JPH0830902A - カメラ一体型vtrのノイズ低減装置 - Google Patents

カメラ一体型vtrのノイズ低減装置

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Publication number
JPH0830902A
JPH0830902A JP6185500A JP18550094A JPH0830902A JP H0830902 A JPH0830902 A JP H0830902A JP 6185500 A JP6185500 A JP 6185500A JP 18550094 A JP18550094 A JP 18550094A JP H0830902 A JPH0830902 A JP H0830902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
speaker
signal
reduction device
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP6185500A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Kori
照彦 郡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6185500A priority Critical patent/JPH0830902A/ja
Publication of JPH0830902A publication Critical patent/JPH0830902A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラ一体型VTRのノイズ低減装置により
モニター用として使われる内蔵スピーカーを収録時に用
いて音場上でノイズキャンセルを行う。 【構成】 信号処理用のDSP回路3は、ノイズ抽出部
31と位相・ゲイン制御部32および可変位相・ゲイン
アンプ33により構成される。マイクロホンから検出さ
れた音声信号からモーター音のような定常的なノイズを
ノイズ抽出部31により抽出する。このノイズ成分が最
小となるように位相・ゲイン制御部32により、位相、
ゲイン制御信号を生成する。可変位相・ゲインアンプ3
3は、ノイズキャンセル信号(ノイズの逆位相成分)を
出力する。そして、このノイズキャンセル信号がアンプ
5を介してスピーカー6により発せられる。これによ
り、ノイズをキャンセルすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VTRで収録した映
像を再生する表示装置および収録音声を再生するための
内蔵スピーカーを含むカメラ一体型VTRのノイズ低減
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来行なわれているノイズキャンセル方
式は、マイクロホンから検出された音声信号に対しての
み信号処理を行う方式である。カメラ一体型VTRに
は、回転ヘッドやテープ等の走行メカニズムがあってそ
れ自身がメカノイズを発生している。従って、極端に静
粛性を要求される場所での撮影および収録では、メカノ
イズを聞こえなくするためにカメラ一体型VTR全体を
遮蔽物で覆う等の処置が必要であり機動性と操作性を損
ねる原因となっている。
【0003】また、アクティブコントロール方式を採用
する場合には、キャビネット内で発生したメカノイズを
キャンセルするために、ノイズキャンセル用のスピーカ
ーが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】モニター用の表示装置
および内蔵スピーカーを有する一体型VTRにおいて、
このモニター用スピーカーを収録時には使用していない
か、または再生時と同様に音声のモニターとして使用し
ている。いずれの場合にも、カメラ一体型VTRが発生
するメカノイズキャンセルと収録音声の品質向上には使
用されていない。
【0005】従って、この発明の目的は、モニター用と
して使われている内蔵スピーカーを含むカメラ一体型V
TRにおいて、収録時にノイズを音場上でキャンセルす
ることができるカメラ一体型VTRのノイズ低減装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、VTRで収
録した映像を再生する表示装置および収録した音声を再
生するための内蔵スピーカーを含むカメラ一体型VTR
のノイズ低減装置において、内蔵スピーカーを収録時に
用いて音場上でノイズキャンセルを行うようにしたこと
を特徴とする。またこの発明は、VTRにより再生され
た音声信号とマイクロホンで検出され、ノイズ成分をキ
ャンセルするように処理された信号とを切り換えて内蔵
スピーカーに供給するための選択手段を有するものであ
る。さらに、この発明は、収録時のノイズキャンセル動
作時は、内蔵スピーカーの前面とコーン紙の背面からの
音圧とを内部ノイズキャンセルに用いるようにするもの
である。
【0007】
【作用】信号処理用のDSP(Digital Signal Process
or)回路を用いて、信号からモーター音のような定常的
なノイズを抽出し、さらにノイズ成分を常時観測しなが
らこのノイズ成分を最小とするような位相、ゲインを有
する信号をスピーカーから発生する。これによって、収
録時に内蔵スピーカーを利用してアクティブコントロー
ル方式のノイズキャンセルが実現でき簡単な構成で収録
音声の品質の向上が可能である。また、ノイズキャンセ
ル用のスピーカーを再生するためのモニターとして使わ
れている内蔵スピーカーと兼用することで、ノイズキャ
ンセル用のスピーカーを特別に設ける必要がない。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図を参照
して説明する。まず、図3の波形図を用いて、アクティ
ブコントロール方式のノイズキャンセルの原理について
説明する。
【0009】図3Aは、マイクロホンにより検出された
音声信号を示し、この音声信号中には、モーター音等の
メカノイズが混入している。図3Bは、抽出ノイズ成分
を示し、この音場においてマイクロホンを使って検出さ
れた音声信号の中からモーター音のような定常的に存在
するノイズ成分を抽出したものである。ノイズ成分から
図3Cに示すノイズキャンセル信号が得られる。このノ
イズキャンセル信号は、抽出ノイズ成分(図3B)のノ
イズ成分が最小となるように抽出ノイズ成分中のノイズ
成分の逆位相成分を計算して作ったものである。この逆
位相成分をスピーカーから発生することで、マイクロホ
ン周辺の音場は有る一定時間経過後に、ノイズ除去され
ることによってノイズのない音声信号になる。キャンセ
ル後の音声信号波形を図3Dに示す。
【0010】図1は、この発明のアクティブコントロー
ル方式による一実施例のブロック図である。図1におい
て、1がカメラ一体型VTRの集音用のマイクロホンを
示す。このマイクロホン1で検出された音声が、音声信
号に変えられる。マイクロホン1からの音声信号がA/
D変換器2を介して信号処理用のDSP回路3に供給さ
れ、DSP回路3において処理される。DSP回路3
は、例えばモーター音のような定常的なノイズを抽出
し、さらにノイズ成分を常時観測しながらこのノイズ成
分が最小となるように位相、ゲインを調整してノイズキ
ャンセル信号(ノイズの逆位相成分)を生成する。この
ノイズキャンセル信号が、スイッチ4の記録側入力端子
rに供給される。スイッチ4は、収録/再生で切り替わ
り、ノイズキャンセル信号がアンプ5を介してスピーカ
ー6に供給される。それと共にマイクロホンからの音声
信号は、図示しないがオーディオ記録処理装置を介して
記録処理される。そして、記録処理された映像信号と混
合されカセットテープに記録される。
【0011】再生時の音声は、VTRに記録された音声
信号がオーディオ再生処理装置により処理されて、スイ
ッチ4の再生側端子pに供給される。スイッチ4は、収
録/再生で切り替わり、アンプ5を介してスピーカー6
に供給される。このスピーカー6は、カメラ一体型VT
Rに内蔵されたものであって、VTRの再生時に表示装
置(図示しない)に再生映像が表示され、再生音声がス
ピーカー6から放声される。
【0012】なお、表示装置は、例えば液晶表示装置な
り、撮影時の電子式ビューファインダーとしても使用で
き、さらには、テレビジョン放送の受信時のモニターと
して使用してもよい。
【0013】図2は、図1におけるDSP回路3の動作
機能を説明するブロック図である。この信号処理用のD
SP回路3は、主としてノイズ抽出部31と位相・ゲイ
ン制御部32および可変位相・ゲインアンプ33により
構成される。マイクロホン1の出力信号からモーター音
のような定常的なノイズがノイズ抽出部31により抽出
される。さらに抽出されたノイズ成分を常時観測しなが
らこのノイズ成分が最小となるように位相・ゲイン制御
部32により、位相、ゲイン制御信号を生成する。この
制御信号が可変位相・ゲインアンプ33に供給される。
可変位相・ゲインアンプ33には、ノイズ抽出部31か
らノイズ成分が入力され、その出力に、ノイズキャンセ
ル信号(ノイズの逆位相成分)が得られる。そして、ノ
イズキャンセル信号がアンプ5を介してスピーカー6に
供給される。これにより、マイクロホン1の周辺の音場
では、モーター等のノイズ源10から発生するメカノイ
ズなどの定常的ノイズ成分とスピーカー6から発せられ
るノイズキャンセル信号とが合成され、ノイズ成分のみ
だけが相殺される。従って、カメラ一体型VTRからの
ノイズをキャンセルすることができるので、ノイズのな
い音声信号成分がマイクロホン1から検出されることに
なる。
【0014】なお、変形例として収録時のノイズキャン
セル動作時に、内蔵スピーカーの前面とコーン紙の背面
からの音圧との両者を利用して、内部ノイズキャンセル
に用いるようにすることでも同様である。
【0015】
【発明の効果】この発明は、ノイズキャンセル用のスピ
ーカーと再生時のモニターとして使われている内蔵スピ
ーカーを兼用するため小型化ができる。また、収録時に
内蔵スピーカーを利用してアクティブコントロール方式
のノイズキャンセルが実現でき収録音声の品質が向上す
る。さらに、ヘッド叩きやテープ走行音等の回転ヘッド
VTRが発生する特有のメカノイズをキャンセルでき
る。従って、静かな場所での撮影が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図である。
【図2】DSP回路3の動作機能を説明するブロック図
である。
【図3】アクティブコントロール方式のノイズキャンセ
ルについての説明に用いる波形図である。
【符号の説明】
1 マイクロホン 3 DSP回路 4 収録/再生の切り替えスイッチ 31 ノイズ抽出部 32 位相・ゲイン制御部 33 可変位相・ゲインアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/24 9294−5D H04N 5/213 5/91

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VTRで収録した映像を再生する表示装
    置および収録した音声を再生するための内蔵スピーカー
    を含むカメラ一体型VTRのノイズ低減装置において、 上記内蔵スピーカーを収録時に用いて音場上でノイズキ
    ャンセルを行うようにしたことを特徴とするカメラ一体
    型VTRのノイズ低減装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカメラ一体型VTRの
    ノイズ低減装置において、 VTRにより再生された音声信号と、マイクロホンで検
    出されたノイズ成分をキャンセルするためのノイズキャ
    ンセル信号とを切り換えて内蔵スピーカーに供給するた
    めの選択手段を特徴とするカメラ一体型VTRのノイズ
    低減装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のカメラ一体型VTRの
    ノイズ低減装置において、 収録時のノイズキャンセル動作時は、内蔵スピーカーの
    コーン紙の背面からの音圧を内部ノイズキャンセルに用
    いるようにしたことを特徴とするカメラ一体型VTRの
    ノイズ低減装置。
JP6185500A 1994-07-14 1994-07-14 カメラ一体型vtrのノイズ低減装置 Pending JPH0830902A (ja)

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JP6185500A JPH0830902A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 カメラ一体型vtrのノイズ低減装置

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JP6185500A JPH0830902A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 カメラ一体型vtrのノイズ低減装置

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JPH0830902A true JPH0830902A (ja) 1996-02-02

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ID=16171867

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JP6185500A Pending JPH0830902A (ja) 1994-07-14 1994-07-14 カメラ一体型vtrのノイズ低減装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004354886A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Ricoh Co Ltd 静音化装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63152277A (ja) * 1986-12-17 1988-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯用ビデオカメラ
JPH01231597A (ja) * 1988-03-11 1989-09-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 騒音制御装置
JPH0477199U (ja) * 1990-11-19 1992-07-06

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040210