JPH0831154B2 - 硬貨判別計数装置 - Google Patents

硬貨判別計数装置

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JPH0831154B2
JPH0831154B2 JP2307587A JP30758790A JPH0831154B2 JP H0831154 B2 JPH0831154 B2 JP H0831154B2 JP 2307587 A JP2307587 A JP 2307587A JP 30758790 A JP30758790 A JP 30758790A JP H0831154 B2 JPH0831154 B2 JP H0831154B2
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豊基 木許
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は硬貨の径を検出してその金種を判別する硬
貨判別装置に関するものである。
【従来の技術】
硬貨の径を検出してその金種を判別する硬貨判別装置
としては、例えば特開昭62−266692号公報に示されるも
のが知られている。 すなわち、ラインセンサにより検出された光学データ
に基づいて金種の判別を行っている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、硬貨によって遮光されたラインセンサ
の画素数に基づく判別においては、該硬貨に埃などが付
着することがあり、この埃によって、遮光されるライン
センサの画素が増えてしまい、本来の硬貨の径よりも大
きい硬貨であるとして誤判別される恐れがあった。
【発明の目的】
本発明は、埃などの影響によって、誤った画素数に基
づく金種判別が行われないようにする硬貨判別計数装置
を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、 第1の発明では、搬送通路の幅方向に沿って直線状に
配置された多数の画素により光学的に硬貨の有無を検出
するラインセンサと、 前記ラインセンサにより検出された光学データを時系列
状に記憶する光学データメモリと、 硬貨の通過にともなって、前記光学データメモリに記憶
された光学データの中から、硬貨の径を表わす光学デー
タを検出する径検出手段と、 該径検出手段により検出された硬貨の径を表わす光学デ
ータに基づいて金種を判別する径判別手段と、 金種別の基準光学データを、前記光学データメモリに記
憶した検出タイミングと同じタイミングで時系列状に記
憶し、前記径判別手段において判別された金種に基づい
て、該当する基準光学データを出力する基準光学データ
メモリと、 前記光学データメモリに記憶される時系列状の光学デー
タと、前記基準光学データメモリより出力される時系列
状の基準光学データとを比較し、両データの一致度が所
定以上である場合に、該当する金種信号を出力する光学
データ判別手段とを具備するようにしている。 第2の発明によれば、搬送通路の幅方向に沿って直線
状に配置された多数の画素により光学的に硬貨の有無を
検出するラインセンサと、 前記ラインセンサにより検出された光学データを時系列
状に記憶する光学データメモリと、 硬貨の通過にともなって、前記光学データメモリーに記
憶された光学データの中から、硬貨の径を表わす光学デ
ータを検出する径検出手段と、 該径検出手段により検出された硬貨の径を表わす光学デ
ータに基づいて金種を判別する径判別手段と、 前記ラインセンサにより検出された光学データに基づ
き、硬貨の通過時間を計測する計時手段と、 該計時手段により計測された通過時間に基づき、搬送通
路に沿う硬貨の長さを検出して金種を判別する長さ判別
手段と、 前記径判別手段と前記長さ判別手段とにおいてそれぞれ
判別された金種に基づき、最終的に金種を確定する金種
判別手段とをとを具備するようにしている。 第3の発明では、搬送通路の幅方向に沿って直線状に
配置された多数の画素により光学的に硬貨の有無を検出
するラインセンサと、 前記ラインセンサにより検出された光学データを時系列
状に記憶する光学データメモリと、 硬貨の通過にともなって、前記光学データメモリに記憶
された光学データの中から、硬貨の径を表わす光学デー
タを検出する径検出手段と、 該径検出手段により検出された硬貨の径を表わす光学デ
ータに基づいて金種を判別する径判別手段と、 金種別の基準光学データを、前記光学データメモリに記
憶したタイミングと同じタイミングで時系列状に記憶
し、前記径判別手段において判別された金種に基づい
て、該当する基準光学データを出力する基準光学データ
メモリと、 前記光学データメモリに記憶される時系列状の光学デー
タと、前記基準光学データメモリより出力される時系列
状の基準光学データとを比較し、両データの一致が所定
以上である場合に、該当する金種信号を出力する光学デ
ータ判別手段と、 前記ラインセンサにより検出された光学データに基づ
き、硬貨の通過時間を計測する計時手段と、 該計時手段により計測された通過時間に基づき、搬送通
路に沿う硬貨の長さを検出して金種を判別する長さ判別
手段と、 前記径判別手段と前記光学データ判別手段と前記長さ判
別手段とによりそれぞれ判別された金種に基づき、最終
的に金種を確定する金種判別手段とを具備するようにし
ている。
【作用】
(1)第1の発明によれば、ラインセンサによって硬貨
の通過が検出され始めると、該ラインセンサにより検出
された光学データが光学データメモリに記憶される。 さらに、ラインセンサによって硬貨の通過終了が検出
された場合には、まず、径検出手段により、最大値とな
ったところの光学データに基づいて硬貨の径が検出さ
れ、更に、該径に基づいて、径判別手段において金種が
判別される。 前記径判別手段において判別された金種を示す金種信
号は、基準光学データメモリに出力され、基準光学デー
タメモリは、金種信号が示す金種に対応した時系列状の
基準光学データを光学データ判別手段に出力する。 そして、前記光学データ判別手段は、光学データメモ
リに記憶された時系列状の光学データと、基準光学デー
タメモリより出力された時系列状の基準光学データとを
互いに比較することにより、両データが一致しているか
否かを判別し、その結果、両データの一致度が所定以上
である場合に、当該硬貨の金種を、入力された金種信号
が示すところの金種と判断する。 すなわち、この第1の発明によれば、ラインセンサに
おいて検出した光学データから金種を判別し、この金種
に基づき、予め基準光学データメモリに金種毎に記憶さ
せておいた基準光学データの一つを選択し、更に、選択
した基準光学データと前記光学データとをタイミング
(時系列)を合わせた状態で比較するようにした、具体
的には、一定時間毎に変化する光学データから検出され
る軌跡が、予め記憶させておいた特定金種の基準光学デ
ータのパターン(軌跡)と一致するか否かにより、最終
的な金種判別を行うようにしたので、例えば硬貨に埃が
付いていた場合には、当然、光学データに一致するパタ
ーンがないことから、これを異常なものとすることがで
きる。 (2)第2の発明によれば、ラインセンサによって硬貨
の通過が検出され始めると、該ラインセンサにより検出
された光学データが光学データメモリに記憶される。 さらに、ラインセンサによって硬貨の通過終了が検出
された場合には、まず、径検出手段により、最大値とな
ったところの光学データに基づいて硬貨の径が検出さ
れ、更に、該径に基づいて、径判別手段において金種が
判別される。 他方、ラインセンサにより検出された光学データに基
づき、硬貨の通過時間が計時手段により計時された後、
該計時された通過時間に基づき搬送通路に沿う硬貨の径
が検出され、更に、搬送通路に沿う硬貨の径に基づいた
金種判別が長さ判別手段において行われる。 そして、前記径判別手段と長さ判別手段とにより金種
がそれぞれ判別されたならば、これら金種に基づき、最
終的な金種判別を金種判別手段により行う。 すなわち、第2の発明によれば、径判別手段におい
て、硬貨の径に基づき判別された金種と、長さ判別手段
において、該硬貨の長さに基づき判別された金種とに基
づいて、最終的に金種を判別するようにしたので、例え
ば、二つの金種判別結果が一致しなかった場合に、その
原因が該硬貨に付着していた埃にあると推測することが
できる。 (3)第3の発明によれば、ラインセンサによって硬貨
の通過が検出され始めると、該ラインセンサにより検出
された光学データが光学データメモリに記憶される。 さらに、ラインセンサによって硬貨の通過終了が検出
された場合には、まず、径検出手段により、最大値とな
ったところの光学データに基づいて硬貨の径が検出さ
れ、更に、該径に基づいて、径判別手段において金種が
判別される。 前記径判別手段において判別された金種を示す金種信
号は、基準光学データメモリに出力され、基準光学デー
タメモリは、金種信号が示す金種に対応した時系列状の
基準光学データを光学データ判別手段に出力する。 そして、前記光学データ判別手段は、光学データメモ
リに記憶された時系列状の光学データと、基準光学デー
タメモリより出力された時系列状の基準光学データとを
互いに比較することにより、両データが一致しているか
否かを判別し、その結果、両データの一致度が所定以上
である場合に、当該硬貨の金種を、入力された金種信号
が示すところの金種と判断する。 他方、ラインセンサにより検出された光学データに基
づき、硬貨の通過時間が計時手段により計時された後、
該計時された通過時間に基づき搬送通路に沿う硬貨の径
が検出され、更に、搬送通路に沿う硬貨の径に基づいた
金種判別が長さ判別手段において行われる。 以上、径判別手段、光学データ判別手段、長さ判別手
段においてそれぞれ金種が判別されたが、これら各手段
において判別された金種は金種信号として金種判別手段
に供給され、この金種判別手段において、最終的に金種
が判別される。 すなわち、第3の発明によれば、径判別手段におい
て、硬貨の径に基づき判別された金種と、長さ判別手段
において、該硬貨の長さに基づき判別された金種と、光
学データ判別手段7において、一定時間毎に光学データ
から検出される軌跡が、予め記憶させておいた特定金種
の基準光学データのパターン(軌跡)と一致しているか
否かにより判別された金種とに基づいて、最終的に金種
を判別するようにしたので、例えば、これら金種が一致
しなかった場合に、その原因が該硬貨に付着していた埃
にあると推測することができる。
【実施例】
本発明の第1実施例を第1図を参照して説明する(請
求項1に対応)。 まず、この第1図において示される符号1はラインセ
ンサ、符号2は光学データバッファ、符号3は光学デー
タメモリ、符号4は径検出手段、符号5は径判別手段、
符号6は基準光学データメモリ、符号7は光学データ判
別手段、符号8は計数手段、符号9は表示手段、符号10
(10A・10B)は制御信号出力手段である。 上記構成要素について順番に説明する。 (1)ラインセンサ1は、硬貨が一枚ずつ連続的あるい
は間欠的に搬送される搬送通路(図示略)の幅方向に沿
って直線状に配置された多数の画素により、光学的に硬
貨の有無を検知するものであり、このラインセンサ1に
おいて検出された光学データは光学データバッファ2に
供給される。 すなわち、前記ラインセンサ1は、制御信号出力手段
10より予め定められた周期で出力される制御信号に基づ
いて常時駆動されるとともに、ラインセンサ1により検
出された光学データは光学データバッファ2にその都度
記憶される。 なお、前記ラインセンサ1において検出された光学デ
ータは、発光素子(図示略)からの光を受けた画素のデ
ータと、該発光素子からの光が硬貨によって遮られた画
素のデータとから構成されるものであり、よって一定時
間毎に遮光された画素の位置から、硬貨の形状、埃の有
無が検出されるものである。 (2)前記ラインセンサ1において検知され、光学デー
タバッファ2においてその都度記憶された光学データ
は、制御信号出力手段10に入力され、該制御信号出力手
段10においては、その遮光量が検出、監視される。 すなわち、前記制御信号出力手段10では、光学データ
バッファ2に次々と入力される光学データを光学データ
メモリ3に順次記憶させるように光学データメモリ3に
制御信号を出力することにより、移動する硬貨の一定時
間毎の光学データが時系列的に光学データメモリ3に記
憶されていくことになる。 一方、光学データメモリ3は、ラインセンサ1により
検出された光学データを光学データバッファ2を通じて
取り込み記憶するとともに、該光学データを、搬送通路
における硬貨の移動に伴って時系列的に記憶するもので
ある。 そして、前記光学データメモリ3に時系列的に記憶さ
れた光学データは、径検出手段4、光学データ判別手段
7に出力されるようになっている。 (3)径検出手段4は、制御信号出力手段10が硬貨の移
動方向後端を検出したと判断することにより(遮光量が
減少する度合により判断する)、硬貨が通過したとさら
に判断し、これにより該制御信号出力手段10からの制御
信号を受けた場合に、光学データメモリ3に時系列的に
記憶された光学データを取り込み、これら取り込んだ光
学データの中で遮光量が最大の光学データを径判別手段
5に出力する。 (4)径判別手段5は、前記径検出手段4により検出さ
れた硬貨の径(この径は搬送通路の幅方向に沿うもので
ある)を表わす光学データに基づいて金種を判別する。
なお、この径判別手段5での金種判別は、前記硬貨の径
を表す光学データの絶対値に基づき判別される(この径
判別手段5での金種判別は、金種毎に予め記憶させてお
いた、硬貨径を示すところの基準となる基準光学データ
に、前記硬貨の径を表す光学データが一致しているか否
かにより行うものである)。 そして、この径判別手段5において判別された金種判
別結果は金種信号として基準光学データメモリ6に出力
される。 (6)基準光学データメモリ6は、金種別の基準光学デ
ータが、前記ラインセンサ1により検出した光学データ
と同じ検出タイミングで、時系列状に記憶されているも
のであり、前記径判別手段5から出力された金種信号に
基づいて、複数の基準光学データの中から該当するもの
(当該金種において、時系列状に記憶された基準光学デ
ータ)を、光学データ判別手段7に対して出力する。 (6)光学データ判別手段7は、前記光学データメモリ
3より出力された時系列状の光学データと、前記基準光
学データメモリ6より出力される時系列状の基準光学デ
ータとを比較し、その比較結果、両データの一致度が所
定値以上である場合に、前記径判別手段5において判別
された金種が示すところの金種信号を計数手段8あるい
は表示手段9にそれぞれ出力する。 ここで、前記光学データ判別手段7の具体的な処理内
容について説明する。 前記ラインセンサ1により得られる光学データは、理
想的には、 で表わされる軌跡に一致する(但し、Xは搬送通路と直
交する方向の座標を示し、Yは搬送通路に沿う方向の座
標を示す。また、rは特定金種の硬貨の半径に対応した
係数を示す)。従って、前記光学データから得られた軌
跡が、前記式の軌跡(この軌跡を示すところのデータ
は、基準光学データメモリ6に記憶されている基準光学
データである)に一致しているか否かにより、光学デー
タ判別手段7での金種判別を行うものである。 そして、この場合、前記光学データが基準光学データ
に一致しているか否かは、一定時間毎に比較される光学
データと基準光学データとが例えば90%以上一致してい
るか否かにより判断する。例えば、一定時間毎に検出さ
れた光学データの総数が30であった場合に、これら30の
光学データの内、27の光学データが、基準光学データメ
モリ6の基準光学データに一致していた場合に、光学デ
ータと基準光学データとが一致しているとして、前記金
種を示す金種信号を出力する。 従って、ラインセンサ1から得られた光学データを、
基準光学データと比較すれば、径を表す部分が基準とな
る値に一致していたとしても、これを異常と判断するこ
とができる。 なお、第4図(A)において、符号(イ)で示すもの
は硬貨に付着した埃であり、この埃(イ)によって、一
定時間毎に検出された硬貨(ロ)の光学データの幾つか
が、基準光学データに一致しないことになり、これによ
り仮に径を表す部分から該当する金種が判別できたとし
ても、光学データの全体(軌跡)が基準光学データに一
致しないことから、一致する金種が無いとする判別を行
うものである。 (7)計数手段8は、前記光学データ判別手段7から、
光学データと基準光学データとが一致したことを示す金
種信号が光学データ判別手段7から出力される毎に、金
種毎に、ラインセンサ1を通過した硬貨の枚数を計数す
るものであり、また、表示手段9は、前記計数手段8の
計数結果を表示するとともに、前記光学データ判別手段
7において不一致と判定された場合にその旨を表示する
ようになっている。 以下に、上記のように構成された硬貨計数判別装置の
作用について説明する。 ラインセンサ1によって硬貨の通過が検出され始め
ると、該ラインセンサ1により検出された光学データが
光学データメモリ3に記憶される。 さらに、ラインセンサ1によって硬貨の通過終了が
検出された場合(通過が終了しつつある場合も含む)に
は、まず、径検出手段4により、最大値となったところ
の光学データに基づいて硬貨の径が検出され、更に、該
径に基づいて、径判別手段5において金種が判別され
る。 前記径判別手段5において判別された金種を示す金
種信号は、基準光学データメモリ6に出力され、更に、
基準光学データメモリ6からは、金種信号が示す金種に
対応した時系列状の基準光学データが光学データ判別手
段7に出力される。 前記光学データ判別手段7においては、光学データ
メモリ6に記憶された時系列状の光学データと、基準光
学データメモリ6より出力された時系列状の基準光学デ
ータとが互いに比較されて、両データが一致しているか
否かが判別され、その結果、両データの一致度が所定以
上である場合に、当該硬貨の金種が、入力された金種信
号が示すところの金種と判断され、該金種信号が計数手
段8、表示手段9に対してそれぞれ出力される。 すなわち、この第1の発明によれば、ラインセンサ1
において検出した光学データから金種を判別し、この金
種に基づき、予め基準光学データメモリ6に金種毎に記
憶させておいた基準光学データの一つを選択し、更に、
選択した基準光学データと前記光学データとをタイミン
グ(時系列)を合わせた状態で比較するようにした、具
体的には、一定時間毎に変化する光学データから検出さ
れる軌跡が、予め記憶させておいた特定金種の基準光学
データのパターン(軌跡)と一致するか否かにより、最
終的な金種判別を行うようにしたので、例えば硬貨に埃
が付いていた場合には、当然、光学データに一致するパ
ターンがないことから、これを異常なものとすることが
でき、これによって硬貨の金種判別を正確に行うことが
できるという効果が得られる。 次に、本発明の第2実施例を第2図を参照して説明す
る(請求項2に対応)。 なお、以下の説明において第1実施例と構成を共通と
する部分に同一符号を付しその説明を簡略化する。 この第2実施例が、第1実施例と構成を異にする点
は、ラインセンサ1により検出された光学データから、
硬貨の移動経路の幅方向に沿う径と、該硬貨の移動経路
に沿う方向の径とを求め、これら各径からそれぞれ判別
される金種により総合的な金種判別を行うようにした点
にある。 具体的には、符号20で示す計時手段、符号21で示す長
さ判別手段、符号22で示す判別手段が設けられる。 (8)前記計時手段20は制御信号出力手段10Aから出力
される制御信号に基づき、ラインセンサ1を通過する硬
貨の通過時間を計時するものである。前記制御信号出力
手段10Aからの制御信号は、光学データバッファ2から
光学データが出力される毎に出力されるものであり、前
記計時手段20では、一定時間毎に出力される制御信号を
カウントすることにより、硬貨がラインセンサ1を通過
するところの経過時間を検出できるものである。 (9)長さ判別手段21は、制御信号出力手段10が硬貨の
移動方向後端を検出したと判断することにより(遮光量
が減少する度合により判断する)、硬貨が通過したとさ
れに判断し、これにより該制御信号出力手段10からの制
御信号を受けた場合に、計時手段20により計測された硬
貨の通過時間に基づき、搬送通路おける硬貨搬送方向に
沿う硬貨の大きさ、すなわち硬貨の長さを検出して金種
を判別するものである。 そして、この長さ判別手段21において判別された判別
結果は、金種信号として判別手段22に出力されるように
なっている。 なお、この長さ判別手段21には、前記計測時間から得
られた硬貨の径と比較される、基準となるデータが予め
複数記憶されるものであり、これらデータのいずれか
に、前記硬貨の径が一致しているか否かを検出すること
により、前記硬貨の金種が判別されるようになってい
る。 (10)判別手段22は、径判別手段5において判別された
金種と、長さ判別手段21において判別された金種とを比
較し、その比較の結果一致している場合に、当該金種を
示す金種信号を計数手段8あるいは表示手段9に出力
し、また、不一致である場合に、これを異常と判断し、
その旨を表示手段9に表示させる。 ところで、本発明に示す硬貨の計数判別装置では、搬
送通路において搬送される硬貨の移動速度が遅くなるこ
とはあっても、速くなることはない。 従って、長さ判別手段21が大径硬貨を表わしても、径
判別手段5で小径硬貨を表わしていれば、小径硬貨と判
断する(第4図(B)に符号(ハ)で示す)。しかし、
長さ判別手段21で小径硬貨を表わしているのに、径判別
手段5で大径硬貨を表わしている場合には、これを異常
と判断する(第4図(B)に符号(ニ)で示す)。 以上のように構成された硬貨の計数判別装置によれ
ば、径判別手段5において、硬貨の径に基づき判別され
た金種と、長さ判別手段21において、該硬貨の長さに基
づき判別された金種とに基づいて、最終的に金種を判別
するようにしたので、例えば、径判別手段5と長さ判別
手段21とにおいて判別された、二つの金種判別結果が一
致しなかった場合に、その原因が該硬貨に付着していた
埃にあると推測することができ、これによって硬貨の金
種判別を正確に行うことができるという効果が得られ
る。 次に、本発明の第3実施例を第3を図参照して説明す
る(請求項3に対応)。 なお、以下の説明において第1実施例、第2実施例と
構成を共通とする部分に同一符号を付しその説明を簡略
化する。 この第3実施例は、第1実施例に示すように、ライン
センサ1により時系列的に検出した光学データを、同じ
タイミングで予め記憶させておいた基準光学データと比
較することにより判別した金種と、第2実施例に示すよ
うに、前記光学データに基づき、硬貨の移動経路の幅方
向に沿う径から判別した金種と、該硬貨の移動経路に沿
う方向の径から判別した金種とから、総合的な金種判別
を行うようにした点に特徴を有する。 具体的には、第3図に示すように、符号23で示す判別
手段には、径判別手段5から出力された金種信号と、光
学データ判別手段7から出力された金種信号と、長さ判
別手段21から出力された金種信号とがそれぞれ入力さ
れ、この判別手段23ではこれら三種類の金種信号に基づ
き総合的な金種判別を行うようにしている。 具体的には、判別手段23では、 (I)径判別手段5において、搬送通路の幅方向に沿う
硬貨の径に基づき判別された金種、 (II)光学データ判別手段7において、一定時間毎に光
学データから検出される軌跡が、予め記憶させておいた
特定金種の基準光学データのパターン(軌跡)と一致し
ているか否かにより判別された金種、 (III)長さ判別手段21において、搬送通路の長さ方向
に沿う硬貨の長さに基づき判別された金種を示す三種類
の金種信号が入力され、これら金種信号が示すところの
金種が全て一致しているか否かを判別し、その結果、全
て一致している場合に、当該金種を示す金種信号を計数
手段8あるいは表示手段9に出力し、また、不一致であ
る場合に、これを異常と判断してその旨を表示手段9に
表示させる。 従って、第4図(C)に示すように、符号(ホ)に示
す埃が、硬貨の径方向及び長さ方向に同時に付着して検
出された場合であっても、一定時間毎に検出された硬貨
(ヘ)の光学データの幾つかが、基準光学データに一致
しないことになり、これにより仮に径を表す部分及び長
さを表す部分から該当する金種が判別できたとしても、
光学データの全体(軌跡)が基準光学データに一致しな
いことから、異常と判別されるものである。 以上のように構成された硬貨の計数判別装置によれ
ば、硬貨の径、長さ、光学データのパターンが全て一致
しているか否かにより、最終的な金種を判別するように
したので、例えば、径判別手段5、光学データ判別手段
7、長さ判別手段21において判別された三つの金種判別
結果が一致しなかった場合に、第2実施例と同様に、そ
の原因が該硬貨に付着していた埃にあると推測すること
ができ、これによって硬貨の金種判別を正確に行うこと
ができるという効果が得られる。
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、 (1)第1の発明によれば、ラインセンサにおいて検出
した光学データから金種を判別し、この金種に基づき、
予め基準光学データメモリに金種毎に記憶させておいた
基準光学データの一つを選択し、更に、選択した基準光
学データと前記光学データとをタイミング(時系列)を
合わせた状態で比較するようにした、具体的には、一定
時間毎に変化する光学データから検出される軌跡が、予
め記憶させておいた特定金種の基準光学データのパター
ン(軌跡)と一致するか否かにより、最終的な金種判別
を行うようにしたので、例えば硬貨に埃が付いていた場
合には、当然、光学データに一致するパターンがないこ
とから、これを異常なものとすることができ、これによ
って硬貨の金種判別を正確に行うことができるという効
果が得られる。 (2)第2の発明によれば、径判別手段において、硬貨
の径に基づき判別された金種と、長さ判別手段におい
て、該硬貨の長さに基づき判別された金種とに基づい
て、最終的に金種を判別するようにしたので、例えば、
二つの金種判別結果が一致しなかった場合に、その原因
が該硬貨に付着していた埃にあると推測することがで
き、これによって硬貨の金種判別を正確に行うことがで
きるという効果が得られる。 (3)第3の発明によれば、径判別手段において、硬貨
の径に基づき判別された金種と、長さ判別手段におい
て、該硬貨の長さに基づき判別された金種と、光学デー
タ判別手段7において、一定時間毎に光学データから検
出される軌跡が、予め記憶させておいた特定金種の基準
光学データのパターン(軌跡)と一致しているか否かに
より判別された金種とに基づいて、最終的に金種を判別
するようにしたので、例えば、これら金種が一致しなか
った場合に、その原因が該硬貨に付着していた埃にある
と推測することができ、これによって第2の発明と同様
に、硬貨の金種判別を正確に行うことができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図(C)は本発明の実施例を示す図であっ
て、第1図は本発明の第1実施例を示すブロック図、第
2図は本発明の第2実施例を示すブロック図、第3図は
本発明の第3実施例を示すブロック図、第4図(A)〜
第4図(C)は光学データにより検出された硬貨の形状
パターンを示す平面図である。 1……ラインセンサ、3……光学データメモリ、4……
径検出手段、5……径判別手段、6……基準光学データ
メモリ、7……光学データ判別手段、20……計時手段、
21……長さ判別手段、22……判別手段(金種判別手
段)、23……判別手段(金種判別手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送通路の幅方向に沿って直線状に配置さ
    れた多数の画素により光学的に硬貨の有無を検出するラ
    インセンサと、 前記ラインセンサにより検出された光学データを時系列
    状に記憶する光学データメモリと、 硬貨の通過にともなって、前記光学データメモリに記憶
    された光学データの中から、硬貨の径を表わす光学デー
    タを検出する径検出手段と、 該径検出手段により検出された硬貨の径を表わす光学デ
    ータに基づいて金種を判別する径判別手段と、 金種別の基準光学データを、前記光学データメモリに記
    憶した検出タイミングと同じタイミングで時系列状に記
    憶し、前記径判別手段において判別された金種に基づい
    て、該当する基準光学データを出力する基準光学データ
    メモリと、 前記光学データメモリに記憶される時系列状の光学デー
    タと、前記基準光学データメモリより出力される時系列
    状の基準光学データとを比較し、両データの一致度が所
    定以上である場合に、該当する金種信号を出力する光学
    データ判別手段とを有することを特徴とする硬貨判別計
    数装置。
  2. 【請求項2】搬送通路の幅方向に沿って直線状に配置さ
    れた多数の画素により光学的に硬貨の有無を検出するラ
    インセンサと、 前記ラインセンサにより検出された光学データを時系列
    状に記憶する光学データメモリと、 硬貨の通過にともなって、前記光学データメモリーに記
    憶された光学データの中から、硬貨の径を表わす光学デ
    ータを検出する径検出手段と、 該径検出手段により検出された硬貨の径を表わす光学デ
    ータに基づいて金種を判別する径判別手段と、 前記ラインセンサにより検出された光学データに基づ
    き、硬貨の通過時間を計測する計時手段と、 該計時手段により計測された通過時間に基づき、搬送通
    路に沿う硬貨の長さを検出して金種を判別する長さ判別
    手段と、 前記径判別手段と前記長さ判別手段とにおいてそれぞれ
    判別された金種に基づき、最終的に金種を確定する金種
    判別手段とを有することを特徴とする硬貨判別計数装
    置。
  3. 【請求項3】搬送通路の幅方向に沿って直線状に配置さ
    れた多数の画素により光学的に硬貨の有無を検出するラ
    インセンサと、 前記ラインセンサにより検出された光学データを時系列
    状に記憶する光学データメモリと、 硬貨の通過にともなって、前記光学データメモリに記憶
    された光学データの中から、硬貨の径を表わす光学デー
    タを検出する径検出手段と、 該径検出手段により検出された硬貨の径を表わす光学デ
    ータに基づいて金種を判別する径判別手段と、 金種別の基準光学データを、前記光学データメモリに記
    憶したタイミングと同じタイミングで時系列状に記憶
    し、前記径判別手段において判別された金種に基づい
    て、該当する基準光学データを出力する基準光学データ
    メモリと、 前記光学データメモリに記憶される時系列状の光学デー
    タと、前記基準光学データメモリより出力される時系列
    状の基準光学データとを比較し、両データの一致が所定
    以上である場合に、該当する金種信号を出力する光学デ
    ータ判別手段と、 前記ラインセンサにより検出された光学データに基づ
    き、硬貨の通過時間を計測する計時手段と、 該計時手段により計測された通過時間に基づき、搬送通
    路に沿う硬貨の長さを検出して金種を判別する長さ判別
    手段と、 前記径判別手段と前記光学データ判別手段と前記長さ判
    別手段とによりそれぞれ判別された金種に基づき、最終
    的に金種を確定する金種判別手段とを有することを特徴
    とする硬貨判別計数装置。
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