JPH08309774A - 灯具の呼吸用グロメット、および、同成形方法 - Google Patents

灯具の呼吸用グロメット、および、同成形方法

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JPH08309774A
JPH08309774A JP7119995A JP11999595A JPH08309774A JP H08309774 A JPH08309774 A JP H08309774A JP 7119995 A JP7119995 A JP 7119995A JP 11999595 A JP11999595 A JP 11999595A JP H08309774 A JPH08309774 A JP H08309774A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 灯具の呼吸装置に用いられるグロメットを合
成樹脂材料で成形する技術を改良して、成形用金型の設
備コストおよび成型作業コストを低減し、かつ、成型さ
れたグロメット半製品を所定の形状・寸法に切り整える
仕上作業に特別の治具や格別の熟練を要せず、しかも高
能率で正確な切断作業が行なわれて歩留りを向上せしめ
得るようにする。 【構成】 (A)図に示すように、金型のU字状部12
bにV字状リング溝(溝でも、突条でも、段付部でも良
い)12cを形成して、溶融状態の透明な合成樹脂材料
に浸漬して、(C)図のようなディッピング成形品をデ
ィッピング成形し、前記のリング溝12cで形成された
リング突条13aを目視しつつ、該リング突条13aに
沿って、図示の面jまたは図示の面kで切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用灯具の呼吸装置
を構成するグロメット、および、その成形方法、並びに
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用灯具は点灯中に昇温し、消灯する
と放熱によって降温する。こうした温度変化により灯室
内空気が膨張収縮したとき、該灯室内の圧力変化を防止
するとともにレンズの曇り止め作用をするように、灯具
の呼吸装置が設けられる。図2は灯具の呼吸装置を説明
するために示したもので、(A)は呼吸装置を設けたラ
ンプハウジングの要部垂直断面図、(B)は上記呼吸装
置のグロメットの断面図である。(A)図においてラン
プハウジング1の壁1aの右下方が灯室内であり、該壁
1aの左上方が灯室外空間である。上記ランプハウジン
グの壁に連通固着されて筒状のボス1bが一体に成形さ
れていて、灯室内,外の空気が連通されている。
【0003】洗車用の圧力水が噴注されたときや、路上
の水が撥ね掛けられたとき等に、前記の筒状ボス1bを
通って灯室内に水が侵入しないよう、該筒状ボス1bに
柔軟な曲管状のグロメット2が接続されている。1c,
1dは防水壁であって、前記グロメット2の連通を妨げ
ることなく、その開放側の開口部に水が直接浴せかけら
れないように設けられている。上記曲管状のグロメット
2は、概要的にはU字形に構成されているが、正確なU
字形ではない。その理由は、その取付側の端面2aを筒
状ボス1bに装着したとき、開放側の端面2bが、
(イ)ランプハウジング1の壁1aと干渉せず、(ロ)
外部から水が注ぎかけられる方向(例えば矢印a)の方
を向いておらず、(ハ)グロメット内に入って流下した
水滴Wの水きれが良い形状でなければならないからであ
る。(図2(B)参照)U字形に類似した曲管状のグロ
メット2について、その取付側の端面2aの位置する平
面を想定して取付基準面3と名付けると、開放側の端面
2bは上記基準面3に対して角θの傾斜を有し、かつ寸
法dだけ離間している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2(B)に示したグ
ロメット2は、従来主としてゴム成形法(加硫成形)に
よって生産され、一般に黒色のゴム系材料(例えばRM
−N607O2P)が用いられていた。上記のゴム成形
法や射出成形法を用いると、複雑な金型を構成して用い
なければならないので設備コストが高い上に、加工工数
が多くてランニングコストも高い。このため、低コスト
で施工できるディッピング法の適用が研究されている
が、仕上げ作業が難しく、歩留りが悪いという問題が有
る。以下に詳しく述べる。図3はディッピング法による
グロメットの製造工程を示し、(A)はディッピング用
の金型を溶融合成樹脂の中に浸漬している状態を模式的
に描いた垂直断面図、(B)はディッピングによって合
成樹脂層が形成された状態を描いた縦断面図、(C)は
離型された合成樹脂製のグロメット半製品の縦断面図に
仕上加工の切断面を付記した図である。
【0005】図3(A)に示すように、金型7はハンド
ル7aによってU字状部7bを支持している構造をな
し、該U字状部7bは、図2に示した曲管状グロメット
の内周面と嵌合する曲柱状に構成される。そして、ディ
ッピング槽5内の溶融合成樹脂(本例では黒色塩化ビニ
ル樹脂)6の中に、金型7のU字状部7bが浸漬され
る。これを引上げると同図(B)のように合成樹脂層8
が成層されている。図4はディッピング用金型を循環使
用してディッピング成形する作業の工程を表すブロック
図である。a〜fの符号を付して細分した10はディッ
ピング工程を表しており、7aはディッピング工程に入
る前の金型を、7bはディッピング工程を終えた金型
を、それぞれ示している。ディッピング工程を終えた金
型7bは鎖線矢印のように返送されて次のサイクルのデ
ィッピング工程に繰り返し使用される。ディッピング工
程に入る前の金型7aがディッピング工程10に入る
と、先ずステップaで離型材を塗布され、ステップbで
予備加熱され、ステップcでディッピングされる。この
ステップcのディッピング操作は、先に図3(A)で説
明したように行なわれ、同図(B)に示したような合成
樹脂層が形成される。図4のステップdで炉に入れてゲ
ル化し、ステップeで水冷もしくはエアブローによって
冷却した後、ステップfで離型する。成型対象である物
品の種類によっては破線矢印gで示したように、離型に
より直ちに製品11が得られる場合も有るが、呼吸用グ
ロメットの場合は離型によって半製品9が得られ、仕上
工程hを経て製品11となる。離型された半製品9は図
3(C)に示した形状をなしているので、これを前掲の
図2(B)に示したような製品形状とするため、該半製
品9を切断面iで切り整えなければならない。
【0006】ところが、半製品9を切断して正確な形
状,寸法に仕上げるためには高度の熟練と多大の労力と
を要し、治具を用いて慎重に切断作業しなければならな
い。熟練度が低かったり、慎重さに欠けたりすると不良
率が増加して歩留りが悪くなる。本発明は上述の事情に
鑑みて為されたものであって、製造コストの安いディッ
ピング成形法を用いて、しかも、仕上げ作業に特殊な治
具や格別の熟練を必要とせず、仕上作業能率が高くて歩
留りの良い、呼吸用グロメットの成形方法、および、同
製造方法、並びに、上記成形方法や製造方法を適用する
に好適な呼吸用グロメットを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的(ディッピン
グ成形法を適用し、仕上作業容易)を達成するため本発
明の成形方法は、曲管状をなす灯具呼吸用グロメットを
合成樹脂材料によって成形する方法において、上記曲管
形状の内周面と嵌合する曲柱状のディッピング用金型を
構成するとともに、上記曲柱形状の周方向の凹凸もしく
は段付き部を該ディッピング用金型に設け、上記の曲柱
状ディッピング用金型を、固化後に透明となる溶融合成
樹脂材料の中に浸漬して、内周面に周方向の凹凸もしく
は段付き部を有する、透明な合成樹脂よりなる曲管状の
呼吸用グロメット半製品をディッピング成形することを
特徴とする。
【0008】さらに本発明の製造方法は上述の成形工程
に引き続いて、上記の透明な半製品の内部に形成されて
いる周方向の凹凸もしくは段付き部を、該透明な半製品
の外側から目視し、上記の周方向の凹凸もしくは段付き
部に沿って半製品を切断することを特徴とする。前記の
周方向の凹凸とは、周方向に長さを有する凹凸の意であ
って、リング溝やリング突条が代表例であるが、必ずし
も全周に亙っていることを要せず、切れ目が有っても良
い。また、溝形でない凹みが周方向に並んでいても良
く、条をなさない突起が周方向に並んでいても良い。前
記の周方向の段付部も同様に、周方向に長さを有する段
付部の意である。
【0009】上述の方法によって成形された灯具の呼吸
用グロメットの構成は、必然的に、U字形に類似する曲
管状をなし、透明な合成樹脂によってディッピング成形
されたグロメットであって、その一方の端部が成形後に
切断されたものとなる。そして、このような構成よりな
る呼吸用グロメットは前記の方法によって成形し、製造
するに好適である。
【0010】
【作用】以上述べた方法によると、基本的にディッピン
グ成形法であるから、射出成形に比して金型費も安く、
成形の所要工数も少ない。さらに、従来技術に係るディ
ッピング成形法によってグロメットを成形した場合は離
型後の半製品を切断仕上げする作業が困難で歩留りが悪
かったのに比して、半製品の内周面に周方向の凹凸もし
くは段付部が形成されていて、その上、該半製品は透明
であるから上記の凹凸もしくは段付部が外部から目視し
て認識することができる。従って、この周方向に長さを
有する凹凸もしくは段付部を目安として、これに沿って
切断することによって正確に、迅速容易に切断仕上げす
ることができる。容易に正確な切断が可能であるから切
断形状不良を発生する虞れが無く、仕上加工された製品
の歩留りが良い。歩留りが良いということは製造コスト
を低下させるという実用的な効果に直接的に繋がる。ま
た、上述の発明方法によって成形された半成品を加工し
て製造された呼吸用グロメットは必然的に透明であり、
U字形に類似した曲管状をなしていて、その一端が切断
されている。従来例の呼吸用グロメットは一般に黒色で
あり、例外無く不透明であった。本願発明に係る灯具の
呼吸用グロメットが透明であるということは、単に意匠
的な効果を意図したものではなく、切断作業の切断位置
標示部分(周方向の凹凸もしくは段付き部)を外部から
目視可能ならしめるという明確な技術的思想の顕現であ
って、本発明者らの創作に基づく構成である。こうした
構成よりなる灯具の呼吸用グロメットは、本願発明に係
る成形方法によって、良品を安価に生産・供給すること
ができる。
【0011】
【実施例】次に、図1(A)〜(C)を順次に参照しつ
つ本発明の実施例を説明する。図1は本発明に係る灯具
の呼吸用グロメット成形方法の1実施例を示す工程図で
あって、(A)はディッピング操作の状態を部分的に切
断して描いた垂直断面図、(B)はディッピング成形品
が成層された金型の断面図、(C)は金型から離型した
ディッピング成形品であるグロメット半製品の断面図に
カット面を付記した図である。図1(A)に示した12
は本発明を適用して構成した金型であって、従来例にお
ける金型7(図3参照)に対応する部材であるが、本例
の金型12は、U字状部12aに、周方向の凹凸として
のV字状リング溝12cが形成されている。本発明を実
施する際、リング溝に代えてリング突条を設けても良
く、もしくは段付部を形成しても良い。さらに、溝や突
条が一周しておらず断続していても良い。上記の凹凸も
しくは段付部を設ける位置については本図1(C)を参
照して後述する。以上のような構成よりなる金型12を
用い、透明な合成樹脂材(本例においては塩化ビニー
ル)によってディッピング成形を行なうと、本図1
(B)に示すようなディッピング成形品(グロメット半
製品)13が得られる。これを離型すると本図1(C)
のごとくになり、金型12のリング溝12cに対応する
リング突条13aが、ディッピング成形品13の内周面
に成形されている。上記のディッピング成形品であるグ
ロメット半製品13は透明であるから、その外見を目視
すると前記のリング突条13aの位置が視認される。こ
れを利用して、該リング突条13aに沿った切目を入れ
て切断すると呼吸用グロメットの製品が得られる。上記
の切断は、図示の面jのようにリング突条13aの頂部
を通る面に沿って切断しても良く、図示の面kのように
リング突条13aの麓に沿って切断しても良い。このよ
うにして、別段の治具を必要とせず、格別の熟練を要せ
ず、正しい位置で容易に切断することができる。
【0012】図1に示した実施例においては、金型12
のU字状部12bにV字状リング溝12cを設けたの
で、ディッピング成形品13の内周面にリング突条13
aが形成されたが、金型12のU字状部12bにリング
突条(図示せず)もしくは段付部(図示せず)を設けた
場合はディッピング成形品の内周面にリング溝もしくは
段付部(いずれも図示せず)が形成される。いずれの場
合であっても、外観を目視したとき、切断すべき位置を
容易に、正しく、認識することができる。以上に説明し
た作用から容易に理解できるように、図1の実施例にお
ける金型12のU字状部12bにV字状リング溝12c
を設ける位置は、次のようにして設定すれば良い。すな
わち、設計目標として図2(B)のようなグロメット2
の形状を与えられて金型12(図1)を設計する場合、
グロメット2の内周面で囲まれた空洞を反転したU字状
の曲柱を考えて、金型12のU字状部12bを設定す
る。そして、上記グロメット2の開放側の端面2bに対
応するように位置せしめてV字状リング溝12cを設定
する。以上のV字状リング溝設定方法は一つの実施例で
あって、設計目標として与えられたグロメットの形状に
よっては、上記と異なる実施例として、グロメットの取
付側の端面2a(図2)に対応するように位置せしめて
金型のV字状リング溝12cを設定しても良い。
【0013】図1(C)に示したディッピング成形品1
3はグロメットの半製品であって、リング突条13aに
沿って切断仕上げすると、本発明に係る発明としての灯
具の呼吸用グロメットの実施例が得られる。この実施例
の呼吸用グロメットは、構成に関する特徴として透明な
塩化ビニール製であって、U字形に類似した曲管状をな
し、少なくとも片方の端面は成形後に切断して形成され
ている。上記の切断面jまたは切断面kは、図2(B)
について説明した開放側の端面2bとなる。従って、こ
の面が取付側の端面に対して斜交するように設定するこ
とが望ましい。本例の呼吸用グロメットを透明な合成樹
脂で構成したのは、仕上げ工程における切断作業の際、
切断位置を標示している構成部分を外観的に目視できる
ようにしたためであるが、こうした構成の副次的効果と
して、グロメット内の水滴を目視できるようになった。
例えば洗車のために高圧水を噴注した後、グロメット内
にどの程度の水滴が飛散しているかを容易に知ることが
できる。灯具のグロメットは元来、外部の水が侵入しに
くいような形状に工夫されてはいるが、どのような圧力
注水が許容されるかは程度問題であって、洗車作業者に
技術的良識が求められる。こうした観点において、本発
明の呼吸用グロメットは水滴の飛散・侵入状態が一目瞭
然であるから、次回以降の洗車のために手加減が分か
る。合成樹脂製のグロメットは公知の部材であり、透明
な合成樹脂も公知の材料であるが、透明な合成樹脂製の
グロメットは、(イ)切断位置の目視認識を可能ならし
め、(ロ)洗車時の水滴侵入状態が一目で分かる。とい
う、従来技術においては予測できなかった優れた効果を
奏した。
【0014】
【発明の効果】本発明の方法を適用すると、基本的にデ
ィッピング成形法であるから、射出成形に比して金型費
も安く、成形の所要工数も少ない。さらに、従来技術に
係るディッピング成形法によってグロメットを成形した
場合は離型後の半製品を切断仕上げする作業が困難で歩
留りが悪かったのに比して、半製品の内周面に周方向の
凹凸もしくは段付部が形成されていて、その上、該半製
品は透明であるから上記の凹凸もしくは段付部が外部か
ら目視して認識することができる。従って、この周方向
に長さを有する凹凸もしくは段付部を目安として、これ
に沿って切断することによって正確に、迅速容易に切断
仕上げすることができる。容易に正確な切断が可能であ
るから切断形状不良を発生する虞れが無く、仕上加工さ
れた製品の歩留りが良い。歩留りが良いということは製
造コストを低下させるという実用的な効果に直接的に繋
がる。また、上述の発明方法によって構成された呼吸用
グロメットは必然的に透明であり、U字形に類似した曲
管状をなしていて、その一端が切断されている。従来例
の呼吸用グロメットは一般に黒色であり、例外無く不透
明であった。本願発明に係る灯具の呼吸用グロメットが
透明であるということは、単に意匠的な効果を意図した
ものではなく、切断作業の切断位置標示部分(周方向の
凹凸もしくは段付き部)を外部から目視可能ならしめる
という明確な技術的思想の顕現であって、本発明者らの
創作に基づく構成である。こうした構成よりなる灯具の
呼吸用グロメットは、本願発明に係る成形方法によっ
て、良品を安価に生産・供給することができる。その上
グロメットが透明であるため、グロメット内部の水滴を
外部から目視できるという、何人も予想せず技術的盲点
になっていた実用的効果を奏した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る灯具の呼吸用グロメット成形方法
および製造方法の1実施例を示す工程図であって、
(A)はディッピング操作の状態を部分的に切断して描
いた垂直断面図、(B)はディッピング成形品が成層さ
れた金型の断面図、(C)は金型から離型したディッピ
ング成形品であるグロメット半製品の断面図にカット面
を付記した図である。
【図2】灯具の呼吸装置を説明するために示したもの
で、(A)は呼吸装置を設けたランプハウジングの要部
垂直断面図、(B)は上記呼吸装置のグロメットの断面
図である。
【図3】ディッピング法によるグロメットの製造工程を
示し、(A)はディッピング用金型を溶融合成樹脂の中
に浸漬している状態を模式的に描いた垂直断面図、
(B)はディッピングによって合成樹脂層が形成された
状態を描いた縦断面図、(C)は離型された合成樹脂製
のグロメット半製品の縦断面図に仕上加工の切断面を付
記した図である。
【図4】ディッピング用金型を循環使用してディッピン
グ成形する作業の工程を表すブロック図である。
【符号の説明】
1…ランプハウジング、1a…ランプハウジングの壁、
1b…呼吸用の筒状ボス、1c,1d…防水壁、2…呼
吸用グロメット、2a…グロメットの取付側の端面、2
b…グロメットの開放側の端面、3…グロメットの取付
基準面、5…ディッピング槽、6…溶融合成樹脂、7…
金型、7a…ハンドル、7b…U字状部、8…合成樹脂
層、9…グロメット半製品、9b…開放側の端面、10
…ディッピング工程、11…製品、12…金型、12a
…ハンドル、12b…U字状部、12c…V字状リング
溝、13…ディッピング成形品(グロメットの半製
品)、13a…リング突条。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲管状をなす灯具呼吸用グロメットを合
    成樹脂材料によって成形する方法において、 上記曲管形状の内周面と嵌合する曲柱状のディッピング
    用金型を構成するとともに、上記曲柱形状の周方向の凹
    凸もしくは段付き部を該ディッピング用金型に設け、 上記の曲柱状ディッピング用金型を、固化後に透明とな
    る溶融合成樹脂材料の中に浸漬して、 内周面に周方向の凹凸もしくは段付き部を有する、透明
    な合成樹脂よりなる曲管状の呼吸用グロメット半製品を
    ディッピング成形することを特徴とする、灯具の呼吸用
    グロメット成形方法。
  2. 【請求項2】 曲管状をなす灯具呼吸用グロメットを合
    成樹脂材料によって製造する方法において、 上記曲管形状の内周面と嵌合する曲柱状のディッピング
    用金型を構成するとともに、上記曲柱形状の周方向の凹
    凸もしくは段付き部を該ディッピング用金型に設け、 上記の曲柱状ディッピング用金型を、固化後に透明とな
    る溶融合成樹脂材料の中に浸漬して、 内周面に周方向の凹凸もしくは段付き部を有する、透明
    な合成樹脂よりなる曲管状の呼吸用グロメット半製品を
    ディッピング成形し、 上記の透明な半製品の内部に形成されている周方向の凹
    凸もしくは段付き部を、該透明な半製品の外側から目視
    し、上記の周方向の凹凸もしくは段付き部に沿って半製
    品を切断することを特徴とする、灯具の呼吸用グロメッ
    ト製造方法。
  3. 【請求項3】 灯具のランプハウジングに装着されて呼
    吸装置を形成するグロメットにおいて、U字形に類似す
    る曲管状をなし、透明な合成樹脂によってディッピング
    成形されたグロメットであって、その一方の端部が切断
    されていることを特徴とする、灯具の呼吸用グロメッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記の透明な合成樹脂は塩化ビニールで
    あり、かつ、前記一方の端部の切断面が、当該呼吸用グ
    ロメットの取付側の端面に対して斜交していることを特
    徴とする、請求項3に記載した灯具の呼吸用グロメッ
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110202731A (zh) * 2019-07-04 2019-09-06 厦门石地医疗科技有限公司 塑料管材成型模具及成型方法

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CN110202731A (zh) * 2019-07-04 2019-09-06 厦门石地医疗科技有限公司 塑料管材成型模具及成型方法

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