JPH08307890A - 内視鏡撮像装置 - Google Patents

内視鏡撮像装置

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JPH08307890A
JPH08307890A JP7104114A JP10411495A JPH08307890A JP H08307890 A JPH08307890 A JP H08307890A JP 7104114 A JP7104114 A JP 7104114A JP 10411495 A JP10411495 A JP 10411495A JP H08307890 A JPH08307890 A JP H08307890A
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contour
signal
image
hue
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JP7104114A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Saito
克行 斉藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メチレンブルー色素散布時においても、輪郭
が鮮明で被写体の凹凸を明確に判別でき、S/Nの良好
な観察画像を提供する。 【構成】 内視鏡本体10によって撮像された内視鏡画
像を信号処理するCCU12には、R,G,Bの各色画
像毎に輪郭強調処理を行う輪郭強調回路136-1,136-2
,136-3 が設けられている。また、NTSCエンコー
ダ74のクロマ出力より観察画像の色相を判別する色相
検出部154が設けられ、この色相検出に基づきメチレ
ンブルー色素散布がなされたことを自動検出する。メチ
レンブルー色素散布時には、色相検出部154の出力に
より、B信号の輪郭強調量がG,R信号の輪郭強調量よ
り強くなるようにB信号用の輪郭強調回路136-3 におけ
る補正量が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像手段により撮像し
た内視鏡画像に輪郭強調処理を施して画質向上を図るこ
とのできる輪郭強調手段を備えた内視鏡撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、内視鏡によって得られた体腔
内等の被検体の像をCCD等を用いた撮像手段で撮像
し、CRTモニタ等の表示装置に内視鏡画像として表示
して観察できるようにした電子内視鏡装置が用いられて
きている。
【0003】このような電子内視鏡装置としては、特開
平1−280440号公報に開示されているように、得
られた内視鏡画像に対して輪郭強調手段により輪郭強調
処理を施すことによって、画像中の診断部位等の輪郭を
際立たせ、診断能の向上を図ることのできる装置が提案
されている。
【0004】この種の従来の輪郭強調手段を備えた内視
鏡撮像装置では、画像の輪郭強調を行う場合に、赤
(R),緑(G),青(B)の各色信号成分に対して、
全て一様に輪郭強調処理を施すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】医療用の内視鏡を用い
た体内観察においては、観察画像中の臓器の表面構造の
凹凸状況により病状を診断することが良くある。この場
合、体腔内の被検部位にメチレンブルー色素を散布する
ことによって、臓器表面の凹凸の凹部に色素がたまるた
め、より凹凸が見やすくなり診断性能を向上させること
ができる。
【0006】しかし、従来の輪郭強調手段を有する内視
鏡撮像装置では、R,G,Bの各色信号成分一様に輪郭
強調をかけていたため、メチレンブルー色素散布により
得られた被検部位の輪郭がR,Gの輪郭強調による影響
でノイズっぽくなり、輪郭強調効果が薄れて観察しづら
くなってしまうといった問題点があった。
【0007】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、メチレンブルー色素散布時の画像においても、
観察画像の輪郭をより鮮明に表示でき、診断性能を向上
させることが可能な内視鏡撮像装置を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡撮像
装置は、撮像手段により撮像した内視鏡画像の輪郭を強
調する輪郭強調手段を有する装置において、前記輪郭強
調手段における青(B)信号成分の輪郭強調量を緑
(G)及び赤(R)信号成分の輪郭強調量よりも強くす
る輪郭強調量制御手段を設けたものである。
【0009】
【作用】輪郭強調量制御手段によって、メチレンブルー
色素散布時の画像に対して、輪郭強調手段におけるB信
号成分の輪郭強調量がG及びR信号成分の輪郭強調量よ
りも強くなるよう輪郭強調量を制御することにより、メ
チレンブルー色素散布時にB信号成分に対して強い輪郭
強調が施される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図5は本発明の一実施例に係り、図1
は内視鏡撮像装置の全体構成を示す構成説明図、図2は
自動調光信号のゲイン切り換え回路を含む光量制御手段
の構成を示す構成説明図、図3はゲイン切り換え回路の
構成を示す回路図、図4は輪郭強調手段を含む画像処理
部の構成を示すブロック図、図5は内視鏡画像の色相を
説明するための特性図である。
【0011】図1に示すように、本実施例の内視鏡撮像
装置131は、内視鏡本体10、カメラコントロールユ
ニット(以下、CCUと称する)12、RGB/NTS
Cモニタ14、NTSCモニタ16、RFモニタ18、
記録/再生装置20、光源ユニット22を備えて構成さ
れている。
【0012】内視鏡本体10の先端には、体腔内等を撮
像する固体撮像素子(例えばCCD)30が設けられ、
固体撮像素子30で得られた出力の面順次信号がプリア
ンプ32を介してケーブルを伝送し、CCU12に供給
される。内視鏡本体10内にはライトガイド36が設け
られている。ライトガイド36は、光源ユニット22か
らの照明光を先端まで導く光ファイバ束からなり、体腔
内等の被検部位を照明する。内視鏡先端は細いので、固
体撮像素子30は受光部のみからなり、シャッタとして
機能する遮光蓄積部は有しない構成となっている。シャ
ッタ機構は後述するように光源ユニット22内に設けら
れる。
【0013】CCU12に供給された画像信号は、CM
Rアンプ40に入力され、CMRアンプ40の出力信号
がサンプルホールド回路(S/H)42、ローパスフィ
ルタ(LPF)44、自動ゲイン制御回路(AGC)4
8、γ補正回路50、A/D変換器52、セレクタ54
を介してメモリ回路56に供給される。ローパスフィル
タ44は画像信号をスムージングする機能を有してい
る。メモリ回路56は、R,G,Bの各色画像用の三つ
のフレームメモリ56-1,56-2,56-3からなり、セレクタ
54も三出力端子を有し、それぞれがR用,G用,B用
フレームメモリ56-1,56-2,56-3に接続されており、画
像信号がそれぞれのフレームメモリ56-1,56-2,56-3に
格納される。
【0014】前記メモリ回路56の出力は、セレクタ5
8を介して1Hメモリ60に供給される。1Hメモリ6
0は、各色成分毎に二つ設けられており、セレクタ58
の切り換え動作により1水平走査線毎に交互に書込ま
れ、書込まれていない方から読み出されることにより、
画像信号が同時化される。すなわち、フレームメモリ56
-1,56-2,56-3の出力が、それぞれセレクタ58-1,58-
2,58-3に供給される。セレクタ58-1,58-2,58-3は、
それぞれ二出力端子を有し、セレクタ58-1の出力が1H
メモリ60-1,60-2に、セレクタ58-2の出力が1Hメモリ
60-3,60-4に、セレクタ58-3の出力が1Hメモリ60-5,
60-6に接続されており、1Hメモリ60-1,60-2の出力が
セレクタ62-1を介してD/A変換器64-1に、1Hメモリ
60-3,60-4の出力がセレクタ62-2を介してD/A変換器
64-2に、1Hメモリ60-5,60-6の出力がセレクタ62-3を
介してD/A変換器64-3にそれぞれ供給され、アナログ
信号に変換される。
【0015】前記D/A変換器64-1,64-2,64-3の出力
は、それぞれローパスフィルタ66-1,66-2,66-3を介し
てR,G,Bの各色画像用に設けられた輪郭強調回路13
6-1,136-2 ,136-3 に供給され、輪郭強調処理が施さ
れる。そして、輪郭強調回路136-1 ,136-2 ,136-3 の
出力がスイッチ72を介してRGB/NTSCモニタ1
4のRGB入力端子に供給され、モニタ上に画像が表示
される。
【0016】また、輪郭強調回路136-1 ,136-2 ,136-
3 の出力は、マトリクス回路153を介してNTSCエ
ンコーダ74にも供給され、NTSCのビデオ信号に変
換される。NTSCエンコーダ74の出力は、セレクタ
76の第一入力端子、及び記録/再生装置20の入力端
子に供給される。一方、前記記録/再生装置20からの
再生信号が帯域補正回路80を介してセレクタ76の第
二入力端子に供給される。セレクタ76から出力される
NTSC信号がスイッチ72を介してRGB/NTSC
モニタ14のNTSC入力端子に供給され、NTSCモ
ニタ16のNTSC入力端子に直接に供給されると共
に、RFモジュレータ78を介してRFモニタ18にも
供給され、各モニタ上に画像が表示される。
【0017】前記NTSCエンコーダ74のクロマ出力
は、色相検出部154に供給され、出力画像の色相が検
出される。この色相検出部154の出力がB信号用の輪
郭強調回路136-3 に供給され、B信号成分の輪郭強調量
が制御される。
【0018】前記ローパスフィルタ44の出力は分圧器
85にも供給される。分圧器85は自動調光の際のR,
G,B各色画像毎の基準信号を発生する。この基準信号
はG,R,Bの順に小さくなる。これは、画像信号の輝
度成分がこの順に小さくなっているからである。分圧器
85の各分圧点がセレクタ86の各入力端に接続され、
セレクタ86の出力信号がローパスフィルタ88、比較
増幅器90を介して光源ユニット22に自動調光信号と
して供給される。
【0019】また、CCU12内には、固体撮像素子3
0の駆動のためのクロックパルスを発生するSIDドラ
イバ91も設けられている。
【0020】CCU12内の各回路はタイミングジェネ
レータ82,84によりタイミング制御されるようにな
っている。外部の操作スイッチ132からの操作信号が
制御部133に入力され、この操作信号に基づいて出力
される制御部133からの制御信号がタイミングジェネ
レータ82に供給される。タイミングジェネレータ82
の出力はサンプルホールド回路42、セレクタ54、フ
レームメモリ56、セレクタ86、SIDドライバ91
に供給され、前記制御信号に基づいてタイミングジェネ
レータ82で生成されるタイミング信号により各部の動
作タイミングが制御される。また、タイミングジェネレ
ータ84の出力はフレームメモリ56、セレクタ58、
1Hメモリ60、セレクタ62、NTSCエンコーダ7
4に供給され、タイミングジェネレータ84で生成され
るタイミング信号により各部の動作タイミングが制御さ
れる。
【0021】なお、メモリ回路56への書き込み速度
と、メモリ回路56からの読み出し速度とは異なってい
て、タイミングジェネレータ82によりメモリ回路56
への書き込みが制御され、タイミングジェネレータ84
によりメモリ回路56からの読み出しが制御される。ま
た、セレクタ54とセレクタ86は同期して制御され、
一方がR信号を選択しているときは他方もR信号を選択
するように制御される。また、セレクタ58とセレクタ
62は互いに別の1Hメモリを選択するように制御され
る。
【0022】光源ユニット22は、ライトガイド36に
照明光を入射させるランプ92を有している。ランプ9
2からの照明光は、絞り板94、光学系96、回転フィ
ルタ98を介してライトガイド36に入射される。絞り
板94は、多数の穴が配設された所定の厚みを有する板
からなり、ガルバノモータ100により回転され、光軸
に対する角度が可変されることにより、穴の数により通
過光量を絞る。前記比較増幅器90からの自動調光信号
はゲイン切り換え回路152に供給される。自動調光信
号はG,R,Bの信号をローパスフィルタ88によって
積分することにより、平均化され、ほぼ輝度信号レベル
として供給される。ゲイン切り換え回路152は、後述
のようにCPU151の制御によりゲインが調整され
る。このゲイン切り換え回路152の出力が絞り制御信
号としてガルバノモータ100に供給され、ガルバノモ
ータ100が駆動制御される。
【0023】前記CPU151は、CCU12内に設け
たCPU150との間で通信制御を行うようになってい
る。
【0024】回転フィルタ98は、固体撮像素子30の
シャッタ機能およびランプ92の白色照明光をR,G,
Bに着色する機能を有する。回転フィルタ98は、同心
円環状にR,G,Bのカラーフィルタが非連続的に配設
された円板により構成される。各カラーフィルタの間の
非連続部は、固体撮像素子30からの信号読み出しのた
めに固体撮像素子30への光を遮光するシャッタとして
働く。各カラーフィルタの回転方向における最後部の外
側にはリードパルス発生用の透孔が設けられ、Rフィル
タの透孔の外側にはスタートパルス発生用の透孔が設け
られる。
【0025】前記回転フィルタ98はステップモータ1
02により回転駆動される。ステップモータ102はサ
ーボ回路104により一定速度で回転するように制御さ
れる。回転フィルタ98の縁部には、発光素子と光検出
器からなり透孔を介した光を受光することによりリード
パルス、スタートパルスを発生する光検出器106が設
けられる。前記光検出器106から出力されるスタート
パルス、リードパルスは、それぞれアンプ108,11
0を介してCCU12内のタイミングジェネレータ82
に供給される。
【0026】以上のような構成の内視鏡撮像装置では、
固体撮像素子30によって撮像された被写体像は、光電
変換されて電気信号にされ、サンプルホールド回路42
によって画像信号に変換される。その後、A/D変換器
52を経て、シーケンシャル信号を同時化するメモリ回
路56によって、R,G,Bの各色信号が同時化され、
それぞれD/A変換器64によってアナログ画像信号に
変換され、輪郭強調回路136に入力されて輪郭強調が
行われる。
【0027】この輪郭強調回路136によって、R,
G,B各色毎に輪郭強調を行うことにより、診断部位等
の輪郭を際立たせることが可能となり、診断性能の向上
が達成できる。なおこのとき、操作スイッチ132の操
作指示によって、制御部133から輪郭強調回路136-1
,136-2 ,136-3 に制御信号を送り、輪郭強調回路に
おける補正量の切換制御を行うこともできるようになっ
ている。
【0028】また、色相検出部154によって出力画像
の色相を検出し、B信号用の輪郭強調回路136-3 におけ
る輪郭強調量を制御することによって、メチレンブルー
色素散布を自動検出し色素散布状態に応じた輪郭強調を
行うことが可能である。
【0029】次に、光源ユニット22の光量制御手段に
ついて詳しく説明する。
【0030】従来のファイバスコープと写真撮像装置
(カメラ)との組み合わせによる内視鏡撮像装置では、
カメラ内に被写体像の光束の一部を受光する受光センサ
を設け、光源使用時に、前記受光センサで受光された微
弱な出力電圧を光源内で増幅してこの出力電圧に基づい
て光源の絞り制御を行うようになっている。
【0031】一方、本実施例の光源ユニット22と電子
内視鏡本体10に接続されたCCU12との組み合わせ
による内視鏡撮像装置では、前述したようにR,G,B
の面順次信号を順次切り換えるセレクタ86、及びロー
パスフィルタ88、比較増幅器90により積分して得ら
れた自動調光信号によって光源の絞り制御を行うように
なっている。この自動調光信号は、前記カメラに設けた
受光センサの出力電圧レベルよりも大きい。
【0032】従って、光源ユニット22を前記両方の構
成の内視鏡撮像装置で共通に使用して光量制御を行える
ようにするためには、それぞれの構成において用いられ
る光量調整用の絞り制御信号のレベルが異なるので、ゲ
インを変更するためのゲイン切り換え回路152が必要
となる。絞り制御信号が前記受光センサの出力のような
微弱電圧のままでは、電気メスなど外部機器からのノイ
ズにより誤動作が生じやすい問題点がある。
【0033】ゲイン切り換え回路152を含む光量制御
手段の構成を図2に、ゲイン切り換え回路152の詳細
構成を図3にそれぞれ示す。光源ユニット22内には、
ゲイン切り換え回路152が設けられ、CCU12の前
処理部において得られる自動調光信号が供給されるよう
になっている。CCU12と光源ユニット22には、そ
れぞれCPU150,151が設けられており、これら
のCPU150,151間で通信制御がなされるように
なっている。
【0034】ゲイン切り換え回路152は、負帰還ルー
プが形成された差動増幅器155を有して構成されてお
り、CPU151からの制御信号によりSW1をオンオ
フすることでR3 を接続/解除し、ゲインを切り換える
ようになっている。
【0035】この構成により、光源ユニット22に供給
される自動調光信号がゲイン切り換え回路152におい
て増幅される際に、CPU150,151間の通信によ
り伝送される制御信号によってゲインが切り換えられ、
ゲイン切り換え回路152の出力信号レベルが装置特性
に応じて適正値に切り換えられる。このゲイン切り換え
回路152の出力が絞り制御信号としてガルバノモータ
100に供給され、絞り板94が駆動されて光源ユニッ
ト22から出射される照明光の光量調整が行われる。
【0036】以上のような構成の光量制御手段では、C
CU12と光源ユニット22との間で通信制御を行って
光量調整用の絞り制御信号を増幅する際のゲインを切り
換えることによって、従来より用いられる他の光源やカ
メラを使用する場合においても装置構成に応じて十分な
レベルの絞り制御信号を得ることができる。従って、外
部からのノイズによる誤動作が生じることなく、光量制
御動作の安定性を向上させることができる。
【0037】次に、本実施例における輪郭強調手段の動
作を説明する。図4に輪郭強調手段及びその周辺回路を
含む画像処理部の構成を示す。
【0038】メモリ回路56により同時化され、D/A
変換器64によってアナログ信号に変換されたR,G,
Bの各色画像信号は、それぞれR,G,B用の輪郭強調
回路136-1 ,136-2 ,136-3 に入力されて輪郭強調処理
が施される。輪郭強調回路136-1 ,136-2 ,136-3 から
の出力信号はマトリクス回路153,NTSCエンコー
ダ74により信号処理され、NTSCのビデオ信号、輝
度信号(Y)、色(クロマ)信号(C)が生成される。
【0039】NTSCエンコーダ74からのクロマ出力
信号は、色相検出部154に入力され、出力画像(すな
わち撮像した被検部位の内視鏡画像)の色相が検出され
る。この色相検出により、被検部位にメチレンブルー色
素散布がされたか否かを検出することができる。図5に
示すように、通常の内視鏡画像の色相は、体腔内を観察
する場合はRの信号成分が殆どである。このような内視
鏡画像に対してメチレンブルー色素が散布された場合、
B信号成分の色相が発生して色相が大きく変化するた
め、色相検出により非常に容易にメチレンブルー色素が
散布されたことを判別できる。
【0040】色相検出部154によりメチレンブルー色
素散布が検出された場合は、B信号用の輪郭強調回路13
6-3 に制御信号を出力し、B信号成分に対する補正量が
R,G信号に比べて大きくなるように輪郭強調量を切り
換える。これにより、B信号成分に対してR,G信号成
分よりも強く輪郭強調が施される。
【0041】以上のように出力画像の色相に応じて輪郭
強調量を変更することにより、メチレンブルー色素散布
時の被検部位の凹凸をより見やすくし、かつS/Nの良
好な内視鏡観察画像を得ることができる。
【0042】なお、前記の説明では、メチレンブルー色
素散布を自動検出して輪郭強調量を変更するようにした
構成例を示したが、これに限定されるものではなく、C
CUのフロントパネル等にB信号成分のみに輪郭強調を
かけるためのB輪郭強調スイッチを設けて、色素散布時
に、このB輪郭強調スイッチをオンにして手動で輪郭強
調量を変更する構成としても良い。また、図1の構成に
おいて操作スイッチ132をB輪郭強調スイッチとし、
制御部133を介してB信号用の輪郭強調回路136-3 に
制御信号を送って手動により輪郭強調量を変更するよう
にすることもできる。
【0043】このB輪郭強調スイッチは、CCUのフロ
ントパネル以外に設けることもできる。例えば、キーボ
ードのスイッチ、リアパネルのスイッチ、内視鏡本体に
設けられた操作スイッチなどで輪郭強調量を制御する構
成としても良い。
【0044】また、前記実施例では内視鏡の先端にCC
Dを備えた面順次式の電子内視鏡を用いた内視鏡撮像装
置の構成を例にとり説明したが、この限りではなく、同
時式の電子内視鏡を用いた内視鏡撮像装置でも良いし、
ファイバスコープあるいは硬性鏡の接眼部に外付けTV
カメラを取り付けた構成の内視鏡撮像装置であっても良
く、いずれの構成においても本実施例を適用できる。
【0045】以上説明したように本実施例の内視鏡撮像
装置によれば、体内診断時にメチレンブルー色素が散布
された場合においても、被検部位の輪郭を鮮明に表示で
き、被検部位の凹凸がより明瞭に判別可能でかつS/N
の良好な観察画像を得ることができるため、診断性能を
より向上させることが可能となる。
【0046】[付記] (1) 撮像手段により撮像した内視鏡画像の輪郭を強
調する輪郭強調手段を有する内視鏡撮像装置において、
メチレンブルー色素散布時の画像に対して、前記輪郭強
調手段における青(B)信号成分の輪郭強調量を緑
(G)及び赤(R)信号成分の輪郭強調量よりも強くす
る輪郭強調量制御手段を設けたことを特徴とする内視鏡
撮像装置。
【0047】(2) 撮像手段により撮像した内視鏡画
像の輪郭を強調する輪郭強調手段を有する内視鏡撮像装
置において、メチレンブルー色素の色相を検出してメチ
レンブルー色素散布がなされたか否かを自動判別する色
相判別手段と、前記色相判別手段の出力に基づき、メチ
レンブルー色素散布時の画像に対して、前記輪郭強調手
段における青(B)信号成分の輪郭強調量を緑(G)及
び赤(R)信号成分の輪郭強調量よりも強くする輪郭強
調量制御手段と、を設けたことを特徴とする内視鏡撮像
装置。
【0048】(3) 撮像手段により撮像した内視鏡画
像の輪郭を強調する輪郭強調手段を有する内視鏡撮像装
置において、前記輪郭強調手段における青(B)信号成
分の輪郭強調量を緑(G)及び赤(R)信号成分の輪郭
強調量よりも強くする輪郭強調量制御手段と、前記輪郭
強調量制御手段の作動を指示する輪郭強調量設定手段
と、を設けたことを特徴とする内視鏡撮像装置。
【0049】(4) 前記輪郭強調量設定手段を、前記
内視鏡画像の信号処理を行う画像処理手段を有するカメ
ラコントロールユニットのフロントパネルに設けたこと
を特徴とする付記3に記載の内視鏡撮像装置。
【0050】(5) 前記輪郭強調量設定手段を、前記
内視鏡画像の信号処理を行う画像処理手段を有するカメ
ラコントロールユニットのリアパネルに設けたことを特
徴とする付記3に記載の内視鏡撮像装置。
【0051】(6) 前記輪郭強調量設定手段を内視鏡
本体に設けたことを特徴とする付記3に記載の内視鏡撮
像装置。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
チレンブルー色素散布時の画像においても、観察画像の
輪郭をより鮮明に表示でき、診断性能を向上させること
が可能な内視鏡撮像装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の内視鏡撮像装置の全体構成を示す構
成説明図
【図2】自動調光信号のゲイン切り換え回路を含む光量
制御手段の構成を示す構成説明図
【図3】ゲイン切り換え回路の構成を示す回路図
【図4】輪郭強調手段を含む画像処理部の構成を示すブ
ロック図
【図5】内視鏡画像の色相を説明するための特性図
【符号の説明】
10…内視鏡本体 12…カメラコントロールユニット(CCU) 14…RGB/NTSCモニタ 22…光源ユニット 30…固体撮像素子 56-1,56-2,56-3…メモリ回路(フレームメモリ) 74…NTSCエンコーダ 92…ランプ 94…絞り板 100…ガルバノモータ 136-1 ,136-2 ,136-3 …輪郭強調回路 150,151…CPU 152…ゲイン切り換え回路 153…マトリクス回路 154…色相検出部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/04 H04N 9/04 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段により撮像した内視鏡画像の輪
    郭を強調する輪郭強調手段を有する内視鏡撮像装置にお
    いて、 前記輪郭強調手段における青(B)信号成分の輪郭強調
    量を緑(G)及び赤(R)信号成分の輪郭強調量よりも
    強くする輪郭強調量制御手段を設けたことを特徴とする
    内視鏡撮像装置。
JP7104114A 1995-04-27 1995-04-27 内視鏡撮像装置 Pending JPH08307890A (ja)

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