JPH08308102A - 複数のバッテリーパックを装着している放電器から電気機器に電力を供給する方法 - Google Patents

複数のバッテリーパックを装着している放電器から電気機器に電力を供給する方法

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JPH08308102A
JPH08308102A JP7103808A JP10380895A JPH08308102A JP H08308102 A JPH08308102 A JP H08308102A JP 7103808 A JP7103808 A JP 7103808A JP 10380895 A JP10380895 A JP 10380895A JP H08308102 A JPH08308102 A JP H08308102A
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battery pack
discharger
voltage
battery
battery packs
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English (en)
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Hideyo Morita
秀世 森田
Takayuki Mino
孝之 三野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電器が電圧を安定化した電力を供給して、
電気機器側でバッテリーパックの残存容量を表示できる
ようにする。 【構成】 放電器1は、装着されている複数のバッテリ
ーパック2を順番に切り換えて、電気機器に電力を供給
する。最後でないバッテリーパック2から電気機器に電
力を供給するときは、バッテリーパック2の出力電圧を
所定の電圧に安定化させて電気機器に電力を供給し、最
後のバッテリーパック2から電気機器に電力を供給する
ときは、バッテリーパック2の出力電圧が低下すると、
電気機器に供給する電圧を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のバッテリーパッ
クを装着している放電器から、バッテリーパックを順番
に切り換えて電気機器に電力を供給する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のバッテリーパックを装着する放電
器から電気機器に電力を供給する方法は、電気機器に内
蔵する1個のバッテリーパックを使用する方法に比較し
て、電気機器の使用時間を延長できる特長がある。この
構造の放電器は、装着されている複数のバッテリーパッ
クを順番に切り換えて使用する。最初に使用するバッテ
リーパックの出力電圧が終止電圧まで低下すると、次に
使用するバッテリーパックに切り換える。使用するバッ
テリーパックの出力電圧が終止電圧に低下すると、次々
とバッテリーパックを切り換えて使用する。放電してい
るバッテリーパックの出力電圧が終止電圧になると、次
々と満充電しているバッテリーパックに切り換えるの
で、放電器の出力電圧は終止電圧よりも高くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電池を電源
に使用する電気機器は、電池の使用時期を示すために電
池の残存容量を表示する機能がある。電池の残存容量
は、電池電圧を検出して表示している。残存容量を表示
する機能は、電気機器に内蔵される電池を使用するとき
は、正常に作動する。しかしながら、電気機器に放電器
を接続し、放電器のバッテリーパックから電気機器に電
力を供給するようにすると、残存容量を表示する機能は
正常に作動しなくなる。このことは、例えば、残存容量
に比例して電池電圧が低下するリチウムイオン二次電池
を内蔵するバッテリーパックを放電器に装着した場合に
生じる。リチウムイオン二次電池を内蔵するバッテリー
パックを装着する放電器は、DC/DCコンバータを内
蔵している。DC/DCコンバータは、バッテリーパッ
クが放電されて電圧が低下すると、出力電圧を高くして
放電器の出力電圧を安定化させる。放電器は、バッテリ
ーパックの出力電圧が終止電圧に低下すると、次のバッ
テリーパックに切り換えて使用するが、バッテリーパッ
クの出力電圧が低下しても、放電器の出力電圧は低下し
ない。
【0004】放電器から一定の出力電圧が供給される電
気機器は、電圧を検出して残存容量を表示できなくな
る。このため、いつまで使用できるかが判らず、使用途
中に不意に使用できなくなってしまう欠点がある。本発
明の第1の目的は、この弊害を防止することを目的に開
発されたもので、本発明の重要な目的は、放電器から電
気機器に安定化された電力を供給して、電気機器側にお
いては、バッテリーパックの残存容量を表示できる、複
数のバッテリーパックを装着している放電器から電気機
器に電力を供給する方法を提供することにある。
【0005】さらに、放電器から電気機器に電力を供給
する方法は、複数のバッテリーパックを使用して電気機
器を駆動できるので、電気機器に内蔵する1個のバッテ
リーパックに比較して、使用時間を相当に長くできる特
長がある。しかしながら、放電器を使用してバッテリー
パックから電気機器に電力を供給する方法は、バッテリ
ーパックから直接に電気機器に電力を供給しないので、
途中のリード線や接続端子等の電圧ロスが発生する欠点
がある。DC/DCコンバータを内蔵する放電器は、バ
ッテリーパックの電圧ロスを補償して、放電器から電気
機器に電力を供給できる。しかしながら、DC/DCコ
ンバータを内蔵しない簡単な回路構成の放電器は、バッ
テリーパックの出力電圧を補償して電気機器に電力が供
給できない。このため、放電器から電気機器に供給され
る電圧は、バッテリーパックの出力電圧よりも低くなっ
てしまう。
【0006】ところで、電気機器は、バッテリーパック
の電圧がカットオフ電圧よりも低くなると、電源スイッ
チを強制的にオフにするようにしている。バッテリーパ
ックが過放電して電池性能が低下するのを防止するため
である。電気機器が電源スイッチをオフに切り換えるカ
ットオフ電圧は、放電器がバッテリーパックを切り換え
る終止電圧よりも低く設定される。カットオフ電圧を終
止電圧よりも高くすると、放電器がバッテリーパックを
切り換える前に、電気機器の電源スイッチがオフになっ
て、複数のバッテリーパックを使用できなくなるからで
ある。
【0007】このように、放電器の終止電圧を、電気機
器のカットオフ電圧よりも高く設定する必要があるこ
と、さらに、バッテリーパックの出力電圧が電気機器へ
の供給電圧よりも低くなることが相乗して、放電器のバ
ッテリーパックは、実質的に使用できる容量が少なくな
ってしまう欠点がある。本発明の第2の目的は、この弊
害を防止すること、すなわち、バッテリーパックを有効
に使用して、電気機器を長時間使用できる複数のバッテ
リーパックを装着している放電器から電気機器に電力を
供給する方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の放電器1から電
気機器に電力を供給する方法は、前述の目的を達成する
ために、下記のようにして複数のバッテリーパック2か
ら電気機器に電力を供給する。本発明の請求項1に記載
される方法は、放電器1が、装着されている複数のバッ
テリーパック2を順番に切り換えて、電気機器に電力を
供給する。さらに、この方法は、最後に使用するバッテ
リーパック以外のバッテリーパックから電気機器に電力
を供給するときは、バッテリーパック2の出力電圧を所
定の電圧に安定化させて電気機器に電力を供給する。放
電器1は、最後のバッテリーパックから電気機器に電力
を供給するときは、バッテリーパックの出力電圧が低下
すると、電気機器に供給する電圧を低下させる。このこ
とを実現するためには、たとえば、最後のバッテリーパ
ックは、バッテリーパック2の出力電圧を直接に放電器
1の出力電圧とし、最後でないバッテリーパック2はD
C/DCコンバータ10で出力電圧を安定化して出力す
る。
【0009】さらに、本発明の請求項2に記載される方
法は、請求項1に記載される方法と同じように、放電器
1が、装着されている複数のバッテリーパック2を順番
に切り換えて、電気機器に電力を供給する。さらに、こ
の方法は、各バッテリーパックを切り換えて電気機器に
電力を供給するが、複数個のバッテリーパック2の出力
電圧が終止電圧まで低下した後は、複数のバッテリーパ
ック2を直列に接続して出力電圧を高くして電気機器に
電力を供給することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の請求項1に記載される、複数のバッテ
リーパックを装着している放電器から電気機器に電力を
供給する方法は、最後に使用されるバッテリーパック以
外は、DC/DCコンバータ10等で出力電圧を安定化
させて電気機器に電力を供給する。このため、電気機器
には長時間に渡って安定化された電圧が供給されて、電
気機器を正常に作動させる。最後のバッテリーパックを
使用するようになると、放電器1は、バッテリーパック
2の出力電圧を安定化させないで電気機器に供給する。
このため、電気機器は、最後のバッテリーパックを使用
するようになると、バッテリーパック2の残存容量が少
なくなるにしたがって供給電圧が低下する。電気機器
は、バッテリーパック2の電圧を検出して残存容量を表
示するので、最後のバッテリーパックを使用するときに
は、残存容量を正確に表示できる。このため、複数のバ
ッテリーパック2を切り換えて使用し、最後のバッテリ
ーパックを使用するようになると、電気機器は残存容量
を正確に表示して、いつまで使用できるかを明示する。
したがって、残存容量を確認しながら便利に使用でき、
使用中に不意にバッテリーパック2が使用できなくなる
ことがない。
【0011】さらに、本発明の請求項2に記載される複
数のバッテリーパックを装着している放電器から電気機
器に電力を供給する方法は、バッテリーパック2を順番
に切り換えて使用し、複数個のバッテリーパック2の電
圧が終止電圧に低下した後には、複数のバッテリーパッ
ク2を直列に接続して使用する。直列に接続されたバッ
テリーパック2は、出力電圧が1個のバッテリーパック
の複数倍に上昇する。この方法は、DC/DCコンバー
タ10等を使用することなく、複数個のバッテリーパッ
ク2を少ない残存容量になるまで有効に使用できる特長
がある。とくに、複数のバッテリーパック2を直列にし
て出力電圧を高くするので、バッテリーパックの出力電
圧を上昇させるDC/DCコンバータ10等の回路部品
を使用する必要がなく、簡単な放電器でバッテリーパッ
クを実質的に使用できる容量を大きくできる特長があ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための方法を例示するものであって、本発
明は、複数のバッテリーパックを装着している放電器か
ら電気機器に電力を供給する方法を下記の方法に特定し
ない。
【0013】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0014】図1は本発明の複数のバッテリーパック2
を装着している放電器1から電気機器に電力を供給する
方法に使用する放電器1の斜視図である。図1に示す放
電器1は、3個のバッテリーパック2を横に平行に並べ
て脱着自在にセットできる装着部3を上面に設けてい
る。バッテリーパック2は、図1の矢印で示す方向に、
装着部3へセットされる。図に示す放電器1は、3個の
バッテリーパックを装着しているが、本発明は、放電器
に装着するバッテリーパック2の個数を3個に特定しな
い。バッテリーパックは、2個、あるいは4個以上を放
電器に装着することもできる。
【0015】放電器1に装着されるバッテリーパック2
は、複数の二次電池を内蔵している。複数の二次電池
は、互いに直列に接続されている。バッテリーパック2
に内蔵させる二次電池は、リチウムイオン二次電池、ニ
ッケル−カドミウム電池、ニッケル−水素電池等の二次
電池である。リチウムイオン二次電池を内蔵するバッテ
リーパックは、残存容量が少なくなると出力電圧が次第
に低下する。リチウムイオン二次電池を内蔵するバッテ
リーパックは、DC/DCコンバータで出力電圧を安定
化して出力することにより、放電器から電気機器に、電
圧変化の少ない電力として供給できる。
【0016】図1に示す放電器1は、出力を電気機器に
接続する出力ケース4に接続されている。出力ケース4
は、リード線5を介して放電器1に接続されている。出
力ケース4は、バッテリーパック2と同じ形状をしてい
る。出力ケース4は、バッテリーパック2に代わって電
気機器に装着されて、放電器1から電気機器に電力を供
給する。したがって、出力ケース4にはバッテリーパッ
ク2と同じ位置に、電気機器に接続する接続端子(図示
せず)を備えている。
【0017】図1に示す放電器1は、バッテリーパック
2の上方にLED6を配設している。放電しているバッ
テリーパックの上のLED6が点灯して、使用中のバッ
テリーパックがどれであるかを表示する。バッテリーパ
ック2は右から順番に、あるいは左から順番に放電され
る。さらに、図1に示す放電器1は、ブザー7も内蔵し
ている。ブザー7は最後のバッテリーパックがほぼ完全
に放電される前に警報を発する。
【0018】図2は、図1に示す放電器の回路図であ
る。この放電器1は、バッテリーパック2から入力され
る電圧を安定化して出力するDC/DCコンバータ10
と、3個のバッテリーパック2を切り換えて放電させる
スイッチング素子8と、このスイッチング素子8とDC
/DCコンバータ10を制御するマイコン11と、バッ
テリーパック2の出力電圧を昇圧してマイコン11の駆
動電源を供給する昇圧回路13と、マイコンからの出力
信号を表示するLED6およびブザー7とを備える。
【0019】マイコン11は、放電しているバッテリー
パック2の電圧を検出し、検出した電圧が終止電圧にな
ると、スイッチング素子8を制御して、放電するバッテ
リーパックを次のバッテリーパックに切り換える。マイ
コン11は、1ch、2ch、3chの順番でバッテリ
ーパックを放電させるようにスイッチング素子8を制御
する。スイッチング素子8は、放電するバッテリーパッ
クに接続したものをオン、その他をオフにしていずれか
のバッテリーパックを放電させる。
【0020】さらに、マイコン11は、DC/DCコン
バータ10の出力電圧を制御する制御信号をDC/DC
コンバータ10に出力する。マイコン11は、1chと
2chのバッテリーパック2を放電させるときは、DC
/DCコンバータ10の出力電圧を一定電圧に制御して
安定化させ、3chのバッテリーパック2を放電させる
ときは、DC/DCコンバータ10の出力電圧を、バッ
テリーパック2の電圧低下に比例して低下させる。
【0021】図3はバッテリーパックの電圧と、放電器
の出力電圧を示すグラフである。この図において、一点
鎖線はバッテリーパックの出力電圧を示し、実線は放電
器の出力電圧を示している。マイコンに制御されるDC
/DCコンバータは、1chと2chのバッテリーパッ
クを放電させるときは、出力電圧を一定の電圧に安定化
させる。DC/DCコンバータから安定化して出力する
電圧は、好ましくは、満充電されたバッテリーパックの
出力電圧と終止電圧の間の電圧値に設定される。理想的
には、満充電電圧と終止電圧のほぼ中間の電圧値に設定
される。ただ、DC/DCコンバータの出力電圧を、満
充電されたバッテリーパックの電圧とすることもできる
のは言うまでもない。
【0022】3chのバッテリーパックを放電させると
き、バッテリーパックの電圧低下に比例して、放電器の
出力電圧も低下される。DC/DCコンバータは、マイ
コンに制御されて出力電圧を低下させる。図3に示すよ
うに放電器の出力電圧は、バッテリーパックの電圧低下
に比例するが、バッテリーパックよりも少ない割合で次
第に電圧を低下させている。ただ、3chのバッテリー
パックを放電させるときは、バッテリーパックの出力
を、DC/DCコンバータを介することなく、直接に放
電器の出力に接続して、バッテリーパックの出力電圧を
放電器の出力電圧とすることもできる。
【0023】図2に示す回路の放電器は、装着されてい
る3個のバッテリーパック2を順番に切り換えて放電
し、最後に使用する3chのバッテリーパック以外の、
1chと2chのバッテリーパックから電気機器に電力
を供給するときは、バッテリーパック2の出力電圧をD
C/DCコンバータ10で安定化させて電気機器に電力
を供給し、最後に放電させる3chのバッテリーパック
から電気機器に電力を供給するときは、バッテリーパッ
ク2の出力電圧の低下に比例して、電気機器に供給する
電圧を低下させる。このため、電気機器は、最後に使用
される3chのバッテリーパックの電圧を検出して、残
存容量を正確に表示する。
【0024】さらに、図4に示す放電器は、4個のバッ
テリーパックを脱着自在に装着している。この放電器の
回路図を図5に示す。この図に示す放電器1は、1c
h、2ch、3ch、4chのバッテリーパック2を放
電器1の出力端子12に接続するスイッチ部9と、スイ
ッチ部9を制御するマイコン11と、バッテリーパック
2の出力電圧を昇圧してマイコン11の駆動電源を供給
する昇圧回路13と、マイコン11からの出力信号を表
示するLED6およびブザー7とを備える。この図の放
電器1は、バッテリーパック2の出力を安定化させるD
C/DCコンバータを装備しない。バッテリーパック2
の出力電圧は、DC/DCコンバータで電圧制御されな
い。バッテリーパック2の出力は、直接に放電器1から
出力される。
【0025】マイコン11は、放電しているバッテリー
パック2の電圧を検出し、検出した電圧が終止電圧にな
ると、スイッチ部9を制御して、放電するバッテリーパ
ックを次のバッテリーパックに切り換える。マイコン1
1は、1ch、2ch、3ch、4chの順番でバッテ
リーパック2を放電し、全てのバッテリーパックを終止
電圧まで放電させた後、1chと2chのバッテリーパ
ックを直列に接続して放電器の出力に接続し、その後、
3chと4chのバッテリーパックを直列に接続して出
力に接続する。
【0026】図6は、1ch〜4chのバッテリーパッ
クを次々と切り換えて、放電させるときの放電器の出力
電圧を示すグラフである。バッテリーパックは、1c
h、2ch、3ch、4chの順番に放電させる。各バ
ッテリーパックは、出力電圧が終止電圧になると、放電
を停止して、次のバッテリーパックに切り換える。1c
h〜4chのバッテリーパックの放電が完了すると、1
chと2chのバッテリーパックを直列に接続して放電
させる。1chと2chのバッテリーパックの電圧がカ
ットオフ電圧まで低下すると放電を停止する。その後、
3chと4chのバッテリーパックを直列に接続して放
電させる。このバッテリーパックも、カットオフ電圧に
電圧が低下すると放電を停止する。
【0027】1ch〜4chのバッテリーパックを以上
の状態で放電させるスイッチ部9は、+−の出力端子1
2に接続されたメインスイッチ9aと、1chと2c
h、3chと4chのバッテリーパックを直列に接続す
る中間スイッチ9bとを備えている。図5に示す放電器
1は、作動状態を判りやすくするために、メインスイッ
チ9aと中間スイッチ9bに、機械的に可動部分のある
スイッチを使用しているが、メインスイッチ9aと中間
スイッチ9bは、トランジスターやFET等の半導体ス
イッチング素子とすることもできるのは言うまでもな
い。
【0028】メインスイッチ9aと中間スイッチ9bは
マイコン11に制御される。メインスイッチ9aは、2
回路4接点の切換スイッチである。中間スイッチ9bは
オンオフに切り換えるスイッチである。2回路のメイン
スイッチ9aは、連動して切り換えられて、放電器1の
+−の出力端子12を、順番にバッテリーパック2の+
−端子に接続して、1ch〜4chのバッテリーパック
2を順番に終止電圧まで放電させる。このとき、中間ス
イッチ9bはオフ状態に保持される。全てのバッテリー
パック2を終止電圧まで放電させた後、下記のようにし
て、各バッテリーパック2をカットオフ電圧まで放電さ
せる。
【0029】 1chと2chのバッテリーパック2
の間に接続した中間スイッチ9bをオンに切り換える。
このとき、3chと4chの間に接続した中間スイッチ
は、オンであっても、またオフであってもよい。3ch
と4chのバッテリーパック2が、放電器1の出力端子
12から切りはなれるからである。 メインスイッチ9aを制御して、放電器1の+側の
出力端子12を1chのバッテリーパック2の+端子
に、放電器の−側の出力端子12を2chのバッテリー
パック2の−側に接続する。この状態で、+−の出力端
子12に、1chと2chのバッテリーパック2が直列
に接続される。この状態で、1chと2chのバッテリ
ーパック2の電圧がカットオフ電圧に低下するまで放電
させる。 1chと2chのバッテリーパック2の電圧が、カ
ットオフ電圧まで低下すると、3chと4chのバッテ
リーパック2の間に接続した中間スイッチ9bをオンに
切り換える。このときも、1chと2chの間に接続し
た中間スイッチ9bは、オンであっても、またオフであ
ってもよい。1chと2chのバッテリーパック2が、
放電器1の出力端子12から切りはなれるからである。 メインスイッチ9aを制御して、放電器1の+側の
出力端子12を3chのバッテリーパック2の+端子
に、放電器1の−側の出力端子12を4chのバッテリ
ーパック2の−側に接続する。この状態で、+−の出力
端子12に、3chと4chのバッテリーパック2が直
列に接続される。この状態で、3chと4chのバッテ
リーパック2の電圧がカットオフ電圧に低下するまで放
電させる。
【0030】図4に示す放電器1も、バッテリーパック
2の上方にLED6を配設している。放電しているバッ
テリーパックの上のLED6が点灯して、使用中のバッ
テリーパックがどれであるかを表示する。バッテリーパ
ック2は右から順番に、あるいは左から順番に放電され
る。さらに、この図の放電器1は、ブザー7も内蔵して
おり、最後のバッテリーパックがほぼ完全に放電される
前にブザー7が警報を発するようにしている。
【0031】図4と図5に示す放電器は、4個のバッテ
リーパック2を使用している。図7に示す放電器1は、
2個のバッテリーパック2を放電させる。この図の放電
器1は、各々のバッテリーパック2の+側を、スイッチ
ング素子8を介して、出力端子12に接続している。1
chのバッテリーパックの−側、2chのバッテリーパ
ック2の+−側に切換スイッチ9cを接続している。切
換スイッチ9cは1回路2接点のスイッチである。切換
スイッチ9cとスイッチング素子8はマイコン11に制
御される。
【0032】この回路図の放電器1は、下記の下記のよ
うにして、1chと2chのバッテリーパック2をカッ
トオフ電圧まで放電させる。 切換スイッチ9cが、1chのバッテリーパック2
の−側を放電器1の−側の出力端子12に接続する。 1chのバッテリーパック2に接続されたスイッチ
ング素子8をオン、2chのバッテリーパック2に接続
されたスイッチング素子8をオフにする。この出力で、
1chのバッテリーパック2が放電器1の出力端子12
に接続されて放電される。 1chのバッテリーパック2の電圧が終止電圧に低
下すると、マイコン11がこのことを検出して、切換ス
イッチ9cをオフ、2chのバッテリーパック2に接続
されたスイッチング素子8をオン、1chのバッテリー
パック2に接続されたスイッチング素子8をオフにす
る。この状態で、2chのバッテリーパック2が放電さ
れる。 2chのバッテリーパック2が終止電圧まで放電さ
れると、マイコン11は、2chのバッテリーパック2
に接続されたスイッチング素子8をオフ、1chのバッ
テリーパック2に接続されたスイッチング素子8をオ
ン、切換スイッチ9cでもって、1chのバッテリーパ
ック2の−側を、2chのバッテリーパック2の+側に
接続する。この状態で、1chと2chのバッテリーパ
ック2は、放電器1の出力端子12に直列に接続されて
放電される。 1chと2chのバッテリーパック2の電圧がカッ
トオフ電圧まで低下すると、両スイッチング素子8と切
換スイッチ9cとをオフ状態として、バッテリーパック
2を放電器1の出力端子12から切り離す。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載される、放電器
から電気機器に電力を供給する方法は、放電器に装着さ
れた複数のバッテリーパックから、電気機器に電圧を安
定化して電力供給できるにもかかわらず、電気機器側に
おいては、バッテリーパックの電圧を検出して、残存容
量を正確に表示できる特長がある。それは、本発明の方
法が、最後のバッテリーパックを除くバッテリーパック
は、出力電圧を安定化して電気機器に出力するが、最後
のバッテリーパックを放電させるときは、バッテリーパ
ックの電圧が低下するにしたがって、電気機器に供給さ
れる電圧を低下させるからである。
【0034】全てのバッテリーパックの出力電圧を安定
化させて電気機器に供給し、放電器側でバッテリーパッ
クの残存容量を検出することも可能である。ただ、この
ようにしてバッテリーパックの残存容量を検出する方法
は、放電器にバッテリーパックの残存容量を検出して表
示する機能を装備させる必要がある。電気機器の残存容
量を表示する機能が正常に作動しないからである。この
ため、放電器のコストが高くなってしまう欠点がある。
本発明の方法は、バッテリーパックから安定化した電力
を電気機器に供給し、しかも、電気機器側の残存容量を
表示する機能を正常に作動できることである。このた
め、放電器のコストを低減して、しかも、バッテリーパ
ック残存容量を正確に表示できる特長が実現される。
【0035】さらに、本発明の請求項2に記載される複
数のバッテリーパックを装着している放電器から電気機
器に電力を供給する方法は、請求項1に記載される方法
と同様に、複数のバッテリーパックを順番に切り換えて
使用し、さらに、バッテリーパックを終止電圧まで放電
させた後、複数のバッテリーパックを直列に接続してカ
ットオフ電圧まで放電させる。このため、この方法は、
全てのバッテリーパックの完全放電が可能となり、バッ
テリーパックの実質的な使用容量を最大に利用できる特
長がある。さらに、この方法は、バッテリーパックの出
力電圧を上昇させるために、DC/DCコンバータ等の
高価な回路部品を必要とせず、放電器を極めて安価に製
造できる優れた特長もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の放電器の斜視図
【図2】図1に示す放電器の回路図
【図3】図1に示す放電器の出力電圧を示すグラフ
【図4】本発明の他の実施例の放電器の斜視図
【図5】図4に示す放電器の回路図
【図6】図4に示す放電器の出力電圧を示すグラフ
【図7】本発明の他の実施例にかかる放電器の回路図
【符号の説明】
1…放電器 2…バッテリーパック 3…装着部 4…出力ケース 5…リード線 6…LED 7…ブザー 8…スイッチング素子 9…スイッチ部 9a…メインスイ
ッチ 9b…中間スイッチ 9c…切換スイ
ッチ 10…DC/DCコンバータ 11…マイコン 12…出力端子 13…昇圧回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電器(1)が、装着されている複数のバ
    ッテリーパックを順番に切り換えて、電気機器に電力を
    供給する方法において、 最後に使用するバッテリーパック(2)以外のバッテリー
    パック(2)から電気機器に電力を供給するときは、バッ
    テリーパック(2)の出力電圧を所定の電圧に安定化させ
    て電気機器に電力を供給し、最後のバッテリーパック
    (2)から電気機器に電力を供給するときは、バッテリー
    パック(2)の出力電圧が低下すると、電気機器に供給す
    る電圧を低下させるように構成されてなることを特徴と
    する複数のバッテリーパックを装着している放電器から
    電気機器に電力を供給する方法。
  2. 【請求項2】 放電器(1)が、装着されている複数のバ
    ッテリーパックを順番に切り換えて、電気機器に電力を
    供給する方法において、 各バッテリーパック(2)を切り換えて電気機器に電力を
    供給し、複数個のバッテリーパック(2)の出力電圧が終
    止電圧まで低下した後は、複数のバッテリーパック(2)
    を直列に接続して電気機器に電力を供給することを特徴
    とする複数のバッテリーパックを装着している放電器か
    ら電気機器に電力を供給する方法。
JP7103808A 1995-02-20 1995-04-27 複数のバッテリーパックを装着している放電器から電気機器に電力を供給する方法 Pending JPH08308102A (ja)

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CN96102507A CN1044954C (zh) 1995-02-20 1996-02-16 向电子器具供电的电源装置
US08/602,418 US5652499A (en) 1995-02-20 1996-02-16 Power supply apparatus to provide power to electrical equipment from a plurality of battery packs and its method of power supply

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2797096A1 (fr) * 1999-07-30 2001-02-02 Sanyo Electric Co Procede de decharge de plusieurs accumulateurs rechargeables et ensemble d'accumulateurs utilisant ce procede
JP2010015310A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Casio Comput Co Ltd 電子機器、電源制御方法及びプログラム
JP2012182959A (ja) * 2011-03-03 2012-09-20 Denso Corp バッテリ装置
JP2017505102A (ja) * 2013-11-01 2017-02-09 バッテルー,インコーポレイティド 電池の寿命を延長するための方法

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