JPH0830821B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0830821B2
JPH0830821B2 JP61117354A JP11735486A JPH0830821B2 JP H0830821 B2 JPH0830821 B2 JP H0830821B2 JP 61117354 A JP61117354 A JP 61117354A JP 11735486 A JP11735486 A JP 11735486A JP H0830821 B2 JPH0830821 B2 JP H0830821B2
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gate
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謙 筒井
靖夫 田中
治男 松丸
俊久 塚田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄膜トランジスタアレイに係り、特に大型の
LCD用パネルに使用するに好適な薄膜トランジスタ(TF
T)アレイに関する。
〔従来の技術〕
従来、TFTを使用したアクテイブマトリクス(AMX)形
液晶デイスプレー(LCD)のゲート用配線パターンにつ
いては、Cr,Mo等が使われているが、特開昭58-219524号
に記載のように、単層膜で構成されているため断線が発
生しやすく歩留の低下が著しかつた。これは、ゲート用
の配線パターンの幅は高々10μm程度にあるのに対し、
長さが10cmもしくはそれ以上の線を数百本形成するた
め、異物等の影響をさけることが極めて困難なためであ
る。すなわち、ガラス基板上に数μm程度の異物が、数
ケ〜数十ケ付着することは、通常の洗浄や、膜堆積工
程、ホトエツチング工程ではさけられず、このため、厚
さ0.1μm程度のCr膜パターンは容易に断線する。この
断線の発生工程は主としては、ホトエツチング工程であ
り、異物周辺のホトレジストの異常によりエツチング液
が浸透するため、数μmの異物のために数十μmの断線
が生ずることも珍らしくない。
これを解決する一案としてサンヨー・テクニカル・レ
ビユー(SANYO TECHNICAL RE.U,)Vol.17,No.1,3〜10
(1985)に記載のごとく、多種の金属パターンを積層す
る方法がとられている。この方法は、CrとAuからなるゲ
ート線上に、SiNと非晶質シリコン(a-Si)を積層し、a
-Siをパターン化後、Alによるソース・ドレイン電極の
形成とITO表示電極を形成する際に、SiNをゲート線上か
らホトエツチングによつて除去し、AlとITOをゲート線
上に積層して断線を防止するものである。この論文では
必ずしも明らかではないがゲート線はCr/Au/Al/ITOの4
層から成立つていると考えられる。
この方法では、SiN等の絶縁膜を接着性が良くないAu
を使用していること、SiNをホトエツチング法によりパ
ターン化する必要があることなどプロセス上の問題に対
する考慮があまりなされていなかつた。また、a-Si上に
Alがソース電極として直接堆積される形になつている
が、Alはa-Siと反応しやすいため、信頼性を向上するた
めに、Cr等の反応防止層が必要である。が、この点に対
する考慮も不足している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、接着性の問題に対して配慮されてお
らず、剥離等が発生しやすいという欠点があること、さ
らに、工程の簡易化についても考慮が不足しているた
め、ゲート絶縁膜であるSiN膜をホトエツチする工程が
必要であつた。
本発明の目的は、より簡単な工程で断線のないゲート
配線を形成することにある。なお、本願を審査請求する
に当り、先行技術調査を行った結果、本願出願後に公開
された先行技術に特開昭61-134785(先行技術1)及び
特開昭62-65468(先行技術2)があることが分かった。
いずれの先行技術も「ゲート配線を2層の金属層で形成
する点」の開示はあるものの、先行技術1には本願発明
の「第1層配線材料によりゲート配線とゲート電極を形
成し、かつ第2層配線材料はゲート電極を除く部分に形
成する点」の開示は無く、また先行技術2は本願発明の
「各ゲート配線ごとに一体になった第2層ゲート配線」
に関する記載はない。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、Crよりなる第1層ゲート配線パターンを
形成した後、第2層に第1層Crより薄いMo膜パターンを
積層して形成した後SiN等よりなるゲート絶縁膜とa-Si
膜をマスクCVD法により堆積することにより達成され
る。
Crはガラス等絶縁膜に対する接着性にすぐれMoもまた
同様である。さらに、Moは、Crに対する接着性にもすぐ
れていると同時に、H3PO4系エツチング液でエツチング
可能なため、Crや基板ガラスとの選択エツチも容易であ
る。
また、面積抵抗はスパツタ膜の場合、膜厚0.1μmと
するとCrは約4Ω/□、Moは2Ω/□以下であり、Cr上
にMoを積層することにより半減できる。
〔作用〕
第1層Crゲート配線パターンは、異物の存在した部分
が断線し、第1図(a)のごときパターン2となる。異
物は洗浄によつて除去されるため、第1層パターンに
は、断線部21のみが残り、異物は残らない。次に、第2
層配線材料として、例えばMoを堆積し、ゲートの配線部
上にのみ残存するようにMo膜パターン3を形成する。こ
の時点でも当然異物は存在し、Moパターン自体の断線31
は発生するが、それは第1図(b)のごとく、Crの断線
部とは別の場所になるため、ゲート配線が断線すること
はない。
つまり第2層ゲート配線膜パターンは、第1層Crゲー
ト膜パターンの断線部を接続すると同時に、ゲート配線
の線抵抗を低下させる作用をはたす。ここで、Mo膜の内
部応力は、1×1010dyne/cm2程度であり、Cr膜とほぼ同
程度であるため、Cr膜より膜厚を厚くすることは好まし
くない。また、第1層のパターンとして、Moを使用し、
第2層にCrを使用することは選択エツチの観点から望ま
しくない。さらに、Moは、ゲートの配線部のみに形成す
ることが望ましい。ゲート本体に積層すると、ゲート電
極の膜厚が増加するためSiN,a-Si等が、そのエツジ部を
被覆しきれなくなり、ソースもしくはドレイン電極が、
ゲート電極と短絡しやすくなる。
Moは、Crのエツチング液(硝酸第2セリウムアンモニ
ウム水溶液に溶解するため、ソース・ドレイン電極(例
えばAl)とa-Siの反応防止層として、Cr膜を介在させる
場合は、そのCr膜をパターン化する際に、ゲート電極配
線のCrとMoがエツチングされる。したがつて、これを防
止するためにSiN,a-Siよりなる薄膜トランジスタをパタ
ーン化する際、a-Siのみをエツチングし、SiNをパター
ン化しないで全面に残すことが必要である。ただし、Si
Nを基板全面に残すとゲート配線と外部回路との接続を
不可能とするため、SiN,a-SiをマスクCVD法によりゲー
ト配線の端子部以外に形成すれば良い。さらに、その外
部端子上には、ソースとドレイン電極パターンが積層さ
れて形成されるごとくすることにより、SiN層のパター
ン化工程を不用とすることが出来る。
なお、この原理によれば、Mo以外にも、AlTa,Ti等が
可能な材料としてあげられるが、AlはSiN堆積時にヒロ
ツクが発生しやすいという問題があること、Ta,Tiはそ
のパターン化時にガラス基板に損傷を与えやすいという
弱点がある。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第2図により説明する。ガ
ラス基板1上に、Cr膜2(膜厚0.1μm)をスパツタ法
により堆積し、通常のホトエツチング法によりパターン
化した。基板を十分洗浄した後、Mo膜3(膜厚0.07μ
m)をやはりスパツタ法により堆積した後、通常のホト
エツチング法によりパターン化し、Cr/Moの2重膜配線
パターンを形成した。その後、SiN膜4とa-Si膜5(i
層51,n層52)をプラズマCVD法で金属マスクを使用して
堆積し、a-Si膜を島状に加工した。ここでSiN膜4の膜
厚、i型a-Si膜51の膜厚はいずれも0.3μmであり、n
型a-Si膜52の膜厚は0.2μmである。その後、Cr膜61/Al
膜62、2重膜(Cr膜厚0.1μm、Al膜厚1μm)を堆積
し、これをソース電極7とドレイン電極ならびに配線6
とゲート電極の外部とり出し端子部に残るごとくパター
ン化した。次いで、透明電極パターン8を形成した。さ
らに、SiN膜をその上に被覆し、保護膜とした。このTFT
基板ではゲート配線の断線はほとんど発生せずゲート線
の抵抗も半減し、良好な特性を示した。なお、第3図は
第1図のA-A′断面、第4図はB-B′断面を示す。第4図
に示すようにMo膜3をCr膜2よりも幅を狭くすることに
より、ゲート配線を二重膜にしても断面はテーパ形状の
ように段差が緩やかになる為、ドレイン配線6がゲート
配線と交差する部分で断線するのを防止する効果があ
る。
またゲート配線を覆うSiN膜4もゲート配線端部で堆
積不良を起こすことがないので、ゲート配線とドレイン
配線の短絡を防止する効果もある。
また第2図に示すようにゲート配線とドレイン配線6
の間にa-Si膜51を設けることによりゲート配線とドレイ
ン配線の短絡事故を減少させる効果が得られるが、ゲー
ト配線を第4図に示すように幅の異なる二重膜で形成す
ることにより、ゲート配線端部でa-Si膜51の堆積不良を
起こすことがないので、ゲート配線を二重膜にしたこと
により短絡防止効果が得られなくなることはない。
さらに本実施例によれば、第2図に示すように、ゲー
ト配線は二重膜の内、幅の広いCr膜2をSiN膜4から露
出し端子部を形成しているので、幅の狭いMo膜3で端子
部を形成する場合に比べ、端子部の膜厚を厚くすること
なく断線を少なくする効果がある。
ここでは、Moパターンをゲート配線上に連続したパタ
ーンで形成したが、ゲート配線とCr/Al配線の交点での
短絡事故を減少させるためには、その交点部分のみMoを
除去した不連続パターンとすることにより、この不良を
低減できることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ゲート配線の断線をほぼ完全に防止
できるので従来50%以下であつた歩留をほぼ100%迄向
上することが出来る。さらに、本発明によればゲート配
線の抵抗を半減できるため、ゲート抵抗とその浮遊容量
に起因する信号の遅延を半減できるという効果がある。
特に第2図に示す様にMoパターン(第2層配線)を連続
パターンとすることにより最も抵抗の少ないゲート配線
を実現出来る。また、本願発明によれば第3図に示すご
とくゲート電極2をCr膜(第1層配線材)の単層で形成
することにより、ゲート電極端部の段差を少なくするこ
とが出来る。従ってゲート電極端部でのソース電極及び
ドレイン電極の断線を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の作用を示す平面図、第2図は本発明の
一実施例を示す平面図、第3図は第2図のA-A′断面
図、第4図は第2図のB-B′断面図である。 2……Cr膜、3……Mo膜、21……Cr膜断線部、31……Mo
膜断線部、4……SiN膜、51……i型a-Si膜、52……n
型a-Si膜、6……Cr/Al2重膜、7……ソース電極、8…
…透過電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松丸 治男 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 塚田 俊久 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−80188(JP,A) 特開 昭61−93488(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本のゲート配線と、該ゲート配線と交
    差する複数本のドレイン配線と、該ドレイン配線と前記
    ゲート配線との交点に対応して設けられ前記ゲート配線
    と前記ドレイン配線とそれぞれ接続されるゲート電極と
    ドレイン電極とを有し前記ゲート電極上にゲート絶縁膜
    と非晶質シリコン膜を重ねた薄膜トランジスタと、該薄
    膜トランジスタのソース電極と接続される表示電極とよ
    りなる液晶表示装置であって、 前記ゲート電極は第1の金属膜よりなり、前記ゲート配
    線は、前記第1の金属膜と、平面的に前記ゲート電極を
    除く前記第1の金属膜の領域内に設けられた、第2の金
    属膜との積層膜よりなり、前記ドレイン配線と前記ゲー
    ト配線の間に非晶質シリコン膜が設けられ、前記第2の
    金属膜は、少なくとも前記ドレイン配線と前記ゲート配
    線の交差部では、平面的に前記第1の金属膜より幅が狭
    く設けられ、前記ゲート配線は、端子部を除いて、前記
    ゲート絶縁膜で被覆され、該ゲート絶縁膜の上層に前記
    ドレイン配線を設けたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記ゲート配線の端子部は前記第1の金属
    膜よりなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の液晶表示装置。
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