JPH08311410A - 塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法 - Google Patents

塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法

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JPH08311410A
JPH08311410A JP12335795A JP12335795A JPH08311410A JP H08311410 A JPH08311410 A JP H08311410A JP 12335795 A JP12335795 A JP 12335795A JP 12335795 A JP12335795 A JP 12335795A JP H08311410 A JPH08311410 A JP H08311410A
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芳樹 金子
Shogo Shinohara
生悟 篠原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、塗装面に形成された傷を隠蔽す
るに好適な塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供
することを目的とする。 【構成】 透明被膜形成基剤と、屈折率調整剤とを含有
することを特徴とする塗装面処理剤であり、このような
塗装面処理剤で塗装面に被膜を形成する塗装面傷隠蔽方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塗装面処理剤および
塗装面傷隠蔽方法に関し、詳しくは、自動車等の塗装面
に生じた擦り傷やみがき傷等の傷を殆ど目立たなくする
ことができる塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法に関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、自
動車等の塗装面を艶出しするためにワックスを何度も塗
布すると、ワックス処理の初期の頃は塗装面の艶出しが
良好ではあるが、次第次第に塗装面に細かな傷がつく。
塗装面に着いた傷は非常に細かな線状痕であるので、こ
のような細かな傷はしばしばヘヤーライン傷と称されて
いる。
【0003】このヘヤーライン傷を隠蔽するには、塗装
面と同じ色のたとえば顔料を有する艶出し処理剤や傷処
理剤を塗装面に塗布して、ワックス被膜を塗装面上に形
成し、その線状痕を前記ワックス被膜で埋めてしまうと
いう手法が採用されている。
【0004】しかしながら、市販の艶出し処理剤や傷処
理剤による処理では、処理する塗装面と同一色の被膜を
形成させる必要があるので、塗装面毎にその塗装の色に
応じた処理剤を用意し、あるいは使用しなければならな
いという不都合があった。例えば、色の相違する複数の
自動車を処理する場合には、その台数分の処理剤の種類
を用意する必要があり、さらに一台の自動車であっても
二色以上の配色である場合には、それに応じた二色以上
の処理剤を用意しなければならないという問題があっ
た。
【0005】また、塗装の色に応じた処理剤の選択、お
よび塗装面全体に渡る均一な処理は容易ではなく、その
ために逆に傷を目立たせてしまったり、色むらが生じた
りといった問題もあった。
【0006】さらに、他の傷処理方法として、表面を研
磨したり、再度塗装するといった方法もあるが、処理に
熟練を要するとともに、コスト面での問題が大きい。
【0007】この発明は、かかる事情に基づいて完成さ
れた。すなわち、この発明の目的は、従来における傷隠
蔽手法である塗装面に生じた傷内に被膜を埋め込んで傷
を隠蔽するという手法とは全く異なる手法により塗装面
の傷を隠蔽することのできる塗装面処理剤および塗装面
傷隠蔽方法を提供することにある。この発明の目的は、
簡単な処理により塗装面に生じた擦り傷やみがき傷等の
傷を目立たなくすることができる塗装面処理剤および塗
装面傷隠蔽方法を提供することにある。また、この発明
の目的は、塗装面の色が相違していても一種類の処理剤
でこれらの処理を行うことができる塗装面処理剤および
塗装面傷隠蔽方法を提供することにある。さらに、この
発明の他の目的は、塗装面に色むら等を発生させずに擦
り傷やみがき傷等の傷を目立たなくすることができ(傷
隠蔽性)、さらに優れた艶出し効果をも有する塗装面処
理剤を提供することにある。この発明の目的は、艶出し
性、撥水性、作業性、汚れ付着防止性および傷隠蔽性に
優れた塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に発明者らが鋭意研究した結果、従来のエマルジョンタ
イプワックスまたはオイルベースタイプワックスに、屈
折率調整剤を含有させて得られる塗装面処理剤は、塗装
面に透明な被膜を形成し、しかも塗装面に生じたヘヤー
ライン傷を効果的に見えにくくすることができ、しかも
撥水性等も向上させることのできることを見出し、この
発明を完成した。
【0009】前記課題を解決するための請求項1に記載
の発明は、透明被膜形成基剤と屈折率調整剤とを含有す
ることを特徴とする塗装面処理剤であり、請求項2に記
載の発明は、前記透明被膜形成基剤が、ワックス、シリ
コーンオイル、石油系溶剤、および界面活性剤を含有し
てなる前記請求項1に記載の塗装面処理剤であり、請求
項3に記載の発明は、ワックスの含有量が0.1〜10
重量%であり、シリコーンオイルの含有量が0.1〜2
0重量であり%、石油系溶剤の含有量が1〜70重量%
であり、界面活性剤の含有量が0.1〜5重量%であ
り、屈折率調整剤の含有量が0.1〜10重量%である
前記請求項2に記載の塗装面処理剤であり、請求項4に
記載の発明は、前記屈折率調整剤が多価アルコールであ
る前記請求項1〜3のいずれかに記載の塗装面処理剤で
あり、請求項5に記載の発明は、水を含有するエマルジ
ョンタイプである前記請求項1〜4のいずれかに記載の
塗装面処理剤であり、請求項6に記載の発明は、非水性
のオイルタイプである前記請求項1〜4のいずれかに記
載の塗装面処理剤であり、請求項7に記載の発明は、前
記請求項1〜6のいずれかに記載の塗装面処理剤を塗装
面に塗布することを特徴とする塗装面傷隠蔽方法。
【0010】請求項8に記載の発明は、塗装面に対し斜
め上方から入射する光が塗装面で全反射する透明被膜を
形成することを特徴とする塗装面傷隠蔽方法である。
【0011】以下、この発明について詳細に説明する。
【0012】この発明の塗装面処理剤で重要なことは、
屈折率調整剤を含有することであり、屈折率調整剤と透
明被膜形成基剤とが相俟って、この塗装面処理剤を塗布
することにより形成された被膜により、塗装面に形成さ
れている細かな線状痕が隠蔽される。
【0013】−屈折率調整剤− 屈折率調整剤は、この発明の塗装面処理剤で形成された
被膜を有する塗装面に対して斜め上方から入射する光を
塗装面で全反射させることができる限り特に制限がな
く、従来から公知の各種の物質を適宜に選択して使用さ
れることができる。
【0014】この場合、塗装面に対して斜め上方から入
射する光を塗装面で全反射させることができる被膜の屈
折率は、屈折率調整剤の種類にもよるので一概に規定す
ることができないのであるが、概ね、少なくとも1.4
である。
【0015】このような物質として、多価アルコールを
好適例として挙げることができ、多価アルコールとして
液状グリコール、グリセリンおよびグリセリンの脱水縮
合物等を好適例として挙げることができ、液状グリコー
ルとしてエチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール等を挙げることができ、グリセリン
およびその脱水縮合物としてグリセリン、ジグリセリ
ン、ポリグリセリン等を挙げることができる。これらは
一種を単独で用いても良く、二種以上を組合せて用いて
も良い。
【0016】これらの中でも、特にジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ジグリセリン、およびポリグリセリンよりなる群か
ら選択される少なくとも一種が好ましい。
【0017】この発明の塗装面処理剤における屈折率調
整剤の含有量としては、通常0.1〜10重量%であ
る。また、場合によっては、この発明の実施例に記載さ
れた屈折率調整剤の含有量のいずれかまたは前記0.1
重量%を下限値としかつ屈折率調整剤の含有量のいずれ
かまたは10重量%を上限値とする含有量範囲を採用す
ることもできる。
【0018】前記屈折率調整剤の含有量がこの範囲内で
あると、処理面に汚れが付着しにくく、塗装面の傷を目
立たなくすることができ、極めて良好な艶が長期間維持
される。
【0019】−透明被膜形成基剤− この発明における透明被膜形成基剤は、前記屈折率調整
剤と相俟って、塗装面に透明被膜を形成することのでき
る基剤であれば特に制限がないのであるが、好適例とし
て、ワックス、シリコーンオイル、石油系溶剤、および
界面活性剤を含有する基剤を挙げることができる。
【0020】<ワックス>この発明の塗装面処理剤にお
いては、前記屈折率調整剤と相俟ってこの発明の効果を
良く奏するには、ワックスを含有することが重要であ
る。
【0021】前記ワックスとしては、特に制限はなくそ
れ自体公知の物質を用いることができ、例えば、キャン
デリラワックス、カルナバワックス(ロウ)、ライスワ
ックス、木ロウ、オウリキュリーロウおよびエスパルロ
ウ等の植物ロウ;蜜ロウ、ラノリン、昆虫ロウ、セラッ
クロウおよび鯨ロウ等の動物ロウ;パラフィンワック
ス、マイクロクリスタンワックスおよびペトロラタム等
の石油ロウ;ポリエチレンワックス等の合成炭化水素系
ワックス;ならびに、モンタンロウ、オゾケライトおよ
びセレシン等の鉱物ロウ等のワックス類を挙げることが
できる。
【0022】更にこれらのワックス類などの他に、パル
ミチン酸、ステアリン酸、マルガリン酸およびべへン酸
等の高級脂肪酸;パルミチン酸セチル、パルミチン酸ミ
リシル、ステアリン酸セチルおよびステアリン酸ミリシ
ル等の高級脂肪酸エステル;アセトアミド、プロピオン
酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミドお
よびアミドワックス等のアミド類;ならびに、ステアリ
ルアミン、ベヘニルアミンおよびパルミチルアミン等の
高級アミン類などを挙げることができる。更にまた、変
性ワックス、水素化ワックス、グリセライドを挙げるこ
とができる。
【0023】これらはその1種を単独で、あるいは2種
以上を組合せて用いることができる。これらの中でも、
植物ロウ、石油ロウおよび合成炭化水素系ワックスが好
ましく、特にマイクロクリスタリンワックス、カルナバ
ワックスおよびポリエチレンワックスよりなる群から選
択される少なくとも一種が好ましい。
【0024】この発明の塗装面処理剤におけるワックス
の含有量としては、通常0.1〜20重量%、好ましく
は0.1〜10重量%である。また、場合によっては、
ワックスの含有量として、この発明の実施例に記載され
たワックスの含有量のいずれかまたは0.1重量%を下
限値とし、かつこの発明の実施例に記載されたワックス
の含有量のいずれかまたは20重量%もしくは10重量
%を上限値とする範囲を採用することもできる。含有量
がこのような範囲内であると、極めて安定に乳化され、
塗布時に塗りむらが生じることがなく、さらに極めて優
れた撥水性も達成される。
【0025】<シリコーンオイル>この発明の塗装面処
理剤においては、前記屈折率調整剤と相俟ってこの発明
の効果を良く奏するには、シリコーンオイルを含有する
ことが重要である。
【0026】前記シリコーンオイルとしては、特に制限
はなく従来の表面処理剤や艶出し剤に配合されているよ
うな従来公知の化合物を用いることができるが、例え
ば、ジメチルシリコーン、フェニルシリコーン、アミノ
変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、ビニル変性
シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、メチルフェニ
ルシリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等を挙げる
ことができる。
【0027】これらは1種単独でも、あるいは2種以上
を組合せて用いてもよい。
【0028】これらの中でも、ジメチルシリコーン、フ
ェニルシリコーン、およびカルボキシ変性シリコーンよ
りなる群から選択される少なくとも一種が好ましい。
【0029】この発明の塗装面処理剤における前記シリ
コーンオイルの含有量としては、通常0.1〜20重量
%であり、好ましくは0.1〜10重量%である。な
お、場合によってはこの発明の実施例におけるいずれか
の値もしくは前記0.1重量%を下限値とし、かつこの
発明の実施例におけるいずれかの値または前記20重量
%もしくは10重量%を上限値とする適宜の範囲を選択
することもできる。塗装面処理剤における含有量がこの
範囲内であると、塗布時に塗りむらが生じることがなく
優れた艶が得られると共に、優れた洗浄性および撥水性
が達成される。また、シリコーンオイルの粘度は、通常
1〜15000c/sであり、好ましくは2〜1000
0c/sである。
【0030】<石油系溶剤>この発明の塗装面処理剤に
おいては、前記屈折率調整剤と相俟ってこの発明の効果
を良く奏するには、石油系溶剤を含有することが重要で
ある。
【0031】前記石油系溶剤としては、特に制限はなく
それ自体公知の物質を用いることができ、例えば、石油
ナフサ、ソルベントナフサ、石油エーテル、石油ベンジ
ン、イソパラフィン、ノルマルパラフィン、デカリン、
工業ガソリン、リグロイン、灯油等を挙げることができ
る。これらは1種単独でも、あるいは2種以上を組合せ
て用いてもよい。これらの中でも特に好ましいのは、イ
ソパラフィンおよび/または灯油である。
【0032】この発明の塗装面処理剤における石油系溶
剤の含有量としては、この発明の塗装面処理剤が水を含
有するエマルジョンタイプである場合には通常1〜70
重量%、好ましくは1〜50重量%である。また、場合
によっては、この発明の実施例におけるいずれかの含有
量もしくは1重量%を下限値とし、かつこの発明の実施
例におけるいずれかの含有量または50重量%もしくは
70重量%を上限値とする範囲を選択することもでき
る。塗装面処理剤がエマルジョンタイプであるときの
は、石油系溶剤の含有量がこの範囲内であると極めて安
定に乳化する。一方、この発明の塗装面処理剤が水を含
有しない、すなわち非水性である場合(これをオイルベ
ースタイプと称することもある)には、通常30〜98
重量%であり、好ましくは35〜95重量%であり、更
に好ましくは40〜90重量%である。また、場合によ
っては、この発明の実施例におけるいずれかの含有量も
しくは30重量%、35重量%もしくは40重量%を下
限値とし、かつこの発明の実施例におけるいずれかの含
有量または98重量%、95重量%もしくは90重量%
を上限値とする範囲を選択することもできる。この範囲
内であると、固形分が最適な量となり、撥水性、艶出し
効果および傷隠し効果のいずれにも優れる。
【0033】<界面活性剤>この発明の塗装面処理剤に
おいては、前記屈折率調整剤と相俟ってこの発明の効果
を良く奏するには、界面活性剤を含有することが重要で
ある。
【0034】この発明における界面活性剤としては、非
イオン界面活性剤および陰イオン界面活性剤を好適に採
用することができる。
【0035】前記非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エス
テル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレング
リセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等を挙げる
ことができる。
【0036】また、前記陰イオン界面活性剤としては、
例えば、アルキルエーテル硫酸塩、硫酸化油、エステル
硫酸塩、アルキル硫酸塩、エーテル硫酸塩、アルキルア
リルエーテル硫酸塩、アミド硫酸塩等の硫酸エステル塩
類;ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、脂肪
酸塩、ロジン酸セッケン、N-アシルカルボン酸塩、エー
テルカルボン酸塩等の高級脂肪酸塩類;アルキルリン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、エ
ーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、ア
ミドリン酸塩等のリン酸エステル塩類;アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキル
スルホン酸塩、スルホコハク酸塩、エステルスルホン酸
塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレン
スルホン酸塩、N-アシルスルホン酸塩等のスルホン酸塩
類;アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、ポリオキシ
アルキルエーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリ
ン酸塩、アミドリン酸塩等のリン酸エステル塩類;ホル
マリン縮合系スルホン酸塩類などを挙げることができ
る。
【0037】これらの界面活性剤は、1種単独で、ある
いは2種以上を組合せて用いてもよい。これらの中でも
好ましいのは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルである。
この発明の塗装面処理剤における界面活性剤の含有量と
しては、通常0.1〜5重量%であり、好ましくは0.
1〜3重量%である。また場合によっては、この発明の
実施例における界面活性剤のいずれかの含有量または
0.1重量%を下限値とし、かつ <研磨剤>この発明の塗装面処理剤においては、上記成
分に加えて研磨剤を含有させることもできる。研磨剤と
しては、従来から使用されている粉体研磨剤を使用する
ことができ、例えば、酸化アルミ(アルミナ)、酸化ケ
イ素、カーボランダム、水酸化アルミニウム、炭酸カル
シウム、けい砂、酸化ジルコン、珪藻土等を挙げること
ができる。
【0038】前記アルミナとしては特に制限がなく、γ
型、α型を初めとしてどのような型でもよい。前記カー
ボランダムは、高硬度鉱物の粒子又は粉末であり、一般
に炭化ケイ素と呼ばれるものである。この発明において
は、炭化ケイ素であるならば、特に制限はない。前記け
い砂は、SiO2 で示すことができ、特に制限はなく、
例えば、酸性岩の風化によってできた石英の粒からなる
砂を用いることができる。また、酸化ジルコン、珪藻土
としては、特に制限はなくそれ自体公知のものを用いる
ことができる。
【0039】これらの中でも、酸化アルミ、酸化ケイ
素、けい砂等が好ましい。また、特にその粒子径が0.
1〜30μmである微粉末状である研磨剤が好ましい。
このような研磨剤を採用すると、塗装面の汚れを除去す
ることができると共に、擦り傷等を更に目立たなくさせ
ることができる。
【0040】この発明の塗装面処理剤における研磨剤の
含有量としては、1.0〜30.0重量%であり、好ま
しくは1.0〜20.0重量%である。 <その他の成分>この発明においては、更にその他の成
分として防錆剤、蛍光顔料、塵埃付着防止剤等の適当量
を、必要に応じて含有することができる。 <塗装面処理剤の調製>この発明の塗装面処理剤は、エ
マルジョンタイプとして、あるいはオイルベースタイプ
として使用される。
【0041】エマルジョンタイプの塗装面処理剤は、水
が含有される。水の含有量は、エマルジョンが形成され
る限り特に限定がないのであるが、塗装面処理剤全体に
対して通常1〜7重量%、好ましくは1〜50重量%で
ある。
【0042】オイルベースタイプの塗装面処理剤は、水
を含有せず、この意味で非水性である。
【0043】いずれのタイプであるにしても、この発明
の塗装面処理剤は、前記各成分を公知の装置を用いて適
宜の方法により混合することにより調製することができ
る。前記混合は、例えばコロイドミル、ホモミキサー、
ホモジナイザー、アジホモミキサー、コンビミックス、
サンドグラインダー等の装置を使用して行なうこともで
きる。また、この混合は、二種以上の装置を組み合わせ
て行っても良い。各成分の混合の順序には、特に制限は
なく、全ての成分を同時に混合しても良いし、一あるい
は二以上の成分のみを混合してから残りの成分を加えて
更に混合を行っても良い。
【0044】<塗装面傷隠蔽方法>この発明に係る塗装
面傷隠蔽方法は、従来における塗装面傷隠蔽方法とはそ
の原理を全く異にする。前述したように従来の塗装面傷
隠蔽方法では、傷のある塗装面に何らかの被膜を形成し
て、傷により形成された塗装面における凹状部を被膜成
分で埋め込むことにより、傷を目立たなくし、あるいは
傷そのものを消失させようとする。しかしながら、この
発明に係る隠蔽方法においては、傷のある塗装面に形成
された被膜に対して斜め上方から入射する光が全反射を
起こすことにより、傷を見えなくなるようにしている。
【0045】したがって、この発明に係る塗装面傷隠蔽
方法は、傷のある塗装面に形成された被膜に対して斜め
上方から入射する光が全反射を生じる被膜を塗装面上に
形成することが重要である。このような被膜は、その機
能を有する限り種々の組成物で形成することができる
が、特に好ましいのは、この発明に係る塗装面処理剤で
形成される被膜である。
【0046】この発明の塗装面処理剤は、塗装面あるい
は素材自体の色が表面に現れている面を処理するのに好
適に使用することができる。このような面としては、自
動車、航空機、電車等の塗装面や、研磨により形成され
た鏡面等を挙げることができる。
【0047】このような面に対して処理を施す方法とし
ては、特に制限はなく、従来公知の表面処理剤や艶出し
剤と同様な方法により処理を行うことができる。例え
ば、この発明の塗装面処理剤を布やスポンジに少量と
り、これを塗装面に塗り広げ、所定時間経過後に拭き取
るといった極めて簡単な操作により処理を行うことがで
きる。
【0048】
【実施例】
(実施例1〜14および比較例1〜9)表1〜4に示し
た組成および配合量を有する試料組成物を得た。この試
料組成物について以下に示す評価試験を行ない、その結
果を表5に示した。表1および表2における水の欄に記
載の「残」とは、100重量%から他の成分の含有率の
合計を引いた残量のパーセンテージを意味する。
【0049】実施例および比較例において用いた化合物
を以下に示す。
【0050】−ワックス− マイクロクリスタリンワックス(東洋ペトライト(株)
製:ペトライト1035) カルナバワックス(野田ワックス(株)製:カルナバ1
号フレーク) ポリエチレンワックス(東洋ペトライト(株)製:カル
ナバ1号フレーク) −シリコーンオイル− ジメチルシリコーン(東芝シリコーン(株)製:TSF-45
1 1,000 c/s) カルボキシ変性シリコーン(日本ユニカー(株)製:2,
500 c/s) フェニルシリコーン(東芝シリコーン(株)製:TSF-43
3 、450 c/s) −屈折率1.4以上の液状物− ジエチレングリコール(和光純薬工業(株)製:試薬一
級) ポリエチレングリコール(同上) ジプロピレングリコール(同上) ジグリセリン(同上) ポリグリセリン(同上) −界面活性剤− ポリオキシエチレンアルキルエーテル(第一工業製薬
(株)製:ノイゲンET) ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(第一工
業製薬(株)製:ノイゲンEA) −研磨剤− シリカ微粉体(日本アエロジル(株)製:#380 ) 酸化アルミ(アルミナ)(昭和電工(株)製:A42−
6) −石油系溶剤− イソパラフィン系溶剤(日本石油(株)製) 灯 油(日本石油(株)製) 《評価》 〈艶出し性〉濃色系の塗装面(黒色および赤色塗装)を
有する自動車を用いて艶出し性を評価した。通常の方法
により洗車した後、ワックス用スポンジで前記塗装面に
試料組成物を塗布した。布でふき取った後の光沢の濃淡
を以下の基準で目視により評価した 。
【0051】◎:深みのある濃い光沢である. ○:深みのある濃い光沢がところどころに認められる. △:深みのある濃い光沢が僅かに認められる. ×:深みのある濃い光沢が全く認められない。
【0052】〈撥水性〉通常の方法により洗車した後、
上記と同様に試料組成物を塗布し、布で拭き取ることに
より塗装面を処理した。車体塗装面に、シャワー状に水
をかけて、そのときの水滴の形状を目視により観察し
た。以下の基準で撥水性を評価した。 ◎:水滴の形状が大きさの均一な球である. ○:水滴の形状が球である. △:水滴の形状が不定形から球である. ×:水滴の形状が不定形である。
【0053】〈作業性〉通常の方法により洗車した後、
上記と同様に試料組成物を塗布し、乾燥後に布で拭き取
り作業を行った。このときの作業性を以下の基準で評価
した。
【0054】 ◎:抵抗感もなく1回の拭き上げで充分に仕上がる. ○:抵抗感はあるが1回の拭き上げで仕上がる. △:抵抗感もあり2回拭き上げないと仕上がらない. ×:抵抗感が強く3回以上拭き上げないと仕上がらな
い。
【0055】〈汚れ付着防止性〉白色塗装の自動車を用
いて汚れ付着防止性の評価試験を行った。塗装面に上記
と同様に試料組成物を塗布し、乾燥後に布で拭き取っ
た。そして、通常にこの自動車を走行させ、一か月後に
水洗いをおこない、このときの汚れの落ち具合を以下の
基準で評価した。
【0056】◎:水洗い後に汚れが塗装面に残らない. ○:水洗い後に汚れが塗装面に僅かに残っている。
【0057】△:水洗い後に汚れが塗装面に残ってい
る。
【0058】×:水洗い後に汚れが塗装面に筋状(スポ
ンジ塗布跡)に残っている。
【0059】〈傷隠蔽性〉白色塗装の自動車の表面を従
来より公知のコンパウンド型の自動車ワックスで艶出し
処理した。その処理の後には、塗装表面にヘヤライン状
の傷が形成された。この傷有り塗装面に、表1〜4に示
した組成および配合量を有する試料組成物を塗布し、乾
燥後に布で拭き取った。そして目視により以下の基準に
従って傷隠蔽性を評価した。
【0060】◎:ヘヤライン状の傷が殆ど目立たない. ○:ヘヤライン状の傷がわずかに認められる. △:ヘヤライン状の傷が認められる. ×:ヘヤライン状の傷が目立つ。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】この発明のさらに具体的な態様は、 (A)透明被膜形成基剤、または(1) 植物ロウ、石油ロ
ウおよび合成炭化水素系ワックスよりなる群から選択さ
れる少なくとも一種のワックス、特に好ましくはマイク
ロクリスタリンワックス、カルナバワックスおよびポリ
エチレンワックスよりなる群から選択される少なくとも
一種のワックス、(2) ジメチルシリコーン、フェニルシ
リコーン、およびカルボキシ変性シリコーンよりなる群
から選択される少なくとも一種のシリコーンオイル、
(3) イソパラフィンおよび灯油よりなる群から選択され
る少なくとも一種の石油系溶剤、ならびに(4) 非イオン
界面活性剤および陰イオン界面活性剤よりなる群から選
択される少なくとも一種の界面活性剤、好ましくはポリ
オキシエチレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテルよりなる群から選択され
る少なくとも一種の界面活性剤を含有する透明被膜形成
基剤と、(B)ジエチレングリコール、ポリエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、お
よびポリグリセリンよりなる群から選択される少なくと
も一種である屈折率調整剤と、(C)要すれば研磨剤、
好ましくは酸化アルミ、酸化ケイ素、およびけい砂より
なる群から選択される少なくとも一種の研磨剤とを含有
することを特徴とし、艶出し性、撥水性、作業性、汚れ
付着防止性および傷隠蔽性に優れた塗装面処理剤であ
る。
【0067】
【発明の効果】この発明によると、作業性に優れると共
に、極めて深い艶を塗装面に与えることができ、さらに
その艶が長期間維持される塗装面処理剤および塗装面傷
隠蔽方法を提供することができる。
【0068】この発明によると、簡単な処理により塗装
面に生じた擦り傷やみがき傷等の傷を目立たなくするこ
とができる塗装面処理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供
することができる。
【0069】この発明によると、塗装面の色が相違して
いても塗装色ごとに処理剤を選ぶ必要がなく、多色の塗
装面に対応することのできる塗装面処理剤および塗装面
傷隠蔽方法を提供することができる。
【0070】この発明によると、塗装面に色むら等を発
生させずに擦り傷やみがき傷等の傷を目立たなくするこ
とができ、さらに優れた艶出し効果をも有する塗装面処
理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することができる。
この場合、この発明におけるように特定の屈折率を有す
る液状物を特に含有してなる塗装面処理剤が、塗装面の
傷を目立たなくすることのできる理由は明確ではない
が、特定の屈折率を有する液状物を含有することにより
塗装面処理剤による塗膜の屈折率が大きくなり、塗膜中
を通過する光の行路が短縮されるからとも考えられる。
【0071】この発明によると、艶出し性、撥水性、作
業性、汚れ付着防止性および傷隠蔽性に優れた塗装面処
理剤および塗装面傷隠蔽方法を提供することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明被膜形成基剤と屈折率調整剤とを含
    有することを特徴とする塗装面処理剤。
  2. 【請求項2】 前記透明被膜形成基剤が、ワックス、シ
    リコーンオイル、石油系溶剤、および界面活性剤を含有
    してなる前記請求項1に記載の塗装面処理剤。
  3. 【請求項3】 ワックスの含有量が0.1〜10重量%
    であり、シリコーンオイルの含有量が0.1〜20重量
    であり%、石油系溶剤の含有量が1〜70重量%であ
    り、界面活性剤の含有量が0.1〜5重量%であり、屈
    折率調整剤の含有量が0.1〜10重量%である前記請
    求項2に記載の塗装面処理剤。
  4. 【請求項4】 前記屈折率調整剤が多価アルコールであ
    る前記請求項1〜3のいずれかに記載の塗装面処理剤。
  5. 【請求項5】 水を含有するエマルジョンタイプである
    前記請求項1〜4のいずれかに記載の塗装面処理剤。
  6. 【請求項6】 非水性のオイルタイプである前記請求項
    1〜4のいずれかに記載の塗装面処理剤。
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜6のいずれかに記載の塗
    装面処理剤を塗装面に塗布することを特徴とする塗装面
    傷隠蔽方法。
  8. 【請求項8】 塗装面に対し斜め上方から入射する光が
    塗装面で全反射する透明被膜を形成することを特徴とす
    る塗装面傷隠蔽方法。
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