JPH08307879A - 動きベクトル検出装置 - Google Patents

動きベクトル検出装置

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JPH08307879A
JPH08307879A JP12925795A JP12925795A JPH08307879A JP H08307879 A JPH08307879 A JP H08307879A JP 12925795 A JP12925795 A JP 12925795A JP 12925795 A JP12925795 A JP 12925795A JP H08307879 A JPH08307879 A JP H08307879A
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JP
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motion vector
block
label
signal
blocks
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Application number
JP12925795A
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English (en)
Inventor
Koutarou Hirano
晃太朗 平野
Toshihiro Ueda
智弘 上田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動きベクトル検出の計算回数を削減し、検出
される動きベクトルの向きを局所的に揃える。 【構成】 ブロックにラベリングを行い、該ラベリング
の順に動きベクトルを算出するブロックの順序を指定す
る手段と、算出された動きベクトルを1フィールドまた
は1フレーム分記憶する手段と、該ラベリングにより生
成されたラベル信号12と、記憶された該動きベクトル
とを用いて、ベクトル探索範囲13を狭める手段と、指
定されるブロックの動きベクトルを算出する手段とを有
し、動きベクトルを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像信号圧縮技術に
おける動き補償のベクトル検出装置および動きベクトル
検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の動きベクトル検出装置の
構成図である。図において、1はこれから符号化を行う
ため動きベクトル検出を行う画像つまり検出画像91の
ディジタル信号である検出画像信号、2は該検出画像信
号1で表される検出画像91の動きベクトル検出を行う
ために参照する画像つまり参照画像92のディジタル信
号である参照画像信号、3は全数探索において探索する
ベクトルを与える動きベクトル定義域信号、41はこれ
から動きベクトル検出を行うブロックつまり検出ブロッ
ク81の座標を与える信号、すなわち、ブロック順序生
成回路501からの出力信号である検出ブロック座標信
号、42は従来例による動きベクトル検出装置の出力で
ある動きベクトル信号Dである。
【0003】また、101はこれから符号化を行うため
動きベクトル検出を行う画像つまり検出画像91のディ
ジタル信号である検出画像信号1を入力するための検出
画像信号入力端子、102は該検出画像91の動きベク
トル検出を行うために参照する画像つまり参照画像92
のディジタル信号である参照画像信号2を入力するため
の参照画像信号入力端子、501はブロックの配置順に
検出ブロック81のブロック座標を表す検出ブロック座
標信号41を生成するブロック順序生成回路、502は
パターンマッチング法によって該検出ブロック座標信号
41で表される位置のブロックつまり検出ブロック81
の動きベクトルを算出し動きベクトル信号D42を出力
する動きベクトル算出回路B、107は検出した動きベ
クトルを出力する出力端子、108は動きベクトル定義
域信号3を入力するための動きベクトル定義域信号入力
端子である。
【0004】ここで取り扱う画像の構造の説明図を図1
1に示す。71はp画素×Lライン(p,Lは正整数)
で構成されたディジタル画像、72は第x画素、第yラ
インに位置する、すなわち、画素座標(x,y)に位置
する画素(x,y)、73は画素74、画素75、画素
76、画素77を4頂点とするm画素×nラインで構成
されたブロック、すなわち、ブロック座標[i,j]に
位置するブロック[i,j]、74は該ブロックの4頂
点の画素の一つである画素(m×i,n×j)、75は
該ブロックの4頂点の画素の一つである画素(m×i,
n×j+n−1)、76は該ブロックの4頂点の画素の
一つである画素(m×i+m−1,n×j+n−1)、
77は該ブロックの4頂点の画素の一つである画素(m
×i+m−1,n×j)である。
【0005】このとき、m,nはそれぞれ、pの正の約
数,Lの正の約数であり、x,y,i,jはそれぞれ、
0≦x≦p−1,0≦y≦n−1,0≦i≦p/m−
1,0≦j≦L/n−1を満たす範囲の整数値をとる変
数である。また、ブロックの位置を表すブロック座標は
括弧[]で表し、画素の位置を表す画素座標は括弧()
で表す。
【0006】パターンマッチング法の説明図を図12に
示す。91はこれから符号化を行うため動きベクトル検
出を行うディジタル画像である検出画像、92は該検出
画像91の動きベクトル検出を行うために参照するディ
ジタル画像である参照画像、81は検出画像91上にあ
り、これから動きベクトル検出を行うブロックである検
出ブロック、82は参照画像92上にあり、該検出ブロ
ック81と同位置にあるブロックである対応ブロック、
83は該対応ブロック82の位置をh画素,vライン平
行移動した位置にあるブロックである参照ブロック、8
4は画素単位でのベクトル<h,v>(h,vは整数)
である。
【0007】検出画像信号1で与えられるディジタル画
像である検出画像91と、参照画像信号1で与えられる
ディジタル画像である参照画像92とは、ディジタル画
像71と同じ構造をしている。また、検出ブロック81
と、参照ブロック82と、対応ブロックは83とは、ブ
ロック73のようにm画素×nラインで構成されてい
る。
【0008】次に、全数探索による動きベクトル検出装
置の動作について説明を行う。図10において、検出画
像信号入力端子101は、検出画像91のディジタル画
像信号である検出画像信号1を動きベクトル算出回路B
502へ入力するための端子、参照画像信号入力端子1
02は、参照画像92のディジタル画像信号である参照
画像信号2を動きベクトル算出回路B502へ入力する
ための端子である。
【0009】この検出画像信号1で与えられる検出画像
91と、参照画像信号2で与えられる参照画像92と
は、図11のディジタル画像71のように、p画素×L
ライン(p,Lは正整数)で構成されている。
【0010】ブロック順序生成回路501は、図13の
ような画像信号のブロックの配置順に、すなわち、
[0,0],[1,0],[2,0],...,[p/
m−1,0],[0,1],[1,1],[2,
1],...,[p/m−1,1],...,[0,L
/n−1],[1,L/n−1],[2,L/n−
1],...,[p/m−1,L/n−1]の順に検出
ブロック座標[i,j](i=0,1,...,p/m
−1,j=0,1,...,L/n−1)を検出ブロッ
ク座標信号41として生成し、動きベクトル算出回路B
502に入力する。
【0011】生成される検出ブロック座標[i,j]
は、検出画像91を構成する全てのブロックのブロック
座標を示すことが可能である。生成された検出ブロック
座標信号41は、検出画像信号1と参照画像信号2と次
に説明する動きベクトル定義域信号3とともに、動きベ
クトル算出回路B502に順次入力される。
【0012】検出画像信号1と、参照画像信号2と、検
出ブロック座標信号41とともに動きベクトル算出回路
B502に入力される該動きベクトル定義域信号3は、
例えば、図14で表される範囲内の各ベクトル、すなわ
ち、ベクトル<h,v>84(h,v=0,±1,±
2,...,±16)を与える信号である。該動きベク
トル定義域信号3は、検出ブロック座標信号41に依ら
ない。以下、成分が画素であるベクトルを括弧<>で表
す。
【0013】該動きベクトル定義域信号3によって指定
されるベクトル<h,v>84の順序は、図14の矢印
の順序で、すなわち、<−16,−16>,<−15,
−16>,...,<16,−16>,<−16,−1
5>,<−15,−15>,...,<16,−15
>,...,<−16,16>,<−15,16
>,...,<16,16>という順序である。
【0014】該動きベクトル定義域信号3は、検出画像
信号1と、参照画像信号2と、検出ブロック座標信号4
1とともに動きベクトル算出回路B502に入力され
る。
【0015】動きベクトル算出回路B502は、検出画
像信号入力端子101からの検出画像信号1と、参照画
像信号入力端子102からの参照画像信号2と、ブロッ
ク順序生成回路501からの検出ブロック座標信号41
と、動きベクトル定義域3信号とを入力され、該検出ブ
ロック座標信号41で指定される検出ブロック81の動
きベクトルを以下の手順で計算し、動きベクトル信号D
42として出力する。
【0016】ブロック順序生成回路501から入力され
た検出ブロック座標信号41で与えられる各検出ブロッ
ク座標に対して、該検出ブロック座標の位置にある検出
画像1上のブロックを検出ブロック81とし、該検出ブ
ロック座標で与えられる位置の参照画像信号2上のブロ
ックを対応ブロック82とする。動きベクトル定義域信
号3によって、図14の順で指定される各ベクトル<
h,v>84に対して、参照画像信号2上で該対応ブロ
ック82の位置から該ベクトル<h,v>84だけ平行
移動した位置にあるブロックを参照ブロック83とす
る。
【0017】検出画像91上の画素のうち該検出ブロッ
クに含まれる画素(x,y)の画素値C(x,y)を検
出画像信号1から抽出する。参照画像92上の画素のう
ち該参照ブロックに含まれる画素(x,y)の画素値P
(x,y)を参照画像信号2から抽出する。例えば、検
出ブロック座標信号41で指定される検出ブロック座標
が[i,j]であるとき、抽出される画素は、C(x,
y),P(x+h,y+v)(x=m×i,m×i+
1,...,m×i+m−1,y=n×j,n×j+
1,...,n×j+n−1)である。
【0018】検出画像信号1から抽出された該検出ブロ
ック81内の画素の画素値と、参照画像信号2から抽出
された該参照ブロック83内の画素の画素値とを用い
て、該検出ブロック81と該参照ブロック83との予測
誤差Dを式(1)によって計算する。すなわち、ベクト
ル<h,v>84を検索する。
【0019】
【数1】
【0020】動きベクトル算出回路B502は、以上の
手順で動きベクトル定義域信号3で指定される全てのベ
クトル<h,v>84に対して式(1)によって予測誤
差Dを計算し、すなわち、ベクトル<h,v>84を探
索し、予測誤差Dが最小となるベクトル<h,v>84
を、動きベクトル検出装置の出力である動きベクトル信
号D42として出力する。
【0021】このように、上記の動きベクトル検出装置
においては、検出ブロック81を選ぶ順序、すなわち、
検出順序は、図13のようなブロックの配置の順序であ
った。また、予測誤差Dを計算するベクトル<h,v>
84の範囲、すなわち、動きベクトルの探索範囲は、ど
のブロックが検出ブロック81である場合も、動きベク
トル定義域信号3で指定される同一の範囲であり、該探
索範囲は検出ブロック81の周囲のブロックの動きベク
トルとは無関係であった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の全数探索法によ
る動きベクトル検出装置では、検出画像91のどのブロ
ックが検出ブロック81であるかとは無関係に、動きベ
クトル定義域信号で指定されるベクトル範囲内の、例え
ば、図14のような範囲内の全てのベクトル<h,v>
84を探索し、予測誤差Dを最小にするベクトル<h,
v>84を検出ブロック81の動きベクトルとした。
【0023】そのため、明らかに動きベクトルが存在し
ない範囲のベクトルについても予測誤差Dを計算するこ
とになり、動きベクトル検出に要する計算には無駄が多
くなって、最適な動きベクトルを求めるためには膨大な
計算が必要となる。従って、動きベクトル検出に要する
時間が長くなり、動きベクトル検出部の消費電力が増大
するという問題が生ずる。
【0024】特に、静止画領域を含め一様に動いている
領域については、該領域では動きベクトルがほぼ同一で
あるにもかかわらず、該領域の全てのブロックに対し
て、同一範囲のベクトル<h,v>84を探索するの
は、冗長であると言える。
【0025】また、該領域の全てのブロックに対して、
同一範囲のベクトル<h,v>84を探索するので、互
いに近い位置にあるブロックの動きベクトル検出に相関
がなく、検出された動きベクトルD42の向きは揃いに
くくなる。これは、デコード時に誤り修正をするために
は不都合である。
【0026】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、その目的とするところは、検出画
像91のブロックのうちいくつかのブロックを検出ブロ
ック81としたときにのみ、動きベクトル定義域信号3
で指定されるベクトル<h,v>84を探索し、検出画
像91の全数探索を行う該ブロック(全数探索ブロッ
ク)以外のブロックを検出ブロック81としたときは、
該検出ブロック81と、全数探索ブロックとの距離に応
じて付けられたラベルと、該全数探索ブロックで検出さ
れた動きベクトルとに応じて、動きベクトル定義域信号
3で指定するベクトルのうち幾つかを、動きベクトル探
索範囲信号13によって指定することにより、動きベク
トル検出の計算回数を削減することにある。
【0027】また、全数探索ブロック以外のブロックの
動きベクトル探索範囲信号13で指定されるベクトル範
囲の中心を、該全数探索ブロックのうち既に検出したブ
ロックの動きベクトルを用いて算出することにより、局
所的に動きベクトルの向きを揃えることにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
動きベクトル検出装置は、ブロックにラベリングを行
い、該ラベリングの順に動きベクトルを算出するブロッ
クの順序を指定する手段と、指定されるブロックの動き
ベクトルを算出する手段と、算出された動きベクトルを
1フィールドまたは1フレーム分記憶する手段として構
成するものである。
【0029】また、本発明の請求項2に係る動きベクト
ル検出装置は、各ラベルの値を順次生成し、該各ラベル
の値に対応するブロック位置のいくつかを代表位置とし
て生成する手段と、該代表位置を用いて該各ラベルの値
でラベリングされるブロックの位置を動きベクトル算出
順に生成する手段として構成するものである。
【0030】また、本発明の請求項3に係る動きベクト
ル検出装置は、各ラベルの値を順次生成し、該各ラベル
の値に対応するブロック位置のいくつかを代表位置とし
て生成する手段と、該代表位置を用いて該各ラベルの値
でラベリングされるブロックの位置を動きベクトル算出
順に生成する手段と、該ラベルの値によって動きベクト
ル探索範囲の広さを決定する手段として構成するもので
ある。
【0031】また、本発明の請求項4に係る動きベクト
ル検出装置は、各ラベルの値を順次生成し、該各ラベル
の値に対応するブロック位置のいくつかを代表位置とし
て生成する手段と、該代表位置を用いて該各ラベルの値
でラベリングされるブロックの位置を動きベクトル算出
順に生成する手段と、該ラベルの値によって動きベクト
ル探索範囲の広さを決定する手段として構成するもので
ある。
【0032】また、本発明の請求項5に係る動きベクト
ル検出装置は、各ラベルの値を順次生成し、該各ラベル
の値に対応するブロック位置のいくつかを代表位置とし
て生成する手段と、該代表位置を用いて該各ラベルの値
でラベリングされるブロックの位置を動きベクトル算出
順に生成する手段と、ラベル=0でラベリングされたブ
ロックで算出された動きベクトルを用いて、他のラベル
でラベリングされたブロックの動きベクトル探索範囲の
中心位置を決定する手段として構成する。
【0033】
【作用】本発明の請求項1に係る動きベクトル検出装置
においては、ブロックにラベリングすることにより、該
ラベリングによるラベルを用いて動きベクトルを算出す
る順序を変更する。
【0034】また、本発明の請求項2に係る動きベクト
ル検出装置においては、ブロックにラベリングし、ブロ
ックを識別する。
【0035】また、本発明の請求項3に係る動きベクト
ル検出装置においては、ブロックにラベリングし、ま
た、同一ラベリングされたブロックでは、そのブロック
の動きベクトル探索範囲の広さが同一であると定める。
【0036】また、本発明の請求項4に係る動きベクト
ル検出装置においては、ブロックにラベリングすること
ができ、また、同一ラベリングされたブロックでは、そ
のブロックの動きベクトル探索範囲の広さが同一である
と定める。さらに、ラベルと動きベクトル探索範囲の縮
小の程度との関係を定め、該関係によって、0以外のラ
ベル信号12でラベリングされたブロックの動きベクト
ル探索範囲13を狭める。
【0037】また、本発明の請求項5に係る動きベクト
ル検出装置においては、ブロックにラベリングすること
ができ、また、該ラベリングによりラベル=0でラベリ
ングされたブロックで算出された動きベクトルを用い
て、他のラベルでラベリングされたブロックの動きベク
トル探索範囲の中心を決定し、動きベクトルの誤検出を
抑える。
【0038】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を説明す
る。データ構造に関しては、図11のディジタル画像信
号71と、図12の検出画像91と参照画像92とは、
従来と同じである。
【0039】図1は本発明の一実施例である動きベクト
ル検出装置の構成図である。図において、103はブロ
ックを識別し、ブロックの動きベクトル検出順序を決定
するために、該検出画像信号1の全てのブロックにラベ
リングを行い、該ラベリングによるラベルに基づいて決
定した順序であるブロックの動きベクトル検出順序に従
って、検出ブロック81の座標を指定する検出ブロック
座標信号11と、該検出ブロック座標信号11で指定さ
れる位置にあるブロックのラベルを指定するラベル信号
12とを生成する検出順序生成回路である。
【0040】104は検出順序生成回路103より入力
された検出ブロック座標信号11によって指定される次
に動きベクトル検出を行うブロック、すなわち、検出ブ
ロック81の動きベクトル検出を行うために探索するベ
クトル<h,v>84の範囲を指定する動きベクトル探
索範囲信号13を生成する探索範囲生成回路、105は
該検出ブロック81の動きベクトルを算出し、動きベク
トル信号B14を出力する動きベクトル算出回路A、1
06は該動きベクトル信号B14で与えられる動きベク
トルを記憶し、記憶した動きベクトルを動きベクトル信
号C15として探索範囲生成回路104に出力する動き
ベクトル記憶装置、107は検出された動きベクトルを
出力する出力端子である。
【0041】4は本発明による動きベクトル検出装置の
出力である動きベクトル信号A、11は検出順序生成回
路103の出力であり、検出ブロック81を指定する検
出ブロック座標信号、12は検出ブロック81のラベル
を指定するラベル信号、13は動きベクトル算出回路A
105において探索するベクトル<h,v>84を指定
する動きベクトル探索範囲信号、14は動きベクトル算
出回路A105の出力である動きベクトル信号B、15
は平均ベクトル信号で与えられるベクトルの計算のため
に探索範囲生成回路104で用いられる動きベクトル信
号Cである。
【0042】図1において、検出画像信号入力端子10
1、参照画像信号入力端子102、出力端子107、動
きベクトル定義域信号入力端子108は従来例と同じで
ある。動きベクトル算出回路A105は、動きベクトル
算出回路B502における動きベクトル定義域信号3の
代わりに動きベクトル探索範囲信号13が入力され、検
出ブロック81の座標の入力順序が該動きベクトル算出
回路B502と異なるが、同じ入力信号に対する出力信
号は動きベクトル算出回路A105と動きベクル算出回
路B502とでは同じである。
【0043】図2は図1における検出順序生成回路10
3の構成図である。図において、21はラベル信号12
で指定されるラベルによってラベリングされるブロック
のうち代表的なブロックのブロック座標である基準座標
を指定する基準座標信号である。
【0044】201はラベル信号12を生成し、該ラベ
ル信号12に対応する基準座標信号21を生成するラベ
ル生成回路、202は該ラベル信号12に対応する基準
座標信号21で指定される基準座標をもとに、該ラベル
信号12で指定されるラベルでラベリングされるブロッ
ク全てのブロック座標を検出順に検出ブロック座標信号
11として出力するブロック座標生成回路である。
【0045】図3は図1における探索範囲生成回路10
4の構成図である。図において、301は検出ブロック
信号11で指定される検出ブロック81の付近の既に検
出したブロックの動きベクトルの平均ベクトルを計算
し、平均ベクトル信号31として出力する平均ベクトル
計算回路、302はラベル信号12から探索するベクト
ルの広さを決定する拡大率を計算し、拡大率信号32と
して出力する拡大率計算回路、303は該平均ベクトル
信号31、該拡大率信号32とを用いて動きベクトル探
索範囲13を生成する合成回路である。
【0046】31は動きベクトル探索範囲13の中心を
与える平均ベクトル信号を、32は該動きベクトル探索
範囲13の広さを与える拡大率信号である。
【0047】次に、動作について説明する。図1におい
て、検出順序生成回路103は、ブロックの検出順に検
出ブロック81の位置を示す検出ブロック座標信号11
と、該検出ブロック81のラベル信号12を生成する。
図2のように、検出順序生成回路103は、ラベル生成
回路201と、ブロック座標生成回路202とによって
構成される。検出順序生成回路103において、ラベル
生成回路201は以下のような手順で、検出画像信号1
の全てのブロックにラベルを付ける。
【0048】図4はラベリング方法の説明図であり、図
のように、例えば、ブロック[4,7]を原点ブロック
とし、{2,0},{0,4}を基本ベクトルV1,V
2とする。原点ブロックに基本ベクトルV1,V2を有
限個加算して得られるブロックのラベル信号12を0と
する。すなわち、 [4、 7] [2、 7]=[4、7]− {2、0} [4、 3]=[4、7] − {0、4} [6、 7]=[4、7]+ {2、0} [8、 7]=[4、7]+2{2、0} [4、11]=[4、7] + {0、4} [4、15]=[4、7] +2{0、4} [6、11]=[4、7]+ {2、0}+ {0、4} などが、ラベル信号12が0のブロック座標となる。こ
こで、ブロック座標系でのベクトルを括弧{}で表記す
る。ラベルによってブロックを識別し、動きベクトル検
出を行うブロックの順序を決定する。
【0049】ブロック間の距離をブロック座標の成分の
差の絶対値の和として、ラベルが0以外の全てのブロッ
クについて、ラベル距離d、すなわち、最も近いラベル
が0のブロックとの距離を計算する。ラベルが0以外の
ブロックのラベルを、ラベル距離dが大きいものから順
に、1,2,3,...とする。例えば、[3,5],
[5,5],[3,9],...などのブロックのラベ
ルを1、[3,4],[2,5],[4,5],...
などのラベルを2、[4,4],[2,6],[4,
6],...などのラベルを3とする。このようにここ
では簡単のため、ラベルを、0,1,2,3の4つとす
る。
【0050】ラベル生成回路201は、各ラベル信号1
2で指定されるラベルの値0、1、2、3を生成し、ラ
ベル信号12として出力するとともに、各ラベルの値に
対応する基準座標を生成し、基準座標信号21として出
力する。ここで、あるラベルの値に対応する基準座標
は、以下の条件を満たすブロック座標(一つとは限らな
い)である。
【0051】(1) 任意の基準座標は、ラベルが同じ他の
基準座標と、有限個の基本ベクトルV1,V2の和とで
表せない。 (2) 任意のブロックの座標は、該ブロックとラベルが同
じ基準座標のうち一つと、有限個の基本ベクトルV1,
V2の和とで表される。
【0052】図4では、例えば、ラベル=0に対応する
基準座標を[4,7]、ラベル=1に対応する基準座標
を[5,9]、ラベル=2に対応する基準座標を[5,
8],[4,9],[5,10]、ラベル=3に対応す
基準座標を[5,7],[4,8],[4,10]とす
る。該基準座標21は、図4の太線内のブロック座標で
ある。
【0053】上記の手順でラベル生成回路201におい
て生成されたラベル信号12は、ブロック座標生成回路
202と、探索範囲生成回路104とに入力され、基準
座標21は、ブロック座標生成回路202に入力され
る。
【0054】検出順序生成回路103内のブロック座標
生成回路202は、ラベル生成回路201から入力され
た該基準座標信号21で指定される基準座標の1つ1つ
に対して、ラベルが0のブロックを決めるのと同様に、
該基準座標に基準ベクトルV1,V2を有限個加算して
得られる座標を検出ブロック座標信号11として、探索
範囲生成回路104へと動きベクトル算出回路A105
へとに出力する。
【0055】探索範囲生成回路104は、検出順序生成
回路103からの検出ブロック座標信号11およびラベ
ル信号12と、全数探索ブロックのベクトル探索範囲を
指定する動きベクトル定義域信号3と、動きベクトル記
憶装置106からの既に検出したブロックの動きベクト
ルである動きベクトル信号C15とを入力とし、該検出
ブロック座標信号11で指定されるブロック、すなわ
ち、検出ブロック81に対して、ベクトル<h,v>8
4を探索する範囲を指定する動きベクトル探索範囲信号
13を生成し、該動きベクトル探索範囲信号13を動き
ベクトル算出回路A105に出力する。
【0056】図3のように探索範囲生成回路104は、
平均ベクトル計算回路301と、拡大率計算回路302
と、合成回路303とから構成される。平均ベクトル計
算回路301は、検出順序生成回路103からのラベル
信号12および検出ブロック座標信号11と、動きベク
トル記憶回路106からの既に検出したブロックの動き
ベクトルである動きベクトル信号C15とによって、平
均ベクトルを計算し、平均ベクトル信号31として合成
回路303に出力する。
【0057】拡大率計算回路302は、該ラベル信号1
2から拡大率(≦1)を計算し、拡大率信号32として
合成回路303に出力する。合成回路303は、該平均
ベクトルと、該拡大率と、動きベクトル定義域信号3で
指定されるベクトル範囲とから、動きベクトル探索範囲
を計算し、動きベクトル探索範囲13として動きベクト
ル算出回路A105に出力する。拡大率を1以下の正数
とすることにより、探索するベクトル範囲を従来より狭
くし、計算回数を削減する。
【0058】平均ベクトル計算回路301は、入力され
た検出ブロック15のラベル信号12で指定されるラベ
ルが0のとき、ベクトル<0,0>を平均ベクトル信号
31として、合成回路303に出力する。入力されたラ
ベル信号12で指定されるラベルが0以外のとき、検出
ブロック81に最も近いラベルが0のブロックの動きベ
クトルを平均し、平均ベクトル信号C31とする(注:
ラベルが0以外のブロックが検出されている段階では、
ラベルが0のブロックは全て検出し終わっている)。
【0059】拡大率計算回路302は、入力された検出
ブロック81のラベル信号12で指定されるラベルが0
のとき、拡大率32を1とする。ラベル信号12で指定
されるラベルが0以外のとき、ラベルが小さいものほど
大きい1以下の正数を拡大率信号32とする。例えば、
ラベルが1のブロックに対して拡大率を0.5、ラベル
が2のブロックに対して0.25、ラベルが3のブロッ
クに対して0.125とする。
【0060】合成回路303は、まず、動きベクトル定
義域信号3で指定される各ベクトルに拡大率信号32で
指定される拡大率(1以下の正数)を乗ずる。拡大率を
乗じた該各ベクトルに平均ベクトル信号31で指定され
た平均ベクトルを加算する。加算して得られた個々のベ
クトルのうち、水平成分、垂直成分を整数値にまるめた
結果、動きベクトル定義域信号3に指定されたベクトル
範囲に含まれるベクトルを動きベクトル探索範囲信号1
3として、動きベクトル算出回路A105に出力する。
【0061】動きベクトル算出回路A105は、検出順
序生成回路103からの検出ブロック座標信号11と、
動きベクトル探索範囲信号13と、検出画像信号入力端
子101からの検出画像信号1と、参照画像信号入力端
子102からの参照画像信号2とを入力され、該検出ブ
ロック座標信号11で指定される検出ブロック81の動
きベクトルを動きベクトル信号B14として動きベクト
ル記憶装置106に出力する。
【0062】この時、動きベクトル定義域信号3を入力
するのではなく、動きベクトル探索範囲信号13を入力
する、すなわち、動きベクトル定義域信号3で指定され
た全てのベクトルに対して予測誤差Dを計算するのでは
なく、動きベクトル探索範囲13で指定されたベクトル
に限定して予測誤差を計算する。
【0063】上述したように動きベクトル探索範囲信号
13で指定されるベクトルの個数が動きベクトル定義域
で指定されるベクトルの個数以下になり、該探索範囲1
3は狭くなるので、計算回数が減少する。また、該探索
範囲13は必要な部分だけに限定される。
【0064】動きベクトル記憶回路106は、検出画像
91の既に検出したブロックの動きベクトルである動き
ベクトル信号B14を記憶し、平均ベクトルを計算する
ために既に検出した該ブロックのうちラベルが0のブロ
ックの動きベクトルである動きベクトル信号C15を平
均ベクトル計算回路301に出力し、記憶した該動きベ
クトル信号B14を動きベクトル検出装置の出力である
動きベクトル信号A4として出力端子107を通して出
力する。
【0065】このように構成することで、動きベクトル
A4の誤検出を抑えつつ、動きベクトル検出の計算回数
を削減することができる。
【0066】本実施例では、平均ベクトルを求めるため
に既に探索したラベルが0のブロックのみを用いたが、
既に探索したブロックであればラベルが0でないブロッ
クを用いてもよい。
【0067】本実施例では、0,1,2,3の4つのラ
ベルで、図4のようにラベリングを行ったが、ラベルの
個数は4つでなくてもよし、基本ベクトルV1とV2が
直交していなくてもよい。また、該ラベリングの仕方
は、フレーム毎に変えても良いし、固定してもよい。
【0068】本実施例では、ブロック間の距離をブロッ
ク座標の成分の差の絶対値和として定義したが、ブロッ
クと該ブロック自身との距離を0、異なるブロック間の
距離を1と定義してもよい。例えば、図5はラベリング
方法の他の実施例を示す説明図であり、図のように斜線
のブロック(水平方向M個、垂直方向にN個に一個)の
ラベル信号12を0とし、その他のブロックのラベル信
号12は全て1としてもよい。この場合、図4におい
て、V1={M,0},V2={0,N}となる。
【0069】図14で示した動きベクトル定義域信号3
で指定されるベクトルと、図5のラベリング方法(M=
N=2)とを採用し、従来例、本発明を用いたMPEG
2(Moving Picture Experts
Group)によるシミュレーション結果を図6、図
7、図8、図9に示す。原画像信号は4:2:2フォー
マットの沖縄の踊りの150フレーム(1/30秒間
隔)、ブロックサイズは16画素×16ライン、画像の
まとまりであるGOP(Group Of Pictu
re)はBBIBBPBBPBBPBBP、ビットレー
トは5Mbpsである。ここで、IはIピクチャ(フレ
ーム内予測符号化画像)、PはPピクチャ(順方向予測
符号化画像)、BはBピクチャ(双方向予測符号化画
像)である。
【0070】図6は探索するベクトルの個数と平均信号
対雑音比(SNR)の関係図である。横軸は従来例で探
索するベクトルの個数を100%としたときのベクトル
の個数、縦軸は平均信号対雑音比である。該図中の16
×16は従来例による結果、2×2、4×4、8×8は
ラベル信号12が1のブロックの拡大率がそれぞれ、
0.125、0.25、0.5の場合の実施例による結
果である。0.7dB程のSNRの低下で、計算量が大
きく削減されている。
【0071】図7は動きベクトル信号D42で表される
動きベクトルを示す図であり、シーケンスで最初のPピ
クチャにおいて従来例による動きベクトル検出装置によ
って検出された動きベクトルを示している。図8は動き
ベクトル信号A4で表される動きベクトルを示す図であ
り、シーケンスで最初のPピクチャにおいて実施例によ
る動きベクトル検出装置によって検出された動きベクト
ルを示している。図8の動きベクトルは、2×2のとき
の動きベクトルである。
【0072】図7、図8ともに矢印は、該矢印の始点に
位置するブロックで検出された動きベクトルを意味す
る。矢印の向きは動きベクトルの方向を示し、長さはそ
の大きさを示している。また、水平方向は画像の水平方
向と一致し、垂直方向は画像の垂直方向と一致する。
【0073】図9は図7、図8において動きベクトルが
検出されたブロックの位置を表す図(写真)である。図
において太線で示された該範囲は、原画像では、エッジ
である袖が画面左上から画面右下へ移動していく部分で
ある。
【0074】図7のように従来例による動きベクトル検
出装置によって検出された動きベクトルは向きのばらつ
きが激しいが、図8のように実施例による動きベクトル
検出装置によって検出された動きベクトルは向きのばら
つきが小さい。
【0075】このように本発明により、動きベクトルの
誤検出を抑えつつ、動きベクトル検出の計算回数を削減
することができる。また、ラベル=0でラベリングされ
たブロックで算出された動きベクトルを用いることによ
り、算出される動きベクトルの向きを局所的にそろえる
ことができる。
【0076】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の動きベクトル検
出装置によれば、ブロックにラベリングすることによ
り、該ラベリングによるラベルを用いて動きベクトルを
算出する順序を変更することができる。
【0077】また、本発明の請求項2記載の動きベクト
ル検出装置によれば、ブロックにラベリングし、ブロッ
クを識別することができる。
【0078】また、本発明の請求項3記載の動きベクト
ル検出装置によれば、ブロックにラベリングし、また、
同一ラベリングされたブロックでは、そのブロックの動
きベクトル探索範囲の広さが同一であると定めることが
できる。
【0079】また、本発明の請求項4記載の動きベクト
ル検出装置によれば、ブロックにラベリングすることが
でき、また、同一ラベリングされたブロックでは、その
ブロックの動きベクトル探索範囲の広さが同一であると
定めることができる。さらに、ラベルと動きベクトル探
索範囲の縮小の程度との関係を定め、該関係によって、
0以外のラベル信号でラベリングされたブロックの動き
ベクトル探索範囲を狭めることができる。
【0080】また、本発明の請求項5記載の動きベクト
ル検出装置によれば、ブロックにラベリングすることが
でき、また、該ラベリングによりラベル=0でラベリン
グされたブロックで算出された動きベクトルを用いて、
他のラベルでラベリングされたブロックの動きベクトル
探索範囲の中心を決定し、動きベクトルの誤検出を抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による動きベクトル検出装
置の構成図である。
【図2】 図1における検出順序生成回路の構成図であ
る。
【図3】 図1における探索範囲生成回路の構成図であ
る。
【図4】 ラベリング方法の説明図である。
【図5】 ラベリング方法の他の実施例を示す説明図で
ある。
【図6】 探索するベクトルの個数と平均信号対雑音比
の関係図である。
【図7】 動きベクトル信号D42で表される動きベク
トルを示す図である。
【図8】 動きベクトル信号A4で表される動きベクト
ルでを示す図である。
【図9】 図7、図8において動きベクトルが検出され
たブロックの位置を表す写真である。
【図10】 従来の動きベクトル検出装置の構成図であ
る。
【図11】 ディジタル画像信号の説明図である。
【図12】 パターンマッチング法の説明図である。
【図13】 ブロック順序の説明図である。
【図14】 動きベクトル定義域信号で指定されるベク
トル範囲の説明図である。
【符号の説明】
1 検出画像信号、2 参照画像信号、3 動きベクト
ル定義域信号、4 動きベクトル信号A、11 検出ブ
ロック座標信号、12 ラベル信号、13 動きベクト
ル探索範囲信号、14 動きベクトル信号B、15 動
きベクトル信号C、21 基準座標信号、31 平均ベ
クトル信号、32 拡大率信号、41検出ブロック座標
信号、42 動きベクトル信号D、71 ディジタル画
像信号、72 画素(x,y)、73 ブロック[i,
j]、74 画素(m×i,n×j)、75 画素(m
×i,n×j+n−1)、76 画素(m×i+m−
1,n×j+n−1)、77 画素(m×i+m−1,
n×j)、81 検出ブロック、82 対応ブロック、
83 参照ブロック、84 ベクトル<h,v>、91
検出画像、92 参照画像。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】図9は図7、図8において動きベクトルが
検出されたブロックの位置を太枠で表す図である。図に
おいて太線で示された該範囲は、原画像では、エッジで
ある袖が画面左上から画面右下へ移動していく部分であ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】 図7、図8において動きベクトルが検出され
たブロックの位置を太枠で表す図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル化された画像信号をフィール
    ドまたはフレーム内で予め定めた大きさのブロック(m
    画素×nライン:m、nは任意の正整数)に分割し、該
    フィールドまたはフレームより時間的に過去または未来
    のフィールドまたはフレームとの間で、該ブロック単位
    で動きベクトルを算出し、該動きベクトルを使用して動
    き補償予測を行い、符号化を行う高能率符号化装置にお
    いて、ブロックを識別し動きベクトルを算出するため、
    該ブロックにラベリングを行うラベル生成回路と、該ブ
    ロックの動きベクトルを検出するために該ブロックの動
    きベクトル算出順序を指定する検出順序生成回路と、指
    定されるブロックの動きベクトルを算出する動きベクト
    ル算出回路と、算出された動きベクトルを1フィールド
    または1フレーム分記憶する記憶回路とを有し、該検出
    順序生成回路が、上記ラベル生成回路によってラベリン
    グされた順序でブロックの動きベクトル算出順序を指定
    することを特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 【請求項2】 整数の成分をもつV1、V2を基本ベク
    トルとし、請求項1記載の分割したブロックのうち、あ
    るブロックの代表点を座標系の原点とし、該原点とV
    1、V2とによってつくられる座標系の格子点に相当す
    るブロックを1つの同一ラベルでラベリングし、上記ラ
    ベリングされたブロックとの距離によって、残りのブロ
    ックのラベリングを行うことを特徴とする請求項1記載
    の動きベクトル検出装置。
  3. 【請求項3】 整数の成分をもつV1、V2を基本ベク
    トルとし、請求項1記載の分割したブロックのうち、あ
    るブロックの代表点を座標系の原点とし、該原点とV
    1、V2とによってつくられる座標系の格子点に相当す
    るブロックを1つの同一ラベルでラベリングし、上記ラ
    ベリングされたブロックとの距離によって、残りのブロ
    ックのラベリング(ラベル=1、2、...s:sは1
    以上の整数)を行い、同一ラベリングされたブロックで
    は、そのブロックの動きベクトル探索範囲の広さを同一
    とすることを特徴とする請求項1記載の動きベクトル検
    出装置。
  4. 【請求項4】 整数の成分をもつV1、V2を基本ベク
    トルとし、請求項1記載の分割したブロックのうち、あ
    るブロックの代表点を座標系の原点とし、該原点とV
    1、V2とによってつくられる座標系の格子点に相当す
    るブロックを1つの同一ラベルでラベリングし、上記ラ
    ベリングされたブロックとの距離によって、残りのブロ
    ックのラベリング(ラベル=1、2、...s:sは1
    以上の整数)を行い、同一ラベリングされたブロックで
    は、そのブロックの動きベクトル探索範囲の広さを同一
    とし、ラベルが0のブロックの動きベクトル探索範囲が
    最も大きく、他のラベルのブロックでは、ラベルが0の
    ブロックからの距離が最も小さいラベルのブロックの動
    きベクトル探索範囲を最も小さくし、ラベルが0のブロ
    ックからの距離に比例して、動きベクトル探索範囲が大
    きくなることを特徴する請求項1記載の動きベクトル検
    出装置。
  5. 【請求項5】 整数の成分をもつV1、V2を基本ベク
    トルとし、請求項1記載の分割したブロックのうち、あ
    るブロックの代表点を座標系の原点とし、該原点とV
    1、V2とによってつくられる座標系の格子点に相当す
    るブロックを1つの同一ラベルでラベリングし、上記ラ
    ベリングされたブロックとの距離によって、残りのブロ
    ックのラベリング(ラベル=1、2、...s:sは1
    以上の整数)を行い、ラベル0でラベリングされたブロ
    ックで算出された動きベクトルを用いて、他のラベルで
    ラベリングされたブロックの動きベクトルを算出する請
    求項1記載の動きベクトル検出装置。
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