JPH08308085A - ディジタル形地絡回線選択継電器 - Google Patents

ディジタル形地絡回線選択継電器

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JPH08308085A
JPH08308085A JP12716995A JP12716995A JPH08308085A JP H08308085 A JPH08308085 A JP H08308085A JP 12716995 A JP12716995 A JP 12716995A JP 12716995 A JP12716995 A JP 12716995A JP H08308085 A JPH08308085 A JP H08308085A
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JP12716995A
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Hirobumi Ono
博文 大野
Naoyoshi Yamanaka
直義 山中
Hiroshi Saito
浩 斎藤
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Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実態に即した正確な係数(ベクトル比)KH
=I2 /I0 を得る。 【構成】 平行2回線送電線の各回線からの各相電流を
電流入力手段2,3を介して入力し、これら各回線の各
相電流から零相電流作成手段13にて零相電流を算出す
る。前記電流入力手段の各回線の各相電流から逆相電流
作成手段14にて逆相電流を算出する。そして前記零相電
流作成手段の算出した零相電流及び前記逆相電流作成手
段の算出した逆相電流から係数作成手段15にて当該零相
電流と逆相電流とのベクトル比を算出する。又、予め設
定される演算式に基づき事故電流作成手段16にて前記零
相電流及び逆相電流と前記ベクトル比を用いて事故電流
を算出する。この事故電流作成手段の事故電流から回線
選択手段25にて故障回線を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、循環電流の生じる平行
2回線送電線の地絡保護のためのディジタル形地絡回線
選択継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、都市周辺の送電線の用地難などの
ため、多回線を同一鉄塔に共架する、いわゆる共架多回
線送電線が増加している。この場合、各導体間の相互イ
ンダクタンスの不平衡が著しくなると、常時の負荷電流
による誘導で共架回線間を循環する零相電流が発生す
る。
【0003】共架多回線から誘導される零相電流は、相
互インダクタンス及び負荷電流の大きさで異なるが、高
抵抗接地系統の1線地絡故障時に、中性点接地抵抗器か
ら供給される故障電流と同程度、あるいはそれ以上とな
ることがあり、次に述べるように保護機能に支障を来た
すことがあった。
【0004】即ち、回線選択継電器において、常時零相
電流が流れるため、外部故障で零相電流が生じると、い
ずれかの回線が誤しゃ断となる可能性がある。又、内部
故障であっても故障電流が零相循環電流より小さけれ
ば、しゃ断回線を誤る虞れがあった。
【0005】以上のように、大きな零相循環電流が存在
する高抵抗接地系統の地絡故障の保護には、従来の方式
をそのまま適用することはできないので、次に零相循環
電流に対する対策を施した保護方式の例を、回線選択継
電器について説明する。
【0006】図9は本リレーの設置される送電系統図例
であり、同図において、91は本リレーの保護対象である
送電線、92は送電線91に併架している上位系送電線、93
は同じく送電線91に併架している同位系送電線、94は送
電線92及び93からの誘導により生じる循環電流、1はデ
ィジタル形地絡回線選択継電器、95は前記送電線92の遮
断器、96は前記送電線93の遮断器である。
【0007】このディジタル形地絡回線選択継電器の原
理式の例を以下に示す。
【数1】
【0008】IRYを事故状態と常時の入力にて表すと、
次の式の通りとなる。
【数2】 この係数KHをスカラ量kと位相θにより整定する。こ
のk及びθは従来計算機シミュレーションにより適用系
統条件をその都度模擬して算出していた。
【0009】この系統条件を模擬するためには、図9に
示す送電線91,92,93の鉄塔間の距離、各鉄塔間の相配
列、送電線の線種、送電容量、送電線91に対する送電線
92と93の併架区間長、送電線91と送電線92及び送電線93
までの距離など実際の系統条件を模擬するために非常に
沢山のデータを必要とし、複雑な計算を事前に実施する
必要があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来のディジタル形地絡回線選択継電器は、動作判定原理
式に用いる係数KHを求めるため、事前又は運用形態が
変更される度に、送電線の鉄塔間の距離、各鉄塔間の相
配列、送電線の線種、送電容量,併架区間長、併架送電
線までの距離など実際の系統条件を細かく模擬し、計算
機シミュレーションにより求めていた。
【0011】このため、時には系統を模擬したデータと
実際の系統状態とに差があって的確な係数KHの整定が
できない場合があった。このため、場合によっては故障
回線をしゃ断できず健全回線を選択しゃ断する虞れもあ
った。本発明は上記課題を解決するためになされたもの
であり、実態に即した正確な係数KHを得ることの可能
なディジタル形地絡回線選択継電器を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ディジタル形地絡回線選択継電器は、平行2回線送電線
の故障回線を選択しゃ断させる循環電流対策を施したデ
ィジタル形地絡回線選択継電器において、前記平行2回
線送電線の各回線から各相電流を入力する電流入力手段
と、前記電流入力手段の各回線の各相電流から零相電流
を算出する零相電流作成手段と、前記電流入力手段の各
回線の各相電流から逆相電流を算出する逆相電流作成手
段と、前記零相電流作成手段の算出した零相電流及び前
記逆相電流作成手段の算出した逆相電流とから当該零相
電流と逆相電流とのベクトル比を算出する係数作成手段
と、予め設定される演算式に基づき前記零相電流及び逆
相電流と前記ベクトル比を用いて事故電流を算出する事
故電流作成手段と、この事故電流作成手段の事故電流か
ら故障回線を選択する回線選択手段とを備えた。
【0013】本発明の請求項2に係るディジタル形地絡
回線選択継電器は、請求項1において、前記係数作成手
段に代えて、前記零相電流作成手段の算出した零相電流
及び前記逆相電流作成手段の算出した逆相電流とから当
該零相電流と逆相電流とのベクトル比を逐次算出するベ
クトル比算出手段と、前記ベクトル比の所定時間の平均
値を算出し事故電流作成手段に出力する平均値算出手段
とを備えた。
【0014】本発明の請求項3に係るディジタル形地絡
回線選択継電器は、請求項1において、係数作成は算出
指令を与えられたとき前記ベクトル比を算出する構成と
した。
【0015】本発明の請求項4に係るディジタル形地絡
回線選択継電器は、請求項1において、係数作成手段に
対して、所定期間毎に算出指令を出力して前記ベクトル
比を所定期間毎に算出・故障するカレンダ機能部を付加
した。
【0016】本発明の請求項5に係るディジタル形地絡
回線選択継電器は、請求項1において、前記係数作成手
段に代えて、前記零相電流作成手段の算出した零相電流
及び前記逆相電流作成手段の算出した逆相電流とから当
該零相電流と逆相電流とのベクトル比を逐次算出するベ
クトル比算出手段と、前記ベクトル比の所定時間の平均
値を算出する平均値算出手段と、前記平均値算出手段が
今回算出したベクトル比の平均値と前記事故電流作成手
段で現在用いられているベクトル比とを比較しその差が
所定値以上のとき今回算出したベクトル比の平均値を前
記事故電流作成手段で用いるベクトル比として更新する
比較手段とを備えた。
【0017】本発明の請求項6に係るディジタル形地絡
回線選択継電器は、請求項1,2,3,4又は5におい
て、前記電流入力手段及び前記零相電流作成手段に代え
て、前記平行2回線送電線の各回線から各相電流及び零
相電流を入力する電流入力手段と、前記電流入力手段か
ら零相電流を入力する零相電流作成手段とを備えた。
【0018】本発明の請求項7に係るディジタル形地絡
回線選択継電器は、請求項1又は請求項2において、前
記係数作成手段が算出したベクトル比あるいは前記平均
値算出手段が算出したベクトル比の平均値を表示する表
示手段を備え、前記事故電流作成手段に代えて、予め設
定される演算式に基づき前記零相電流及び逆相電流と入
力部より入力されるベクトル比を用いて事故電流を算出
する事故電流作成手段とするよう構成した。
【0019】
【作用】本発明の請求項1〜請求項7に係るディジタル
形地絡回線選択継電器は、実際の系統入力量を基にディ
ジタル形地絡回線選択継電器内で係数を算出するため、
実態にあった正確な係数を得ることができる。更に、事
前の係数の算出及び運用形態が変更された場合の係数の
算出が必要なくなる。
【0020】なかんずく、請求項1によれば、実際の系
統入力より係数の算出を行なうものであるため、事前の
計算機シミュレーションによる係数の算出を削除でき
る。又、請求項2によれば、逐次係数を算出するもので
あるため、運用形態の変更が行なわれた場合でもこの変
更に対応した係数を得ることができる。
【0021】又、請求項3によれば、係数を算出指令に
より制御するものであるため、係数算出及び変更を任意
で行なうことができる。又、請求項4によれば、所定期
間毎に係数を算出するものであるため、任意に設定され
た期間毎に係数を変更できる。又、請求項5によれば、
既に適用している係数と新たに算出した係数の差分を算
出するものであるため、差分の算出結果の所定値を利用
し常に的確な係数を得ることができる。
【0022】又、請求項6によれば、実際の系統入力か
ら係数を算出しているため、実態にあった正確な係数を
得ることができる。又、請求項7によれば、逐次算出し
ている係数の算出結果を確認できるため、数値として確
認した結果を入力できる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の請求項1に係るディジタル形地絡回
線選択継電器の一実施例のブロック構成図である。図1
において、1は地絡回線選択継電器で、送電線1L,2
Lの各相電流入力部10,11と、これらの各相電流を用い
て差電流を作成する差電流作成部12と、零相電流作成部
13と、逆相電流作成部14と、係数作成部15と、事故電流
作成部16と、回線選択部25とから構成されている。
【0024】平行2回線送電線の1L側送電線に設置さ
れた各相CT2及び2L側送電線に設置された各相CT
3からの各相電流をディジタル形地絡回線選択継電器1
の入力量とし、電流入力部10及び11を介して各相毎の差
電流(下記(1) 式〜(3) 式)を差電流作成部12にて作成
し、本差電流から零相電流(下記(4) 式)と逆相電流
(下記(5) 式)を各々零相電流作成部13と逆相電流作成
部14にて作成する。
【0025】
【数3】 Ia =Ia1L −Ia2L ……………(1) Ib =Ib1L −Ib2L ……………(2) Ic =Ic1L −Ic2L ……………(3) I0 =Ia +Ib +Ic ……………(4) I2 =Ia +a2 b +aIc ……………(5)
【0026】この零相電流と逆相電流を、事故のない健
全状態、即ち、併架系から誘導による循環電流のみが流
れている状態の零相電流I0th ,逆相電流I2th とし
て、これら零相電流と逆相電流のベクトル比(I2th
0th )を係数作成部15にて作成・記憶し、事故電流作
成部16へ渡す。
【0027】そして、零相電流作成部13にて作成した零
相電流と逆相電流作成部14にて作成した逆相電流と係数
作成部15にて作成した係数とを用いて、予め設定される
演算式(原理式)に基づき事故電流作成部16にて事故電
流を演算する。演算式は前述の(イ)式と同様である。
本実施例は係数KH=(I2th /I0th )とするもので
あるが、(イ)式を変形した(ロ)式に代入すると、次
式(ニ)の通りとなる。
【0028】
【数4】 1線地絡事故時は、I2f=I0fであるため、IRY=I0f
となり事故電流Iofのみを取り出すことができる。
【0029】そこで、回線選択部25がこの算出された事
故電流IRYを用いて故障回線を選択する。例えば、本実
施例では差電流作成部12で送電線1Lの電流から送電線
2Lの電流を差し引いているので、IRY>0のとき故障
回線は送電線1L、IRY<0のとき故障回線は送電線2
Lとして選択する。
【0030】上記実施例によれば、実際の系統入力から
係数を算出するため実態にあった的確な係数を得ること
ができ、事故電流I0fのみを正確に取り出すことができ
るので確実な故障回線選択ができる。又、系統入力から
係数を作成するため事前の計算機シミュレーションによ
る係数の算出が不要となる。
【0031】図2は請求項2に係るディジタル形地絡回
線選択継電器の一実施例の構成図である。図2において
図1と同一部分及び相当部分については同一符号を付し
て説明を省略する。本実施例では図1に対し係数の作成
手段が逆相電流と零相電流のベクトル比を逐次算出する
ベクトル比算出部17と、このベクトル比の所定時間(例
えば24時間)の平均値を算出する平均値算出部18を設
けた点に特長を有する。
【0032】本実施例によれば、実際の系統入力から係
数を算出するため実態にあった正確な係数を得ることが
できる。更に、逐次係数を算出しているため、運用形態
の変更が行なわれた場合でも、この変更に対応した係数
を得ることができる。
【0033】図3は請求項3に係るディジタル形地絡回
線選択継電器の一実施例の構成図である。図3において
図1と同一部分及び相当部分については同一符号を付し
て説明を省略する。本実施例では係数作成部15に対して
スイッチ20を介して信号入力回路19を接続する構成とし
た。
【0034】即ち、係数の算出指令を例えば外部からの
スイッチ20で操作し、信号入力回路19を通し係数作成部
15に算出指令を与えるようにしたものである。なお、算
出指令に用いるスイッチ20はシーケンス的な制御信号等
を使用することもできる。
【0035】本実施例によれば、実際の系統入力から係
数を算出するため実態にあった正確な係数を得ることが
できる。更に、係数を算出指令により制御するため係数
算出及び変更を任意で行なえる。
【0036】図4は請求項4に係るディジタル形地絡回
線選択継電器の一実施例の構成図である。図4において
図1と同一部分及び相当部分については同一符号を付し
て説明を省略する。本実施例では係数作成部15に対して
カレンダ機能部21を付加し、係数の変更を所定期間(例
えば春夏秋冬)毎に切り換える構成とした。
【0037】本実施例によれば、実際の系統入力から係
数を算出するため実態にあった正確な係数を得ることが
できる。更に、任意に設定された所定期間毎に係数を変
更できる効果がある。
【0038】図5は請求項5に係るディジタル形地絡回
線選択継電器の一実施例の構成図である。図5において
図2と同一部分及び相当部分については同一符号を付し
て説明を省略する。
【0039】本実施例では係数の作成手段が逆相電流と
零相電流のベクトル比を逐次算出するベクトル比算出部
17と、このベクトル比の所定時間(例えば24時間)の
平均値を算出する平均値算出部18と、既に適用している
係数と新たに算出した係数の差分の算出結果を求めて比
較する比較部22により、算出結果が所定値以上(例えば
1以上)であるとき、新たな係数へ切り換える構成とし
ている。
【0040】本実施例によれば、実際の系統入力から係
数を算出するため実態にあった正確な係数を得ることが
できる。更に、既に適用している係数と新たに算出した
係数の差分である算出結果の所定値を利用し、常に的確
な係数を得ることができる効果がある。
【0041】図6は請求項6に係るディジタル形地絡回
線選択継電器の一実施例の構成図である。図6において
図1と同一部分及び相当部分については同一符号を付し
て説明を省略する。図1では零相電流の算出は各相電流
から算出したが、本実施例では零相電流を直接1L側零
相CT102 及び2L側零相CT112 から導入する構成と
する。ここで図6は零相電流を3次巻線から導入したブ
ロック図である。
【0042】本実施例によれば、実際の系統入力から係
数を算出するため実態にあった正確な係数を得ることが
できる効果がある。図7は図6の変形例であり、零相電
流を残留回路より導入するようにした以外は図6と同様
である。本変形例においても図6と同様な効果が得られ
る。
【0043】図8は請求項7に係るディジタル形地絡回
線選択継電器の一実施例の構成図である。図8において
図2と同一部分及び相当部分については同一符号を付し
て説明を省略する。本実施例では平均値算出部18から表
示部23へ直かに接続し、所定時間の平均値をLED等を
通して表示する。そして、この表示結果を計測し、入力
部24を介して所定の原理式に基づいて整定値として入力
する。
【0044】本実施例によれば、実際の系統入力から係
数を算出するため実態にあった正確な係数を得ることが
できる。更に、逐次算出している係数の算出結果を確認
でき、数値として確認した結果を入力できる効果があ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば実
際の系統入力を用いて係数の算出をするように構成した
ので、実態に即した的確な係数を得ることができ、正確
な故障回線選択をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディジタル形地絡回線選択継電器の一
実施例の構成ブロック図。
【図2】他の実施例の構成ブロック図。
【図3】更に他の実施例の構成ブロック図。
【図4】更に他の実施例の構成ブロック図。
【図5】更に他の実施例の構成ブロック図。
【図6】更に他の実施例の構成ブロック図。
【図7】図6の変形例を示す構成ブロック図。
【図8】更に他の実施例の構成ブロック図。
【図9】適用系統図例。
【符号の説明】
1 地絡回線選択継電器 2,3 変流器 10 1L各相電流入力部 11 2L各相電流入力部 12,12-1 差電流作成部 13 零相電流作成部 14 逆相電流作成部 15 係数作成部 16 事故電流作成部 17 ベクトル比算出部 18 平均値算出部 19 信号入力回路 20 スイッチ 21 カレンダ機能部 22 比較部 101 1L零相電流入力部 111 2L零相電流入力部 102 ,112 変流器(零相検出) 23 表示部 24 入力部 25 回線選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 浩 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行2回線送電線の故障回線を選択しゃ
    断させる循環電流対策を施したディジタル形地絡回線選
    択継電器において、前記平行2回線送電線の各回線から
    各相電流を入力する電流入力手段と、前記電流入力手段
    の各回線の各相電流から零相電流を算出する零相電流作
    成手段と、前記電流入力手段の各回線の各相電流から逆
    相電流を算出する逆相電流作成手段と、前記零相電流作
    成手段の算出した零相電流及び前記逆相電流作成手段の
    算出した逆相電流とから当該零相電流と逆相電流とのベ
    クトル比を算出する係数作成手段と、予め設定される演
    算式に基づき前記零相電流及び逆相電流と前記ベクトル
    比を用いて事故電流を算出する事故電流作成手段と、こ
    の事故電流作成手段の事故電流から故障回線を選択する
    回線選択手段とを備えたことを特徴とするディジタル形
    地絡回線選択継電器。
  2. 【請求項2】 前記係数作成手段に代えて、前記零相電
    流作成手段の算出した零相電流及び前記逆相電流作成手
    段の算出した逆相電流とから当該零相電流と逆相電流と
    のベクトル比を逐次算出するベクトル比算出手段と、前
    記ベクトル比の所定時間の平均値を算出し事故電流作成
    手段に出力する平均値算出手段とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載のディジタル形地絡回線選択継電器。
  3. 【請求項3】 前記係数作成手段は、算出指令を与えら
    れたとき前記ベクトル比を算出するものであることを特
    徴とする請求項1記載のディジタル形地絡回線選択継電
    器。
  4. 【請求項4】 前記係数作成手段に対して、所定期間毎
    に算出指令を出力し前記ベクトル比を所定時間毎に算出
    ・更新するカレンダ機能部を付加したことを特徴とする
    請求項1記載のディジタル形地絡回線選択継電器。
  5. 【請求項5】 前記係数作成手段に代えて、前記零相電
    流作成手段の算出した零相電流及び前記逆相電流作成手
    段の算出した逆相電流とから当該零相電流と逆相電流と
    のベクトル比を逐次算出するベクトル比算出手段と、前
    記ベクトル比の所定時間の平均値を算出する平均値算出
    手段と、前記平均値算出手段が今回算出したベクトル比
    の平均値と前記事故電流作成手段で現在用いられている
    ベクトル比とを比較しその差が所定値以上のとき今回算
    出したベクトル比の平均値を前記事故電流作成手段で用
    いるベクトル比として更新する比較手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のディジタル形地絡回線選択
    継電器。
  6. 【請求項6】 前記電流入力手段及び前記零相電流作成
    手段に代えて、前記平行2回線送電線の各回線から各相
    電流及び零相電流を入力する電流入力手段と、前記電流
    入力手段から零相電流を入力する零相電流作成手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求
    項3又は請求項4又は請求項5記載のディジタル形地絡
    回線選択継電器。
  7. 【請求項7】 前記係数作成手段が算出したベクトル比
    あるいは前記平均値算出手段が算出したベクトル比の平
    均値を表示する表示手段を備え、前記事故電流作成手段
    に代えて、予め設定される演算式に基づき前記零相電流
    及び逆相電流と入力部より入力されるベクトル比を用い
    て事故電流を算出する事故電流作成手段とすることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のディジタル形地絡
    回線選択継電器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140056964A (ko) * 2012-11-02 2014-05-12 한국전력공사 배전선로용 방향성 보호기기의 방향 판정 방법
KR101722728B1 (ko) * 2017-01-12 2017-04-03 인텍전기전자 주식회사 접지계통 전원선로의 지락 고장 발생 시 고장 방향 판단 방법 및 과전류 보호 방법
CN112083270A (zh) * 2020-08-14 2020-12-15 昆明理工大学 一种基于相关系数的风电场集电线路单相接地故障选线方法

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