスラスト面 85 環状肩部すなわちスラスト面 87 環状肩部
すなわちスラスト面 89 環状肩部すなわちスラスト面 91 環状リブ
すなわち環状リム 93 環状リブすなわち環状リム 101 細長い
主要本体 103 リストピン端 105 クラン
クピン端 107 リスト部 109 クラン
クピン部 111 円筒形面 117 端面 119 端面 121 第1の
側面部 123 第2の側面部 125 線 131 円筒形の面 133 ベアリ
ング組立体 137 ボス 151 コネク
ティングロッド組立体 153 主要本体 155 端キャ
ップ 157 ボルト 175 コネクティングロッド及びクランクシャフト組
立体 181 コネクティングロッド及びクランクシャフト組
立体 185 複数のベアリング部材を含むベアリングリテー
ナ 211 2気筒内燃機関 241 クラン
クシャフト 251 コネクティングロッド及びクランクシャフト組
立体 253 ベアリング組立体 255 リテー
ナ 257 ベアリング部材

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い主要本体と該主要本体から伸びた
    クランクピン端部とを備えたコネクティングロッドであ
    って、 前記クランクピン端部は、円筒形の面と、軸方向に間隔
    があけられた側面とを備えており、 前記円筒形の面は、前記主要本体の伸長部に対して垂直
    方向に伸びる軸線に沿って伸びており、 また、前記円筒形の面は、クランクピン開口部を形成し
    ており、 軸方向に間隔があけられた前記側面の各々は、前記主要
    本体に隣接して配置された第1の側面部と、前記主要本
    体から離れて配置された第2の側面部とを備えており、 前記第1の側面部は、前記軸線のまわりで、180度よ
    りも小さい距離を弧状に伸びており、 また、前記第1の側面部は、第1の距離だけ軸方向に間
    隔があけられており、 前記第2の側面部は、前記軸線のまわりで、180度よ
    りも大きい距離を弧状に伸びており、 また、第2の側面部は、前記第1の距離よりも小さい第
    2の距離だけ軸方向に間隔があけられていることを特徴
    とするコネクティングロッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコネクティングロッド
    において、 前記第1の側面部は、約90度の距離を伸びており、前
    記第2の側面部は、約270度の距離を伸びていること
    を特徴とするコネクティングロッド。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のコネクティングロッド
    において、 前記第2の側面部の軸方向の間隔は、前記第1の側面部
    の軸方向の間隔の約半分であることを特徴とするコネク
    ティングロッド。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のコネクティングロッド
    において、 前記コネクティングロッドは、また、リストピン部を備
    えており、前記リストピン部にはリストピン開口部が設
    けられており、 さらに、前記コネクティングロッドに、ピストンとリス
    トピンとを組み合わせ、 前記ピストンは、対向する2つのボスを有しており、 前記2つのボスは、前記リストピン部にぴったりと合う
    ように、前記リストピン部の両側で、互いに対して間隔
    をあけて配置されており、 前記リストピンは、前記ボスによって支持され、前記コ
    ネクティングロッドの前記リストピン部の前記リストピ
    ン開口部を通っていることを特徴とするコネクティング
    ロッド。
  5. 【請求項5】 軸線を有するクランクシャフトであっ
    て、 前記軸線に対して同心となる関係に設けられ軸方向に関
    し間隔をあけた複数の端ベアリング面と、 前記端ベアリング面の1つから、曲線を成す軸線に沿っ
    て伸びる弓状に曲がった開程部と、 前記軸線に対して中心を異にして、前記開程部から伸び
    るクランクピンとを備えたことを特徴とするクランクシ
    ャフト。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のクランクシャフトにお
    いて、 前記クランクシャフトは、さらに、カウンタウェイトを
    備えており、 前記カウンタウェイトは、前記複数の端ベアリング面の
    うちの他方の端ベアリング面と前記クランクピンとの間
    に配置されていることを特徴とするクランクシャフト。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のクランクシャフトにお
    いて、 環状の肩部が、前記クランクピンと前記開程部との間に
    置かれていることを特徴とするクランクシャフト。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のクランクシャフトにお
    いて、 前記カウンタウェイトは、前記軸線に関して垂直方向に
    伸びていることを特徴とするクランクシャフト。
  9. 【請求項9】 軸線を有するクランクシャフトであっ
    て、 前記軸線に対して同心となる関係に設けられ軸方向に関
    し間隔をあけて設けられた第1の端ベアリング面と第2
    の端ベアリング面と、 前記第1の端ベアリング面から、第1の曲線を成す軸線
    に沿って伸びる弓状に曲がった第1の開程部と、 前記第2の端ベアリング面から、第2の曲線を成す軸線
    に沿って伸びる弓状に曲がった第2の開程部と、 前記クランクシャフトの前記軸線に対して中心を異にし
    て、前記第1の開程部から伸びる第1のクランクピン
    と、 前記クランクシャフトの前記軸線に対して中心を異にし
    て、前記第2の開程部から伸びる第2のクランクピンと
    を備えたことを特徴とするクランクシャフト。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のクランクシャフトに
    おいて、 前記クランクシャフトは、さらに、前記第1のクランク
    ピンと前記第2のクランクピンとの間に配置された中央
    ベアリング面を備えており、 前記中央ベアリング面は、両側にある第1の端と第2の
    端とを有しており、 前記クランクシャフトは、また、第1のカウンタウェイ
    トと第2のカウンタウェイトとを備えており、 前記第1のカウンタウェイトは、前記中央ベアリング面
    の前記第1の端と前記第1のクランクピンとの間を伸び
    ており、 前記第2のカウンタウェイトは、前記中央ベアリング面
    の前記第2の端と前記第2のクランクピンとの間を伸び
    ていることを特徴とするクランクシャフト。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のクランクシャフトに
    おいて、 前記カウンタウェイトは、前記軸線に対して垂直方向に
    伸びていることを特徴とするクランクシャフト。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載のクランクシャフトに
    おいて、 前記第1のクランクピンと第2のクランクピンは、互い
    から約180度だけ弧状に間隔があけられていることを
    特徴とするクランクシャフト。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載のクランクシャフトに
    おいて、 第1の環状の肩部が、前記第1のクランクピンと前記第
    1の開程部との間に置かれており、 第2の環状の肩部が、前記第2のクランクピンと前記第
    2の開程部との間に置かれていることを特徴とするクラ
    ンクシャフト。
  14. 【請求項14】 コネクティングロッド及びクランクシ
    ャフト組立体であって、 軸線を有するクランクシャフトを備えており、 前記クランクシャフトは、 前記軸線に対して同心となる関係に設けられ軸方向に関
    し間隔があけられた複数の端ベアリング面と、 前記軸線に対して中心を異にして伸びるクランクピンと
    を備えており、 前記コネクティングロッド及びクランクシャフト組立体
    は、また、コネクティングロッドを備えており、 前記コネクティングロッドは、細長い主要本体とクラン
    クピン端部とを備えており、 前記クランクピン端部は、前記主要本体から伸びてお
    り、 前記クランクピン端部は、円筒形の面と、軸方向に間隔
    があけられた側面とを備えており、 前記円筒形の面は、前記主要本体の伸長部に対して垂直
    方向に伸びる軸線に沿って伸びており、 また、前記円筒形の面は、前記クランクピンを受けるク
    ランクピン開口部を形成しており、 軸方向に間隔があけられた前記側面の各々は、前記主要
    本体に隣接して配置された第1の側面部と、前記主要本
    体から離れて配置された第2の側面部とを備えており、 前記第1の側面部は、前記軸線のまわりで、180度よ
    りも小さい距離を弧状に伸びており、 また、前記第1の側面部は、第1の距離だけ軸方向に間
    隔があけられており、 前記第2の側面部は、前記軸線のまわりで、180度よ
    りも大きい距離を弧状に伸びており、 また、第2の側面部は、前記第1の距離よりも小さい第
    2の距離だけ軸方向に間隔があけられており、 前記コネクティングロッド及びクランクシャフト組立体
    は、さらに、ベアリング組立体を備えており、 前記ベアリング組立体は、前記コネクティングロッドの
    前記クランクピン端部の前記円筒形の面と前記クランク
    ピンとの間に置かれていることを特徴とするコネクティ
    ングロッド及びクランクシャフト組立体。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のコネクティングロ
    ッド及びクランクシャフト組立体において、 前記クランクピンは両端を備えており、 前記クランクシャフトは、さらに、弓状に曲がった開程
    部を備えており、 前記開程部は、前記クランクピンの一端と前記複数の端
    ベアリング面の1つとの間を、曲線をなす軸線に沿って
    伸びており、 前記開程部は、前記曲線をなす軸線に対して垂直方向に
    伸びる最大横断面を備えており、 前記最大横断面は、前記曲線をなす軸線を通る最大直線
    距離を備えていることを特徴とするコネクティングロッ
    ド及びクランクシャフト組立体。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載のコネクティングロ
    ッド及びクランクシャフト組立体において、 前記クランクピンは両端を備えており、 前記クランクシャフトは、さらに、前記クランクピンの
    両端の各々に連結されたカウンターウェイトを備えてい
    ることを特徴とするコネクティングロッド及びクランク
    シャフト組立体。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載のコネクティングロ
    ッド及びクランクシャフト組立体において、 前記クランクシャフトは、さらに、前記クランクピンと
    前記複数の端ベアリング面の他方との間に配置されたカ
    ウンターウェイトを備えていることを特徴とするコネク
    ティングロッド及びクランクシャフト組立体。
  18. 【請求項18】 請求項14に記載のコネクティングロ
    ッド及びクランクシャフト組立体において、 前記コネクティングロッドは、また、リストピン部を備
    えており、前記リストピン部にはリストピン開口部が設
    けられており、 前記コネクティングロッド及びクランクシャフト組立体
    は、さらに、ピストンとリストピンとを備えており、 前記ピストンは、対向する2つのボスを有しており、 前記2つのボスは、前記リストピン部にぴったりと合う
    ように、前記リストピン部の両側で、互いに対して間隔
    をあけて配置されており、 前記リストピンは、前記ボスによって支持され、前記コ
    ネクティングロッドの前記リストピン部の前記リストピ
    ン開口部を通っていることを特徴とするコネクティング
    ロッド及びクランクシャフト組立体。
  19. 【請求項19】 コネクティングロッド及びクランクシ
    ャフト組立体であって、 軸線を有するクランクシャフトを備えており、 前記クランクシャフトは、 前記軸線に対して同心となる関係に設けられ軸方向に間
    隔があけられた第1の端ベアリング面及び第2の端ベア
    リング面と、 弓状に曲がった第1の開程部及び第2の開程部とを備え
    ており、 前記第1の開程部は、前記第1の端ベアリング面から、
    第1の曲線をなす軸線に沿って伸びており、 前記第2の開程部は、前記第2の端ベアリング面から、
    第2の曲線をなす軸線に沿って伸びており、 前記第1の開程部及び前記第2の開程部は、それぞれ、
    最大横断面を有しており、 前記最大横断面は、前記第1及び第2の曲線をなす軸線
    のうち関連する一方に対して垂直方向に伸びていると共
    に、前記第1及び第2の曲線をなす軸線のうち関連する
    一方を通る最大直線距離を有しており、 前記クランクシャフトは、また、 前記第1の開程部から、該クランクシャフトの軸線に対
    して中心を異にして伸びる第1のクランクピンと、 前記第2の開程部から、該クランクシャフトの軸線に対
    して中心を異にして伸びる第2のクランクピンとを備え
    ており、 前記コネクティングロッド及びクランクシャフト組立体
    は、また、第1のコネクティングロッドと、第2のコネ
    クティングロッドとを備えており、 前記第1のコネクティングロッドは、細長い第1の主要
    本体と第1のクランクピン端部とを備えており、 前記第2のコネクティングロッドは、細長い第2の主要
    本体と第2のクランクピン端部とを備えており、 前記第1のクランクピン端部は、前記第1の主要本体か
    ら伸びており、 前記第2のクランクピン端部は、前記第2の主要本体か
    ら伸びており、 前記第1のクランクピン端部は、第1の円筒形の面を備
    えており、前記第1の円筒形の面は、前記第1の主要本
    体の伸長部に対して垂直方向に伸びる第1の軸線に沿っ
    て伸び、それによって、前記第1のクランクピンを囲む
    ように配置される第1のクランクピン開口部が形成され
    ており、 前記第2のクランクピン端部は、第2の円筒形の面を備
    えており、前記第2の円筒形の面は、前記第2の主要本
    体の伸長部に対して垂直方向に伸びる第2の軸線に沿っ
    て伸び、それによって、前記第2のクランクピンを囲む
    ように配置される第2のクランクピン開口部が形成され
    ており、 前記第1のクランクピン端部は、軸方向に間隔があけら
    れた第1の一対の側面を備えており、 前記第2のクランクピン端部は、軸方向に間隔があけら
    れた第2の一対の側面を備えており、 前記第1及び第2の一対の前記側面の各々は、関連する
    一方の前記主要本体に隣接して配置された第1の側面部
    と、関連する一方の前記主要本体から離れて配置された
    第2の側面部とを備えており、 前記第1の側面部は、関連する一方の前記軸線のまわり
    で、180度よりも小さい距離を弧状に伸びており、 また、前記第1の側面部は、第1の距離だけ軸方向に間
    隔があけられており、 前記第2の側面部は、関連する一方の前記軸線のまわり
    で、180度よりも大きい距離を弧状に伸びており、 また、第2の側面部は、前記第1の距離よりも小さい第
    2の距離だけ軸方向に間隔があけられており、 前記コネクティングロッド及びクランクシャフト組立体
    は、さらに、第1のベアリング組立体及び第2のベアリ
    ング組立体を備えており、 前記第1のベアリング組立体は、前記第1のクランクピ
    ンと前記第1の円筒形の面との間に置かれており、 前記第2のベアリング組立体は、前記第2のクランクピ
    ンと前記第2の円筒形の面との間に置かれていることを
    特徴とするコネクティングロッド及びクランクシャフト
    組立体。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のクランクシャフト
    において、 前記クランクシャフトは、さらに、前記第1のクランク
    ピンと前記第2のクランクピンとの間に配置された中央
    ベアリング面を備えており、 前記中央ベアリング面は、両側にある第1の端と第2の
    端とを有しており、 前記クランクシャフトは、また、第1のカウンタウェイ
    トと第2のカウンタウェイトとを備えており、 前記第1のカウンタウェイトは、前記中央ベアリング面
    の前記第1の端と前記第1のクランクピンとの間を伸び
    ており、 前記第2のカウンタウェイトは、前記中央ベアリング面
    の前記第2の端と前記第2のクランクピンとの間を伸び
    ていることを特徴とするクランクシャフト。
  21. 【請求項21】 請求項19に記載のコネクティングロ
    ッド及びクランクシャフト組立体において、 前記第1のコネクティングロッドは、また、第1のリス
    トピン部を備えており、 前記第2のコネクティングロッドは、また、第2のリス
    トピン部を備えており、 前記第1のリストピン部には、第1のリストピン開口部
    が設けられており、 前記第2のリストピン部には、第2のリストピン開口部
    が設けられており、 前記コネクティングロッド及びクランクシャフト組立体
    は、さらに、第1のピストンと、第2のピストンと、第
    1のリストピンと、第2のリストピンとを備えており、 前記第1のピストンは、間隔があけられて対向する第1
    の一対のボスを有しており、 前記第2のピストンは、間隔があけられて対向する第2
    の一対のボスを有しており、 前記第1の一対のボスは、前記第1のリストピン部にぴ
    ったりと合うように、前記第1のリストピン部の両側に
    配置されており、 前記第2の一対のボスは、前記第2のリストピン部にぴ
    ったりと合うように、前記第2のリストピン部の両側に
    配置されており、 前記第1のリストピンは、前記第1の一対のボスによっ
    て支持され、前記第1のコネクティングロッドの前記第
    1のリストピン部の前記第1のリストピン開口部を通っ
    ており、 前記第2のリストピンは、前記第2の一対のボスによっ
    て支持され、前記第2のコネクティングロッドの前記第
    2のリストピン部の前記第2のリストピン開口部を通っ
    ていることを特徴とするコネクティングロッド及びクラ
    ンクシャフト組立体。
  22. 【請求項22】 クランクシャフト及びコネクティング
    ロッドを組み立てる方法であって、 軸線を有するクランクシャフトを製造する工程を備えて
    おり、 前記クランクシャフトは、 前記軸線に対して同心となる関係に配置されたベアリン
    グ部と、 前記軸線に対して中心を異にして配置されたクランクピ
    ンと、 前記ベアリング部と前記クランクピンとの間にある、曲
    線をなす軸線に沿って伸びる開程部とを有しており、 前記開程部は、前記曲線をなす軸線に対して垂直方向に
    伸びる所定の寸法の横断面を有しており、 前記方法は、また、クランクピンベアリングを前記クラ
    ンクピンを囲み且つ前記クランクピンと係合するように
    組み立てる工程と、 前記開程部の寸法よりも大きな寸法を有するクランクピ
    ン開口部をコネクティングロッドに製造する工程と、 前記クランクピン開口部を介して、前記ベアリング部
    と、前記開程部と、前記クランクピン及び該クランクピ
    ンに組み立てられたクランクピンベアリングとを通るよ
    うに、前記クランクシャフトに対して前記コネクティン
    グロッドを操作し、これによって、前記クランクピンベ
    アリングを囲んで該クランクピンベアリングと係合すよ
    うに前記クランクピン開口部を配置する工程とを備えて
    いることを特徴とするクランクシャフト及びコネクティ
    ングロッドを組み立てる方法。
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