JPH08312200A - 筒身内包型煙突 - Google Patents

筒身内包型煙突

Info

Publication number
JPH08312200A
JPH08312200A JP11561295A JP11561295A JPH08312200A JP H08312200 A JPH08312200 A JP H08312200A JP 11561295 A JP11561295 A JP 11561295A JP 11561295 A JP11561295 A JP 11561295A JP H08312200 A JPH08312200 A JP H08312200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
wind
horizontal
chimney
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11561295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kondo
浩 近藤
Motoyoshi Ishii
元悦 石井
Masashi Fukumoto
昌史 福本
Katsuyuki Hirao
克之 平尾
Yoshihide Murase
良秀 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11561295A priority Critical patent/JPH08312200A/ja
Publication of JPH08312200A publication Critical patent/JPH08312200A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化し軽量にて強度を要する超高層の筒身
内包型煙突を提供する。 【構成】 コーナ柱3と、このコーナ柱3に差し渡され
た水平材5と、コーナ柱3と水平材5との平面空間に貼
設した高さ方向に曲率を有する曲面パネル4と、から外
筒2を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高層の筒身内包型煙
突に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超高層煙突としては、ウインドシ
ールド型煙突がある。このウインドシールド型煙突は、
図7に示すように、煙が通る筒身31の周りをコンクリ
ート製(または鋼製)外筒32で被覆して風を遮断した
ものである。図8は、図7に示す鋼製外筒32の一部を
示しており、外筒32を複数の柱33で補強した構成と
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ウインドシールド型煙
突の外筒32は、風荷重,地震荷重に耐えるように、大
口径にするとか根広きを大きくするなどの処理が必要で
どうしても大型となり、このためまた受風面積が増えて
更に風荷重が大きくなる。そこで、転倒モーメントによ
る壁面の圧縮座屈強度上壁厚を大きくしたり、多数の柱
補強部材を設ける場合には、重量が増大し、部材数が増
大してコストが高くなる。いずれにしても超高層煙突に
あっては、風荷重や地震荷重をみこして大型化し、もし
くは強度を上げるため重量が大きくコスト高ともなる。
【0004】本発明は、上述の問題に鑑み大型化を抑え
ると共に、重量やコスト高を抑えて強度を向上させた筒
身内包型煙突の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する本
発明は次の構成を特徴とする。植立された複数本のコー
ナ柱と、このコーナ柱間に高さ方向に所定間隔にて架設
された複数本の水平材と、上記コーナ柱と水平材とで形
成された平面空間に貼設されかつ高さ方向に曲率を有す
る金属曲面パネルと、により外筒を形成し、この外筒に
て煙を通す筒身を内包したことを特徴とする。
【0006】
【作用】外筒で筒身を内包した構成なので、筒身は風雨
の影響を受けることがなく、風荷重を受けた際の転倒モ
ーメントは曲面パネルでは、抵抗せずにすべてコーナ柱
で支持され、せん断力は曲面パネルの面内剛性で支持さ
れ、風圧は曲面パネルのメンブレン効果で抵抗して水平
材に伝達される。従って、外筒の壁面板厚が薄肉化で
き、また多数の柱補強材は要らなくなる。
【0007】
【実施例】ここで、図1〜図6を参照して本発明の実施
例を説明する。図1は実施例の全体構造を示し、筒身1
を囲むようにして外筒2が植立される。この外筒2は、
図3,図4,図5にて平面を示すように四隅にコーナ柱
3が備えられ、このコーナ柱3は二本が箱型構造の矩形
断面を有し、二本がI型支柱3aと曲板3bとによるわ
ん曲した断面を有するが、このコーナ柱3間にはコーナ
柱3同士を連結する水平材5が架設され、また、高さ方
向に所定間隔にて備えられた水平材5とコーナ柱3とか
らなる平面空間に図2に示す如き曲面パネル4が貼設さ
れる構造となっている。
【0008】曲面パネル4は、メンブレン効果(薄膜効
果)が発揮できるように薄肉パネルとなっており、図2
の如く水平材5間の方向(高さ方向)に曲率を有してへ
こみ、コーナ柱3、水平材5にて支持されている。
【0009】外筒1にて内包された煙を通す筒身1は、
図3に示すように外筒1内に設けた複数の補強材6で支
持され、また筒身1と補強材6との間には図示省略の振
れ止めが設置され、筒身1と外筒2との間に生ずる相対
水平変位を拘束するようになっている。
【0010】かかる構造の煙突により外筒2を複数のコ
ーナ柱3と水平材5と曲面パネル4とで構成して内部に
筒身1を内包設置し、筒身1は全体を外筒2で被覆され
て風・雨の影響を受けることがなく、内部を流れるガス
の温度低下が殆んど起らないので保温材などで保温する
必要がなく、高い煙の拡散性能が保持される。また、風
荷重が作用した際に生ずる全体の転倒モーメントは、コ
ーナ柱3のみによって支持される。すなわち、曲面パネ
ル4は高さ方向に曲率があり高さ方向の軸剛性は弱いた
め、転倒モーメントによる軸方向力はほとんど負担しな
い。外筒2のせん断力による水平変位は、曲面パネル4
の面内せん断剛性によって支持され、また風圧力は薄肉
曲面パネル4のメンブレン効果により抵抗し水平材5に
伝達される。
【0011】すなわち図6に示すように、曲面パネル4
への風圧力はメンブレン力mで抵抗し、その水平成分力
Hは上下の水平材5で支持される。又その鉛直成分力V
は、上下に隣接して貼設された曲面パネル4の風圧力か
ら生ずる同様の鉛直成分力とつり合って抵抗する。これ
より分かるように、本煙突における主要部材はコーナ柱
3と水平材5であり、従来煙突に比べて、部材数が少な
くて済み、また曲面パネル4は転倒モーメントによる圧
縮力を負担することなく、風圧に対してはメンブレン効
果によって、薄肉化することができ、煙突全体がスリム
化かつ軽量化された経済的な構成となる。
【0012】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
煙突によると、筒身は外筒に内包設置されて風雨の影響
を受けないので保温材で保温することなく高い煙の拡散
性能が保持される。また、強度を増してもコーナ柱,水
平材等の部材数が従来煙突に比べて少なくて済み、曲面
パネルは薄肉化できるので、煙突全体がスリム化、軽量
化されて経済的な構造になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の全体図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】図1の平面図。
【図4】コーナ柱の一例の構成図。
【図5】コーナ柱の他例の構成図。
【図6】曲面パネルのメンブレン作用図。
【図7】従来の煙突の一例の図。
【図8】図7の部分拡大図。
【符号の説明】
1 筒身 2 外筒 3 コーナ柱 4 曲面パネル 5 水平材 6 補強材
フロントページの続き (72)発明者 平尾 克之 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 村瀬 良秀 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植立された複数本のコーナ柱と、 このコーナ柱間に高さ方向に所定間隔にて架設された複
    数本の水平材と、 上記コーナ柱と水平材とで形成された平面空間に貼設さ
    れかつ高さ方向に曲率を有する金属曲面パネルと、 により外筒を形成し、 この外筒にて煙を通す筒身を内包した筒身内包型煙突。
JP11561295A 1995-05-15 1995-05-15 筒身内包型煙突 Withdrawn JPH08312200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11561295A JPH08312200A (ja) 1995-05-15 1995-05-15 筒身内包型煙突

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11561295A JPH08312200A (ja) 1995-05-15 1995-05-15 筒身内包型煙突

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08312200A true JPH08312200A (ja) 1996-11-26

Family

ID=14666967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11561295A Withdrawn JPH08312200A (ja) 1995-05-15 1995-05-15 筒身内包型煙突

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08312200A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5244942B2 (ja) 筋交い取付構造
JPH09279695A (ja) 耐震補強構造および粘弾性ダンパー
JPH0849444A (ja) 耐震壁
KR20070041023A (ko) 내화성능이 향상된 이중 강관구조의 강재기둥
KR102215903B1 (ko) 내진 유리 커튼 월 고정장치 및 이를 포함하는 내진 유리 커튼 월 시스템
JP2000120165A (ja) 骨組構造体
JPH08312200A (ja) 筒身内包型煙突
JP2006037586A (ja) 波形鋼板を用いた耐震壁
JP2008208612A (ja) 外部耐震補強構造
JP2001140343A (ja) 三階建て住宅
JP2006063566A (ja) 耐震壁の構造
JP2000328810A (ja) 制振架構
JP2573525B2 (ja) 間仕切り壁の制振構造
JP2000186383A (ja) 曲げ変形制御型制震架構のコア壁及びコアの柱
JP2004169309A (ja) 橋及び橋の主塔
JP3156061B2 (ja) 高層建物の制振構造
CN217812626U (zh) 用于中高烈度地区的新型多层物流仓库结构
CN209194765U (zh) 一种抗震阻尼器
JP4546803B2 (ja) 高層建築物
JPH10238017A (ja) 鉄筋コンクリート柱
JPH094281A (ja) 筒身内包型鉄塔支持煙突
Casucci et al. Suitability of cooling towers in areas prone to earthquakes
Fujita et al. Flat system truss with axial yield hysteretic dampers as damage-controlled structure.
RU1807191C (ru) Панель перекрыти
JP3218528B2 (ja) 制振構造物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020806