JPH08311046A - ベンゾトリアゾール誘導体 - Google Patents
ベンゾトリアゾール誘導体Info
- Publication number
- JPH08311046A JPH08311046A JP7121870A JP12187095A JPH08311046A JP H08311046 A JPH08311046 A JP H08311046A JP 7121870 A JP7121870 A JP 7121870A JP 12187095 A JP12187095 A JP 12187095A JP H08311046 A JPH08311046 A JP H08311046A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- compound
- formula
- allyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光着色が少ない感熱記録材料用添加剤等と
して有用な新規なベンゾトリアゾール誘導体を提供す
る。 【構成】 下記一般式(1)で表されるベンゾトリ
アゾール誘導体。下記式中、R1 は好ましくはSO2 R
4 又はCOR5 であり、ここで、R4 は好ましくはメチ
ル基、エチル基、無置換のフェニル基又は低級アルキル
基で置換されたフェニル基を、R5 は好ましくは無置換
のフェニル基又はハロゲン原子で置換されたフェニル基
を表す。R2 は好ましくは炭素数1〜8のアルキル基又
は炭素数7〜10のアラルキル基を表し、R3 は好まし
くは水素原子又は塩素原子を表す。 【化1】
して有用な新規なベンゾトリアゾール誘導体を提供す
る。 【構成】 下記一般式(1)で表されるベンゾトリ
アゾール誘導体。下記式中、R1 は好ましくはSO2 R
4 又はCOR5 であり、ここで、R4 は好ましくはメチ
ル基、エチル基、無置換のフェニル基又は低級アルキル
基で置換されたフェニル基を、R5 は好ましくは無置換
のフェニル基又はハロゲン原子で置換されたフェニル基
を表す。R2 は好ましくは炭素数1〜8のアルキル基又
は炭素数7〜10のアラルキル基を表し、R3 は好まし
くは水素原子又は塩素原子を表す。 【化1】
Description
【0001】本発明はベンゾトリアゾール誘導体に関
し、更に詳しくは高分子材料、感熱記録材料用添加剤等
に有用なベンゾトリアゾール誘導体に関する。
し、更に詳しくは高分子材料、感熱記録材料用添加剤等
に有用なベンゾトリアゾール誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】高分子材料、感熱記録材料用添加剤とし
て、従来より各種のベンゾトリアゾール誘導体が知られ
ており、各種実用化されている。これらは、米国特許第
4,480,052号、同第4,436,920号,特
開昭62−144989号等に記載されている。
て、従来より各種のベンゾトリアゾール誘導体が知られ
ており、各種実用化されている。これらは、米国特許第
4,480,052号、同第4,436,920号,特
開昭62−144989号等に記載されている。
【0003】本発明はこれらのベンゾトリアゾール誘導
体に関するものである。
体に関するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新規
なベンゾトリアゾール誘導体であって、例えば、光着色
が少ない感熱記録材料用添加剤として有用な用途に適用
される新規なベンゾトリアゾール誘導体を提供すること
にある。
なベンゾトリアゾール誘導体であって、例えば、光着色
が少ない感熱記録材料用添加剤として有用な用途に適用
される新規なベンゾトリアゾール誘導体を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、一
般式(1)で表されるベンゾトリアゾール誘導体、即
ち、OR1 のオルト位にアリル基を有する新規ベンゾト
リアゾール誘導体により達成される。
般式(1)で表されるベンゾトリアゾール誘導体、即
ち、OR1 のオルト位にアリル基を有する新規ベンゾト
リアゾール誘導体により達成される。
【0006】
【化2】
【0007】式中、R1 はSO2 R4 、COR5 又はC
O2 R6 を表し、ここで、R4 及びR6 は炭素数1〜1
2のアルキル基又は炭素数1〜12のアルキル基、炭素
数1〜12のアルコキシ基、ハロゲン原子で置換されて
いてもよいフェニル基若しくはナフチル基を表し、R5
は炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアル
コキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニ
ル基若しくはナフチル基を表す。R2 は炭素数1〜12
のアルキル基又は炭素数7〜12のアラルキル基を表
し、R3 は水素原子又はハロゲン原子を表す。
O2 R6 を表し、ここで、R4 及びR6 は炭素数1〜1
2のアルキル基又は炭素数1〜12のアルキル基、炭素
数1〜12のアルコキシ基、ハロゲン原子で置換されて
いてもよいフェニル基若しくはナフチル基を表し、R5
は炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12のアル
コキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニ
ル基若しくはナフチル基を表す。R2 は炭素数1〜12
のアルキル基又は炭素数7〜12のアラルキル基を表
し、R3 は水素原子又はハロゲン原子を表す。
【0008】本発明において、一般式(1)中、R1 が
SO2 R4 のとき、R4 は炭素数1〜8のアルキル基、
無置換のフェニル基、炭素数1〜8のアルキル基で置換
されたフェニル基、炭素数1〜8のアルコキシ基で置換
されたフェニル基、ハロゲン原子で置換されたフェニル
基、無置換のナフチル基等が好適に挙げられ、具体的に
はメチル基、エチル基、フェニル基、メチル基等の低級
アルキル基で置換されたフェニル基、メトキシ基等の低
級アルコキシ基で置換されたフェニル基、クロルフェニ
ル基、ナフチル基等が好ましい。一般式(1)中、R1
がCOR5 のとき、R5 は無置換のフェニル基、前記し
た如きアルキル基、アルコキシ基若しくはハロゲン原子
で置換されたフェニル基又はナフチル基を表し、なかで
も、無置換のフェニル基、ハロゲン原子で置換されたフ
ェニル基等が好適に挙げられ、具体的にはフェニル基、
クロルフェニル基等が好ましい。また、本発明におい
て、一般式(1)中、R1 がCO2 R6 のとき、R6 は
炭素数1〜8のアルキル基、無置換のフェニル基が好適
に挙げられ、具体的には特にメチル基、プロピル基、フ
ェニル基等が好ましい。R4 乃至R6 は特に無置換又は
前記の置換基で置換されたフェニル基が好ましい。
SO2 R4 のとき、R4 は炭素数1〜8のアルキル基、
無置換のフェニル基、炭素数1〜8のアルキル基で置換
されたフェニル基、炭素数1〜8のアルコキシ基で置換
されたフェニル基、ハロゲン原子で置換されたフェニル
基、無置換のナフチル基等が好適に挙げられ、具体的に
はメチル基、エチル基、フェニル基、メチル基等の低級
アルキル基で置換されたフェニル基、メトキシ基等の低
級アルコキシ基で置換されたフェニル基、クロルフェニ
ル基、ナフチル基等が好ましい。一般式(1)中、R1
がCOR5 のとき、R5 は無置換のフェニル基、前記し
た如きアルキル基、アルコキシ基若しくはハロゲン原子
で置換されたフェニル基又はナフチル基を表し、なかで
も、無置換のフェニル基、ハロゲン原子で置換されたフ
ェニル基等が好適に挙げられ、具体的にはフェニル基、
クロルフェニル基等が好ましい。また、本発明におい
て、一般式(1)中、R1 がCO2 R6 のとき、R6 は
炭素数1〜8のアルキル基、無置換のフェニル基が好適
に挙げられ、具体的には特にメチル基、プロピル基、フ
ェニル基等が好ましい。R4 乃至R6 は特に無置換又は
前記の置換基で置換されたフェニル基が好ましい。
【0009】なお、R1 はSO2 R4 又はCOR5 であ
ることが好ましく、特に、SO2 R 4 が好ましい。
ることが好ましく、特に、SO2 R 4 が好ましい。
【0010】一般式(1)中、R2 としては、炭素数1
〜8のアルキル基、炭素数7〜10のアラルキル基等が
好ましく、特に、メチル基、t−ブチル基、t−オクチ
ル基、クメニル基等が好ましい。また、一般式(1)
中、R3 は水素原子又は塩素原子が好ましい。
〜8のアルキル基、炭素数7〜10のアラルキル基等が
好ましく、特に、メチル基、t−ブチル基、t−オクチ
ル基、クメニル基等が好ましい。また、一般式(1)
中、R3 は水素原子又は塩素原子が好ましい。
【0011】本発明のベンゾトリアゾール誘導体の代表
的な化合物としては、下記表に記載の化合物例1〜化合
物例20が挙げられる。
的な化合物としては、下記表に記載の化合物例1〜化合
物例20が挙げられる。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】具体的には、〔2−アリル−6−(2H−
ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−t−オクチルフ
ェニル〕ベンゼンスルホナート、〔2−アリル−6−
(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−t−メ
チルフェニル〕ベンゼンスルホナート、〔2−アリル−
6−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−4−t−ブチルフェニル〕ベンゼンスルホナート
等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−t−オクチルフ
ェニル〕ベンゼンスルホナート、〔2−アリル−6−
(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−t−メ
チルフェニル〕ベンゼンスルホナート、〔2−アリル−
6−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−4−t−ブチルフェニル〕ベンゼンスルホナート
等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0015】本発明のベンゾトリアゾール誘導体の製造
方法は、例えば、下記式で表されるベンゾトリアゾール
化合物と、RSO2 X、RCOX、(RCO)2 O又は
RCO2 X(即ち、ROCOX)〔ここで、Xはハロゲ
ン原子を表し、Rは前記一般式(1)におけるR4 〜R
6 と同義である。〕とを、塩基又は酸の存在下反応させ
ることにより容易に得られる。塩基の例としては、トリ
エチルアミン、ピリジン、炭酸カリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、ナトリウ
ムメトキシド、水素化ナトリウム等が挙げられる。酸の
例としては、硫酸、塩酸、塩化亜鉛、塩化アルミニウム
等が挙げられる。反応の際には溶媒、例えば、アセト
ン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、水等を添加するの
が好ましい。反応温度は0℃〜100℃が好ましく、特
に0℃〜50℃が好ましい。
方法は、例えば、下記式で表されるベンゾトリアゾール
化合物と、RSO2 X、RCOX、(RCO)2 O又は
RCO2 X(即ち、ROCOX)〔ここで、Xはハロゲ
ン原子を表し、Rは前記一般式(1)におけるR4 〜R
6 と同義である。〕とを、塩基又は酸の存在下反応させ
ることにより容易に得られる。塩基の例としては、トリ
エチルアミン、ピリジン、炭酸カリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、ナトリウ
ムメトキシド、水素化ナトリウム等が挙げられる。酸の
例としては、硫酸、塩酸、塩化亜鉛、塩化アルミニウム
等が挙げられる。反応の際には溶媒、例えば、アセト
ン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、水等を添加するの
が好ましい。反応温度は0℃〜100℃が好ましく、特
に0℃〜50℃が好ましい。
【0016】
【化3】
【0017】式中、R2 及びR3 は前記一般式(1)に
おけるのと同義である。本発明のベンゾトリアゾール誘
導体の製造方法の具体例は、後記の実施例に示される
が、特にこれに制限されない。
おけるのと同義である。本発明のベンゾトリアゾール誘
導体の製造方法の具体例は、後記の実施例に示される
が、特にこれに制限されない。
【0018】これらOR1 のオルト位にアリル基を有す
る新規なベンゾトリアゾール誘導体は、例えば、感熱記
録材料の添加剤として用いると、オルト位にアリル基を
有さないものに比較して特異的に感熱記録材料の光着色
を抑制することが確認されており、感熱記録材料用途に
有用であった。
る新規なベンゾトリアゾール誘導体は、例えば、感熱記
録材料の添加剤として用いると、オルト位にアリル基を
有さないものに比較して特異的に感熱記録材料の光着色
を抑制することが確認されており、感熱記録材料用途に
有用であった。
【0019】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を詳細に説明
するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。
【0020】実施例1 <化合物例18>2−(2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−4−t−オクチルフェノール40g、炭酸カ
リウム24g、N,N−ジメチルアセトアミド160m
lを3つ口フラスコに計り取り、40℃で攪拌下、アリ
ルブロマイド15.7gを滴下した。70℃で3時間攪
拌後、反応物に水500ml、酢酸エチル150mlを
添加した。酢酸エチル層を濃縮することで2−(2−ア
リルオキシ−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベン
ゾトリアゾール43.5g(融点58〜59℃)を得
た。この濃縮物を窒素雰囲気下、200℃で4時間撹拌
しクライゼン転位反応を行った。80℃まで降温させア
セトニトリル160mlを添加し、析出した結晶をろ過
することで6−アリル−2−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−4−t−オクチルフェノール40gを
得た。(融点77〜78℃) 得られた6−アリル−2−(2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)−4−t−オクチルフェノール30g、4
8%苛性ソーダ水7.6g、アセトン120ml、水8
mlを3つ口フラスコに計り取り、冷却下撹拌しなが
ら、ベンゼンスルホニルクロライド15.3gを滴下し
た。20℃で2時間撹拌後、水を添加し析出した結晶を
ろ過した。この結晶をメタノールから再結晶することで
〔2−アリル−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−
イル)−4−t−オクチルフェニル〕ベンゼンスルホナ
ート(化合物例18、融点107〜108℃)38gを
得た。化合物の構造確認は 1H−NMRにより行った。
−イル)−4−t−オクチルフェノール40g、炭酸カ
リウム24g、N,N−ジメチルアセトアミド160m
lを3つ口フラスコに計り取り、40℃で攪拌下、アリ
ルブロマイド15.7gを滴下した。70℃で3時間攪
拌後、反応物に水500ml、酢酸エチル150mlを
添加した。酢酸エチル層を濃縮することで2−(2−ア
リルオキシ−5−t−オクチルフェニル)−2H−ベン
ゾトリアゾール43.5g(融点58〜59℃)を得
た。この濃縮物を窒素雰囲気下、200℃で4時間撹拌
しクライゼン転位反応を行った。80℃まで降温させア
セトニトリル160mlを添加し、析出した結晶をろ過
することで6−アリル−2−(2H−ベンゾトリアゾー
ル−2−イル)−4−t−オクチルフェノール40gを
得た。(融点77〜78℃) 得られた6−アリル−2−(2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)−4−t−オクチルフェノール30g、4
8%苛性ソーダ水7.6g、アセトン120ml、水8
mlを3つ口フラスコに計り取り、冷却下撹拌しなが
ら、ベンゼンスルホニルクロライド15.3gを滴下し
た。20℃で2時間撹拌後、水を添加し析出した結晶を
ろ過した。この結晶をメタノールから再結晶することで
〔2−アリル−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−
イル)−4−t−オクチルフェニル〕ベンゼンスルホナ
ート(化合物例18、融点107〜108℃)38gを
得た。化合物の構造確認は 1H−NMRにより行った。
【0021】以下に 1H−NMRにより得たピークデー
タを示す。下記ピークの化学シフトδ値は、基準物質で
あるTMSからのδ値を示し、かっこ内にはそのピーク
におけるプロトン数及びシングレット、ダブレット等の
ピーク形状を示す。
タを示す。下記ピークの化学シフトδ値は、基準物質で
あるTMSからのδ値を示し、かっこ内にはそのピーク
におけるプロトン数及びシングレット、ダブレット等の
ピーク形状を示す。
【0022】1H−NMR(CDCl3 ) δ(TM
S,ppm) 0.76(9H,s),1.41(6H,s),1.7
7(2H,s),3.69(2H,d,J=6.7H
z),5.19−5.27(2H,m),5.92−
6.07(1H,m),6.96−7.01(2H,
m),7.11−7.16(1H,m),7.35−
7.41(4H,m),7.48(1H,d,J=2.
4Hz),7.62(1H,d,J=2.4Hz),
7.73−7.77(2H,m) 実施例2 〈化合物例1〉実施例1の2−(2H−ベンゾトリアゾ
ール−2−イル)−4−t−オクチルフェノールを、2
−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチ
ルフェノールに変えた以外は実施例1と同様にして化合
物例1(融点89〜90℃)を得た。
S,ppm) 0.76(9H,s),1.41(6H,s),1.7
7(2H,s),3.69(2H,d,J=6.7H
z),5.19−5.27(2H,m),5.92−
6.07(1H,m),6.96−7.01(2H,
m),7.11−7.16(1H,m),7.35−
7.41(4H,m),7.48(1H,d,J=2.
4Hz),7.62(1H,d,J=2.4Hz),
7.73−7.77(2H,m) 実施例2 〈化合物例1〉実施例1の2−(2H−ベンゾトリアゾ
ール−2−イル)−4−t−オクチルフェノールを、2
−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチ
ルフェノールに変えた以外は実施例1と同様にして化合
物例1(融点89〜90℃)を得た。
【0023】実施例3 〈化合物例2〉実施例1の2−(2H−ベンゾトリアゾ
ール−2−イル)−4−t−オクチルフェノールを、2
−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−4−メチルフェノールに変えた以外は実施例1と
同様にして化合物例2(融点114〜115℃)を得
た。
ール−2−イル)−4−t−オクチルフェノールを、2
−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−4−メチルフェノールに変えた以外は実施例1と
同様にして化合物例2(融点114〜115℃)を得
た。
【0024】実施例4 〈化合物例16〉実施例1の2−(2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)−4−t−オクチルフェノールを、
2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−t
−ブチルフェノールに変えた以外は実施例1と同様にし
て化合物例16(融点113〜114℃)を得た。
ゾール−2−イル)−4−t−オクチルフェノールを、
2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−t
−ブチルフェノールに変えた以外は実施例1と同様にし
て化合物例16(融点113〜114℃)を得た。
【0025】実施例5 〈化合物例17〉実施例1の2−(2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)−4−t−オクチルフェノールを、
2−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−4−t−ブチルフェノールに変えた以外は実施例
1と同様にして化合物例17(融点132〜133℃)
を得た。
ゾール−2−イル)−4−t−オクチルフェノールを、
2−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−4−t−ブチルフェノールに変えた以外は実施例
1と同様にして化合物例17(融点132〜133℃)
を得た。
【0026】実施例6 〈化合物例19〉実施例1の2−(2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)−4−t−オクチルフェノールを、
2−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−4−t−オクチルフェノールに変えた以外は実施
例1と同様にして化合物例19(融点122〜123
℃)を得た。
ゾール−2−イル)−4−t−オクチルフェノールを、
2−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−4−t−オクチルフェノールに変えた以外は実施
例1と同様にして化合物例19(融点122〜123
℃)を得た。
【0027】実施例7 〈化合物例6〉6−アリル−2−(2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)−4−t−ブチルフェノール9.2
g、48%苛性ソーダ水2.8g、アセトン40ml、
水3mlを3つ口フラスコに計り取り、氷冷下撹拌しな
がらβ−ナフタレンスルホニルクロライド7.1gを除
々に添加した。20℃で3時間攪拌後、水を添加し析出
した結晶をろ過した。この結晶をエタノールから再結晶
することで化合物例6(融点112〜113℃)14g
を得た。
ゾール−2−イル)−4−t−ブチルフェノール9.2
g、48%苛性ソーダ水2.8g、アセトン40ml、
水3mlを3つ口フラスコに計り取り、氷冷下撹拌しな
がらβ−ナフタレンスルホニルクロライド7.1gを除
々に添加した。20℃で3時間攪拌後、水を添加し析出
した結晶をろ過した。この結晶をエタノールから再結晶
することで化合物例6(融点112〜113℃)14g
を得た。
【0028】実施例8 <化合物例7>実施例6のβ−ナフタレンスルホニルク
ロライドを、α−ナフタレンスルホニルクロライドに変
えた以外は実施例7と同様にして化合物例7(融点14
5〜146℃)を得た。
ロライドを、α−ナフタレンスルホニルクロライドに変
えた以外は実施例7と同様にして化合物例7(融点14
5〜146℃)を得た。
【0029】実施例9 <化合物例3>6−アリル−2−(2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)−4−メチルフェノール26.5
g、48%苛性ソーダ水9.2g、アセトン150m
l、水10mlを3つ口フラスコに計り取り、氷冷下攪
拌しながら4−メチルベンゼンスルホニルクロライド2
0gを徐々に添加した。20℃で2時間攪拌後、水を添
加し析出した結晶をろ過した。この結晶をメタノールか
ら再結晶することで化合物例3(融点99〜100℃)
37gを得た。
ゾール−2−イル)−4−メチルフェノール26.5
g、48%苛性ソーダ水9.2g、アセトン150m
l、水10mlを3つ口フラスコに計り取り、氷冷下攪
拌しながら4−メチルベンゼンスルホニルクロライド2
0gを徐々に添加した。20℃で2時間攪拌後、水を添
加し析出した結晶をろ過した。この結晶をメタノールか
ら再結晶することで化合物例3(融点99〜100℃)
37gを得た。
【0030】実施例10 <化合物例5>実施例9の4−メチルベンゼンスルホニ
ルクロライドを、4−クロロベンゼンスルホニルクロラ
イドに変えた以外は実施例9と同様にして化合物例5
(融点131〜132℃)を得た。
ルクロライドを、4−クロロベンゼンスルホニルクロラ
イドに変えた以外は実施例9と同様にして化合物例5
(融点131〜132℃)を得た。
【0031】実施例11 <化合物例8>実施例9の4−メチルベンゼンスルホニ
ルクロライドを、メタンスルホニルクロライドに変えた
以外は実施例9と同様にして化合物例8(融点108〜
109℃)を得た。
ルクロライドを、メタンスルホニルクロライドに変えた
以外は実施例9と同様にして化合物例8(融点108〜
109℃)を得た。
【0032】実施例12 <化合物例11>6−アリル−2−(2H−ベンゾトリ
アゾール−2−イル)−4−メチルフェノール26.5
g、トリエチルアミン11g、アセトン150mlを3
つ口フラスコに計り取り、氷冷下攪拌しながらベンゾイ
ルクロライド14.8g滴下した。この結晶をメタノー
ルから再結晶することで、化合物例11(融点103〜
104℃)31.4gを得た。
アゾール−2−イル)−4−メチルフェノール26.5
g、トリエチルアミン11g、アセトン150mlを3
つ口フラスコに計り取り、氷冷下攪拌しながらベンゾイ
ルクロライド14.8g滴下した。この結晶をメタノー
ルから再結晶することで、化合物例11(融点103〜
104℃)31.4gを得た。
【0033】実施例13 <化合物例13>実施例12のベンゾイルクロライドを
クロロギ酸メチルに変えた以外は実施例12と同様にし
て 化合物例13(融点78〜79℃)を得た。
クロロギ酸メチルに変えた以外は実施例12と同様にし
て 化合物例13(融点78〜79℃)を得た。
【0034】
【発明の効果】本発明のベンゾトリアゾール誘導体は新
規化合物であり、高分子材料、感熱記録材料用添加剤等
に有用である。
規化合物であり、高分子材料、感熱記録材料用添加剤等
に有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(1)で表されるベンゾトリアゾ
ール誘導体。 【化1】 式中、R1 はSO2 R4 、COR5 又はCO2 R6 を表
し、ここで、R4 及びR6 は炭素数1〜12のアルキル
基又は炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜12の
アルコキシ基、ハロゲン原子で置換されていてもよいフ
ェニル基若しくはナフチル基を表し、R5 は炭素数1〜
12のアルキル基、炭素数1〜12のアルコキシ基、ハ
ロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基若しくは
ナフチル基を表す。R2 は炭素数1〜12のアルキル基
又は炭素数7〜12のアラルキル基を表し、R3 は水素
原子又はハロゲン原子を表す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7121870A JPH08311046A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | ベンゾトリアゾール誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7121870A JPH08311046A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | ベンゾトリアゾール誘導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08311046A true JPH08311046A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14821974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7121870A Pending JPH08311046A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | ベンゾトリアゾール誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08311046A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012055063A1 (en) * | 2010-10-25 | 2012-05-03 | L'oreal | Process for preparing 2-hydroxyphenyl alkenyl benzotriazole compounds and process for preparing siloxane compounds containing 2-hydroxyphenyl benzotrizole function |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP7121870A patent/JPH08311046A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012055063A1 (en) * | 2010-10-25 | 2012-05-03 | L'oreal | Process for preparing 2-hydroxyphenyl alkenyl benzotriazole compounds and process for preparing siloxane compounds containing 2-hydroxyphenyl benzotrizole function |
CN103153967A (zh) * | 2010-10-25 | 2013-06-12 | 莱雅公司 | 制备2-羟苯基链烯基苯并三唑化合物的方法和制备含有2-羟苯基苯并三唑官能团的硅氧烷化合物的方法 |
US9447123B2 (en) | 2010-10-25 | 2016-09-20 | L'oreal | Process for preparing 2-hydroxyphenyl alkenyl benzotriazole compounds; use of the said compounds obtained via the process in the synthesis of siloxane compounds containing a 2-hydroxyphenylbenzotriazole function |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
MX2012011413A (es) | Procedimiento de preparacion de derivados de amino-benzofurano. | |
CA2422703C (en) | Process for the preparation of mesylates of piperazine derivatives | |
JPH0619036B2 (ja) | ピラゾール染料の新規合成法 | |
AU2002250962A1 (en) | Process for the preparation of mesylates of piperazine derivatives | |
JPH08311046A (ja) | ベンゾトリアゾール誘導体 | |
JP2001187786A (ja) | トリアゾール化合物およびその製造法 | |
KR960016717A (ko) | 신규한 제초성 1- 사이클로프로필 테트라졸리논 | |
KR100641908B1 (ko) | 피리딘 유도체, 그의 제조방법, 및 제초제 중간체로서의용도 | |
US5097067A (en) | Carboxy acids derived from heteroatom containing 3,3-bis-perfluoroalkyl oxetanes | |
EP0919549B1 (en) | 3-(4-Tert-butylphenyl)-1H-1,2,4-trizaol-5-yl acetic acid and uses thereof, particularly for the preparation of photographic couplers | |
JPH0539289A (ja) | 無水マレイン酸誘導体およびその製造方法 | |
JP2003146974A (ja) | 4,5−ジ置換−1,2,3−トリアゾール及びその製造法 | |
US6433176B1 (en) | Method for making 8-hydroxyjulolidine compound | |
JP4320477B2 (ja) | トリアゾール化合物 | |
JP2005035932A (ja) | 4−置換ピラゾロ[1,5−a]ピリミジンジオン誘導体の製造方法 | |
JPH0543557A (ja) | ハロゲン化スルホニルカルバモイルトリアゾール誘導体 | |
JPH01226862A (ja) | N,n−ジアルキルヒドラジン類の製造方法 | |
JPS62167756A (ja) | ジアリ−ルチオエ−テル化合物の製造方法 | |
JP2000281636A (ja) | 活性メチレン置換アレーン誘導体の製造方法 | |
EP1153011A1 (en) | Bis-styrylbiphenyl compounds | |
JP2009062317A (ja) | チオフェン誘導体を用いたフォトクロミック材料および光記録媒体 | |
JPH04257543A (ja) | アルコール性水酸基を有するフェノール誘導体の選択的エステル化方法 | |
JP2002030077A (ja) | 新規なチアゾール化合物 | |
JPS63115849A (ja) | アリ−ルエ−テル誘導体の製造方法 | |
JPS61260036A (ja) | ジアリ−ルオキシアルカンの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051024 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060110 |