JPH08310976A - ポリアルキル芳香族炭化水素のアルキル交換 - Google Patents

ポリアルキル芳香族炭化水素のアルキル交換

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JPH08310976A
JPH08310976A JP8091989A JP9198996A JPH08310976A JP H08310976 A JPH08310976 A JP H08310976A JP 8091989 A JP8091989 A JP 8091989A JP 9198996 A JP9198996 A JP 9198996A JP H08310976 A JPH08310976 A JP H08310976A
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benzene
catalyst
polyalkylbenzenes
alkylation
transalkylation
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James Butler
ジエイムズ・バトラー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芳香族炭化水素をオレフィンでアルキル化し
ている間に生じるジエチルベンゼン類などの如きポリア
ルキルベンゼン類のアルキル交換を改良されたアルキル
交換活性を示す触媒を用いて行う方法を開示する。 【解決手段】 この方法は、ベンゼンと循環ポリアルキ
ルベンゼン類を含む原料をアルキル化剤と一緒にベンゼ
ンとアルキル化剤のモル比が約2:1から約20:1に
なるように反応ゾーンに供給しそして約0.50μm以
下の平均結晶サイズを有していてこの結晶の約90%が
0.70μm以下の粒子サイズを有するアルミノシリケ
ートであるアルキル化触媒に接触させることを含む。こ
の触媒は50から150の範囲のSi/Al原子比を有
しそして約1000から1800Åの範囲の最大孔サイ
ズを有することによって特徴づけられる。この触媒のナ
トリウム含有量は約50ppm未満であり、そしてこの
反応を、約250℃から約500℃の温度および約20
0psiから約500psiの圧力を含む変換条件下で
実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、芳香族炭化水素をオレフィンで
アルキル化している間に生じるジエチルベンゼン類など
の如きポリアルキルベンゼン類のアルキル交換を改良さ
れたアルキル交換活性を示す触媒を用いて行う方法に関
する。
【0002】
【発明の背景】エチルベンゼンは、主に、脱水素作用を
通して得られるスチレンモノマーの製造で用いられる。
現在製造されているエチルベンゼンの多くは、種々のア
ルキル化条件下でベンゼンをエチレンでアルキル化する
ことで得られている。1つの種類のアルキル化方法は気
相反応を伴い、ここでは、多重床反応槽中でゼオライト
触媒を用い、高温高圧下、エチレンの如きオレフィンで
ベンゼンをアルキル化する。
【0003】エチレンを用いたベンゼンのアルキル化を
高温高圧で行ってエチルベンゼンを製造する時の重大な
問題は望まれない副生成物が生じることであり、この副
生成物にはポリエチルベンゼン類(PEB類)の如きポ
リアルキルベンゼン類が含まれる。ベンゼンを化学量論
的過剰量で反応槽に供給することでPEB類の生成をあ
る程度制限することができるが、それにも拘らず、これ
らの材料はアルキル化過程中に有意量で生じる。
【0004】エチレンを用いた通常の気相ベンゼンアル
キル化の場合、反応槽の流出物に連続分溜を受けさせて
ベンゼン、エチルベンゼン、PEBおよび重質残渣を個
別の流れに分離することが行われている。このPEB流
れを個別のアルキル交換用反応槽に導くか或はアルキル
化用反応槽に循環させてもよい。
【0005】このPEB流れをアルキル化用反応槽に循
環させる場合、この循環PEB流れで、該アルキル化用
反応槽に供給する全供給物の10パーセント以下の量を
構成させてもよい。その結果、その触媒が示すアルキル
交換活性がそのアルキル化用反応槽から流出する流出物
中のPEB濃度を制御にするに充分でない場合、その循
環PEB類の体積が増え、最終的には多量になりすぎて
工程能力以内に管理するのが不可能になる。従って、P
EBをアルキル化用反応槽に循環させる方法では、ベン
ゼンをエチレンでアルキル化する時に用いる触媒に、循
環ポリアルキルベンゼン流れの量を工程能力以内のレベ
ルに維持するに充分な割合で循環ポリアルキルベンゼン
類を変化させるに充分なアルキル交換活性を持たせるこ
とが重要である。
【0006】上記に関連して、指定範囲内の結晶サイズ
を有するアルミノシリケートであるアルキル化触媒を用
いるとアルキル交換活性が高くなり、結果として、この
方法で循環させるアルキルベンゼンの量を大きく制御す
ることが可能になることを見い出した。
【0007】
【発明の要約】本発明は、反応条件下でベンゼンをエチ
レンと反応させてエチルベンゼンを製造するアルキル化
過程で用いるに特に有用なポリアルキルベンゼンアルキ
ル交換方法を提供するものである。本発明の方法を用い
ると、上記過程で循環させるポリアルキルベンゼンの量
が大きく制御され、その結果として、循環ポリアルキル
ベンゼン類の許容レベルを維持する能力の向上がもたら
される。この方法は、ベンゼンと循環ポリアルキルベン
ゼン類を含む原料をアルキル化剤と一緒にベンゼンとア
ルキル化剤のモル比が約2:1から約20:1になるよ
うに反応ゾーンに供給しそして約0.50μm(0.5
0ミクロン)以下の平均結晶サイズを有するアルミノシ
リケートであるアルキル化触媒に接触させることを含
む。本発明の1つの態様では、この結晶の約90%に
0.70μm以下の粒子サイズを持たせる。この触媒に
50から500の範囲のSi/Al原子比および約10
00から1800Åの範囲の最大孔サイズを持たせるこ
とで更にこれを特徴づける。この触媒のナトリウム含有
量を約50ppm未満にし、そしてこの反応を、約25
0℃から約500℃の温度および約200psiから約
500psiの圧力を含む変換条件下で実施する。この
反応ゾーンから、エチルベンゼンを含む流出流れを回収
する。
【0008】
【詳細な記述】触媒材料を入れる反応ゾーンを限定する
反応容器を備えた多様な工程装置を用いて本発明の方法
を実施することができる。単一触媒床または多重触媒床
を反応ゾーンで用いることができる。エチレンおよびベ
ンゼン反応体を、触媒床を1つ以上含んでいてもよい反
応ゾーンにこれらを導入するに先立って、混合しそして
予め加熱してもよく、この反応ゾーンの中で該反応体を
反応条件下で該触媒に接触させる。調節した滞留時間
後、反応生成物を上記反応ゾーンから取り出し、そして
通常の技術を用いて、この反応生成物を集めて分離す
る。典型的には、ポリアルキルベンゼン類と一緒に過剰
量のベンゼンを上記反応ゾーンに循環させる。
【0009】ここで図1に戻り、本発明の方法の1つの
態様を図式的に示す。ベンゼンとアルキル化剤、例えば
エチレンなどが入っている供給流れ8をアルキル化用多
重床反応槽10に注入し、これの触媒ゾーン12中で、
該反応体を触媒に接触させる。このアルキル化反応は非
常に発熱する反応であることから、工程を制御する目的
で、この反応槽の多数地点に該反応体を注入することも
可能である。この反応槽10から出る流出流れ14を1
基以上のベンゼン分溜用カラム16に導き、ここで、こ
の反応槽の流出物からベンゼンを分離する。ベンゼン分
溜用カラムから出る頭頂流れ18を、アルキル化用反応
槽10に向かう供給流れ8に循環させる。ベンゼン分溜
用カラム16から出る釜残流れ20をエチルベンゼン分
溜用カラム22に導き、ここで、エチルベンゼン生成物
流れ24を分離して回収する。エチルベンゼン分溜用カ
ラム22から出る釜残流れ26を3番目の分溜用カラム
28に導き、ここで、PEB類を含む頭頂流れ30を分
離して、アルキル化用反応槽10に循環させる。より高
い沸点を有する残留材料を釜残流れ32として上記3番
目の分溜用カラム28から回収する。この頭頂流れ30
は、PEB類に加えて、低沸点化合物、例えばキシレン
類、スチレン、クメンおよびプロピルベンゼンなどを種
々の量で含有し得る。
【0010】本発明の方法で用いる触媒は、約250℃
から約500℃の温度範囲および約200psiから約
500psiの圧力範囲でエチルベンゼンの生成に選択
性を示す。この触媒は、主に単斜晶アルミノシリケート
である結晶構造を有するアルミノシリケート粉末である
が、これには、斜方晶結晶構造が約40%以下の割合で
含まれていてもよい。本発明の1つの態様では、この触
媒にアルミナ結合剤を約20重量%含める。重要なこと
は、循環させるポリアルキルベンゼン流れの量を通常工
程能力以内のレベルに維持するに充分な量でこの循環ポ
リアルキルベンゼン類を変化させるに充分なアルキル交
換活性をこの触媒に持たせることである。
【0011】この触媒のSi/Al原子比を好適には約
50から約500の範囲、より好適には約50から15
0の範囲、更により好適には約70から約130の範囲
にする。本明細書で用いる如きSi/Al比は、結合剤
を排除した触媒中のケイ素対アルミニウムの原子比を指
す。
【0012】本発明の方法のアルキル交換管理における
改良は、約0.50μm(0.50ミクロン)以下の結
晶サイズを有するアルミノシリケート触媒を用いること
による。この触媒は、結晶サイズが小さいことに加えて
また結晶の粒子サイズ分布も狭い。図2に示すように、
この触媒の平均結晶サイズは約0.50μm(0.50
ミクロン)以下であり、この結晶の約90%が0.70
μm以下の粒子サイズを有する。指定最大平均粒子サイ
ズである約0.50μmを越える平均結晶サイズを有す
る触媒が示すアルキル交換活性は低く、従ってこの方法
で循環させるポリアルキルベンゼン類の量を制御する度
合が低いことを確認した。
【0013】この触媒の孔サイズもまた注目すべきであ
り、この範囲は約1000Å(1000オングストロー
ム)から約1800Åの範囲である。図3に、本発明の
実施で用いる触媒の孔サイズ分布を体積で示す。更に、
アルキル交換が所望レベルで生じるのを助長するには、
触媒のナトリウム含有量を約50ppm未満のレベルに
維持すべきである。
【0014】本発明の方法では、反応槽に供給する供給
物中のベンゼン対エチレンのモル範囲が典型的に約2:
1から20:1、好適には3:1から16:1の範囲に
なるように、通常、エチレンに対してベンゼンを過剰量
で維持する。1時間当たりの重量空間速度を好適には約
20から150の範囲にする。約250℃から約500
℃の温度を用いた反応条件を利用することも可能である
が、より好適には、約300℃から約475℃の範囲内
で反応を実施する。
【0015】本発明の方法は以下の実施例で更に説明可
能であるが、この実施例は本明細書で請求する如き発明
の範囲を制限するものとして解釈されるべきでない。
【0016】
【実施例】実施例1 実験室規模の反応槽に、20から40メッシュの範囲の
粒子サイズ分布を示すアルミノシリケート触媒を10ミ
リリットル入れる。この触媒の結晶度は76から93%
の範囲であり、単斜晶の割合は64%であり、平均結晶
サイズは0.41μmであり、細孔容積最大値は176
3Åのところにあり、そしてSi/Al原子比は114
である。この触媒を窒素流下で一晩周囲圧力下150℃
に加熱することでこの触媒を乾燥させる。この温度を高
めて200℃にした後、ポリエチルベンゼン類を10%
混合したベンゼンを11.6mL/分の割合で反応槽に
導入する。圧力を高めて300psigにし、そして温
度を400℃に上昇させる。この反応槽全体に渡る温度
が安定になった後、ベンゼン供給物10モル当たり1モ
ルの割合でエチレンを導入する。中断することなくこの
試験を15日間行う。この試験中、供給物中および反応
槽から出る流出物中のジエチルベンゼン(DEB)濃度
を測定し、そして変化したジエチルベンゼンのパーセン
トを供給物中のDEB濃度を基準にして計算する。エチ
レン供給を定期的に止めて固有のジエチルベンゼン変換
率を測定する。この結果を以下の表1に示す。
【0017】 表1 試験期間 変化したDEB エチレン供給なしに変化した (日) (%) DEB(%) 1.0 11.0 21.8 1.6 8.2 − 2.0 9.2 21.2 2.7 9.0 − 3.7 7.6 − 4.6 8.7 19.2 5.0 7.7 − 5.6 7.4 − 6.0 6.6 − 6.6 7.4 − 7.0 6.8 − 7.6 4.7 18.3 8.6 5.4 − 9.0 4.5 − 9.7 5.6 − 10.8 5.0 11.6 5.0 15.4 12.0 3.8 − 12.6 3.7 − 12.9 1.1 − 14.0 3.6 16.5 14.6 2.8 16.2 この上に示した実施例は、本発明の方法に従う結晶サイ
ズを有するアルミノシリケート触媒を用いると実質的な
アルキル交換活性が得られることを示している。以下に
示す比較実施例は、本発明の方法が有利であることを更
に説明している。
【0018】比較実施例1 実験室規模の反応槽に、20から40メッシュの範囲の
粒子サイズ分布を示すアルミノシリケート触媒を10ミ
リリットル入れる。この触媒の結晶度は77から88%
の範囲であり、単斜晶の割合は70%であり、平均結晶
サイズは0.70μmであり、細孔容積最大値は350
0Åのところにあり、そしてSi/Al原子比は91で
ある。この触媒を窒素流下で一晩周囲圧力下200℃に
加熱することでこの触媒を乾燥させる。窒素流を切り、
そしてポリエチルベンゼン類を10%混合したベンゼン
を11.6mL/分の割合で反応槽に導入する。圧力を
高めて300psigにしそして温度を400℃で平衡
に到達させた後、ベンゼン供給物10モル当たり1モル
の割合でエチレンを導入する。中断することなくこの試
験を8日間行う。この試験中、供給物中および反応槽か
ら出る流出物中のジエチルベンゼン(DEB)濃度を測
定し、そして変化したジエチルベンゼンのパーセントを
供給物中のDEB濃度を基準にして計算する。この結果
を以下の表2に示す。
【0019】表2 試験期間 変化したDEB (日) (%) 1.0 4.6 1.6 7.9 2.0 4.4 2.6 6.0 2.9 5.8 3.6 6.6 3.9 5.9 4.6 6.1 4.9 5.2 5.6 5.0 6.0 5.1 6.7 4.6 7.7 2.0 この上に示した実施例と比較することで容易に分かるで
あろうように、平均結晶サイズが約0.50μm以下の
アルミノシリケート触媒を用いるとアルキル交換活性が
高くなることは明らかである。
【0020】前記実施例に関連させて本発明を説明して
きたが、本発明は特許請求の範囲の記載に包含される限
り変形および修飾が可能であることを、本分野の技術者
は理解すべきである。
【0021】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0022】1. アルキル交換方法であって、アルキ
ル化ゾーン中で、芳香族炭化水素をアルキル化剤でアル
キル化している間に生じるポリアルキルベンゼン類のア
ルキル交換を、変換条件下、約0.50μm以下の平均
結晶サイズおよび50から500の範囲のSi/Al原
子比を有するアルミノシリケート触媒を用いて行い、そ
してこの反応ゾーンからエチルベンゼンを回収すること
を含む方法。
【0023】2. 該結晶の約90%が0.70μm以
下の粒子サイズを有する第1項の方法。
【0024】3. 該触媒が約1000から1800Å
の範囲の最大孔サイズを有する第1項の方法。
【0025】4. 該変換条件が約250℃から約50
0℃の温度および約200psiから約500psiの
圧力を含む第1項の方法。
【0026】5. 該芳香族炭化水素がベンゼンであり
そして該アルキル化剤がエチレンであり、そしてここ
で、ベンゼンをエチレンでアルキル化してエチルベンゼ
ンを生じさせる第1項の方法。
【0027】6. 該反応ゾーンへの供給物中のベンゼ
ン対エチレンのモル比が約2:1から約20:1である
第5項の方法。
【0028】7. 該触媒が約50ppm未満のナトリ
ウムを含有する第1項の方法。
【0029】8. アルキル交換方法であって、ベンゼ
ンをアルキル化剤でアルキル化している間に生じるポリ
アルキルベンゼン類のアルキル交換を、アルキル化ゾー
ン中で、50から500の範囲のSi/Al原子比およ
び約0.50μm以下の平均結晶サイズを有していてこ
の結晶の約90%が0.70μm以下の粒子サイズを有
するアルミノシリケート触媒を用い、約250℃から約
500℃の温度および約200psiから約500ps
iの圧力を含む変換条件下で行うことを含む方法。
【0030】9. 該アルキル化剤がオレフィンである
第8項の方法。
【0031】10. 該オレフィンがエチレンである第
9項の方法。
【0032】11. 該反応ゾーンへの供給物中のベン
ゼン対エチレンのモル比が約2:1から約20:1であ
る第10項の方法。
【0033】12. 該触媒が約50ppm未満のナト
リウムを含有する第8項の方法。
【0034】13. 該変換条件が約300℃から約4
75℃の温度を含む第8項の方法。
【0035】14. アルキル交換方法であって、ベン
ゼンとポリアルキル化ベンゼン類を含む原料をアルキル
化剤と一緒にベンゼンとアルキル化剤のモル比が約2:
1から約20:1になるように反応ゾーンに供給し、そ
してこの原料を、50から150の範囲のSi/Al原
子比および約0.50μm以下の平均結晶サイズを有し
ていてこの結晶の約90%が0.70μm以下の粒子サ
イズを有しそしてナトリウム含有量が約50ppm未満
のアルミノシリケート触媒に、約250℃から約500
℃の温度および約200psiから約500psiの圧
力を含む変換条件下で接触させ、そしてこの反応ゾーン
からエチルベンゼンを回収し、該反応槽の流出物からベ
ンゼンとエチルベンゼンとポリアルキルベンゼン類を連
続的に分離し、該ポリアルキルベンゼン類を該反応ゾー
ンに循環させ、そしてこの循環させたポリアルキルベン
ゼン類のアルキル交換を該反応ゾーン中で行う段階を含
む方法。
【0036】15. 該変換条件が約300℃から約4
75℃の温度を含む第14項の方法。
【0037】16. 該アルキル化剤がエチレンである
第14項の方法。
【0038】17. 該反応ゾーンに供給する原料中の
ベンゼン:エチレンのモル比が約8:1から約20:1
である第16項の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の図式図である。
【図2】本発明の実施で用いる触媒が示す結晶サイズの
サイズ分布を示すグラフ図である。
【図3】本発明の実施で用いる触媒が示す孔サイズの分
布を示すグラフ図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキル交換方法であって、 アルキル化ゾーン中で、芳香族炭化水素をアルキル化剤
    でアルキル化している間に生じるポリアルキルベンゼン
    類のアルキル交換を、変換条件下、約0.50μm以下
    の平均結晶サイズおよび50から500の範囲のSi/
    Al原子比を有するアルミノシリケート触媒を用いて行
    い、そしてこの反応ゾーンからエチルベンゼンを回収す
    ることを含む方法。
  2. 【請求項2】 アルキル交換方法であって、 ベンゼンをアルキル化剤でアルキル化している間に生じ
    るポリアルキルベンゼン類のアルキル交換を、アルキル
    化ゾーン中で、50から500の範囲のSi/Al原子
    比および約0.50μm以下の平均結晶サイズを有して
    いてこの結晶の約90%が0.70μm以下の粒子サイ
    ズを有するアルミノシリケート触媒を用い、約250℃
    から約500℃の温度および約200psiから約50
    0psiの圧力を含む変換条件下で行うことを含む方
    法。
  3. 【請求項3】 アルキル交換方法であって、 ベンゼンとポリアルキル化ベンゼン類を含む原料をアル
    キル化剤と一緒にベンゼンとアルキル化剤のモル比が約
    2:1から約20:1になるように反応ゾーンに供給
    し、そしてこの原料を、50から150の範囲のSi/
    Al原子比および約0.50μm以下の平均結晶サイズ
    を有していてこの結晶の約90%が0.70μm以下の
    粒子サイズを有しそしてナトリウム含有量が約50pp
    m未満のアルミノシリケート触媒に、約250℃から約
    500℃の温度および約200psiから約500ps
    iの圧力を含む変換条件下で接触させ、そしてこの反応
    ゾーンからエチルベンゼンを回収し、 該反応槽の流出物からベンゼンとエチルベンゼンとポリ
    アルキルベンゼン類を連続的に分離し、 該ポリアルキルベンゼン類を該反応ゾーンに循環させ、
    そしてこの循環させたポリアルキルベンゼン類のアルキ
    ル交換を該反応ゾーン中で行う段階を含む方法。
JP8091989A 1995-03-21 1996-03-21 ポリアルキル芳香族炭化水素のアルキル交換 Pending JPH08310976A (ja)

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